JPH07214618A - 射出成形機におけるチェックリングの開閉装置 - Google Patents
射出成形機におけるチェックリングの開閉装置Info
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- JPH07214618A JPH07214618A JP860294A JP860294A JPH07214618A JP H07214618 A JPH07214618 A JP H07214618A JP 860294 A JP860294 A JP 860294A JP 860294 A JP860294 A JP 860294A JP H07214618 A JPH07214618 A JP H07214618A
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- Japan
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- screw
- screw head
- check ring
- screw shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チェックリングを強制的に閉じることにより
溶融樹脂の逆流を防止する。 【構成】 スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの
後端部に固着したピストンを係合して、スクリュ軸の先
端凹部内にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装す
るとともに、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を
配してチェックリングの強制開閉を可能にする。
溶融樹脂の逆流を防止する。 【構成】 スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの
後端部に固着したピストンを係合して、スクリュ軸の先
端凹部内にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装す
るとともに、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を
配してチェックリングの強制開閉を可能にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスクリュとスクリュヘッ
ド間で前後移動自在に間挿されたチェックリングを強制
開閉することによって溶融樹脂の逆流を防止するように
した射出成形機におけるチェックリングの開閉装置に関
するものである。
ド間で前後移動自在に間挿されたチェックリングを強制
開閉することによって溶融樹脂の逆流を防止するように
した射出成形機におけるチェックリングの開閉装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】プラスチック製品を成形する射出成形機
において、インラインスクリュタイプのものは加熱シリ
ンダ内に装着された１本のスクリュのみで樹脂の溶融と
金型キャビティへの射出を行っている。
において、インラインスクリュタイプのものは加熱シリ
ンダ内に装着された１本のスクリュのみで樹脂の溶融と
金型キャビティへの射出を行っている。
【０００３】ペレット状の樹脂を溶融し、溶融した樹脂
をスクリュヘッド前部に貯留する計量工程においては、
スクリュ溝部で溶融された樹脂が前方へ流動していくた
めの樹脂流路を確保する必要がある。
をスクリュヘッド前部に貯留する計量工程においては、
スクリュ溝部で溶融された樹脂が前方へ流動していくた
めの樹脂流路を確保する必要がある。
【０００４】また、スクリュヘッド前部に貯留された溶
融樹脂を金型キャビティ内へ射出充填する射出工程で
は、溶融樹脂がスクリュ後部に逆流しないように、前記
樹脂流路を遮断する必要がある。
融樹脂を金型キャビティ内へ射出充填する射出工程で
は、溶融樹脂がスクリュ後部に逆流しないように、前記
樹脂流路を遮断する必要がある。
【０００５】このため、スクリュ前部にはチェックシー
トと呼ばれる部品を固着するとともに、スクリュヘッド
とチェックシート間で自由に移動可能なチェックリング
が配設されている。
トと呼ばれる部品を固着するとともに、スクリュヘッド
とチェックシート間で自由に移動可能なチェックリング
が配設されている。
【０００６】このチェックリングは、計量工程時にはス
クリュ後方から前方に向って流動する溶融樹脂によっ
て、スクリュヘッド側に押されて移動し、チェックシー
トとチェックリング間には樹脂流路が確保されるように
なる。
クリュ後方から前方に向って流動する溶融樹脂によっ
て、スクリュヘッド側に押されて移動し、チェックシー
トとチェックリング間には樹脂流路が確保されるように
なる。
【０００７】また、射出工程時には、スクリュが前進す
ることによりチェックリングは取り残される形でチェッ
クリングはチェックシート側に移動して密着することに
よって樹脂流路が遮断され逆流が防止できるようになっ
ている。
ることによりチェックリングは取り残される形でチェッ
クリングはチェックシート側に移動して密着することに
よって樹脂流路が遮断され逆流が防止できるようになっ
ている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出工程に
伴ってスクリュが前進し始めると、チェックリングとチ
ェックシート間に生じた樹脂圧力や、溶融樹脂の高粘度
によってチェックリングもある程度一緒に前進してしま
うため、チェックリングによる樹脂流路の遮断が遅れ、
その間、樹脂の逆流現象が発生する。
伴ってスクリュが前進し始めると、チェックリングとチ
ェックシート間に生じた樹脂圧力や、溶融樹脂の高粘度
によってチェックリングもある程度一緒に前進してしま
うため、チェックリングによる樹脂流路の遮断が遅れ、
その間、樹脂の逆流現象が発生する。
【０００９】このことにより、スクリュ前進開始時間と
樹脂が金型内に流入を開始する時間にずれが生じること
になり、理論上と実際の充填完了時間や射出充填に必要
なスクリュの射出ストロークがくい違うことになる。
樹脂が金型内に流入を開始する時間にずれが生じること
になり、理論上と実際の充填完了時間や射出充填に必要
なスクリュの射出ストロークがくい違うことになる。
【００１０】充填完了時間や射出ストロークのバラツキ
は後述する保圧工程開始時間のバラツキとなり、この結
果成形品の品質のバラツキの原因となる。
は後述する保圧工程開始時間のバラツキとなり、この結
果成形品の品質のバラツキの原因となる。
【００１１】特にＣＡＥ（コンピュータ支援技術）計算
などを利用して最適な射出条件を厳密に算出しても射出
充填開始の初期状態が当初の理論上とくい違えば、その
後の状態も変化し所望する良質の成形品は得られないば
かりか、高度なＣＡＥ計算も無駄となる。
などを利用して最適な射出条件を厳密に算出しても射出
充填開始の初期状態が当初の理論上とくい違えば、その
後の状態も変化し所望する良質の成形品は得られないば
かりか、高度なＣＡＥ計算も無駄となる。
【００１２】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、射出開始前にチェックリングを強制的に閉じること
により溶融樹脂の逆流を防止するようにした射出成形機
におけるチェックリングの開閉装置を提供することを目
的とするものである。
で、射出開始前にチェックリングを強制的に閉じること
により溶融樹脂の逆流を防止するようにした射出成形機
におけるチェックリングの開閉装置を提供することを目
的とするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明ではスクリュ軸の先端部とスクリュヘッドの
後端部間で前後進可能に設けたチェックリングであっ
て、スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの後端部
に固着したピストンを係合してスクリュヘッドを前後移
動自在に設け、前記ピストンとスクリュ軸の先端凹部間
にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装するととも
に、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を配し、前
記電磁石の励磁によってスクリュヘッドを後退可能に設
けて前記スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド後端部間
でチェックリングの強制開閉を可能にした。
め、本発明ではスクリュ軸の先端部とスクリュヘッドの
後端部間で前後進可能に設けたチェックリングであっ
て、スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの後端部
に固着したピストンを係合してスクリュヘッドを前後移
動自在に設け、前記ピストンとスクリュ軸の先端凹部間
にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装するととも
に、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を配し、前
記電磁石の励磁によってスクリュヘッドを後退可能に設
けて前記スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド後端部間
でチェックリングの強制開閉を可能にした。
【００１４】
【作用】本発明では、スクリュヘッドを電磁石の励磁や
ばねの伸張力を利用して前後進させてチェックリングを
挟み込んだり、開放したりすることによりチェックリン
グを強制的に開閉するようにしたので、射出工程開始時
のチェックリングの閉まり遅れによる溶融樹脂の逆流が
防止されるため、理想的な射出動作を行うことができ
る。
ばねの伸張力を利用して前後進させてチェックリングを
挟み込んだり、開放したりすることによりチェックリン
グを強制的に開閉するようにしたので、射出工程開始時
のチェックリングの閉まり遅れによる溶融樹脂の逆流が
防止されるため、理想的な射出動作を行うことができ
る。
【００１５】
【実施例】以下に本発明に係る射出成形機におけるチェ
ックリングの開閉装置の具体的実施例を図面を参照して
詳細に説明する。図１は本発明に係る１実施例の射出装
置の要部構成を簡略化して示す概要図、図２は射出シリ
ンダ後部詳細断面図、図３は図２のさらに詳細な一部拡
大断面図、図４は電磁石に通電する接触端子部の詳細断
面図、図５はチェックリングの開状態を示す説明図、図
６はチェックリングの強制的な閉状態を示す説明図であ
る。
ックリングの開閉装置の具体的実施例を図面を参照して
詳細に説明する。図１は本発明に係る１実施例の射出装
置の要部構成を簡略化して示す概要図、図２は射出シリ
ンダ後部詳細断面図、図３は図２のさらに詳細な一部拡
大断面図、図４は電磁石に通電する接触端子部の詳細断
面図、図５はチェックリングの開状態を示す説明図、図
６はチェックリングの強制的な閉状態を示す説明図であ
る。
【００１６】図１において、射出装置３０を構成する加
熱シリンダ３内にはスクリュ１が回転から進退自在に挿
入されており、加熱シリンダ３の先端にはノズル４が取
付けられており、また後端にはスクリュ１を軸方向移動
が可能で回転自在に取付けたピストン１９を挿入した射
出シリンダ２０が取付けてある。
熱シリンダ３内にはスクリュ１が回転から進退自在に挿
入されており、加熱シリンダ３の先端にはノズル４が取
付けられており、また後端にはスクリュ１を軸方向移動
が可能で回転自在に取付けたピストン１９を挿入した射
出シリンダ２０が取付けてある。
【００１７】射出シリンダ２０の油圧室９はロッド側油
圧室９ａとヘッド側油圧室９ｂから構成されており、こ
の油圧室９は図示省略した油圧ポンプ１０から作動油が
供給され油圧作動バルブ１１で制御される。この油圧作
動バルブ１１は、ロッド側油圧室９ａに通じるロッド側
油圧作動バルブ１１ａとヘッド側油圧室９ｂに通じるヘ
ッド側油圧作動バルブ１１ｂから構成されている。
圧室９ａとヘッド側油圧室９ｂから構成されており、こ
の油圧室９は図示省略した油圧ポンプ１０から作動油が
供給され油圧作動バルブ１１で制御される。この油圧作
動バルブ１１は、ロッド側油圧室９ａに通じるロッド側
油圧作動バルブ１１ａとヘッド側油圧室９ｂに通じるヘ
ッド側油圧作動バルブ１１ｂから構成されている。
【００１８】また、符号８はスクリュ１の前後進距離を
測定するスクリュ位置センサである。スクリュ１の先端
にはチェックシート１ａを置いてスクリュヘッド２７が
螺着されており、スクリュヘッド２７は先端に向かった
略円錐形状で同円錐形状の後側（図中右側）は段状にな
って小径になり、この小径部２７ａは前方小径部２７ｂ
と後方小径部２７ｃから構成され、この前方小径部２７
ｂには軸方向摺動が自在なチェックリング２が挿入され
ている。
測定するスクリュ位置センサである。スクリュ１の先端
にはチェックシート１ａを置いてスクリュヘッド２７が
螺着されており、スクリュヘッド２７は先端に向かった
略円錐形状で同円錐形状の後側（図中右側）は段状にな
って小径になり、この小径部２７ａは前方小径部２７ｂ
と後方小径部２７ｃから構成され、この前方小径部２７
ｂには軸方向摺動が自在なチェックリング２が挿入され
ている。
【００１９】スクリュヘッド２７の小径部２７ａの途中
にはピストン２４が固着され、図４に示すようにスクリ
ュ１の前端部にシリンダ状の空間部２２に係合させて、
ここに前記ピストン２４を摺動自在に配設している。
にはピストン２４が固着され、図４に示すようにスクリ
ュ１の前端部にシリンダ状の空間部２２に係合させて、
ここに前記ピストン２４を摺動自在に配設している。
【００２０】前記後方小径部２７ｃの外周には伸縮自在
なばね２６が弾装してある。また、前記シリンダ状の空
間部２２の後方には電磁石２３が配設され、図２に示す
ようにこの電磁石２３からスクリュ１の中心部の軸芯に
沿って射出シリンダ２０の後部に至る長さまで透孔２８
が穿設されている。
なばね２６が弾装してある。また、前記シリンダ状の空
間部２２の後方には電磁石２３が配設され、図２に示す
ようにこの電磁石２３からスクリュ１の中心部の軸芯に
沿って射出シリンダ２０の後部に至る長さまで透孔２８
が穿設されている。
【００２１】この透孔２８は図２に示すように後方でＬ
字状に曲げてあり、成形機制御装置３２に接続された導
線２５を介して、スクリュ１の回動状態下で電磁石２３
に常時通電可能なように射出シリンダ２０の後方に環状
路１２を設け、この環状路１２に沿って接触端子２９が
配設してある。一方、導線２５の端部にはブラシ２１が
配設され、スクリュ１の回転時にこのブラシ２１も接触
端子２９に摺擦しながら同時回転し、スクリュ１の回転
中でも通電可能となっている。
字状に曲げてあり、成形機制御装置３２に接続された導
線２５を介して、スクリュ１の回動状態下で電磁石２３
に常時通電可能なように射出シリンダ２０の後方に環状
路１２を設け、この環状路１２に沿って接触端子２９が
配設してある。一方、導線２５の端部にはブラシ２１が
配設され、スクリュ１の回転時にこのブラシ２１も接触
端子２９に摺擦しながら同時回転し、スクリュ１の回転
中でも通電可能となっている。
【００２２】符号１５はホッパ、１５ａは樹脂ペレッ
ト、１８はスクリュヘッド前部、３２は成形機制御装置
をそれぞれ示す。
ト、１８はスクリュヘッド前部、３２は成形機制御装置
をそれぞれ示す。
【００２３】次に本発明の射出成形機におけるチェック
リングの開閉装置の動作について説明する。計量工程開
始前にスクリュ１を回動し、かつ後退させながらスクリ
ュ１の後方側からスクリュヘッド前部１８へ溶融樹脂を
移動しながら一定量の溶融樹脂を貯留するために、電磁
石２３を消磁させてスクリュヘッド２７を図５に示すよ
うにばね２６の伸張力に打勝ってチェックシート１ａよ
り離間方向に移動しておく。この状態でスクリュ１を回
動しながら後退させると、チェックリング２は溶融樹脂
のスクリュ１の後方から前方への流れに押されてスクリ
ュヘッド２７の後部に押付けられ、樹脂通路は確保され
る。
リングの開閉装置の動作について説明する。計量工程開
始前にスクリュ１を回動し、かつ後退させながらスクリ
ュ１の後方側からスクリュヘッド前部１８へ溶融樹脂を
移動しながら一定量の溶融樹脂を貯留するために、電磁
石２３を消磁させてスクリュヘッド２７を図５に示すよ
うにばね２６の伸張力に打勝ってチェックシート１ａよ
り離間方向に移動しておく。この状態でスクリュ１を回
動しながら後退させると、チェックリング２は溶融樹脂
のスクリュ１の後方から前方への流れに押されてスクリ
ュヘッド２７の後部に押付けられ、樹脂通路は確保され
る。
【００２４】計量工程開始時に、スクリュ１は図１に示
す位置より左方にあり、油圧室９には油圧作動バルブ１
１により軽い背圧がかけられた状態でスクリュ１を回転
させると、ホッパ１５からペレット１５ａはスクリュ１
の右端側に供給され、このペレット１５ａはスクリュ１
により左方へ送られる間に溶融樹脂となってスクリュヘ
ッド前部１８に貯留される。
す位置より左方にあり、油圧室９には油圧作動バルブ１
１により軽い背圧がかけられた状態でスクリュ１を回転
させると、ホッパ１５からペレット１５ａはスクリュ１
の右端側に供給され、このペレット１５ａはスクリュ１
により左方へ送られる間に溶融樹脂となってスクリュヘ
ッド前部１８に貯留される。
【００２５】スクリュヘッド前部１８に貯留されるに従
ってスクリュ１は後退し、例えば図示しないリミットス
イッチがこれを検出するとスクリュ１の回転は停止して
溶融樹脂の計量は終了する。
ってスクリュ１は後退し、例えば図示しないリミットス
イッチがこれを検出するとスクリュ１の回転は停止して
溶融樹脂の計量は終了する。
【００２６】計量工程が完了すると、導線２５を通電し
て電磁石２３を励磁すると、ばね２６の伸張力に打勝っ
てスクリュヘッド２７はチェックシート１ａ側に引寄る
ように近接移動させる。このため、チェックリング２は
スクリュヘッド２７の後部とチェックシート１ａ間で挟
持されることにより樹脂通路は閉止される。（図６）
て電磁石２３を励磁すると、ばね２６の伸張力に打勝っ
てスクリュヘッド２７はチェックシート１ａ側に引寄る
ように近接移動させる。このため、チェックリング２は
スクリュヘッド２７の後部とチェックシート１ａ間で挟
持されることにより樹脂通路は閉止される。（図６）
【００２７】この状態でスクリュ１を回動させずに前進
させる、いわゆる射出工程を開始すると、計量工程によ
ってスクリュヘッド前部１８に貯留された樹脂はノズル
４を介して図示しない金型キャビティ部に射出充填され
る。
させる、いわゆる射出工程を開始すると、計量工程によ
ってスクリュヘッド前部１８に貯留された樹脂はノズル
４を介して図示しない金型キャビティ部に射出充填され
る。
【００２８】この後、金型を冷却すると、金型キャビテ
ィ部に射出充填された溶融樹脂は固化し、型開後製品を
取出し、１サイクルを完了する。
ィ部に射出充填された溶融樹脂は固化し、型開後製品を
取出し、１サイクルを完了する。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明では、スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド
の後端部間で前後進可能に設けたチェックリングであっ
て、スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの後端部
に固着したピストンを係合してスクリュヘッドを前後移
動自在に設け、前記ピストンとスクリュ軸の先端凹部間
にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装するととも
に、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を配し、前
記電磁石の励磁によってスクリュヘッドを後退可能に設
けて前記スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド後端部間
でチェックリングの強制開閉を可能にしたことにより、
閉まり遅れによるチェックリングの溶融樹脂の逆流が防
止できるため、理想的な射出工程が実現できる。
に、本発明では、スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド
の後端部間で前後進可能に設けたチェックリングであっ
て、スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの後端部
に固着したピストンを係合してスクリュヘッドを前後移
動自在に設け、前記ピストンとスクリュ軸の先端凹部間
にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装するととも
に、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を配し、前
記電磁石の励磁によってスクリュヘッドを後退可能に設
けて前記スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド後端部間
でチェックリングの強制開閉を可能にしたことにより、
閉まり遅れによるチェックリングの溶融樹脂の逆流が防
止できるため、理想的な射出工程が実現できる。
【図１】本発明に係る１実施例の射出装置の要部構成を
簡略化して示す概要図である。
簡略化して示す概要図である。
【図２】射出シリンダ後部詳細断面図である。
【図３】電磁石に通電する接触端子部の詳細断面図であ
る。
る。
【図４】スクリュ前部詳細断面図である。
【図５】チェックリングの開状態を示す説明図である。
【図６】チェックリングの強制的な閉状態を示す説明図
である。
である。
１ スクリュ １ａ チェックシート ２ チェックリング ３ 加熱シリンダ ４ ノズル ８ スクリュ位置センサ ９ 油圧室 ９ａ ロッド側油圧室 ９ｂ ヘッド側油圧室 １０ 油圧ポンプ １２ 環状路 １５ ホッパ １８ スクリュヘッド前部 １９ ピストン ２０ 射出シリンダ ２１ ブラシ ２２ シリンダ状の空間部 ２３ 電磁石 ２４ ピストン ２５ 導線 ２６ ばね ２７ スクリュヘッド ２７ａ 小径部 ２７ｂ 前方小径部 ２７ｃ 後方小径部 ２８ 透孔 ２９ 接触端子 ３０ 射出装置 ３１ スクリュヘッド後端部 ３２ 成形機制御装置
Claims (1)
- 【請求項１】 スクリュ軸の先端部とスクリュヘッドの
後端部間で前後進可能に設けたチェックリングであっ
て、スクリュ軸の先端凹部内にスクリュヘッドの後端部
に固着したピストンを係合してスクリュヘッドを前後移
動自在に設け、前記ピストンとスクリュ軸の先端凹部間
にスクリュヘッドを前進させ得るばねを弾装するととも
に、前記スクリュ軸の先端凹部後方に電磁石を配し、前
記電磁石の励磁によってスクリュヘッドを後退可能に設
けて前記スクリュ軸の先端部とスクリュヘッド後端部間
でチェックリングの強制開閉を可能にしたことを特徴と
する射出成形機におけるチェックリングの開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP860294A JPH07214618A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 射出成形機におけるチェックリングの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP860294A JPH07214618A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 射出成形機におけるチェックリングの開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214618A true JPH07214618A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11697521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP860294A Pending JPH07214618A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 射出成形機におけるチェックリングの開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214618A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107379407A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-11-24 | 宁波三顺机械设备科技有限公司 | 用于注塑机的物料处理机构 |
| CN107457957A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-12-12 | 宁波三顺机械设备科技有限公司 | 新型注塑机 |
| CN110625902A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-31 | 杨连芳 | 一种二次加热的节能注塑射胶设备 |
| CN112536995A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-03-23 | 杨慧 | 一种工件生产用模具进胶装置 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP860294A patent/JPH07214618A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107379407A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-11-24 | 宁波三顺机械设备科技有限公司 | 用于注塑机的物料处理机构 |
| CN107457957A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-12-12 | 宁波三顺机械设备科技有限公司 | 新型注塑机 |
| CN110625902A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-31 | 杨连芳 | 一种二次加热的节能注塑射胶设备 |
| CN110625902B (zh) * | 2019-10-24 | 2021-12-10 | 沪金(苏州)实业有限公司 | 一种二次加热的节能注塑射胶设备 |
| CN112536995A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-03-23 | 杨慧 | 一种工件生产用模具进胶装置 |
| CN112536995B (zh) * | 2020-11-19 | 2022-09-06 | 佛山市南海区百兴玩具有限公司 | 一种工件生产用模具进胶装置 |
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