JP4560980B2 - 射出成形機 - Google Patents

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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/20Injection nozzles
    • B29C45/23Feed stopping equipment
    • B29C45/231Needle valve systems therefor

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形機、特にニードル式シャットオフノズルを有する射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、射出成形機の成形サイクルは、射出、保圧、冷却、型開閉の順に繰り返される。射出、保圧、型開閉の間は可塑化装置は停止しており、冷却工程が始まると同時に、可塑化装置のスクリューを駆動して樹脂を可塑化し、リザーバ内に可塑化された樹脂を送り込む(計量する)ようになっている。リザーバとは射出装置のシリンダの前部に設けられた1ショット分の樹脂を溜めておくための部屋のことである。
【0003】
このような成形サイクルの中で、可塑化工程で樹脂がリザーバに溜められるまでの間や、射出工程後、金型を開く時などに、シリンダ内の溶融樹脂が漏れ出るのを防止するため、シリンダの先頭部にはニードル弁によって開閉できるシャットオフノズルが設けられている。
【0004】
従来のニードル弁の駆動方式としては、図7に示す直進カム式、図8に示す直動式、図9に示すてこ式などがある。直進カム式は、カム70を横方向に移動させ、カム70に接するカムフォロワ72を有するニードル弁71を前進移動させるものである。また、直動式は、直動式アクチュエータ73によってニードル弁74を直接前後移動させるものである。てこ式は、ニードル弁75の後端部に揺動リンク76の一端を連結し、リンク76の他端をアクチュエータ77によって操作することにより、ニードル弁75を前後に移動させるものである。
いずれの方式も、ニードル弁を閉じる時にアクチュエータの力を利用し、ニードル弁を開く時には樹脂を射出する時に生じる樹脂圧を利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、直進カム式の場合には、カム70とカムフォロワ72との摩擦がニードル弁71に倒れ方向のモーメントとして作用するため、ニードル弁71の摺動案内部が摩耗しやすいという問題がある。
直動式の場合には、アクチュエータ73の駆動能力と同等の力しかニードル弁74に伝えることができない。また、シャットオフノズルを閉じる時にはニードル弁74に大きな負荷がかかるので、低速で移動させるのが望ましいが、アクチュエータ73の動きが直接的にニードル弁74に伝えられるので、アクチュエータ73の動作速度を制御しなければならない。
てこ式の場合には、ニードル弁75に作用するモーメントは直進カム式に比べて小さいが、てこ機構のみでは閉鎖時にニードル弁75を減速させる機能はない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、簡単な構造で、シャットオフノズルの閉鎖時にニードル弁にかかる負荷を軽減できる射出成形機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、可塑化装置によって可塑化された樹脂を、ニードル弁を有するシャットオフノズルを介して金型へ射出する射出成形機において、上記ニードル弁を前後に駆動させてシャットオフノズルを開閉するニードル弁駆動装置が設けられ、この駆動装置は、上記ニードル弁に連結された揺動レバーと、この揺動レバーと接触してレバーを揺動させる偏心カムと、偏心カムを回転させる回転駆動手段とからなるニードル弁駆動装置を備え、上記ニードル弁がシャットオフノズルを閉鎖する瞬間のニードル弁の移動速度が、閉鎖方向への移動途中のニードル弁の移動速度より小さくなるように偏心カムの形状を設定したことを特徴とする。
【0008】
可塑化装置で可塑化された樹脂は、シャットオフノズルを介して金型へ射出される。シャットオフノズルはニードル弁によって開閉されるが、ニードル弁を前後に駆動するニードル弁駆動装置を揺動レバーと偏心カムと回転駆動手段とで構成し、ニードル弁がシャットオフノズルの閉鎖する瞬間のニードル弁の移動速度が、閉鎖方向への移動途中のニードル弁の移動速度より小さくなるように偏心カムの形状を設定してある。そのため、ニードル弁に大きな負荷がかかるシャットオフノズルの閉鎖時に、ニードル弁を低速で移動させ、ニードル弁にかかる負荷を軽減できる。したがって、ニードル弁の先端の摩耗や破損を防止できる。
また、揺動レバーのレバー比を設定することによって、偏心カムを回転させる回転駆動手段の駆動力を増力してニードル弁に伝えることができる。
【0009】
請求項2のように、偏心カムを偏心位置に回転軸を有する円形カムとし、揺動レバーに少なくともニードル弁の閉鎖動作時に偏心カムが接する接触面を設け、揺動レバーの揺動中心からニードル弁との連結点までの距離L1 に比べて、揺動中心から偏心カムとの接触点までの距離L2 を長くするのがよい。
円形カムの偏心軸を回転させると、円形カムの外周面が揺動レバーの接触面を押し、始端部および終端部で低速で、中間点では高速で揺動レバーを揺動させる。
そのため、ニードル弁も全開位置および全閉位置では低速で移動し、中間点では高速に移動でき、望ましい特性を得ることができる。
また、回転駆動手段の回転速度は一定であっても上記の特性を得ることができるので、回転駆動手段の速度制御が簡単である。
【0010】
請求項3のように、揺動レバーは偏心カムが内接する開口穴を有し、ニードル弁の閉鎖時に偏心カムと接する第1の接触面と、ニードル弁の開放時に偏心カムと接する第2の接触面とが、開口穴の対向する内側面に形成されているのが望ましい。すなわち、シャットオフノズルの閉鎖時には揺動レバーによってニードル弁を強く押圧する必要があるが、開放時には樹脂圧によって開放することも可能である。しかし、何らかの原因によってニードル弁が開かなくなることがあるので、上記のように揺動レバーの開口面に閉鎖時に偏心カムと接触する第1の接触面と開放時に接触する第2の接触面とを形成することで、ニードル弁を閉鎖方向および開放方向に確実に作動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図6は本発明に係る射出成形機の一例を示す。
この射出成形機はインラインスクリュー式成形機の例であり、樹脂を可塑化し、射出する可塑化・射出ユニットAと、射出された樹脂を冷却する金型ユニットBとで構成されている。
【0012】
可塑化・射出ユニットAを構成するシリンダ1は、図示しないヒータによって所定の樹脂溶融温度に加熱されている。シリンダ1の内部には、スクリュー2が回転可能にかつ軸方向移動可能に配置されており、ホッパ3から投入された樹脂を可塑化させ、前方へ送り出す機能を有する。シリンダ1の後部には、スクリュー2を前後に移動させる直動用アクチュエータ4と、スクリュー2を回転させる回転用アクチュエータ5とが設けられている。シリンダ1の前端に設けられた室1a(リザーバ)に可塑化された樹脂が溜まると、その量に応じて直動用アクチュエータ4によってスクリュー2が後退し、射出時には直動用アクチュエータ4によってスクリュー2を前進させ、リザーバ1a内の樹脂を後述するシャットオフノズル11に向かって射出する。シリンダ1は、アクチュエータ4,5と共に図示しない支持機構によってベース6上に前後移動自在に支持されており、ベース6上に固定された液圧シリンダ7によって、前後方向に作動される。この液圧シリンダ7は、射出後、シャットオフノズル11を固定側金型30から離すために用いられる。
【0013】
図2に示すように、シリンダ1の先端部にはマニホールド10を介してシャットオフノズル11が固定されており、シャットオフノズル11の内部はシリンダ1のリザーバ1aとマニホールド10に設けた通路10aを介して接続されている。なお、マニホールド10を省略してシャットオフノズル11をシリンダ1に直結することも可能である。シャットオフノズル11の中にはニードル弁12が前後方向に移動自在に挿入されており、シャットオフノズル11の後端部とニードル弁12との間には樹脂漏れを防止するシール部材13が介装されている。ニードル弁12の先端部にはシャットオフノズル11のノズル口11aを開閉自在なテーパ部12aが設けられており、ニードル弁12はニードル弁駆動装置15によって前後方向に駆動され、シャットオフノズル11を開閉する。ニードル弁駆動装置15は、ニードル弁12の後端部に連結された揺動レバー16と、この揺動レバー16と接触してレバー16を揺動させる偏心カム17と、偏心カム17を回転させる回転駆動手段18とで構成されている。回転駆動手段18はシャットオフノズル11、マニホールド10またはシリンダ1の側面に固定されている。回転駆動手段18としては、例えば約180°ずつ反転駆動するロータリーアクチュエータや、一方向に回転駆動するモータなどが使用される。
【0014】
ニードル弁12の後端部には、図3に示すように、細幅部12bを介して前後に凸部12c,12dが設けられている。揺動レバー16は支軸19を支点として揺動自在であり、その一端部には、ニードル弁12の細幅部12bが挿通される溝16aと、凸部12c,12dを受け入れる穴部16bとが設けられている。
ニードル弁12を閉じる時には、穴部16bの底面16b1 が後側の凸部12dを押し、ニードル弁12を開く時には、穴部16bの天井面16b2 が前側の凸部12cを引くようになっている。このようにニードル弁12と揺動レバー16とが点または線で接触することで、ニードル弁12と揺動レバー16とのなす角度が変化しても、揺動レバー16からニードル弁12に対して前後方向の力を伝えることができる。なお、ニードル弁12の開き力は、射出時の樹脂圧を利用することができるので、前側の凸部12cを省略することも可能である。
【0015】
図2に示すように、揺動レバー16の他端部には略長方形状の開口穴16cが形成され、この開口穴16cの前側面(第2の接触面)16c1 または後側面 (第1の接触面)16c2 に偏心カム17が内接している。偏心カム17は偏心位置に軸20を有する円形カムであり、この軸20が上記回転駆動手段18の駆動軸と連結されている。揺動レバー16の揺動中心(支軸)19からニードル弁12との連結点までの距離L1 に比べて、揺動中心19から偏心カム17との接触点までの距離L2 が長く設定されている。そのため、レバー比(L2 /L1 )によって偏心カム17から揺動レバー16に加わる力が、ニードル弁12に増力されて伝えられる。
図2は偏心カム17の最大径部が揺動レバー16の開口穴16cの前側面16c1 に接した状態を示し、この時、ニードル弁12はシャットオフノズル11を全開した状態にある。
なお、この実施例の回転駆動手段18は、偏心カム17を正逆方向に180°ずつ回転させるものである。つまり、偏心カム17は最大径部が開口穴16cの前側面16c1 に接した状態と、開口穴16cの後側面16c2 に接した状態との間で反転駆動され、その回転速度はほぼ一定とする。
【0016】
シャットオフノズル11の前方には、金型ユニットBが配置されている。金型ユニットBは固定側金型30と可動側金型31とを備えており、その間でキャビティが形成される。固定側金型30はベースプレート32を介して取付板33に固定されている。取付板33はベース6上に固定されている。シャットオフノズル11は取付板33およびベースプレート32を貫通して、固定側金型30に対して接離可能となっている。可動側金型31の背面にはベースプレート34を介して取付板35が固定されており、この取付板35に型締め用アクチュエータ36のシャフト36aが連結されている。型締め用アクチュエータ36の取付板37もベース6上に固定されており、この取付板37と固定側金型30の取付板33との間に複数本のガイドシャフト38が架設され、可動側金型31の取付板35はこれらガイドシャフト38に摺動自在にガイドされている。そのため、型締め用アクチュエータ36を駆動することによって、可動側金型31を固定側金型30に対して開閉することができる。
【0017】
ここで、上記構成よりなる射出成形機の動作を説明する。
まず、金型30,31の型締めを行った状態において、回転用アクチュエータ5によってスクリュー2を連続的に回転させ、ホッパー3から投入された樹脂材料を溶融しながらスクリュー2の螺旋にそって前方へ押し出す。これによって、可塑化された樹脂はリザーバ1aに溜められる。リザーバ1aに所定量の溶融樹脂を溜める間、ニードル弁駆動装置15によってニードル弁12を前進させておき、シャットオフノズル11を閉じておく。
【0018】
次に、ニードル弁駆動装置15によってニードル弁12を後退させ、シャットオフノズル11を開くと共に、直動用アクチュエータ4を駆動してシリンダ1のリザーバ1aに溜められた溶融樹脂をシャットオフノズル11を介して金型30,31内へ射出する。射出後、保圧、金型冷却を行う。
【0019】
金型30,31の冷却後、ニードル弁12を前進させ、シャットオフノズル11を閉じるとともに、金型30,31を開き、金型内で成形された成形品を取り出す。成形品を取り出した後、再び金型30,31を閉じる。そして、ニードル弁駆動装置15によってニードル弁12を後退させ、シャットオフノズル11を開き、シリンダ1のリザーバ1aに溜められた溶融樹脂をシャットオフノズル11を介して金型30,31へ射出する。以後、同様の動作を繰り返す。
【0020】
次に、ニードル弁12の動作を図4に従って説明する。
図4の(a)〜(c)に示すように、偏心カム17の回転に伴って、ニードル弁12は全開位置〜中間位置〜全閉位置へと連続的に移動する。図5は偏心カム17を定速度で回転させた時のニードル弁12の位置と時間との関係を示し、図6はニードル弁12の移動速度と時間との関係を示す。図5,図6には、比較のために従来の直動式の動作も示してある。
【0021】
図4から明らかなように、全閉位置(0mm)では偏心カム17の最大径部が揺動レバー16の開口穴16cの前側面16c1 に接している。この状態から偏心カム17が矢印方向に回転し始めると、偏心カム17の回転中心から揺動レバー16との接触点までの距離が緩やかに変化するので、ニードル弁12の初速がほぼ0である。そして、偏心カム17の回転角の変化に伴って、偏心カム17の回転中心から揺動レバー16との接触点までの距離が大きく変化するようになるので、ニードル弁12は徐々に加速しながら中間点(2.63mm)で最高速度に達する。そして、全開位置(5.26mm)へ近づくに従い減速し、再び偏心カム17の回転中心から揺動レバー16との接触点(後側面16c2 )までの距離が緩やかに変化するので、やがて全開位置での終速はほぼ0となる。また、全開位置から全閉位置へのニードル弁12の動きは、上記と逆になる。
上記のようなニードル弁12の動きは図5,図6から明らかである。
【0022】
従来の直動式のような速度制御を伴わない安価なアクチュエータを使用すると、図6に示すように、ニードル弁の始動直後に最高速度に達し、停止直前まで最高速度を維持するので、全閉位置に達した時にニードル弁がシャットオフノズルに強く衝突し、摩耗や破損を起こしやすい。これに対し、本発明では偏心カム17の作用によって、ニードル弁12は全閉位置付近および全開位置付近での移動速度がほぼ0であるから、ニードル弁12の負荷を軽減でき、ニードル弁12の破損や摩耗を低減できる。また、中間点では高速で移動するので、シャットオフノズル11を高速で開閉できる。
【0023】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々変更が可能であることは言うまでもない。
本発明にかかる射出成形機は、実施例のようなインラインスクリュー式成形機に限らないことは勿論であり、公知の種々の形式の成形機に適用できる。
本発明にかかる偏心カムは、円形カムに限るものではなく、必要に応じてその外形形状を変更することができる。少なくとも、ニードル弁がシャットオフノズルの閉鎖する瞬間のニードル弁の移動速度が、閉鎖途中のニードル弁の移動速度より小さくなるように偏心カムの形状を設定すればよい。
また、上記実施例では揺動レバーに対向する2つの接触面を設け、偏心カムがニードル弁の前進時と後退時とで異なる接触面に接触する例を示したが、ニードル弁の後退を樹脂圧によって行う場合には、揺動レバーと偏心カムとを接触させる必要はない。この場合には、揺動レバーと偏心カムとの接触は、ニードル弁の前進時(閉鎖時)のみでよい。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、ニードル弁を前後に駆動させてシャットオフノズルを開閉するニードル弁駆動装置として、揺動レバーと偏心カムと回転駆動手段とで構成し、ニードル弁がシャットオフノズルの閉鎖する瞬間のニードル弁の移動速度が、閉鎖途中のニードル弁の移動速度より小さくなるように偏心カムの形状を設定したので、ニードル弁に大きな負荷がかかるシャットオフノズルの閉鎖時に、ニードル弁を低速で移動させ、ニードル弁にかかる負荷を軽減できる。したがって、ニードル弁の先端の摩耗や破損を防止できる。また、揺動レバーのレバー比によって、偏心カムを回転させる回転駆動手段の駆動力を増力してニードル弁に伝えることができるので、回転駆動手段の駆動力を小さくでき、小型の回転駆動手段を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる射出成形機の一例の全体断面図である。
【図2】図1のX部の拡大図である。
【図3】ニードル弁と揺動レバーとの連結部の斜視図である。
【図4】ニードル弁の開閉動作を示す動作図である。
【図5】本発明と従来例(直動式)との変位特性の比較図である。
【図6】本発明と従来例(直動式)との速度特性の比較図である。
【図7】従来の直進カム式ニードル弁の概略図である。
【図8】従来の直動式ニードル弁の斜視図である。
【図9】従来のてこ式ニードル弁の概略図である。
【符号の説明】
A 可塑化・射出ユニット
B 金型ユニット
11 シャットオフノズル
12 ニードル弁
15 ニードル弁駆動装置
16 揺動レバー
17 偏心カム
18 回転駆動手段

Claims (3)

  1. 可塑化装置によって可塑化された樹脂を、ニードル弁を有するシャットオフノズルを介して金型へ射出する射出成形機において、
    上記ニードル弁を前後に駆動させてシャットオフノズルを開閉するニードル弁駆動装置が設けられ、このニードル弁駆動装置は、
    上記ニードル弁に連結された揺動レバーと、この揺動レバーと接触してレバーを揺動させる偏心カムと、偏心カムを回転させる回転駆動手段とを備え、
    上記ニードル弁がシャットオフノズルを閉鎖する瞬間のニードル弁の移動速度が、閉鎖方向への移動途中のニードル弁の移動速度より小さくなるように偏心カムの形状を設定したことを特徴とする射出成形機。
  2. 上記偏心カムは偏心位置に回転軸を有する円形カムであり、
    上記揺動レバーは、少なくともニードル弁の閉鎖動作時に上記偏心カムが接する接触面を有し、
    上記揺動レバーの揺動中心からニードル弁との連結点までの距離L1 に比べて、揺動中心から偏心カムとの接触点までの距離L2 を長くしたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 上記揺動レバーは偏心カムが内接する開口穴を有し、
    上記ニードル弁の閉鎖時に偏心カムと接する第1の接触面と、ニードル弁の開放時に偏心カムと接する第2の接触面とが、上記開口穴の対向する内側面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形機。
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