JP3502923B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP3502923B2 JP2000218327A JP2000218327A JP3502923B2 JP 3502923 B2 JP3502923 B2 JP 3502923B2 JP 2000218327 A JP2000218327 A JP 2000218327A JP 2000218327 A JP2000218327 A JP 2000218327A JP 3502923 B2 JP3502923 B2 JP 3502923B2
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/20Injection nozzles
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファミリー取り成
形用の射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機において、成形用樹脂
が摩耗性の樹脂の場合、ファミリー取り金型では、バル
ブゲートの切換による樹脂流路の切換を行って成形した
としてもバルブゲートの損傷が早い為有効ではなかっ
た。これは、摩耗性の樹脂によりバルブゲートシステム
が摩耗により1ヶ月ともたないため、コストアップにな
るからである。このような場合は、バルブゲートは使用
せず、可塑化装置を射出成形機に複数、例えば2本搭載
して、それぞれのキャビティーにそれらの可塑化装置よ
り射出充填しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機においては、2本の可塑化装置を搭載す
るため、機械のコストアップとなるとともに、機械の据
付面積が大きくなってしまい、工場のレイアウトが制約
されるとい問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
み、成型用樹脂が摩耗性の樹脂であっても、1本の可塑
化装置で複数のキャビティーに樹脂を射出することが可
能で、かつバルブゲートが不要なファミリー取り成形用
の射出成形機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形機においては、可塑化射出装置と金型との間に設
けられた移動ノズル装置を介して、前記金型に形成され
た複数のキャビティ内に樹脂を射出充填するようにした
射出成形機であって、前記金型は、前記キャビティに夫
々通ずる複数のスプールブシュを備え、前記移動ノズル
装置は、前記スプールブシュに位置合わせ可能に圧接す
る先端ノズルと、該先端ノズルを位置合わせ可能に移動
させる駆動装置と、前記先端ノズルを可塑化射出装置側
と金型側との間で前進及び後退可能にスライドさせるス
ライドベースと、前記先端ノズルを前記スプールブシュ
から後退させるように付勢された退避手段を備え、前記
可塑化射出装置は、前記先端ノズルに通ずる前記移動ノ
ズル装置のノズル本体に形成された樹脂通路の入口に圧
接する射出装置ノズルを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の他の射出成形機においては、さら
に前記移動ノズル装置の駆動装置は、前記スライドベー
スに固定された伸縮手段と、前記伸縮手段に連結される
とともに前記スライドベースに固定されたガイドレール
に沿って往復動可能に取り付けられたラックと、前記ラ
ックと噛み合って回転する環状ピニオンとからなり、前
記移動ノズル装置のノズル本体は、前記環状ピニオンが
固着され、かつ前記スライドベースに固定された軸受に
回転自在に軸支されるとともに、前記樹脂通路が可塑化
射出装置側から金型側に向かって回転軸心に対して偏心
させて穿設されたロータリーノズルである。
【0007】本発明のさらに他の射出成形機において
は、さらに前記移動ノズル装置の駆動装置は、前記スラ
イドベースに固定されたモータと、該モータの出力軸に
連結された第1歯車と、該第1歯車と噛合する第2歯車
とからなり、前記移動ノズル装置のノズル本体は、前記
第2歯車が固着され、かつ前記スライドベースに固定さ
れた軸受に回転自在に軸支されるとともに、前記樹脂通
路が可塑化射出装置側から金型側に向かって回転軸心に
対して偏心させて穿設されたロータリーノズルである。
【0008】本発明のさらに他の射出成形機において
は、さらに前記移動ノズル装置の駆動装置は、前記スラ
イドベースに固定されたフレームに回動可能に軸支され
た伸縮手段と、前記伸縮手段に連結された前記移動ノズ
ル装置のノズル本体を褶動可能にガイドするガイドレー
ルとからなり、前記移動ノズル装置のノズル本体は、前
記フレームに回転可能に軸支される回動ノズルである。
【0009】そして、上記射出成形機において、前記退
避手段は、前記スライドベースに固定され、固定プラテ
ンに接するコイルバネ又はシリンダであることが好まし
い。
【0010】また、上記射出成形機において、前記伸縮
手段は、シリンダであることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態にお
ける射出成形機の要部斜視図、図2は図1の射出成形機
のロータリーノズルの動作説明図、図3(A)は図1の
射出成形機の移動ノズル装置の平面図、図3(B)は同
じく正面図、図4は本発明の他の実施の形態における射
出成形機の移動ノズル装置の平面図、図5は図4の正面
図、図6は図4のA矢視断面図、図7は本発明のさらに
他の実施の形態における射出成形機の移動ノズル装置の
平面図、図8は図7の正面図、図9は図7のB矢視断面
図である。
【0012】図1において、1は金型であり、この金型
1と可塑化射出装置9との間に移動ノズル装置Nが射出
成形機の本体フレームに設けられる。
【0013】金型1には、反操作側と操作側に夫々、キ
ャビティ1a、1bが形成され、これらのキャビティ1
a、1bに、可塑化射出装置9の射出装置ノズル8から
射出された溶融樹脂が、移動ノズル装置Nを介して射出
充填される。
【0014】金型1は、前記キャビティ1a、1bに夫
々通ずる金型スプールブシュ2a、2bを移動射出ノズ
ル装置側の面に備える。スプールブシュ2a、2bは、
移動射出ノズル装置Nの先端ノズル15が圧接される個
所であるので、先端ノズル15が確実に圧接しやすくな
るように、圧接部分は凹状に形成されたものが望まし
い。
【0015】移動ノズル装置Nは、図1の実施の形態に
おいては、ロータリーノズルであり、スプールブシュ2
a、2bに位置合わせ可能に圧接する先端ノズル15を
備えたノズル本体6と、前記先端ノズル15を位置合わ
せ可能にさせる駆動装置を備え、そして、先端ノズル1
5を可塑化射出装置9側と金型1側との間で前進及び後
退可能にスライドさせるスライドベース14を備える。
【0016】図3に示すとおり、前記駆動装置は、スラ
イドベース14に固定金具13aにより固定された油圧
シリンダ13と、この油圧シリンダ13のピストン13
bに連結されるとともにスライドベース14に固定され
たガイドレール16に沿って往復動可能に取り付け付け
られたラック11と、このラック11と噛み合って回転
すると共に、ノズル本体6に取付けられた環状ピニオン
5とからなる。
【0017】スライドベース14は、図3(B)に示す
とおり、可塑化射出装置9の進退方向に沿って設けられ
たガイドバー10に沿って前進及び後退可能にスライド
する。このガイドバー10は、可塑化射出装置9と金型
1との間に設けられ射出成形機の本体フレームに固定さ
れた取付テーブル18に固定される。
【0018】移動ノズル装置Nである前記ノズル本体6
は、環状ピニオン5が周面に固着され、かつ、前記スラ
イドベース14に固定された軸受4に軸支されるととも
に、前記先端ノズル15に通ずる樹脂通路6aが可塑化
射出装置9側から金型1側に向かってノズル本体6の回
転軸心6bに対して偏心させて穿設されている。なお、
ノズル本体6には、図1に示すように、温調装置7が内
蔵される。温調装置7としては、例えば、複数の棒状の
カートリッジヒーターを放射状に配置して内蔵したもの
が望ましい。
【0019】また、前記ロータリーノズルの先端ノズル
15は、ノズル本体6から着脱交換可能であり、シャッ
トオフノズルを装着することにより、ドルーリング防止
ができる。
【0020】前記スライドベース14には、退避手段で
あるコイルバネ12が固定プラテン側に固定され、この
コイルバネ12は、一端を固定プラテン3と接して先端
ノズル15がスプールブシュ2a、2bから可塑化射出
装置側に後退させるように付勢される。
【0021】ロータリノズル型の射出装置は、上記構成
であるので、油圧シリンダ13に連結されているラック
11が、油圧シリンダ13を駆動することにより、ガイ
ドレール16に沿って移動し、ラック11と噛み合って
いるピニオン5が回転し、ノズル本体6が回転する。
【0022】ノズル本体6の先端ノズル15が反操作側
のスプールブシュ2aに回転移動してから、可塑化射出
装置9の射出装置ノズル8を金型側に前進させると、ノ
ズル本体6とスライドベース14は、ガイドバー10に
よってガイドされながら、金型側に移動して反操作側の
スプールブシュ2aと先端ノズル15が圧接される。両
者が圧接された後に、可塑化射出装置9から溶融樹脂を
射出充填し、反操作側のキャビティ1aに樹脂が充填さ
れる(図2参照)。
【0023】操作側キャビティ1bへの樹脂充填は、可
塑化射出装置9の射出装置ノズル8を後退させると、コ
イルバネ12によりスライドベース14が後退してノズ
ル本体6が金型側から後退し、油圧シリンダ13のピス
トンロッド13bを突出させることにより、環状ピニオ
ン5を介して、ノズル本体6が反転して、操作側のスプ
ールブシュ2bの位置で停止させる。
【0024】その後、可塑化射出装置9の射出装置ノズ
ル8を金型側に前進させると、ノズル本体6とスライド
ベース14は、ガイドバー10によってガイドされなが
ら、金型側に移動して操作側のスプールブシュ2bと先
端ノズル15が圧接される。両者が圧接された後に、可
塑化射出装置9から溶融樹脂を射出充填し、操作側のキ
ャビティ1bに樹脂が充填される。ここで、操作側と反
操作側への樹脂充填に必要な樹脂は、1回の計量動作に
て行い、2回に分けて射出充填する。
【0025】次に、本発明の他の実施の形態における射
出成形機について説明する。図4において、41は金型
であり、この金型41と可塑化射出装置49との間に移
動ノズル装置Nが射出成形機の本体フレームに設けられ
る。
【0026】金型41には、反操作側と操作側に夫々、
キャビティ41a、41bが形成され、これらのキャビ
ティ41a、41bに、可塑化射出装置49の射出装置
ノズル48から射出された溶融樹脂が、移動ノズル装置
Nを介して射出充填される。
【0027】金型41は、前記キャビティ41a、41
bに夫々通ずるスプールブシュ42a、42bを移動射
出ノズル装置側の面に備える。スプールブシュ42a、
42bは、移動射出ノズル装置Nの先端ノズル55が圧
接される個所であるので、先端ノズル55が確実に圧接
しやすくなるように、圧接部分は凹状に形成されたもの
が望ましい。
【0028】移動ノズル装置Nは、図4の実施の形態に
おいては、図1の実施の形態と同様にロータリーノズル
であり、スプールブシュ42a、42bに位置合わせ可
能に圧接する先端ノズル55を備えたノズル本体46
と、前記先端ノズル55を位置合わせ可能にさせる駆動
装置を備え、そして、先端ノズル55を可塑化射出装置
49側と金型41側との間で前進及び後退可能にスライ
ドさせるスライドベース54を備える。
【0029】図4に示すとおり、前記駆動装置は、前記
スライドベース54に固定されたサーボモータ53と、
このサーボモータ53の出力軸53aに連結された第1
歯車51と、この第1歯車51と噛合すると共に、ノズ
ル本体46に取付けられた第2歯車45とからなる。
【0030】スライドベース54は、図5に示すとお
り、可塑化射出装置49の進退方向に沿って設けられた
ガイドバー50に沿って前進及び後退可能にスライドす
る。このガイドバー50は、可塑化射出装置49と金型
41との間に設けられ射出成形機の本体フレームに固定
された取付テーブル58に固定される。
【0031】移動ノズル装置Nである前記ノズル本体4
6は、前記第2歯車45が周面に固着され、かつ、前記
スライドベース54に固定された軸受56に軸支される
とともに、前記先端ノズル55に通ずる樹脂通路46a
が可塑化射出装置49側から金型41側に向かってノズ
ル本体46の回転軸心46bに対して偏心させて穿設さ
れている。なお、ノズル本体46には、図6に示すよう
に、温調装置47が内蔵される。温調装置47として
は、例えば、複数の棒状のカートリッジヒーターを放射
状に配置して内蔵したものが望ましい。
【0032】前記スライドベース54には、退避手段で
あるコイルバネ52が固定プラテン側に固定され、この
コイルバネ52は、一端を固定プラテン43と接して先
端ノズル55がスプールブシュ42a、42bから可塑
化射出装置側に後退させるように付勢される。
【0033】ロータリノズル型の射出装置は、上記構成
であるので、サーボモータ53の出力軸53aに連結さ
れている第1歯車51が、サーボモータ53を駆動する
ことにより、第1歯車51と噛み合っている第2歯車4
5が回転し、ノズル本体46が回転する。
【0034】ノズル本体46の先端ノズル55が反操作
側のスプールブシュ42aに回転移動してから、可塑化
射出装置49の射出装置ノズル48を金型側に前進させ
ると、ノズル本体46とスライドベース54は、ガイド
バー50によってガイドされながら、金型側に移動して
反操作側のスプールブシュ42aと先端ノズル55が圧
接される。両者が圧接された後に、可塑化射出装置49
から溶融樹脂を射出充填し、反操作側のキャビティ41
aに樹脂が充填される。
【0035】操作側キャビティ41bへの樹脂充填は、
可塑化射出装置49の射出装置ノズル48を後退させる
と、コイルバネ52によりスライドベース54が後退し
てノズル本体46が金型側から後退し、サーボモータ5
3を回転させることにより、第2歯車45を介して、ノ
ズル本体46が回転して、操作側のスプールブシュ42
bの位置で停止させる。
【0036】その後、可塑化射出装置49の射出装置ノ
ズル48を金型側に前進させると、ノズル本体46とス
ライドベース54は、ガイドバー50によってガイドさ
れながら、金型側に移動して操作側のスプールブシュ4
2bと先端ノズル55が圧接される。両者が圧接された
後に、可塑化射出装置49から溶融樹脂を射出充填し、
操作側のキャビティ41bに樹脂が充填される。
【0037】次に、本発明のさらに他の実施の形態にお
ける射出成形機について説明する。図7において、71
は金型であり、この金型71と可塑化射出装置79との
間に移動ノズル装置Nが射出成形機の本体フレームに設
けられる。
【0038】金型71には、反操作側と操作側に夫々、
キャビティ71a、71bが形成され、これらのキャビ
ティ71a、71bに、可塑化射出装置79の射出装置
ノズル78から射出された溶融樹脂が、移動ノズル装置
Nを介して射出充填される。
【0039】金型71は、前記キャビティ71a、71
bに夫々通ずるスプールブシュ72a、72bを移動射
出ノズル装置側の面に備える。スプールブシュ72a、
72bは、移動射出ノズル装置Nの先端ノズル85が圧
接される個所であるので、先端ノズル85が確実に圧接
しやすくなるように、圧接部分は凹状に形成されたもの
が望ましい。
【0040】移動ノズル装置Nは、図7の実施の形態に
おいては、回動ノズルであり、スプールブシュ72a、
72bに位置合わせ可能に圧接する先端ノズル85を備
えたノズル本体76と、前記先端ノズル85を位置合わ
せ可能にさせる駆動装置を備え、そして、先端ノズル8
5を可塑化射出装置79側と金型71側との間で前進及
び後退可能にスライドさせるスライドベース84を備え
る。
【0041】図7に示すとおり、前記駆動装置は、前記
スライドベース84に固定されたフレーム81に回動可
能に軸支された伸縮手段である油圧シリンダ83と、こ
の油圧シリンダ83のピストンロッド73aに回転可能
に連結されたノズル本体76を褶動可能にガイドするガ
イドレール86とからなる。
【0042】スライドベース84は、図8に示すとお
り、可塑化射出装置79の進退方向に沿って設けられた
ガイドバー80に沿って前進及び後退可能にスライド
し、このガイドバー80は、可塑化射出装置79と金型
71との間に設けられ射出成形機の本体フレームに固定
された取付テーブル88に固定される。また、スライド
ベース84の上段部84cにガイドレール86が設けら
れている。
【0043】移動ノズル装置Nである前記ノズル本体7
6は、前記フレーム81に回転可能に軸支されると共
に、油圧シリンダ83のピストンロッド73aに連結さ
れている。ノズル本体76の下部には、スライドベース
84の上段部84cに設けられた2つのストッパ84
a、84bに当接する突起部76cを備える。さらにノ
ズル本体76には、前記先端ノズル85に通ずる樹脂通
路76aがノズル本体76の軸心76bに沿って穿設さ
れている。なお、ノズル本体46には、図6に示された
例と同様に、温調装置47が内蔵される。温調装置47
としては、例えば、複数の棒状のカートリッジヒーター
を放射状に配置して内蔵したものが望ましい。
【0044】前記スライドベース84には、退避手段で
あるエアシリンダ82が固定プラテン側に固定され、こ
のエアシリンダ82は、一端を固定プラテン73と接し
て先端ノズル85がスプールブシュ72a、72bから
可塑化射出装置側に後退させるように付勢される。
【0045】回動ノズル型の射出装置は、上記構成であ
るので、油圧シリンダ83に連結されているノズル本体
76が、該油圧シリンダ83のピストンロッド73aを
突出させることにより、弧状のガイドレール86に沿っ
てスライドしながら、フレーム81の支点81aを回転
中心として回動する。
【0046】ノズル本体76の突起部76cがストッパ
84aに当接して、先端ノズル85が反操作側のスプー
ルブシュ72aに回動移動してから、可塑化射出装置7
9の射出装置ノズル78を金型側に前進させると、ノズ
ル本体76とスライドベース84は、ガイドバー80に
よってガイドされながら、金型側に移動して反操作側の
スプールブシュ72aと先端ノズル85が圧接される。
両者が圧接された後に、可塑化射出装置79から溶融樹
脂を射出充填し、反操作側のキャビティ71aに樹脂が
充填される。
【0047】操作側キャビティ71bへの樹脂充填は、
可塑化射出装置79の射出装置ノズル78を後退させる
と、エアシリンダ82によりスライドベース84が後退
してノズル本体76が金型側から後退し、油圧シリンダ
83のピストンロッド73aを引っ込めることにより、
ガイドレール86に沿って、ノズル本体76が操作側に
回動し、突起部76cがストッパ84bに当接して、操
作側のスプールブシュ72bの位置で停止する。
【0048】その後、可塑化射出装置79の射出装置ノ
ズル78を金型側に前進させると、ノズル本体76とス
ライドベース84は、ガイドバー80によってガイドさ
れながら、金型側に移動して操作側のスプールブシュ7
2bと先端ノズル85が圧接される。両者が圧接された
後に、可塑化射出装置79から溶融樹脂を射出充填し、
操作側のキャビティ71bに樹脂が充填される。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、可塑化射出装置と金型との間に設けられた移動ノ
ズル装置を介して、前記金型に形成された複数のキャビ
ティ内に樹脂を射出充填するようにした射出成形機であ
って、前記金型は、前記キャビティに夫々通ずる複数の
スプールブシュを備え、前記移動ノズル装置は、前記ス
プールブシュに位置合わせ可能に圧接する先端ノズル
と、該先端ノズルを位置合わせ可能に移動させる駆動装
置と、前記先端ノズルを可塑化射出装置側と金型側との
間で前進及び後退可能にスライドさせるスライドベース
と、前記先端ノズルを前記スプールブシュから後退させ
るように付勢された退避手段を備え、前記可塑化射出装
置は、前記先端ノズルに通ずる前記移動ノズル装置のノ
ズル本体に形成された樹脂通路の入口に圧接する射出装
置ノズルを備えたので、1本の可塑化射出装置につい
て、樹脂充填に必要な樹脂を1回の計量動作にて行い、
例えば2回に分けて射出充填することにより、ファミリ
ー取り成形が可能となる。
【0050】また、本発明では、バルブゲートの代え
て、移動ノズル装置を備えるので、成型用樹脂が摩耗性
の樹脂であっても、ファミリー取り成形を行うことが出
来る。さらに、1本の可塑化射出装置で、例えば2回に
分けて射出することにより、可塑化射出装置2本分の役
割を果たすので、射出成形機全体としては、射出可塑化
装置の本数を半減することができるため、大幅な製造コ
ストダウンが図られるとともに、機械の据付面積が小さ
くなり、工場への設置が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出成形機の要部
斜視図である。
【図2】図1の射出成形機のロータリーノズルの動作説
明図である。
【図3】(A)は図1の射出成形機の移動ノズル装置の
平面図、(B)は同じく正面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態における射出成形機の
移動ノズル装置の平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4のA矢視断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態における射出成
形機の移動ノズル装置の平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図7のB矢視断面図である。
【符号の説明】
1,41 金型 1a,1b キャビティ 2a,2b スプールブシュ 3 固定プラテン 4,56 軸受 5 環状ピニオン 6,46,76 (ロータリーノズルの)ノズル本体 6a,46a 樹脂通路 6b,46b 回転軸心 7,47 カートリッジヒーター 8 射出装置ノズル 9,49,79 可塑化射出装置 10 ガイドバー 11 ラック 12 コイルバネ 13 油圧シリンダ 14,54,84 スライド
ベース 15 先端ノズル 45 第2歯車 51 第1歯車 53 サーボモータ 53a 出力軸 73 固定プラテン 81 フレーム 83 油圧シリンダ 86 ガイドレール N,N',N'' 移動
ノズル装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑化射出装置と金型との間に設けられ
    た移動ノズル装置を介して、前記金型に形成された複数
    のキャビティ内に樹脂を射出充填するようにした射出成
    形機であって、 前記金型は、前記キャビティに夫々通ずる複数のスプー
    ルブシュを備え、 前記移動ノズル装置は、前記スプールブシュに位置合わ
    せ可能に圧接する先端ノズルと、該先端ノズルを位置合
    わせ可能に移動させる駆動装置と、前記先端ノズルを可
    塑化射出装置側と金型側との間で前進及び後退可能にス
    ライドさせるスライドベースと、前記先端ノズルを前記
    スプールブシュから後退させるように付勢された退避手
    段を備え、 前記可塑化射出装置は、前記先端ノズルに通ずる前記移
    動ノズル装置のノズル本体に形成された樹脂通路の入口
    に圧接する射出装置ノズルを備えたことを特徴とする射
    出成形機。
  2. 【請求項2】 前記移動ノズル装置の駆動装置は、前記
    スライドベースに固定された伸縮手段と、前記伸縮手段
    に連結されるとともに前記スライドベースに固定された
    ガイドレールに沿って往復動可能に取り付けられたラッ
    クと、前記ラックと噛み合って回転する環状ピニオンと
    からなり、 前記移動ノズル装置のノズル本体は、前記環状ピニオン
    が固着され、かつ前記スライドベースに固定された軸受
    に回転自在に軸支されるとともに、前記樹脂通路が可塑
    化射出装置側から金型側に向かって回転軸心に対して偏
    心させて穿設されたロータリーノズルである請求項1記
    載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記移動ノズル装置の駆動装置は、前記
    スライドベースに固定されたモータと、該モータの出力
    軸に連結された第1歯車と、該第1歯車と噛合する第2
    歯車とからなり、 前記移動ノズル装置のノズル本体は、前記第2歯車が固
    着され、かつ前記スライドベースに固定された軸受に回
    転自在に軸支されるとともに、前記樹脂通路が可塑化射
    出装置側から金型側に向かって回転軸心に対して偏心さ
    せて穿設されたロータリーノズルである請求項1記載の
    射出成形機。
  4. 【請求項4】 前記移動ノズル装置の駆動装置は、前記
    スライドベースに固定されたフレームに回動可能に軸支
    された伸縮手段と、前記伸縮手段に連結された前記移動
    ノズル装置のノズル本体を褶動可能にガイドするガイド
    レールとからなり、 前記ノズル本体は、前記フレームに回転可能に軸支され
    る回動ノズルである請求項1記載の射出成形機。
  5. 【請求項5】 前記退避手段は、前記スライドベースに
    固定され、固定プラテンに接するコイルバネである請求
    項1記載の射出成形装置。
  6. 【請求項6】 前記退避手段は、前記スライドベースに
    固定され、固定プラテンに接するシリンダである請求項
    1記載の射出成形装置。
  7. 【請求項7】 前記伸縮手段は、シリンダである請求項
    2又は4記載の射出成形機。
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