JP3503378B2 - シートベルト用リトラクタの取付構造 - Google Patents

シートベルト用リトラクタの取付構造

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JP3503378B2
JP3503378B2 JP33801096A JP33801096A JP3503378B2 JP 3503378 B2 JP3503378 B2 JP 3503378B2 JP 33801096 A JP33801096 A JP 33801096A JP 33801096 A JP33801096 A JP 33801096A JP 3503378 B2 JP3503378 B2 JP 3503378B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R22/24Anchoring devices secured to the side, door, or roof of the vehicle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートベルト用リ
トラクタの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シートベルトを巻き取るためのシートベ
ルト用リトラクタは、通常、リトラクタ取付用ブラケッ
トを介して四輪自動車の車体(例えば、センターピラー
等)に取付けられるようになっている。図7は従来より
用いられているリトラクタ取付用ブラケット20を示す
ものであって、このリトラクタ取付用ブラケット20
は、1枚の鋼板を適宜形状に打ち抜き成形して成る平板
状本体部21と、この平板状本体部21の上端の左右両
箇所に一体に突出成形された位置決め用の一対の爪状部
22a,22bとから構成されている。また、前記平板
状本体部21の上側部分の裏面には溶接ナット23が結
合されている。
【0003】リトラクタ取付用ブラケット20の下側部
分は溶接等にて四輪自動車の車体に予め固着されてお
り、このブラケット20にシートベルト用リトラクタ
(図7では図示せず)が取付けられるようになってい
る。すなわち、シートベルト用リトラクタの取付けに際
しては、自動車車体に予め固着されているリトラクタ取
付用ブラケット20の爪状部22a,22bにシートベ
ルト用リトラクタを係着することによりこのリトラクタ
の位置決めを行い、次いで前記溶接ナット23を利用し
て前記リトラクタを前記ブラケット20にボルト締めす
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のシートベルト用リトラクタの取付構造では、
シートベルト用リトラクタの取付けに際してリトラクタ
取付用ブラケット20に対する位置決めはできるもの
の、組付時のシートベルト用リトラクタの仮止め(仮保
持)を行なうことができないため、次のような不具合が
ある。すなわち、シートベルト用リトラクタの取付けに
当たっては、まず、右手でインパクトレンチを持ち、左
手で取ったボルトをインパクトレンチのソケット部にセ
ットし、その後に左手でシートベルト用リトラクタを所
定の位置に持っていってリトラクタ取付用ブラケット2
0に組付けて位置決めし、この状態でリトラクタ取付用
ブラケット20にシートベルト用リトラクタをボルト締
めするようにしていたので、その作業の途中でボルトが
インパクトレンチのソケット部から外れて落下してしま
い、作業のやり直しをしなければならない事態を生じる
場合がしばしはあるのが実状である。
【0005】 本発明は、このような不具合を解消すべ
くなされたものであって、その目的は、リトラクタ取付
用ブラケットに対するシートベルト用リトラクタの位置
決めのみならず、リトラクタ取付用ブラケットへのシー
トベルト用リトラクタの仮止め機能、並びに、リトラク
タ取付用ブラケットに対するシートベルト用リトラクタ
の傾倒防止機能をも有するような構成のシートベルト用
リトラクタの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、シートベルト用リトラクタに第1の
ボルト挿通孔を設けると共に、自動車車体に結合される
リトラクタ取付用ブラケットに第2のボルト挿通孔を設
け、前記第1のボルト挿通孔を前記第2のボルト挿通孔
に合致するように前記シートベルト用リトラクタを前記
リトラクタ取付用ブラケットに接合し、前記第1及び第
2のボルト挿通孔にボルトを挿通して前記シートベルト
用リトラクタを前記リトラクタ取付用ブラケットに締付
固定することにより、前記リトラクタ取付用ブラケット
を介して前記シートベルト用リトラクタを前記自動車車
体に取付けるようにしたシートベルト用リトラクタの取
付構造において、上下方向に対して傾斜する方向であっ
てかつ下方にいくにつれて互いに近づくように前記第1
のボルト挿通孔の側に向かう方向に延びる一対の長孔を
前記シートベルト用リトラクタに形成する一方、クラン
ク形状の一対の爪状部を前記リトラクタ取付用ブラケッ
トに形成し、前記自動車車体に結合された前記リトラク
タ取付用ブラケットの一対の爪状部に前記シートベルト
用リトラクタの一対の長孔を交差状態で係着することに
より、前記リトラクタ取付用ブラケットに前記シートベ
ルト用リトラクタを引っ掛けて仮止めするように構成し
ている。
【0007】また、本発明では、前記一対の長孔の長手
方向の中心線が前記シートベルト用リトラクタの第1の
ボルト挿通孔の中心において交差するように設定し、前
記リトラクタ取付用ブラケットの一対の爪状部に前記シ
ートベルト用リトラクタの一対の長孔を直交状態で係着
するようにしている。
【0008】また、本発明では、前記リトラクタ取付用
ブラケットの一対の爪状部間の中央箇所に、前記一対の
爪状部の上端よりも上方へ突出する突起部を設け、前記
シートベルト用リトラクタを前記リトラクタ取付用ブラ
ケットに引っ掛けたときに、前記シートベルト用リトラ
クタの一対の長孔間の一部分を前記一対の爪状部と突起
部との間に配置して挟持し、これにより前記リトラクタ
取付用ブラケットに対する前記シートベルト用リトラク
タの傾倒を防止するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1〜図6を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明に係るシートベルト用リト
ラクタの取付構造を備えた四輪自動車1を示すものであ
って、図2に示されるシートベルト用リトラクタ2及び
図3に示されるリトラクタ取付用ブラケット3は四輪自
動車1のセンターピラー4の下部箇所に取付けられてい
る。
【0011】上述のシートベルト用リトラクタ2は、図
2に示すように、シートベルト5を巻き取るリトラクタ
本体部6とこのリトラクタ本体部6に一体に取付けられ
た取付板部7とから成り、取付板部7の所定箇所には第
1のボルト挿通孔8及び一対の長孔(係合孔)9a,9
bが設けられている。具体的には、図2及び図5に示す
ように、リトラクタ本体部6から下方へ突出している取
付板部7の垂下部分7aには、その幅方向のほぼ中央箇
所に円孔から成る第1のボルト挿通孔8が形成されると
共に、このボルト挿通孔8より上部の箇所であってかつ
前記ボルト挿通孔8の中心Oを通る中心線Lに対して線
対称の箇所に小判形状の一対の長孔9a,9bが形成さ
れている。
【0012】これら一対の長孔9a,9bについてさら
に詳細に述べると、これら一対の長孔9a,9bは、図
5(a),(b)に明示するように、前記ボルト挿通孔
8の中心Oを通りかつ前記中心線Lに対して左方及び右
方に等角度θをなす直線S1及びS2 に沿ってそれぞれ
傾斜して延びる小判形状の孔にて構成されている。かく
して、上下方向に対して傾斜する方向であってかつ下方
にいくにつれて第1のボルト挿通孔8の側に向かう方向
に延びる小判形状の長孔9a,9b(すなわち、第1の
ボルト挿通孔8の中心Oを頂点とするV字形状をなす2
つの直線S1 ,S2 にそれぞれ沿って延びる一対の長
孔)が、シートベルト用リトラクタ2の取付板部7の垂
下部分7aに形成されている。しかして、前記一対の長
孔9a,9bの長手方向の中心線S1 ,S2 がシートベ
ルト用リトラクタ2の第1のボルト挿通孔8の中心Oに
おいて交差するように設定されている。
【0013】一方、リトラクタ取付用ブラケット3は、
図3に示すように、平板状本体部11と、この平板状本
体部11の上端の左右両箇所に一体に屈曲成形されたク
ランク形状の一対の爪状部(係合部)12a,12bと
から構成されている。すなわち、このリトラクタ取付用
ブラケット3は、1枚の鋼製平板を適宜形状に打ち抜き
成形することによって互いに同一平面にある平板状本体
部11及びクランク形状の一対の爪状部12a,12b
(図4において一点鎖線で示す部分)を形成し、しかる
後に、平板状本体部11に対する一対の爪状部12a,
12bの付け根部(図4において符号Aで示す部分)を
同一方向に屈曲させて成るものである。そして、平板状
本体部11の上側部分11aには第2のボルト挿通孔1
3が設けられており、平板状本体部11の上側部分11
aの裏面には第2のボルト挿通孔13に対応する位置に
溶接ナット14が溶接結合されている。
【0014】これら一対の爪状部12a,12bは、図
3及び図4に示すように、上述の平板状本体部11に対
してその表面側(図3においては紙面の手前側)に向け
て屈曲されたクランク形状片から成り、平板状本体部1
1の上端の両側部から上方に向けて突設されている。さ
らに詳述すると、一対の爪状部12a,12bは上方
(先端)に向かうにつれて互いに遠ざかるように形成さ
れており、一対の爪状部12a,12bと平板状本体部
11との付け根部Aにおいてクランク形状の一対の爪状
部12a,12bが平板状本体部11の表面側(溶接ナ
ット14の取付面とは反対の側)に屈曲されている。
【0015】さらに、上述の平板状本体部11には、前
記一対の爪状部12a,12bの間の上端中央箇所に、
前記平板状本体部11に対してほぼ同じ面内で上方に突
出する円弧形状の突起部15が一体に延設されている。
そして、平板状本体部11の上端に対する突起部15の
高さH1 は、平板状本体部11の上端に対する一対の爪
状部12a,12bの高さH2 よりも高く設定されてい
る(図6参照)。このように設定しているのは、後に説
明するように、リトラクタ取付用ブラケット3へのシー
トベルト用リトラクタ2の組付時に前記リトラクタ2が
後方(図6において矢印M1 で示す方向)へ傾倒するの
を防止するためである。
【0016】 次に、上述のシートベルト用リトラクタ
2をリトラクタ取付用ブラケット3を介してセンターピ
ラー4に取付ける際の作業手順について述べると、以下
の通りである。まず、図2に示すように、センターピラ
ー4の内面を構成するピラーインナパネル4aの開口部
16に対応する位置にリトラクタ取付用ブラケット3を
配置して、このブラケット3の平板状本体部11の下側
部分11bをピラーインナパネル4aの開口部16の下
縁箇所にスポット溶接17にて取付けておく。シートベ
ルト用リトラクタ2の取付けに当たっては、まず、作業
者がシートベルト用リトラクタ2を把持してほぼ水平方
向に移動させることにより、上述の如く車体側に取付け
られたリトラクタ取付用ブラケット3の一対の爪状部1
2a,12bの先端側部分M(図3及び図4参照)を図
5(a)に示すようにシートベルト用リトラクタ2の一
対の長孔9a,9bの下方側部分の中に挿通させた状態
にする。この際、爪状部12a,12bと長孔9a,9
bとは、長孔9a,9bの長手方向の中間箇所において
互いにほぼ直交する配置状態となる。なお、この状態の
下では、爪状部12a,12bと長孔9a,9bとの間
には僅かな隙間が存在してガタツキのある状態となる。
また、シートベルト用リトラクタ2の第1のボルト挿通
孔8の中心Oとリトラクタ取付用ブラケット3の第2の
ボルト挿通孔13の中心Pとは互いに一致することな
く、前記第1のボルト挿通孔8が前記第2のボルト挿通
孔13よりも相対的に高い位置に配置される。
【0017】 次いで、シートベルト用リトラクタ2を
リトラクタ取付用ブラケット3の側に向けて移動させて
クランク形状の爪状部12a,12bに沿って押し込む
ような操作を行なう。これに伴い、前記爪状部12a,
12bと長孔9a,9bとの間の係合作用(案内作用)
により、シートベルト用リトラクタ2が所定の移動経路
に沿って(爪状部12a,12bのクランク形状に沿っ
て)案内されつつその自重にて下方に移動することとな
る。この下方への移動に応じて、爪状部12a,12b
の先端側部分Mの上側傾斜面α(図4参照)と長孔9
a,9bとの間の隙間が徐々になくなり、両者間の相対
的なガタツキが完全になくなった時点で、図5(b)に
示すように、長孔9a,9bの上側周面βが前記上側傾
斜面αの下側部分すなわち爪状部12a,12bの基端
側部分Nの上端面γに当接し、シートベルト用リトラク
タ2の更なる下方への移動が阻止される。これにより、
シートベルト用リトラクタ2がリトラクタ取付用ブラケ
ット3の爪状部12a,12bに引っ掛けられて仮止め
されると共に、これに応じて、前記第1及び第2のボル
ト挿通孔8,13の中心O,Pが互いに一致される(図
5(b)参照)。
【0018】 また、シートベルト用リトラクタ2をリ
トラクタ取付用ブラケット3に引っ掛けるのに伴って、
シートベルト用リトラクタ2の一対の長孔9a,9b間
の一部分が図6に示すようにクランク形状の一対の爪状
部12a,12bの段差面δ(上側傾斜面αと上端面γ
との間をつなぐ面δ(図6参照))と突起部15との間
に配置されて挟持されることとなり、これにより、前記
リトラクタ取付用ブラケット3に対する前記シートベル
ト用リトラクタ2前方(図6の矢印M2 方向)への傾
倒が前記爪状部12a,12bにて阻止されると共に、
後方(図6の矢印M1 方向)への傾倒が前記突起部15
にて阻止された状態で保持されることとなる。
【0019】次いで、このような状態の下で、シートベ
ルト用リトラクタ2から手を離してリトラクタ取付用ブ
ラケット3へのボルト締め作業を行なう。この際、リト
ラクタ取付用ブラケット3は、既述の如く爪状部12
a,12bと長孔9a,9bとの係合作用及び爪状部1
2a,12bと突起部15とによる挟持作用にて、仮止
めがなされると共に傾倒防止が図られた組付状態でリト
ラクタ取付用ブラケット3に保持されるため、シートベ
ルト用リトラクタ2から手を離しても落下や傾斜を生じ
ることなくその組付状態が保持されることとなる。従っ
て、作業者は両手を自由に使用することが可能になり、
例えば右手でインパクトレンチを持ち、左手にボルトを
つかんでインパクトレンチのソケット部にこのボルトを
装着し、この装着状態を両手で維持したままボルト締め
作業(ひいてはシートベルト用リトラクタ2の取付作
業)を行なうことができる。
【0020】このような構成の取付構造によれば、シー
トベルト用リトラクタ2の取付けに際してシートベルト
用リトラクタ2の傾倒を生じることなく仮止めすること
ができるので、取付作業がしやすくなると共にボルトの
落下等の不具合を生じることなく取付作業を円滑かつ確
実に行なうことができ、作業能率の大幅な向上を図るこ
とができる。また、仮止めの工程とボルト締めの工程と
を分けることができるので、これらの工程間のバランス
が取りやすくなり、作業の段取りを良くすることができ
る。しかも、本例の構成によれば、仮止め用の一対の爪
状部12a,12bに一対の長孔9a,9bを係着させ
ることにより、従来と同様にシートベルト用リトラクタ
2の位置決めを容易かつ正確に行なうことができる。
【0021】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施例では爪状部12a,12bに
長孔9a,9bを直交状態で係着するようにしたが、こ
れらを直交以外の交差状態で係着する構成としても良
い。また、既述の実施例ではリトラクタ取付用ブラケッ
ト3に円弧形状の突起部15を設けるようにしたが、円
弧形状以外の適宜形状の突起部15を平板状本体部11
に設けるようにしても良い。。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、自動車車体に結
合されたリトラクタ取付用ブラケットのクランク形状の
一対の爪状部にシートベルト用リトラクタの一対の長孔
を交差状態で係着することにより、リトラクタ取付用ブ
ラケットにシートベルト用リトラクタを引っ掛けて仮止
めする機能、並びに、リトラクタ取付用ブラケットに対
するシートベルト用リトラクタの傾倒防止機能を持たせ
るようにしたものであるから、シートベルト用リトラク
タの取付時にリトラクタ取付用ブラケットに仮止めする
ことにより、作業者の両手でボルト締め作業(例えば、
右手でインパクトレンチを持ち、左手でボルトをインパ
クトレンチのソケット部に装着してボルトの締め込みを
行なう作業)をボルトの落下等の不具合を生じることな
く容易かつ迅速に行なうことができ、取付作業能率の向
上を図ることができる。また、シートベルト用リトラク
タの仮止め工程と取付けのためのボルト締め工程とに作
業工程を分けることができるので、これらの工程間の区
切りが良くなり、作業の段取りを良好に行なうことがで
きる。しかも、このような仮止め機能を有することに加
えて、各一対の爪状部と長孔との間の係着作用により、
リトラクタ取付用ブラケットに対するシートベルト用リ
トラクタの位置決めを従来と同様に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートベルト用リトラクタの取付
構造を備えた四輪自動車の斜視図である。
【図2】上述の四輪自動車のセンターピラーに取付けら
れているシートベルト用リトラクタを示す要部拡大斜視
図である。
【図3】シートベルト用リトラクタをセンターピラーに
取付けるために用いられるリトラクタ取付用ブラケット
の斜視図である。
【図4】上述のリトラクタ取付用ブラケットに設けられ
た爪状部を拡大して示す斜視図である。
【図5】(a)はリトラクタ取付用ブラケットの爪状部
にシートベルト用リトラクタの長孔を係着した初期の状
態を示す正面図、(b)はリトラクタ取付用ブラケット
にシートベルト用リトラクタを仮止めした状態を示す正
面図である。
【図6】図2におけるX−X線断面図である。
【図7】従来用いられていたリトラクタ取付用ブラケッ
トの斜視図である。
【符号の説明】
1 四輪自動車 2 シートベルト用リトラクタ 3 リトラクタ取付用ブラケット 4 センターピラー 4a ピラーインナパネル 6 リトラクタ本体部 7 取付板部 8 第1のボルト挿通孔 9a,9b 長孔 12a,12b 爪状部 13 第2のボルト挿通孔 14 溶接ナット 15 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−175323(JP,A) 特開 平9−109832(JP,A) 特開 平8−282438(JP,A) 実開 昭60−115150(JP,U) 米国特許4621836(US,A) 英国特許出願公開2020963(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/00 - 22/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルト用リトラクタに第1のボル
    ト挿通孔を設けると共に、自動車車体に結合されるリト
    ラクタ取付用ブラケットに第2のボルト挿通孔を設け、
    前記第1のボルト挿通孔を前記第2のボルト挿通孔に合
    致するように前記シートベルト用リトラクタを前記リト
    ラクタ取付用ブラケットに接合し、前記第1及び第2の
    ボルト挿通孔にボルトを挿通して前記シートベルト用リ
    トラクタを前記リトラクタ取付用ブラケットに締付固定
    することにより、前記リトラクタ取付用ブラケットを介
    して前記シートベルト用リトラクタを前記自動車車体に
    取付けるようにしたシートベルト用リトラクタの取付構
    造において、上下方向に対して傾斜する方向であってか
    つ下方にいくにつれて互いに近づくように前記第1のボ
    ルト挿通孔の側に向かう方向に延びる一対の長孔を前記
    シートベルト用リトラクタに形成する一方、クランク形
    状の一対の爪状部を前記リトラクタ取付用ブラケットに
    形成し、前記自動車車体に結合された前記リトラクタ取
    付用ブラケットの一対の爪状部に前記シートベルト用リ
    トラクタの一対の長孔を交差状態で係着することによ
    り、前記リトラクタ取付用ブラケットに前記シートベル
    ト用リトラクタを引っ掛けて仮止めするように構成し、
    さらに、前記リトラクタ取付用ブラケットの一対の爪状
    部間の中央箇所に、前記一対の爪状部の上端よりも上方
    へ突出する突起部を設け、前記シートベルト用リトラク
    タを前記リトラクタ取付用ブラケットに引っ掛けたとき
    に、前記シートベルト用リトラクタの一対の長孔間の一
    部分を前記一対の爪状部と突起部との間に配置して挟持
    し、これにより前記リトラクタ取付用ブラケットに対す
    る前記シートベルト用リトラクタの傾倒を防止するよう
    にしたことを特徴とするシートベルト用リトラクタの取
    付構造。
  2. 【請求項2】 前記一対の長孔の長手方向の中心線が前
    記シートベルト用リトラクタの第1のボルト挿通孔の中
    心において交差するように設定し、前記リトラクタ取付
    用ブラケットの一対の爪状部に前記シートベルト用リト
    ラクタの一対の長孔を直交状態で係着するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用リトラ
    クタの取付構造。
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