JP3525723B2 - エンジンの可変バルブタイミング装置 - Google Patents

エンジンの可変バルブタイミング装置

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JP3525723B2
JP3525723B2 JP3375598A JP3375598A JP3525723B2 JP 3525723 B2 JP3525723 B2 JP 3525723B2 JP 3375598 A JP3375598 A JP 3375598A JP 3375598 A JP3375598 A JP 3375598A JP 3525723 B2 JP3525723 B2 JP 3525723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランク軸側と
カム軸側に連結して、カムプーリとカム軸との回転位相
を変化させるバルブタイミング可変機構を備えたような
エンジンの可変バルブタイミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のエンジンのバルブタイミ
ング装置としては、例えば特開平9−250310号公
報に記載の装置がある。 すなわち、カムプーリ(ドリ
ブンギヤ)とカム軸との回転位相を変化させるバルブタ
イミング可変機構と、このバルブタイミング可変機構へ
の作動油圧をコントロールするオイルコントロールバル
ブとを備え、オイルコントロールバルブとカム軸受(ベ
アリングキャップ)との間に複数の油圧の油圧経路を形
成して、オイル供給路とオイルリターン路とを構成した
エンジンの可変バルブタイミング装置である。
【0003】上述の複数の油圧経路のうちの一方は吸排
気のバルブタイミングのオーバラップを小さくする側に
設定され、他方は吸排気のバルブタイミングのオーバラ
ップを大きくする側に設定されるが、上述のオーバラッ
プを小さくする側の油圧経路と、オーバラップを大きく
する側の油圧経路との長さが仮りに同等に設定される
と、オーバラップを大から小に変更する時のバルブタイ
ミング可変機構の充分な制御応答性が確保できず、エン
ジンの良好な安定性が確保できない問題点があった。
【0004】以下、このような問題点が発生する理由に
ついて詳述する。 エンジンの運転状態と吸排気のバル
ブタイミングのオーバラップとの関係について述べる
と、アイドル運転のようなエンジンの極低負荷領域にあ
っては吸気側への燃焼ガスの吹返しを防止して、残留燃
焼ガス量を少なくし、回転安定性を図る目的でオーバラ
ップを小さくし、軽中負荷領域にあっては残留燃焼ガス
量を多少増大させて(内部EGR率を高めて)、ポンピ
ングロスを低減し、燃費向上およびエミッション向上を
図る目的でオーバラップを大きくし、エンジンの高負荷
領域にあっては吸入空気の充填効率を高めるようにエン
ジンの回転数に対応して吸気弁の閉じタイミングが可変
されるので、バルブタイミングが位相変化するのみのバ
ルブタイミング可変機構を備えたものでは、高負荷低回
転時にはオーバラップは大となり、高負荷中速回転時に
はオーバラップは中位となり、高負荷高速回転時にはオ
ーバラップは小となる。
【0005】そこで、軽中負荷領域からアイドル(極低
負荷領域)への移行時には、スロットル開度を戻して、
オーバラップを大から小に変更する必要があるが、この
際のバルブタイミング可変機構の制御応答性が悪く、オ
ーバラップが速やかに小に変更されない場合には、燃焼
室内の残留燃焼ガスが吸気側へ吹返されて、不安定燃焼
によりアイドル回転が不安定となって、失火(ミスファ
イヤ)が生ずる懸念もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ロータ形
式のバルブタイミング可変機構を採用したものにおい
て、カム軸受部の頭上に油圧経路継手部を配置し、この
継手部内に進角側油路と遅角側油路とを設け、上述の進
角側油路を真下方向に形成する一方、遅角側油路をバル
ブタイミング可変機構側へ傾斜させて形成することで、
遅角側油路をスラント形成させた分、バルブタイミング
可変機構までの油路長さの短縮が可能となり、オーバラ
ップを大から小に変更する際のバルブタイミング可変機
構の制御応答性がより高くなることで、オーバラップ大
による出力不足や不安定燃焼等の残留ガス増大による弊
害をなくすことを可能にすることができ、さらに、上
の油圧制御部材と油圧経路継手部との接続部における
向きの油路の位置を、高さ方向において遅角側油路が下
方位置となるように配置することで、遅角側油路の長さ
をより短くすることができ、上記オーバラップ大による
残留ガスの弊害をなくすことができるエンジンの可変バ
ルブタイミング装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】この発明によるエンジンの可変バルブタイ
ミング装置は、クランク軸側とカム軸側にそれぞれ連結
して油圧駆動により両軸側間の回転位相を変化させるバ
ルブタイミング可変機構と、該バルブタイミング可変機
構の作動油圧をコントロールする油圧制御部材とを備
え、上記バルブタイミング可変機構と油圧制御部材との
間の油圧経路を進角側油路と遅角側油路とに分けて同一
のカム軸受部にこれら両油路の一部を構成する円周状の
溝が形成されたエンジンの可変バルブタイミング装置で
あって、上記バルブタイミング可変機構が吸気側のカム
軸の一端側に取付けられると共に、該バルブタイミング
可変機構は、カム軸側に設けられたロータと、クランク
軸側に設けられたハウジングと、該ハウジング内でロー
タにより仕切られた油室とを有し、上記カム軸内にはロ
ータを介して上記油室に連通する進角側の油路と遅角側
の油路とが設けられ、上記カム軸受部に形成された円周
状の溝はバルブタイミング可変機構に近い側が遅角用
に、遠い側が進角用に設定され、上記カム軸受部の頭上
に、上記油圧制御部材と上記カム軸受部との間の油圧経
路を形成する油圧経路継手部を配置し、上記油圧制御部
材と油圧経路継手部とをカム軸方向に並設し、上記継手
部内に形成される上記進角側油路を真下方向に、上記遅
角側油路をバルブタイミング可変機構が位置する方向へ
傾斜状にそれぞれ形成し上記油圧制御部材と上記油圧
経路継手部との接続部における横向きの油路の位置を、
高さ方向において遅角側油路が下方位置となるように配
置させたものである。
【0008】この発明の一実施態様においては、上記カ
ム軸受部に形成された円周状の溝は、少なくとも円周状
の溝の範囲において進角側油路の横断面積に対して遅角
側油路の横断面積が大きく設定されたものである。
【0009】この発明によるエンジンの可変バルブタイ
ミング装置はまた、クランク軸側とカム軸側にそれぞれ
連結して油圧駆動により両軸側間の回転位相を変化させ
るバルブタイミング可変機構と、該バルブタイミング可
変機構の作動油圧をコントロールする油圧制御部材とを
備え、上記バルブタイミング可変機構と油圧制御部材と
の間の油圧経路を進角側油路と遅角側油路とに分けて同
一のカム軸受部にこれら両油路の一部を構成する円周状
の溝が形成されたエンジンの可変バルブタイミング装置
であって、上記バルブタイミング可変機構が吸気側のカ
ム軸の一端側に取付けられると共に、該バルブタイミン
グ可変機構は、カム軸側に設けられたロータと、クラン
ク軸側に設けられたハウジングと、該ハウジング内でロ
ータにより仕切られた油室とを有し、上記カム軸内には
ロータを介して上記油室に連通する進角側の油路と遅角
側の油路とが設けられ、上記カム軸受部に形成された円
周状の溝はバルブタイミング可変機構に近い側が遅角用
に、遠い側が進角用に設定され、上記カム軸受部の頭上
に、上記油圧制御部材と上記カム軸受部との間の油圧経
路を形成する油圧経路継手部を配置し、上記油圧制御部
材と油圧経路継手部とをカム軸方向に並設し、上記継手
部内に形成される上記進角側油路を真下方向に、上記遅
角側油路をバルブタイミング可変機構が位置する方向へ
傾斜状にそれぞれ形成し、上記油圧制御部材と上記油圧
経路継手部との接続部における横向きの油路の位置を、
高さ方向において遅角側油路が下方位置となるように配
置させ、上記カム軸受部に形成された円周状の溝は、少
なくとも円周状の溝の範囲において進角側油路の横断面
積に対して遅角側油路の横断面積が大きく設定されたも
のである。
【0010】
【発明の作用及び効果】この発明によれば、ロータ形式
のバルブタイミング可変機構を採用したものにおいて、
カム軸受部の頭上に上述の継手部を配置し、この継手部
内に形成される進角側および遅角側の各油路のうち、進
角側油路は真下方向に向けて形成し、遅角側油路はバル
ブタイミング可変機構側に向けて傾斜形成したので、遅
角側油路をスラント形成した分、この遅角側油路のバル
ブタイミング可変機構までの油路長さの短縮が可能とな
り、オーバラップを大から小に変更する時のバルブタイ
ミング可変機構の制御応答性がより一層高くなること
で、応答性不足(オーバラップ大)による出力不足や不
安定燃焼等の残留ガス増大による弊害をなくすことが可
能となる効果がある。しかも、上述の油圧制御部材と油
圧経路継手部との接続部における横向きの油路の位置
を、高さ方向において遅角側油路が下方位置となるよう
に配置したので、遅角側油路の長さをより短くすること
ができ、上記オーバラップ大による残留ガスの弊害をな
くすことができる効果がある。
【0011】この発明の一実施態様においては、上述の
進角側および遅角側の油路の横断面積が少なくともカム
軸受部の円周状の溝の範囲において進角側油路に対して
遅角側油路を大きく設定したので、カム軸受部の限られ
たスペース内において遅角側油路の横断面積を大きくし
て、カム軸受部を何等大型化させることなく、遅角側油
路の通路抵抗の低減を図り、遅角側油路の作動油圧によ
るバルブタイミング可変機構の制御応答性向上を図るこ
とができる効果がある。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1の構成と請求項2の構成とを兼ね備えているので、上
述の双方の効果を有する。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。
【0014】図面は本発明の可変バルブタイミング装置
を備えたエンジンを示し、図1において、シリンダブロ
ック1にシリンダヘッド2を取付ける一方、クランク軸
3に嵌合したクランクプーリ4と、タイミングプーリに
て構成された吸気側(吸気弁を動作させる側)のカムプ
ーリ5と、タイミングプーリにて構成された排気側(排
気弁を動作させる側)のカムプーリ6との間にタイミン
グベルト7を張架して、クランクプーリ4の回転力をタ
イミングベルト7を介してカムプーリ5,6に伝達し
て、吸気側および排気側のカムシャフトを駆動すべく構
成している。
【0015】また上述のタイミングベルト7の張り側は
固定アイドラ8によりベルト張力が付加され、タイミン
グベルト7の弛み側はテンショナ9によりベルト張力が
付加されている。このテンショナ9はテンショナスプリ
ング10により支点11を中心として図1の時計方向へ
バネ付勢されたものである。
【0016】この実施例ではバルブタイミング可変機構
15(図4〜図7参照)は吸気弁を動作させる側に取付
けられているので、以下、その構成について詳述する。
図2、図3、図4、図5に示す如く、上述のシリンダ
ヘッド2の上部に設けられたシリンダヘッドカバー12
の内部にはカム軸受部としてのカムキャップ13で軸支
されたカムシャフト14を設け、この吸気側のカムシャ
フト14の一端側には図4、図5に示す如くバルブタイ
ミング可変機構15を設けている。
【0017】このバルブタイミング可変機構15は、カ
ムシャフト14内を流通する油圧の作動力により、カム
シャフト14の一端部外周に設けられたカムプーリ5
(タイミングプーリ)とカムシャフト14との回転位相
を変化させてバルブ(吸気弁)の作動タイミングを進角
側または遅角側に調整するものである。
【0018】上述のバルブタイミング可変機構15は図
4〜図7に示すように座金部材16およびボルト17を
用いてカムシャフト14に取付けられて、このカムシャ
フト14と一体回転するロータ18と、蓋部材19と共
にボルト20によって上述のカムプーリ5に取付けられ
て、このカムプーリ5と一体回転するハウジング21と
を備え、図4、図6(但し、図6は図4のA−A線矢視
断面図)に示す如くロータ18内の遅角側油路22を介
して、ロータ18とハウジング21との間の油室23内
に図示矢印の如く作動油圧が供給された時には、ロータ
18を遅角方向(オーバラップを小さくする矢印c方
向)に相対回転させて、カムプーリ5とカムシャフト1
4との回転位相を変化させる。すなわち図17に示す排
気側のバルブリフトカーブaに対して吸気側のバルブリ
フトカーブbを遅角方向Cに変位させて、オーバラップ
量eを小さくする。
【0019】また図5、図7(但し、図7は図5のB−
B線矢視断面図)に示す如くロータ18内の進角側油路
24を介して、ロータ18とハウジング21との間の油
室23内に図示矢印の如く作動油圧が供給された時に
は、ロータ18を進角方向(オーバラップを大きくする
矢印d方向)に相対回転させて、カムプーリ5とカムシ
ャフト14との回転位相を変化させる。すなわち図17
に示す排気側のバルブリフトカーブaに対して吸気側の
バルブリフトカーブbを進角方向dに変位させて、オー
バラップ量eを大きくする。なお図4〜図7において2
5はロータ18とハウジング21との摺動部をシールす
るチップシールである。
【0020】ところで、上述の油圧はシリンダブロック
1内のオイルギャラリ(図示せず)から図2に示すオイ
ルジョイント26、オイルパイプ27、オイルジョイン
ト28、図4に示すユニオンボルト29内の通路、オイ
ルフィルタ30を介してバルブケース31に収納された
電磁駆動タイプのオイルコントロールバルブ32に至
り、このオイルコントロールバルブ32で油圧制御(流
量方向制御および流量制御)された後に、油圧経路継手
部としての中間部材33(いわゆるアダプタ)およびカ
ムキャップ13を介してカムシャフト14に供給され、
このカムシャフト14に形成された油路34,35を介
してバルブタイミング可変機構15に供給される。
【0021】この実施例では上述のオイルコントロール
バルブ32を収納したバルブケース31はシリンダヘッ
ドカバー12の上面においてバルブタイミング可変機構
15の配設側と同側に配置されるので、このシリンダヘ
ッドカバー12のカムキャップ13と対向するヘッドカ
バー上壁には図3、図4に示すように開口部36が形成
されている。
【0022】また上述のシリンダヘッドカバー12には
開口部36につづいて傾斜状のドレン受け部37とカム
プーリ5の上方側に延びるベルトカバー部38が一体形
成され、これら開口部36およびドレン受け部37を囲
繞するようにシリンダヘッドカバー12のトップデッキ
面には略環状の座面39が形成されている。 この座面
39に4本のセットボルト40…を用いて固定される上
述のバルブケース31は図8、図9に示す如く構成して
いる。
【0023】すなわち、バルブケース31の中央部分に
はオイルコントロールバルブ32のスプール41外周部
のスプールケーシング42(図10参照)を収納する配
設孔43がカム軸間方向に形成され、この配設孔43と
直交するようにインレット孔44が形成されている。
このインレット孔44には図4、図5に示すようにユニ
オンボルト29およびオイルフィルタ30が内設される
ものである。また上述のバルブケース31の配設孔43
を隔てた反インレット孔側には上下方向に延びる嵌挿部
45が下面側に開口すべく形成され、この嵌挿部45と
配設孔43とがカム軸方向に並設されている。
【0024】そして上述の嵌挿部45と配設孔43とを
連通する遅角側の油路46と進角側の油路47が形成さ
れると共に、配設孔43の下部にはオイルコントロール
バルブ32の2つのドレン通路48,49が形成され、
これらの各ドレン通路48,49は前述のドレン受け部
37と対向する。また上述のバルブケース31の底面に
はベルトカバー部38が一体形成されてなるシリンダヘ
ッドカバー12の座面39と対応するように取付座50
が形成されており、オイルコントロールバルブ32を収
納したこのバルブケース31で上述の開口部36をシリ
ンダヘッドカバー12の上面側から覆っている。なお、
図8、図9において51は前述のセットボルト40を挿
通させるための貫通孔である。
【0025】上述のオイルコントロールバルブ32は図
10に示す如く構成している。 すなわち、このオイル
コントロールバルブ32はコイル52およびプランジャ
53を有する電磁ソレノイド54と、前述のスプール4
1およびスプールケーシング42とを備え、このスプー
ルケーシング42には図8のインレット孔44と対向す
るように作動油供給ポート55(いわゆるPポート)が
形成され、また図8の2つのドレン通路48,49と対
向するようにドレンポート56,57(いわゆるTポー
ト)が形成され、さらに図8の各油路46,47と対向
するようにアクチュエータポート58,59が形成され
ている。
【0026】また上述のスプール41における反ソレノ
イド側にはスプリング60を設け、エンジンコントロー
ルユニットのCPU(図示せず)からエンジン回転数お
よびエンジン負荷に対応したデューティ信号が電磁ソレ
ノイド54に印加され、この電磁ソレノイド54により
プランジャ53を介してデューティ操作されるスプール
41の各ランド部にてアクチュエータポート58,59
の開口面積を制御して、作動油圧を進角側(オーバラッ
プを大きくする側)または遅角側(オーバラップを小さ
くする側)に制御すべく構成している。
【0027】この実施例では、アイドル運転のようなエ
ンジンの極低負荷領域における吸排気のバルブタイミン
グのオーバラップは小さく設定(最遅角に設定)され、
それよりも高負荷側にあっては該極低負荷領域に対して
オーバラップが大となるように設定されている。
【0028】但し、エンジンの軽、中負荷領域のオーバ
ラップは大に設定され、エンジンの高負荷領域にあって
はエンジン回転数に応じて吸気弁の閉じタイミングが設
定されるので、高負荷低回転時にはオーバラップは中負
荷領域のそれと比較して小さく、かつ高負荷中速回転時
および高負荷高速回転時のそれと比較して大きく設定さ
れ、高負荷中速回転時のオーバラップは中位に設定さ
れ、高負荷高速回転時のオーバラップは小さく設定され
ている。
【0029】ところで、前述のカムキャップ13の頭上
には図11にも示す如く2本のセットボルト61,61
を用いて油圧経路継手部としての逆T字状の中間部材3
3が配置されている。この中間部材33はその一部が図
4、図5に示す如くシリンダヘッドカバー12の開口部
36を貫通して上方に突出し、この開口部36より上方
に突出した突出部がバルブケース31の嵌挿部45に嵌
挿されて、該バルブケース31の位置決めを兼ねるよう
に構成している。
【0030】この中間部材33は図11、図12、図1
3、図14に示すようにバルブケース31の一方の油路
47(図5、図8参照)に連通する横向きの進角側の油
路62と、この油路62に連通して上下方向に延びる油
路63と、バルブケース31の他方の油路46(図4、
図8参照)に連通する横向きの遅角側の油路64と、こ
の油路64に連通して斜め下方に延びる油路65とを備
えている。
【0031】また上述の横向きの油路62,64が形成
された部位の下域部外周にはOリング配設部66,67
が形成され、これらの各Oリング配設部66,67に図
4、図5に示す如くOリング(シール部材)が配設され
ている。なお、図13、図14において68は前述のセ
ットボルト61(図11参照)を挿通させるための貫通
孔である。ここで、上述の遅角側油路64と油路65の
上端位置とは、角側油路62と油路63の上端位置に
対して高さ方向において下方位置となるように配置形成
されている。
【0032】一方、前述のカムシャフト14を軸支する
カムキャップ13には、図4、図5、図15に示すよう
に中間部材33内の一方の油路63とカムシャフト14
内の一方の油路35とを連通させるために上下方向に延
びる油路69と、円周状の輪溝70とが形成され、また
中間部材33内の他方の油路65とカムシャフト14内
の他方の油路34とを連通させるために斜め上下方向に
延びる油路71と、円周状の輪溝72とが形成されてい
る。
【0033】つまり、バルブケース31、オイルコント
ロールバルブ32、中間部材33の三者により油圧制御
部材が構成され、バルブタイミング可変機15と油圧
制御部材との間の油圧経路を進角側油路(図5に示す各
要素47,62,63,69,70,35参照)と遅角
側油路(図4に示す各要素46,64,65,71,7
2,34参照)とに分け、同一のカムキャップ13にこ
れら両油路の一部を構成する輪溝70,72が形成さ
れ、上述の油圧制御部材からカムキャップ13の両輪溝
70,72までの油圧経路長を、吸排気のバルブタイミ
ングのオーバラップを小さくする側(遅角側)の油圧経
路長が、オーバラップを大きくする側(進角側)の油圧
経路長に対して短くなるように設定したものである。
すなわち、図4に示す遅角側の油路65,71の長さ
が、図5に示す進角側の油路63,69の長さに対して
短くなるように設定したものである。
【0034】またカムキャップ13の頭上に油圧経路継
手部としての中間部材33を配置し、この中間部材33
の内部に進角側油路63と遅角側油路65とを形成し、
上述の進角側油路63は図5に示すように真下方向に向
けて形成し、上述の遅角側油路65は図4に示すように
バルブタイミング可変機構15が位置する方向へ向けて
傾斜状に形成したものである。
【0035】なお、図4、図5における73はカムシャ
フト14に固定されたセンシングプレート、74はシリ
ンダヘッドカバー12に設けられたカムアングルセンサ
である。また図4、図5に示すように前述のボルト17
内にはバルブタイミング可変機構15から漏れたオイル
をシリンダヘッド2内へ還流させるリターンオイル孔7
5が形成されており、このリターンオイル孔75からの
還流油はカムシャフト14内およびシリンダヘッド2の
リターン孔76を介してシリンダヘッド2内へ還流す
る。さらに、タイミングプーリにて構成されたカムプー
リ5と、カムキャップ13およびシリンダヘッド2との
間にはオイルシール77が介設されている。
【0036】而して吸排気弁の作動タイミングを進角側
に調整する場合には、オイルコントロールバルブ32に
よりそのスプール41を操作して、図5に矢印で示す如
く、油圧を各要素47,62,63,69,70,35
をこの順に介してバルブタイミング可変機構15に供給
した後に、リターンオイルを各要素34,72,71,
65,64,46,48,37および開口部36と中間
部材33との間のクリアランスをこの順に介してシリン
ダヘッドカバー12内に還流し、吸排気弁の作動タイミ
ングを遅角側に調整する場合にはオイルコントロールバ
ルブ32によりそのスプール41を操作して、図4に矢
印で示す如く、油圧を各要素46,64,65,71,
72,34をこの順に介してバルブタイミング可変機構
15に供給した後に、リターンオイルを各要素35,7
0,69,63,62,47,49,37および上記ク
リアランスをこの順に介してシリンダヘッドカバー12
内に還流すべく構成している。このように構成したエン
ジンの可変バルブタイミング装置の作用を、以下に説明
する。シリンダブロック1内のオイルギャラリからの油
圧は図2に示すオイルジョイント26、オイルパイプ2
7およびバルブケース31側のオイルジョイント28を
介してユニオンボルト29内のオイル通路に至り、この
オイル通路からオイルフィルタ30を介してオイルコン
トロールバルブ32に供給される。
【0037】そこで、オイルコントロールバルブ32の
スプール操作により油圧を図5に矢印で示す油圧経路を
介してバルブタイミング可変機構15に供給し、図7に
示すロータ18を同図の矢印d方向へ回動させて、カム
シャフト14と、カムプーリ5との回転位相を変化させ
ると、吸気弁の作動タイミングを進角側(図17の矢印
d方向)に調整して、吸排気のバルブタイミングのオー
バラップを大きくすることができる。
【0038】また、オイルコントロールバルブ32のス
プール操作により油圧を図4に矢印で示す油圧経路を介
してバルブタイミング可変機構15に供給し、図6に示
すロータ18を同図の矢印c方向へ回動させて、カムシ
ャフト14と、カムプーリ5との回転位相を変化させる
と、吸気弁の作動タイミングを遅角側(図17の矢印c
方向)に調整して、吸排気のバルブタイミングのオーバ
ラップを小さくすることができる。
【0039】このように上記実施例のエンジンの可変バ
ルブタイミング装置は、クランク軸3側とカムシャフト
14側にそれぞれ連結して油圧駆動により両軸3 , 14
側間の回転位相を変化させるバルブタイミング可変機構
15と、該バルブタイミング可変機構15の作動油圧を
コントロールする油圧制御部材(各要素31,32,3
3参照)とを備え、上記バルブタイミング可変機構15
と油圧制御部材との間の油圧経路を進角側油路と遅角側
油路とに分けて同一のカム軸受部に(カムキャップ13
参照)これら両油路の一部を構成する円周状の溝(輪溝
70,72参照)が形成されたエンジンの可変バルブタ
イミング装置であって、上記バルブタイミング可変機構
15が吸気側のカムシャフト14の一端側に取り付けら
れると共に、該バルブタイミング可変機構15は、カム
シャフト14側に設けられたロータ18と、クランク軸
3側に設けられたハウジング21と、該ハウジング21
内でロータ18により仕切られた油室23とを有し、上
記カムシャフト14内にはロータ18を介して上記油室
23に連通する進角側の油路35と遅角側の油路34と
が設けられ、上記カム軸受部(カムキャップ13参照)
に形成された円周状の溝(輪溝70,72参照)はバル
ブタイミング可変機構15に近い側72が遅角用に、遠
い側70が進角用に設定され、上記カム軸受部(カムキ
ャップ13参照)の頭上に上記油圧制御部材と上記カム
軸受部(カムキャップ13参照)との間の油圧経路を形
成する油圧経路継手部(中間部材33参照)を配置し、
上記油圧制御部材と油圧経路継手部(中間部材33参
照)とをカム軸方向に並設し、上記継手部(中間部材3
3参照)内に形成される蒸気進角側油路63を真下方向
に、上記遅角側油路65をバルブタイミング可変機構1
5が位置する方向へ傾斜状にそれぞれ形成し、上記油圧
制御部材と上記油圧経路継手部(中間部材33参照)と
の接続部における横向きの油路62,64の位置を、高
さ方向において遅角側油路64が下方位置となるように
配置させたものである。
【0040】要するに、カム軸受部(カムキャップ13
参照)の頭上に上述の継手部(中間部材33参照)を配
置し、この継手部(中間部材33参照)内に形成される
進角側および遅角側の各油路63,65のうち、進角側
油路63は真下方向に向けて形成し、遅角側油路65は
バルブタイミング可変機構15側に向けて傾斜形成した
ので、遅角側油路65をスラント形成した分、この遅角
側油路65のバルブタイミング可変機構15までの油路
短縮が可能となり、長さの短縮を図って、オーバラップ
を大から小に変更する時のバルブタイミング可変機構1
5の制御応答性がより一層高くなることで、応答性不足
(オーバラップ大)による出力不足や不安定燃焼等の残
留ガス増大による弊害をなくすことが可能となる効果が
ある。
【0041】さらに、上述の油圧制御部材と油圧経路継
手部(中間部材33参照)との接続部における横向きの
油路62,64の位置を、高さ方向において遅角側油路
64が進角側油路62に対して下方位置となるように配
置したので、遅角側油路64,65の長さをより短くす
ることができ、上記オーバラップ大による残留ガスの弊
害をなくすことができる効果がある。
【0042】図16はカム軸受部としてのカムキャップ
13の他の実施例を示し、同一のカムキャップ13に進
角側油路と遅角側油路との一部を構成する円周状の輪溝
70,72を形成する場合、進角側油路に対応する輪溝
70の横断面積に対して、遅角側油路に対応する輪溝7
2の横断面積が大きくなるように設定して、遅角側の輪
溝72の通路抵抗の低減を図ったものである。
【0043】このように、上述の進角側および遅角側の
油路の横断面積が少なくともカム軸受部(カムキャップ
13参照)の円周状の溝(輪溝70,72参照)の範囲
において進角側油路に対して遅角側油路を大きく設定し
たので、カム軸受部(カムキャップ13参照)の限られ
たスペース内において遅角側油路の横断面積を大きくし
て、カム軸受部(カムキャップ13参照)を何等大型化
させることなく、遅角側油路(輪溝72参照)の通路抵
抗の低減を図り、遅角側油路の作動油圧によるバルブタ
イミング可変機構15の制御応答性向上を図ることがで
きる効果がある。
【0044】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のカム軸は、実施例のカムシャフト
14に対応し、以下同様に、油圧制御部材は、バルブケ
ース31、オイルコントロールバルブ32、中間部材3
3に対応し、進角側油路は、油路63,69に対応し、
遅角側油路は、油路65,71に対応し、カム軸受部
は、カムキャップ13に対応し、円周状の溝は、輪溝7
0,72に対応し、油圧制御部材の油圧経路継手部は、
中間部材33に対応するも、この発明は、上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の可変バルブタイミング装置を備えた
エンジンの側面図。
【図2】 同エンジンの平面図。
【図3】 バルブケースおよびオイルコントロールバル
ブを省略した状態で示す図2の要部拡大平面図。
【図4】 遅角側への作動油供給を示す可変バルブタイ
ミング装置の断面図。
【図5】 進角側への作動油供給を示す可変バルブタイ
ミング装置の断面図。
【図6】 図4のA−A線に沿うバルブタイミング可変
機構の断面図。
【図7】 図5のB−B線に沿うバルブタイミング可変
機構の断面図。
【図8】 バルブケースの要部を断面して示す平面視
図。
【図9】 バルブケースの底面図。
【図10】 オイルコントロールバルブの説明図。
【図11】 図2のC−C線に沿うカムキャップと中間
部材との説明図。
【図12】 中間部材の側面図。
【図13】 図12のD−D線矢視断面図。
【図14】 図13のE−E線矢視断面図。
【図15】 カムキャップの拡大断面図。
【図16】 カムキャップの他の実施例を示す拡大断面
図。
【図17】 吸排気のバルブタイミングのオーバラップ
大小と進角・遅角との関係を示す特性図。
【符号の説明】
3…クランク軸 5…カムプーリ 13…カムキャップ(カム軸受部) 14…カムシャフト(カム軸) 15…バルブタイミング可変機構18…ロータ 21…ハウジング 23…油室 31…バルブケース 32…オイルコントロールバルブ 33…中間部材(継手部)34…遅角側の油路 35…進角側の油路 62,64…横向きの油路 63,69…進角側油路 65,71…遅角側油路 70,72…輪溝(円周上の溝)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−139318(JP,A) 特開 平9−287496(JP,A) 特開 平10−2208(JP,A) 特開 平7−233713(JP,A) 特開 平10−89024(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/34 F01M 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸側とカム軸側にそれぞれ連結し
    て油圧駆動により両軸側間の回転位相を変化させるバル
    ブタイミング可変機構と、 該バルブタイミング可変機構の作動油圧をコントロール
    する油圧制御部材とを備え、上記バルブタイミング可変
    機構と油圧制御部材との間の油圧経路を進角側油路と遅
    角側油路とに分けて同一のカム軸受部にこれら両油路の
    一部を構成する円周状の溝が形成されたエンジンの可変
    バルブタイミング装置であって、 上記バルブタイミング可変機構が吸気側のカム軸の一端
    側に取付けられると共に、該バルブタイミング可変機構
    は、カム軸側に設けられたロータと、クランク軸側に設
    けられたハウジングと、該ハウジング内でロータにより
    仕切られた油室とを有し、 上記カム軸内にはロータを介して上記油室に連通する進
    角側の油路と遅角側の油路とが設けられ、 上記カム軸受部に形成された円周状の溝はバルブタイミ
    ング可変機構に近い側が遅角用に、遠い側が進角用に設
    定され、 上記カム軸受部の頭上に、上記油圧制御部材と上記カム
    軸受部との間の油圧経路を形成する油圧経路継手部を配
    置し、 上記油圧制御部材と油圧経路継手部とをカム軸方向に並
    設し、 上記継手部内に形成される上記進角側油路を真下方向
    に、 上記遅角側油路をバルブタイミング可変機構が位置する
    方向へ傾斜状にそれぞれ形成し、 上記油圧制御部材と上記油圧経路継手部との接続部にお
    ける横向きの油路の位置を、高さ方向において遅角側油
    路が下方位置となるように配置させたエンジンの可変バ
    ルブタイミング装置。
  2. 【請求項2】上記カム軸受部に形成された円周状の溝
    は、少なくとも円周状の溝の範囲において進角側油路の
    横断面積に対して遅角側油路の横断面積が大きく設定さ
    れた請求項1記載のエンジンの可変バルブタイミング装
    置。
  3. 【請求項3】クランク軸側とカム軸側にそれぞれ連結し
    て油圧駆動により両軸側間の回転位相を変化させるバル
    ブタイミング可変機構と、 該バルブタイミング可変機構の作動油圧をコントロール
    する油圧制御部材とを備え、 上記バルブタイミング可変機構と油圧制御部材との間の
    油圧経路を進角側油路と遅角側油路とに分けて同一のカ
    ム軸受部にこれら両油路の一部を構成する円周状の溝が
    形成されたエンジンの可変バルブタイミング装置であっ
    て、 上記バルブタイミング可変機構が吸気側のカム軸の一端
    側に取付けられると共に、 該バルブタイミング可変機構は、カム軸側に設けられた
    ロータと、クランク軸側に設けられたハウジングと、該
    ハウジング内でロータにより仕切られた油室とを有し、 上記カム軸内にはロータを解して上記油室に連通する進
    角側の油路と遅角側の油路とが設けられ、 上記カム軸受部に形成された円周状の溝はバルブタイミ
    ング可変機構に近い側が遅角用に、遠い側が進角用に設
    定され、 上記カム軸受部の頭上に、上記油圧制御部材と上記カム
    軸受部との間の油圧経路を形成する油圧経路継手部を配
    置し、 上記油圧制御部材と油圧経路継手部とをカム軸方向に並
    設し、 上記継手部内に形成される上記進角側油路を真下方向
    に、 上記遅角側油路をバルブタイミング可変機構が位置する
    方向へ傾斜状にそれぞれ形成し、上記油圧制御部材と上
    記油圧経路継手部との接続部における横向きの油路の位
    置を、高さ方向において遅角側油路が下方位置となるよ
    うに配置させ、 上記カム軸受部に形成された円周状の溝は、少なくとも
    円周状の溝の範囲において進角側油路の横断面積に対し
    て遅角側油路の横断面積が大きく設定されたエンジンの
    可変バルブタイミング装置。
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