JP3530724B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3530724B2
JP3530724B2 JP29029697A JP29029697A JP3530724B2 JP 3530724 B2 JP3530724 B2 JP 3530724B2 JP 29029697 A JP29029697 A JP 29029697A JP 29029697 A JP29029697 A JP 29029697A JP 3530724 B2 JP3530724 B2 JP 3530724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザービームプリンターや複写機とい
った電子写真方式による画像形成装置では粉体状の現像
剤(以下「トナー」という)を使用している。
【0003】トナーは、現像容器内に収容され、トナー
搬送手段によりトナー担持体へ搬送されて、その上に保
持される。そしてトナーは、トナー層厚規制部材(以下
「ドクターブレード」という)により所定の電荷を付与
され、像を担持する像担持体(以下「感光体」という)
上の静電潜像形成部へ移動し、感光体上の静電潜像を可
視像化する。その後この可視像は転写手段により紙等の
転写材へ転写され、定着装置により定着される。転写材
に転写されずに感光体上に残ったトナーは感光体上に当
接されたクリーニング部材により剥ぎ取られクリーニン
グ容器に送られる。以上で一連の画像形成プロセスが終
了し、ユーザーは所望の画像を得ることができる。
【0004】ところで現像法の一つとして、画像形成装
置のトナー担持体を感光体と非接触に保持しながら、感
光体上の潜像の現像を行なうジャンピング現像法が知ら
れている。ジャンピング現像法を採用した現像装置を具
備した従来の画像形成装置の一例について、図6により
概略的に説明する。
【0005】図6の画像形成装置では、現像容器103
内に収容されたトナー108を現像剤担持体(以下「現
像スリーブ」という)110上に保持し、現像スリーブ
110が図中矢印b方向に回転することにより、保持さ
れたトナー108が感光体101と対向した現像領域へ
向けて搬送される。その搬送途上でトナー108は、現
像スリーブ110と当接されたドクターブレード109
により規制されて、現像スリーブ110上に薄層状に塗
布される。
【0006】現像領域において現像スリーブ110と感
光体101とは、50〜500μmの間隙を隔てて保持
されており、現像バイアス電源112から現像スリーブ
110に直流に交流を重畳した現像バイアスを印加する
ことにより、現像スリーブ110上に薄層状に塗布され
たトナー108が感光体101上の静電潜像に飛翔、付
着して、潜像が反転現像されトナー像として可視化され
る。
【0007】また、上記現像バイアスは、紙間などの非
印字領域にも同様に印加されている。
【0008】上記トナー像は、転写ローラ113の作用
により転写材Pに転写され、図に示さない定着装置にお
いて転写材Pに転写されたトナー像が定着固定される。
【0009】一方、感光体101は、その上の残留トナ
ーがクリーニング・ブレード114により除去され、更
なる画像形成に供される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の画像形成装置では、トナーに付与される帯電量が
安定しないために寿命初期、即ち装置としての使用初期
において画像濃度の立ち上がりが悪く、所望の濃度を得
ることが困難であった。
【0011】また、高温高湿環境下においては、感光体
上の微小な傷の部分においてトナーが融着してしまう問
題があった。さらに、感光体上に発生するオゾン生成物
により、感光体上の潜像部が欠落する画像流れが発生し
た。また、画像流れが発生することにより耐久性に問題
があった。
【0012】従って、本発明の主な目的は、初期立ち上
がりを良化させつつ、融着、画像流れの弊害を抑え安定
して高品位な画像形成が可能な画像形成装置を提供する
ことである。
【0013】本発明の他の目的は、初期立ち上がりを良
化させつつ、融着、画像流れの弊害を抑え、更には非印
字領域でのかぶりを制御し、安定して高品位な画像形成
が可能な画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
少なくとも現像剤と逆極性の粒子が外添された現像剤を
担持し現像領域へと搬送する現像剤担持体と、該現像剤
担持体上に当接し前記現像剤の塗布量を規制する規制部
材とを有し、前記現像剤担持体が現像剤を担持して前記
現像領域へ搬送し、像担持体上に形成された静電潜像を
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加して現像、可視
化する現像装置を具備する画像形成装置において、前記
現像バイアスは、直流成分のバイアスと、前記現像領域
において前記現像剤に対し、前記現像剤担持体から前記
像担持体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T1の第1
ピーク値V1、及び、前記像担持体から前記現像剤担持
体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T2の第2ピーク
値V2が交互に現れる振動バイアスとが重畳されるバイ
アスであって、前記像担持体の非印字領域において前記
像担持体の印字領域よりも前記振動バイアスの第2ピー
ク値V2を前記像担持体の非画像部電位VDに近づける
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0015】本発明による他の態様によれば、少なくと
も現像剤と逆極性の粒子が外添された現像剤を担持し現
像領域へと搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体上
に当接し前記現像剤の塗布量を規制する規制部材とを有
し、前記現像剤担持体が現像剤を担持して前記現像領域
へ搬送し、像担持体上に形成された静電潜像を前記現像
剤担持体に現像バイアスを印加して現像、可視化する現
像装置を具備する画像形成装置において、前記現像バイ
アスは、直流成分のバイアスと、前記現像領域において
前記現像剤に対し、前記現像剤担持体から像担持体に向
かう力を及ぼす電位の印加時間T1の第1ピーク値V
1、及び、前記像担持体から現像剤担持体に向かう力を
及ぼす電位の印加時間T2の第2ピーク値V2が交互に
現れる振動バイアスとが重畳されるバイアスであって、
前記像担持体の非印字領域において前記像担持体の印字
領域よりも前記振動バイアスの印加時間T2を短くする
ことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0016】少なくとも、前記像担持体と現像装置とを
含むプロセスカートリッジを装置本体に着脱自在とする
ことが好ましい。好ましくは、現像剤に外添される現像
剤と逆極性の前記粒子は、チタン酸ストロンチウムであ
る。 好ましくは、前記非印字領域は、紙間、前回転、
又は後回転である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0018】実施例1 以下に、本発明の実施例1を図1及び図2に基づいて説
明する。図1には、本実施例の画像形成装置が示され
る。
【0019】この画像形成装置は、感光体1、帯電ロー
ラ2、現像装置7、及びクリーニング装置14を含むプ
ロセス装置が組込まれているプロセスカートリッジ4
3、転写ローラ13、及び光学系としてレーザースキャ
ナ4、ミラー6等を具備している。
【0020】像担持体である感光体1は、アルミニウム
製の導電性基体の表面に光導電性の感光層を積層して構
成し、図示矢印a方向に回転駆動される。また、感光体
1は回転過程において帯電手段である帯電ローラ2によ
り負極性の均一帯電を受け、次いで、ビデオコントロー
ラ(不図示)から送られる画像情報の時系列電気デジタ
ル画像信号に対応したレーザー光5がレーザースキャナ
4により出力され、画像形成装置本体に設置されている
ミラー6を介して、表面に静電潜像が形成される。
【0021】感光体1の静電潜像は、現像装置7内の現
像剤担持体である現像スリーブ10上に担持されたトナ
ー8により反転現像され、顕像化される。
【0022】上記トナー像は転写手段である転写ローラ
13の作用によって転写紙P上に転写される。トナー像
の転写を受けた転写紙Pは、感光体1から分離されて定
着装置30へ導入され、そこでトナー像の定着を受けた
後、画像形成装置本体から排出される。
【0023】尚、トナー像転写後の感光体1上に残った
転写残りトナーは、クリーニング装置14により除去さ
れ、次の像形成プロセスが行なわれる。
【0024】帯電ローラ2は、芯金2aとその外周のロ
ーラ状に被覆された中抵抗弾性ゴム層2bで構成されて
いて、芯金2aの両端を軸受で回転可能に、且つ帯電ロ
ーラ2が常時感光体1に当接するように支持されてい
る。また、帯電ローラ2は感光体1に対して従動回転し
ている。
【0025】帯電ローラ2の芯金2aは、DCバイアス
とACバイアスを重畳できる帯電バイアス印加電源17
と電気的に接続しており、この芯金2aを介して帯電ロ
ーラ2にバイアス印加することで感光体1表面を所定の
電位に帯電処理する。
【0026】現像装置7は、非接触現像方式を採用した
ものでトナー8を担持してこれを感光体1へと搬送する
現像スリーブ10と現像容器3とを有し、現像容器3に
は、矢印e方向に回転して、トナー8を現像スリーブ1
0側に供給するための撹拌搬送手段22が設けられてい
る。
【0027】現像スリーブ10は、素管上にカーボンを
分散させた塗料をコートしたものであり、非磁性であっ
て、その素管はアルミニウム、ステンレス鋼等で構成さ
れている。また塗料コートによって現像スリーブ10の
表面上は粗さをもっており、その粗さは現像スリーブ1
0のトナー搬送に寄与する。
【0028】さらに、現像スリーブ10は、不図示の軸
受によって回転自在に支持されており、感光体1からギ
ヤ(不図示)を介して、図示矢印b方向に回転してい
る。また、現像スリーブ10はDCバイアスにACバイ
アスが重畳できる電源12に接続されており、電源12
によるバイアス印加で感光体1上の潜像がトナー像とし
て可視化される。また、現像スリーブ10は、感光体1
に対して所定の現像間隔をもって対向支持されている。
【0029】本実施例における現像スリーブ10上のト
ナー8の層厚規制を行なうトナー層厚規制部材であるド
クターブレード9は、摩擦帯電によりトナー8に適正な
トリボを与えている。トナー8は、磁性一成分ネガトナ
ーである。
【0030】またトナー8には画像流れ対策として外添
剤(不図示)が外添されている。画像流れは感光体上に
トナーの乗らない非印字面で発生しやすい。そこで非印
字面からの画像流れの発生を防止するためには外添剤と
して正規現像するポジ性の粒子が好ましい。ポジ性の粒
子にはチタン酸ストロンチウム粒子やメラミン樹脂粒子
などがあるが本実施例においてはチタン酸ストロンチウ
ム粒子を用いた。チタン酸ストロンチウム粒子はトナー
に対して0.8重量%外添した。
【0031】ドクターブレード9は、ウレタン製ゴムブ
レードであって、現像装置7の内壁に固定された板金2
0により支持されている。
【0032】現像スリーブ10の内部にはマグネットロ
ーラ11が固定配設されており、マグネットローラ11
は4つの磁極を持っている。4つの磁極のうち、感光体
1に対向してS1極が配設され、トナー8が感光体1上
に飛翔し現像されるときに、カブリの要因となるトナー
を現像スリーブ10上に付着させておくために必要であ
る。
【0033】S1極の反対側にはS2極が配設されてお
り、現像容器3のトナー8を現像スリーブ10に吸着さ
せ、現像スリーブ10の回転に伴いその近傍でトナー8
を循環させる(図中矢印F方向)機能を備えている。こ
の循環はトナー8のトリボ付与に寄与する。N1、N2
極は共に現像スリーブ10上にコートされているトナー
8の搬送及びトリボ付与に寄与する。本実施例では、4
極構成のマグネットローラを用いたが、上記機能を果た
す極が存在すれば、4極に限ることはない。
【0034】また、現像スリーブ10の下部にあたる現
像容器3の内側にはトナー吹出し防止シート18が設け
られており、現像スリーブ下部からのトナー漏れを防い
でいる。
【0035】なお、本実施例におけるプロセスカートリ
ッジ43の寿命は、1ページ当たりの平均ドット比4%
印字で3500枚である。
【0036】ここで本発明の特徴部分である現像バイア
スについて詳述する。
【0037】本実施例では、一成分現像剤を用いた現像
により、該現像剤に外添された外添剤の感光体の紙間や
非印字面での大量の転移を抑制するために、現像スリー
ブ10に印加する現像バイアスとして、以下に示すよう
な振動バイアス電圧を使用することが大きな特徴であ
る。これについて説明する。
【0038】現像スリーブ10に印加する現像バイアス
として、従来のように、印加時間のデューティー比が
1:1の振動バイアス電圧を用いた場合、正極性である
外添剤が非印字部で感光体上に大量に転移してしまう。
【0039】そこで、本実施例では、現像バイアスとし
て特別に工夫した振動バイアスを用いることにより良好
な現像性を実現し、感光体への外添剤の不均一な転移を
防止しつつ、高温高湿環境下で起こる画像流れを耐久寿
命全般を通して防止し、高精細画像を得ることを達成す
る。
【0040】本実施例における現像バイアスの1つの特
徴は、紙間や前回転、あるいは後回転などの非印字部に
おいて、現像スリーブから感光体側に向かう力をトナー
に及ぼす電位を高めたままで、現像スリーブから感光体
側に向かう力を外添剤に及ぼす電位を抑えた振動バイア
スとすることにより、外添剤の大量の転移を防止するこ
とである。
【0041】詳しく説明すると、図2において、現像ス
リーブに例えば2400Hzの周波数を有する振動バイ
アスが印加されている。Vdcは振動バイアス電圧Eの
時間的平均値、即ち、振動バイアス電圧の最小値、最大
値の印加時間をT1、T2とすると、1周期(T1+T
2)における時間的積分値を表し、本実施例では、これ
を単に振動バイアス電圧の平均値或いは積分値というこ
とにする。この積分値により画像領域における画像濃度
を制御できる。VLは感光体上の潜像の画像部電位、V
Dは潜像の非画像部電位、V1、V2はバイアス電圧E
の最小値、最大値を示す。
【0042】図2に示した例では、印字領域において
は、負極性の潜像を負極性に帯電したトナーで反転現像
するので、時間T1では、トナー8に電界が、トナー移
動方向が現像スリーブ10から感光体1へ向かう方向
(感光体上の潜像を現像する方向)となる向きに大きさ
|VL−V1|で作用して、トナーにはその移動方向に
|VL−V1|に比例した力が働き、時間T2では、正
極性に帯電した外添剤に電界が、外添剤移動方向が現像
スリーブ10から感光体1へ向かう方向(感光体上に付
着したトナーを引き剥す方向でもある)となる向きに大
きさ|V2−VL|で作用して、外添剤にはその移動方
向に|V2−VL|に比例した力が働く。
【0043】非印字領域においては、時間T1では、ト
ナー8に電界がトナー移動方向が現像スリーブから感光
体1へ向かう方向(感光体上VD部を現像する方向)と
なる向きに大きさ|VD−V1|で作用して、トナーに
はその移動方向に|VD−V1|に比例した力が働き、
時間T2では、外添剤に電界が、外添剤移動方向が現像
スリーブ10から感光体1へ向かう方向(感光体上に付
着したトナーを引き剥す方向でもある)となる向きに大
きさ|V3−VD|で作用して、外添剤にはその移動方
向に|V3−VD|に比例した力が働く。ここでV3と
は、非印字領域でのバイアス電圧の最大値である。
【0044】そこで以上述べたように、外添剤によるク
リーニング装置部での擦り抜け、耐久後半での画像流れ
を引き起こすことがない現像バイアスにするにはどのよ
うにすればよいのか、以下の条件において実験を行なっ
た。
【0045】まず印字領域においては、現像バイアスと
して、印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、
Vpp=1600V(V1=−1250V、V2=+3
50V)、Vdc=−450V、周波数2400Hzと
なり、Vdc=−450Vに収束する振動バイアスを印
加する。
【0046】次に、紙間、前回転、後回転などの非印字
領域での現像バイアスとして、 (1)印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、
Vpp=1600V(V1=−1250V、V3=+3
50V)、Vdc=−450V、周波数2400Hzと
なる振動バイアスを印加する。 (2)印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、
Vpp=1400V(V1=−1150V、V3=+2
50V)、Vdc=−450V、周波数2400Hzと
なる振動バイアスを印加する。 (3)印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、
Vpp=1400V(V1=−1250V、V3=+1
50V)、Vdc=−550V、周波数2400Hzと
なる振動バイアスを印加する。 (4)印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、
Vpp=1200V(V1=−1050V、V3=+1
50V)、Vdc=−450V、周波数2400Hzと
なる振動バイアスを印加する。 (5)印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、
Vpp=1200V(V1=−1150V、V3=+5
0V)、Vdc=−550V、周波数2400Hzとな
る振動バイアスを印加する。
【0047】以上の5通りとした。(1)は印字領域と
同じバイアス、(2)〜(5)は外添剤に現像スリーブ
から感光体側に向かう力を及ぼす電位V3を押さえたバ
イアスである。
【0048】それぞれの現像バイアスの波形は図2に示
した通りである。
【0049】まず上記の現像バイアスを用いて23℃、
60%環境下で耐久試験を行なったときのクリーナー容
器に溜った廃トナー内に含まれる外添剤の重量比を50
0枚ごとに測定した。その結果を図に示す。
【0050】紙間、前回転、後回転時に(1)のような
印字部と同じバイアスを印加した場合は耐久初期から2
000枚ぐらいまでは非常に多くの外添剤が感光体上に
転移していることがわかる。
【0051】(2)は(1)よりV3を100V小さく
したバイアスであるが(1)と比較すると初期から20
00枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移量は減少し
ていることがわかる。
【0052】(3)は(2)よりV3を100V小さく
したバイアスであるが(2)と比較すると初期から20
00枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移量は減少し
ていることがわかる。
【0053】(4)は(3)とV3の大きさは同じバイ
アスである。このときの外添剤の感光体への転移量は
(3)とほぼ同じである。
【0054】(5)は(4)よりV3を100V小さく
したバイアスであるが(4)と比較すると初期から20
00枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移量は減少し
ていることがわかる。
【0055】つまりV3の大きさを小さくしていけば初
期に感光体に転移する外添剤の量を抑制できることが分
る。
【0056】今回のこの検討によって、現像バイアスの
電位V3を変化させることで外添剤の感光体への転移量
が制御でき、さらに耐久試験を通しての外添剤の転移を
制御できることを本出願人等は発明した。
【0057】次に上記の現像バイアスを用いたときの画
像耐久試験を行なった。
【0058】検討方法としては、A4、1ページ当たり
の平均ドット比が4%格子パターンで3500枚まで耐
久試験を行ない、500枚ごとにベタ黒画像とベタ白画
像をプリントするものである。
【0059】表1は、23℃、60%環境下で耐久試験
を行なったときの外添剤のクリーニング装置部でのすり
抜け、ベタ白画像上のかぶりの結果と、32.5℃、8
0%の高温高湿環境下で耐久試験を行なったときの画像
流れ、ドラム上の融着結果とをまとめたものである。
【0060】
【表1】
【0061】表1の結果はいずれも3500枚までの耐
久試験の結果である。
【0062】(1)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。但し、すり抜け、融着、画
像流れに関しては全く改善されていない。
【0063】(2)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜けは改善されていな
いが、融着、画像流れに関して(1)と比較すれば良く
なっているがまだ不十分である。
【0064】(3)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜けは初期に軽微に発
生するが実用上問題ないレベルである。融着、画像流れ
に関しても耐久枚数後半に軽微に発生するだけでが実用
上問題なく、レベルは上がっている。
【0065】(4)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜けは初期に軽微に発
生するが実用上問題ないレベルである。融着、画像流れ
に関しても(3)とほぼ同じレベルである。
【0066】(5)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜け、融着、画像流れ
に関してもOKレベルである。
【0067】表1の結果から、画像濃度の立ち上がりは
紙間、前回転、後回転のバイアスを上記のように変化さ
せてもいずれの場合においても良くなった。これはトナ
ーに逆極性の外添剤が外添されていることにより、現像
容器内、及び現像スリーブ上で擦り合わされ、外添剤が
逆極性であるがゆえにトナーの帯電量が増え、現像性が
向上したからである。
【0068】すり抜けは紙間、前回転、後回転のバイア
スを(1)→(5)のようにV3を小さくしていけば徐
々にレベルが向上する。これは耐久初期に多い外添剤の
感光体への転移量が(1)→(5)になるに従って減少
しているからである。つまりV3の値が小さくなれば外
添剤が感光体に向かう力が小さくなるからである。
(5)になれば外添剤の感光体への転移量は耐久試験を
通してほぼ一定になり、この量を保てばすり抜けは発生
しないことを示している。(3)、(4)でも実用上問
題ない。
【0069】融着に関してもすり抜けと同様紙間、前回
転、後回転のバイアスを(1)→(5)のようにV3を
小さくしていけば発生が抑制される。これは初期に感光
体上に転移する外添剤の量が他の(1)→(5)で少量
になっていくため、外添剤により感光体が削られる部分
が減少していくからである。(5)まで外添剤の転移量
が減少し、転移量の耐久推移が一定になれば融着は発生
しない。(3)、(4)でも実用上問題ない。
【0070】画像流れに関しては紙間、前回転、後回転
のバイアスを(1)→(5)のようにV3を小さくして
いけば発生が抑制される。これは初期に外添剤の感光体
への転移量が多いと耐久後半で外添剤が不足し、画像流
れを防止できないからである。(5)のように外添剤の
感光体への転移量が耐久を通して一定であれば、耐久後
半に外添剤が不足することがないために画像流れは発生
しない。(3)、(4)でも実用上問題ない。
【0071】また紙間、前回転、後回転時において外添
剤に現像スリーブから感光体側に向かう|V3−VD|
に比例する力を及ぼす電位V3を小さくすれば、耐久初
期の外添剤の感光体への転移量を減少させることが可能
である。つまり、紙間、前回転、後回転時において外添
剤に現像スリーブから感光体側に向かう|V3−VD|
に比例する力を及ぼす電位V3を変化させれば、耐久初
期の外添剤の感光体への転移量を制御することが可能で
ある。
【0072】ここで、この制御は紙間、前回転、後回転
などの非印字領域で行なっているため、画像濃度を考慮
する必要がなく、従って積分値Vdcの値はVDを超え
ない範囲であればよい。つまりVDの大きさは決まって
いるため、デューティー比などを考慮せずに、V3の値
だけを制御すれば外添剤の感光体への転移量を制御する
ことが可能である。またそれとは逆にデューティー比を
考慮してバイアスを採用することはもちろん可能であ
る。
【0073】以上の検討結果から、初期濃度の立ち上が
り、クリーニング装置部における外添剤のすり抜け、高
温高湿環境下で発生する画像流れ、融着を完全に抑える
ことができ、良好で高品位な画像を得ることができた。
【0074】本実施例においては紙間、前回転、後回転
時のみの制御を行なったが、非印字領域であれば濃度を
考慮する必要がないため、ベタ白画像時にも同様の制御
が可能である。
【0075】また、外添剤をチタン酸ストロンチウムと
したが同様の機能を果たせばこれに限定されるものでは
ない。
【0076】さらには現像バイアスを上記のように設定
したが、同様の機能を果たせばこれに限定されるもので
はない。
【0077】実施例2 次に、本発明の実施例2について、図4及び5により説
明する。
【0078】本実施例2は実施例1を基本として現像バ
イアスの波形を変更することを特徴とする。従って本実
施例の画像形成装置の図、及びその説明は省略する。
【0079】本実施例においては、現像バイアスの波形
を現像スリーブから感光体に向かう力を及ぼす電位の印
加時間T1の第1ピーク値と、感光体から現像スリーブ
に向かう力を及ぼす電位の印加時間T2の第2ピーク値
とが交互に現われ、印加時間n(T1+T2)(n:整
数)とし、T2の印加時間を変化させるものである。
【0080】ここで実施例1と同様に初期濃度立ち上が
り、クリーニング装置部での外添剤のすり抜け、高温高
湿環境下における画像流れ、感光体上の融着を見ながら
第2ピーク値であるV2を印加する時間T2を変化した
場合どれほどの効果があるか、以下の条件で実験を行な
った。
【0081】今回の実験においては第2ピーク値V2の
値と現像周波数を変えずに行なった。
【0082】まず印字領域においては、現像バイアスと
して印加時間T1、T2の比はT1:T2=1:1、V
pp=1600V(V1=−1250V、V2=+35
0V)、Vdc=−450V、周波数2400Hzとな
り、Vdc=−450Vに収束する振動バイアスであ
る。
【0083】次に、紙間、前回転、後回転などの非印字
領域での現像バイアスとして、(1)は実施例1の実験
条件と同じである。
【0084】(6)印加時間T1、T2の比はT1:T
2=51:49、Vpp=1616V(V1=−126
6V、V3=+350V)、Vdc=−466V、周波
数2400Hzとなる振動バイアスを印加する。
【0085】(7)印加時間T1、T2の比はT1:T
2=53:47、Vpp=1651V(V1=−130
1V、V3=+350V)、Vdc=−501V、周波
数2400Hzとなる振動バイアスを印加する。
【0086】(8)印加時間T1、T2の比はT1:T
2=55:45、Vpp=1688V(V1=−133
8V、V3=+350V)、Vdc=−538V、周波
数2400Hzとなる振動バイアスを印加する。
【0087】(9)印加時間T1、T2の比はT1:T
2=57:43、Vpp=1730V(V1=−138
0V、V3=+350V)、Vdc=−580V、周波
数2400Hzとなる振動バイアスを印加する。
【0088】以上の5通りとした。(1)は印字領域と
同じバイアス、(6)〜(9)は外添剤に現像スリーブ
から感光体側に向かう力を及ぼす電位V2が印加される
時間T2を抑えたバイアスである。
【0089】それぞれの現像バイアスの波形は図に示
す通りである。
【0090】まず上記のバイアスを用いて23℃、60
%環境下で耐久試験をしたときのクリーナー容器に溜っ
た廃トナー内に含まれる外添剤の重量比を500枚ごと
に測定した。その結果を図5のグラフに示す。
【0091】紙間、前回転、後回転時に(1)のような
印字部と同じバイアスを印加した場合は耐久初期から2
000枚ぐらいまでは非常に多くの外添剤が感光体上に
転移していることがわかる。
【0092】(6)(1)よりV2が印加される時間T
2を短くしたバイアスであるが(1)と比較すると初期
から2000枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移量
は減少していることがわかる。
【0093】(7)は(6)よりV2が印加される時間
T2を短くしたバイアスであるが(6)と比較すると初
期から2000枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移
量は減少していることがわかる。
【0094】(8)は(7)よりV2が印加される時間
T2を短くしたバイアスであるが(7)と比較すると初
期から2000枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移
量は減少していることがわかる。
【0095】(9)は(8)よりV2が印加される時間
T2を短くしたバイアスであるが(8)と比較すると初
期から2000枚ぐらいまでの外添剤の感光体への転移
量は減少していることがわかる。
【0096】つまりV2が印加される時間T2を短くし
ていけば初期に感光体に転移する外添剤の量を抑制する
ことが可能である。
【0097】今回のこの検討によって、現像バイアスの
電位V2が印加される時間T2を変化させることで外添
剤の感光体への転移量が制御でき、さらには耐久試験を
通しての外添剤の転移量を制御できることを本出願人等
は発明した。
【0098】次に上記のバイアスを用いたときの画像耐
久試験を行なった。
【0099】検討方法としては、A4、1ページ当たり
の平均ドット比が4%格子パターンで3500枚まで耐
久試験を行ない、500枚ごとにベタ黒画像とベタ白画
像をプリントするものである。
【0100】下記の表2は、温湿度23℃、60%環境
下で耐久試験をしたときの濃度の初期立ち上がり、15
℃、10%の低温低湿環境下で耐久試験を行なったとき
の外添剤のクリーニング装置部でのすり抜け、32.5
℃、80%の高温高湿環境下で耐久試験を行なったとき
の画像流れ、ドラム上の融着の結果をまとめたものであ
る。
【0101】
【表2】
【0102】表2の結果はいずれも3500枚まで耐久
した結果である。
【0103】(1)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。但し、すり抜け、融着、画
像流れに関しては全く改善されていない。
【0104】(6)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜け、融着、画像流れ
に関しては改善されていないが、融着、画像流れの発生
枚数は(1)と比較すれば遅くなっている。
【0105】(7)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜けは初期に出るだけ
で実用上OKレベルである。融着、画像流れに関しても
耐久後半に軽微に発生するだけで実用上OKレベルであ
る。
【0106】(8)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
立ち上がっている。すり抜けは初期に出るだけで実用上
OKレベルである。融着、画像流れに関しても耐久後半
に軽微に発生するだけで実用上OKレベルである。
【0107】(9)は初期の濃度立ち上がりは問題なく
しっかり立ち上がっている。すり抜け、融着、画像流れ
に関してもOKレベルである。
【0108】表2の結果より画像濃度の立ち上がりは紙
間、前回転、後回転のバイアスを上記のように変化させ
たことによりいずれの場合においても良くなった。これ
はトナーに逆極性の外添剤が外添されていることによ
り、現像容器内、及び現像スリーブ上で擦り合わされ、
外添剤が逆極性であるがゆえにトナーの帯電量が増え、
現像性が向上したからである。
【0109】すり抜けは紙間、前回転、後回転のバイア
スを(1)→(9)のようにV2が印加される時間T2
を短くしていけば徐々にレベルが向上する。これは耐久
初期に多い外添剤の感光体への転移量が(1)→(9)
になるに従って減少しているからである。つまりV2が
印加される時間T2が短くなれば外添剤が感光体に向か
う力が小さくなるからである。
【0110】(9)になれば外添剤の感光体への転移量
は耐久を通してほぼ一定になり、この量を保てばすり抜
けは発生しないことを示している。
【0111】融着に関してもすり抜けと同様紙間、前回
転、後回転のバイアスを(1)→(9)のようにV2が
印加される時間T2を短くしていけば発生が抑制され
る。これは初期に感光体上に転移する外添剤の量が他の
(1)→(9)で少量になっていくため、外添剤により
感光体が削られる部分が減少していくからである。
(9)までの外添剤の転移量が減少し、転移量の耐久推
移が一定になれば融着は発生しない。
【0112】画像流れに関しては紙間、前回転、後回転
のバイアスを(1)→(9)のようにV2が印加される
時間T2を短くしていけば発生が抑制される。これは初
期に外添剤の感光体への転移量が多いと耐久後半で外添
剤が不足し、画像流れを防止できないからである。
(9)のように外添剤の感光体への転移量が耐久を通し
て一定であれば、耐久後半の外添剤が不足することがな
いために画像流れは発生しない。
【0113】図5と表2の結果より、初期の濃度立ち上
がりはトナーに外添剤が外添されていることにより良化
することが分かる。
【0114】また紙間、前回転、後回転時において外添
剤に現像スリーブから感光体側に向かう|V2−VD|
に比例する力を及ぼす電位V2が印加される時間T2を
短くすれば、耐久初期の外添剤の感光体への転移量を減
少させることが可能である。つまり、紙間、前回転、後
回転時において外添剤に現像スリーブから感光体側に向
かう|V2−VD|に比例する力を及ぼす電位V2が印
加される時間T2を変化させれば、耐久初期の外添剤の
感光体への転移量を制御することが可能である。
【0115】また、この制御は非印字領域で行なってい
るため、画像濃度を考慮する必要がないため積分値Vd
cの値はVDを超えない範囲であればよい。つまりデュ
ーティー比などを考慮せずに、V2がかかる時間T2だ
けを制御すれば外添剤の感光体への転移量を制御するこ
とが可能である。
【0116】以上の検討結果より初期濃度の立ち上が
り、クリーニング装置部における外添剤のすり抜け、高
温高湿環境下で発生する画像流れ、融着を完全に抑える
ことができる。また非印字領域ではデューティー比など
を考慮しなくてもよいため、周波数なども変更可能とな
り周波数に依存性が大きいかぶりの制御も可能となる。
更には非印字領域においてデューティー比を考慮したバ
イアスで周波数制御を行ないかぶりの制御を行なうこと
ももちろん可能である。これらの制御により良好で高品
位な画像を得ることができた。
【0117】本実施例においては紙間、前回転、後回転
時のみの制御を行なったが、非印字領域であれば濃度を
考慮する必要がないため、ベタ白画像時にも同様の制御
が可能である。
【0118】また、外添剤をチタン酸ストロンチウムと
したが同様の機能を果たせばこれに限定されるものでは
ない。
【0119】更には現像バイアスを上記のように設定し
たが、同様の機能を果たせばこれに限定されるものでは
ない。
【0120】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、現像バイアスが、直流成分の
バイアスと、現像領域において現像剤に対し、現像剤担
持体から像担持体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T
1の第1ピーク値V1、及び、前記像担持体から前記現
像剤担持体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T2の第
2ピーク値V2が交互に現れる振動バイアスとが重畳さ
れるバイアスであって、像担持体の非印字領域において
像担持体の印字領域よりも前記振動バイアスの第2ピー
ク値V2を像担持体の非画像部電位VDに近づけること
により、初期立ち上がりを良化させつつ、融着、画像流
れの弊害を抑え安定して高品位な画像形成が可能とな
る。
【0121】また、像担持体の非印字領域において像担
持体の印字領域よりも前記振動バイアスの印加時間T2
短くすることにより、初期立ち上がりを良化させつ
つ、融着、画像流れの弊害を抑え、更には非印字領域で
のかぶりの制御もでき、安定して高品位な画像形成が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】実施例1の現像バイアスを表す波形図である。
【図3】実施例1の実験結果を表すグラフである。
【図4】実施例2の現像バイアスを表す波形図である。
【図5】実施例2の実験結果を表すグラフである。
【図6】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 3 現像装置 8 トナー(現像剤) 9 ドクターブレード(規制部材) 10 現像スリーブ(現像剤担持体) 43 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雅弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 篠原 聖一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−334960(JP,A) 特開 昭58−187962(JP,A) 特開 平5−19604(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/06 - 13/095 G03G 15/06 - 15/095

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも現像剤と逆極性の粒子が外添
    された現像剤を担持し現像領域へと搬送する現像剤担持
    体と、該現像剤担持体上に当接し前記現像剤の塗布量を
    規制する規制部材とを有し、前記現像剤担持体が現像剤
    を担持して前記現像領域へ搬送し、像担持体上に形成さ
    れた静電潜像を前記現像剤担持体に現像バイアスを印加
    して現像、可視化する現像装置を具備する画像形成装置
    において、 前記現像バイアスは、直流成分のバイアスと、前記現像
    領域において前記現像剤に対し、前記現像剤担持体から
    前記像担持体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T1の
    第1ピーク値V1、及び、前記像担持体から前記現像剤
    担持体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T2の第2ピ
    ーク値V2が交互に現れる振動バイアスとが重畳される
    バイアスであって、前記像担持体の非印字領域において
    前記像担持体の印字領域よりも前記振動バイアスの第2
    ピーク値V2を前記像担持体の非画像部電位VDに近づ
    けることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも現像剤と逆極性の粒子が外添
    された現像剤を担持し現像領域へと搬送する現像剤担持
    体と、該現像剤担持体上に当接し前記現像剤の塗布量を
    規制する規制部材とを有し、前記現像剤担持体が現像剤
    を担持して前記現像領域へ搬送し、像担持体上に形成さ
    れた静電潜像を前記現像剤担持体に現像バイアスを印加
    して現像、可視化する現像装置を具備する画像形成装置
    において、 前記現像バイアスは、直流成分のバイアスと、前記現像
    領域において前記現像剤に対し、前記現像剤担持体から
    像担持体に向かう力を及ぼす電位の印加時間T1の第1
    ピーク値V1、及び、前記像担持体から現像剤担持体に
    向かう力を及ぼす電位の印加時間T2の第2ピーク値V
    2が交互に現れる振動バイアスとが重畳されるバイアス
    であって、前記像担持体の非印字領域において前記像担
    持体の印字領域よりも前記振動バイアスの印加時間T2
    短くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、前記像担持体と現像装置と
    を含むプロセスカートリッジを装置本体に着脱自在とし
    たことを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像剤に外添される現像剤と逆極性の前
    記粒子は、チタン酸ストロンチウムである請求項1又は
    2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記非印字領域は、紙間、前回転、又は
    後回転である請求項1又は2の画像形成装置。
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