JP3085446B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- JP3085446B2 JP3085446B2 JP06318353A JP31835394A JP3085446B2 JP 3085446 B2 JP3085446 B2 JP 3085446B2 JP 06318353 A JP06318353 A JP 06318353A JP 31835394 A JP31835394 A JP 31835394A JP 3085446 B2 JP3085446 B2 JP 3085446B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベース回路配線板に必
要に応じてハイグレード回路配線板を選択的に積層して
組み上げるで電気接続箱に関するものである。
要に応じてハイグレード回路配線板を選択的に積層して
組み上げるで電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の配線には、リレーやフューズを
集約した電気接続箱を用いてワイヤーハーネスの配線の
簡素化を図っている。図6は電気接続箱の分解斜視図で
あり、図7はハイグレードの電気接続箱Aの従来例を示
す縦断面図であり、第一層配線板1,第二層配線板2,
第三層配線板3及び第四層配線板4が積層されてアンダ
ーカバー5に載置され、メインカバー6の内部に収容さ
れる。
集約した電気接続箱を用いてワイヤーハーネスの配線の
簡素化を図っている。図6は電気接続箱の分解斜視図で
あり、図7はハイグレードの電気接続箱Aの従来例を示
す縦断面図であり、第一層配線板1,第二層配線板2,
第三層配線板3及び第四層配線板4が積層されてアンダ
ーカバー5に載置され、メインカバー6の内部に収容さ
れる。
【0003】第一層配線板1は、各グレードの電気接続
箱に共用されるベース回路配線板であり、第一層配線板
1に配設されたブスバー1aの両端部に、上方に突出す
るタブ状の端子1bと下方に突出するタブ状の端子1c
が設けられ、端子1bは、メインカバー6に設けられた
コネクタ装着部7に突出し、コネクタ装着部7内に挿入
されるコネクタ(図示しない)に電気接続する。端子1
cは、第二層配線板2,第三層配線板3及び第四層配線
板4を貫通し、アンダーカバー5に設けられたコネクタ
装着部8に突出し、コネクタ装着部8内に挿入されるコ
ネクタ(図示しない)に電気接続する。
箱に共用されるベース回路配線板であり、第一層配線板
1に配設されたブスバー1aの両端部に、上方に突出す
るタブ状の端子1bと下方に突出するタブ状の端子1c
が設けられ、端子1bは、メインカバー6に設けられた
コネクタ装着部7に突出し、コネクタ装着部7内に挿入
されるコネクタ(図示しない)に電気接続する。端子1
cは、第二層配線板2,第三層配線板3及び第四層配線
板4を貫通し、アンダーカバー5に設けられたコネクタ
装着部8に突出し、コネクタ装着部8内に挿入されるコ
ネクタ(図示しない)に電気接続する。
【0004】第二層配線板2は、ハイグレード回路配線
板であり、第二層配線板2に配設されたブスバー2aの
両端部に、上方及び下方に突出するタブ状の端子2b及
び2cが設けられ、端子2bは、第一層配線板1を貫通
してコネクタ装着部7内に挿入されるコネクタ(図示し
ない)に電気接続し、端子2cは、第三層配線板3及び
第四層配線板4を貫通し、コネクタ装着部8内に挿入さ
れるコネクタ(図示しない)に電気接続する。
板であり、第二層配線板2に配設されたブスバー2aの
両端部に、上方及び下方に突出するタブ状の端子2b及
び2cが設けられ、端子2bは、第一層配線板1を貫通
してコネクタ装着部7内に挿入されるコネクタ(図示し
ない)に電気接続し、端子2cは、第三層配線板3及び
第四層配線板4を貫通し、コネクタ装着部8内に挿入さ
れるコネクタ(図示しない)に電気接続する。
【0005】第三層配線板3は、第一層及び第二層配線
板1及び2と同様に、ブスバー3aの両端部に端子3b
及び3cが設けられ、端子3bは、第一層配線板1及び
第二層配線板2を貫通してコネクタ装着部7内に突出
し、端子3cは、第四層配線板4を貫通し、コネクタ装
着部8内に突出する。第四層配線板4も同様に、ブスバ
ー4aの両端部にタブ状の端子4b及び4cが設けら
れ、端子4bは、第一層配線板1,第二層配線板2及び
第三層配線板3を貫通してコネクタ装着部7内に突出
し、端子4cはコネクタ装着部8内に突出する。
板1及び2と同様に、ブスバー3aの両端部に端子3b
及び3cが設けられ、端子3bは、第一層配線板1及び
第二層配線板2を貫通してコネクタ装着部7内に突出
し、端子3cは、第四層配線板4を貫通し、コネクタ装
着部8内に突出する。第四層配線板4も同様に、ブスバ
ー4aの両端部にタブ状の端子4b及び4cが設けら
れ、端子4bは、第一層配線板1,第二層配線板2及び
第三層配線板3を貫通してコネクタ装着部7内に突出
し、端子4cはコネクタ装着部8内に突出する。
【0006】電気接続箱が、第二層配線板2のハイグレ
ード回路を必要としないグレードの場合には、図8に示
すように、第一層配線板1,第三層配線板3及び第四層
配線板4を積層してアンダーカバー5とメインカバー6
の中に挿入されるが、第二層配線板2の厚さ寸法だけ第
一層配線板1,第三層配線板3及び第四層配線板4の全
積層厚さが薄くなるので、コネクタ装着部7に突出する
第一層配線板1の端子1bは適正突出量であるのに対し
て、第三層配線板3の端子3b及び第四層配線板4の端
子4bの突出量が大きくなる不具合が発生する。
ード回路を必要としないグレードの場合には、図8に示
すように、第一層配線板1,第三層配線板3及び第四層
配線板4を積層してアンダーカバー5とメインカバー6
の中に挿入されるが、第二層配線板2の厚さ寸法だけ第
一層配線板1,第三層配線板3及び第四層配線板4の全
積層厚さが薄くなるので、コネクタ装着部7に突出する
第一層配線板1の端子1bは適正突出量であるのに対し
て、第三層配線板3の端子3b及び第四層配線板4の端
子4bの突出量が大きくなる不具合が発生する。
【0007】また、コネクタ装着部8に突出する第三層
配線板3の端子3c及び第四層配線板4の端子4cの突
出量が適正であるのに対して、第一層配線板1の端子1
cの突出量が大きくなる不具合が発生する。第一層配線
板1,第三層配線板3及び第四層配線板4の全積層厚さ
が薄くなるため、アンダーカバー5とメインカバー6と
の相互位置が接近し、両者のロック部(図示しない)を
係合することが出来なくなる等の問題が生じる。
配線板3の端子3c及び第四層配線板4の端子4cの突
出量が適正であるのに対して、第一層配線板1の端子1
cの突出量が大きくなる不具合が発生する。第一層配線
板1,第三層配線板3及び第四層配線板4の全積層厚さ
が薄くなるため、アンダーカバー5とメインカバー6と
の相互位置が接近し、両者のロック部(図示しない)を
係合することが出来なくなる等の問題が生じる。
【0008】図9は配線板Bの絶縁板CへブスバーDを
取付ける要領を示す要部斜視図であり、ブスバーDは金
属板材よりプレスにより打抜き加工されると共に、タブ
状の端子Eが屈曲加工された後に、絶縁板C上に移載さ
れ、ブスバーDに設けられた脚部Fが、絶縁板Cに設け
られた取付け用孔Gに挿入され、脚部Eの先端が曲げ加
工されてブスバーDが絶縁板Cに固定される。この場
合、ブスバーDを絶縁板C上へ移載するに際し、搬送装
置に設けられた吸着機構の吸着面HでブスバーDを吸着
しようとすると、ブスバーDの幅が小さいために充分な
吸着スペースが得られず、ブスバーDの移載が困難であ
る、という別の問題点があった。
取付ける要領を示す要部斜視図であり、ブスバーDは金
属板材よりプレスにより打抜き加工されると共に、タブ
状の端子Eが屈曲加工された後に、絶縁板C上に移載さ
れ、ブスバーDに設けられた脚部Fが、絶縁板Cに設け
られた取付け用孔Gに挿入され、脚部Eの先端が曲げ加
工されてブスバーDが絶縁板Cに固定される。この場
合、ブスバーDを絶縁板C上へ移載するに際し、搬送装
置に設けられた吸着機構の吸着面HでブスバーDを吸着
しようとすると、ブスバーDの幅が小さいために充分な
吸着スペースが得られず、ブスバーDの移載が困難であ
る、という別の問題点があった。
【0009】上記のようなハイグレード回路配線板を使
用しない場合におけるタブ端子の不揃いを防止するため
に、我々は先に、上記のような電気接続箱において、上
下両側から挟持される配線板のブスバー貫通部及びタブ
の立ち上げ根幹部周囲に切り欠きを設け、該切り欠きに
挿入される凸部を該配線板を挟持する配線板に連設し、
該凸部の高さを該配線板の厚さとほぼ等しく設定した電
気接続箱を提案した(実開平4−137429号)。
用しない場合におけるタブ端子の不揃いを防止するため
に、我々は先に、上記のような電気接続箱において、上
下両側から挟持される配線板のブスバー貫通部及びタブ
の立ち上げ根幹部周囲に切り欠きを設け、該切り欠きに
挿入される凸部を該配線板を挟持する配線板に連設し、
該凸部の高さを該配線板の厚さとほぼ等しく設定した電
気接続箱を提案した(実開平4−137429号)。
【0010】ところが、配線板のブスバー貫通部及びタ
ブの立ち上げ根幹部周囲に切り欠きを設けたり、該切り
欠きに挿入される凸部を該配線板を挟持する配線板に連
設し たりする手段では絶縁板の構造が複雑になり、コス
トアップを招くなどの改良すべき点があった。
ブの立ち上げ根幹部周囲に切り欠きを設けたり、該切り
欠きに挿入される凸部を該配線板を挟持する配線板に連
設し たりする手段では絶縁板の構造が複雑になり、コス
トアップを招くなどの改良すべき点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような従来のものの欠点を解消し、絶縁板の構造を複
雑にすることなく、ハイグレード回路を有する第二層配
線板を取り除いても、全体の配線板の積層厚さが変わら
ない構造を有し、且つ、製造段階でブスバーを確実に絶
縁板上へ移載できる配線板を備えた電気接続箱を提供す
ることにある。
のような従来のものの欠点を解消し、絶縁板の構造を複
雑にすることなく、ハイグレード回路を有する第二層配
線板を取り除いても、全体の配線板の積層厚さが変わら
ない構造を有し、且つ、製造段階でブスバーを確実に絶
縁板上へ移載できる配線板を備えた電気接続箱を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気接続箱は、電気接続箱の本体を構成す
るメインカバー及びアンダーカバーにはコネクタを収容
するためのコネクタ装着部が設けられ、上記メインカバ
ー及びアンダーカバーの内部には上記コネクタ装着部に
収容されるコネクタに接続するタブ状の端子を有するブ
スバー配線板が収容され、該ブスバー配線板は、ベース
回路配線板と、必要に応じて該ベース回路配線板に積層
して収容されるハイグレード回路配線板とで構成されて
いる電気接続箱において、上記ベース回路配線板におけ
るハイグレード回路配線板との接触面から突出するよ
う、該ハイグレード回路配線板の積層厚さにほぼ等しい
突出長さを有する間隔保持片を上記ベース回路配線板の
ブスバーから立設して設け、上記ハイグレード回路配線
板には上記間隔保持片が挿通される挿通孔を設けたこと
を特徴とするものである。
に、本発明の電気接続箱は、電気接続箱の本体を構成す
るメインカバー及びアンダーカバーにはコネクタを収容
するためのコネクタ装着部が設けられ、上記メインカバ
ー及びアンダーカバーの内部には上記コネクタ装着部に
収容されるコネクタに接続するタブ状の端子を有するブ
スバー配線板が収容され、該ブスバー配線板は、ベース
回路配線板と、必要に応じて該ベース回路配線板に積層
して収容されるハイグレード回路配線板とで構成されて
いる電気接続箱において、上記ベース回路配線板におけ
るハイグレード回路配線板との接触面から突出するよ
う、該ハイグレード回路配線板の積層厚さにほぼ等しい
突出長さを有する間隔保持片を上記ベース回路配線板の
ブスバーから立設して設け、上記ハイグレード回路配線
板には上記間隔保持片が挿通される挿通孔を設けたこと
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記のように構成された電気接続箱は、メイン
カバー及びアンダーカバーの間に、ハイグレード回路配
線板とベース回路配線板が積層して収容される場合に
は、ハイグレード回路配線板の一方の面に接触するベー
ス回路配線板から突出する間隔保持板の先端が、ハイグ
レード回路配線板の挿通孔に挿入され、ハイグレード回
路配線板の他方の面に接触する接触面に当接している。
従って、ハイグレード回路配線板を取り除いた場合で
も、配線板の積層厚さは変わらないため、コネクタ装着
部内に突出する各端子の長さは適正長さに保持され、メ
インカバーとアンダーカバーのロックも正常に係合す
る。
カバー及びアンダーカバーの間に、ハイグレード回路配
線板とベース回路配線板が積層して収容される場合に
は、ハイグレード回路配線板の一方の面に接触するベー
ス回路配線板から突出する間隔保持板の先端が、ハイグ
レード回路配線板の挿通孔に挿入され、ハイグレード回
路配線板の他方の面に接触する接触面に当接している。
従って、ハイグレード回路配線板を取り除いた場合で
も、配線板の積層厚さは変わらないため、コネクタ装着
部内に突出する各端子の長さは適正長さに保持され、メ
インカバーとアンダーカバーのロックも正常に係合す
る。
【0014】間隔保持片はブスバーに立設するものであ
るから、ブスバーのタブ状の端子を屈曲加工する際に、
同時に屈曲成形することができ、加工が極めて容易であ
り、配線板の構造は複雑にならず部品の増加もなく、製
造コストも増加しない。
るから、ブスバーのタブ状の端子を屈曲加工する際に、
同時に屈曲成形することができ、加工が極めて容易であ
り、配線板の構造は複雑にならず部品の増加もなく、製
造コストも増加しない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は本発明の電気接続箱の要部を示す分解斜
視図であり、図2はハイグレード用の電気接続箱の縦断
面図、図3はハイグレード回路配線板を取り除いたロー
グレード用の電気接続箱の縦断面図、図4は本発明の電
気接続箱に使用されるベース回路配線板のブスバーの斜
視図である。ハイグレードの電気接続箱A1 は、図2に
示すように、第一層のハイグレード回路配線板20、第
二層及び第三層のベース回路配線板21,22が積層さ
れてアンダーカバー5に載置され、メインカバー6の内
部に収容される。
すると、図1は本発明の電気接続箱の要部を示す分解斜
視図であり、図2はハイグレード用の電気接続箱の縦断
面図、図3はハイグレード回路配線板を取り除いたロー
グレード用の電気接続箱の縦断面図、図4は本発明の電
気接続箱に使用されるベース回路配線板のブスバーの斜
視図である。ハイグレードの電気接続箱A1 は、図2に
示すように、第一層のハイグレード回路配線板20、第
二層及び第三層のベース回路配線板21,22が積層さ
れてアンダーカバー5に載置され、メインカバー6の内
部に収容される。
【0016】第一層のハイグレード回路配線板20は、
絶縁板23の上面にブスバー24が取付けられ、ブスバ
ー24から上方に伸びる端子25と下方に伸びる端子2
6が設けられ、上方に伸びる端子25は、メインカバー
6のコネクタ装着部7に突出し、コネクタ装着部7内に
挿入されるコネクタ(図示しない)に電気接続する。下
方に伸びる端子26は、アンダーカバー6のコネクタ装
着部8に突出し、コネクタ装着部8内に挿入されるコネ
クタ(図示しない)に電気接続する。
絶縁板23の上面にブスバー24が取付けられ、ブスバ
ー24から上方に伸びる端子25と下方に伸びる端子2
6が設けられ、上方に伸びる端子25は、メインカバー
6のコネクタ装着部7に突出し、コネクタ装着部7内に
挿入されるコネクタ(図示しない)に電気接続する。下
方に伸びる端子26は、アンダーカバー6のコネクタ装
着部8に突出し、コネクタ装着部8内に挿入されるコネ
クタ(図示しない)に電気接続する。
【0017】第二層のベース回路配線板21は、第一層
のハイグレード回路配線板20に接触するので、絶縁板
27の上面に取付けられるブスバー28には、上方に伸
び、第一層のハイグレード回路配線板20の端子挿通用
の孔33を通過してコネクタ装着部7に突出する端子2
9,下方に延びコネクタ装着部8に突出する端子30の
他に、第一層のハイグレード回路配線板20に向けて突
出する複数の間隔保持片31が設けられる(図2,図4
参照)。
のハイグレード回路配線板20に接触するので、絶縁板
27の上面に取付けられるブスバー28には、上方に伸
び、第一層のハイグレード回路配線板20の端子挿通用
の孔33を通過してコネクタ装着部7に突出する端子2
9,下方に延びコネクタ装着部8に突出する端子30の
他に、第一層のハイグレード回路配線板20に向けて突
出する複数の間隔保持片31が設けられる(図2,図4
参照)。
【0018】間隔保持片31は、ハイグレード回路配線
板の積層厚さにほぼ等しい突出長さを有する(本実施例
のようにハイグレード回路配線板が第一層の配線板20
のみの場合には、第一層の配線板20の厚さ寸法にほぼ
等しい突出長さを有する)。一方、第一層のハイグレー
ド回路配線板20には、各間隔保持片31がそれぞれ挿
通される挿通孔32が設けられ(図1参照)、各間隔保
持片31の先端はメインカバー6に当接する。
板の積層厚さにほぼ等しい突出長さを有する(本実施例
のようにハイグレード回路配線板が第一層の配線板20
のみの場合には、第一層の配線板20の厚さ寸法にほぼ
等しい突出長さを有する)。一方、第一層のハイグレー
ド回路配線板20には、各間隔保持片31がそれぞれ挿
通される挿通孔32が設けられ(図1参照)、各間隔保
持片31の先端はメインカバー6に当接する。
【0019】各間隔保持片31は、プレスによりブスバ
ー28を打抜き,屈曲加工する際に、端子29,30と
共に加工されるから、製造費が上昇することはない。ま
た、間隔保持片31を、従来のブスバーのうちの不要ブ
スバー部で形成することができる。間隔保持片31を端
子29の近傍に設ける場合には、第一層のハイグレード
回路配線板20の端子挿通用の孔33の幅を広げて間隔
保持片31を挿入すれば、挿通孔32は不要になる。
ー28を打抜き,屈曲加工する際に、端子29,30と
共に加工されるから、製造費が上昇することはない。ま
た、間隔保持片31を、従来のブスバーのうちの不要ブ
スバー部で形成することができる。間隔保持片31を端
子29の近傍に設ける場合には、第一層のハイグレード
回路配線板20の端子挿通用の孔33の幅を広げて間隔
保持片31を挿入すれば、挿通孔32は不要になる。
【0020】ブスバー28には、従来のブスバーと同様
に、絶縁板27に固定するための脚部34が設けられ
る。第三層のベース回路配線板22にも、絶縁板36に
取付けられるブスバー37が設けられるが(図1参
照)、第三層のベース回配線板22は第一層のハイグレ
ード回路配線板20に接触しないので、間隔保持片31
は設けられない。
に、絶縁板27に固定するための脚部34が設けられ
る。第三層のベース回路配線板22にも、絶縁板36に
取付けられるブスバー37が設けられるが(図1参
照)、第三層のベース回配線板22は第一層のハイグレ
ード回路配線板20に接触しないので、間隔保持片31
は設けられない。
【0021】以上のように構成されたハイグレードの電
気接続箱A1 から第一層のハイグレード回路配線板20
を取り除いてローグレード電気接続箱とした場合、間隔
保持片31の先端がメインカバー6に接触しているか
ら、第二層のベース回路配線板21とメインカバー6と
の間隔は変わらない(図3参照)。従って、端子29も
適正な突出長さに保持され、メインカバー6とアンダー
カバー5のロック位置に変化はなく、両者は正常にロッ
クされる。
気接続箱A1 から第一層のハイグレード回路配線板20
を取り除いてローグレード電気接続箱とした場合、間隔
保持片31の先端がメインカバー6に接触しているか
ら、第二層のベース回路配線板21とメインカバー6と
の間隔は変わらない(図3参照)。従って、端子29も
適正な突出長さに保持され、メインカバー6とアンダー
カバー5のロック位置に変化はなく、両者は正常にロッ
クされる。
【0022】第二層のベース回路配線板21には複数の
間隔保持片31が設けられているから、第二層のベース
回路配線板21はぐらつく虞はない。また、ブスバー2
8に間隔保持片31を設けたから、絶縁板27の形状が
複雑になることはない。プレスで加工されたブスバー2
8を絶縁板27に移載するには、搬送装置に設けたクラ
ンプ機構37で間隔保持片31をクランプすれば、ブス
バー28が確実に把持され、移載中に脱落する虞はない
(図5参照)。
間隔保持片31が設けられているから、第二層のベース
回路配線板21はぐらつく虞はない。また、ブスバー2
8に間隔保持片31を設けたから、絶縁板27の形状が
複雑になることはない。プレスで加工されたブスバー2
8を絶縁板27に移載するには、搬送装置に設けたクラ
ンプ機構37で間隔保持片31をクランプすれば、ブス
バー28が確実に把持され、移載中に脱落する虞はない
(図5参照)。
【0023】
【発明の効果】本発明の電気接続箱によれば、以下に記
載されるような効果を奏する。 (1) ハイグレード回路配線板に接触するベース回路配線
板に、ハイグレード回路配線板の積層厚さにほぼ等しい
間隔保持片を設けたから、ハイグレード回路配線板を取
り除いてローグレードの電気接続箱とした場合でも、ア
ンダーカバーとメインカバーとの間隔は変わらず、各端
子の突出長さが適正長さに保たれる。また、同様の理由
により、アンダーカバーとメインカバーとを係合するロ
ック位置に変化を生じない。
載されるような効果を奏する。 (1) ハイグレード回路配線板に接触するベース回路配線
板に、ハイグレード回路配線板の積層厚さにほぼ等しい
間隔保持片を設けたから、ハイグレード回路配線板を取
り除いてローグレードの電気接続箱とした場合でも、ア
ンダーカバーとメインカバーとの間隔は変わらず、各端
子の突出長さが適正長さに保たれる。また、同様の理由
により、アンダーカバーとメインカバーとを係合するロ
ック位置に変化を生じない。
【0024】(2) 間隔保持片をブスバーに形成するもの
であるから、アンダーカバー,メインカバー,各配線板
の絶縁板などに複雑な凸部を設ける必要がなく、間隔保
持片はブスバーの加工成形時に同時に形成されるので、
電気接続箱の製造コストが上昇することはない。 (3) 間隔保持片は、ブスバーを移載する搬送装置に設け
たクランプ機構で把持することができるので、搬送装置
による移載が容易になった。
であるから、アンダーカバー,メインカバー,各配線板
の絶縁板などに複雑な凸部を設ける必要がなく、間隔保
持片はブスバーの加工成形時に同時に形成されるので、
電気接続箱の製造コストが上昇することはない。 (3) 間隔保持片は、ブスバーを移載する搬送装置に設け
たクランプ機構で把持することができるので、搬送装置
による移載が容易になった。
【図1】本発明の電気接続箱の要部を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明のハイグレードの電気接続箱の縦断面図
である。
である。
【図3】本発明のローグレードの電気接続箱の縦断面図
である。
である。
【図4】電気接続箱に使用されるブスバーの斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明のブスバーの把持方法を説明する斜視図
である。
である。
【図6】電気接続箱の分解斜視図である。
【図7】従来のハイグレード用の電気接続箱の縦断面図
である。
である。
【図8】従来のローグレード用の電気接続箱の縦断面図
である。
である。
【図9】電気接続箱に使用される従来のブスバーの斜視
図である。
図である。
A1 電気接続箱 5 アンダーカバー 6 メインカバー 7,8 コネクタ装着部 20 第一層のハイグレード回路配線板 21,22 第二層,第三層のベース回路配線
板。 23,27,35 絶縁板 24,28,36 ブスバー 25,26 端子 29,30 端子 31 間隔保持片 32 挿通孔 33 端子挿通用の孔 37 クランプ機構
板。 23,27,35 絶縁板 24,28,36 ブスバー 25,26 端子 29,30 端子 31 間隔保持片 32 挿通孔 33 端子挿通用の孔 37 クランプ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−359614(JP,A) 実開 平4−137429(JP,U) 実開 昭61−129413(JP,U) 実開 平6−17327(JP,U) 実開 平7−30528(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 - 3/20
Claims (1)
- 【請求項1】 電気接続箱の本体を構成するメインカバ
ー及びアンダーカバーにはコネクタを収容するためのコ
ネクタ装着部が設けられ、上記メインカバー及びアンダ
ーカバーの内部には上記コネクタ装着部に収容されるコ
ネクタに接続するタブ状の端子を有するブスバー配線板
が収容され、該ブスバー配線板は、ベース回路配線板
と、必要に応じて該ベース回路配線板に積層して収容さ
れるハイグレード回路配線板とで構成されている電気接
続箱において、 上記ベース回路配線板におけるハイグレード回路配線板
との接触面から突出するよう、該ハイグレード回路配線
板の積層厚さにほぼ等しい突出長さを有する間隔保持片
を上記ベース回路配線板のブスバーから立設して設け、
上記ハイグレード回路配線板には上記間隔保持片が挿通
される挿通孔を設けたことを特徴とする電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06318353A JP3085446B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06318353A JP3085446B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08182153A JPH08182153A (ja) | 1996-07-12 |
JP3085446B2 true JP3085446B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=18098213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06318353A Expired - Fee Related JP3085446B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085446B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4800660B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-10-26 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP7294173B2 (ja) * | 2020-02-05 | 2023-06-20 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP06318353A patent/JP3085446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08182153A (ja) | 1996-07-12 |
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