JP3527487B2 - 自動車用金属調バイザ及びその製造方法 - Google Patents

自動車用金属調バイザ及びその製造方法

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JP3527487B2
JP3527487B2 JP2001225603A JP2001225603A JP3527487B2 JP 3527487 B2 JP3527487 B2 JP 3527487B2 JP 2001225603 A JP2001225603 A JP 2001225603A JP 2001225603 A JP2001225603 A JP 2001225603A JP 3527487 B2 JP3527487 B2 JP 3527487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属色を表出する
自動車用バイザ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバイザとして、透明又は
半透明の合成樹脂からなる基材の表面に、下から順にア
ンダコート層と蒸着層とトップコート層とが形成された
自動車用バイザが開示されている(特開平10−278
582号)。この自動車用バイザでは、蒸着層が金属、
金属酸化物、金属フッ化物及び無機酸化物の少なくとも
いずれかの蒸着材を真空蒸着することにより形成され
る。このように構成された自動車用バイザでは、車内か
らの視界を損うことなく、メタリック感のある外観を得
ることができる。また蒸着層の上面にトップコート層が
形成されているので、蒸着層表面の汚染を防止できると
ともに、蒸着層の酸化及び剥離を防止し、耐候性及び耐
剥傷製を付与できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平10−278582号公報に示された自動車用バイ
ザでは、基材を所定の形状に成形した後でなければ、ア
ンダコート層、蒸着層及びトップコート層を形成できな
いため、バイザの製作工数が増大する不具合があった。
また上記従来の自動車用バイザでは、アンダコート層及
びトップコート層の2層が塗装であるため、バイザ表面
の平滑性が低下し、バイザを透過する光が大きく屈折し
てバイザを透す視界が歪んだり、バイザを反射する光が
乱反射して鈍くなり、見栄えを損う問題点もあった。
【0004】本発明の目的は、予め樹脂フィルム積層体
を製作しておき、この積層体をボード本体に積層接着す
るので、製作工数を低減することができる、自動車用金
属調バイザの製造方法を提供することにある。また本発
明の別の目的は、バイザを透過する光の屈折が略一定と
なってバイザを透す視界が殆ど歪まず、反射する光が鋭
い金属調の光輝色となる、自動車用金属調バイザ及びそ
の製造方法を提供することにある。本発明の更に別の目
的は、樹脂ボード又は成形体の成形時に金属層に亀裂が
発生せず、見栄えを損わない、自動車用金属調バイザ及
びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1〜図3に示すように、透明又は半透明のアクリル製
のボード本体17に樹脂フィルム積層体11を積層して
なる樹脂ボード18を、所定の形状に成形することによ
り形成された自動車用金属調バイザであって、樹脂フィ
ルム積層体11が、透明又は半透明のアクリルフィルム
により形成されたフィルム層12と、フィルム層の裏面
に透明又は半透明のPETを主成分とする液をコーティ
ングすることにより形成された印刷層13と、印刷層の
表面に蒸着法により積層接着された金属層14と、金属
層の表面に積層接着された透明又は半透明のホットメル
ト層16とを備え、樹脂フィルム積層体11がホットメ
ルト層16を介してボード本体17に積層されたことを
特徴とする自動車用金属調バイザである。この請求項1
に記載された自動車用金属調バイザでは、樹脂フィルム
積層体11表面のフィルム層12が厚さ一定のアクリル
フィルムにより形成されているため、バイザ21を透過
する光の屈折が略一定となってバイザ21を透す視界が
殆ど歪むことがなく、またバイザ21を反射する光が鋭
い金属調の光輝色となるので、金属層13が有する金属
色を表面から視認でき、メッキを施したものと殆ど変わ
らない外観を呈する。一方、フィルム層12及び印刷層
13の密着性と、印刷層13及び金属層14の密着性が
良好であるので、樹脂ボード17の成形時に、フィルム
層12、印刷層13及び金属層14が速やかに伸びる。
この結果、金属層に亀裂が発生することがないので、こ
の金属層14の連続した金属色を印刷層13及びフィル
ム基材層12を透して表出でき、バイザ21の見栄えを
良好に保つことができる。
【0006】請求項2に係る発明は、図4に示すよう
に、樹脂フィルム積層体11とともに所定の形状に成形
することにより、透明又は半透明のアクリル製の成形体
53が形成されるとともに成形体に樹脂フィルム積層体
11が積層された自動車用金属調バイザであって、樹脂
フィルム積層体11が、透明又は半透明のアクリルフィ
ルムにより形成されたフィルム層12と、フィルム層の
裏面に透明又は半透明のPETを主成分とする液をコー
ティングすることにより形成された印刷層13と、印刷
層の表面に蒸着法により積層接着された金属層14と、
金属層の表面に積層接着された透明又は半透明のホット
メルト層16とを備え、樹脂フィルム積層体11がホッ
トメルト層16を介して成形体53に積層されたことを
特徴とする自動車用金属調バイザである。この請求項2
に記載された自動車用金属調バイザでは、樹脂フィルム
積層体11表面のフィルム層12が厚さ一定のアクリル
フィルムにより形成されているため、バイザ51を透過
する光の屈折が略一定となってバイザ51を透す視界が
殆ど歪むことがなく、またバイザ51を反射する光が鋭
い金属調の光輝色となるので、金属層13が有する金属
色を表面から視認でき、メッキを施したものと殆ど変わ
らない外観を呈する。一方、フィルム層12及び印刷層
13の密着性と、印刷層13及び金属層14の密着性が
良好であるので、成形体53の成形時に、フィルム層1
2、印刷層13及び金属層14が速やかに伸びる。この
結果、金属層に亀裂が発生することがないので、この金
属層14の連続した金属色を印刷層13及びフィルム層
12を透して表出でき、バイザ51の見栄えを良好に保
つことができる。
【0007】請求項3に係る発明は、図1〜図3に示す
ように、透明又は半透明のアクリルフィルムにより形成
されたフィルム層12の裏面に透明又は半透明のPET
を主成分とする液をコーティングして印刷層13を形成
する工程、印刷層の表面に金属層14を蒸着法にて積層
接着する工程と、金属層の表面に透明又は半透明のホッ
トメルト層16を積層接着して樹脂フィルム積層体11
を作製する工程と、樹脂フィルム積層体をホットメルト
層16を介して透明又は半透明のアクリル製のボード本
体17に積層接着して樹脂ボード18を作製する工程
と、樹脂ボードを真空成形法により所定の形状に成形す
る工程とを含む自動車用金属調バイザの製造方法であ
る。この請求項3に記載された自動車用金属調バイザの
製造方法では、予め樹脂フィルム積層体11を製作して
おき、この積層体11をボード本体17に積層接着する
ので、バイザ21の製作工数を低減することができる。
またバイザ21を透す視界が殆ど歪まず、バイザ21か
ら反射する光が鋭い金属調の光輝色となり、更に樹脂ボ
ード18の成形時に金属層14に亀裂が発生せず、見栄
えの良好な請求項1記載のバイザ21を得ることができ
る。
【0008】請求項4に係る発明は、図4に示すよう
に、透明又は半透明のアクリルフィルムにより形成され
たフィルム層12の裏面に透明又は半透明のPETを主
成分とする液をコーティングして印刷層13を形成する
工程、印刷層の表面に金属層14を蒸着法にて積層接着
する工程と、金属層の表面に透明又は半透明のホットメ
ルト層16を積層接着して樹脂フィルム積層体11を作
製する工程と、樹脂フィルム積層体を射出成形機の金型
54に挿入する工程と、金型に溶融した透明又は半透明
のアクリルを流込むことにより成形体53を所定の形状
に射出成形すると同時に樹脂フィルム積層体11にホッ
トメルト層16を介して積層接着する工程とを含む自動
車用金属調バイザの製造方法である。この請求項4に記
載された自動車用金属調バイザの製造方法では、予め樹
脂フィルム積層体11を製作しておき、この積層体11
を成形体53の成形時に積層接着するので、バイザ51
の製作工数を低減することができる。またバイザ51を
透す視界が殆ど歪まず、バイザ51から反射する光が鋭
い金属調の光輝色となり、更に成形体53の成形時に金
属層14に亀裂が発生せず、見栄えの良好な請求項2記
載のバイザ51を得ることができる。
【0009】請求項5に係る発明は、図1に示すよう
に、透明又は半透明のアクリルフィルムにより形成され
たフィルム層12と、フィルム層の裏面に透明又は半透
明のPETを主成分とする液をコーティングすることに
より形成された印刷層13と、印刷層の表面に蒸着法に
より積層接着された金属層14と、金属層の表面に積層
接着された透明又は半透明のホットメルト層16とを備
えた樹脂フィルム積層体である。請求項6に係る発明
は、図1に示すように、請求項5記載の樹脂フィルム積
層体11と、この樹脂フィルム積層体11にホットメル
ト層16を介して積層接着された透明又は半透明のアク
リル製のボード本体17とを備えた樹脂ボードである。
この請求項5又は6に記載された樹脂フィルム積層体又
は樹脂ボードでは、樹脂フィルム積層体11表面のフィ
ルム層12が厚さ一定のアクリルフィルムにより形成さ
れているため、樹脂フィルム積層体11又は樹脂ボード
18を透過する光の屈折が略一定となって樹脂フィルム
積層体11又は樹脂ボード18を透す視界が殆ど歪むこ
とがなく、また樹脂フィルム積層体11又は樹脂ボード
18を反射する光が鋭い金属調の光輝色となるので、金
属層13が有する金属色を表面から視認でき、メッキを
施したものと殆ど変わらない外観を呈する。
【0010】請求項7に係る発明は、図1に示すよう
に、透明又は半透明のアクリルフィルムにより形成され
たフィルム層12の裏面に透明又は半透明のPETを主
成分とする液をコーティングして印刷層13を形成する
工程、印刷層13の表面に金属層14を蒸着法にて積層
接着する工程と、金属層14の表面に透明又は半透明の
ホットメルト層16を積層接着する工程とを含む樹脂フ
ィルム積層体の製造方法である。請求項8に係る発明
は、図1に示すように、請求項7記載の方法で製造され
た樹脂フィルム積層体11をホットメルト層16を介し
て透明又は半透明のアクリル製のボード本体17に積層
接着する工程を含む樹脂ボードの製造方法である。この
請求項7又は8に記載された樹脂フィルム又は樹脂ボー
ドの製造方法では、樹脂フィルム積層体11又は樹脂ボ
ード18を透す視界が殆ど歪まず、樹脂フィルム積層体
11又は樹脂ボード18から反射する光が鋭い金属調の
光輝色となる請求項5又は6記載の樹脂フィルム11又
は樹脂ボード18を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1に示すように、樹脂フィ
ルム積層体11は、透明又は半透明のアクリルにより形
成されたフィルム層12と、フィルム層の裏面(下面)
に透明又は半透明のPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)を主成分とする液をコーティングすることにより形
成された印刷層13と、印刷層の表面に蒸着法により積
層接着された金属層14と、金属層の表面(下面)に積
層接着された透明又は半透明のホットメルト層16とを
備える。
【0012】フィルム層12の厚さは50〜100μ
m、好ましくは75〜100μmに形成され、その表面
(上面)は滑らかな平面に形成される。また印刷層13
の厚さは3〜20μm、好ましくは5〜7μmに形成さ
れる。金属層14はアルミニウム、チタン又はこれらを
含む合金等を1回又は2回以上蒸着することにより厚さ
が100〜2000Å、好ましくは200〜1400Å
となるように形成される。更にホットメルト層16は主
成分が熱可塑性樹脂からなり、その厚さは30〜35μ
m、好ましくは30〜32μmの範囲に形成される。
【0013】このように構成された樹脂フィルム積層体
11の製造手順を図1に基づいて説明する。図1(a)
に示すように、先ず透明又は半透明のアクリルにより形
成されたフィルム層12を用意する。次いでフィルム層
の下面に、透明又は半透明のPETを主成分とする液を
コーティングして印刷層13を形成する(図1
(b))。このとき上記PETを主成分とする液はグラ
ビア印刷法やロールコーティング法等の手段によりフィ
ルム層12の下面にコーティングすることが好ましい。
【0014】次に印刷層13の表面に、金属を真空蒸着
することにより金属層14を形成する(図1(c))。
金属の蒸着は物理的蒸着法により行われる。物理的蒸着
法であれば真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパ
ッタ法又はプラズマ法のいずれの方法を用いてもよい
が、長尺状のフィルム基材層を用いる場合には連続的な
蒸着が可能な真空蒸着法が好ましい。ここで蒸着する金
属はアルミニウム、チタン又はこれらを含む合金である
ことが好ましい。これらの金属は従来のメッキと同様の
金属色を表出させるからである。但し、蒸着する金属は
これらに限定されるものではなく、フェロモリブデン、
マンガン、錫等の金属又はその他の合金でもよい。例え
ば銅と亜鉛の合金である真ちゅうでは金メッキに近似し
た色合いを表出させることができ、アルミニウムと銅の
合金ではクロムメッキのような色合いを表出させること
ができる。
【0015】更に金属層14の下面に、グラビア印刷法
やロールコーティング法等の手段により塗布して乾燥す
ることにより、透明又は半透明のホットメルト層16を
形成する(図1(d))。このようにして樹脂フィルム
積層体11が得られる。
【0016】一方、上記樹脂フィルム積層体11と、こ
の樹脂フィルム積層体に上記ホットメルト層16を介し
て積層接着されたボード本体17とにより樹脂ボード1
8が形成される(図1(e))。このボード本体は透明
又は半透明のアクリルにより形成され、その厚さは1〜
5mmのもの、好ましくは1〜4mm、更に好ましくは
1〜2mmのものが使用される。
【0017】このように構成された樹脂ボード18の製
造方法を図1(e)に基づいて説明する。樹脂フィルム
積層体11と同一面積を有するボード本体17の上面
に、樹脂フィルム積層体11のホットメルト層16が下
側になるように樹脂フィルム積層体11を載せ、この状
態で熱圧着することにより樹脂ボード18が得られる。
具体的には、ボード本体17上面にホットメルト層16
が接するように樹脂フィルム積層体11を載せた状態
で、ボード本体17及び樹脂フィルム積層体11に10
0〜140℃の雰囲気中で0.5〜1MPaの圧力をか
けて熱圧着する。
【0018】次に上記樹脂ボード17を用いた自動車用
金属調バイザの製造方法を図2及び図3に基づいて説明
する。図3に示すように、自動車19のサイドドア19
a外面には、そのドア窓の前縁から上縁にかけて或いは
上縁に沿ってサイドバイザ21,22が装着され、車室
内にはウインドシールドガラス19bの上縁に沿ってフ
ロントバイザ23が装着される。これらのバイザ21,
22,23は略同一の方法により製造されるので、サイ
ドバイザ21の製造方法を代表して説明する。サイドバ
イザ21は上述した樹脂ボード18を成形することによ
り作られ、図2に示すように、所定の形状を有する金型
26に樹脂ボード18を添着させることにより成形され
る。この実施の形態における金型26はサイドバイザを
成形するためのものであり、金型26にはそのサイドバ
イザの内側形状に相応した湾曲凸部26aが形成され
る。この金型26は成形装置27に装着され、成形装置
27は、金型26を収容する凹部28aが形成された収
容体28と、その凹部28a周縁に設けられ樹脂ボード
18を把持するクランプ29と、その凹部28a内で金
型26を上下方向に駆動する昇降装置31と、凹部28
a内のエアを吸引可能に構成された真空タンク32とを
備える。
【0019】サイドバイザ21を製造するために、先ず
樹脂ボード18を用意する。この樹脂ボード18は収容
体28の凹部28a周縁に設けられたクランプ29が把
持可能に所定の形状に切断される。次にこの樹脂ボード
18をヒータ33により加熱する。樹脂ボード18の加
熱は130〜180℃の温度で、1m3当り60〜90
秒程度の時間で行うことが好ましい。加熱した樹脂ボー
ド18をフィルム層12が成形後に表側(凸面側)に露
出するように上側にし、その周囲を成形装置27のクラ
ンプ29に把持させて水平に維持させる。そして昇降装
置31により金型26を上昇させるとともにバルブ34
を開いて凹部28a内と真空タンク32を連通させ、金
型26の湾曲凸部26aにその樹脂ボード18が添着す
るように大気圧で成形する。このようにして成形した後
にバルブ34を閉じて凹部28a内を大気圧に戻すとと
もに、昇降装置31により金型26を下降させる。その
後、金型26から成形品36を取出し、周囲の余剰部分
を切断除去することにより、サイドバイザ21が得られ
る。
【0020】なお、フィルム層12、印刷層13、ホッ
トメルト層16及びボード本体17の全てを透明にし、
金属層14の厚さを200〜500Åと比較的薄く形成
すると、金属層14を構成する金属微粒子の間に隙間が
発生し、樹脂ボード18を透して向う側の視界を視認で
き(透過可能)、サイドバイザ21に適する。またフィ
ルム層12、印刷層13、ホットメルト層16及びボー
ド本体17のいずれかを有色の半透明にしかつ残りを透
明にし、金属層14の厚さを200〜500Åと比較的
薄く形成すると、金属層14を構成する金属微粒子の間
に隙間が発生し、樹脂ボード18を透して向う側の視界
を上記半透明の色に着色された状態で視認でき(透過可
能)、上記と同様にサイドバイザ21に適する。更に金
属層14の厚さを700〜1400Åと比較的厚く形成
すると、金属層14を構成する金属微粒子の間が密着
し、樹脂ボード18が不透明となり(透過不能)、フロ
ントバイザ23として用いることができる(フロントバ
イザ23はバイザを透して向う側の視界を視認できるも
のであってもよい。)。
【0021】このようにして得られたサイドバイザ21
では、樹脂フィルム積層体11表面のフィルム層12が
厚さ一定のアクリルフィルムにより形成されているた
め、サイドバイザ21を透過する光の屈折が略一定とな
ってサイドバイザ21を透す視界は殆ど歪まない。また
サイドバイザ21を反射する光が鋭い金属調の光輝色と
なるので、金属層13が有する金属色を表面から視認で
き、メッキを施したものと殆ど変わらない外観を呈す
る。このため、図3に示すように自動車19にそのサイ
ドバイザ21を取付けると、メッキを多用したクラシッ
クタイプの外観を呈し、その見栄えを向上できる。更に
フィルム層12及び印刷層13の密着性と、印刷層13
及び金属層14の密着性が良好であるので、樹脂ボード
18を成形するときに、フィルム層12、印刷層13及
び金属層14が速やかに伸びる。この結果、金属層14
に亀裂が発生することがないので、この金属層の連続し
た金属色を印刷層13及びフィルム層12を透して表出
でき、サイドバイザ21の見栄えを良好に保つことがで
きる。
【0022】図4は本発明の第2の実施の形態を示す。
この実施の形態では、サイドバイザ51が、上記第1の
実施の形態の樹脂フィルム積層体11と、射出成形機に
より所定の形状に成形されるとともに樹脂フィルム積層
体11にホットメルト層16を介して積層接着される成
形体53とを備える。上記射出成形機の金型54は、サ
イドバイザ51の表面(凸面)を形成するための湾曲凹
部56aを有する固定型56と、この湾曲凹部56aに
挿入してサイドバイザ51の裏面(凹面)を形成するた
めの湾曲凸部57aを有する移動可能な可動型57とを
備える。また可動型57には、固定型56の湾曲凹部5
6aに可動型57の湾曲凸部57aを挿入したときに形
成されるキャビティ54aに、溶融したアクリルを流し
込むための通孔57bが形成される。
【0023】次に上記サイドバイザ51の製造方法を説
明する。先ず、図4(a)に示すように、可動型57の
湾曲凸部57aを固定型56の湾曲凹部56aから離脱
させた状態で、ホットメルト層16を固定型56の湾曲
凹部56aに対向するように樹脂フィルム積層体11を
固定型56と可動型57の間に挿入する。次いで図4
(b)に示すように、樹脂フィルム積層体11を固定型
56の湾曲凹部56aに添着させた後に、可動型57の
湾曲凸部57aを固定型56の湾曲凹部56aに挿入す
る。次にこの状態で通孔57bからキャビティ54aに
溶融した樹脂を流込んで冷却し、成形体53を所定の形
状に射出成形する。このとき成形体53は樹脂フィルム
積層体11にホットメルト層16を介して積層接着され
る。更に可動型57を固定型56から離して成形体53
を取出し、周囲の余剰部分を切断除去した後に、成形体
53の表面に透明の塗料又はインクをコーティングし乾
燥することにより、フィルム層12に透明コーティング
層を積層接着する。このようにしてサイドバイザ51が
得られる。
【0024】この方法で製造されたサイドバイザ51
は、樹脂フィルム積層体11に平らな樹脂ボードを積層
接着する工程を省けるので、第1の実施の形態より製造
工数を低減できる。なお、上記第1及び第2の実施の形
態では、バイザとしてサイドバイザ及びフロントバイザ
を挙げたが、バックドアのドア窓外面の上縁に装着され
たリヤバイザ又はその他のバイザであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、透
明又は半透明のフィルム層と、透明又は半透明の印刷層
と、金属層と、透明又は半透明のホットメルト層とを積
層した樹脂フィルム積層体を、ホットメルト層を介して
透明又は半透明のボード本体に積層したので、樹脂フィ
ルム積層体表面のフィルム層が厚さ一定のアクリルフィ
ルムにより形成されており、バイザを透過する光の屈折
が略一定となってバイザを透す視界は殆ど歪まない。ま
たバイザを反射する光が鋭い金属調の光輝色となるの
で、金属層が有する金属色を表面から視認でき、メッキ
を施したものと殆ど変わらない外観を呈する。またフィ
ルム層及び印刷層の密着性と、印刷層及び金属層の密着
性が良好となり、樹脂ボードの成形時に、フィルム層、
印刷層及び金属層が速やかに伸びる。この結果、金属層
に亀裂が発生せず、この金属層の連続した金属色を印刷
層及びフィルム層を透して表出できるので、バイザの見
栄えを良好に保つことができる。また透明又は半透明の
フィルム層と、透明又は半透明の印刷層と、金属層と、
透明又は半透明のホットメルト層とを積層した樹脂フィ
ルム積層体を、ホットメルト層を介して透明又は半透明
の成形体に積層すれば、上記と同様の効果が得られる。
【0026】またフィルム層の裏面にPETを主成分と
する液をコーティングして印刷層を形成し、この印刷層
の表面に金属層を蒸着法にて積層接着し、この金属層の
表面にホットメルト層を積層接着して樹脂フィルム積層
体を作製し、樹脂フィルム積層体をホットメルト層を介
してボード本体に積層接着して樹脂ボードを作製し、更
に樹脂ボードを真空成形法により所定の形状に成形すれ
ば、基材の形状後にアンダコート層等を形成するためバ
イザの製作工数が増大する従来の自動車用バイザと比較
して、本発明では予め樹脂フィルム積層体を製作してお
き、この積層体をボード本体に積層接着できるので、バ
イザの製作工数を低減することができる。またバイザを
透す視界が殆ど歪まず、バイザから反射する光が鋭い金
属調の光輝色となり、更に樹脂ボードの成形時に金属層
に亀裂が発生せず、見栄えの良好なバイザを得ることが
できる。またフィルム層の裏面にPETを主成分とする
液をコーティングして印刷層を形成し、この印刷層の表
面に金属層を蒸着法にて積層接着し、金属層の表面にホ
ットメルト層を積層接着して樹脂フィルム積層体を作製
し、樹脂フィルム積層体を射出成形機の金型に挿入し、
更にこの金型に溶融したアクリルを流込むことにより成
形体を所定の形状に射出成形すると同時に樹脂フィルム
積層体にホットメルト層を介して積層接着すれば、上記
と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の樹脂ボードの製造工程を
示す断面図。
【図2】その樹脂ボードを成形してサイドバイザを得る
工程を示す図。
【図3】そのサイドバイザが装着された自動車の要部斜
視図。
【図4】本発明第2実施形態のサイドバイザの成形工程
を示す図。
【符号の説明】
11 樹脂フィルム積層体 12 フィルム層 13 印刷層 14 金属層 16 ホットメルト層 17 ボード本体 18 樹脂ボード 21,22,51 サイドバイザ 23 フロントバイザ 53 成形体 54 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 3/00 B32B 15/08 B60R 13/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明のアクリル製のボード本
    体(17)に樹脂フィルム積層体(11)を積層してなる樹脂ボ
    ード(18)を、所定の形状に成形することにより形成され
    た自動車用金属調バイザであって、 前記樹脂フィルム積層体(11)が、透明又は半透明のアク
    リルフィルムにより形成されたフィルム層(12)と、前記
    フィルム層の裏面に透明又は半透明のPETを主成分と
    する液をコーティングすることにより形成された印刷層
    (13)と、前記印刷層の表面に蒸着法により積層接着され
    た金属層(14)と、前記金属層の表面に積層接着された透
    明又は半透明のホットメルト層(16)とを備え、 前記樹脂フィルム積層体(11)が前記ホットメルト層(16)
    を介して前記ボード本体(17)に積層されたことを特徴と
    する自動車用金属調バイザ。
  2. 【請求項2】 樹脂フィルム積層体(11)とともに所定の
    形状に成形することにより、透明又は半透明のアクリル
    製の成形体(53)が形成されるとともに前記成形体に前記
    樹脂フィルム積層体(11)が積層された自動車用金属調バ
    イザであって、 前記樹脂フィルム積層体(11)が、透明又は半透明のアク
    リルフィルムにより形成されたフィルム層(12)と、前記
    フィルム層の裏面に透明又は半透明のPETを主成分と
    する液をコーティングすることにより形成された印刷層
    (13)と、前記印刷層の表面に蒸着法により積層接着され
    た金属層(14)と、前記金属層の表面に積層接着された透
    明又は半透明のホットメルト層(16)とを備え、 前記樹脂フィルム積層体(11)が前記ホットメルト層(16)
    を介して前記成形体(53)に積層されたことを特徴とする
    自動車用金属調バイザ。
  3. 【請求項3】 透明又は半透明のアクリルフィルムによ
    り形成されたフィルム層(12)の裏面に透明又は半透明の
    PETを主成分とする液をコーティングして印刷層(13)
    を形成する工程、 前記印刷層の表面に金属層(14)を蒸着法にて積層接着す
    る工程と、 前記金属層の表面に透明又は半透明のホットメルト層(1
    6)を積層接着して樹脂フィルム積層体(11)を作製する工
    程と、 前記樹脂フィルム積層体を前記ホットメルト層(16)を介
    して透明又は半透明のアクリル製のボード本体(17)に積
    層接着して樹脂ボード(18)を作製する工程と、 前記樹脂ボードを真空成形法により所定の形状に成形す
    る工程とを含む自動車用金属調バイザの製造方法。
  4. 【請求項4】 透明又は半透明のアクリルフィルムによ
    り形成されたフィルム層(12)の裏面に透明又は半透明の
    PETを主成分とする液をコーティングして印刷層(13)
    を形成する工程、 前記印刷層の表面に金属層(14)を蒸着法にて積層接着す
    る工程と、 前記金属層の表面に透明又は半透明のホットメルト層(1
    6)を積層接着して樹脂フィルム積層体(11)を作製する工
    程と、 前記樹脂フィルム積層体を射出成形機の金型(54)に挿入
    する工程と、 前記金型に溶融した透明又は半透明のアクリルを流込む
    ことにより成形体(53)を所定の形状に射出成形すると同
    時に前記樹脂フィルム積層体(11)にホットメルト層(16)
    を介して積層接着する工程とを含む自動車用金属調バイ
    ザの製造方法。
  5. 【請求項5】 透明又は半透明のアクリルフィルムによ
    り形成されたフィルム層(12)と、 前記フィルム層の裏面に透明又は半透明のPETを主成
    分とする液をコーティングすることにより形成された印
    刷層(13)と、 前記印刷層の表面に蒸着法により積層接着された金属層
    (14)と、 前記金属層の表面に積層接着された透明又は半透明のホ
    ットメルト層(16)とを備えた樹脂フィルム積層体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の樹脂フィルム積層体(11)
    と、この樹脂フィルム積層体にホットメルト層(16)を介
    して積層接着された透明又は半透明のアクリル製のボー
    ド本体(17)とを備えた樹脂ボード。
  7. 【請求項7】 透明又は半透明のアクリルフィルムによ
    り形成されたフィルム層(12)の裏面に透明又は半透明の
    PETを主成分とする液をコーティングして印刷層(13)
    を形成する工程、 前記印刷層の表面に金属層(14)を蒸着法にて積層接着す
    る工程と、 前記金属層の表面に透明又は半透明のホットメルト層(1
    6)を積層接着する工程とを含む樹脂フィルム積層体の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法で製造された樹脂フ
    ィルム積層体(11)をホットメルト層(16)を介して透明又
    は半透明のアクリル製のボード本体(17)に積層接着する
    工程を含む樹脂ボードの製造方法。
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