JP3070352B2 - インクジェット記録装置の印字処理方式 - Google Patents

インクジェット記録装置の印字処理方式

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JP3070352B2
JP3070352B2 JP22992293A JP22992293A JP3070352B2 JP 3070352 B2 JP3070352 B2 JP 3070352B2 JP 22992293 A JP22992293 A JP 22992293A JP 22992293 A JP22992293 A JP 22992293A JP 3070352 B2 JP3070352 B2 JP 3070352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク液滴を記録ヘッ
ドの吐出口から飛翔させ記録紙に印字するインクジェッ
ト記録装置において、印字行と印字行の継ぎ目において
高品位の印字を得ることができる印字処理方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置において、記録
ヘッドがn個のインク液滴吐出ノズルを有し、記録紙の
送り方向(副走査方向)にnドットを印字し、前記副走
査方向と直交する主走査方向にmドット分印字して、n
×mのドットマトリックスによる第1行目の印字を行
い、次に記録紙を副走査方向に送るとともに、記録ヘッ
ドを主走査方向に走査して同様に第2行目の印字を行
い、以下同様にして第3行目の印字を順次行う方式があ
る。
【0003】前記記録装置においては、記録紙の移送を
記録ヘッドの解像度と同じ精度で行うことは難しく、互
いに隣接する行の継ぎ目における印字品質が劣るとうい
う問題を有している。すなわち、印字されたある行の最
下段のドットと次の行の最上段のドットとを重ねすぎる
と、その部分の濃度が高くなって継ぎ目に黒すじが現れ
てしまい、逆に、両者間のドット間隔を離しすぎると継
ぎ目に白すじが現れてしまう。このドット間隔の調整を
高精度で行うことは、機械的精度や温湿度による記録紙
の伸縮の影響があって限界がある。
【0004】そこで、上記問題を解決するための技術が
従来より提案されている。例えば特開昭55−4283
6号公報によれば、図6に示すように、A行における印
字領域50Aとその次の行であるB行の印字領域50B
とを少なくとも1ドット以上重ね合わせ、重ね合わせた
継ぎ目部50では、その奇数列に配置されるドットの印
字をA行の印字時に行う(50a)一方、偶数列に配置
されるドットの印字をB行の印字時に行う(50b)よ
うにしている。この方式は継ぎ目部のない印字方式に比
較して印字品質の向上が図れるものの、継ぎ目部50に
おいて、行方向に規則的なドット配列がなされるため、
継ぎ目部50の境界部分に黒すじや白すじが現れたり、
継ぎ目部50内にバンド状の黒すじや白すじが現れると
いう欠点を有している。
【0005】そこで、特開平2−62243号公報にお
いては、図7に示すように、第1の記録ヘッドによって
印字51aされた領域52Aと第2の記録ヘッドによっ
て印字51bされた領域52Bとを重ね合わせ、重ね合
わせた継ぎ目部52では、X方向においてドット51a
とドット51bとが隣接する境界が、Y方向においてラ
ンダムになるように配列するようにし、継ぎ目部52に
黒すじや白すじが現れるのをなくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
ように、複数の記録ヘッド16から複数色のインク(例
えばシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4
色)を吐出し、これらインクを複合してカラー印字を形
成するインクジェット記録装置において、記録紙15上
へ記録ヘッド16をX方向へ移動させながら記録ヘッド
16を駆動させ記録ヘッド幅分の記録を行い、次の印字
に備えY方向に記録ヘッド幅分だけ記録紙の移送を行
う。前述したように、記録紙15の移送を記録ヘッドの
解像度と同じ精度で行うことは難しく±の誤差が発生
し、送り量が多いと印字行L1〜L4の継ぎ目に図2
(A)に示すように白すじが発生し著しく画質が悪化す
るため、通常は図2(B)に示すように、印字行と印字
行との継ぎ目部Rが若干量重なるように設計がなされ
る。しかしながら、このように設計した場合には、単色
のベタ(100%)印字領域Sにおいては正常に印字さ
れるものの、インクを複合し形成される複合色のレッ
ド、グリーン、ブルー領域Pの継ぎ目部R′において黒
すじが発生してしまうとういう問題を有している。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するものであ
って、複数色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを備
えるインクジェット記録装置において、印字行と印字行
の継ぎ目に発生する黒すじや白すじを目立たなくし、高
品位の印字を可能とする印字処理方式を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のイン
クジェット記録装置の印字処理方式は、複数色のインク
をそれぞれ吐出する複数の記録ヘッドと、記録媒体に印
字される印字行と直交する方向に各記録ヘッドに複数個
配置されるインク液滴吐出ノズルとを有し、前記記録ヘ
ッドを記録媒体の印字行の方向に移動させて1行分の印
字を行った後、記録媒体と記録ヘッドを相対移動させて
次行の印字を行うインクジェット記録装置において、印
字行と印字行間の継ぎ目において複合色の存在を判定す
る手段と、複合色がある場合に印字行と印字行間の継ぎ
目においてインク液滴吐出ノズルの1ノズル分のインク
吐出を部分的に間引く処理を行う手段とを備えることを
特徴とする。前記複合色の存在は、前記部分的に間引く
処理を行うノズルと、該ノズルの前後のノズルとによる
印字がいずれも複合色であるか否かにより判定する。
【0009】
【作用】本発明によれば、インクを複合し形成される色
のレッド、グリーン、ブルー領域において、印字行と印
字行との継ぎ目ドットを制御するため、境界部における
筋の発生を目立たなくすることができ高品位な画像を得
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明が適用されるインクジェット記録装
置の例を示す斜視図、図2は印字行と印字行との継ぎ目
を説明するための図である。
【0011】図1において、2本のガイドレール1には
ヘッドキャリッジ2が摺動自在に装着され、ヘッドキャ
リッジ2は、タイミングベルト3を介してヘッドキャリ
ッジ駆動用モータ4に連結されている。ヘッドキャリッ
ジ2には、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック
の4色のインクジェットカートリッジ5C、5M、5
Y、5Kが装着されている。これらインクカートリッジ
は、ロックレバー6によりヘッドキャリッジ2に着脱可
能に装着される。
【0012】各インクジェットカートリッジ5C、5
M、5Y、5Kの下面には、図2に示す記録ヘッド16
が備えられている。この記録ヘッド16は、例えば30
0dpiの解像度をもち副走査方向Yに128個のイン
ク液滴吐出ノズルを有している。記録ヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインク液滴を吐出するものであって、
前記エネルギーを発生するための電気熱変換体を備え、
複数の記録ヘッドとインクを用いて減色混合法により、
シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックのインク
を複合してレッド、グリーン、ブルーを形成し、記録媒
体上に入力画像情報に対応した多色画像を印字する。
【0013】また、各インクジェットカートリッジ5
C、5M、5Y、5K内には、前記記録ヘッドにインク
を供給するインクタンク7が内蔵され、前記記録ヘッド
16には給電・信号ケーブル8により駆動信号が伝達さ
れる。2本のガイドレール1間にはこれと平行にフィー
ドロール9およびイグジットロール10が配設されてお
り、フィードロール9およびイグジットロール10は、
歯車11、12、ベルト13を介して紙送り用モータ1
4に連結されている。
【0014】上記のように構成したインクジェット記録
装置においては、記録紙15上への記録は、ヘッドキャ
リッジ2を記録紙15上へX方向に移動させながら記録
ヘッド16を駆動させ記録ヘッド幅分の記録を行い、次
の印字に備え記録ヘッド幅分だけ記録紙15をY方向に
移動するようにしている。図2にこの様子を示すが、前
述したように、記録紙15の移送を記録ヘッドの解像度
と同じ精度で行うことは難しく、送り量が多いと印字行
L1〜L4の継ぎ目に図2(A)に示すように白すじが
発生し著しく画質が悪化するため、通常は図2(B)に
示すように、印字行と印字行との継ぎ目部Rが若干量重
なるように設計がなされる。しかしながら、このように
設計した場合には、単色のベタ印字(全ノズルから吐
出)領域Sにおいては正常に印字されるものの、インク
を複合し形成される複合色のレッド、グリーン、ブルー
領域Pの継ぎ目部R′において黒すじが発生してしま
う。
【0015】次に図3および図4により本発明の印字処
理方式について説明する。図3は、本発明の印字処理方
式の1実施例を示すフロー図、図4および図5は、本発
明の印字処理方式を示すドット・パターン図であり、図
4(A)は本発明の印字処理を行う前の場合を、図4
(B)は本発明の印字処理を行った場合を示している。
【0016】図3において、先ずステップS1で前回ス
キャンにおける128ノズル目(最終ノズル)が複合色
か否かの判定を行い、ステップS2で今回スキャンにお
ける1ノズル目が複合色か否かの判定を行い、ステップ
S3で今回スキャンにおける2ノズル目が複合色か否か
の判定を行う。ステップS1〜S3で複合色と判定され
る場合は、図4(A)に示すX1の範囲である。
【0017】次にステップS4で前回スキャンにおける
128ノズル目と今回スキャンにおける1ノズル目が同
位置か否かを判定する。これは、図5に示す出力パター
ンのように、X1範囲以外で前回スキャンにおける12
8ノズル目にデータがあるかどうかを判定している。そ
して、前記ステップS1〜S4の条件を全て見たした場
合にステップS5において、今回スキャンにおける1ノ
ズル目のデータを間引き処理する。この処理は図4
(B)および図5に示すように、X1の範囲にある1ノ
ズル目のデータを1ノズル毎にインクを出さないように
して間引く処理である。
【0018】以上、本発明の1実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、上記実施例においては、
記録紙を副走査方向に移動させているが、記録紙を固定
して記録ヘッドを副走査方向に移動させるようにしても
よい。また、にじみ特性(例えば普通紙)が大きい記録
紙の場合に、指示により有効/無効とを切り替え、印字
行と印字行との継ぎ目における印字ドットを減らし、に
じみを押さえ複合色での継ぎ目の黒筋の発生を改善する
ようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、インクを複合した形成される二次色のレッド、
グリーン、ブルー領域において、複数色のインクを吐出
する複数の記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置
において、印字行と印字行の継ぎ目に発生する黒すじや
白すじを目立たなくし、高品位の印字を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
例を示す斜視図である。図2は記録ヘッドによる印字処
理を説明するための図である。本発明を適用したカラー
インクジェット記録装置の概略構成図。
【図2】インクジェット記録装置における印字行と印字
行との継ぎ目を説明するための図である。
【図3】本発明の印字処理方式の1実施例を示すフロー
図である。
【図4】本発明の印字処理方式を示すドット・パターン
図であり、図4(A)は本発明の印字処理を行わない場
合を、図4(B)は本発明の印字処理を行った場合を示
している。
【図5】本発明の印字処理方式を示すドット・パターン
図である。
【図6】従来の継ぎ目における印字処理方式の例を説明
するための図である。
【図7】従来の継ぎ目における印字処理方式の例を説明
するための図である。
【符号の説明】 1…ガイドレール、2…ヘッドキャリッジ 5C、5M、5Y、5K…インクカートリッジ、15…
記録媒体 16…記録ヘッド、X…主走査方向、Y…副走査方向、
L1〜L4…印字行 R、R′…継ぎ目、S…単色、P…複合色、X1…X方
向間引き範囲

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数色のインクをそれぞれ吐出する複数の
    記録ヘッドと、記録媒体に印字される印字行と直交する
    方向に各記録ヘッドに複数個配置されるインク液滴吐出
    ノズルとを有し、前記記録ヘッドを記録媒体の印字行の
    方向に移動させて1行分の印字を行った後、記録媒体と
    記録ヘッドを相対移動させて次行の印字を行うインクジ
    ェット記録装置において、印字行と印字行間の継ぎ目に
    おいて複合色の存在を判定する手段と、複合色がある場
    合に印字行と印字行間の継ぎ目においてインク液滴吐出
    ノズルの1ノズル分のインク吐出を部分的に間引く処理
    を行う手段とを備えることを特徴とする印字処理方式。
  2. 【請求項2】前記複合色の存在は、前記部分的に間引く
    処理を行うノズルと、該ノズルの前後のノズルとによる
    印字がいずれも複合色であるか否かにより判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の印字処理方式。
  3. 【請求項3】前記複数色のインクは、シアン、マゼン
    タ、イエローおよびブラックであり、前記インクを複合
    し形成される複合色がレッド、グリーン、ブルーである
    ことを特徴とする請求項1に記載の印字処理方式。
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