JP3501099B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3501099B2
JP3501099B2 JP2000139810A JP2000139810A JP3501099B2 JP 3501099 B2 JP3501099 B2 JP 3501099B2 JP 2000139810 A JP2000139810 A JP 2000139810A JP 2000139810 A JP2000139810 A JP 2000139810A JP 3501099 B2 JP3501099 B2 JP 3501099B2
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義久 島田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用の
電気接続箱に係り、詳しくは、複数のバスバーが絶縁基
板を介して電気的に隔絶した状態で積層組み付けされる
配線板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電気回路に使用されるジ
ャンクションボックス、リレーボックス、ヒュージブル
リンクボックス、電気制御ユニット等の各種電気接続箱
が種々提案されている。
【0003】図5に示すように、電気接続箱の一部をな
す箱本体41は、配線板42に対してアッパケース43
とロアケース44とを嵌合させることによって構成され
ている。配線板42は、バスバー45と絶縁基板46と
を電気的に隔絶した状態で交互に積層組み付けすること
によって構成されている。絶縁基板46には貫通孔47
が設けられている。バスバー45には端子片45aが屈
曲形成されている。端子片45aは貫通孔47及びアッ
パケース43に設けられた挿通孔48を挿通している。
その結果、端子片45aはアッパケース43の上面に設
けられたコネクタ49の底面から突出する。この端子片
45aの突出部分には、図示しない電気部品のメス端子
が接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アッパケー
ス43に設けられるコネクタ49は、これまで最も小型
なもので090型であった。しかし近年、高密度化、小
型化というニーズに対し、090型より更に小型である
040型コネクタを電気接続箱に搭載する必要が生じて
きた。そのため、従来の090型端子に代わり、040
型端子を使用することが必要になった。ところが、04
0型端子を形成する場合、端子片45aの板厚が小さい
ため強度に劣り、同端子片45aが腰折れしてしまうと
いう問題があった。また、貫通孔47の幅は、各絶縁基
板46について等しいか、または図5のように下層側の
絶縁基板46になるに従って小さくなっていた。そのた
め、端子片45aを貫通孔47の正しい位置に挿通させ
ることが困難であった。
【0005】また、図6に示すように、近年、配線板4
2は多層化される傾向にあった。そのため、端子片45
aはこれまでよりも長くなる傾向にあり、端子片45a
を貫通孔47の正しい位置に挿通する作業が一層困難に
なるという問題があった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、端子片を正しい位置に挿通する作
業が容易なため、簡単に作製することができる電気接続
箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、屈曲形成された端子
片を有するバスバーと絶縁基板とを、前記端子片を前記
絶縁基板に設けられた貫通孔に対して挿通させながら、
前記バスバーと前記絶縁基板とを交互に積層組み付けし
た配線板に対して、前記端子片をアッパケースに設けら
れた挿通孔に挿通させた状態で、前記アッパケースとロ
アケースとを嵌合するようにした電気接続箱において、
前記貫通孔の幅を下層側の前記絶縁基板になるに従って
大きくし、前記絶縁基板または前記ロアケースの底部
に、端子片矯正用リブを前記端子片の屈曲部に隣接する
ように突設したことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記アッパケ
ースにおける前記挿通孔形成部分の板厚を、前記絶縁基
板の板厚よりも大きくするとともに、前記挿通孔の幅を
前記貫通孔の幅よりも小さくして、前記バスバーの幅と
ほぼ同一の大きさにしたことを要旨とする。
【0009】 請求項3に記載の発明では、前記貫通孔
または前記挿通孔の下端部にテーパ状の挿入ガイドを形
成したことを要旨とする
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、端子片を絶縁基板
における貫通孔に挿入する場合において、端子片が絶縁
基板における貫通孔の内壁面に案内される。よって、端
子片の傾きがある程度矯正される。この端子片を上層側
の絶縁基板における貫通孔に挿入する場合において、端
子片が上層側の絶縁基板における貫通孔の内壁面に案内
される。よって、端子片の傾きがさらに矯正される。こ
のようにして、端子片及び絶縁基板の挿通作業と同時
に、端子片が徐々に直立するように矯正される。従っ
て、端子片を正しい位置に挿通する作業を効率よく行う
ことができ、電気接続箱を簡単に作製することができ
る。
【0011】請求項2に記載の発明によると、挿通孔の
幅は貫通孔の幅よりも小さく、同挿通孔の幅は端子片の
板厚とほぼ同一の大きさになっている。つまり、貫通孔
の幅は、端子片の板厚よりも大きくなっている。よっ
て、端子片が腰折れした場合においても、端子片は貫通
孔の正しい位置に挿通される。ゆえに、電気接続箱を簡
単に作製することができる。また、アッパケースにおけ
る挿通孔形成部分の板厚は、絶縁基板の板厚よりも大き
くなっている。よって、端子片は板厚の大きい場所に挿
通される。従って、端子片を確実に矯正することができ
る。
【0012】請求項3に記載の発明によると、配線板に
アッパケースを取付ける場合や絶縁基板を積層する場合
において、端子片が挿入ガイドの内壁面に案内される。
よって、端子片の傾きがより確実に矯正される。その結
果、端子片が貫通孔または挿通孔にスムーズに挿通され
る。従って、端子片の挿通作業をより効率よく行うこと
ができる。
【0013】 また、各請求項記載の発明によると、
絶縁基板またはロアケースの底部にバスバーを配置する
ときに、端子片の屈曲部が端子片矯正用リブと接触する
ことによって矯正される。従って、端子片をより確実に
矯正することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した自動車用の電気接続箱の第1実施形態を図1
及び図2に基づき詳細に説明する。
【0015】図1に示すように、電気接続箱を構成する
箱本体12は合成樹脂によって直方体状に形成されてい
る。その箱本体12は、それぞれアッパケース18及び
ロアケース19を配線板20に被せることによって構成
されている。ロアケース19の外側面における上端部に
は、係止突起21が複数箇所に設けられている。ロアケ
ース19の下面には、複数の図示しない外部コネクタが
設けられている。各外部コネクタには図示しない電線が
接続されている。
【0016】また、図2に示すように、アッパケース1
8の内側面における下端部には、係止溝25が前記係止
突起21と対応するように配設されている。アッパケー
ス18の上面には略長方形状のコネクタ装着部26が複
数箇所に設けられている。各コネクタ装着部26には図
示しないコネクタが装着される。
【0017】各コネクタ装着部26の内側底面には、挿
通孔28が複数箇所に設けられている。挿通孔28の深
さは、アッパケース18の上面における板厚と同一の大
きさになっている。各挿通孔28の下端部には、挿入ガ
イドとしてのテーパ部29が設けられている。
【0018】図1及び図2に示すように、箱本体12の
内部には配線板20が収容されている。配線板20は、
合成樹脂製の絶縁基板30と金属製のバスバー31とを
電気的に隔絶した状態で交互に積層組み付けすることに
よって構成されている。この第1実施形態において、配
線板20は、3層の絶縁基板30と4層のバスバー31
とからなっている。
【0019】各バスバー31には端子片としてのオスタ
ブ31aが屈曲形成されている。このオスタブ31a
は、バスバー31に対して直立している。オスタブ31
aの板厚は、前記挿通孔28の幅よりもやや大きくなっ
ている。そのため、各オスタブ31aは挿通孔28に圧
入されている。そして、各オスタブ31aは前記アッパ
ケース18の上面から突出している。前記箱本体12が
作製された状態において、オスタブ31aは、コネクタ
装着部26内に配置されるようになっている。
【0020】各絶縁基板30において、各オスタブ31
aに対応する位置にはそれぞれ貫通孔32が設けられて
いる。貫通孔32の深さは、前記バスバー31の板厚よ
りもやや大きくなっている。貫通孔32の上端における
幅は、同貫通孔32の下端における幅と同一の大きさに
なっている。貫通孔32の幅は前記挿通孔28の幅より
も大きくなっている。また、貫通孔32の幅はオスタブ
31aの板厚よりも大きくなっている。貫通孔32の幅
は、下層側の絶縁基板30になるに従って一定の割合で
大きくなっている。つまり、貫通孔32の内壁面とオス
タブ31aとの間のクリアランスは、下層側の絶縁基板
30になるに従って大きくなっている。貫通孔32には
オスタブ31aが挿通されるようになっている。
【0021】次に、この第1実施形態の箱本体12を作
製する方法を詳述する。まず、絶縁基板30に設けられ
た貫通孔32に対して、バスバー31に設けられたオス
タブ31aを挿通させる。この場合、貫通孔32の幅
は、オスタブ31aの板厚よりも大きくなっている。そ
のため、オスタブ31aが腰折れした場合においても、
オスタブ31aが貫通孔32の内壁面に案内される。よ
って、オスタブ31aの傾きがある程度矯正される。こ
のオスタブ31aを上層側の絶縁基板30における貫通
孔32に挿入する場合において、オスタブ31aが上層
側の絶縁基板30における貫通孔32の内壁面に案内さ
れる。よって、オスタブ31aの傾きがさらに矯正され
る。このようにして、オスタブ31a及び絶縁基板30
の挿通作業と同時にオスタブ31aが徐々に直立するよ
うに矯正される。その結果、バスバー31と絶縁基板3
0とが積層されることにより配線板20が構成される。
【0022】次に、最上層の絶縁基板30から突出した
オスタブ31aを、アッパケース18に設けられた挿通
孔28に挿通させる。挿通孔28の下端部にはテーパ部
29が形成される。そのため、オスタブ31aはテーパ
部29の内壁面に案内される。そして、オスタブ31a
は挿通孔28の内壁面に圧入される。その結果、オスタ
ブ31aと挿通孔28の内壁面とがクリアランスのない
状態で密着する。アッパケース18における挿通孔28
の形成部分の板厚は、絶縁基板30の板厚よりも大きく
なっている。また、オスタブ31aは貫通孔32よりも
上側にある挿通孔28の内壁面によって挟持される。よ
って、オスタブ31aの基端に大きなモーメントが作用
した場合でも、オスタブ31aは確実に支持される。従
って、オスタブ31aの傾きがより確実に矯正される。
【0023】次に、アッパケース18に設けられた係止
溝25とロアケース19に設けられた係止突起21とを
係合させる。その結果、アッパケース18及びロアケー
ス19によって箱本体12が構成される。
【0024】従って、この第1実施形態によれば以下の
ような効果を得ることができる。 (1)貫通孔32の幅は、下層側の絶縁基板30に行く
に従って広がっている。そのため、オスタブ31aを絶
縁基板30における貫通孔32に挿入すると、オスタブ
31aが貫通孔32の内壁面に案内されることにより、
オスタブ31aの傾きがある程度矯正される。そして、
このオスタブ31aを上層側の絶縁基板30における貫
通孔32に挿入すると、オスタブ31aが貫通孔32の
内壁面に案内されて、オスタブ31aの傾きがさらに矯
正される。このようにして、オスタブ31a及び絶縁基
板30の挿通作業と同時に、オスタブ31aが徐々に直
立するように矯正される。従って、オスタブ31aを正
しい位置に挿通する作業を効率よく行うことができる。
【0025】(2)挿通孔28の幅は貫通孔32の幅よ
りも小さく、同挿通孔28の幅はオスタブ31aの板厚
よりもやや小さくなっている。つまり、貫通孔32の幅
は、オスタブ31aの板厚よりも大きくなっている。よ
って、オスタブ31aが腰折れした場合においても、オ
スタブ31aは貫通孔32の内壁面に正しく案内され
る。ゆえに、箱本体12を簡単に作製することができ
る。また、アッパケース18の上面における板厚は、絶
縁基板30の板厚よりも大きくなっている。よって、オ
スタブ31aは板厚の大きい場所に挿通される。従っ
て、オスタブ31aを確実に矯正することができる。
【0026】(3)挿通孔28の下端部にはテーパ部2
9が形成されている。配線板20にアッパケース18を
取り付ける場合において、最上層の絶縁基板30から突
出したオスタブ31aは、テーパ部29の内壁面に案内
される。よって、オスタブ31aの傾きがより確実に矯
正される。その結果、オスタブ31aが挿通孔28にス
ムーズに挿通される。従って、オスタブ31aと絶縁基
板30との挿通作業をより効率よく行うことができる。
【0027】(4)オスタブ31aの板厚は挿通孔28
の幅よりも僅かに大きくなっている。このため、挿通孔
28にはオスタブ31aが圧入される。よって、オスタ
ブ31aのガタツキを防ぐことができる。
【0028】(5)アッパケース18の板厚は、絶縁基
板30の板厚よりも大きくなっている。よって、挿通孔
28の下端部にテーパ部29を形成した場合において
も、アッパケース18の強度を保持することができる。
【0029】(6)オスタブ31aは挿通孔28の内壁
面によって挟持される。よって、オスタブ31aの基端
に大きなモーメントが作用した場合でも、オスタブ31
aは確実に支持される。従って、オスタブ31aをより
確実に固定することができる。 (第2実施形態)次に、本発明を具体化した自動車用の
電気接続箱の第2実施形態を図3に基づいて詳細に説明
する。ここでは第1実施形態と相違する点を主に述べ、
共通する点については同一部材番号を付すのみとしてそ
の説明を省略する。
【0030】図3に示すように、箱本体12を構成する
アッパケース18に設けられた挿通孔28には、挿入ガ
イドとしてのテーパ部29aが形成されている。テーパ
部29aの深さは、アッパケース18の上面における板
厚と同一の大きさになっている。
【0031】また、配線板20は、7層の絶縁基板30
と8層のバスバー31とを電気的に隔絶した状態で交互
に積層組み付けすることによって構成されている。即
ち、本実施形態の配線板20は、第1実施形態と比べて
多層化されている。各絶縁基板30の上面には凸部53
が設けられている。最上層の絶縁基板30に設けられた
凸部53は、挿通孔28に対応するように形成されてい
る。この凸部53の上面は、コネクタ装着部26の内側
底面と面一になっている。
【0032】各絶縁基板30に設けられた貫通孔32の
下端部には、挿入ガイドとしてのテーパ部29が形成さ
れている。そのため、貫通孔32の下端における幅は、
同貫通孔32の上端における幅の約2倍の大きさになっ
ている。最上層の絶縁基板30に設けられた貫通孔32
の幅は、バスバー31に屈曲形成されたオスタブ31a
の板厚よりもやや大きくなっている。換言すると、この
貫通孔32の内壁面とオスタブ31aの側面との間は、
所定のクリアランスを有した状態で離間されている。こ
の第2実施形態において、クリアランスの大きさは約
0.08mmとなっている。
【0033】また、バスバー31に屈曲形成されたオス
タブ31aの屈曲部52には、端子片矯正用リブ51が
隣接している。端子片矯正用リブ51の側面はロアケー
ス19の底部内側面に対して垂直になっており、そのよ
うな側面にはオスタブ31aの側面が当接している。端
子片矯正用リブ51は、箱本体12を構成するロアケー
ス19の底部内側面に突設されている。端子片矯正用リ
ブ51はロアケース19と一体形成されている。端子片
矯正用リブ51の上端面における高さは、絶縁基板30
の上面と同一の高さになっている。端子片矯正用リブ5
1の厚さは、貫通孔32の内壁面とオスタブ31aの側
面との間に生じるクリアランスよりもやや大きく設定さ
れている。
【0034】次に、この第2実施形態の箱本体12を作
製する方法を詳述する。まず、絶縁基板30に設けられ
た貫通孔32に対して、バスバー31に設けられたオス
タブ31aを挿通させる。貫通孔32の下端部にはテー
パ部29が形成される。そのため、オスタブ31aはテ
ーパ部29の内壁面に案内される。よって、オスタブ3
1aの傾きがある程度矯正される。このオスタブ31a
を上層側の絶縁基板30における貫通孔32に挿入する
場合において、オスタブ31aが上層側の絶縁基板30
におけるテーパ部29に案内される。よって、オスタブ
31aの傾きがさらに矯正される。このようにして、オ
スタブ31a及び絶縁基板30の挿通作業と同時にオス
タブ31aが徐々に直立するように矯正される。その結
果、バスバー31と絶縁基板30とが積層されることに
より配線板20が構成される。
【0035】次に、最上層の絶縁基板30から設けられ
た凸部53を、アッパケース18に設けられた挿通孔2
8に挿通させる。挿通孔28にはテーパ部29aが形成
される。そのため、凸部53はテーパ部29aの内壁面
に案内される。この状態において、アッパケース18と
ロアケース19とを係合させることにより箱本体12が
構成される。
【0036】従って、この第2実施形態によれば、前記
第1実施形態における上記(1)及び(5)に記載の効
果に加えて、以下のような効果を得ることができる。 (1)各貫通孔32の下端部にはテーパ部29が形成さ
れる。絶縁基板30を積層する場合において、オスタブ
31aはテーパ部29の内壁面に案内される。よって、
オスタブ31aの傾きがより確実に矯正される。その結
果、オスタブ31aが貫通孔32にスムーズに挿通され
る。従って、オスタブ31aと絶縁基板30との挿通作
業をより効率よく行うことができる。
【0037】(2)ロアケース19の底部にバスバー3
1を配置するときに、オスタブ31aの屈曲部52が端
子片矯正用リブ51と接触することによって矯正され
る。従って、オスタブ31aをより確実に矯正すること
ができる。
【0038】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・前記第1及び第2実施形態では、アッパケース18の
上面における全体の板厚は、絶縁基板30の板厚よりも
大きくなっていた。それに対して、図4に示すように、
アッパケース18において、挿通孔28が形成される部
分の板厚のみを大きくするようにしてもよい。また、ア
ッパケース18の上面に対する全体の板厚を、絶縁基板
30の板厚よりも小さくしてもよいし、同一の大きさに
してもよい。
【0039】・前記第1実施形態では、オスタブ31a
の板厚が挿通孔28の幅よりも僅かに大きくなってい
た。しかし、挿通孔28の幅がオスタブ31aの板厚と
同一の大きさになっていてもよい。このように構成すれ
ば、よりスムーズにオスタブ31aを挿入することがで
きる。
【0040】・前記第1実施形態では、挿通孔28の下
端部にはテーパ部29が形成されていた。また、前記第
2実施形態では、テーパ部29は貫通孔32の下端部に
も形成されていた。しかし、テーパ部29は設けられな
くてもよい。
【0041】・前記第2実施形態では、ロアケース19
の底部には、端子片矯正用リブ51がオスタブ31aの
屈曲部52に隣接するように突設されていた。しかし、
第1実施形態においても、ロアケース19の底部に、端
子片矯正用リブ51をオスタブ31aの屈曲部52に隣
接するように突設してもよい。
【0042】・前記第2実施形態では、端子片矯正用リ
ブ51はロアケース19の底部内側面に突設されてい
た。しかし、最下層の絶縁基板30の下面に端子片矯正
用リブ51を突設してもよいし、最下層のバスバー31
の下側に絶縁基板30を追加し、同絶縁基板30の上面
に端子片矯正用リブ51を突設してもよい。また、端子
片矯正用リブ51は設けられなくてもよい。
【0043】 次に、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項1〜3において、前記アッパケースの板厚
は、前記絶縁基板の板厚よりも大きくなっていることを
特徴とする電気接続箱。よって、技術的思想(1)によ
れば、アッパケースの強度を保持することができる。
【0044】 (2)請求項1〜3において、前記貫通
孔の幅は、前記端子片の板厚よりも大きいことを特徴と
する電気接続箱。よって、技術的思想(2)によれば、
電気接続箱を簡単に作製することができる。
【0045】 (3)請求項1〜3において、前記貫通
孔の幅の大きさが変化する割合を一定の大きさにしたこ
とを特徴とする電気接続箱。 (4)請求項1〜3において、前記端子片矯正用リブの
上端面の高さを、前記絶縁基板の上面と同一の高さにし
たことを特徴とする電気接続箱。
【0046】(5)屈曲形成された端子片を有するバス
バーと絶縁基板とを、同絶縁基板に設けるとともに、下
層側の前記絶縁基板になるに従って幅を大きくした貫通
孔に対して、前記端子片を挿通させながら前記バスバー
と前記絶縁基板とを交互に積層組み付けした配線板。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、端子片を正しい位置に挿通する作業を効
率よく行うことができ、電気接続箱を簡単に作製するこ
とができる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、電気接続
箱を簡単に作製することができる。また、端子片を確実
に矯正することができる。請求項3に記載の発明によれ
ば、端子片の挿通作業をより効率よく行うことができ
る。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における箱本体を示す分解斜視
図。
【図2】 同じく、箱本体を示す要部断面図。
【図3】 第2実施形態における箱本体を示す要部断面
図。
【図4】 別例における箱本体を示す要部断面図。
【図5】 従来技術における箱本体を示す要部断面図。
【図6】 同じく、箱本体を示す要部断面図。
【符号の説明】
12…電気接続箱を構成する箱本体、18…アッパケー
ス、19…ロアケース、20…配線板、28…挿通孔、
29,29a…挿入ガイドとしてのテーパ部、30…絶
縁基板、31…バスバー、31a…端子片としてのオス
タブ、32…貫通孔、51…端子片矯正用リブ、52…
屈曲部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16 H05K 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈曲形成された端子片を有するバスバーと
    絶縁基板とを、前記端子片を前記絶縁基板に設けられた
    貫通孔に対して挿通させながら、前記バスバーと前記絶
    縁基板とを交互に積層組み付けした配線板に対して、前
    記端子片をアッパケースに設けられた挿通孔に挿通させ
    た状態で、前記アッパケースとロアケースとを嵌合する
    ようにした電気接続箱において、 前記貫通孔の幅を下層側の前記絶縁基板になるに従って
    大きくし、前記絶縁基板または前記ロアケースの底部
    に、端子片矯正用リブを前記端子片の屈曲部に隣接する
    ように突設したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】前記アッパケースにおける前記挿通孔形成
    部分の板厚を、前記絶縁基板の板厚よりも大きくすると
    ともに、前記挿通孔の幅を前記貫通孔の幅よりも小さく
    して、前記バスバーの幅とほぼ同一の大きさにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】前記貫通孔または前記挿通孔の下端部にテ
    ーパ状の挿入ガイドを形成したことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の電気接続箱。
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