JP3535897B2 - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JP3535897B2
JP3535897B2 JP24316794A JP24316794A JP3535897B2 JP 3535897 B2 JP3535897 B2 JP 3535897B2 JP 24316794 A JP24316794 A JP 24316794A JP 24316794 A JP24316794 A JP 24316794A JP 3535897 B2 JP3535897 B2 JP 3535897B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートチェンジ機能を
有する記録媒体の再生装置などで好適に実施され、マガ
ジンなどに積層状態で収納されている前記記録媒体を、
選択的に取出して再生する再生機構などにおいて部材を
昇降するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以後「CD」と略
称する)などに代表される記録媒体の再生装置におい
て、複数の記録媒体を積層状態で収納可能な収納部を備
え、該収納部から所望の記録媒体を自動的に取出して再
生することができる、いわゆるオートチェンジ機能を備
えた再生装置が多く用いられる。前記オートチェンジ機
能を有する再生装置は、記録媒体を所望する収納部また
は再生機構部へ移動させる昇降装置を備えて構成され
る。
【0003】前記昇降装置に関する典型的な従来技術
は、実開平1−165949号公報および特開平5−1
89860号公報に開示されている。
【0004】図6は、第1の従来技術である実開平1−
165949号公報に開示されているオートチェンジ機
能を有する再生装置201の部分断面図である。再生装
置201は、筺体202と、収納部203と、昇降装置
204とを含んで構成される。
【0005】昇降装置204は、載置台205およびパ
ンタグラフレバー206を含んで構成される。載置台2
05は、CD207をトレイ217に収納した状態で保
持し、パンタグラフレバー206は前記載置台205を
支持する。
【0006】筺体202の側壁には、円板状の案内板2
08が軸209を中心に回転自在となるように取付けら
れる。案内板208には、パンタグラフレバー206に
突設されたピン210が挿通する案内孔211が設けら
れる。該案内孔211において、それぞれ位置決め部2
11a〜211gが定められ、各位置決め部211a〜
211fおよび211gによって定められる載置台20
5の位置は、収納部203を構成する収納室203a〜
203fおよび再生機構212にそれぞれ対応する。
【0007】以上のような構成の再生装置201におい
て載置台205が収納室203aから再生機構212に
対応する位置へ降下する場合、図6に示した状態から案
内板208が図示しない駆動装置によって反時計まわり
に回転する。案内板208が回転運動することによっ
て、ピン210が案内孔211内を摺動して載置台20
5は降下する。案内板208は、ピン210が位置決め
孔211gに当接するまで回転し載置台205が再生機
構212へ案内される。
【0008】載置台205が再生機構212から収納室
203aに対応する位置へ上昇する場合は、案内板20
8が時計まわりに回転する。このように、再生装置20
1では案内板208を回転させることによって載置台2
05を昇降させている。
【0009】図7は、第2の従来技術である特開平5−
189860号公報に開示されているオートチェンジ機
能を有する再生装置221の斜視図である。再生装置2
21は、再生装置本体222と、収納部223と、昇降
装置224とを含んで構成される。収納部223は、3
つのマガジン232,233,234から成り、各マガ
ジン232〜234は6枚のディスクトレイを備えてい
る。
【0010】昇降装置224は、大略的に、載置台22
5およびパンタグラフレバー226,227によって構
成される。再生装置本体222から延設された基台22
8には下部パンタグラフレバー226が取付けられ、下
部パンタグラフレバー226によって支持される中間台
229が上部パンタグラフレバー227を介して載置台
225を支持する。
【0011】パンタグラフレバー226,227の一端
部226a,227aには、それぞれ扇形ギア235,
236が形成される。扇形ギア235,236は、それ
ぞれモータ230,231に設けられたギア237,2
38に噛合する。
【0012】以上のように構成された再生装置221に
おいて、載置台225の昇降は、モータ230,231
が扇形ギア235,236を同時に駆動することによっ
て高速に行われる。また、載置台225の位置決めは光
センサなどを用いる図示しない検知機構によってモータ
230,231を制御することで行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術におい
て示される再生装置における昇降装置204では、各収
納室203a〜203fおよび再生機構212に対応し
た位置に載置台205を移動させるために案内孔211
の形成された案内板208を設けている。そのため、載
置台205の各停止位置において、案内孔211に平行
部分である位置決め部211a〜211gが必要とな
る。そのため、同一半径となる区間が長くなり、取扱う
記録媒体の数が増えるに従って前記平行部分間を連結す
る傾斜部分の傾斜が急になり、したがってこのような構
成では多くの記録媒体を扱うことができないという問題
がある。
【0014】また、第2の従来技術において示される再
生装置221における昇降装置224では、中間台22
9を用いることで載置台225を高速で昇降することが
できるけれども、この中間台229のがたつきなどで停
止時の位置決め精度が悪いという問題がある。
【0015】本発明の目的は、被昇降部材の位置決めの
精度がよく、また多くの停止位置を設けることができる
昇降装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、被昇降部材
と、駆動手段と、一端部が基台に対して揺動自在に枢支
され、他端部が前記被昇降部材に連結され、長手方向に
伸縮自在な第1レバーと、前記第1レバーと中央付近が
相互に揺動自在に連結され、一端部が前記駆動手段によ
って前記被昇降部材の昇降方向とは交差する方向に変位
駆動され、他端部が前記被昇降部材に連結される第2レ
バーと、固定位置に設けられ、前記第1レバーの他端部
に立設された案内ピンが摺接し、該第1レバーの一端部
からほぼ等距離となるような円弧状の案内面を有すると
ともに、該案内面に被昇降部材の所定の停止位置に対応
した位置決め凹所の形成された案内部材とを含むことを
特徴とする昇降装置である。また本発明の前記第1レバ
ーは、弾性部材によってその伸長方向に付勢されている
ことを特徴とする。さらにまた本発明の前記案内ピン
は、第1レバーの他端部に回転自在に支持される案内ロ
ーラであることを特徴とする。また本発明は、前記第1
レバーの一端部と基台との間、および前記第2レバーの
他端部と被昇降部材との間に、基台および被昇降部材に
おいて被昇降部材の昇降方向と交差する方向に形成した
長孔内に、第1レバーの一端部および第2レバーの他端
部に立設した案内ピンを摺動可能とするとともに、該第
1レバーの一端部に立設した案内ピンを前記第2レバー
の一端部方向に、該第2レバーの他端部に立設した案内
ピンを前記第1レバーの他端部方向に弾発的に付勢する
ことによって構成される緩衝機構を介在することを特徴
とする。
【0017】
【作用】本発明に従えば、昇降装置は、被昇降部材と、
駆動手段と、第1レバーと、第2レバーと、案内部材と
を備えて構成される。第1レバーおよび第2レバーはそ
れぞれの中央付近で相互に揺動自在となるように枢支さ
れており、第1レバーおよび第2レバーが枢支位置で交
差した状態で、それぞれのレバーの一端部は基台に対し
て揺動自在に枢支され、他端部は被昇降部材に連結され
て被昇降部材が支持される。また、第2レバーの一端部
には駆動手段が作用し、該駆動手段によって前記一端部
は、被昇降部材の昇降方向たとえば垂直方向に対して、
交差するたとえば水平方向に変位駆動され、これによっ
て第1および第2レバーの一端部同士の間隔が変化し被
昇降部材が昇降される。
【0018】前記第1レバーの他端部には案内ピンが立
設されており、該案内ピンが摺接するように案内部材が
固定位置に設けられる。この案内部材の案内面は、第1
レバーの一端部からほぼ等距離の円弧の案内面を有して
おり、またこの案内面には被昇降部材の所定の停止位置
に対応した位置決め凹所が形成される。
【0019】したがって、被昇降部材の停止位置では、
第1レバーの案内ピンは案内面の位置決め凹所に嵌入し
ているので、良好な位置決め精度を得ることができると
ともに高い耐振性を確保することができる。また、被昇
降部材の昇降量の増加に対応して、円弧面を容易に延長
することができ、停止位置を多く設定することができ
る。
【0020】また好ましくは、前記第1レバーは、長手
方向に伸縮自在であって、弾性部材によって伸長方向に
付勢されている。したがって、案内ピンが案内面を摺動
する際、案内ピンが位置決め凹所間の案内面に乗り上げ
たままの状態、すなわち所定の停止位置に停止していな
い状態で停止してしまうことを防止し、かつ振動等によ
って案内ピンが位置決め凹所から不所望に脱出してしま
うことを防止することができる。
【0021】さらに好ましくは、前記案内ピンは第1レ
バーの他端部に回転自在に支持される案内ローラであ
る。したがって、案内ピンは案内面を滑らかに摺動する
ことができ、案内ピンが案内面を摺動する際に生じる騒
音を抑えるとともに、円滑な動作を実現することができ
る。
【0022】またさらに好ましくは、第1レバーの一端
部と基台との間および第2レバーの他端部と被昇降部材
との間に、基台および被昇降部材において被昇降部材の
昇降方向と交差する方向に形成した長孔内に、第1レバ
ーの一端部および第2レバーの他端部に立設した案内ピ
ンを摺動可能とするとともに、該第1レバーの一端部に
立設した案内ピンを前記第2レバーの一端部方向に、該
第2レバーの他端部に立設した案内ピンを前記第1レバ
ーの他端部方向に弾発的に付勢する緩衝機構を介在す
る。したがって、第1レバーの案内ピンが円弧面の位置
決め凹所に嵌り込むときの衝撃を緩和して、騒音を抑
え、円滑な動作を実現することができる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるミニディスク
(以後「MD」と略称する)再生装置1の天板を外した
斜視図であり、図2はMD再生装置1の天板を外した平
面図である。MD再生装置1は、大略的に、筺体2内
に、昇降装置3と、マガジン4と、ローディング機構8
6と、再生装置5とを含んで構成される。筺体2の底板
6からは側壁7,8と背壁9とが立設され、上面には天
板が取付けられ、前面にはMD11を挿入・排出するた
めの挿排口12を備える前面板10が取付けられる。な
お、MD再生装置1には側壁8側にも同様の構成をもつ
昇降装置が存在する。側壁8側に設けられる昇降装置に
はラック76などは設けられておらず、モータ71など
によって駆動されない。
【0024】図3(1)は、図2の切断面線A−Aから
見た断面図である。昇降装置3は、MD11が載置され
る載置台16および載置台16を支持する昇降レバー1
3を含む。被昇降部材である載置台16は、昇降レバー
13によって昇降方向99の任意の方向に移動される。
【0025】前記昇降レバー13は、第1レバー14お
よび第2レバー15から構成され、第1レバー14およ
び第2レバー15はそれぞれの長手方向の中心付近でピ
ン261によって相互に揺動自在となるように枢支され
る。また、第1レバー14および第2レバー15の両端
付近には、それぞれピン253,254およびピン25
1,252が突設される。ピン252は後述するラック
76に接続される。
【0026】図4は、第1レバー14の分解斜視図であ
る。図4においては、第1レバー14のピン253側の
みを示し、ピン254側について省略する。第1レバー
14は、第1レバー本体256と、伸縮部257と、ば
ね255とを含んで構成される。
【0027】第1レバー本体256には、一方表面の一
方端部256bにピン258が立設され、他方端部には
図示しないピン254が立設される。また、第1レバー
本体256の他方表面には、ピン258とは反対方向に
延びるようにしてピン260が立設される。さらに、第
1レバー本体256には透孔256aが設けられる。伸
縮部257は、一方表面の一方端部257bに案内ピン
であるピン253が立設される。他方表面の一方端部2
57cにはピン253とは反対方向に延びるようにして
軸361が立設され、案内ローラであるローラ271が
軸361によって回転自在に支持される。また、一方表
面の他方端部257dには、ピン259が立設される。
さらに、伸縮部257には透孔257aが設けられる。
【0028】第1レバー本体256と伸縮部257と
は、ピン258が透孔257aを挿通し、同様にピン2
59が透孔256aを挿通することで互いに摺動可能と
なっている。また、ピン260,259に弾性部材であ
るばね255が掛止めされる。そのため、第1レバー1
4は長手方向に対して伸縮可能となり、ばね255によ
って伸長方向に付勢される。
【0029】前記筺体2には、支持片262,263が
設けられ、それぞれ前記ピン254,252に対応する
長孔264,265が設けられる。また載置台16の側
壁266には、ピン251,253に対応する長孔26
7,268が設けられる。前記ピン251,252;2
53,254は、それぞれ長孔267,265;26
8,264において前記昇降方向99とは垂直な、後述
する挿排方向67a,67bと平行な方向に摺動可能で
ある。
【0030】載置台16の側壁266には掛止ピン28
0が設けられ、ピン251とともにばね269を張架す
る。また、支持片262には、掛止ピン281が設けら
れ、ピン254とともにばね270を張架する。ばね2
69,270によって第1レバー14および第2レバー
15は、挿入方向67a、すなわち載置台16を上昇さ
せる方向へと付勢される。したがって、後述するように
載置台16の昇降時には、ピン251,254がそれぞ
れ長孔267,264内をばね269,270の弾発力
に抗して摺動変位することによって、緩衝機構として作
用する。
【0031】第1レバー14には、前述したようにピン
253と伸縮部257を挟んで反対側にローラ271が
設けられ、該ローラ271は、筺体2の側壁7に設けら
れた案内板272の案内面273に沿って変位する。前
記案内面273は、大略的に、第1レバー14のピン2
54を中心とする円弧状に形成される。また、図3
(2)で示すように、載置台16の停止位置であるマガ
ジン4を構成する各収納室274a〜274d、および
MD11を再生装置5へと案内する案内室131に対応
して、位置決め凹所275a〜275eが形成される。
したがって、ローラ271がそれぞれの位置決め凹所2
75a〜275eに嵌り込んだとき、載置台16はそれ
ぞれ収納室274a〜274dおよび案内室131の入
口と等しい高さになる。
【0032】マガジン4は、後述する再生装置5の上方
側に設けられ、大略的に、天板101と底板102との
間に3枚の仕切板103を介在させて形成された前記4
つの収納室274a〜274dを有しており、MD11
を4枚収納することができる。各収納室274a〜27
4dには、マガジン4の一方の側壁104において、背
壁9に近接する位置にはスイッチ105が設けられ、そ
のアクチュエータ106は前記側壁104を挿通して収
納室274a〜274d内方側へ突出している。MD1
1が後述するローラ46によって収納室274a〜27
4d内へ挿入されると、MD11の隅角部129でアク
チュエータ106が押圧されてスイッチ105が導通す
る。
【0033】このようにしてMD11のマガジン4内へ
の収納が検知されると、後述するモータ40の駆動が停
止してローラ46の回転を停止する。各収納室274a
〜274dにはまた、側壁104において、マガジン4
の内方側へ突出する板ばね部材113が形成されてお
り、この板ばね部材113は収納室274a〜274d
内へ収納されたMD11のケーシング111を他方の側
壁108へ押圧する。これによって、MD11のマガジ
ン4に対するがたつきが防止される。
【0034】MD11は、光学的かつ磁気的に記録また
は再生可能なディスク112がケーシング111内に収
納されて構成されており、このディスク112は、その
中心にターンテーブル134に吸着されるクランププレ
ート110を有しており、このクランププレート110
に対応して前記ケーシング111には駆動孔109が形
成されている。
【0035】これに対応して、各仕切板103および底
板102の中央部には、それらを切り起こして形成され
た板ばね部材107が設けられ、挿入されたMD11の
前記駆動孔109から侵入し、ディスク112の中心に
取付けられたクランププレート110を天板101方向
へ押圧する。これによって、ケーシング111内のディ
スク112のがたつきが防止される。
【0036】以下にローディング機構86の説明を行
う。
【0037】載置台16から一方側壁8側へ延設された
支持片19には、誤挿入防止レバー21、スイッチ3
6,69,90、モータ40,59、歯車列44,63
およびローラ圧着レバー64などが設けられる。誤挿入
防止レバー21に形成された一対の案内溝32には、支
持片19に立設された一対のピン34が嵌入することに
よって押圧片23が載置台16へ突出または後退自在と
なるように取付けられるとともに、該誤挿入防止レバー
21に形成された掛止片25と、支持片19に形成され
た掛止片27とに、ばね29の両端部がそれぞれ掛止め
されて、矢符30b方向にばね付勢される。誤挿入防止
レバー21の他方側壁8側にはスイッチ36が設けられ
る。
【0038】MD11が載置台16へ挿入されると、M
D11によって誤挿入防止レバー21が矢符30a方向
へ押圧されて変位し、アクチュエータ37が押圧片35
で押圧されることによってスイッチ36が導通する。支
持片19には、スイッチ36の導通信号によって駆動す
るモータ40が設けられ、このモータ40の出力は出力
軸41の先端に取付けられたウォーム42を介して歯車
43を駆動し、さらに歯車列44を介して減速された
後、ローラ45,46を参照符号47に示される矢符方
向へ回転駆動する。
【0039】ローラ45および歯車48は、軸45aお
よび48aによって、略コの字状に形成されたローラホ
ルダ49に回転自在に支持されており、またローラホル
ダ49は軸48aによって支持片19に揺動変位自在に
支持されている。軸45aから軸48aを介して、支持
片19に立設された固定軸51との間には、ローラ圧着
ばね52が巻掛けられる。ローラ圧着ばね52は、ロー
ラ45を参照符号53に示される矢符方向である、載置
台16に突出する方向にばね力が働くように取付けられ
る。これによって、ローラ45は載置台16へ挿入され
るMD11に圧着した状態で回転駆動することができる
ので、MD11を載置台16内へ確実に送り込むことが
できる。
【0040】同様に、ローラ46および歯車54を覆う
ローラホルダ55に立設された軸46aから軸54aと
固定軸57との間に、矢符56に示される方向へのばね
力を発生するローラ圧着ばね58が巻回されている。こ
れによって、ローラ46もまた、マガジン4の側壁10
4に形成された透孔50からマガジン4内に突出し、M
D11に圧着した状態で回転駆動することができる。
【0041】モータ59は、支持片19の背壁9側に設
けられ、この出力は、出力軸60の先端に取付けらたウ
ォーム61を介して歯車62へ伝達される。さらに、歯
車列63によって減速された後、ローラ圧着レバー64
のラック65に噛合する歯車66を駆動する。ローラ圧
着レバー64の立下片91に形成された長孔92には、
支持片19に立設されたホロア93が嵌入しているの
で、ローラ圧着レバー64の変位は前記挿排方向67
a,67bに示される矢符方向に規制される。ローラ圧
着レバー64に形成された立上片68は、ローラ圧着レ
バー64が背壁9に最も近接する位置まで変位すると、
スイッチ69のアクチュエータ70を押圧する。これに
よって、モータ59の駆動が停止される。
【0042】ローラ圧着レバー64には傾斜部94が設
けられており、ローラ圧着レバー64が挿入方向67a
へ変位駆動されると、圧着ばね58のばね力によって、
軸46aに案内されてローラホルダ55が傾斜部94に
沿って参照符号56に示される矢符方向へ変位して、ロ
ーラ46が前記透孔50からMD11に当接する位置に
まで突出する。また、ローラ圧着レバー64が排出方向
67bヘ変位駆動されると、ローラホルダ55が矢符5
6とは反対の方向へ変位して、ローラ46がローラ圧着
ばね58のばね力に抗して所定の位置へ戻る。このと
き、スイッチ90のアクチュエータ97がローラホルダ
55によって押圧されて、ローラ46の開放が検知され
る。
【0043】底板6上において、載置台16の下方側に
はモータ71および歯車列72が設けられる。モータ7
1が駆動されると、その出力は、出力軸73に取付けら
れたウォーム74および歯車列72を介して減速された
後、歯車75に噛合するラック76に伝達される。ラッ
ク76が挿排方向67a,67b方向に駆動されると、
ラック76に接続されている第2レバー15が変位し、
載置台16が昇降動作を行う。
【0044】図5は、再生装置5の分解斜視図である。
この再生装置5は、大略的に、案内室131と、昇降機
構132と、再生機構133とを備えて構成されてい
る。再生機構133は、案内室131によって該再生機
構133に装填されたMD11に対して、ターンテーブ
ル134が前記駆動孔109内に嵌り込んでクランププ
レート110を吸着してディスク112を回転駆動する
とともに、ピックアップ135がディスク112に記録
されている記録内容を読出すことによって、その記録内
容の再生を行う。
【0045】案内室131は、昇降機構132によって
図3(1)において実線で示す上昇位置と、仮想線で示
す下降位置とに変位可能である。前記上昇位置では載置
台16内のMD11を取込みまたは排出することがで
き、下降位置ではMD11をターンテーブル134に装
填して再生可能とすることができる。案内室131は、
MD11を外囲する大略的に、コの字状の枠体141か
ら成り、この枠体141の両側壁142,143にはそ
れぞれ案内ピン144,145;146,147が立設
されている。また、透孔50に対応する透孔149が形
成される。さらにまた、側壁142には前記板ばね部材
113に対応した板ばね部材150が形成されており、
この板ばね部材150によって、該枠体141内に取込
まれたMD11のケーシング111はがたつきなく保持
される。
【0046】昇降機構132は、大略的に、レバー15
1と、モータ152と、歯車列153と、規制板154
〜156とを備えて構成されている。規制板154〜1
56は底板6から立設されており、該規制板154〜1
56に形成された案内溝164,165:166,16
7に前記案内ピン144,145;146,147がそ
れぞれ嵌り込むことによって、枠体141は前記昇降方
向99のみの変位が許容される。
【0047】前記案内ピン144,145はまた、前記
案内溝164,165を挿通した後、レバー151に形
成された案内溝161,162にそれぞれ嵌り込んでい
る。これらの案内溝161,162は、上下方向に形成
された前記案内溝164〜167に対して、交差する方
向に形成されている。レバー151は、架台160に形
成された案内ピン168および規制板154に形成され
た案内ピン169が、該レバー151の長手方向に形成
された長孔170,171に嵌り込むことによって前記
挿排方向67a,67bに変位可能となる。
【0048】前記レバー151の一側面172にはラッ
ク173が形成されている。このラック173には、前
記架台160に取付けられたモータ152からの駆動力
が、歯車列153を介して伝達される。さらにまたレバ
ー151において、長手方向の両端部付近には立上片1
74,175がそれぞれ形成されており、これらの立上
片174,175は、前記架台160に取付けられてい
るリミットスイッチ176,177のアクチュエータ1
78,179にそれぞれ当接することができる。
【0049】前記モータ152が駆動され、レバー15
1が挿排方向67a,67bに変位を行い、立上片17
4または175がそれぞれアクチュエータ178または
179に当接すると、前記モータ152の駆動は停止さ
れ、こうしてレバー151はリミットスイッチ176,
177の範囲内で変位可能とされる。
【0050】前記レバー151の変位に伴ってその案内
溝161,162で案内ピン144,145がそれぞれ
案内され、こうして枠体141が前述のように昇降方向
99に昇降変位することができる。枠体141の背壁9
側の端部にはスイッチ180が設けられており、このス
イッチ180は、前記スイッチ105と同様に、枠体1
41内でのMD11の有無検知のために用いられる。
【0051】前記レバー151にはまた、案内溝16
1,162に臨んでバイアス片181,182がそれぞ
れ取付けられる。このバイアス片181,182は、案
内溝161,162の両端部付近、すなわち枠体141
が所定の上昇位置または下降位置となった状態で前記案
内ピン144,145に当接する一対の当接片183,
184と、これらの当接片183,184をレバー15
1に固定するための取付片185とを備えて構成されて
いる。したがってこのバイアス片181,182によっ
て、枠体141は前記上昇位置または下降位置でがたつ
きなく保持される。
【0052】上述のように構成されたMD再生装置1に
おいて、挿排口12からMD11が挿入されたことをス
イッチ36が検出すると、モータ40が駆動され、該M
D11はスイッチ88によって取込み完了が検出される
まで載置台16内に取込まれてゆく。その後、図示しな
い操作手段への入力操作などに対応してモータ71が駆
動され、昇降レバー13が再生装置5またはマガジン4
の所定の収納室274a〜274dへ臨むように変位さ
れる。昇降レバー13などによる昇降動作については後
述する。
【0053】次に、モータ59が駆動されてローラ圧着
レバー64が挿入方向67aに変位されてローラ46が
マガジン4内または再生装置5の枠体141内へ突出さ
れる。こうしてMD11の搬送準備が整うと、再びモー
タ40が駆動されてMD11がマガジン4または枠体1
41内に取込まれてゆく。スイッチ105または180
によって所定の取込位置まで取込まれたことが検出され
ると、モータ40が停止されるとともに、再生が行われ
るときには、モータ152が駆動されてMD11は所定
の再生位置へ装填される。
【0054】再生が完了したMD11は、前記入力操作
などに対応して、マガジン4内の所定の収納室274a
〜274d内へ収納され、または上述と逆の動作によっ
て挿排口12から外部へ排出される。
【0055】続いてMD再生装置1における昇降装置3
の昇降動作について説明する。図3(1)は昇降装置3
によって載置台16が最上部まで上がっている様子を示
した図であり、載置台16は挿排口12および収納室2
74aと同じ高さにある。
【0056】第2レバー15のピン252には前述した
ラック76が接続されており、ラック76が排出方向6
7bに移動すると載置台16は底板6側へ下降し、挿入
方向67aに移動すると天板方向へと上昇する。
【0057】図3(1)に示す状態から、前述したモー
タ71などによってラック76を排出方向67bへと移
動させると、ピン252は長孔265を摺動変位し、昇
降レバー13は下方へと変位する。このとき、第1レバ
ー14に備えられるローラ271は、案内板272の案
内面273に沿って下方に変位する。その際、各凹所2
75a〜275e間の***部276a,276b,27
6c,276d,276eに対しては、第1レバー14
における伸縮部257が、ばね255の弾発力に抗し
て、第1レバー本体256に対して縮小方向に変位する
ことで、ローラ271が案内板272の案内面273に
追従して変位することを可能としている。
【0058】そのため、ローラ271は、案内面273
における位置決め凹所275a〜275e以外の前記隆
起部276a〜276eに停止すること、および振動な
どによってローラ271が各位置決め凹所275a〜2
75eから脱出することが防止され、位置決め精度を向
上することができる。また、MD11の収納枚数の増加
には、案内板272の案内面273を延長することで容
易に対応することができる。さらにまた、昇降レバー1
3は、ばね269,270によって挿入方向67aに付
勢されているのでローラ271が各位置決め凹所275
a〜275eに嵌り込むときの衝撃は、該ばね269,
270の弾発力に抗するピン251,254の長孔26
7,264内での排出方向67bへの変位によって緩和
され、動作音を小さく抑えることができる。
【0059】図3(2)に示すようにローラ271が凹
所275eに嵌り込むと、モータ71が停止され、載置
台16は停止する。図3(2)においては、MD11が
前述したモータ40によって案内室131へと送り込ま
れている。
【0060】また、図3(2)に示す状態から載置台1
6を上方へと変位させるには、前記モータ71を駆動
し、ラック76とともにピン252を排出方向67bへ
と変位させる。第1レバー14と第2レバー15とはピ
ン261によって枢支されているので、ラック76によ
る第2レバー15の変位とともに第1レバー14も変位
する。第1レバー14におけるローラ271は、前述し
た下方への移動と同様に案内板272の案内面273に
追従して変位する。図3(1)に示すようにローラ27
1が凹所275aに嵌り込むとモータ71が停止され、
載置台16は停止する。
【0061】なお、本実施例においてはMD再生装置1
における例のみを示したが、昇降装置における被昇降部
材は載置台16に限るものではない。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、昇降装置
において被昇降部材に連結される第1レバーの端部に立
設される案内ピンが、被昇降部材の所定の停止位置に対
応して位置決め凹所が形成された案内面に摺接するの
で、被昇降部材を所定の停止位置に停止させる際、第1
レバーの案内ピンは案内面の位置決め凹所に嵌入してお
り、良好な位置決め精度を得ることができるとともに、
高い耐振性を確保することができる。また、被昇降部材
の昇降量の増加に対応して円弧面を容易に延長すること
ができ、停止位置を多く設定することができる。
【0063】また好ましくは、第1レバーは、長手方向
に伸縮自在とされ、弾性部材によって伸長方向に付勢さ
れているので、案内ピンが位置決め凹所間の案内面に乗
り上げたままの状態で停止してしまうことを防止するこ
とができる。また、振動などによって案内ピンが位置決
め凹所から不所望に脱出してしまうことを防止すること
ができる。
【0064】さらに好ましくは、案内ピンは第1レバー
の他端部に回転自在に支持される案内ローラであるの
で、案内面を滑らかに摺動することができ、案内ピンが
案内面を摺動する際に生じる騒音の発生を抑えるととも
に、円滑な動作を行うことができる。
【0065】またさらに好ましくは、第1レバーの一端
部と基台との間および第2レバーの他端部と被昇降部材
との間に、緩衝機構を介在させるので、第1レバーの案
内ピンが円弧面の位置決め凹所に嵌り込むときの衝撃を
緩和して、騒音を抑え、円滑な動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるMD再生装置1の天板
を取除いた斜視図である。
【図2】本発明の一実施例であるMD再生装置1の天板
を取除いた平面図である。
【図3】MD再生装置1の動作を説明するための図2に
おける切断面線A−Aから見た断面図である。
【図4】第1レバー14の分解斜視図である。
【図5】再生装置5の分解斜視図である。
【図6】典型的な従来例である再生装置201の断面図
である。
【図7】典型的な従来例である再生装置221の断面図
である。
【符号の説明】
1 MD再生装置 2 筺体 3 昇降装置 4 マガジン 5 再生装置 13 昇降レバー 14 第1レバー 15 第2レバー 16 載置台 76 ラック 251〜254 ピン 264,265,267,268 長孔 271 ローラ 272 案内板 273 案内面 275a〜275e 位置決め凹所

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被昇降部材と、駆動手段と、一端部が基
    台に対して揺動自在に枢支され、他端部が前記被昇降部
    材に連結され、長手方向に伸縮自在な第1レバーと、 前記第1レバーと中央付近が相互に揺動自在に連結さ
    れ、一端部が前記駆動手段によって前記被昇降部材の昇
    降方向とは交差する方向に変位駆動され、他端部が前記
    被昇降部材に連結される第2レバーと、 固定位置に設けられ、前記第1レバーの他端部に立設さ
    れた案内ピンが摺接し、該第1レバーの一端部からほぼ
    等距離となるような円弧状の案内面を有するとともに、
    該案内面に被昇降部材の所定の停止位置に対応した位置
    決め凹所の形成された案内部材とを含むことを特徴とす
    る昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記第1レバーは、弾性部材によってそ
    の伸長方向に付勢されていることを特徴とする請求項1
    記載の昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記案内ピンは、第1レバーの他端部に
    回転自在に支持される案内ローラであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記第1レバーの一端部と基台との間、
    および前記第2レバーの他端部と被昇降部材との間に、
    基台および被昇降部材において被昇降部材の昇降方向と
    交差する方向に形成した長孔内に、第1レバーの一端部
    および第2レバーの他端部に立設した案内ピンを摺動可
    能とするとともに、該第1レバーの一端部に立設した案
    内ピンを前記第2レバーの一端部方向に、該第2レバー
    の他端部に立設した案内ピンを前記第1レバーの他端部
    方向に弾発的に付勢することによって構成される緩衝機
    構を介在することを特徴とする請求項1または3記載の
    昇降装置。
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