JP3536111B2 - ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料 - Google Patents

ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料

Info

Publication number
JP3536111B2
JP3536111B2 JP19623092A JP19623092A JP3536111B2 JP 3536111 B2 JP3536111 B2 JP 3536111B2 JP 19623092 A JP19623092 A JP 19623092A JP 19623092 A JP19623092 A JP 19623092A JP 3536111 B2 JP3536111 B2 JP 3536111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
various
plant
present
active oxygen
fragmentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19623092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0624937A (ja
Inventor
陽子 小井川
一博 末次
弘 田中
篤志 芝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naris Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Naris Cosmetics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Naris Cosmetics Co Ltd filed Critical Naris Cosmetics Co Ltd
Priority to JP19623092A priority Critical patent/JP3536111B2/ja
Publication of JPH0624937A publication Critical patent/JPH0624937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3536111B2 publication Critical patent/JP3536111B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ムコ多糖類断片化抑
制剤、活性酸素消去剤、抗酸化剤およびこれらを有効成
分として含有する化粧料に関するものである。特に、こ
の発明にかかる化粧料は皮膚等の老化防止化粧料の提供
を主たる目的とするものであるが、さらにはこの発明の
利用分野は前記化粧料の技術分野のみに止まるものでは
なく、医薬および食品等々の各種技術分野にも広く応用
できるものである。
【0002】
【従来の技術】人は酸素をエネルギーとして利用してい
る。酸素をエネルギーとして利用している限り、一部の
酸素は過酸化水素(H),スーパーオキサイド
(O ),ヒドロキシラジカル(OH)等の活性酸
素となり、この活性酸素は種々の老化・疾病の原因にな
ることが提唱されている。 そして、活性酸素の弊害を
除去するためにはスーパーオキサイドジムターゼ(SO
D)等の酵素により直接的に活性酸素を消去することが
できる。
【0003】ところで、人の皮膚は生体の最外層にある
ので、内因性の活性酸素や紫外線によって生ずる外因性
の活性酸素による酸化ストレスに絶えずさらされてい
る。皮膚の真皮内の主要成分であるヒアルロン酸で代表
されるムコ多糖類は、皮膚のハリを保つためには重要な
役割を果たしている。ムコ多糖類は、活性酸素および紫
外線によって断片化されて皮膚の老化に結びつくと言わ
れている。したがって、皮膚の真皮内に存在するムコ多
糖類の断片化を抑制することは、皮膚の老化にとって重
要である。
【0004】さらにまた、皮膚上に分泌される皮脂は皮
膚の外因性のストレスから防護するのに役立っている
が、この皮脂は紫外線などにより酸化され過酸化脂質と
なり、この過酸化脂質は皮膚に対する刺激となるうえ
に、細胞を攻撃して障害を与えたり、その他の種々の悪
影響の原因となって老化に関与するといわれている。し
たがって、過酸化脂質の生成を抑制することは、肌(皮
膚)の状態の悪化防止のみならず、生体自体の老化防止
に有効であると考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、各種植物
の抽出物群の中から、皮膚の老化抑制作用を有するも
のを検索するために,皮膚の主要構成成分であるムコ多
糖類の断片化抑制作用を有するものを検索すること、
各種老化等の悪影響の原因となる活性酸素(直接的)消
去作用を有するものを検索すること、活性酸素の存在
により間接的に生ずる物質(たとえば過酸化脂質など)
により老化等の悪影響の原因となるのを防止するものを
検索することをそれぞれ目的として研究した結果、前記
よりムコ多糖類断片化抑制作用・効果を有するもの、
前記より活性酸素消去作用を有するもの、前記より
抗酸化効果を有するものをそれぞれ新たに見出したこと
に基づいて完成された。
【0006】そこで、この発明は、天然物(植物)から
の抽出物群より得られた副作用が無く,安定で,しかも
安全なムコ多糖類断片化抑制剤、活性酸素消去剤、抗酸
化剤およびこれらを利用した化粧料(老化防止化粧料)
を提供することを目的とするとともに、この発明にかか
るムコ多糖類断片化抑制剤、活性酸素消去剤および抗酸
化剤の各有効成分は、化粧料の技術分野のみならず医薬
の技術分野並びに食品の技術分野にも広くその利用の途
を拓くものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、 リュウタン,キキョウ,ハイビス
カス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,
サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,薄荷
葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛
夷,半夏,当帰,桂皮,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,バ
ャクシ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄
柏,オウゴン,陳皮,ウコン,ゴシュユ,セイジ,オレ
ガノ,ローズマリー,ローレル,タラゴン,オニオン,
ナッツメグ,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛
子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハ
チク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタ
ケ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまた
は低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出
物群、およびL−システイン,グルタチオン,マンニト
ール,没食子酸,ソルビン酸カリウム,アセチルアセト
ン,トリエタノールアミン,タンニン酸,4−t−ブチ
ル−4’−メトキシ−ジベンゾメタン,2−ヒドロキシ
−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合
物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択され
た1種または2種以上を有効成分として含有することを
特徴とするムコ多糖類断片化抑制剤を構成する。
【0008】 ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄
精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サ
イコ,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,ブクリョウ,
甘草,シャクヤク,辛夷,半夏,当帰,桂皮,十薬,黄
連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノシ
ョウコ,麻黄,黄柏,杏仁,乾姜,タイソウ,オウゴ
ン,陳皮,ウコン,忍冬,キョウジツ,地黄,ガーリッ
ク,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロ
リ,タイム,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,メー
ス,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆
茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,
よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,イチ
ョウ,ひじき,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,
からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低
級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物
群、およびタンニン酸,2−ヒドロキシ−4−メチルベ
ンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか
一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2
種以上を有効成分として含有することを特徴とする活性
酸素消去剤を構成する。
【0009】 ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄
精,ウワウルシ,延命草,楊梅皮,葛根,センキュウ,
ソウジュツ,薄荷葉,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,
辛夷,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍
子,センブリ,ゲンノショウコ,黄柏,乾姜,オウゴ
ン,猪苓,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリ
ー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,ナッツメ
グ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛
子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハ
チク,よもぎ,アマチャズル,クマササ,クコ,ヤブソ
テツ,シイタケ,ひじき,わかめ,いぎす,こんぶ,あ
らめ,オニワカメ,青のり,からなる各植物より水若し
くは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により
抽出された各種植物抽出物群から選択された1種または
2種以上を有効成分として含有することを特徴とする抗
酸化剤を構成する。
【0010】 前記に記載のムコ多糖類断片化抑制
剤、前記に記載の活性酸素消去剤および前記に記載
の抗酸化剤からなる群より選択された1種または2種以
上を有効成分として含有することを特徴とする化粧料を
構成する。ことによりそれぞれの発明を構成することと
した。つぎに、各発明〜について詳細に説明する。
【0011】この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制
剤」,「活性酸素消去剤」,「抗酸化剤」および「化粧
料」は、植物の各種抽出物および各種化合物のいずれか
一方または両方のうちから選択された1種または2種以
上を有効成分として含有している。この植物の各種抽出
物は、各種植物から水,低級アルコールまたは低級アル
コール水溶液で抽出された抽出物をいう。この明細書に
おいていう「低級アルコール」とは、メタノール,エタ
ノール,プロパノールであり、水に任意の割合で混合し
得るアルコール類をいう。
【0012】この明細書の実施例において使用した供試
植物は、各植物の乾燥・粉末物をそれぞれ使用した。ま
た、この明細書の実施例においていう植物の低級アルコ
ールによる抽出液は、ソックスレー抽出器を用いて抽出
液を得た。水または低級アルコール水溶液による抽出液
は、所定量の供試料を所定量の水または低級アルコール
水溶液で所定の条件の下に浸出抽出して各抽出液を得
た。そして、植物の各種抽出物は、低級アルコール抽出
液についてはそれぞれ有機溶剤を留去して、また水抽出
液についてはそのまま凍結乾燥して、さらには低級アル
コール抽出液についてはその抽出液の低級アルコール分
を減圧濃縮した後凍結乾燥をして、それぞれの植物抽出
物を得た。
【0013】最初に、この発明にかかる「ムコ多糖類断
片化抑制剤」について説明する。この発明においていう
「ムコ多糖類」とは、中性ムコ多糖類および酸性ムコ多
糖類のすべてのムコ多糖類を含む概念をいい、特にヒト
に関するムコ多糖類すなわちヒアルロン酸,コンドロイ
チン,コンドロイチン4−硫酸,コンドロイチン6−硫
酸,デルマタン硫酸,ヘパラン硫酸,ペパリンおよびケ
ラタン硫酸Iおよびケラタン硫酸II等々を含まれるの
はいうまでもない。
【0014】この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制
剤」は、次の様な観点より産業上の利用性がある。つま
り、ヒトの皮膚の真皮内の主要構成成分であるムコ多糖
類(ヒアルロン酸等々)は、皮膚のハリの維持のために
重要な成分とされている。このムコ多糖類は、紫外線や
生体内で生ずる活性酸素により断片化され低分子化され
ることによって本来の機能を失うと考えられる。そこ
で、このムコ多糖類(ヒアルロン酸など)の断片化を防
止することは、ヒトの皮膚(肌)のシワの予防および皮
膚の老化防止に有効であると考えられる。さらにまた、
この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」は、医薬
の産業分野および食品の産業分野に利用の途を拓くこと
になる。
【0015】この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制
剤」における各種有効成分(植物の各種抽出物および各
種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択され
た1種または2種以上)の配合量(含有量)は、前記有
効成分の種類およびその組合せ並びにその使用目的,実
施態様,使用形態・使用回数等々に応じて変動させるこ
とができるので、特に限定されない。原則的には、有効
量存在すればよいことになるが、一般的にはムコ多糖類
断片化抑制剤の組成物に対して0.0001〜100重
量%、好ましくは1〜10重量%が利用できる。さらに
また、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物お
よび各種化合物)は1種類でも作用効果を発揮すること
ができるが、2種類以上の有効成分を適宜組み合わせて
利用することにより、優れた相乗効果を奏することがで
きる。もとより、この発明にかかる有効成分(植物の各
種抽出物および各種化合物のいずれか一方または両方の
うちから選択された1種または2種以上)は、公知の
「ムコ多糖類断片化抑制剤と併用するにより優れた相乗
効果を奏することもできる。
【0016】この発明にかかる各種植物抽出物および各
種化合物についてのムコ多糖類断片化抑制作用の測定
は、公知の方法によりおこなった。すなわち、活性酸
素(アスコルビン酸−鉄系)による断片化反応およびア
ルブミンとムコ多糖類との複合体形成反応を組合せるこ
とにより、紫外線(UV−A)によるムコ多糖類の断
片化反応およびアルブミンとムコ多糖類との複合体形成
反応を組合せることにより、それぞれ測定してそれぞれ
の有効成分の有無の検索をおこなった。表1は各植物の
水抽出物の測定結果を、表2は低級アルコール水溶液
(50%エタノール水溶液)抽出物の測定結果を、表3
は低級アルコール(99.9%エタノール)抽出物の測
定結果をそれぞれ示している。
【0017】発明者等は、前記表1,表2,表3におけ
る断片化抑制率が20%以上を示す植物抽出物または化
合物に対して、この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑
制剤」として利用できる植物抽出物および化合物である
と判定した。すなわち、植物の抽出物群としては、リュ
ウタン,キキョウ,ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,
黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,
サイコ,センキュウ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャ
クヤク,ヨクイニン,辛夷,半夏,当帰,桂皮,黄連,
牡丹皮,ゲンチアナ,ビャクシ,五倍子,センブリ,ゲ
ンノショウコ,麻黄,黄柏,オウゴン,陳皮,ウコン,
ゴシュユ,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレ
ル,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,クローブ,わさ
び,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の
葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,ク
コ,ヤブソテツ,シイタケ,からなる各植物より水若し
くは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により
抽出された各種植物の各種抽出物からなる植物抽出物群
の中より選択された1種または2種以上が利用できるこ
とが新たに判明した。一方、化合物としては、L−シス
テイン,グルタチオン,マンニトール,没食子酸,ソル
ビン酸カリウム,アセチルアセトン,トリエタノールア
ミン,タンニン酸,4−t−ブチル−4’−メトキシ−
ジベンゾメタン,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフ
ェノン−5−硫酸塩からなる化合物群より選択された1
種または2種以上の化合物がいずれも利用できることが
新たに判明した。したがって、この発明にかかるムコ多
糖類断片化抑制剤は、前記植物各種抽出物群および前記
化合物群からなる群のいずれか一方の群若しくは両方の
群より選択された1種または2種以上を有効成分として
含有することをその特徴とするムコ多糖類断片化抑制剤
である。
【0018】つぎに、この発明にかかる「活性酸素消去
剤」について説明する。この発明にかかる「活性酸素消
去剤」は、次の様な観点より産業上の利用性がある。つ
まり、生体内で生成される活性酸素は老化や疾病の原因
になることが知られている。生体内では、スーパーオキ
サイドムターゼ(SOD)等のような酵素により消去で
きる。しかし、老化とともにこのような活性酸素の消去
能が衰退し、老化や疾病を加速すると考えられている。
また、前記スーパーオキサイドムターゼ(SOD)は高
分子の蛋白質であり、その活性の失活も早く実用的では
ない。それに対して、この発明にかかる活性酸素消去剤
は各植物の各種抽出物に存在するものであり、中には極
めて優れた活性酸素消去能を有し、しかも安定な特性を
有するものである。特に、生薬は複合物であり、多種類
の活性酸素にバランスよく作用し、しかも熱等に対する
安定性に優れているという特筆すべき特性がある。さら
にまた、この発明にかかる「活性酸素消去剤」は、医薬
の産業分野および食品の産業分野に利用の途を拓くこと
になる。
【0019】この発明にかかる「活性酸素消去剤」にお
ける各種有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物
のいずれか一方または両方のうちから選択された1種ま
たは2種以上)の配合量(含有量)は、前記有効成分の
種類およびその組合せ並びにその使用目的,実施態様,
使用形態・使用回数等々に応じて変動させることができ
るので、特に限定されない。原則的には、有効量存在す
ればよいことになるが、一般的には活性酸素消去剤の組
成物に対して0.0001〜100重量%、好ましくは
1〜10重量%が利用できる。さらにまた、この発明に
かかる有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物)
は1種類でも作用効果を発揮することができるが、2種
類以上の有効成分を適宜組み合わせて利用することよ
り、優れた相乗効果を奏することができる。もとより、
この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および各
種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択され
た1種または2種以上)は、公知の活性酸素消去剤と併
用することにより優れた相乗効果を奏することもでき
る。
【0020】この発明にかかる各種植物抽出物および各
種化合物についての活性酸素消去作用の測定は、公知の
方法によりおこなった。すなわち、キサンチンとニトロ
ブルーテトラゾリウムを含む燐酸緩衝液とキサンチンオ
キシダーゼを所定の条件で反応させドデシル硫酸ナトリ
ウムで反応を停止させた後、560nmにおける吸光度
を測定してそれぞれの有効成分の有無の検索をおこなっ
た。なお、具体的な測定方法および活性酸素抑制率の算
出方法は実施例の項において詳述する。
【0021】表4は、この発明にかかる植物の各種抽出
物および化合物について活性酵素消去率(%)を測定し
た結果である。発明者等は、表4においてその活性酸素
消去率が20%以上を示すものに対してこの発明にかか
る「活性酸素消去剤」として利用できると判定した。す
なわち、各種植物抽出物としては、ハイビスカス,アロ
エ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,
楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,ソウジュツ,薄荷
葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,辛夷,半夏,当
帰,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,
センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,杏仁,乾姜,
タイソウ,オウゴン,陳皮,ウコン,忍冬,キョウジ
ツ,地黄,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリ
ー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,オニオン,
ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジ
ル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,す
ぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,
シイタケ,イチョウ,ひじき,いぎす,こんぶ,あら
め,オニワカメ,からなる各植物より水若しくは低級ア
ルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された
各植物の各種抽出物からなる各種植物抽出物群より選択
された1種または2種以上の植物抽出物が利用できるこ
とが新たに判明した。一方、化合物としては、タンニン
酸,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−
硫酸塩からなる化合物のうち、いずれか一方または両方
が利用できることが新たに判明した。したがって、この
発明にかかる「活性酸素消去剤」は、活性酸素消去剤と
して利用できる前記植物抽出物群および前記化合物群の
いずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種
または2種以上を有効成分として含有することを特徴と
する活性酸素消去剤である。
【0022】さらにまた、この発明にかかる「抗酸化
剤」について説明する。この発明にかかる「抗酸化剤」
は、次の様な観点より産業上の利用価値があると考えら
れる。つまり、ヒトの皮膚の上にはその皮膚(肌)を保
護するために、皮脂が分泌されている。この皮脂は紫外
線などにより酸化され過酸化脂質となり、この過酸化脂
質は皮膚に対して刺激となる。また、この過酸化脂質
は、細胞の膜を攻撃し障害を与えたりその他の種々の悪
影響を与え、これらの障害がさらにヒトの皮膚の老化に
関与すると言われている。そこで、この前記過酸化脂質
の生成を抑制することは皮膚(肌)の状態の悪化を防止
するのみならず生体の老化の予防に対しても有効である
と考えられている。さらにまた、この発明にかかる「抗
酸化剤」は、医薬の産業分野および食品の産業分野に利
用の途を拓くことになる。
【0023】この発明にかかる「抗酸化剤」における各
種有効成分(植物の各種抽出物)の配合量(含有量)
は、前記有効成分の種類およびその組合せ並びにその使
用目的,実施態様,使用形態・使用回数等々に応じて変
動させることができるので、特に限定されない。原則的
には、有効量存在すればよいことになるが、一般的には
抗酸化剤の組成物に対して0.0001〜100重量
%、好ましくは1〜10重量%が利用できる。さらにま
た、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物)は
1種類でも作用効果を発揮することができるが、2種類
以上の有効成分(植物の各種抽出物)を適宜組み合わせ
て利用することより、優れた相乗効果を奏することがで
きる。もとより、この発明にかかる有効成分(植物の各
種抽出物)は、公知の「抗酸化剤」と併用することによ
り優れた相乗効果を奏することもできる。
【0024】この発明にかかる各種植物抽出物および供
試各種化合物についての抗酸化作用の測定は、公知の方
法(リノール酸の自動酸化を利用したロダン鉄法)によ
りおこなった。そして、各植物の各種抽出物および各種
化合物について、それぞれの有効成分の有無の検索をお
こなった。なお、具体的な測定方法および抗酸化活性率
の算出方法は実施例の項において詳述する。
【0025】表5は、この発明にかかる植物の各種抽出
物および化合物について抗酸化率(%)を測定した結果
である。発明者等は、表5においてその抗酸化率が20
%以上を示すものに対してこの発明にかかる「抗酸化
剤」として利用できると判定した。すなわち、各種植物
抽出物としては、ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄
精,ウワウルシ,延命草,楊梅皮,葛根,センキュウ,
ソウジュツ,薄荷葉,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,
辛夷,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍
子,センブリ,ゲンノショウコ,黄柏,乾姜,オウゴ
ン,猪苓,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリ
ー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,ナッツメ
グ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛
子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハ
チク,よもぎ,アマチャズル,クマササ,クコ,ヤブソ
テツ,シイタケ,ひじき,わかめ,いぎす,こんぶ,あ
らめ,オニワカメ,青のり,からなる各植物より水若し
くは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により
抽出された各種植物抽出物群から選択された1種または
2種以上を有効成分として利用することができることが
新たに判明した。したがって、この発明にかかる抗酸化
剤は、前記各種植物抽出物群より選択された1種または
2種以上を有効成分として含有することを特徴とする抗
酸化剤である。
【0026】この発明にかかる「抗酸化剤」は、化粧料
に限らず各種医薬品・各種薬剤,化学品・肥料等々各種
関連技術分野において適用できる。加えて、この発明に
かかる有効成分は、いずれも皮膚に対する毒性および刺
激性が少なく、熱,光に対する安定性が高く,しかも各
種化粧料基剤および化粧料添加物に対する安定性も高い
という卓越した特性を有している。
【0027】さらにまた、この発明にかかる「化粧料」
について説明する。この発明にかかる「化粧料」は、次
の様な観点より産業上の利用価値があると考えられる。
つまり、前述のとおり、「ムコ多糖類断片化抑制剤」,
「活性酸素消去剤」および「抗酸化剤」のうち1種また
は2種以上を有効成分とする化粧料で構成されるから、
化粧料に配合される植物の各種抽出物の種類および化合
物の種類に基づいて奏しうる作用・効果をそのまま化粧
料の作用・効果とすることができる。したがって、この
発明にかかる化粧料は、基本的な作用・効果として皮膚
(肌)の老化防止化粧料を提供できることになる。
【0028】この発明にかかる各種有効成分(植物の各
種抽出物および化合物群)の各種化粧料に対する配合量
(含有量)は、前記有効成分の種類およびその組合せ並
びにその化粧料の種類および化粧料の目的,実施態様,
化粧料の使用形態・使用回数等々に応じて変動させるこ
とができるので、特に限定されない。原則的には、有効
量存在すればよいことになるが、一般的には化粧料組成
物中0.0001〜100重量%が利用でき、好ましく
は0.01〜10重量%、なかでも0.1〜5.0重量
%が最適である。特に、用時調製にかかる化粧品組成物
として化粧料に適用される場合、この本願発明にかかる
ムコ多糖類断片化抑制剤,活性酸素消去剤および抗酸化
剤のうちから選択されたいずれか1または2以上は10
0重量%を含めた高配合率で利用されることとなる。
【0029】さらにまた、この発明にかかる有効成分
(植物の各種抽出物および化合物)は植物の各種抽抽出
物および化合物からなる群より選択された1種類でも作
用効果を発揮することができるが、2種類以上の有効成
分を適宜組み合わせて利用することより、優れた相乗効
果を奏することができる。もとより、この発明にかかる
有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物)は、公
知の「ムコ多糖類断片化抑制剤」,「活性酸素消去剤」
および「抗酸化剤」のうちから選択された1または2以
上と併用するにより優れた相乗効果を奏することもでき
るのはいうまでもない。
【0030】この発明にかかる化粧料の適用範囲は、特
に限定されない。つまり、この発明の有効成分が有する
作用効果に応じて各作用効果を利用できるすべての化粧
料に適用できる。たとえば、この発明にかかる有効成分
の1種類または2種類以上を各種化粧料基剤等に配合し
て、クリーム,乳液,化粧水,パック剤,洗顔料などの
各種基礎化粧料、ファンデーション,ほほ紅,口紅,白
粉などの各種メーキャップ料、整髪料,養毛剤,シャン
プー,リンスなどの各種頭髪用化粧料、石鹸、美爪料、
香水、オーデコロン等々、その他の化粧料に対して広範
囲に適用できる。また、前記各種化粧料の実施態様は、
溶液,エマルジョン,軟膏,オイル,ワックス,ゾル,
ゲル,粉末(パウダー),スプレー(エアゾール)など
の各種態様で適用できる。
【0031】この発明にかかる各植物の各種抽出物は、
いずれも複合物であるので多種類の活性酸素にバランス
良く作用し、また熱安定性も良く、安全性の高い化粧料
を提供することができるという卓越した特性を有する。
【0032】
【作用】この発明にかかる植物の各種抽出物および化合
物は、その優れた活性酸素によるムコ多糖類断片化の抑
制作用および紫外線によるムコ多糖類断片化の抑制作用
に基づき安全性が高く且つ安定性のある「ムコ多糖類断
片化抑制剤」を提供することができ、もって皮膚(肌)
の老化防止を達成できる。
【0033】また、この発明にかかる植物の各種抽出物
および化合物は、その優れた活性酸素消去作用に基づき
安全性が高く、且つ、安定性のある「活性酸素消去剤」
を提供することができ、もって老化防止・疾病の防止を
達成できる。特に、皮膚(肌)の老化防止には顕著な作
用効果を果たすことができる。
【0034】また、この発明にかかる植物の各種抽出物
および化合物は、その優れた抗酸化作用に基づき活性酸
素により生ずる悪影響のある物質(たとえば,過酸化脂
質)の生成を抑止し、安全性が高く且つ安定性のある
「抗酸化剤」を提供することができ、もって皮膚(肌)
の状態の悪化を防止し、かつ生体の老化の防止を達成で
きる。
【0035】
【実施例】つぎに、実施例によりこの発明をさらに詳細
に説明するが、この発明はこれらの実施例により制限さ
れるものではない。なお、実施例中の部は、特にことわ
りのないかぎり重量部を示す。
【0036】(1)植物抽出物の調製。 植物抽出物の原材料として、各植物の乾燥・粉末物をそ
れぞれ10g使用した。第1に、「植物の水抽出物」の
調製については、前記原材料10gを円筒濾紙に入れ、
イオン交換水100mlに浸し、60℃で8時間加熱抽
出して濾液を得た。この操作を4回繰り返し、全ての濾
液を合わせ凍結乾燥して植物の水抽出物(乾燥粉末)を
得た。次に、「植物の低級アルコール抽出物」および
「植物の低級アルコール水溶液抽出物」の調製について
は、低級アルコールとしてエタノールを使用した。第2
に、「植物の50%エタノール水溶液抽出物」の調製に
ついては、前記水抽出物調製における抽出操作におい
て、水の代わりに50%エタノール水溶液を使用した。
そして、抽出操作中は還流条件の下で抽出をおこなっ
た。すべての抽出液を合わせて、可能な限りエタノール
を留去した後の濃縮抽出液を凍結乾燥して「植物の50
%エタノール水溶液抽出物」を得た。第3に、「植物の
エタノール抽出物」の調製については、ソックスレー抽
出器を用いて8時間抽出した後、その溶媒を留去し、抽
出物を粉末にして「植物のエタノール抽出物」を得た。
【0037】(2)試薬類。 ムコ多糖類の供試料としては、ヒアルロン酸ナトリウム
(微生物起源)(明治製菓株式会社製)を使用した。一
方、紫外線によるヒアルロン酸断片化抑制物質の陽性対
象としては、4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベン
ゾメタン(以下「パルソール1789」という)(GI
VADAN社製),2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾ
フェノン−5−硫酸塩(以下「ASL−24S」とい
う)(湘南化学工業株式会社製)を使用した。
【0038】(3)ムコ多糖類断片化抑制作用の検索試
験。 ムコ多糖類の供試料としては、ヒアルロン酸ナトリウム
(市販品)を使用した。植物抽出物としては生薬,香辛
料,お茶など77種類の植物から得た抽出物について検
索した。また、11種類の化合物についても同様にムコ
多糖類断片化抑制作用の検索試験を行った。
【0039】(A)活性酸素(アスコルビン酸−鉄系)
によるヒアルロン酸の断片化に対する抑制作用の測定方
法。 0.04%ヒアルロン酸ナトリウムを含む0.3Mリン
酸緩衝液(pH5.3)0.45mlに、1%の供試料
水溶液(植物の各種抽出物水溶液または化合物の水溶
液)0.05mlと、アスコルビン酸0.025mlな
らびに1mM塩化第二鉄水溶液0.025mlとを加
え、37℃で24時間インキュベートした後、その反応
液0.2mlを取り出し、これに0.1%アルブミンを
含む0.04M酢酸ナトリウム/0.08M酢酸緩衝液
(pH3.75)2.0mlを加え、よく撹拌する。5
分放置後、生成したヒアルロン酸とアルブミンとの複合
体の濁度を600nmにおける吸光度(Esr)として
測定する。(残存ヒアルロン酸量)
【0040】本法で用いたヒアルロン酸量の測定では、
植物抽出物等とアルブミンとの間でも複合体を生ずる可
能性があるため、ブランクとして前記測定操作において
ヒアルロン酸ナトリウムのみを除いたときの濁度すなわ
ち吸光度(Eb)を測定して補正した。
【0041】また、供試料に用いた元のヒアルロン酸量
は、前記測定操作のうちアスコルビン酸−鉄系における
ヒアルロン酸の断片化操作を省いた場合のアルブミンと
の複合体の濁度を600nmにおける吸光度(Eso)
により測定した。
【0042】ヒアルロン酸の断片化抑制作用率(%)の
算出は、前記の方法でアスコルビン酸−鉄系によりヒア
ルロン酸の断片化を測定したヒアルロン酸量〔「残存ヒ
アルロン酸量(Esr)」〕の供試料に用いた元のヒア
ルロン酸量〔「元のヒアルロン酸量(Eso)」〕に対
する割合(%)を〔数1〕により算出して求めた。
【0043】
【数1】
【0044】(B)紫外線(UV−A)によるヒアルロ
ン酸の断片化に対する抑制作用の測定方法。 12穴マルチディッシュ(22mmφ)の各ウェルに
0.04%ヒアルロン酸ナトリウムをふくむ0.3Mリ
ン酸緩衝液(pH5.3)を1mlずつ分注し、1%の
供試料水溶液(植物の各種抽出物水溶液および化合物の
水溶性のもの)を0.1ml加えてヒアルロン酸層を形
成する。一方、前記ヒアルロン酸層の上に2−エチルヘ
キサン酸セトステアリルアルコールエステルを0.5m
l重層して油溶性のものを溶解する。そして、紫外線灯
(デルマレイFL20SBLB/東芝医療用品株式会社
製)で紫外線を37℃で7日間照射した。この照射にか
かる紫外線の波長および7日間の照射総エネルギー量
は、365nm(12.0KJ/cm)および306
nm(67.0J/cm)である。
【0045】各ウェルより水層の液を0.2ml取り出
し、これに0.1%アルブミンを含む0.04Mリン酸
ナトリウム/0.08M酢酸緩衝液(pH3.75)の
2.0mlを加え、よく撹拌する。5分間放置後、生成
したヒアルロン酸とアルブミンとの複合体の濁度を60
0nmにおける吸光度(Esr)として測定した。(残
存ヒアルロン酸量)なお、試験はすべて無菌的に行い、
ヒアルロン酸液はオートクレーブで滅菌処理した。12
穴マルチディッシュの蓋を取り、ビニール袋を被せ、紫
外線を照射した。
【0046】本法で用いたヒアルロン酸量の測定でも、
植物抽出物等とアルブミンとの間でも複合体を生ずる可
能性があるため、ブランクとして前記方法においてヒア
ルロン酸ナトリウムのみを除いたときの濁度すなわち吸
光度(Eb)を測定して補正した。
【0047】また、供試料に用いた元のヒアルロン酸量
は、前記測定操作のうち前記UV−A系におけるヒアル
ロン酸の断片化操作を省いた場合のアルブミンとの複合
体の濁度を600nmにおける吸光度(Eso)として
測定した。(元のヒアルロン酸量)
【0048】紫外線系によるヒアルロン酸の断片化抑制
率(%)の算出には、前記(A)のアスコルビン酸−鉄
系によるヒアルロン酸の断片化抑制率の算出の場合と同
様に、前記の方法で紫外線(UV−A系)によりヒアル
ロン酸の断片化を測定したヒアルロン酸量(「残存ヒア
ルロン酸量(Esr)」)の供試料に用いた元の供試ヒ
アルロン酸量(「元の供試ヒアルロン酸量(Es
o)」)に対する割合(%)を〔数2〕により算出して
求めた。
【0049】
【数2】
【0050】〔表1〕は、各植物の水抽出物および各化
合物のヒアルロン酸断片化抑制作用の結果を示す。〔表
2〕は、各植物の50%エタノール水溶液抽出物および
各化合物のヒアルロン酸断片化抑制作用の結果を示す。
〔表3〕は、各植物のエタノール抽出物および各化合物
のヒアルロン酸断片化抑制作用の結果を示す。
【0051】なお、〔表1〕〜〔表3〕において、断片
化方法の欄で「ASA−Fe系」とは活性酸素(アスコ
ルビン酸−鉄系)によるヒアルロン酸の断片化に対する
抑制作用の測定方法により測定した結果(ヒアルロン酸
断片化抑制率)を示し、「UV−A系」とは紫外線(U
V−A)によるヒアルロン酸の断片化に対する抑制作用
の測定方法により測定した結果(ヒアルロン酸断片化抑
制率)をそれぞれ示す。また、表中の数字は、すべて抑
制率(%)を示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】これらの結果より、各種植物の水抽出物,
エタノール水溶液抽出物およびエタノール抽出物の各種
抽出物並びに化合物にムコ多糖類断片化抑制作用が認め
られる。
【0056】活性酸素消去作用の検索試験。 (4)活性酸素消去作用の測定方法。 まず、次の発色試液,酵素液,ブランク液および
反応停止液を調製する。 発色試液:0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)にキ
サンチンを0.04mmol/l、ニトロブルーテトラ
リゾウム(NO−TB)を0.24mmol/lとな
るように溶解させる。 酵素液:0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)にキサ
ンチンオキシダーゼ(バターミルク/Butter m
ilk 由来)を0.049単位/mlとなるように溶
解させる。 ブランク液:0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0) 反応停止液:69mMドデシル硫酸ナトリウム
【0057】「酵素・供試料検体(S)」は、1%供試
料水溶液(植物の各種抽出物水溶液または化合物水溶
液)0.1mlに発色試液1.0mlと酵素液1.0m
lとを加え、37℃で正確に20分間加温後、反応停止
液2.0mlを加えて反応を停止させる。反応停止後、
560nmにおける吸光度(Es)を測定する。また、
「酵素検体(B)」は、1%供試料(植物の各種抽出物
水溶液または化合物水溶液)の代わりに蒸留水0.1m
lを加えて前記「酵素・供試料検体」の測定の場合と同
様の操作をおこなって560nmにおける吸光度(E
b)を測定する。
【0058】一方、「無酵素・供試料検体(SB)」は
1%供試料水溶液(植物の各種抽出物水溶液または化合
物水溶液)0.1mlに発色試液1.0mlとブランク
液1.0mlとを加え、37℃で正確に20分間加温後
反応停止液2.0mlを加えて反応を停止させた後、5
60nmにおける吸光度(Esb)を測定する。また、
「無酵素検体(BB)」は、1%供試料(植物の各種抽
出物水溶液または化合物水溶液)の代わりに蒸留水0.
1mlを加えて前記「無酵素・供試料検体」と同様の操
作をおこない、560nmにおける吸光度(Ebb)を
測定する。そして、活性酸素消去率(%)は次の〔数
3〕により算出して求めた。
【0059】
【数3】
【0060】〔表4〕は、このようにして測定された各
供試料の活性酸素消去率(%)を示す。
【0061】
【表4】
【0062】〔表4〕より、この発明にかかる植物の各
種抽出物および化合物には優れた活性酸素消去作用が認
められる。
【0063】抗酸化作用の検索試験。 (5)抗酸化作用の測定方法(ロダン鉄法による)。 2×10−2Mリノール酸原液1mlに0.01%供試
料液(植物抽出物液または化合物液)0.2mlと0.
1Mリン酸緩衝液(pH7.0)0.8mlとを加え、
この混合液を密封して37℃で48時間反応させた後、
ロダン鉄法により過酸化物量を測定した。前記反応後の
混合液の0.1mlを取り出し、これに75%エタノー
ル4.7mlと30%チオシアン酸アンモニウム液0.
1mlとを加えて撹拌し、さらに2×10−2M塩化第
一鉄を含む3.5%塩酸溶液0.1mlを加え撹拌後5
00nmにおける吸光度(As)を測定した。陰性対照
として、前記0.01%供試料液(植物抽出物液または
化合物液)の代わりに蒸留水を使用した場合の500n
mにおける吸光度(Ac)を測定した。また、陽性対照
として0.01%イーミックス液(Tween 20を
加えて水に溶解したもの)を添加した場合の500nm
における吸光度(Ab)を測定する。そして、抗酸化活
性(%)は、〔数4〕により算出される。
【0064】
【数4】
【0065】〔表5〕は、この発明にかかる植物の各種
抽出物および化合物のそれぞれの抗酸化活性率(%)を
示す。
【0066】
【表5】
【0067】〔表5〕の結果より、植物の各種抽出物お
よび化合物に抗酸化活性があるものが認められる。
【0068】つぎに、この発明にかかる植物の各種抽出
物を利用した化粧料の実施例(処方例)を示す。この実
施例により、この発明にかかる化粧料が何らの制限を受
けるものではない。
【0069】 (6−1)クリーム(W/O型) 油性成分: (wt%) 植物抽出物 0.1 セタノール 8.0 ホホバ油 5.0 スクワラン 37.5 ミツロウ 6.0 乳化剤: 親油性モノステアリン酸グリセリン 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル (20.E.O.) 2.0 香料 適量 防腐剤 適量 水相: ジプロピレングリコール 2.0 グリセリン 3.0 精製水 30.0 〔製法〕 前記水相の成分を混合し、加熱して70℃に保ち水相部
とする。一方、他の成分を混合し、加熱溶解して70℃
として油相部とする。この油相部を前述の水相部に加え
て予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、30
℃まで冷却して製品のクリームを得る。
【0070】 (6−2)乳液 油相 (wt%) 植物抽出物 0.1 セタノール 5.0 スクワラン 10.0 オクタン酸セチル 10.0 乳化剤: セスキオレイン酸ソルビタン 3.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50 E.O.) 3.0 香料 適量 防腐剤 適量 水相: グリセリン 3.0 精製水 65.0 〔製法〕 水相の成分を混合し、加熱して70℃に保ち水相部とす
る。一方、他の成分を混合し加熱溶解して70℃として
油相部とする。この油相部を前述の水相部に加えて乳化
し、30℃まで冷却して製品の乳液を得る。
【0071】 (6−3)クリーム状ファンデーション 油相: (wt%) 植物抽出物 0.2 ステアリン酸 5.0 モノステアリン酸グリセリン 2.5 セタノール 1.0 モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 スクワラン 7.0 オクタン酸セチル 8.0 水相: 精製水 53.3 トリエタノールアミン 1.2 ソルビット 3.0 防腐剤 適量 顔料: 酸化チタン 8.0 カオリン 5.0 タルク 2.0 ベントナイト 1.0 着色顔料 適量 香料 適量 〔製法〕 顔料を混合し粉砕する。水相を調製し、これに混合した
顔料を加え分散させた後、75℃に加熱する。油相を調
製し80℃に加熱する。油相を水相に撹拌しながら加
え、乳化した後冷却し、50℃で香料を加え、さらに3
0℃まで冷却して製品を得る。
【0072】 (6−4)口紅 (wt%) 基剤: 植物抽出物 0.2 ヒマシ油 45.0 ヘキサデシルアルコール 25.0 ミツロウ 5.0 キャンデリラロウ 7.0 カルナウバロウ 6.0 ラノリン 4.0 色材: 酸化チタン 2.0 着色料 適量 香料 適量 〔製法〕 前記基剤原料を加熱融解し、均一に混ぜる。これに色材
を加えてロールミルで練り、均一に色材を分散させた
後、再融解して香料を加え、脱泡してから型に流し込み
急冷して固める。
【0073】 (6−5)固型ファンデーション 顔料: (wt%) 酸化チタン 13.0 カオリン 25.0 タルク 45.0 ベンガラ 0.8 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 結合剤: 植物抽出物 0.1 スクワラン 10.0 セスキオレイン酸ソルビタン 3.5 防腐剤 適量 香料 適量 〔製法〕 顔料を混合し、粉砕機にかけて粉砕する。これを高速ブ
レンダーに移し、結合剤および防腐剤を混合し、均一に
したものに顔料を加えて更に均一にする。これを粉砕機
で処理し、圧縮成形する。
【0074】 (6−6)パウダー状のパック 粉末: (wt%) カオリン 全体を100にする。 タルク 20.0 酸化アエン 19.0 油分: オリーブ油 2.0 分散剤: ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル (40 E.O.) 1.0 保湿剤: グリセリン 8.0 防腐剤: エチルパラベン 適量 植物抽出物 10.0
【0075】
【発明の効果】植物の各種抽出物および各種化合物が有
するムコ多糖類断片化抑制作用,活性酸素消去作
用,抗酸化作用の特性に基づき、活性酸素を原因とす
る種々の老化・疾病を有効に予防でき、さらには、これ
らの特性に基づき優れたムコ多糖類断片化抑制剤,活性
酸素消去剤,抗酸化剤が提供できる。しかも、前記ムコ
多糖類断片化抑制剤,活性酸素消去剤および抗酸化剤
は、植物の各種抽出物由来のものの場合には、その植物
には生薬等が多いために、植物の各種抽出物は天然物で
あり,且つ,複合物であるために安全,熱等に安定であ
り,副作用も少なく,化粧料はもとより医薬・食品の技
術分野などにも広く途を拓く等々、発明の目的を達成す
る顕著な効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 17/16 A61P 17/16 (72)発明者 田中 弘 大阪府大阪市福島区海老江1丁目11番17 号 株式会社 ナリス化粧品 内 (72)発明者 芝 篤志 大阪府大阪市福島区海老江1丁目11番17 号 株式会社 ナリス化粧品 内 (56)参考文献 特開 平3−209330(JP,A) 特開 平1−128933(JP,A) 特開 平2−11520(JP,A) 特開 平3−190809(JP,A) 特開 平2−117686(JP,A) 特開 平3−93710(JP,A) 特開 昭60−87771(JP,A) 特開 平2−221229(JP,A) 特開 平3−151315(JP,A) 特開 平4−169535(JP,A) 特開 昭62−255415(JP,A) 特開 昭61−28078(JP,A) 特開 昭64−83022(JP,A) 特開 昭63−162611(JP,A) 特開 昭64−16709(JP,A) 特開 昭62−207289(JP,A) 特開 昭60−78910(JP,A) 特開 昭54−138130(JP,A) 特開 昭64−47709(JP,A) 特開 平3−236305(JP,A) 特開 平3−178916(JP,A) 特開 平2−111710(JP,A) 特開 平5−238925(JP,A) 特開 平5−320037(JP,A) 特開 昭55−153711(JP,A) 特開 平3−101610(JP,A) 特開 平1−83008(JP,A) 特開 平3−176407(JP,A) 特開 平3−93782(JP,A) 特開 平2−264727(JP,A) 特開 平2−243632(JP,A) 特公 昭54−976(JP,B2) 特公 平4−14642(JP,B2) 国際公開92/07544(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 A61K 35/78 A61K 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リュウタン,ハイビスカス,黄精,辛
    夷,ゲンチアナ,ゴシュユ,オレガノ,ローレル,タラ
    ゴン,オニオン,わさび,サボリ,すぎな,からなる各
    植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコー
    ル水溶液により抽出された各種植物抽出物および没食子
    酸のなかから選択された1または2以上を有効成分とし
    て含有することを特徴とするムコ多糖類断片化抑制剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のムコ多糖類断片化抑制
    剤を有効成分として含有することを特徴とするムコ多糖
    類断片化抑制用化粧料。
JP19623092A 1992-06-29 1992-06-29 ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料 Expired - Lifetime JP3536111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19623092A JP3536111B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19623092A JP3536111B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000338294A Division JP3911991B2 (ja) 2000-09-28 2000-09-28 活性酸素消去剤および化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0624937A JPH0624937A (ja) 1994-02-01
JP3536111B2 true JP3536111B2 (ja) 2004-06-07

Family

ID=16354368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19623092A Expired - Lifetime JP3536111B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3536111B2 (ja)

Families Citing this family (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06345636A (ja) * 1993-06-08 1994-12-20 Nonogawa Shoji Kk 化粧料
JP3517274B2 (ja) * 1994-05-20 2004-04-12 株式会社ナリス化粧品 皮膚組成物
FR2731352B1 (fr) * 1995-03-10 1997-04-18 Gattefosse Holding Composition pour le traitement de l'acne et procede de preparation d'une telle composition
FR2737410B1 (fr) * 1995-07-31 1997-09-12 Oreal Utilisation de derives d'acide benzoique pour favoriser la desquamation de la peau ou stimuler le processus de renouvellement epidermique
JPH0987189A (ja) * 1995-09-19 1997-03-31 Ichimaru Pharcos Co Ltd エンメイソウ、ボタンピ、シソ、アルニカ含有抗アレルギー剤
FR2744366B1 (fr) * 1996-02-06 1998-03-27 Serobiologiques Lab Sa Utilisation d'extraits de la plante uva ursi et/ou de la plante lespedeza capitata et compositions cosmetique et pharmaceutique comportant de tels extraits
JP3457807B2 (ja) * 1996-06-27 2003-10-20 ポーラ化成工業株式会社 肌の不均一性改善増強剤及びそれを含有する組成物
JP4915714B2 (ja) * 1996-06-28 2012-04-11 花王株式会社 コラーゲンゲル収縮促進剤
JPH1036279A (ja) * 1996-07-18 1998-02-10 Ichimaru Pharcos Co Ltd 植物抽出物含有線維芽細胞増殖促進剤
EP0956859B1 (en) 1996-09-27 2006-03-15 Takeshi Karita Antioxidizing composition for scavenging free radicals, pharmaceutical composition comprising the same, and process for preparing the same
FR2767059B1 (fr) * 1997-08-11 2000-03-24 Lvmh Rech Utilisation d'extraits de polygonatum pour stimuler la synthese de l'elastine cutanee
JPH11279069A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Ichimaru Pharcos Co Ltd 活性酸素消去剤
JP3993936B2 (ja) * 1998-05-22 2007-10-17 一丸ファルコス株式会社 メラニン生成抑制剤及び化粧料組成物
JP2000198712A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Rashieru Seiyaku Kk 化粧料組成物
JP4076296B2 (ja) * 1999-01-22 2008-04-16 株式会社ナリス化粧品 化粧料
JP2000239144A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Kose Corp ランゲルハンス細胞減少抑制剤及びこれを含有する皮膚外用剤
JP2000302634A (ja) * 1999-04-27 2000-10-31 Ichimaru Pharcos Co Ltd 化粧料組成物
KR100330137B1 (ko) * 1999-07-16 2002-03-27 복성해 트리테르펜계 지질과산화 저해물질 및 그 제조방법
JP4143223B2 (ja) * 1999-07-30 2008-09-03 一丸ファルコス株式会社 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物
JP2001114634A (ja) * 1999-10-12 2001-04-24 Pola Chem Ind Inc カタラーゼ保護剤及びこれを含有する老化防止用化粧料。
JP4754671B2 (ja) * 1999-11-30 2011-08-24 花王株式会社 化粧料
US7939115B2 (en) * 2000-06-12 2011-05-10 Access Business Group International Llc Dietary supplement and related method
JP2002029988A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Pola Chem Ind Inc 真皮コラーゲン線維束再構築剤及びそれを含有する組成物
JP2002097149A (ja) * 2000-09-20 2002-04-02 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2002104952A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2002138013A (ja) * 2000-10-27 2002-05-14 Pias Arise Kk Hne・アクロレインの生成抑制・分解促進剤及び皮膚抗老化外用剤
JP4880816B2 (ja) 2000-12-15 2012-02-22 株式会社ヤクルト本社 皮膚老化防止剤
KR100464140B1 (ko) * 2001-02-21 2005-01-03 주식회사 리젠 바이오텍 니코틴 분해용 기능성 제제 및 그의 제조방법
JP2002265387A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Kose Corp 皮膚外用剤
JP4901025B2 (ja) * 2001-06-22 2012-03-21 株式会社ナリス化粧品 エラスターゼ阻害剤
JP2003137767A (ja) * 2001-08-21 2003-05-14 Shiseido Co Ltd 表皮細胞におけるラミニン5産生促進剤
TWI332401B (en) * 2001-08-21 2010-11-01 Shiseido Co Ltd Materials which are capable of enhancing laminin-5 producing ability in epidermal cell and the use thereof
US6893627B2 (en) * 2001-08-31 2005-05-17 Rutgers, The State University Of New Jersey Method for treating type 2 diabetes with an extract of Artemisia
JP4577868B2 (ja) * 2001-10-23 2010-11-10 株式会社資生堂 マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤
JP4615796B2 (ja) * 2001-11-20 2011-01-19 株式会社ファンケル 刺激緩和組成物
FR2837383B1 (fr) * 2002-03-21 2006-05-19 Gelyma Utilisation d'un extrait de l'algue undaria pinnatifida dans des compositions cosmetiques ou dermopharmaceutiques actives contre les especes radicalaires de l'oxygene et divers types de pollutions
JP2003321315A (ja) * 2002-04-24 2003-11-11 Hiromi Nishii 植物エキス配合液剤
EP1559429A4 (en) * 2002-06-25 2009-09-09 Shiseido Co Ltd AGAIN AGING AGING
US20040223942A1 (en) * 2003-03-06 2004-11-11 Kao Corporation Skin aging-preventing or improving agent
JP2005179213A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Kaneka Corp 肝臓障害抑制作用組成物とその製造方法
US20080254152A1 (en) * 2003-12-18 2008-10-16 Karen Elizabeth Barrett Methods for Reducing the Effects of Stress on Skin Condition
EP1740196B1 (en) * 2004-03-23 2015-08-26 Lifeline Nutraceuticals Corporation Compositions and method for alleviating inflammation and oxidative stress in a mammal
US7754248B2 (en) * 2004-10-26 2010-07-13 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Ingestible compositions containing extracts
JP2006151831A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Kitasato Gakuen 抗酸化剤、dna損傷抑制剤、又は皮膚外用剤
JP2006176431A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Estate Chemical Kk 化粧料
JP4902967B2 (ja) * 2005-03-31 2012-03-21 小林製薬株式会社 メラニン生成抑制剤
JP2006306863A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd メラニン生成抑制剤
JP2007070291A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Naris Cosmetics Co Ltd 日焼け止め外用剤
JP2008013461A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Geo Co Ltd 抗酸化組成物
JP4456585B2 (ja) * 2006-09-06 2010-04-28 株式会社ノエビア 細胞賦活剤、コラーゲン産生促進剤、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、アロマターゼ活性促進剤、プロテアーゼ活性促進剤、皮膚外用剤及び食品
JP2007016053A (ja) * 2006-10-23 2007-01-25 Pola Chem Ind Inc 抗悪性腫瘍剤
JP2007077171A (ja) * 2006-12-25 2007-03-29 Kao Corp カテプシンd産生促進剤
KR100851408B1 (ko) * 2007-03-02 2008-08-11 주식회사 도화 생약 미용조성물
KR100851407B1 (ko) * 2007-03-02 2008-08-08 주식회사 도화 생약 미용팩 조성물
KR101404398B1 (ko) * 2007-06-20 2014-06-09 (주)뉴트리 주름개선 화장료 조성물
JP5162174B2 (ja) * 2007-07-24 2013-03-13 丸善製薬株式会社 育毛剤及び抗肥満剤
JP2009040757A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Maruzen Pharmaceut Co Ltd ラミニン5産生促進剤、皮膚基底膜正常化剤及び皮膚損傷回復促進剤
JP5661994B2 (ja) * 2008-01-04 2015-01-28 クラシエ製薬株式会社 抗ストレス・疲労防止、肌のキメ改善又はシワ改善・防止効果を有する組成物又は内服剤
KR20100010132A (ko) * 2008-07-22 2010-02-01 (주)아모레퍼시픽 녹차다당체의 제조방법
KR101480696B1 (ko) * 2008-11-19 2015-01-09 (주)아모레퍼시픽 사삼, 고본 및 생약 추출물을 포함하는 것을 특징으로 하는화장료 조성물
KR101600957B1 (ko) * 2008-11-25 2016-03-09 (주)아모레퍼시픽 백화사설초, 대황, 닥나무 추출물을 함유하는 미백용 피부외용제 조성물
KR20110001407A (ko) 2009-06-30 2011-01-06 (주)아모레퍼시픽 지황, 감초, 의이인, 맥아, 모과, 오가피, 또는 갈근 추출물을 함유하는 지방 세포 분화 촉진 조성물
KR101193725B1 (ko) * 2009-10-27 2012-10-22 (주)아모레퍼시픽 녹차 다당체 및 송이 버섯 추출물을 함유하는 항염 및 항산화용 화장료 조성물
JP2012046457A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Shinshu Univ 葛の根由来の抽出物を含む化粧品
FR2973230B1 (fr) * 2011-04-01 2013-11-01 Oreal Utilisation de gingerone ou de ses derives pour diminuer ou retarder les signes du vieillissement de la peau
JP5988617B2 (ja) * 2012-03-01 2016-09-07 日油株式会社 プロフィラグリン遺伝子発現促進剤
CN102687888B (zh) * 2012-05-30 2014-04-09 康美药业股份有限公司 一种酸枣仁饮料及其制备方法和应用
JP2015086188A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社トロピカルテクノセンター 抗酸化剤、及びそれを配合した抗老化用又は抗酸化用皮膚外用剤
KR101661802B1 (ko) * 2014-05-19 2016-10-04 조효제 갈근탕 부산물의 에탄올 추출물을 함유하는 항산화, 항균, 미백 및 주름개선 기능성 화장료 조성물
CN105267058B (zh) * 2014-07-17 2020-02-14 伽蓝(集团)股份有限公司 一种绿萝花多糖及其应用
KR101477959B1 (ko) * 2014-07-28 2015-01-06 바이오스펙트럼 주식회사 알로에 추출물을 유효성분으로 포함하는 피부 항자극용 화장료 조성물
JP6413194B2 (ja) * 2014-09-08 2018-10-31 パウダーテック株式会社 有機系脱酸素剤
JP5828355B1 (ja) * 2014-09-22 2015-12-02 和伎獅子株式会社 発毛・育毛用及び肌状態改善用粉末状皮膚外用剤
JP6779643B2 (ja) * 2016-03-25 2020-11-04 小林製薬株式会社 外用組成物
JP7153429B2 (ja) * 2017-06-22 2022-10-14 小林製薬株式会社 活性酸素消去剤
JP7338842B2 (ja) * 2018-10-19 2023-09-05 丸善製薬株式会社 しわ改善用組成物およびしわ改善用皮膚化粧料
JP7180337B2 (ja) * 2018-12-05 2022-11-30 日本メナード化粧品株式会社 特定の波長域を有する光を照射して栽培したセロリの抽出物を含有する皮膚外用剤や内用剤
CN111973530B (zh) * 2020-09-08 2023-04-07 广州智尚生物科技有限公司 一种去屑止痒组合物及其应用
CN113662186A (zh) * 2021-08-23 2021-11-19 皖西学院 一种黄精咀嚼片及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0624937A (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3536111B2 (ja) ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料
JP3911991B2 (ja) 活性酸素消去剤および化粧料
JP3532244B2 (ja) ムコ多糖類断片化抑制剤、活性酸素消去剤および化粧料
DE69913035T9 (de) Kosmetische Zusammensetzung mit antiradikalischer synergistischer Wirkung
JP2969274B2 (ja) 肌荒れ防止改善剤
KR101262388B1 (ko) 카스타니아 사티바의 잎 추출물을 포함하는 미용 조성물
KR101873028B1 (ko) 허브 복합 추출물을 함유하는 화장료 조성물
JP2001122757A (ja) 活性酸素消去剤、抗酸化剤および化粧料
JP2003113068A (ja) 皮膚化粧料
CN108338953B (zh) 一种植物抗氧化组合物及其日化品的制备与应用
JPH06199646A (ja) 美白化粧料
JPH08175958A (ja) 皮膚外用剤
JP2001114636A (ja) ヒアルロン酸産生及びカタラーゼ産生促進剤、線維芽細胞賦活剤、並びに皮膚外用剤
JPH06271452A (ja) サボテン類植物抽出物含有皮膚化粧料
JPH1029927A (ja) 抗老化剤
JPH07309739A (ja) ムコ多糖類断片化抑制剤および化粧料
JPH082819B2 (ja) ポリフェノ−ルの変色防止方法
JPH10194982A (ja) コラゲナーゼ阻害剤及びこれを含有する皮膚の老化防止用外用剤
JP2000007544A (ja) 化粧料
JPH09143025A (ja) 化粧料
JPH01149706A (ja) 色白化粧料
CN117164668B (zh) 多肽化合物、其组合物及其用途
CN115192487B (zh) 一种保湿防护修复组合物及其应用
JPH0543447A (ja) 皮膚外用剤
CN107496220A (zh) 一种清香木提取物及其制备方法和应用、含其的皮肤外用剂

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 9