JP3533771B2 - カラー印字およびモノクロ印字をするプリンタ - Google Patents

カラー印字およびモノクロ印字をするプリンタ

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JP3533771B2
JP3533771B2 JP21326395A JP21326395A JP3533771B2 JP 3533771 B2 JP3533771 B2 JP 3533771B2 JP 21326395 A JP21326395 A JP 21326395A JP 21326395 A JP21326395 A JP 21326395A JP 3533771 B2 JP3533771 B2 JP 3533771B2
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厚 村神
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関し、
特に印字ヘッドを印字媒体に沿って走行して印字するプ
リンタにおいて、カラー印字とモノクロ印字を制御する
ことができるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタは、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)の3原色を印字するための
各印字要素をもっており、2色を重ねることで、多種類
の色を作成する。3色を重ねることで、黒色を作成する
ことが可能であるが、Bk(黒色)専用の印字要素を持
つものもある。
【0003】従来のカラープリンタは、これら黒色の印
字要素を含めて各印字要素を印字ヘッドの走行方向に並
べて配置してあり、カラー印字の際には、印字ヘッドを
走行しながら3原色の各印字要素を単独に駆動、あるい
は2色重ねるように駆動する。またモノクロ印字の際に
は、Bk(黒色)専用の印字要素のみを駆動する。
【0004】特開平2ー26753号公報には、Bk
(黒色)の印字要素を3原色の印字要素に対して画素ピ
ッチにおいて1/2ピッチずらせて配置したものが開示
されている。これは、Bk(黒色)の印字要素により印
字した黒色の画素と、3原色を重ねた黒色の画素を千鳥
状に配置してモノクロ印字を達成するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の一般
的なプリンタにおいては、印字ヘッドがカラー印字、モ
ノクロ印字ともに同じ速度で走行し、同じ印字密度で印
字すると、カラー印字、モノクロ印字とも同じ印字時間
を必要とする。しかし一般にモノクロ印字の方が使用頻
度が高いため速い印字が望まれる。またカラー印字、モ
ノクロ印字とも画素密度を高くまたは印字速度を速くす
るために印字要素の数を多くするには、モノクロ専用の
プリンタに対して4倍の数の印字要素を配置しなければ
ならず、大型化し高価になる。
【0006】また、上記公開公報に開示されたプリンタ
では、Bk(黒色)の印字要素により印字した黒色の画
素と、3原色を重ねた黒色の画素を千鳥状に配置するの
で、両者の横方向の間隔を最小のタイミングで制御する
と、縦方向および横方向の画素間隔は最小タイミングの
2倍となり、高密度で印字することができない。
【0007】本発明は、カラー印字およびモノクロ印字
をするプリンタにおいて、モノクロ印字の処理速度を上
げ、かつ大型化することなく高密度の印字をすることが
できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載のプリンタは、3原色および黒色の画
素を印字するための各印字要素をもつ印字ヘッドを印字
媒体に対し相対走行させる走行手段と、前記印字媒体と
前記印字ヘッドを前記走行手段の走行方向に対してほぼ
直交する方向に相対移送する移送手段とを有するプリン
タにおいて、前記印字ヘッドは、前記3原色および黒色
の画素を印字する各印字要素をそれぞれ前記走行方向と
ほぼ直交する方向に所定間隔で複数個有し、前記3原色
の画素を印字する各複数の印字要素を前記走行方向に並
べかつ前記走行方向とほぼ直交する方向において前記黒
色の画素を印字する複数の印字要素に対し前記所定間隔
の1/2だけずらせて配置したものであり、前記3原色
および黒色の画素を印字するための各印字要素と前記走
行手段と前記移送手段とを制御してカラー印字およびモ
ノクロ印字を選択的に実行する制御手段とを備え、前記
制御手段は、モノクロ印字をするときは、前記黒色の画
素を印字する印字要素によって前記黒色の画素を印字す
るとともに、前記黒色の画素を印字する印字要素によっ
て印字される前記走行方向とほぼ直交する方向に隣接す
る2つの黒色の画素をほぼ結ぶ線上に3原色を重ねた黒
色の画素を印字するように、前記走行手段と前記3原色
および黒色の画素を印字する各印字要素をそれぞれ制御
し、カラー印字をするときは、前記3原色の印字要素で
複数の画素行を印字した後、前記印字媒体と前記印字ヘ
ッドを相対移送して前記画素行の間に前記3原色の印字
要素を位置づけ、その画素行間に前記3原色の印字要素
で次の画素行を印字するように前記走行手段と前記移送
手段と前記3原色の印字要素をそれぞれ制御する構成と
する。
【0009】上記構成において、制御手段でカラー印字
およびモノクロ印字を選択的に実行する。その際、モノ
クロ印字は、黒色の画素を印字する印字要素で黒色の画
素を印字するのはもちろん、3原色の画素を印字する各
印字要素が印字ヘッドの走行方向に並んでいることで、
印字ヘッドの走行にともないその3原色を重ねて黒色の
画素を印字する。また3原色の画素を印字する各印字要
素が黒色の画素を印字する印字要素に対して印字ヘッド
の走行方向とほぼ直交する方向に所定間隔配置してあ
り、その走行方向とほぼ直交する方向の前者の黒色の画
素を結ぶ線上に、所定間隔の1/2だけずらせて、3原
色の画素を印字する各印字要素でそれぞれ印字すること
で、3原色を重ねた黒色の画素を上記位置に印字する。
その結果、モノクロ印字を、黒色の画素を印字する印字
要素および3原色の画素を印字する印字要素が共同し
て、1回の印字ヘッドの走行で高密度に行なう。また、
カラー印字は、印字媒体と印字ヘッドの相対移送を間に
入れて2回の印字ヘッド走行で印字をすることで、1回
の走行で達成された高密度のモノクロ印字とほぼ同等の
高密度のカラー印字を達成する。
【0010】請求項2に記載のプリンタは、請求項1に
おいて、前記制御手段は、カラー印字をするときには、
前記印字媒体と前記印字ヘッドの前記相対移送が前記所
定間隔の1/2となるように前記移送手段を制御する構
成とする。
【0011】上記構成によると、モノクロ印字とカラー
印字を同じ高密度で印字することができる。
【0012】請求項3に記載のプリンタは、請求項2に
おいて、前記制御手段は、モノクロ印字における改行を
するときは、前記移送手段を制御して、前記走行方向と
ほぼ直交する方向に並ぶ前記複数個の印字要素の先頭の
印字要素が、前記複数個の印字要素の最後尾の印字要素
から前記走行方向とほぼ直交する方向に前記所定間隔だ
け離れた位置まで移動するように、前記印刷媒体と前記
印字ヘッドを所定距離だけ相対移送させ、カラー印字に
おける改行をするときは、前記移送手段を制御して、前
記印刷媒体と前記印字ヘッドを前記所定距離よりも前記
所定間隔の1/2短い距離だけ相対移送させる構成とす
る。
【0013】上記構成によると、モノクロ印字とカラー
印字のいずれの場合でも、印字幅が密着した隙間のない
改行を行なうことができる。
【0014】請求項4に記載のプリンタは、請求項1か
ら3のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記走行方
向にほぼ前記間隔の1/2の間隔をもって前記画素を印
字するように前記走行手段と前記各印字要素を制御する
構成とし、これにより印字ヘッドの走行方向とそれに直
交する方向とで画素の間隔をほぼ同じに印字し、見栄え
のよい高密度の印字を達成する。
【0015】請求項5に記載のプリンタは、請求項1か
ら4のいずれかにおいて、前記印字要素は、インク滴を
印字媒体に対し噴射するノズルである構成とし、カラー
印字およびモノクロ印字をするインクジェットプリンタ
において、高密度のモノクロ印字を実現する。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって具体的に説明する。
【0018】図1は、プリンタの要部の構造を示すもの
で、印字ヘッド30はキャリッジ31上に搭載してあ
り、走行手段により印字用紙33に沿って図において左
右方向Xに走行する。走行手段は、例えばキャリッジ3
1をガイド軸32に摺動可能に支持し、後述する駆動源
でベルトを介してそのキャリッジを往復走行させる周知
の構造である。印字用紙33は、ローラ等の移送手段3
4によって前記走行方向Xに対しほぼ直交する方向Y
(図において上下方向)に移送する。なお印字ヘッド3
0と印字用紙33は、相対的にそのどちらが走行または
移送するようにしても差し支えない。
【0019】印字ヘッド30は、図2に示すようにY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3原色
およびBk(黒色)を印字するための各印字ユニット3
0Y,30M,30C,30Bkを前記走行方向Xに並
べて構成している。各印字ユニットは、それぞれ前記走
行方向Xに対しほぼ直交する方向(すなわちY方向)に
等間隔で並べた多数の印字素子30sをもつ。印字素子
30sのY方向の間隔は、印字用紙に印字した際の画素
の縦方向のピッチのほぼ2倍でかつX方向の画素ピッチ
Lのほぼ2倍に設定してある。3原色の印字ユニット3
0Y,30M,30Cの各印字素子30sは、前記走行
方向Xに同一線上に並んでいるが、Bkの印字ユニット
30Bkの印字素子30sは、その印字素子のY方向の
配列ピッチの1/2ピッチpだけずれて位置する。
【0020】なお、上記多数の印字素子30sのY方向
の配列は同方向に傾斜した配列であってもよく、Y方向
においてBkの印字ユニット30Bkの印字素子が3原
色の印字ユニット30Y,30M,30Cの各印字素子
に対して上記のようにずれていればよい。
【0021】印字ヘッド30は、好ましくはインクジェ
ット式のものを使用する。その場合、印字素子30sは
Y,M,C,Bkの各色のインクを印字用紙に向けて噴
射するノズルである。その他印字ヘッドには、発熱素子
を印字素子30sとしたサーマル式印字ヘッド、打撃ワ
イヤを印字素子としたインパクト式印字ヘッドなど、ド
ットマトリクス形式で印字する印字ヘッドが使用可能で
ある。
【0022】図3は、制御のための概略構成を示す。ホ
ストコンピュータ等から送信されたデータは、データ作
成部41の判別部42でY,M,Cのカラー信号を含む
かどうかを判別する。またはプリンタにおいて手動スイ
ッチ等でカラー印字か、モノクロ印字を指定したかを、
判別部42で判別する。
【0023】そしてホストコンピュータ等からのデータ
は、変換部43で、R,G,Bの画像信号をY,M,C
の信号に補色変換するとともにY,M,CおよびBkの
信号に分解する。データ作成部41で作成した印字すべ
きデータは、Y,M,CおよびBkの色毎に各格納部4
4たとえばバッファメモリに、それぞれビットイメージ
データで格納する。そして印字駆動手段53をへて印字
ヘッド30の各印字素子に送る。印字駆動手段53はい
わゆるドライバ回路を含むもので、印字素子30sすな
わち噴射ノズル毎に設けてある。
【0024】CR制御部46、LF制御部47は、デー
タ作成部41で印字すべきデータを作成するのにともな
い、キャリッジ31、移送手段32を制御するための信
号を作成する。CR制御部46は、キャリッジ31を走
行駆動する駆動源すなわちCRモータ51にCR駆動手
段54を介して接続する。LF制御部47は移送手段3
4を駆動する駆動する駆動源すなわちLFモータ52に
LF駆動手段55を介して接続する。LF制御部47
は、前記ピッチp単位で印字媒体の移送を制御する。
【0025】一方、タイミング発生部45では、周知の
クロック信号にもとづいてタイミング信号を発生し、C
Rモータ51を制御するCR制御部56に送信する。ま
た各印字駆動手段53にもタイミング信号が送信し、そ
れによって印字素子30sをキャリッジ32の走行に同
期してピッチLの周期で駆動する。このピッチLは、前
記ピッチpとほぼ同じである。
【0026】データ作成部41、Y,M,C,Bkの各
格納部44、タイミング発生部45、CR制御部46お
よびLF制御部47は、これらで1つの印字制御手段4
0を形成し、いわゆるCPU、ROM、RAMなどから
なる。
【0027】図4は上記印字制御手段40による制御の
流れを示す。図5は印字例を拡大して示す。図5の各円
は1つの印字素子が印字する1つのドットすなわち画素
をあらわす。
【0028】プリンタは電源を投入すると、周知のよう
に初期化し後述するフラグもF=0にリセットする。ホ
ストコンピュータ等がデータを印字制御手段40に送信
する(S1:Yes)と、そのデータを先頭から読みだ
し、まずそのデータが制御データか文字あるいは図形等
の印字データかを判別する(S2)。制御データである
(S2:Yes)場合、さらに判別部42でカラー印字
データであるかどうか(S3)、また改行データである
かどうか(S5)をそれぞれ判別する。制御データが改
行データでもない場合は、その他の処理を実行する(S
6)。
【0029】カラー印字が指示してある場合、つまりデ
ータ中にカラーデータを含み、またはプリンタにおいて
手動スイッチ等でカラー印字を指示しかつデータ中にも
カラーデータを含んでいる(S3:Yes)場合、フラ
グF=1をセットする。
【0030】文字あるいは図形等の印字データの場合
(S2:NO)、カラー印字を指示している、すなわち
フラグF=1をセットしている(S12:Yes)と、
データ作成部41でY,M,Cのデータを作成し、各格
納部44に格納する。
【0031】カラー印字は、印字ヘッド30が1つの行
(印字ヘッドの全印字素子のY方向の幅に対応する行)
を2回走行することによってその行の印字を完成するよ
うにしてあるので、2回走行のうちの1回目の走行の印
字の場合(S13:Yes)、上記各格納部44に格納
した画素データのうち、印字用紙の縦方向の画素の奇数
番目の行のもの、すなわち図5の白丸のデータを読みだ
す(S14)。そしてキャリッジをX方向にピッチL移
動する毎に、データに対応する印字素子30sを駆動
し、図5の白丸のデータのみをY方向に間隔をあけて印
字する(S15)。
【0032】つぎにカラーの2回目の走行の印字をする
に際して、制御データとして改行データが作成されてい
る(S2:Yes,S3:Yes,S5:Yes,S
7:Yes)ので、この場合カラー印字の1回目の走行
の直後であり(S7:Yes)、移送手段34を駆動し
て、印字素子30sのY方向ピッチの1/2ピッチpの
改行を実行する(S9)。つづいてカラーの2回目の走
行の印字では(S2:No,S12:Yes,S13:
No)、偶数行の画素データ、すなわち図5のハッチン
グ付き丸のデータを読みだし(S16)、キャリッジを
X方向に移動しながら、データに対応する印字素子30
sを駆動し、図5の白丸の画素の間にハッチング付き丸
の画素を印字する(S15)。
【0033】2回目の走行の印字が完了すると、つぎの
行へ移送するための改行データを読みだす(S2:Ye
s,S5:Yes)。1回目の走行の直後でなく(S
7:No)、前述のp改行の後である(S8:Yes)
ので、図5の1番上の白丸を印字した印字素子を1番下
のハッチング付き丸の下に並ぶ位置へ移送する。つま
り、その白丸が1番下のハッチング付き丸の下に並ぶ移
送距離Pに対し、前述のようにpだけすでに移送してあ
るから、P−pだけ移送手段34を駆動して、改行を実
行する(S10)。これは、これから印字しようとする
行がカラー印字かモノクロ印字かに関係なく、p改行の
後ならば実行する。以下もカラー印字をする場合は、上
記と同様に複数の画素行からなるデータを2回の印字ヘ
ッド走行で印字していく。
【0034】制御データがカラー印字を指示するもので
ない(S2:Yes,S3:No)とき、つまりデータ
中にカラーデータが含まれていない、またはデータ中に
カラーデータが含まれていてもプリンタにおいて手動ス
イッチ等で強制的にモノクロ印字を指示しているとき、
フラグをリセットF=0する(S41)。
【0035】文字あるいは図形等の印字データ(S2:
NO)が、カラー印字でないすなわちフラグF=0であ
る(S12:No)と、Bkの印字ユニット30Bkだ
けでなく、Y,M,Cの印字ユニット30Y,30M,
30Cもすべて使用して印字する。このためデータ作成
部41でBkとY,M,Cの格納部44すべてに全印字
データを格納するか、またはBkの格納部44Bkに格
納したデータをBkとY,M,Cのすべての印字素子に
供給して、Bkの印字素子による黒画素と、Y,M,C
の印字素子による印字を重ねた黒画素とでモノクロ印字
を実行する。このためにデータ作成部41で作成したビ
ットデータの全幅(印字ヘッドのY方向の印字素子の数
に対応する幅)の画素行のデータを読みだし(S1
8)、印字用紙に印字した際の奇数番目のデータはBk
の印字素子に、偶数番目のデータはY,M,Cの印字素
子にそれぞれ割りあてる。そして図5のようにBkの印
字素子が印字した白丸のY方向の間の位置に、Y,M,
Cの印字素子をキャリッジの走行によって、Y,M,C
の印字素子が到達するタイミングでそれぞれその印字素
子を駆動し、3原色の重なった黒画素(ハッチング付き
丸)を印字する。カラー印字では前述のように2回の走
行で印字した画素密度と同じ密度をモノクロ印字では1
回の走行で印字することができる。
【0036】モノクロ印字での改行(S2:Yes,S
5:Yes)は、カラーの1回目の走行の直後でなく
(S7:No)、p改行の後でもない(S8:No)か
ら、前記P距離の改行を実行する。つまり、図5の1番
上の白丸を印字した印字素子が1番下のハッチング付き
丸の下に並ぶように移送移送手段34を駆動する。その
改行後、上記と同様に1回の印字ヘッド走行で複数の画
素行を印字し、改行することを繰り返す。
【0037】なお上記実施の形態では、LF制御部47
は、印字ヘッド30のY方向の幅だけ印字した後、その
印字幅に密着してつぎの行を印字するように改行してい
るが、印字ヘッド中の任意数の印字要素で印字するとと
もに、印字素子のY方向のピッチの整数倍だけ改行し
て、つぎの行を任意番目の印字要素で印字することがで
きる。また文字データのみを印字する場合のように、行
間に隙間がある場合には、印字ヘッド中の任意数の印字
要素で印字するとともに、任意量改行してその隙間をあ
けた後、次の行を任意番目の印字要素で印字することが
できる。さらにLF制御部47は、カラー印字の高密度
印字のために、先に印字した画素の間に新たな画素を印
字するとき、前記pの奇数倍の改行をすることもでき
る。
【0038】また印字ヘッドにおいて印字素子のY方向
の間隔を、印字する画素の間隔に対し2以上の整数倍に
設定することもできる。例えば4倍に設定して、カラー
印字を4回の走行で、またモノクロ印字を2回の走行で
完成させるようにすることもできる。
【0039】本発明は、ホストコンピュータから独立し
たプリンタにおいて実施できるのみではなく、ホストコ
ンピュータ部とプリンタ部を1つのシステムとしたプリ
ンタシステムとして構成し、本発明の各要素を両部に分
担して設けることができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したことから明かなように請求
項1の発明では、カラー印字およびモノクロ印字を選択
的に実行することができる。モノクロ印字は、黒色の画
素を印字する印字要素で印字する黒色の画素の、印字ヘ
ッドの走行方向とほぼ直交する方向における画素間に、
3原色の画素を印字する各印字要素で3原色を重ねた黒
色の画素を印字することで、1回の印字ヘッドの走行で
高密度の印字を達成することができる。また、カラー印
字も、印字媒体と印字ヘッドの相対移送を間に入れて2
回の印字ヘッド走行で印字をすることで、1回の走行で
達成された高密度のモノクロ印字とほぼ同等の高密度の
カラー印字を達成することができる。
【0041】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1の効果のほか、カラー印字をするとき、1回の印字ヘ
ッドの走行で画素行を印字した後、印字ヘッドと印字媒
体を相対移送して2つの画素行を印字することにより、
モノクロ印字とカラー印字を同じ高密度で印字すること
ができる。
【0042】また請求項3に記載の発明では、上記請求
項1または2の効果のほか、モノクロ印字とカラー印字
のいずれの場合でも、印字幅が密着した隙間のない改行
を行なうことができる。
【0043】請求項4に記載の発明では、上記請求項1
から3のいずれかの効果のほか、印字ヘッドの走行方向
とそれに直交する方向とで画素の間隔をほぼ同じに印字
し、見栄えのよい高密度の印字を達成することができ
る。
【0044】請求項5に記載の発明では、上記請求項1
から4のいずれかの効果のほか、印字要素をインク滴を
印字媒体に対し噴射するノズルとすることで、カラー印
字およびモノクロ印字をするインクジェットプリンタに
おいて、高密度のモノクロ印字をすることができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のプリンタの要部機構図。
【図2】印字ヘッドの拡大正面図。
【図3】制御構成のブロック図。
【図4】制御の流れを示すフローチャート図。
【図5】印字例を示す拡大図。
【符号の説明】 30 印字ヘッド 30s 印字要素 34 移送手段 40 印字制御手段 53 印字駆動手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3原色および黒色の画素を印字するため
    の各印字要素をもつ印字ヘッドを印字媒体に対し相対走
    させる走行手段と、前記印字媒体と前記印字ヘッドを
    前記走行手段の走行方向に対してほぼ直交する方向に相
    対移送する移送手段とを有するプリンタにおいて、 前記印字ヘッドは、前記3原色および黒色の画素を印字
    する各印字要素をそれぞれ前記走行方向とほぼ直交する
    方向に所定間隔で複数個有し、前記3原色の画素を印字
    する各複数の印字要素を前記走行方向に並べかつ前記走
    行方向とほぼ直交する方向において前記黒色の画素を印
    字する複数の印字要素に対し前記所定間隔の1/2だけ
    ずらせて配置したものであり、 前記3原色および黒色の画素を印字するための各印字要
    と前記走行手段と前記移送手段とを制御してカラー印
    字およびモノクロ印字を選択的に実行する制御手段とを
    備え、 前記制御手段は、モノクロ印字をするときは、前記黒色
    の画素を印字する印字要素によって前記黒色の画素を印
    字するとともに、前記黒色の画素を印字する印字要素に
    よって印字される前記走行方向とほぼ直交する方向に隣
    接する2つの黒色の画素をほぼ結ぶ線上に3原色を重ね
    た黒色の画素を印字するように、前記走行手段と前記3
    原色および黒色の画素を印字する各印字要素をそれぞれ
    制御し、 カラー印字をするときは、前記3原色の印字要素で複数
    の画素行を印字した後、前記印字媒体と前記印字ヘッド
    を相対移送して前記画素行の間に前記3原色の印字要素
    を位置づけ、その画素行間に前記3原色の印字要素で次
    の画素行を印字するように前記走行手段と前記移送手段
    と前記3原色の印字要素をそれぞれ制御する ことを特徴
    とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、カ
    ラー印字をするときには、前記印字媒体と前記印字ヘッ
    ドの前記相対移送が前記所定間隔の1/2となるように
    前記移送手段を制御することを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記制御手段は、モ
    ノクロ印字における改行をするときは、前記移送手段を
    制御して、前記走行方向とほぼ直交する方向に並ぶ前記
    複数個の印字要素の先頭の印字要素が、前記複数個の印
    字要素の最後尾の印字要素から前記走行方向とほぼ直交
    する方向に前記所定間隔だけ離れた位置まで移動するよ
    うに、前記印刷媒体と前記印字ヘッドを所定距離だけ相
    対移送させ、 カラー印字における改行をするときは、前記移送手段を
    制御して、前記印刷媒体と前記印字ヘッドを前記所定距
    離よりも前記所定間隔の1/2短い距離だけ相対移送さ
    せる ことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、前
    記制御手段は、前記走行方向にほぼ前記間隔の1/2の
    間隔をもって前記画素を印字するように前記走行手段と
    前記各印字要素を制御することを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、前記印字要素は、インク滴を印刷媒体に対し噴射す
    るノズルであることを特徴とするプリンタ。
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