JP3532365B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP3532365B2
JP3532365B2 JP30482596A JP30482596A JP3532365B2 JP 3532365 B2 JP3532365 B2 JP 3532365B2 JP 30482596 A JP30482596 A JP 30482596A JP 30482596 A JP30482596 A JP 30482596A JP 3532365 B2 JP3532365 B2 JP 3532365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOSFETを出力
段に用い、出力電流をプッシュプルする能力をもたせた
増幅回路に関するものであり、たとえば、ハードディス
クドライバ(HDD)のボイスコイルモータ(VCM)
駆動回路や、CD、CD−ROM、DVD、MD等のア
クチュエータ、モータ駆動回路などに使用される。
【0002】
【従来の技術】具体的な一例として、HDDのVCM駆
動回路としての使用例を示す。図13は、従来のハード
ディスクシステムの全体構成を示す図である。図13に
おいて、50は磁気ディスク、51はボイスコイルモー
タ(VCM)、52は磁気ヘッド、53は磁気ヘッドを
装着する磁気ヘッドアーム、54は磁気ディスク50を
駆動するスピンドルモータ(SPM)、55はVCM駆
動回路、56はVCMおよびSPMを駆動するために必
要なデータを保存するレジスタ、57はスピンドルモー
タ54の制御を行うSPM駆動回路、58は磁気ヘッド
52からのデータを読み書きするリード/ライト(R/
W)回路、59はハードディスク全体を制御する制御回
路である。
【0003】以下に簡単にハードディスク全体の構成を
簡単に説明する。通常、このハードディスクはコンピュ
ータの記憶装置として用いられ、コンピュータからの信
号によって制御される。ハードディスクへ記録するデー
タは、R/W回路58を介して磁気ヘッド52によって
磁気ディスク50に記録され、又は磁気ディスク50か
ら読み出される。また、ボイスコイルモータ51は、制
御回路59、レジスタ56を介してコンピュータから送
られた制御信号およびR/W回路58からの信号に基づ
いて、VCM駆動回路55によって制御される。一方、
スピンドルモータ54は、コンピュータから送られた制
御信号およびR/W回路58からの信号に基づいて、制
御回路59、レジスタ56を介して、SPM駆動回路5
7によって制御される。本発明は、上記ハードディスク
構成におけるVCM駆動回路55の部分への応用が可能
である。SPM駆動回路57およびR/W回路58は本
発明と直接関係がないのでその説明を省略する。
【0004】図14を用いて、VCM駆動回路55の動
作概要を説明する。図14は、たとえば、VCM駆動回
路55の入力端子に入力される駆動電圧波形を示す図で
ある。図14に示すように、入力信号が基準電圧よりも
高いときには、VCM駆動回路55は、ボイスコイルモ
ータ51に指示を出し、磁気ヘッド52が前進するよう
に磁気ヘッドアーム53を駆動し、入力信号が基準電圧
と同じときには、ボイスコイルモータ51は磁気ヘッド
52が停止するように磁気ヘッドアーム53を駆動し、
入力信号が基準電圧よりも低い時にはボイスコイルモー
タ51は磁気ヘッド52が後退するように磁気ヘッドア
ーム53を駆動する。なお、磁気ヘッドアーム53の動
作は上記と反対方向に動くように制御してもよい。さら
に、上記の駆動電圧波形は必ずしも矩形波に限られるこ
となく、正弦波でも良いことはもちろんである。
【0005】現在では、VCM駆動回路55の出力段ト
ランジスタとして、パワー素子にMOSFETが使用さ
れているが、その技術的背景として、以下の2点が挙げ
られる。(1)出力電流が大きい場合でも、トランジス
タの飽和電圧がバイポーラトランジスタと比較して小さ
い。(2)パワー素子駆動に要する消費電力が、バイポ
ーラトランジスタと比較して小さい。しかしながら、M
OSFETは各FETのゲート・ソース間のしきい電圧
(VT)値の変動が大きい(製造ロットによる変動のみ
でなく経時変化による変動も含む)ので、その影響を避
けるため、演算増幅器によるフィードバック回路を用い
て、変動の影響を小さくする回路構成がとられている。
【0006】図15は、MOSFETを出力段に用い、
演算増幅器によるフィードバックを利用した、従来のH
DD用VCM駆動回路55に用いられる増幅回路の一例
を示す図である。
【0007】図15において、1は第1の入力端子であ
り、第1の演算増幅器3の非反転入力5と、第2の演算
増幅器4の反転入力8に接続される。2は第2の入力端
子であり、抵抗9を介して第1の演算増幅器3の反転入
力端子6に接続され、抵抗12を介して第2の演算増幅
器4の非反転入力端子7にも接続される。入力信号端子
1に入力される入力信号1は、たとえば、図14に示す
ような矩形波状の制御電圧であり、入力信号端子2に入
力される入力信号2は、図14に示すような一定値の基
準電圧である。この入力信号1と入力信号2は入れ替え
てもよい。
【0008】18は、出力端子であり、抵抗10を介し
て第1の演算増幅器3の反転入力端子6に接続され、抵
抗13を介して第2の演算増幅器4の非反転入力端子7
にも接続される。また、出力端子18は、第1のMOS
FET15のソースおよび第2のMOSFET16のド
レインに接続される。第1の演算増幅器3の出力は、第
1のMOSFET15のゲートに接続され、第2の演算
増幅器4の出力は、第2のMOSFET16のゲートに
接続される。第1のMOSFET15のドレインは電源
17に接続される。第2のMOSFET15のゲート・
ソース間には抵抗11が接続され、第2のMOSFET
16のゲート・ソース間には抵抗14が接続される。抵
抗11、14は、無入力信号時に、MOSFET15、
16のゲートに残った電荷が原因で、第1のMOSFE
T15および第2のMOSFET16にドレイン電流が
流れることを防止するための抵抗であり、省略可能であ
る。25は第1の増幅器であり、26は第2の増幅器で
ある。第1の増幅器25は第1の演算増幅器3および第
1のMOSFET15を含む回路である。第2の増幅器
26は第2の演算増幅器4および第2のMOSFET1
6を含む回路である。55は第1の増幅器25と第2の
増幅器26とから構成される増幅回路対である。
【0009】以下に、図15の増幅回路対55の動作に
ついて説明する。図15において、第1の増幅器25と
第2の増幅器26は、たとえば、図14に示すような入
力信号が入力され、プッシュプル増幅器として動作す
る。出力端子60の電圧を基準電圧とし、入力信号が図
14のように基準電圧よりも大きな電圧であると、第1
の増幅器25が動作し、第1のMOSFET15はプッ
シュ増幅器として負荷29に電流をはきだし、入力信号
が図14のように基準電圧よりも小さな電圧であると、
第2の増幅器26が動作し、第2のMOSFET16は
プル増幅器として負荷29から電流を引き込む。なお、
入力信号が、図14のように基準電圧と同じ電圧である
と、第1の増幅器25も第2の増幅器26も動作せず、
負荷29には電流は流れない。
【0010】負荷29に電流が流れ出るときは、第1の
MOSFET15のソースが電流出力端子となり、負荷
29から電流が流れ込む場合は、第2のMOSFET1
6のドレインが電流出力端子となる。第1のMOSFE
T15のソースと第2のMOSFET16のドレインは
接続され、その電圧はvoである。第1のMOSFET
15のソースと第2のMOSFET16のドレインが接
続される前の第1のMOSFET15のソース電圧をv
01、第2のMOSFET16のドレインの電圧をv02
すると、 v01 =(1+R5/R4)v1−(R5/R4)v2 ・・・(1) v02 =(1+R8/R7)v1−(R8/R7)v2 ・・・(2) で表され、出力電圧は、入力信号端子1の電圧と入力信
号端子2の電圧によって決定される。
【0011】ここで、v1は入力信号端子1の電圧、v2
は入力信号端子2の電圧、抵抗9、10、12、13、
の抵抗値はそれぞれR4、R5、R7、R8である。上記式
(1)と式(2)において、通常、抵抗の値はR4=R7
およびR5=R8となるように設定されるので、理想的に
は、v01=v02となり、第1のMOSFET15のソー
スと第2のMOSFET16のドレイン間に電流は流れ
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、抵抗9、10、12、13の抵抗値の相対誤差や演
算増幅器3、4のオフセット電圧により、v01とv02
等しくならない。本来、v01=v02であれば、すなわ
ち、入力信号電圧が基準電圧と等しい場合(無入力信号
時)、第1のMOSFET15のソースと第2のMOS
FET16のドレイン間には電流が流れないはずであ
る。しかしながら、v01=v02でなくなると、第1のM
OSFET15のソースと第2のMOSFET16のド
レイン間に電流が流れるようになる。
【0013】図15において、たとえば、入力信号電圧
1および入力信号電圧v2がともに2Vであり、抵抗値
4=R7=1KΩおよびR5=2KΩとなり、R8は2K
Ωから5%ばらついた2.1KΩとなり、第2の演算増
幅器4の非反転入力は10mVの入力オフセットが生じ
たために、1.99Vとなったと仮定する。この状況に
おいては、式(1)および(2)から第1の増幅器25
の出力電圧(v01)は2V、第2の増幅器26の出力電
圧(v02)は1.969Vとなる。従って、第1のMO
SFET15のソースから第2のMOSFET16のド
レインへ電流が流れる。このために、無入力信号時に増
幅回路対55中の消費電力が大きくなったり、後述する
ようにクロスオーバ歪が大きくなる欠点があった。な
お、このクロスオーバ歪は、第1のMOSFET15が
オンからオフ、第2のMOSFET16がオフからオン
になるときに現れる現象である(図8参照)。
【0014】本発明の目的は、無入力信号時に、上述の
ような演算増幅器のオフセット電圧や抵抗値の相対誤差
による前記増幅回路対中の消費電力を小さくし、さらに
出力信号のクロスオーバ歪を減少させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る増幅回
路は、第1の入力端子、第2の入力端子、および出力端
子を有し、出力電流を吐き出すための第1の増幅器と、
第1の入力端子および第2の増幅器中の演算増幅器の出
力電流を検出する回路と、所定のオフセット電圧を発生
するオフセット電圧発生回路とから構成され、そのオフ
セット電圧は、第1の増幅器の第1の入力端子と第2の
増幅器の第1の入力端子間に加えられ、第1の増幅器の
第1の入力端子は、第1の入力信号端子に接続され、第
1の増幅器の第2の入力端子と第2の増幅器の第2の入
力端子は、第2の入力信号端子に接続され、第1の増幅
器の出力端子と第2の出力端子は接続され、その接続点
から出力電流を得るように構成される。
【0016】第2の発明に係る増幅回路は、2つの増幅
回路対を対向させ第1の増幅回路対の出力端子と第2の
増幅回路対の出力端子間に負荷を接続し、第1の増幅回
路対の第1の入力端子と、第2の増幅回路対の第1の入
力端子を接続し、第1の増幅器回路対の第2の入力端子
と第2の増幅回路対の第2の入力端子を接続するように
構成することにより負荷に流れる電流をプッシュプルす
るように構成される。
【0017】第3の発明に係る増幅回路は、対向して構
成された2つの増幅回路対において、負荷と直列に接続
された抵抗と、抵抗の両端に生じる電圧を検出するコン
パレータと、コンパレータの出力に応じて、一方の増幅
回路対中の第2の演算増幅器の反転入力端子に供給され
るオフセット電圧を変化させる第1のスイッチを含む第
1のオフセット値可変回路と、他方の増幅回路対中の第
2の演算増幅器の反転入力端子に供給されるオフセット
電圧を変化させる第2のスイッチを含む第2のオフセッ
ト値可変回路とを含むように構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1による増幅
回路を示す図である。本実施の形態1の増幅回路は、図
15の従来の増幅回路に定電流源22、23およびオフ
セット抵抗21からなるオフセット電圧発生回路24
と、第2の演算増幅器4の出力電流を検出し、フィード
バックをかけるための抵抗19、20からなる出力電流
検出回路27とを加えたものである。
【0019】オフセット抵抗21の一端は、定電流源2
2および第2の演算増幅器4の反転入力端子8とに接続
され、他端は入力信号端子1、定電流源23および第1
の演算増幅器3の非反転入力端子に接続される。抵抗2
0は、第2の演算増幅器4の反転入力端子8および第2
の演算増幅器4の出力端子間に接続される。
【0020】図2は、図1において、オフセット電圧発
生回路24、および抵抗19、20から構成される出力
電流検出回路27の位置づけを明確にするために描かれ
た図であり、図1中の第1の増幅器25および第2の増
幅器26中の抵抗等が省略されている。
【0021】さらに、図3は、図1において、オフセッ
ト電圧発生回路24、第2の増幅器26、出力電流検出
回路27の位置づけを明確にするために描かれた図であ
り、図1中の第1の増幅器25が省略されている。
【0022】次に第1の実施の形態の増幅回路の動作に
ついて説明する。前述したように、抵抗値の相対誤差や
演算増幅器のオフセット電圧の影響により、仮に第2の
MOSFET16のドレイン電圧が第1のMOSFET
15のソース電圧よりも低くなろうとする場合につい
て、図3を用いて説明する。
【0023】もし、第2の増幅器26の入力電圧のオフ
セットによって、第2の増幅器26の出力電圧が第1の
増幅器25の出力電圧より低くなる場合を改善するに
は、オフセット電圧発生回路24によってオフセット電
圧を発生させ、その電圧を第2の演算増幅器4の非反転
入力端子に加え、第2の増幅器26の出力電圧を高くす
ることによって可能となる。図3において、定電流源2
2、23が供給する電流をIoとすると、オフセット抵
抗21の電圧降下はR3oとなる。従って第2の演算増
幅器4の反転入力端子に入力される電圧は、第1の演算
増幅器3の非反転入力端子に入力される電圧よりも電圧
降下分Io3だけ高くなる。これによって、第2の増幅
器26の出力電圧Vo2は、通常の出力電圧よりも(1+
8/R7)×Io3だけ高くなる。これによって、無入
力信号時の増幅回路中の第1のMOSFET15のソー
スから第2のMOSFET16のドレインに流れる無効
電流が抑えられ、無入力信号時の消費電力増加を防ぐこ
とができる。
【0024】上の(1+R8/R7)×Io3は以下のよ
うな計算によって求めることができる。前記の式(2) v02 =(1+R8/R7)v1−(R8/R7)v2 ・・・(2) において、v1がIo3だけ高くなった後の電圧をv1
とすると、v1’=v1+Io3となる。このv1’を式
(2)のv1に代入すると、第2の増幅器26の出力電
圧v02’は以下のようになる。 v02’=(1+R8/R7)(v1+Io3)−(R8/R7)v2 =(1+R8/R7)v1−(R8/R7)v2 +(1+R8/R7)×Io3 =v02+(1+R8/R7)×Io3 となる。
【0025】上記に説明したように、第2の増幅器26
の出力電圧が第1の増幅器25の出力電圧より低くなる
場合、前述のように第1のMOSFET15のソースか
ら第2のMOSFET16のドレインに電流が流れる。
このとき、第2の演算増幅器4の反転入力端子の電圧は
低くなり、第2のMOSFET16のゲート・ソース間
の電圧が上昇する。抵抗20を流れる電流I1が矢印の
方向に流れると仮定すると、この電流はオフセット抵抗
21を介して、入力信号端子1に流れるのでオフセット
抵抗21の一端A点は電圧が高くなる。従ってこのA点
の電圧は第2の演算増幅器4の反転入力端子8に印加さ
れる。従ってそれまで低くなっていた反転入力端子8の
電圧が高くなり、それによって第2の増幅器26の出力
端子18における出力電圧は上昇する。
【0026】このために、第1のMOSFET15のソ
ースと第2のMOSFET16のドレイン間に流れてい
た無効電力は減少する。このように、抵抗値R7、R8
の相対誤差および第2の演算増幅器4のオフセットによ
って第2の増幅器26び出力端子8の電圧が減少した場
合は、第2のMOSFET16のドレイン電流が減少す
る方向にフィードバックがかかる。以上のようにして、
この第1の実施の形態では、第2のMOSFET16の
ドレイン電流増加による無入力信号時の消費電力の増加
を防ぐことができる。
【0027】実施の形態2.図4は本発明の第2の実施
の形態による前記増幅回路のブロック図を示す。この実
施の形態は、第1の実施の形態の増幅回路を2つ用い、
2つの出力端子同士を、負荷29を介して接続し、差動
出力で負荷29をドライブするようにしたものである。
図4における増幅回路は、負荷29に電流を供給する非
反転増幅回路28と反転増幅回路128とから構成され
る。非反転増幅回路28は第1の実施の形態における図
1または図2の回路と同じであり、入力信号端子1に入
力信号が入力され、入力信号端子2に基準電圧が入力さ
れる。一方、反転増幅回路128は、第1の実施の形態
における図1または図2の回路と同じであるが、入力信
号端子1と入力信号端子2が入れ替えられ、入力信号端
子1に入力信号が入力され、入力信号端子2に基準電圧
が入力される点が非反転増幅回路28と異なる。なお、
40は第1の増幅器25および第2の増幅器26を含む
第1の増幅器対であり、140は第1の増幅器25およ
び第2の増幅器26を含む第2の増幅器対である。
【0028】図5は図4の具体的な回路図を示す。図5
における接続関係は図2の回路と同じであるので説明を
省略する。図5において、非反転増幅回路28の出力端
子18の電圧をv0、反転増幅回路128の出力端子1
18の電圧をv0’とし、抵抗9、109の抵抗値を
4、抵抗10、110の抵抗値をR5とする。非反転増
幅回路28の入力信号端子1および反転増幅回路128
の入力信号端子1に印加される入力電圧をv1とし、非
反転増幅回路28の入力信号端子2および反転増幅回路
128の入力信号端子2に入力される基準電圧をv2
すると、負荷29の端子間電圧vLは、 vL=v0−v0’=(1+2R5/R4)(v1−v2) ・・・(3) で示される。
【0029】vL>0のとき、非反転増幅回路28の出
力段のMOSFET15が出力電流をはきだし、反転増
幅回路128の出力段のMOSFET116が出力電流
を吸い込む働きをするため、負荷29に流れる電流は出
力端子18から出力端子118へ向かう方向に流れる。
また、vL<0のとき、反転増幅回路128の出力段の
MOSFET115が出力電流をはきだし、非反転増幅
回路28の出力段のMOSFET16が出力電流を吸い
込む働きをするため、負荷29に流れる電流は出力端子
118から出力端子18へ向かう方向に流れる。以上の
ようにして、この実施の形態では、出力端子に接続され
た負荷を、プッシュプルでドライブすることができる。
【0030】無入力信号時の消費電力の増加を防ぐ原理
は、実施の形態1と同様であるのでその説明を省略す
る。なお、無信号時の消費電力の増加を防ぐ作用は非反
転増幅回路28および反転増幅回路128中で各々行わ
れる。
【0031】実施の形態3.まず、図5に示す実施の形
態2の増幅回路において発生するクロスオーバ歪につい
て説明する。図6は、図5中の第1のMOSFET1
5、第2のMOSFET16および負荷29の部分のみ
を抽出して描いた図である。図7は、FETゲート・ソ
ース間電圧VGSとドレイン電流IDとの関係を示す図で
ある。図7はFETゲート・ソース間電圧VGSが閾値電
圧VTをこえるまではドレイン電流IDは流れないことを
示している。図8は第2の実施の形態(図5)および第
3の実施の形態(図10)における理想出力電圧波形4
2,47、第2の実施の形態の出力電流波形43,48
および第3の実施の形態の出力電圧波形44,49を示
す。
【0032】図6において、第1のMOSFET15が
オンのときは、負荷29を流れる電流ID1は、第1のM
OSFET15から負荷29の方向に流れる。一方、第
2のMOSFET16がオンのときは、負荷29を流れ
る電流ID2は、負荷29から第2のMOSFET16の
方向に流れる。これらの電流ID1、ID2は、上述の図7
に示すようにVGSが閾値電圧VTを越えるまでは流れな
い。従って、第1のMOSFET15を流れるドレイン
電流ID1は図8中の43の一点鎖線で示すような波形に
なり、一方、第2のMOSFET16を流れるドレイン
電流ID2は図8中の48の一点鎖線で示すような波形に
なる。図8に示すように、電流が反転するときに、電流
が流れない範囲が生じる。この部分は一般的にクロスオ
ーバ歪45と呼ばれている。このクロスオーバ歪45が
生じると電流波形が連続しなくなり、そのために電流波
形に歪が生じるので、できるだけこのクロスオーバ歪4
5を小さくすべきである。実施の形態3はこのクロスオ
ーバ歪45を小さくするための回路を提供する。
【0033】図9は、本発明の第3の実施の形態による
増幅回路を示す図である。図9において、オフセット電
圧発生電流24、第1の増幅器対40、負荷29、第2
の増幅器対140、オフセット電圧発生回路124で構
成される部分は図4と同じである。図9においては、図
5の回路に、負荷29に流れる電流を検出する電流検出
手段30、オフセット電圧発生回路24、124で発生
されるオフセット電圧を切り替えるためのオフセット値
可変回路31、131を追加した点が、第2の実施の形
態の回路と異なる。この第3の実施の形態の回路は、出
力波形のクロスオーバ歪を小さくすることを目的とする
ものである。
【0034】次に、クロスオーバ歪を小さくする回路に
ついて説明する。図10は、図9の回路の詳細回路を示
す図である。図10において、32は負荷29に流れる
電流の向きを検出するための直列抵抗32である。3
1、131はそれぞれ図9中のオフセット値可変回路3
1、131と同じものである。オフセット値可変回路3
1は図5中のオフセット電圧発生回路24に定電圧回路
35およびスイッチ34を追加したものである。すなわ
ち、オフセット値可変回路31においては、オフセット
抵抗21の一端(A点)は、定電流源36および端子3
9に接続される。端子39は第2の演算増幅器4の反転
入力端子に接続される。オフセット抵抗21の他端は入
力信号端子1、定電流源23および端子38に接続され
る。端子38は第1の演算増幅器3の非反転入力端子に
接続される。定電流源36の電圧側端子は定電流源35
の一端に接続され、その定電流源35の他端はスイッチ
4を介してA点に接続される。
【0035】一方、オフセット値可変回路131におい
ては、オフセット抵抗121の一端(B点)は、定電流
源136および端子139に接続される。端子139は
第2の演算増幅器104の反転入力端子に接続される。
オフセット抵抗121の他端は入力信号端子2、定電流
源123および端子138に接続される。端子138は
第1の演算増幅器103の非反転入力端子に接続され
る。定電流源136の電源側端子は定電流源135の一
端に接続され、その他端はスイッチ134を介してB点
に接続される。
【0036】33はコンパレータであり、その反転入力
端子および非反転入力端子は直列抵抗32の両端に接続
され、負荷29に流れる電流の方向を検出する。出力電
流ILが出力端子18から出力端子118へ向かって流
れる場合、コンパレータ33の出力は、スイッチ34を
ON、スイッチ134をOFFにするような電圧、たと
えば、論理「H」を出力する。このとき、スイッチ34
はONになるので、オフセット抵抗21には定電流源3
6と定電流源35の両電流が流れ込むので抵抗21で生
じるオフセット電圧は、スイッチ34がOFFの時より
も上昇する。
【0037】このとき、負論理スイッチ134は、コン
パレータ33の出力が論理「H」になったときにOFF
になる。このときには、オフセット抵抗121に流れる
電流は定電流源136からのみであるので抵抗121で
生じるオフセット電圧はスイッチ134がONの時より
も小さくなる。このように、第2の増幅器26がプル増
幅器として動作しない場合、オフセット発生回路31で
発生するオフセット電圧は上昇し、第2のMOSFET
16に流入する電流を押さえる。また、第2の増幅器2
6がプル増幅器として動作する場合、オフセット発生回
路31で発生するオフセット電圧は減少し、出力電流波
形のクロスオーバ歪を減少させる。このために、出力端
子18から流れ出る電流波形は図8の波形44のように
なり、クロスオーバ歪は46で示すように小さくなる。
【0038】一方、出力電流が出力端子118から出力
端子18に向かって流れる場合、MOSFET115が
出力電流を吐き出す働きをし、MOSFET16が出力
電流を吸い込む働きをする。このとき、上とは逆に、コ
ンパレータ33の出力により、スイッチ34をOFF、
スイッチ134をONにするような電圧、たとえば、論
理「L」を出力する。スイッチ134は負論理スイッチ
に構成され、コンパレータ33の出力が論理「L]にな
ったときに負論理スイッチ134はONになる。
【0039】このときには、オフセット抵抗121に流
れる電流は定電流源136と定電流源135の両電流が
流れ込むので抵抗121で生じるオフセット電圧は、ス
イッチ134がOFFの時よりも上昇する。このとき、
コンパレータ33の出力が論理「L」になるので、正論
理スイッチ34はOFFになる。このときには、オフセ
ット抵抗21に流れる電流は定電流源36のみであるの
で抵抗21で生じるオフセット電圧はスイッチ34がO
Nの時よりも小さくなる。このように、第2の増幅器1
26がプル増幅器として動作しない場合、オフセット発
生回路131で発生するオフセット電圧は上昇し、第2
のMOSFET116に流れる無効電流を押さえる。第
2の増幅器126がプル増幅器として動作する場合、オ
フセット発生回路131で発生するオフセット電圧は減
少し、出力電流波形のクロスオーバ歪を減少させる。こ
のために、出力端子118から流れ出る電流波形は図8
の波形49のようになり、クロスオーバ歪は46で示す
ように小さくなる。
【0040】上述したように、図10のオフセット値可
変回路31、131を設けることによって、電流をプッ
シュする側の増幅器対の出力に接続される第2の増幅器
のオフセット電圧を大きくし、電流をプルする側の増幅
器対の出力に接続される第2の増幅器のオフセット電圧
を減少させることによって、クロスオーバ歪を小さくす
ることができる。
【0041】実施の形態4.また、図11は、図10の
可変オフセット電圧発生回路31の他の実施の形態を示
す図である。図11においては、オフセット抵抗21の
一端(A点)は、定電流源36を介して電源に接続さ
れ、および端子39に接続される。オフセット抵抗21
の他端は入力信号端子1、定電流源23および端子38
に接続される。A点は、負論理スイッチ134を介して
定電流源35の一端に接続され、その定電流源35の他
端は接地される。負論理スイッチ134は、コンパレー
タ33の出力が、たとえば、論理「H」を出力すると、
負論理スイッチ134はOFFになるので、定電流源3
6から定電流源35に分流していた電流がなくなるので
A点の電位は上昇する。また、コンパレータ33の出力
電圧が論理「L」になると、負論理スイッチ134はオ
ンになり、定電流源36の電流はオフセット抵抗21と
定電流源35に分流するので、オフセット抵抗21に流
れる電流が小さくなり、A点の電位は下がる。その後の
動作は、上記の実施の形態3で説明したのと同様であ
る。
【0042】実施の形態5.また、図12は、図10の
可変オフセット電圧発生回路31のさらに他の実施の形
態を示す図である。図12においては、オフセット抵抗
21の一端(A点)は、定電流源36を介して電源に接
続され、および端子39に接続される。オフセット抵抗
21の他端は入力信号端子1、定電流源23および端子
38に接続され、その定電流源23の他端は接地され
る。A点は抵抗42および負論理スイッチ134を介し
てオフセット抵抗21の他端(端子38側)に接続され
る。負論理スイッチ134はコンパレータ33の出力電
圧が論理「H」になるとオフになり、A点の電位は上が
る。また、コンパレータ33の出力電圧が論理「L」に
なると、負論理スイッチ134はオンになり、定電流源
36の電流はオフセット抵抗21と抵抗42に分流する
ので、オフセット抵抗21に流れる電流が小さくなり、
A点の電位は下がる。その後の動作は、上記の実施の形
態3で説明したのと同様である。
【0043】
【発明の効果】このように、第1の入力端子、第2の入
力端子および出力端子を有し出力電流を吐き出すための
第1の増幅器と、第1の入力端子、第2の入力端子およ
び出力端子を有し出力電流を吸い込むための第2の増幅
器と、第2の増幅器の出力電流を検出する回路と、所定
のオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回路と
から構成され、そのオフセット電圧は、第1の増幅器の
第1の入力端子と第2の増幅器の第1の入力端子間に加
えられ、第1の増幅器の第1の入力端子は、第1の入力
信号端子に接続され、第1の増幅器の第2の入力端子と
第2の増幅器の第2の入力端子は、第2の入力信号端子
に接続され、第1の増幅器の出力端子と第2の増幅器の
出力端子は接続され、その接続点から出力電流を得るよ
うに構成され、第2の増幅器の出力端子にオフセット電
圧を加えることによって無入力信号時の消費電力の増加
を防ぐことができる。
【0044】また、第2の発明では、増幅回路対を対向
させ、第1の増幅回路の出力端子と第2の増幅回路の出
力端子間に負荷を接続し、第1の増幅回路の第1の入力
端子と、第2の増幅回路の第1の入力端子を接続し、第
1の増幅回路の第2の入力端子と第2の増幅回路の第2
の入力端子を接続するように構成することによって、対
向接続された増幅回路対における無入力信号時の消費電
力の増加を防ぐことができる。
【0045】また、第3の発明では、増幅回路対を対向
させ、第1の増幅回路の出力端子と第2の増幅回路の出
力端子間に負荷を接続すると共に、負荷に直列に接続さ
れた抵抗と、抵抗の両端に生じる電圧を検出するコンパ
レータと、コンパレータの出力に応じて、増幅回路中の
第2の演算増幅器の反転入力端子に供給されるオフセッ
ト電圧を変化させる第1のスイッチを含む第1のオフセ
ット値可変回路と、増幅回路中の第2の演算増幅器の反
転入力端子に供給されるオフセット電圧を変化させる第
2のスイッチを含む第2のオフセット値可変回路とを含
むように構成することによって出力波形のクロスオーバ
歪を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の増幅回路を示す図で
ある。
【図2】 図1において、第1の演算増幅器、第2の演
算増幅器、オフセット電圧発生回路、および抵抗19,
20の位置づけを明確にするための図である。
【図3】 図1において、オフセット電圧発生回路、第
2の演算増幅器、出力電力検出回路の位置づけを明確に
するための図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の増幅回路を示す図で
ある。
【図5】 図4の具体的な回路図を示す図である。
【図6】 図5中の第1のMOSFET、第2のMOS
FETおよび負荷の部分のみを抽出して描いた図であ
る。
【図7】 FETのゲート・ソース間電圧VGSとドレイ
ン電流IDとの関係を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態2,3の出力電流波形を
示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3の増幅回路の構成を示
すブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態3の増幅回路の一例を
示す回路図である。
【図11】 本発明の実施の形態4の増幅回路の一例を
示す回路図である。
【図12】 本発明の実施の形態5の増幅回路の一例を
示す回路図である。
【図13】 従来のハードディスクシステムの全体構成
を示す図である。
【図14】 従来の増幅回路に入力される駆動電圧波形
を示す図である。
【図15】 MOFSFETを出力段に用いた従来の増
幅回路対の一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・入力信号端子、2・・・入力信号端子、3・・・第1の
演算増幅器、4・・・第2の演算増幅器、8・・・反転入力端
子、3・・・第1の演算増幅器、15・・・第1のMOSFE
T、16・・・第2のMOSFET、18・・・出力端子、2
0・・・抵抗、21・・・抵抗、22・・・定電流源、23・・・定
電流源、24・・・オフセット電圧発生回路、25・・・第1
の増幅器、26・・・第2の増幅器、27・・・出力電流検出
回路、28・・・非反転増幅回路、29・・・負荷、30・・・
電流検出手段、31・・・オフセット値可変回路、33・・・
コンパレータ、34・・・スイッチ、35・・・定電圧源、3
6・・・定電圧源、40・・・増幅器対、55・・・増幅回路
対、103・・・第1の演算増幅器、104・・・第2の演算
増幅器、115・・・第1のMOSFET、116・・・第2
のMOSFET、121・・・抵抗、123・・・定電流源、
125・・・第1の増幅器、126・・・第2の増幅器、12
7・・・出力電流検出回路、128・・・反転増幅回路、13
1・・・オフセット値可変回路、134・・・スイッチ、13
5・・・定電流源、136・・・定電流源、140・・・増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 - 3/72

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力端子、第2の入力端子および
    出力端子を有し出力電流を吐き出すための第1の増幅器
    と、 第1の入力端子、第2の入力端子および出力端子を有し
    出力電流を吸い込むための第2の増幅器と、 前記第2の増幅器中の演算増幅器の出力電流を検出する
    回路と、 所定のオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回
    路とから構成され、 そのオフセット電圧は、第1の増幅器の第1の入力端子
    と第2の増幅器の第1の入力端子間に加えられ、第1の
    増幅器の第1の入力端子は、第1の入力信号端子に接続
    され、第1の増幅器の第2の入力端子と第2の増幅器の
    第2の入力端子は、第2の入力信号端子に接続され、第
    1の増幅器の出力端子と第2の増幅器の出力端子は接続
    され、その接続点から出力電流を得ることを特徴とする
    増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の増幅回路において:前記
    第1の増幅器は、第1の入力端子が非反転入力端子に接
    続された第1の演算増幅器と、ドレインが電源に接続さ
    れ、ソースが出力端子に接続されゲートが前記第1の演
    算増幅器の出力に接続された第1のMOSFETからな
    り、 前記第2の増幅器は、第2の入力端子が抵抗を介して非
    反転入力端子に接続された第2の演算増幅器と、ドレイ
    ンが出力端子に接続され、ソースが接地され、ゲートが
    前記第2の演算増幅器の出力に接続された第2のMOS
    FETからなり、 前記の出力電流を検出する回路は、一端が第2のMOS
    FETのゲートに接続され、他端が第2の演算増幅器の
    出力に接続された第1の抵抗と、第1の抵抗の他端と第
    2の増幅器の反転入力端子との間に接続された第2の抵
    抗と、第1の抵抗の一端と接地間に接続された第3の抵
    抗とからなり、 前記のオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回
    路は、第1の定電流源と第1の増幅器の第1の入力端子
    との間に接続された第4の抵抗からなり、第4の抵抗の
    一端は前記第2の演算増幅器の反転入力端子に接続さ
    れ、第4の抵抗の他端は前記第1の演算増幅器の非反転
    入力端子に接続されるように構成されることを特徴とす
    る増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の第1の増幅器と第2の増
    幅器とを含む増幅回路対2つを対向させ、第1の増幅回
    路対の出力端子と第2の増幅回路対の出力端子間に負荷
    を接続し、第1の増幅回路対の第1の入力端子と、第2
    の増幅回路対の第1の入力端子を接続し、さらに、第1
    の増幅回路対の第2の入力端子と第2の増幅回路対の第
    2の入力端子を接続するように構成することにより負荷
    に流れる出力電流をプッシュプルすることを特徴とする
    増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の増幅回路対において:さ
    らに、 前記負荷に直列に接続された抵抗と、 前記抵抗の両端に生じる電圧を検出するコンパレータ
    と、 前記コンパレータの出力に応じて、一方の増幅回路対中
    の第2の演算増幅器の反転入力端子に供給されるオフセ
    ット電圧を変化させる第1のスイッチを含む第1のオフ
    セット値可変回路と、他方の増幅回路対中の第2の演算
    増幅器の反転入力端子に供給されるオフセット電圧を変
    化させる第2のスイッチを含む第2のオフセット値可変
    回路とを含むことを特徴とする増幅回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の増幅回路において:前記
    第1の増幅回路対のオフセット電圧を変化させる第1の
    スイッチと、第2の増幅回路対のオフセット電圧を変化
    させる第2のスイッチは逆動作するように構成されるこ
    とを特徴とする増幅回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の増幅回路対において:前
    記第1のオフセット値可変回路および第2のオフセット
    値可変回路の各々は、オフセット抵抗を有し、そのオフ
    セット抵抗の一端は第1の定電流源を介して電源に接続
    され、またスイッチおよび第3の定電流源を介して電源
    に接続され、さらに第2の演算増幅器の反転入力端子に
    接続され、前記オフセット抵抗の他端は第1の入力信号
    端子および第2の定電流源の一端に接続され、さらに第
    1の演算増幅器の非反転入力端子に接続され、その第2
    の定電流源の他端は接地され、前記スイッチはコンパレ
    ータからの出力信号によって制御されることを特徴とす
    る増幅回路。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の増幅回路対において:前
    記第1のオフセット値可変回路および第2のオフセット
    値可変回路の各々は、オフセット抵抗を有し、そのオフ
    セット抵抗の一端は第1の定電流源を介して電源に接続
    され、またスイッチおよび第3の定電流源を介して接地
    され、さらに第2の演算増幅器の反転入力端子に接続さ
    れ、前記オフセット抵抗の他端は第1の入力信号および
    第2の定電流源の一端に接続され、さらに第1の演算増
    幅器の非反転入力端子に接続され、その第2の定電流源
    の他端は接地され、請求項スイッチはコンパレータから
    の信号によって制御されることを特徴とする増幅回路。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の増幅回路対において:前
    記第1のオフセット値可変回路および第2のオフセット
    値可変回路の各々は、オフセット抵抗を有し、そのオフ
    セット抵抗の一端は第1の定電流源を介して電源に接続
    され、また抵抗およびスイッチを介して前記オフセット
    抵抗の他端に接続され、さらに第2の演算増幅器の反転
    入力端子に接続され、前記オフセット抵抗の他端は第1
    の入力信号端子および第2の定電流源の一端に接続さ
    れ、さらに第1の演算増幅器の非反転入力に接続され、
    その第2の定電流源の他端は接地され、前記スイッチは
    コンパレータからの信号によって制御されることを特徴
    とする増幅回路。
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