JP3497094B2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP3497094B2
JP3497094B2 JP09247899A JP9247899A JP3497094B2 JP 3497094 B2 JP3497094 B2 JP 3497094B2 JP 09247899 A JP09247899 A JP 09247899A JP 9247899 A JP9247899 A JP 9247899A JP 3497094 B2 JP3497094 B2 JP 3497094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
を保護するグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のグロメットとして、ワイ
ヤーハーネス1を通す筒部2の両端に取付け部3がそれ
ぞれ固定された構造になっており、前記筒部2が伸縮可
能なように蛇腹状に成形されたものが知られている(図
5)。
【0003】そしてこのような構造のグロメットは、例
えば自動車の車体とドアとの間にあるワイヤーハーネス
1を覆い、ワイヤーハーネス1を車体からドアへ導くも
のとして車体とドアに跨って取り付けられて使用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来のグロメットでは、蛇腹状の筒部2の伸縮時
に、伸縮する筒部2の筒内壁とワイヤーハーネス1が擦
れワイヤーハーネス1が断線するおそれがある。また、
蛇腹状の筒部2の伸縮の幅を大きくするためには筒部2
の径を大きくし且つ大径部と小径部との径寸法差を大き
くとる必要があるが、取付箇所の制約から筒部2の径を
大きくすることが困難な場合があり、筒部2の最大許容
伸長寸法に余裕がないようなものもある。
【0005】このような場合、例えば、自動車の車体と
ドアとの間に取り付けられたものであるとき、ドアにグ
ロメットの筒部2の最大許容伸長寸法を越えるような動
きがあると、筒部2が破損するおそれがあり、また、筒
部2に通されたワイヤーハーネス1が、各取付け部3の
箇所で該取付け部3に固定されているような場合、ワイ
ヤーハーネス1も断線するおそれがある。更に、従来の
構造では、筒部2の両端に取付け部3がそれぞれ固定さ
れた構造になっていたので、特定のワイヤーハーネス1
しか筒部2内に通すことができない等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、伸縮する筒部の筒内壁と
ワイヤーハーネスの擦れを無くしワイヤーハーネスの断
線を防止できるグロメロットを提供することにある。本
発明の他の目的は、筒部の伸縮幅を大きくとれるように
し、筒部の破損やワイヤーハーネスの断線を防止できる
グロメロットを提供することにある。本発明の他の目的
は、ワイヤーハーネスに応じて筒部だけを交換できるグ
ロメロットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、上
記の目的を達成する本発明の構成を説明すると、請求項
1に記載の発明は、ワイヤーハーネスを通す筒部の両端
に取付け部がそれぞれ設けられているグロメットにおい
て、前記筒部を螺旋状に成形し、該筒部に前記ワイヤ
ーハーネスを該筒部に沿って装着し、前記筒部の両端部
を離反方向に移動させて該筒部を直線方向に伸ばし、該
筒部の両端部を接近方向に移動させて該筒部を直線方向
に縮めたときに、前記筒部に装着した該ワイヤーハーネ
スの両端部が該筒部の伸縮と一体となって伸縮するよう
にしたことを特徴とする。
【0008】 このように筒部そのものを螺旋状に成形
し、ワイヤーハーネスを装着し、筒部内に装着したワイ
ヤーハーネスを筒部の伸縮と一体となって伸縮するよう
したので、筒部に通したワイヤーハーネスも筒部の両
端部を接近方向に移動させて筒部が縮まった状態のとき
螺旋状に保持されている。この状態から、筒部の取付
け部を離反方向に移動させると螺旋状の筒部が直線方向
に伸びるとともに筒部に沿って装着してあるワイヤーハ
ーネスも筒部の伸びと一体となって伸びる。そして筒部
取付け部を接近方向に移動させると螺旋状の筒部が螺
旋状に縮むとともに筒部に沿ってワイヤーハーネスも筒
部と一体となって螺旋状に縮む。このように筒部の伸縮
時にワイヤーハーネスが筒部と一体となって伸縮するの
で、筒部の筒内壁とワイヤーハーネスの擦れが無く、ワ
イヤーハーネスの断線を防止できる。また、筒部を螺旋
状に成形したので、従来の蛇腹構造のものに比べ、コン
パクトな構造で筒部に大きい伸縮幅が得られ、筒部の破
損やワイヤーハーネスの断線を防止できる。また、筒部
を螺旋状に成形しても、これらを伸ばして直線状にして
ワイヤーハーネスを通すことにより、ワイヤーハーネス
の通し作業も容易に行うことができる。
【0009】 請求項2に記載の発明は、取付け部を、
筒部の端部に着脱可能に装着されていることを特徴とす
【0010】請求項3に記載の発明は、グロメットの取
付け部を筒部の端部に着脱可能に装着できるようにした
ものである。 このようにグロメットの取付け部が筒部の
端部に着脱可能に装着できるようになっているので、径
の異なる筒部を用意しておくことにより、ワイヤーハー
ネスの径に対応した筒部に取付け部を装着することがで
き、ワイヤーハーネスの径の変更にも容易に対応させる
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るグロメットの
実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1、図2
は本発明に係るグロメットにおける実施の形態の一例を
示したもので、図1は本例のグロメットの側面図、図2
は本例のグロメットでの筒部に対する取付け部の取付け
状態を示す拡大縦断面図である。
【0012】本例のグロメットにおいては、ワイヤーハ
ーネス1を通す弾性材料により形成された筒部2の両端
に、取付け部3がそれぞれ設けられている点は従来と同
じである。本例では、筒部2は図示のように螺旋状に成
形されている。取付け部3は、筒部2の端部に着脱可能
に装着されている。
【0013】取付け部3に対する筒部2の取付け構造に
あっては特に限定されるものではないが、本例では、取
付け基板部3aに貫通係止筒部3bが一体に設けられて
いる構造の取付け部3の底部中央に、下向きに凹部4が
設けられ、一方、筒部2の両端部には前記凹部4に挿入
可能な外向きフランジ部5が設けられている。そして、
前記凹部4に筒部2の先端のフランジ部5が挿入され、
このフランジ部5が凹部4から脱出しないようにC字状
の押えリング6が当てがわれ、該押えリング6がネジ7
で取付け基板部3aに固定された構造になっている。
【0014】前記取付け基板部3aの中央にはワイヤー
ハーネス1を通す貫通孔8が設けられ、この貫通孔8を
包囲して貫通係止筒部3b内に取付け基板部3aから固
定片9が突設されている。筒部2内に通されたワイヤー
ハーネス1は、固定片9に固定テープ10で巻き付けら
れて、この固定片9に固定されている。
【0015】上記のように構成された本例によれば、筒
部2が螺旋状に成形されているので、筒部2に通したワ
イヤーハーネス1も螺旋状に保持され、筒部2の両端部
に取り付けた取付け部3を離反方向に移動させると螺旋
状の筒部2が直線方向に伸びるとともにワイヤーハーネ
ス1も一体となって伸び、そして取付け部3を接近方向
に移動させると螺旋状の筒部2が螺旋状に縮むとともに
ワイヤーハーネス1も一体となって縮む。この結果、筒
部2の伸縮時に筒部2の筒内壁とワイヤーハーネス2の
擦れが無く、ワイヤーハーネス1の断線を防止できるま
た、筒部2が螺旋状に成形されているので、従来の筒部
を蛇腹状としたグロメットに比べ、筒部2を縮めたとき
の外径を大径にすることなく大きな伸縮幅を得ることが
でき、筒部2の破損やワイヤーハーネス1の断線を防止
できる。
【0016】また、筒部2にワイヤーハーネス1を通す
場合、図3に示すように筒部2を伸ばして直線状にして
ワイヤーハーネス1を通すことにより、ワイヤーハーネ
ス1の通し作業も容易に行うことができる。
【0017】また、前記取付け部3は前記筒部2の両端
部に着脱可能に装着されているので、径の異なる筒部2
を用意しておくことにより、ワイヤーハーネス1の径に
対応した筒部2に取付け部3を装着することができ、ワ
イヤーハーネス1の径の変更にも容易に対応させること
ができる。
【0018】図4は、本発明に係るグロメットの実施の
形態の他例を示したもので、本例では、筒部2の両端に
取付け部3を取付ける取付け構造が次のように構成され
ている。
【0019】取付け部3の取付け基板部3aの中央にワ
イヤーハーネス1を通す貫通孔8が設けられている。こ
の貫通孔8の内周壁に、前記筒部2の両端部に設けられ
ている外向きフランジ部5が嵌合可能な嵌合溝11が形
成されている。そして、嵌合溝11の下側に位置する貫
通孔8の内径は、前記筒部2の外径に対応する径をもつ
筒部先端挿入孔8となっている。その他の構成は図
1,図2に示す実施の形態と同じであり、その説明を省
略する。
【0020】上記の構造の取付け部3を前記筒部2の端
部へ取付ける場合は、筒部2が弾性材料で形成されてい
るので、その弾性変形を利用して筒部2の先端部及び先
端部に設けられているフランジ部5を折り曲げて取付け
部3の底部側から貫通孔8の底部側の筒部先端挿入
aに挿入するものであり、挿入された筒部2のフランジ
部5が前記貫通孔8の内周壁に形成されている嵌合溝1
1に達したとき、貫通孔8の内周壁の規制から解放され
元形に弾性復帰し、フランジ部5が前記嵌合溝11に嵌
合する。このようにして取付け部3が前記筒部2の端部
に取付けられる。
【0021】そして、取付けられた取付け部3を筒部2
の端部から外す場合は、筒部2から取付け部3を強く引
っ張ると、筒部2のフランジ部5が弾性変形して嵌合溝
11から外れて筒部2の先端部を筒部先端挿入8aか
ら引き抜くことができ、このようにして取付け部3を筒
部2の端部から外すことができる。
【0022】このように、本例によれば、筒部2の両端
に取付け部3を取付ける取付け構造が簡単となり、筒部
2の端部への取付け部3の取付け取り外し作業も容易に
行える。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明に係るグロメロット
においては、筒部を螺旋状に成形し、この螺旋状に成形
した筒部内にワイヤーハーネスを筒部に沿って装着し
いるので、筒部に通したワイヤーハーネスも螺旋状に
保持され、取付け部を離反方向に移動させると螺旋状の
筒部が直線方向に伸びるとともにワイヤーハーネスも一
体となって伸び、そして取付け部を接近方向に移動させ
ると螺旋状の筒部が螺旋状に縮むとともにワイヤーハー
ネスも筒部と一体となって縮むので、筒部の伸縮時に筒
部の筒内壁とワイヤーハーネスの擦れが無く、ワイヤー
ハーネスの断線を防止できる。また、筒部を螺旋状に成
形したので、従来の蛇腹構造のものに比べ、コンパクト
な構造で筒部に大きい伸縮幅が得られ、筒部の破損やワ
イヤーハーネスの断線を防止できる。さらに、取付け部
が筒部の端部に着脱可能に装着されているので、径の異
なる筒部を用意しておくことにより、ワイヤーハーネス
の径に対応した筒部に取付け部を装着することができ、
ワイヤーハーネスの径の変更にも容易に対応させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットにおける実施の形態の
一例を示した側面図である。
【図2】本例のグロメットでの筒部に対する取付け部の
取付け状態を示す拡大縦断面図である。
【図3】図1に示した螺旋状の筒部を延ばして直線状に
した状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係るグロメットにおける実施の形態の
他例を示した一部拡大断面図である。
【図5】従来のグロメットの側面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤーハーネス 2 筒部 3 取付け部 3a 取付け基板部 3b 貫通係止筒部 4 凹部 5 フランジ部 6 押えリング 7 ネジ 8 貫通孔 8a 筒部先端挿入 9 固定片 10 固定テープ 11 嵌合溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/22 H01B 17/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを通す筒部の両端に取
    付け部がそれぞれ設けられているグロメットにおいて、
    前記筒部を螺旋状に成形し、該筒部内に前記ワイヤーハ
    ーネスを該筒部に沿って装着し、前記筒部の両端部を離
    反方向に移動させて該筒部を直線方向に伸ばし、該筒部
    の両端部を接近方向に移動させて該筒部を直線方向に縮
    めたときに、前記筒部に装着した該ワイヤーハーネスの
    両端部が該筒部の伸縮と一体となって伸縮するようにし
    ことを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記取付け部は、前記筒部の端部に着脱
    可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載
    グロメット。
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