JP2007056811A - 内燃機関の給油構造 - Google Patents

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【課題】油圧式の可変バルブタイミング機構30を有する内燃機関1において、比較的簡素な構成で、可変バルブタイミング機構30へ十分かつ安定した油圧を供給できるようにする。
【解決手段】オイル貯留部14内のオイルを単一のオイルポンプ51で吸引してシリンダブロック3側へ導く共通油路53と、この共通油路53からシリンダブロック3内部とシリンダヘッド2内の動弁機構45側と可変バルブタイミング機構30側とにそれぞれ個別に導く3系統の油路54,55,56とを有する。動弁機構45側へ向かう油路55の上流端および可変バルブタイミング機構30側へ向かう油路56の上流端が、シリンダブロック3内部へ向かう油路54と共通油路53との接続部分59の近傍に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧式の可変バルブタイミング機構を有する内燃機関の給油構造に関する。
内燃機関には、吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトの少なくともいずれか一方にバルブタイミングを可変とする油圧式可変バルブタイミング機構が搭載されたものがある(例えば特許文献1参照。)。
この可変バルブタイミング機構は、カムシャフトの一端側に設けられていて、この可変バルブタイミング機構の進角側油圧室と遅角側油圧室とに供給する油圧をオイルコントロールバルブによって切り換えることによってバルブタイミングを変更するように構成されている。
一般的に、内燃機関では、底部に設けられるオイルパン(オイル貯留部)内のオイルをオイルポンプで汲み上げて、シリンダブロック側とシリンダヘッド側との2系統に分けて供給するような給油構造が設けられている。なお、シリンダブロック内部やシリンダヘッド内部を潤滑したオイルは、オイルパンに戻されるので、内燃機関内で閉ループのオイル循環が行われる。
シリンダブロックには、メインギャラリーと呼ばれるオイル油路が設けられており、このメインギャラリーからクランクジャーナルやオイルジェット等にオイルがそれぞれ供給される。一方、シリンダヘッド内に供給されるオイルは、シリンダヘッド内で分流されて動弁機構や上記可変バルブタイミング機構等へ供給される。
ところで、オイルポンプで汲み上げたオイルは、シリンダブロックの途中まで一本の共通油路を通じて供給されて、その途中でメインギャラリー側とシリンダヘッド側とに分岐する油路へ分流され、シリンダヘッド内においてさらに動弁機構側と可変バルブタイミング機構側とに分岐する油路へ分流される。
このような給油構造の場合、例えば内燃機関の低回転域等においてオイルポンプの吐出圧変動や動弁機構側へ向かう油路内の油圧変動が発生したときに、その油圧変動が可変バルブタイミング機構側へ向かう油路内の油圧に影響しやすくなるために、可変バルブタイミング機構に供給される油圧が不十分かつ不安定になるおそれがある。これに対し、可変バルブタイミング機構にオイルを供給する専用の油路とオイルポンプとを設置することが考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平5−86913号公報 特開2001−342812号公報
上記従来例では、可変バルブタイミング機構専用の油路とオイルポンプとを備えるので、内燃機関の設備コストが嵩むとともに、重量増加ならびにサイズアップが懸念される。
なお、上記のような専用のオイルポンプを用いずに、既存のオイルポンプを大容量化することも可能であるが、その場合には、高回転時にポンプ駆動力が増大する等、内燃機関のフリクションが増加して性能低下につながるといったことが懸念される。
本発明は、油圧式の可変バルブタイミング機構を有する内燃機関の給油構造において、比較的簡素な構成で、可変バルブタイミング機構へ十分かつ安定した油圧を供給できるようにすることを目的としている。
本発明は、吸気側カムシャフトおよび排気側カムシャフトの少なくともいずれか一方に油圧式の可変バルブタイミング機構を設けた内燃機関の給油構造であって、オイル貯留部内のオイルを単一のオイルポンプで吸引してシリンダブロック側へ導く共通油路と、この共通油路から前記シリンダブロック内部とシリンダヘッド内の動弁機構側と可変バルブタイミング機構側とにそれぞれ個別に導く3系統の油路とを有し、前記動弁機構側へ向かう油路の上流端および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の上流端が、シリンダブロック内部へ向かう油路と前記共通油路との接続部分の近傍に接続されていることを特徴としている。
この構成によれば、単一のオイルポンプを用いて、3系統に分岐した油路を設けているだけなので、構成が簡素で済む。しかも、動弁機構側へ向かう油路と可変バルブタイミング機構側へ向かう油路とを別々にしたうえで、これら両油路の各上流端を、前記共通油路とシリンダブロック内部側へ向かう油路との接続部分の近傍に接続しているから、仮に内燃機関の低回転域等においてオイルポンプの吐出圧変動や動弁機構側へ向かう油路内の油圧変動が発生しても、その油圧変動が可変バルブタイミング機構側へ向かう油路内の油圧に影響することが抑制または防止されることになる。
これにより、内燃機関の低回転域等においても、可変バルブタイミング機構に供給する油圧が安定することになり、可変バルブタイミング機構を安定的に作動させることが可能になる。
さらに、可変バルブタイミング機構側へ向かう油路を、前記共通油路とシリンダブロック内部側へ向かう油路との接続部分の近傍に接続していることによって、可変バルブタイミング機構側へ向かう油路を可及的に長く確保することが可能になる。これにより、当該油路の容積を可及的に大きくすることが可能になり、可変バルブタイミング機構側に対して供給する十分な油圧を確保することが可能になる。
好ましくは、上記動弁機構側へ向かう油路の上流端および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の上流端を合流して、その合流部分の上流端を前記所定部位に接続する構成とすることができる。
この構成によれば、前記動弁機構側へ向かう油路および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の設置が比較的容易に行えるようになる。
好ましくは、上記動弁機構側へ向かう油路および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の各一部は、シリンダブロックの壁部外側に着脱可能に取り付けられるタイミングチェーンカバーの内面に一体形成される溝と、その溝に開口側を閉塞するように取り付けられるプレートとで囲む孔状の空間から構成されたものとすることができる。
この構成によれば、タイミングチェーンカバーを成形品とする場合に、前記溝を型からの転写で簡単に得ることが可能となり、例えばシリンダブロックに孔をあけるような場合に比べて製造が簡単になるうえ、油路の引き回しの自由度が向上して油路長を長くすることが可能になる。
本発明によれば、従来例のようにオイルポンプを増設せずに比較的簡素な構成を保ちながら、可変バルブタイミング機構側へ十分かつ安定した油圧を供給することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1から図7に本発明の一実施形態を示している。
本発明に係る内燃機関の給油構造の説明に先立ち、当該給油構造の適用対象となる内燃機関を図3に示して説明する。
図3には、自動車等の車両に搭載される内燃機関(エンジンともいう)の概略構成を示している。ここでの内燃機関1は、例えば直噴式4気筒ガソリンエンジンとされているが、図3には説明の都合上、1気筒のみを示している。
図3に示す内燃機関1は、シリンダヘッド2とシリンダブロック3とピストン4とで区画する燃焼室5に、吸入系および吸気ポート2aから導入される空気と燃料噴射弁6から直接的に噴射される燃料とからなる所定割合の混合気を、点火プラグ7で点火して燃焼させることにより、ピストン4からコネクティングロッド8を介してクランクシャフト9を回転させるようにしており、燃焼後の排気ガスを排気ポート2bから排気系へ排出させるようになっている。
シリンダヘッド2には、吸気ポート2aを開閉する吸気弁10と、排気ポート2bを開閉する排気弁11とがそれぞれ配置されているとともに、吸気弁10をリフトさせる吸気側カムシャフト12および排気弁11をリフトさせる排気側カムシャフト13が搭載されている。
吸気側カムシャフト12および排気側カムシャフト13は、図4に示すように、クランクシャフト9によりタイミングチェーン(あるいはタイミングベルト)21を介して回転駆動される。
タイミングチェーン21は、吸気側カムシャフト12の軸方向一端に付設されるタイミングギア22と、排気側カムシャフト13の軸方向一端に設けられているタイミングギア23と、クランクシャフト9の軸方向一端側に設けられているタイミングギア24とに巻き掛けられている。このタイミングチェーン21の張力は、チェーンテンショナ25によって自動的に調整されるようになっている。
これらタイミングチェーン21、三つのタイミングギア22〜24が、クランクシャフト9から各カムシャフト12,13への動力伝達系を構成している。
そして、この実施形態では、吸気側カムシャフト12のみに油圧式の可変バルブタイミング機構(VVT)30が付設されている。
この可変バルブタイミング機構30は、必要に応じて吸気側カムシャフト12の位相を連続可変することにより吸気弁10のバルブタイミング(開き、閉じ)を制御するものであり、例えばベーン型アクチュエータからなる。
このベーン型アクチュエータからなる油圧式の可変バルブタイミング機構30は、図5に示すように、吸気側カムシャフト12の軸方向一端側のタイミングギア22と一体回転可能に固定されるハウジング31と、このハウジング31の内部に円周方向で相対的に揺動可能に収納されかつ吸気側カムシャフト12と一体に固定されるベーンロータ32と、ハウジング31の前面にボルト等の締結具34で取り付けられる前蓋33とを備えている。
ハウジング31の内周の円周方向複数箇所(図では四箇所)には、径方向外向きに陥没する凹部31a・・・が設けられており、また、ベーンロータ32の外周の円周方向複数箇所(凹部31aと同数)には、径方向外向きに突出するベーン32a・・・が設けられている。
このハウジング31の各凹部31a内にベーンロータ32の各ベーン32aが円周方向揺動可能に挿入されており、必要に応じて凹部21a内においてベーン32aの円周方向両側に、進角油圧室および遅角油圧室(符号省略)が確保される。
これらいずれか一方の油圧室内に対する油圧供給を、オイルコントロールバルブ(OCV)35でもって制御することにより、吸気側カムシャフト12を進角側または遅角側に駆動するようになっている。
このオイルコントロールバルブ35の動作は、内燃機関1の運転状況に応じて制御装置40により制御される。この制御装置40は、一般的に公知のECU(Electronic Control Unit)からなる。
なお、上述したタイミングチェーン21、タイミングギア22〜24、ならびに可変バルブタイミング機構30等は、一般的に、シリンダブロック3の前壁外側に配置されるが、これらはシリンダブロック3の前壁に取り付けられるタイミングチェーンカバー26でもって隠蔽保護されるようになっている。
次に、上述した内燃機関1における給油構造を、図1および図2に示して説明する。
図1および図2に示すように、内燃機関1では、そのシリンダブロック3の底部に設けられるオイルパン(オイル貯留部)14内のオイルを単一のオイルポンプ(OP)51で汲み上げてオイルフィルタ(OF)52を通してから、主としてシリンダブロック3側とシリンダヘッド2側とに分けて供給するようになっている。
なお、シリンダブロック3やシリンダヘッド2の各部を潤滑したオイルは、オイルパン14に戻されるので、内燃機関1内で単一の閉ループでのオイル循環が行われるようになっている。
オイルポンプ51は、クランクシャフト9により図示していない適宜のベルト等を介して回転駆動されるようになっている。
具体的に、上記給油構造は、オイルポンプ51で汲み上げてオイルフィルタ52を通したオイルをシリンダブロック3側へ導入する共通油路53と、この共通油路53から3系統に分岐する第1、第2、第3油路54,55,56とを含んで構成されている。
共通油路53は、詳しく図示していないがシリンダブロック3の内部において上下方向に沿って設けられている。
第1油路54は、シリンダブロック3内部において横方向(気筒配列方向)に沿って設けられるメインギャラリーと呼ばれるものであり、この第1油路54からは図示していないが複数箇所のクランクシャフトジャーナルや気筒毎のオイルジェット等にオイルがそれぞれ供給されるようになっている。
第2油路55は、シリンダヘッド2内の動弁機構45(図1のみ記載)側にオイルを導入するものである。なお、この第2油路55の途中には、チェーンテンショナ25にオイルを供給する油路57が接続されている。
なお、動弁機構45とは、吸気弁10および排気弁11に関連する図示省略のロッカアームやラッシュアジャスタ等や、吸気側カムシャフト12および排気側カムシャフト13のジャーナル等を含む。
第3油路56は、シリンダヘッド2内のオイルコントロールバルブ35を通じて可変バルブタイミング機構30側にオイルを導入するものである。
なお、オイルコントロールバルブ35の下流は、可変バルブタイミング機構30の進角油圧室および遅角油圧室(符号省略)へそれぞれ図示していない油路を通じて接続されており、必要に応じて各油圧室に適宜の油圧を供給するようになっている。
そして、図1に示す例では、第2油路55の上流端および第3油路56の上流端は、合流されていて、その合流部分58の上流端が、第1油路54と共通油路53との接続部分59の近傍に接続されている。
この合流部分58は、この実施形態では、前記接続部分59の近傍でそれよりも下流側に配置されている。但し、合流部分58を前記接続部分59の近傍でそれよりも上流側に配置するようにしてもよい。
このような給油構造であるが、要するに、オイルポンプ51下流で、まずシリンダブロック3側とシリンダヘッド2側との2系統に分岐されてから、この分岐直後でシリンダヘッド2側に向かう経路がさらに動弁機構45側と可変バルブタイミング機構30側との2系統に分岐されるようになっている。
ところで、上記第2、第3油路55,56において共通油路53から分岐直後の部分は、シリンダブロック3内部ではなくタイミングチェーンカバー26の内面に設けられているので、図6および図7に示して説明する。
つまり、タイミングチェーンカバー26の内面には、その厚み方向に突出するリブ状壁部26aにより溝26bが設けられており、この溝26bの開口側には、蓋状のプレート27が取り付けられている。このプレート27で溝26bの開口を閉塞することによって、溝26bとプレート27とで囲む孔状の空間が第2油路55,第3油路56とされるようになっている。
なお、図4および図6に示すように、溝26bの下端側合流部分の下端部は、プレート27の下端に設けられている貫通孔27aおよびシリンダブロック3の前壁に設けられている貫通孔3aを介してシリンダブロック3内部の共通油路53に連通連結されるようになっている。また、溝26bの上端二股部分は、プレート27の上端に設けられている貫通孔27b,27cおよびシリンダヘッド2に設けられている貫通孔2d,2eを介して第2油路55および第3油路56におけるシリンダヘッド2内部に配置される部分(図2参照)等に連通連結されるようになっている。
このような給油構造を有する内燃機関1は、クランクシャフト9の回転に伴いタイミングチェーン21を介して吸気側カムシャフト12および排気側カムシャフト13が回転駆動されるとともに、オイルポンプ51が駆動されると、このオイルポンプ51によってオイルパン14内のオイルが汲み上げられてオイルフィルタ52で濾過されてから、共通油路53に導入されることになる。
この共通油路53に導入されたオイルは、第1油路54を通じてクランクシャフトジャーナル部やオイルジェットによる気筒内の潤滑が行われる他、第2油路55を通じて動弁機構45を構成する各部の潤滑が行われるとともに、第3油路56を通じてオイルコントロールバルブ35を通じて可変バルブタイミング機構30への油圧供給が行われる。
以上説明したように、この実施形態の給油構造では、単一のオイルポンプを用いて、3系統に分岐した油路を設けているだけなので、構成が簡素で済み、内燃機関1の設備コストを抑制するうえで有利となる。
しかも、オイルポンプ51の吐出側の共通油路53からシリンダブロック3の領域で動弁機構45側へ向かう第2油路55と可変バルブタイミング機構30側へ向かう第3油路56とに分岐したうえで、第2油路55と第3油路56との上流側合流部分58を、シリンダブロック3内部側へ向かう第1油路54と共通油路53との接続部分59の近傍に接続している。
つまり、別々の第2、第3油路55,56でもって動弁機構45側と可変バルブタイミング機構30側とにオイルを個別に供給させるようにしている。これにより、仮に内燃機関1の低回転域等においてオイルポンプ51の吐出圧変動や動弁機構45側へ向かう第2油路55における油圧変動が発生しても、その油圧変動が可変バルブタイミング機構30側へ向かう第3油路56の油圧に影響することが抑制または防止されることになる。そのため、内燃機関1の低回転域等においても、可変バルブタイミング機構30に対する供給油圧が安定化するので、可変バルブタイミング機構30を安定的に作動させることが可能になる。
さらに、可変バルブタイミング機構30側へ向かう第3油路56を、シリンダブロック内部側へ向かう第1油路54の共通油路53に対する接続部分59の近傍に接続していることによって、可変バルブタイミング機構30側へ向かう第3油路56を可及的に長く確保することが可能になる。これにより、この第3油路56の容積を可及的に大きくすることが可能になるので、可変バルブタイミング機構30側に対して供給する十分な油圧を確保することが可能になるとともに、油圧印加を素早く行えるようになり、応答性が向上する。
特に、可変バルブタイミング機構30では、内燃機関1のアイドリング回転時において吸気側カムシャフト12を進角制御することがあり、また、内燃機関1を停止するときに吸気側カムシャフト12を最遅角に制御することがあるが、上述したように可変バルブタイミング機構30に対して十分な油圧をレスポンスよく供給できるようになることによって、前述のような制御を正確かつ迅速に行えるようになり、好ましい。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
(1)上記実施形態では、可変バルブタイミング機構30を吸気側のみに付設した例を挙げたが、排気側のみに付設したものや、吸気側と排気側との両方にそれぞれ付設したものにも本発明を適用できる。
(2)上記実施形態では、内燃機関1として直噴式ガソリンエンジンを例に挙げたが、ディーゼルエンジンやガスエンジン等の希薄燃焼エンジンにも本発明を適用できる。
(3)上記実施形態では、第2、第3油路55,56の一部をタイミングチェーンカバー26の内面に設けた例を挙げているが、シリンダブロック3の内部に形成してもよく、そのようなものも本発明に含む。
本発明に係る内燃機関の給油構造の一実施形態を模式的に示す概念図である。 図1に示す給油構造の配管を立体的に示す斜視図である。 図1に示す給油構造が適用される内燃機関を示す概略構成図である。 図3の内燃機関のクランクシャフトからカムシャフトへの動力伝達系を模式的に示す側面図である。 図3の可変バルブタイミング機構を示す斜視図である。 図4の内燃機関に付設されるタイミングチェーンケースの内面を示す正面図である。 図6の(7)−(7)線断面の矢視図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3 シリンダブロック
14 オイルパン
21 タイミングチェーン
26 タイミングチェーンカバー
26a リブ状壁部
26b 第2、第3油路の一部を形成する溝
27 第2、第3油路の一部を形成するプレート
30 可変バルブタイミング機構
35 オイルコントロールバルブ
40 制御装置
45 動弁機構
51 オイルポンプ
52 オイルフィルタ
53 共通油路
54 第1油路
55 第2油路
56 第3油路

Claims (3)

  1. 吸気側カムシャフトおよび排気側カムシャフトの少なくともいずれか一方に油圧式の可変バルブタイミング機構を設けた内燃機関の給油構造であって、
    オイル貯留部内のオイルを単一のオイルポンプで吸引してシリンダブロック側へ導く共通油路と、この共通油路から前記シリンダブロック内部とシリンダヘッド内の動弁機構側と可変バルブタイミング機構側とにそれぞれ個別に導く3系統の油路とを有し、
    前記動弁機構側へ向かう油路の上流端および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の上流端が、シリンダブロック内部へ向かう油路と前記共通油路との接続部分の近傍に接続されていることを特徴とする内燃機関の給油構造。
  2. 請求項1において、前記動弁機構側へ向かう油路の上流端および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の上流端は、合流されていて、その合流部分の上流端が前記所定部位に接続されていることを特徴とする内燃機関の給油構造。
  3. 請求項1または2において、前記動弁機構側へ向かう油路および前記可変バルブタイミング機構側へ向かう油路の各一部は、シリンダブロックの壁部外側に着脱可能に取り付けられるタイミングチェーンカバーの内面に一体形成される溝と、その溝に開口側を閉塞するように取り付けられるプレートとで囲む孔状の空間から構成されていることを特徴とする内燃機関の給油構造。
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