JP3693150B2 - 端子の位置決め構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電気接続箱のコネクタ部における雄型の端子を幅狭化して狭ピッチに配置した際の端子の位置を幅方向のずれ(振れ)なく正確に規定した端子の位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5〜図6は、従来の端子を備える電気接続箱の一例を示すものである。
この電気接続箱51は、合成樹脂製のアッパケース52(図5)とロアケース53(図6)とロアケース53内に収容されたバスバー回路板(図示せず)とを備えるものである。アッパケース52とロアケース53とで接続箱本体が構成される。
【0003】
図5の如く、アッパケース52には複数のヒューズ54が並列に配設されると共に、バスバー回路板上のバスバー(図示せず)から一体に立ち上げられた雄型の端子57を含む雌型のコネクタ55が配設されている。コネクタ55は、アッパケース52と一体に形成された雌型のコネクタハウジング56と、コネクタハウジング56のコネクタ嵌合室58内に突出された前記端子57とで構成される。アッパケース52の外周には、車両ボディに対する固定用のブラケット59が突設されている。
【0004】
図6の如く、ロアケース53には複数の雌型のコネクタ60やリレー接続部61が配設されている。雌型のコネクタ60は前述の如くバスバー回路板(図示せず)のバスバーから一体に突出形成された雄型の端子62をコネクタハウジング63内に収容して成るものである。
【0005】
バスバー回路板(図示せず)は複数枚が積層され、中間のバスバー回路板のバスバーの端子は上又は下のバスバー回路板を貫通してコネクタハウジング56(図5),63内に突出する。バスバー回路板(図示せず)は絶縁樹脂製の基板部と、基板部の表面に各種回路形状に配索されたバスバーとで構成される。
【0006】
図7に上記コネクタ55,60の一例を示す如く、コネクタ65の底壁66はアッパケース52(図5)ないしロアケース53(図6)の壁部と同一面に位置し、この底壁66に細長の長方形状の複数の端子挿通孔67が二列で並列に設けられ、各バスバーの雄型の端子68が各端子挿通孔67を通って合成樹脂製のコネクタハウジング69内に突出している。
【0007】
図8にバスバー70の端子68を示す如く、端子68はバスバー70の端末部又は中間部から直角に屈曲されて立ち上げられ、ないしは垂下され、バスバー70と同じ幅で突出している。端子68の先端部には、コネクタハウジング69(図7)の底壁66の端子挿通孔67や相手側の雌型の端子(図示せず)に対する導入用のガイド傾斜面71が形成されている。バスバー70は略帯状に長く続いたり、一平面上で所要パターンに屈曲している。
【0008】
バスバー70と端子68の幅は比較的広く形成されており、バスバー回路板上でのバスバー70の安定性は良く、端子68の振れ方向(矢印ロ方向)の寸法ばらつきS3 も比較的小さく抑えられている。しかしながら、端子68の幅S1 が広いために、コネクタ65(図7)内での端子間ピッチP1 が大きくなり、端子68の数が少なく制限されてしまい、近年の車両に搭載される電気部品や電子部品の増加に伴って、コネクタ65の端子68の多極化が必要となってきている。
【0009】
図9は、コネクタハウジング72内に雄型の端子73を高密度に収容した多極型のコネクタ74の一例を示すものである。
このコネクタ74においては、図10に示す如く電気接続箱内のバスバー75の幅を狭く形成し、端子73の基部(付根側)のみをバスバー75と同一の幅に形成し、端子73の主体部を基部よりも幅狭に形成して、雌型のコネクタハウジング72(図9)のコネクタ嵌合室76内における端子間ピッチP2 を小さくしている。前例の端子71(図8)の幅寸法S1 は一例として2.3mmであるのに対して本例の端子73(図10)の幅寸法S 2 は1.0mm程度である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の多極型のコネクタ74(図9)にあっては、図10の如くバスバー75の幅が狭いために、バスバー回路板上でバスバー75の安定性がやや悪くなり、端子73の振れが大きくなりやすく、振れ方向(幅方向)の寸法ばらつきS4 が図8の例の寸法ばらつきS3 と同程度であっても、相手側のコネクタ(図示せず)の雌型の端子の電気接触部(図示せず)の開口面積も必然的に小さくなっているために、相手側の端子に対する挿入性が悪くなり、雄雌のコネクタ同士の嵌合がスムーズに行われず、コネクタ嵌合力(挿入力)が増大し、最悪の場合には、雄雌の端子同士あるいは雄型の端子73と相手側のコネクタハウジングの前端部とが衝突して、端子73が変形したり傷付いたりするという懸念があった。また、コネクタ嵌合前においては、端子間ピッチP2 が狭いために、隣接する雄型の端子73同士が接触しかねないという懸念があった。
【0011】
本発明は、上記した点に鑑み、幅狭な端子の振れ方向(幅方向)の寸法ばらつきを極力小さく抑えて、端子同士や端子と相手側コネクタハウジングとの干渉をなくし、スムーズで確実なコネクタ嵌合を行わせ得る端子の位置決め構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子の位置決め構造は、接続箱本体内にバスバー回路板が収容され、該バスバー回路板の表面に複数本のバスバーが配置され、該バスバーに端子が一体に立ち上げ形成され、該端子に幅広部と幅狭部とが形成され、該幅広部と該幅狭部との間に一対の傾斜部が形成され、該接続箱本体や接続箱本体上のサブ基板のハウジング部の壁部に、該端子に対する端子挿通孔が形成され、該端子挿通孔に、該一対の傾斜部と同一傾斜角度の一対の位置決め段部が形成され、該バスバーが該バスバー回路板の表面で支持された状態で、該一対の傾斜部が該一対の位置決め段部に当接することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る端子の位置決め構造を有する電気接続箱の一例を示すものである。
【0014】
この電気接続箱Aは、合成樹脂製のアッパケース1とロアケース2と、ロアケース2内に積層して収容された複数枚のバスバー回路板3と、各バスバー回路板3のバスバー4から上向きに一体に突出した複数本の雄型の端子5(51 ,52 ,53 )と、アッパケース1の片半部(図で左半部)の上に配置されるサブ基板6と、サブ基板6の上に覆設される合成樹脂製のカバー7とで構成される。アッパケース1やロアケース2は接続箱本体である。
【0015】
アッパケース(接続箱本体)1は、水平方向の基壁部8,9と、基壁部8の外周に形成された周壁部19と、基壁部8に配設されたハウジング部10や開口部13と、基壁部9に配設されたコネクタハウジング部11やヒューズ挿着部12とを備えている。
【0016】
周壁部19には車両ボディ等に対する固定用のブラケット14や、図示しない電気部品等に対する固定部15が設けられている。基壁部8は周壁部19の高さ方向中間部に位置し、基壁部8の上下に収容空間16,17が構成されている。
【0017】
アッパケース1の上側の右半部に大きめの雌型のコネクタハウジング部11が設けられ、左半部に小さめで細長の矩形ブロック状のハウジング部10と、複数の並列な矩形状の開口部13とが設けられている。アッパケース1の左半部は枠状の周壁部19で囲まれ、周壁部19の内側の収容空間16にハウジング部10が低く突出して位置している。収容空間16の四隅には、ハウジング部10とほぼ同じ高さで支持部18が形成され、支持部18にサブ基板6を載置可能である。支持部18とサブ基板6とには固定用のボルト孔20,21が形成されている。
【0018】
前記コネクタハウジング部11は、ワイヤハーネス側の雄型のコネクタ部(図示せず)に対するコネクタ嵌合室21を有している。コネクタハウジング部11の底側の壁部(図示せず)には複数の端子挿通孔(図示せず)が並列に形成されている。ブロック状のハウジング部10には複数の矩形スリット状の端子挿通孔22が並列に形成されている。端子挿通孔には下方からロアケース側の雄型の端子51 が挿通可能である。
【0019】
前記サブ基板6には、ハウジング部10の上側に位置する中継端子23と、所要の開口部13の上側に位置する中程度の大きさの雌型のコネクタハウジング部24とが設けられている。サブ基板6は絶縁樹脂製の水平な基板部25と上記中継端子23と各コネクタハウジング部24とで構成されている。中継端子23は略矩形筒状に形成され、内部に弾性接触片(図示せず)を有し、下方から雄型の端子51 を挿通可能である。各コネクタハウジング部24は、ワイヤハーネス側の雄型のコネクタ部(図示せず)に対するコネクタ嵌合室26を有している。コネクタハウジング部24の底側の壁部は基板部25が兼ねており、基板部25に複数の端子挿通孔(図示せず)が並列に形成されている。
【0020】
サブ基板6はアッパケース1の上側の収容空間16に配置され、サブ基板6の上からアッパケース1にカバー7が覆設される。カバー7は、サブ基板6側のコネクタハウジング部24と端子保護部23とに対する各開口部27,28を有している。開口部27からワイヤハーネス側のコネクタ部(図示せず)がコネクタハウジング部24内に挿入され、開口部28から例えばヒューズ(図示せず)の端子が中継端子23内に挿入される。カバー7はアッパケース側の係止爪29で固定される。
【0021】
前記ロアケース2は枠状の周壁30と底壁(図示せず)とを備え、周壁30は、アッパケース1に対する係止突起31と位置決め部32とを有している。ロアケース2上に複数枚のバスバー回路板3が積層配置されている。各バスバー回路板3は絶縁樹脂製の基板部33の表面側に所要の回路パターンの複数本のバスバー4を有しており、各バスバー4の端末部や中間部から前記雄型の端子51 〜53 が上向きに折り曲げられて一体に形成されている。下側のバスバー回路板3の雄型の端子(5)は上側のバスバー回路板3の基板部33の矩形スリット状の孔部34を貫通して上向きに突出している。ロアケース2はアッパケース1の下側の収容空間17内に組み込まれる。
【0022】
本発明においては、これらバスバー4側の端子5(51 〜53 )の長さ方向中間部の両側にテーパ状の一対の傾斜部(当接段部)36を形成して、傾斜部36の上側を幅狭部37とし、傾斜部36の下側を幅広部38として、一対の傾斜部36をアッパケース1のハウジング部10やコネクタハウジング部11あるいはサブ基板6側のコネクタハウジング部24の各壁部の端子挿通孔10…(10以外は図示せず)内のテーパ状(傾斜状)の位置決め段部(図1には図示せず)に当接させて、幅狭の端子5(51 〜53 )の位置決めを行わせることを特徴としている。
【0023】
ロアケース2側の端子51 はハウジング部10の端子挿通孔22を経てサブ基板6の中継端子23内に突出する。端子52 はコネクタハウジング部11の底側の壁部の端子挿通孔(図示せず)を経てコネクタ嵌合室11内に突出する。端子53 はアッパケース1の基壁部8の開口13を通り、サブ基板6のコネクタハウジング部24の底側の壁部すなわち基板部25の端子挿通孔(図示せず)を経てコネクタ嵌合室26内に突出する。
【0024】
各端子5は図2に示す如く、バスバー4から垂直に且つバスバー4と同一の幅寸法で立ち上げられた平板状の幅広部38と、幅広部38の先端側の両側に形成されたテーパ状(傾斜状)の一対の傾斜部(当接段部)36と、傾斜部36に続き、幅広部38と同一中心線上に延びる矩形ピン状の幅狭部37とで構成されている。
【0025】
本例の端子5の幅広部38は端子5の全長の半分以下の長さに形成され、幅広部38の幅寸法は従来の図10の端子の幅広部の幅寸法と同程度である。幅広部38は端子5の付根側すなわちバスバー4から立ち上がって直ぐの部分に位置してもよい。幅広部38の長さL1 はバスバー4からハウジング部10やコネクタハウジング部11,24(図1)までの高さによって適宜設定される。
【0026】
テーパ状の一対の傾斜部36は外側を向いて且つ左右対称に位置しており、左右同一角度のテーパ状の傾斜面で構成されている。傾斜部36の傾斜角度θ1 は一例として30〜45°程度である。ここで傾斜角度θ1 とは端子5の中心線40に対する角度を言う。傾斜角度θ1 が30°程度と小さい方がくさび作用によってハウジング部10やコネクタハウジング部11,24(図1)の後述するテーパ状の位置決め段部に対する密着性が高まり、より確実な位置決め性が発揮される。
【0027】
傾斜部36は湾曲のない平坦な傾斜面である。傾斜部36の一端(上端)は幅狭部37の側面37aに続き、傾斜部36の他端(下端)は幅広部38の側面38aに続いている。幅広部38の側面38aはバスバー4の側面4aに直交して続いている。傾斜部36の長さ(高さ)L2 は本例で幅広部38の長さL1 よりも短いが、従来例(図10)の如く端子5の付根(折曲部41)付近から直に傾斜部36を形成することも可能である。傾斜部36の位置はバスバー4からハウジング部10の上側の壁部42(図3)やコネクタハウジング部11,24の底側の壁部42(図3)までの高さによって決定されることは言うまでもない。説明の便宜上、壁部42の符号を共通で使用する。
【0028】
幅狭部37は本例で幅広部38の半分程度の幅寸法に形成され、幅狭部37の長さは幅広部38よりも長い。幅狭部37の長さは端子5の全長と幅広部38の長さL1 によって決定される。幅広部38と幅狭部37との中心線(軸心)は一致しており、幅狭部37の側面37aは幅広部38の側面38aと平行である。両側面37aは平行であり、両側面38aは平行である。幅狭部37の先端側には、相手側の雌型の端子(図示せず)に対する挿入ガイド用の傾斜面43が形成されている。雌型の端子(図示せず)はワイヤハーネス側の雄型のコネクタ(図示せず)の内部に収容されている。
【0029】
図1のコネクタハウジング部11,24の底側の壁部42(図3)やハウジング部10の上側の壁部42(図3)に端子挿通孔22(図3)が形成され、各端子挿通孔22の内部に、端子5の一対の傾斜部36に対するテーパ状の一対の位置決め段部44が形成されている。説明の便宜上、端子挿通孔22の符号を共通で使用する。端子挿通孔22は、図1のハウジング部10に示した如く平面視又は横断面で矩形スリット状(長方形状)を呈しており、図3の如く、端子5の幅狭部37を挿通させる幅狭部45と、端子5の傾斜部36を当接させるテーパ状(傾斜状)の位置決め段部44と、端子5の幅広部38を位置(収容)させる幅広部46とで構成されている。
【0030】
端子挿通孔22の幅狭部45の幅寸法は端子5の幅狭部37よりも若干広く、幅広部46の幅寸法は端子5の幅広部38よりも若干広く設定され、端子5を容易に且つスムーズに挿通可能である。位置決め段部44は端子5の傾斜部36に対応し、端子挿通孔22の中心線40に対して左右一対対称に形成されている。位置決め段部44の傾斜角度θ2 は端子挿通孔22の中心線40を基準とするものであり、端子5の傾斜部36の傾斜角度θ1 と同一角度に設定されている。
【0031】
位置決め段部44は平坦な傾斜面で構成されている。位置決め段部44の一端(上端)は幅狭部45の側面に続き、位置決め段部44の他端(下端)は幅広部46の側面に続いている。幅狭部45の両側面は対向して平行に位置し、幅広部46の両側面は対向して平行に位置している。幅狭部45は壁部42の上端面42aに直交して続き、幅広部44は壁部42の下端面42bに直交して続いている。壁部42は言うまでもなくコネクタハウジング部11,24(図1)の底壁やハウジング部10(図1)の上壁のことである。
【0032】
図1のロアケース2をアッパケース1に組み付けると同時に、あるいはサブ基板6をアッパケース1に組み付けると共に、ロアケース2をアッパケース1に組み付けることにより、図3の端子5の幅狭部37が、図4の如く壁部42の端子挿通孔22の幅狭部45内に完全に挿入されて壁部42上に長く突出し、それと同時に端子5の一対の傾斜部36が端子挿通孔22の一対の傾斜状の位置決め段部44に隙間なく当接する。すなわち、端子5の傾斜部36である両側の傾斜面が端子挿通孔22内の位置決め段部44である両側の傾斜面に隙間なく密着する。
【0033】
それにより、端子5の幅狭部37の矢印イ方向の振れ(幅方向の位置ずれ)が矯正され、端子5の中心線(軸心)40と端子挿通孔22の中心線とが完全に一致する。それにより、端子5とワイヤハーネス側のコネクタ内の雌型の端子(図示せず)との挿入接続や、端子5とヒューズ等の電気部品の端子(図示せず)との挿入接続がスムーズ且つ確実に行われる。雄雌の端子相互の衝突や端子5とワイヤハーネス側のコネクタハウジングの前端との衝突が防止されるから、端子5の変形や損傷が起こらない。
【0034】
なお、上記実施例においては端子5を上向きに突出させたが、図1のロアケース2の底側の壁部にコネクタハウジング部(図示せず)を設け、端子5を底側の壁部から下向きに突出させてコネクタハウジング部内に位置させることも可能である。その場合も、コネクタハウジング部の底側の壁部(ロアケース2の底壁)に端子挿通孔22を設け、端子挿通孔22に前記同様のテーパ状の位置決め段部44を設けることは言うまでもない。
【0035】
また、上記実施例の端子5はバスバー4と一体に形成されたものであるが、端子は必ずしもバスバーの端子に限るものではなく、一方にタブ状(板状)の電気接触部(上記の端子5に相当)、他方に電線圧着部をそれぞれ有する通常の雄型の端子(図示せず)を雌型のコネクタハウジング(図示せず)に挿着するワイヤハーネス構造においても本発明の構成を適用可能である。また、上記実施例における雄型の端子5が一方に形成され、雌型の端子が他方に形成された雄雌共有端子(図示せず)に本発明の構成を適用してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、端子の幅狭部が端子挿通孔に挿入され、一対の傾斜部が壁部の位置決め段部に隙間なく密着することで、幅狭部の振れ(幅)方向の位置ずれ(倒れ)が修正され、幅狭部と端子挿通孔との中心線が一致して、幅狭部が端子挿通孔に対して倒れなく真直に位置決めされる。これにより、幅狭部と相手側端子や相手側コネクタとの干渉や衝突が防止され、幅狭部の変形や損傷がなくなり、端子相互の挿入及び接続が極めてスムーズに行われる。これは特に幅の狭い端子において有効であり、端子の倒れが極めて小さくなるから、端子間ピッチを狭めることができ、多極型のコネクタのコンパクト化が可能となる。
【0037】
また、バスバー回路板上で幅狭なバスバーの姿勢が不安定になった場合、端子の倒れが矯正されて上記の如く端子が真直に位置するから、幅狭なバスバーを問題なく使用でき、バスバー回路板の回路が高密度化され、あるいはバスバー回路板がコンパクト化される。また、接続箱本体のハウジング部やコネクタハウジング部内に多数本の端子が倒れなく整然と位置決めされるから、ハウジング部に対する電気部品等の接続や、外部ワイヤハーネスのコネクタ部とコネクタハウジング部との嵌合接続がスムーズに行われる。また、コネクタハウジング内の端子間ピッチの縮小化により、電気接続箱のコネクタの多極化やコンパクト化が可能となり、前記バスバー回路板のコンパクト化と併せて電気接続箱の小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端子の位置決め構造を適用した電気接続箱の一例を示す分解斜視図である。
【図2】端子の一例を示す斜視図である。
【図3】端子を壁部の端子挿通孔に挿入する状態を示す縦断面図である(壁部のみを断面としている)。
【図4】同じく端子の位置決めが行われた状態を示す縦断面図である。
【図5】従来の電気接続箱を示す上面図である。
【図6】従来の電気接続箱を示す下面図である。
【図7】従来の電気接続箱におけるコネクタの一例を示す平面図である。
【図8】図7のコネクタに使用する従来の端子の一例を示す斜視図である。
【図9】従来の電気接続箱における多極型のコネクタの一例を示す平面図である。
【図10】図9のコネクタに使用する従来の端子の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アッパケース(接続箱本体)
3 バスバー回路板
4 バスバー
5 端子
22 端子挿通孔
36 傾斜部
37 幅狭部
38 幅広部
42 壁部
44 位置決め段部
θ1 ,θ2 傾斜角度

Claims (1)

  1. 接続箱本体内にバスバー回路板が収容され、該バスバー回路板の表面に複数本のバスバーが配置され、該バスバーに端子が一体に立ち上げ形成され、該端子に幅広部と幅狭部とが形成され、該幅広部と該幅狭部との間に一対の傾斜部が形成され、該接続箱本体や接続箱本体上のサブ基板のハウジング部の壁部に、該端子に対する端子挿通孔が形成され、該端子挿通孔に、該一対の傾斜部と同一傾斜角度の一対の位置決め段部が形成され、該バスバーが該バスバー回路板の表面で支持された状態で、該一対の傾斜部が該一対の位置決め段部に当接することを特徴とする端子の位置決め構造。
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