JP3517427B2 - 電子写真用再生紙及び画像形成方法 - Google Patents
電子写真用再生紙及び画像形成方法Info
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Description
電子写真用再生紙及び画像形成方法に関するものであ
る。
を当接させて感光体のクリーニングを行なう感光体クリ
ーニング方式、及び/又は、定着ローラにクリーニング
部材を当接させて定着ローラのクリーニングを行なう定
着クリーニング方式を有する電子写真装置に用いるのに
好ましい電子写真用再生紙及びその電子写真装置にその
電子写真用再生紙を用いて画像を形成する画像形成方法
に関するものである。
境保護の観点から一般家庭より排出される古新聞、古雑
誌、ちらしの如き古紙やコンピューターでラインプリン
トされた使用済みの古紙のように上質系及び中質系の混
ざった古紙を原料とした脱墨古紙パルプ(以下DIP)
を含有した再生紙が電子写真用紙として利用されてい
る。
えば、光導電特性を有する感光体を、1次帯電器にて帯
電させた後、露光して静電潜像を形成し、一成分系或い
は二成分系現像方式における現像剤のトナーを用いて上
記潜像を顕像化した後、別途搬送されてきた記録紙に転
写帯電器によって上記感光体上のトナーを転写させた
後、図9に示す2つのローラ9及びローラ10(または
1つのローラと1つのベルト)によって構成された定着
器13によって熱、圧力またはその両方の作用によって
トナーを記録紙4に定着させ、最終の複写画像を得てい
る。上記転写工程において記録紙4から発生する紙粉及
び記録紙に未転写のトナーは、転写工程後に設置された
図10に示すクリーナー部1で除去され感光体3がクリ
ーニングされる。感光体3に当接したクリーニング部材
2(たとえばクリーニングブレード)により感光体表面
をクリーニングした後、再度帯電等の工程が繰り返され
る。さらに、定着器でも未転写のトナー及び転写紙から
発生する紙粉は定着ローラ9に当接されたクリーニング
部材11によって清掃及び離型剤(シリコンオイル等)
をローラに塗布している。
古紙パルプを25〜35重量%含むR紙の再生紙を用い
て種々の試験を行ったところ、以下の表1に示す様な結
果が得られた。
より、感光体に傷が発生し、この感光体の傷に起因する
画像不良が発生した。定着ローラの傷は、約1万枚でロ
ーラに目視できる程度に傷が発生し、約2万枚で画像不
良が生じる程深い傷が発生した。
めの説明図であり、クリーニング部材11が当接された
定着ローラ9の表面はクリーニング部材11に付着した
紙粉12によって領域イが削れて傷が発生している。こ
の傷の発生しているクリーニング部材11の領域イの位
置に付着している紙粉12を分析したところ、中質系パ
ルプの繊維が見い出された。これは、中質系パルプすな
わち、中質古紙(新聞、雑誌)を原料とした再生紙の影
響であることが確認できた。
グ部で中質系パルプの繊維が発明された。
紙は、上質紙に比べて色味及び色彩が悪く、くすみ及び
色合のにぶさが顕著に現われる。これは、転写紙の白色
度に大きく起因している。
ころ表2に示すような結果が得られた。
傾向にありカールの方向性も良い方向にある。ここで言
うカールの方向性とは、数十枚同じ種類の紙を定着器に
通紙したのちのカール方向が一定であるかそれとも数十
枚の中でいろんな方向にカールしているかということで
あり、前者がカールの方向性があり後者が方向性がない
とされている。ここでは填料の少ない方がカールの方向
性がない。
紙粉量が増加し、転写抜けによる画像不良が発生し、ま
た、特に例えば炭酸カルシウムの如く、特定の種類の填
料は、含有量が多くなると給紙ローラの摩耗により給紙
系のローラ寿命が短くなると共に、用紙走行性も著しく
悪くなった。
写真用の転写紙としては、有利な面がある。
よる表面粗さRzと転写効率による画像濃度ムラとの関
係について示しており、填料含有量が少なくなると表面
粗さRzが大きくなり、画像濃度ムラが顕著に発生す
る。さらに詳しく検討した結果、転写工程での転写効率
の低下による画像濃度ムラは、シュミレーション解析の
結果図6に示すように、紙の表面の凹凸によって、すな
わち、表面粗さが大きくなると、紙と感光体表面上のト
ナー層との間のエアギャップが広がり凸部(ロ)と凹部
(ハ)とでの等電位線は、図6のA部拡大図を示す図7
のようになり、一定のトナー層中でのポイントiにおけ
る電位は凹部(ハ)で凸部(ロ)より低くなる。この電
位低下により記録紙に転写するトナー層は凸部(ロ)よ
り凹部(ハ)の方が薄くなる。すなわち、感光体からの
転写紙に対するトナーの転写効率は下がり濃度ムラが生
じる。
る転写紙の走行性が良好でヒートカールによるソーター
での不揃いの生じない高品質の再生紙が要求されてい
る。
いる如く、再生紙の利点すなわち、湿度変動に伴う寸法
安定性、低ヒートカール性及び剛度アップに伴う用紙走
行性の安定化観点、更に現状電子写真用再生紙として古
紙配合量が70重量%であることが一般的であるが、省
資源、ゴミ低減等の環境保護の観点からも古紙配合量の
高い再生紙の要望がある。
る。 1.発生した紙粉の種類によって現像器のクリーニング
部材によって感光体が削られ、摩耗が顕著に生じ、画像
不良が生じるとともに感光体の寿命が短くなる。 2.発生した紙粉の種類によって定着器のクリーニング
部における定着ローラの削れ、摩耗が顕著に生じ、画像
不良が生じるとともに定着ローラの寿命が短くなる。 3.湿度変化にともない寸法の変動が生じる傾向にあ
る。 4.定着による熱の影響でカール量が増大する。 5.比較的に紙の剛度が低く、用紙の走行性が不安定で
ある。 6.転写紙があばれ、定着によるヒートカールの方向性
が取れなくなる場合が生じ、カール量自体も大きくなる
ため、ソーターでの不揃いが生じてしまう。 7.填量の含有量が多い場合には、給紙ローラの削れ、
摩耗が顕著に生じ、複写機における用紙の走行性不良が
生じると共に、給紙ローラの寿命が短くなってしまう。 8.填量の含有量が多くなると、転写紙から発生される
紙粉の量が増えるため、各帯電器に付着する紙粉量が増
加し、リークなどの帯電不良が生じ画像不良となる場合
があった。
問題点を解決した古紙を配合した電子写真用再生紙及び
画像形成方法を提供することを目的とする。
て現像器のクリーニング部における感光体の削れ及び摩
耗が制御され、画像不良の生じることのない或いは生じ
ることが少ない電子写真用再生紙及び画像形成方法を提
供することを目的とする。
クリーニング部における定着ローラの削れ及び摩耗が抑
制され、画像不良の生じることのない或いは生じること
の少ない電子写真用再生紙及び画像形成方法を提供する
ことを目的とする。
ることがない或いは生じることが少ない電子写真用再生
紙及び画像形成方法を提供することを目的とする。
カール量の小さい電子写真用再生紙及び画像形成方法を
提供することを目的とする。
帯電器に付着する紙粉の量が少なく、帯電不良の生じる
ことのない或いは生じることの少ない電子写真用再生紙
及び画像形成方法を提供することを目的とする。
以下の本発明の構成によって達成される。本発明は、上
質古紙パルプを含有している上質系パルプ及び填料を少
なくともを有している電子写真用再生紙において、該電
子写真用再生紙は、全パルプの重量基準で、95重量%
以上の上質系パルプ配合率、及び70重量%を超える古
紙パルプ配合率を有し、該電子写真用再生紙は、再生紙
の重量基準で15重量%以下の填料を含有し、該電子写
真用再生紙は、10点平均粗さによる表面粗さRzが2
1μm以下であることを特徴とする電子写真用再生紙に
関する。
ナーを有する現像手段により現像し、トナーによって現
像されて形成された感光体上のトナー像を記録材に転写
手段を用いて転写し、及び転写されて記録材上に形成さ
れているトナー像を熱、圧力又はその両方の作用を付加
する定着手段により定着し定着画像を形成する画像形成
方法において、該画像形成方法は、転写後の感光体にク
リーニング部材を当接させて感光体のクリーニングを行
なう感光体クリーニング工程又は定着部材にクリーニン
グ部材を当接させて定着部材のクリーニングを行なう定
着部材クリーニング工程の少なくとも一方を有してお
り、かつ該記録材は、上質古紙パルプを含有している上
質系パルプ及び填料を少なくとも有している電子写真用
再生紙であり、該電子写真用再生紙は、全パルプの重量
基準で、95重量%以上の上質系パルプ配合率、及び7
0重量%を超える古紙パルプ配合率を有し、該電子写真
用再生紙は、再生紙の重量基準で15重量%以下の填料
を含有し、該電子写真用再生紙は、10点平均粗さによ
る表面粗さRzが21μm以下であることを特徴とする
画像形成方法に関する。
パルプの中から選択的に上質古紙パルプの配合率を高め
ることにより、感光体及び定着ローラの表面に傷を生じ
させる原因となる中質パルプの配合率を減らし、上質系
パルプの配合率が90重量%以上であるにもかかわらず
古紙の配合率が70重量%を超えることができ、これに
より、上質紙の特性と、古紙を用いた再生紙の特性とを
合せ持つことが可能となった。
質系パルプの配合率が90重量%以上であることが必要
であり、好ましくは95重量%以上であることが良い。
パルプ(バージンパルプ)及び上質系古紙パルプ等が挙
げられる。電子写真用再生紙において、上質系パルプの
配合率が90重量%未満の場合には、中質系パルプの配
合率が増えるため、感光体及び/又は定着ローラの表面
にクリーニング部材を当接させてクリーニングを行なう
と、耐久によって感光体及び/又は定着ローラの表面の
削れ及び摩耗が顕著に生じやすくなり、画像不良を生じ
させやすくなると共に、感光体及び/又は定着ローラの
寿命が短くなりやすい。
%以上の場合には、上記の如き問題点が生じることが少
なく、問題とならない程度まで抑制することができ、9
5重量%を超える場合には、これらの効果がより顕著と
なる。
紙の配合率が70重量%を超えることが必要であり、好
ましくは75重量%を超えることが良い。
紙、コンピューターフォーム用紙、上白の如き化学パル
プ100%の古紙である上質系パルプ;及び新聞、雑
誌、中白の如きグランドパルプ(GP)、サーモメカニ
カルパルプ(TMP)、ケミカルグランドパルプ(CG
P)の如き古紙である中質系パルプ;が挙げられる。
が70重量%を超える場合には、湿度変動にともなう寸
法安定性が良好であり、熱の影響によるカール量が少な
く、さらに紙の剛度が高く用紙の走行性が安定するよう
になり、75重量%を超える場合には、これらの効果が
より顕著となる。
の古紙パルプとしては、パルプの直径が好ましくは10
〜70μm、より好ましくは10〜50μmの範囲であ
ることが感光体及び定着ローラの傷付き防止及び摩耗の
抑制の点で好ましい。
シウム、カオリン、タルク、二酸化チタンの如き無機微
粉体が挙げられるが、コスト、白色度及び中性紙化する
点においては、炭酸カルシウムを用いることが好まし
く、特に炭酸カルシウムの中でも中質炭酸カルシウムが
感光体及びローラの劣化を生じさせる点においてより好
ましく、紙のpHに影響されず、かつ感光体及びローラ
の劣化を生じさせない点においてカオリンを用いること
が好ましい。
しては、好ましくは20μm以下の重量平均粒径を有し
ていることが良く、より好ましくは1〜15μmの重量
平均粒径を有していることが良い。
を有する無機微粉体を用いた場合には、後述する如く、
電子写真用再生紙の10点平均粗さRZ を21μm以下
にするのに適しており、かつ感光体及び定着ローラの傷
付き防止及び摩耗の抑制の点に適しているため好まし
い。
料の添加量が好ましくは15重量%以下であることが良
く、より好ましくは8重量%以下が良い。
が15重量%以下の場合には、紙粉の発生を減らすこと
が出来るため、転写抜けによる画像不良が発生すること
がなく、或いは発生することが少なくなり、填料として
炭酸カルシウムの如き研磨力のある無機微粉体を使用し
た場合においても、その使用量が少ないことにより給紙
ローラの摩耗がなく或いは少なく、用紙走行性が良好に
なる。このとき、填料の添加量が少ないことで、カール
量が大きくなりやすく、かつ、カールの方向性が不安定
になりやすいが、本発明においては、古紙配合率が70
重量%を超えることから、熱の影響によるカール量を小
さく抑えることが出来、さらに、このカールの方向性を
安定させることが出来る。さらに、填料の添加量が15
重量%以下と少ないことで後述するように再生紙の表面
粗さが大きくなる傾向にあるが、前述の通り、本発明の
電子写真用再生紙は、上質系パルプの配合率が90重量
%以上と高いことから、該表面粗さを小さく抑えること
ができ、画像濃度ムラを生じさせることがない或いは生
じさせることを少なくすることができる。
型電子顕微鏡を用い拡大倍率150倍〜1000倍にお
いて、観察された填料の数平均粒径が好ましくは30μ
m以下、より好ましくは3〜25μmの範囲であること
が、感光体及び定着ローラの傷付き防止及び摩耗の抑制
の点で良い。
0点平均粗さRZ が好ましくは21μm以下であること
が良く、より好ましくは16μm以下が良い。
RZ とは、図3に示す通り紙の表面状態を示す1つの尺
度であり、該数値が大きければ紙の表面の凹凸が大き
く、紙と感光体表面上のトナー層との間のエアギャップ
が広がる傾向にある。従って、該10点平均粗さRZ が
21μmを超えると、凸部と凹部での等電位線の差が大
きくなり、電位の差が生じ、この電位の差によってドラ
ムからの紙に対するトナーの転写効率が不均一となり、
濃度ムラが目視により確認できる程度まで生じる。
例えば、パルプの繊維の制御、填料の添加量を調整、紙
の製造時の叫解度、ワイヤーパートでの脱水方向、プレ
スパートでの調整、カレンダーでの圧力調整によって2
1μm以下にコントロールすることができる。
は以下の測定方法によって測定した。表面粗さ測定器サ
ーフコーダSE−30H(小坂研究所株式会社)を用い
て、基準長さ2.5mm、送り速度0.1mm/sで測
定した。
量が好ましくは60〜90g/cm2 の範囲、より好ま
しくは64〜80g/cm2 の範囲が良い。電子写真用
再生紙における坪量は、一定面積当りの紙の重量を表す
ものであり、該数値が前記の範囲内であれば、走行性が
安定し、かつトナーの定着時に過大な熱量を必要としな
い。よって坪量は、紙の製造時のパルプ濃度及びワイヤ
ーパートの速度を抑制することによって、前記の数値範
囲内にコントロールすることができる。
は、JIS P8124−1976に準じて測定された
値である。
分値が3.5〜6%であることが好ましく、より好まし
くは4〜5%であることが良い。電子写真用再生紙にお
いて、水分値は、複写時の加熱定着時のヒートカールの
安定化及び環境変動による寸法安定性をコントロールす
る因子の1つである。
の繊維の種類の制御、紙の製造時のドライヤーパートで
の温度制御を行うことによってコントロールすることが
できる。電子写真用再生紙において、水分値が3.5〜
6%である場合には、複写時の加熱定着をした際のヒー
トカールを安定することができ、かつ湿度の如き環境変
動における寸法安定性を高めることができる。
分値はJIS P8002−1959に準じて測定した
値である。
は、白色度が75%以上であることが好ましく、より好
ましくは78%以上が良い。電子写真用再生紙におい
て、白色度は紙の白さを示す物性値であり、電子写真用
再生紙においては、特にカラー複写において色の再現性
及び色彩性を向上させる重要因子である。
プの繊維の選択、紙の製造時の脱墨工程で脱墨性を向上
させたり、填料の種類の選択及び添加量の抑制を行うこ
とによって前記範囲内にコントロールすることができ
る。電子写真用再生紙において、白色度が75%以上で
ある場合には、複写時の色再現性が忠実であり、色彩性
が優れた画像となる。
色度はJIS P8123−1961に準じて測定され
た値である。
M/Cは縦85±10cm3 /100、横40±10c
m3 /100であることが好ましく、より好ましくは縦
90±5cm3 /100、横45±5cm3 /100で
あることが良い。電子写真用再生紙においては、剛度M
/Cは、紙の硬さを示す尺度であり、複写時の紙の走行
性に関する重要な因子である。
ルプの繊維の種類と紙の製造過程での叫解度の制御によ
って前記範囲にコントロールすることができる。電子写
真用再生紙において、剛度が縦85±10cm3 /10
0である場合には、複写時の紙の走行性が安定する。
は、JIS P8143−1967に準じて測定された
値である。
の水中pHが7.0より小さい酸性紙と、7.0以上の
中性紙とに分けることができるが、この酸性紙、中性紙
を作る場合には、水にパルプ及びサイズ剤、定着剤、填
料の如き添加剤を加えて抄紙原料を調合した状態でのp
Hを、硫酸アルミニウムの如き定着剤の種類や添加量を
コントロールすることによって調整することができる。
着剤、填料の如き添加剤を加えて抄紙原料を調合した状
態でのpHを硫酸アルミニウムの如き定着剤を加えてp
H3.8〜6程度に調整することにより酸性紙を調製す
ることが可能となり、及び抄紙原料を調合した状態での
pHを硫酸アルミニウムの如き定着剤を添加せず、又は
添加量を微量にしてpH7〜8に調整することにより中
性紙を調製することができる。
〜8の中性又は弱アルカリ性の場合には、前記の白色度
及びコストパフオーマンスに優れる炭酸カルシウムの如
きアルカリ性の填料の使用が可能であり好ましい。
ば以下のような方法によって製造することができる。
す。
と共にパルパーに溶解したのち、異物除去のためスクリ
ーンを通し、更に脱墨剤を加えてフローテーターによっ
て脱墨を行ないふたたびスクリーンを通して脱水機にて
脱水し、ウエットマシンによって巻きとり脱墨古紙パル
プを製造する。
イズ剤の如き薬剤を調合した後、長網抄紙機による抄紙
工程を示す。調合されたパルプ懸濁液をストックインレ
ットより矢印R方向に移動するワイヤー210に噴流さ
れ、ワイヤーパートで大部分の水が脱水され、さらに形
成されたパルプシート211は、プレスパート、ドライ
パート、カレンダーパート及びリールパートを経て紙が
製造される。
画像形成方法に関し図1及び図2を用いて説明する。
られるタイプの電子写真装置であり、光導電特性を有す
る感光体103を1次帯電器105にて帯電させた後、
露光して静電荷潜像を形成し、現像手段としての現像器
106に保有されている一成分系現像剤或いは二成分系
現像剤におけるトナー108を用いて上記潜像を顕像化
し、トナー像を形成した後、別途搬送されてきた記録材
としての記録紙104に転写手段としての転写帯電器1
07によって、上記感光体上のトナー像を転写させた
後、図2に示す2つのローラ109及びローラ110
(または1つのローラと1つのベルト)によって構成さ
れた定着手段としての定着器113によって熱、圧力ま
たはその両方の作用を付加することによってトナー像を
記録紙104に定着させ、最終のコピー画像を得る。ま
た上記転写工程において発生する、記録紙104に未転
写のトナー108及び記録紙104から発生する紙粉
は、転写工程後に設置されたクリーナー部101でクリ
ーニングされる。クリナー部101で感光体103に当
接したクリーニング部材102(たとえばクリーニング
ブレード)により感光体103表面をクリーニングした
後、再度帯電等の工程が繰り返される。さらに、図2に
示すように定着器113において、未定着のトナー及び
記録紙104から発生する紙粉は定着ローラ109に当
接されたクリーニング部材111によって清掃されると
共に、シリコーンオイルの如き離型剤がローラに塗布さ
れている。
プの配合率が90重量%以上であり、かつ、古紙の配合
率が70重量%を超えるため、上質系パルプの有してい
る特性と、古紙パルプを用いた再生紙の特性を合せ持つ
ことができることから、填料の添加量を少なくしても、
紙の表面の10点平均粗さRaを小さくすることがで
き、さらにカール量を小さくすることができ、かつカー
ルの方向性を安定させることができることから、紙粉が
少なく、かつ画像濃度ムラを生じさせない或いは抑制す
ることが可能である。
させて感光体のクリーニングを行なう感光体クリーニン
グ、及び/又は定着部材にクリーニング部材を当接させ
て定着部材のクリーニングを行なう定着部材クリーニン
グを有する画像形成方法に上記再生紙を用いた場合に
は、感光体及び定着部材の表面の削れ及び摩耗を抑制す
ることが可能となり、画像不良が生じない或いは抑制す
ることができる。
明するが、これらは本発明を何ら限定するものでもな
い。
製造方法に基づき、上質系古紙を古紙原料とし、高級ア
ルコール系脱墨剤と共にパルパーに溶解したのち、スク
リーンを通して異物を除去し、更に脱墨剤を加えて脱墨
し、及びスクリーンを通し脱水機にて脱水し、ウエット
マシンによって巻き取り脱墨古紙パルプを得た。
上質系古紙パルプ75重量%配合することにより、古紙
パルプ配合率が75重量%であり、上質系パルプの配合
率が100重量%であり、填料としてカオリンを5重量
%配合し、かつ硫酸アルミニウムを添加したものを抄紙
原料とした。この抄紙原料のpHは5.4であった。古
紙配合率とは表中、b上質系古紙(複写用紙、コンピュ
ーターフォーム用紙、上白の如き化学パルプ100%古
紙)とc中質系古紙(新聞、雑誌、中白等のグラウンド
パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、
ケミグランドパルプ(CGP)の如き古紙)の合計であ
る。上質系パルプとは、a化学パルプ(バージンパル
プ)とb上質系古紙の合計である。上記の配合した原料
を用いて、図5に示す抄紙工程に基づき、填料の添加量
の調製、叫解度、ワイヤーパートでの脱水方法、プレス
パートでの圧加、ドライヤーパートでの温度、センター
パートでの圧力の如き製造条件を制御することによっ
て、坪量、水分値、剛度、白色度及び10点平均粗さ
(RZ )の如き紙質を調整して抄紙し、LENOX自動
断裁機にて断裁して再生紙を作成し、かつこの再生紙を
用いて画像形成を行なった。この再生紙の紙質及び感光
体の傷、定着ローラの傷、摩耗量、画像、ヒートロー
ル、実機走行性及び紙粉量の如きテストデータを表3に
示す。感光体の傷及び定着ローラの傷、摩耗、画像不良
は、図1に示す画像形成装置を有するキヤノン社製複写
機FC−5にて2万枚通紙したものであり、ヒートロー
ル、実機走行性は図2に示す定着器を有するキヤノン社
製複写機NP−9800で通紙したものであり、かつ紙
粉量は、同様にNP−9800に10万枚通紙したとき
の転写帯電器の紙粉による汚れ具合を見たものである。
中質系古紙を古紙原料として用いたことを除いては、実
施例1と同様にして脱墨古紙パルプを得た。上質系古紙
及び中質系古紙の使用割合は、化学パルプを含めたパル
プ配合率が、下記の割合となるように用いた。
%、上記で得られた上質系古紙パルプ75重量%及び中
質系古紙パルプ10重量%配合することにより、古紙パ
ルプ配合率が85重量%であり、上質系パルプの配合率
が90重量%であり、填料として炭酸カルシウムを7.
9重量%配合したものを抄紙原料(pH=7.7)とし
て使用することを除いては、実施例1と同様にして抄紙
し、かつ実施例1と同様に画像形成し、紙質、感光体の
傷、定着ローラの傷、摩耗、ヒートカール及び紙粉量に
ついてテストを行った。結果を表3に示す。
%及び17.0重量%に変えることを除いては、参考例
1と同様にしてそれぞれ抄紙し、かつ参考例1と同様に
して画像形成し、紙質、感光体の傷、定着ローラの傷、
摩耗、ヒートカール及び紙粉量についてテストを行っ
た。結果を表4に示す。
量%に変えさらに、カレンダーを若干弱めの圧力とする
ことを除いては、参考例1と同様にして抄紙し、かつ参
考例1と同様にして画像形成し、紙質、感光体の傷、定
着ローラの傷、摩耗、ヒートカール及び紙粉量について
テストを行なった。結果を表4に示す。
合割合を下記の配合割合となるように用いた。
%、上記で得られた上質系古紙85重量%配合すること
により、古紙パルプ配合率が85重量%であり、上質系
パルプの配合率が100重量%であり、填料として中質
炭酸カルシウムを7.8重量%配合したものを抄紙原料
(pH=7.7)として使用することを除いては実施例
1と同様にして抄紙し、かつ実施例1と同様にして画像
形成し、紙質、感光体の傷、定着ローラの傷、摩耗、ヒ
ートカール及び紙粉量についてテストを行った。結果を
表3に示す。
に代えて、上質系古紙及び中質系古紙を古紙原料として
用い、かつ脱墨、漂白工程にて脱墨剤の量を減らしたこ
とを除いては、実施例1と同様にして脱墨古紙パルプを
得た。上質系古紙及び中質系古紙の使用割合は、パルプ
配合率が、下記の割合となるように用いた。
%、上記で得られた上質系古紙パルプを40重量%及び
中質系古紙パルプを60重量%用いたことにより、古紙
パルプの配合率が100重量%であり、上質系パルプの
配合率が40重量%であり、填料としてカオリンを22
重量%配合し、かつ硫酸アルミニウムを添加したものを
抄紙原料(pH=5.2)として使用し、かつフローテ
スターの条件及びカレンダーの条件の如き抄紙条件を下
記の通り変更したことを除いては、実施例1と同様抄紙
し、かつ実施例1と同様に画像形成し、紙質、感光体の
傷、定着ローラの傷、摩耗、ヒートカール及び紙粉量に
ついてテストを行った。白色度は脱墨、漂白工程にて、
実施例1及び2よりも脱墨剤の量を減らし、かつフロー
テスターを1段にすることにより調整した。表面粗さは
実施例1及び2よりもカレンダーを若干弱めの圧力とす
ることにより調整した。結果を表3に示す。
に代えて、上質系古紙及び中質系古紙を古紙原料として
用い、かつ脱墨、漂白工程にて脱墨剤の量を減らしたこ
とを除いては、実施例1と同様にして脱墨古紙パルプを
得た。上質系古紙及び中質系古紙の使用割合は、化学パ
ルプを含めたパルプ配合率が、下記の割合となるように
用いた。
%、上記で得られた上質系古紙パルプを16重量%及び
中質系古紙パルプを34重量%用いたことにより、古紙
パルプ配合率が50重量%であり、上質系パルプの配合
率が66重量%であり、填料としてカオリンを3.8重
量%配合し、かつ硫酸アルミニウムを添加したものを抄
紙原料(pH=5.5)として使用し、かつフローテス
ターの条件及びカレンダー条件の如き抄紙条件を下記の
通り変更したことを除いては、実施例1と同様に抄紙
し、かつ実施例1と同様に画像形成し、紙質、感光体の
傷、定着ローラの傷、摩耗、ヒートカール及び紙粉量に
ついてテストを行った。白色度はフローテスターの時間
を若干増したことを除いて比較例1と同様にして調整し
た。表面粗さは比較例1よりカレンダーを若干強く(実
施例1よりは弱い)することにより調整した。結果を表
3に示す。
に代えて、上質系古紙及び中質系古紙を古紙原料として
用い、かつ脱墨、漂白工程にて脱墨剤の量を減らしたこ
とを除いては、実施例1と同様にして脱墨古紙パルプを
得た。上質系古紙及び中質系古紙の使用割合は、化学パ
ルプを含めたパルプ配合率が、下記の割合となるように
用いた。
%、上記で得られた上質系古紙パルプを8重量%及び中
質系古紙パルプを60重量%配合することにより、古紙
配合率が68重量%であり、上質系パルプの配合率が4
0重量%であり、填料として重質炭酸カルシウムを22
重量%配合したものを抄紙原料(pH=7.6)として
使用し、かつフローテスターの条件及びカレンダーの条
件の如き抄紙条件を下記の通り変更したことを除いて
は、実施例1と同様に抄紙し、かつ実施例1と同様に画
像形成し、紙質、感光体の傷、定着ローラの傷、摩耗、
ヒートカール及び紙粉量についてテストを行った。白色
度は比較例1とほぼ同じ条件(実施例1及び参考例1よ
りも脱墨剤の量を減らし、かつフローテスターを1段と
する)で脱墨し、カレンダー条件も比較例1とほぼ同じ
条件(実施例1及び参考例1よりもカレンダーを若干弱
めの圧力とする)で調整した。結果を表3に示す。
に代えて、上質系古紙及び中質系古紙を古紙原料として
用いたことを除いては、実施例1と同様にして脱墨古紙
パルプを得た。上質系古紙及び中質系古紙の使用割合
は、化学パルプを含めたパルプ配合率が下記の割合とな
るように用いた。
%、上記で得られた上質系古紙パルプ40重量%及び中
質系古紙パルプ35重量%配合することにより、古紙パ
ルプの配合率が75重量%であり、上質系パルプの配合
率が65重量%であり填料としてカオリンを5.0重量
%配合し、かつ硫酸アルミニウムを添加したものを抄紙
原料(pH=5.0)として使用することを除いては、
実施例1と同様にして抄紙し、かつ実施例1と同様に画
像形成し、紙質、感光体の傷、定着ローラの傷、摩耗、
ヒートカール及び紙粉量についてテストを行った。結果
を表3に示す。
に代えて、上質系古紙及び中質系古紙を古紙原料として
用いたことを除いては、実施例1と同様にして脱墨古紙
パルプを得た。上質系古紙及び中質系古紙の使用割合
は、化学パルプを含めたパルプ配合率が下記の割合とな
るように用いた。
%、上記で得られた上質系古紙パルプ40重量%及び中
質系古紙パルプ10重量%配合することにより、古紙パ
ルプ配合率が50重量%であり、上質系パルプの配合率
が90重量%であり填料としてカオリンを5.0重量%
配合し、かつ硫酸アルミニウムを添加したものを抄紙原
料として使用することを除いては、実施例1と同様にし
て抄紙し、かつ実施例1と同様に画像形成し、紙質、感
光体の傷、定着ローラの傷、摩耗、ヒートカール及び紙
粉量についてテストを行った。結果を表3に示す。
乃至4は比較例1乃至4と比べて、感光体及び定着ロー
ラの傷、摩耗ならびに画像不良において顕著な差が見ら
れ、これは本発明の目的とする上質系パルプが90%以
上配合されているため良好な結果が得られたと考えられ
る。
乃至2、参考例1乃至4、比較例1、3及び4は良好で
あるが、比較例2は不良になってきている。これは、中
質系古紙が34重量%と他紙に比べ多い傾向にあるにも
かかわらず填料を3.8重量%しか含有していないこと
によりカール量が大きくなってきていると考えられる。
その点比較例1及び3では中質系古紙が60重量%であ
るにもかかわらずカールの程度が良いのは、填料を22
重量%含有しているためと考えられる。しかし、比較例
1及び3は填量が多いため特に比較例3は填料に重量炭
酸カルシウムを使用しているので、感光体の傷、定着ロ
ーラの傷、摩耗及び定着画像が若干悪くなっている。こ
れは実機走行性についても比較例3は炭酸カルシウムを
多量に含有しているため給紙ローラの摩耗が早く他紙よ
りも早く給紙不良が発生した。比較例2は先のヒートカ
ールによる問題により走行性が落ちる。紙粉量について
は填料の多い順に悪く比較例1及び3ではリークによる
画像不良が発生した。
乃至2及び参考例1乃至4は比較例1乃至4に比べて顕
著な差(すなわち、良好なフルカラーコピー画質)が見
られた。これは、白色度の差として顕著にあらわれてお
り、カラーコピー画質(色再現、色彩)は下地の紙の白
色度が大きく影響していると言える。
0重量%と実施例1乃至2及び参考例1乃至4に比較し
て少ないため、ヒートカール量が若干多くかつ実機走行
性が低下している。
紙を用いた画像形成方法においては、上質系パルプの配
合率が90重量%以上であり、かつ、古紙の配合率が7
0重量%を超えるため、感光体にクリーニング部材を当
接させて感光体のクリーニングを行なう感光体クリーニ
ング方式及び/又は定着ローラにクリーニング部材を当
接させて定着ローラのクリーニングを行なう定着ローラ
クリーニング方式を有する電子写真装置に用いても、発
生した紙粉によって現像器のクリーニング部における感
光体の削れ摩耗が抑制され、画像不良の生じることがな
い或いは生じることが少なく、また、定着ローラの削れ
及び摩耗が抑制され画像不良の生じることがない或いは
生じることが少ない。
ると共に定着による熱の影響を受けてもカール量が小さ
く、紙粉の発生量が少なくなって帯電器に付着する紙粉
の量が少なく帯電不良の生じることがなく或いは生じる
ことが少なくなる。
るための電子写真装置の概略図である。
るための定着器の概略図である。
zを説明するための説明図である。
古紙パルプの製造工程を示すフローチャートを示す。
古紙パルプを用いて抄紙するための説明図である。
めの説明図である。
る。
を行うクリーニング部の概略図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 上質古紙パルプを含有している上質系パ
ルプ及び填料を少なくともを有している電子写真用再生
紙において、 該電子写真用再生紙は、全パルプの重量基準で、95重
量%以上の上質系パルプ配合率、及び70重量%を超え
る古紙パルプ配合率を有し、 該電子写真用再生紙は、再生紙の重量基準で15重量%
以下の填料を含有し、 該電子写真用再生紙は、10点平均粗さによる表面粗さ
Rzが21μm以下であ ることを特徴とする電子写真用
再生紙。 - 【請求項2】 該電子写真用再生紙は、75%以上の白
色度を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写
真用再生紙。 - 【請求項3】 該電子写真用再生紙がフルカラーコピー
画像形成用再生紙であることを特徴とする請求項1又は
2に記載の電子写真用再生紙。 - 【請求項4】 感光体上の静電荷像をトナーを有する現
像手段により現像し、 トナーによって現像されて形成された感光体上のトナー
像を記録材に転写手段を用いて転写し、及び転写されて
記録材上に形成されているトナー像を熱、圧力又はその
両方の作用を付加する定着手段により定着し定着画像を
形成する画像形成方法において、 該画像形成方法は、転写後の感光体にクリーニング部材
を当接させて感光体のクリーニングを行なう感光体クリ
ーニング工程又は定着部材にクリーニング部材を当接さ
せて定着部材のクリーニングを行なう定着部材クリーニ
ング工程の少なくとも一方を有しており、かつ上質古紙
パルプを含有している上質系パルプ及び填料を少なくと
もを有している電子写真用再生紙において、 該電子写真用再生紙は、全パルプの重量基準で、95重
量%以上の上質系パルプ配合率、及び70重量%を超え
る古紙パルプ配合率を有し、 該電子写真用再生紙は、再生紙の重量基準で15重量%
以下の填料を含有し、 該電子写真用再生紙は、10点平均粗さによる表面粗さ
Rzが21μm以下であ ることを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項5】 該電子写真用再生紙は、75%以上の白
色度を有していることを特徴とする請求項4に記載の画
像形成方法。 - 【請求項6】 該電子写真用再生紙がフルカラーコピー
画像形成用再生紙であることを特徴とする請求項4又は
5に記載の画像形成方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP4-50635 | 1992-03-09 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05341555A JPH05341555A (ja) | 1993-12-24 |
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Family
ID=26379232
Family Applications (1)
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JP03982793A Expired - Fee Related JP3517427B2 (ja) | 1992-03-09 | 1993-03-01 | 電子写真用再生紙及び画像形成方法 |
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP4315695B2 (ja) * | 2003-02-03 | 2009-08-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用転写用紙および電子写真用転写用紙の製造方法 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP03982793A patent/JP3517427B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05341555A (ja) | 1993-12-24 |
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