JP3491808B2 - 自動車用のガラスアンテナ - Google Patents
自動車用のガラスアンテナInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車など、車両用
の側部窓ガラスに設けたガラスアンテナに関し、特にＦ
Ｍラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電波を受信するに
好適なガラスアンテナに関するものである。
の側部窓ガラスに設けたガラスアンテナに関し、特にＦ
Ｍラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電波を受信するに
好適なガラスアンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両用のガラスアンテナとして
は、後部窓ガラスの加熱用導電線条の上部余白部あるい
は下部余白部に設けたアンテナ、前部窓ガラスに線条ア
ンテナを設けたアンテナが知られており、実用化もされ
ているが、前者にあっては、本来スペースが小さいい上
に、視界を妨げる恐れがあるので、アンテナ占有面積が
小さくなり、必ずしも充分な受信利得が得られなかっ
た。
は、後部窓ガラスの加熱用導電線条の上部余白部あるい
は下部余白部に設けたアンテナ、前部窓ガラスに線条ア
ンテナを設けたアンテナが知られており、実用化もされ
ているが、前者にあっては、本来スペースが小さいい上
に、視界を妨げる恐れがあるので、アンテナ占有面積が
小さくなり、必ずしも充分な受信利得が得られなかっ
た。
【０００３】また、後者の前部窓ガラスに設けたアンテ
ナは、比較的受信利得が高いが、運転者の視界を妨げな
いように、後部窓ガラス以上に取付場所の制約がある。
そこで、このような制約がほとんどなく、しかも比較的
面積の大きな側部窓ガラスが装着されたＲＶ車などの普
及により、側部窓ガラスに設けたアンテナが注目されて
おり、実開昭５８−６１５０９号、特開昭６１−２６５
９０４号など数多くの出願もされている。
ナは、比較的受信利得が高いが、運転者の視界を妨げな
いように、後部窓ガラス以上に取付場所の制約がある。
そこで、このような制約がほとんどなく、しかも比較的
面積の大きな側部窓ガラスが装着されたＲＶ車などの普
及により、側部窓ガラスに設けたアンテナが注目されて
おり、実開昭５８−６１５０９号、特開昭６１−２６５
９０４号など数多くの出願もされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ほとん
どの提案はＴＶ放送波を受信するアンテナに関するもの
であり、ＦＭラジオ放送波、ＡＭラジオ放送波を受信す
るアンテナについてはほとんど提案がされていなかっ
た。
どの提案はＴＶ放送波を受信するアンテナに関するもの
であり、ＦＭラジオ放送波、ＡＭラジオ放送波を受信す
るアンテナについてはほとんど提案がされていなかっ
た。
【０００５】特にＲＶ車の場合、後部窓ガラスが開閉で
きるものが多く、開閉しないタイプであっても、後部窓
ガラスの大きさが小さい上に、取り付け角度が垂直に近
いので、防曇用加熱線条の上部余白部あるいは下部余白
部のアンテナの専有面積が小さく、この場所にアンテナ
線条を設けても十分な受信利得が得られず、特に受信周
波数の低いＡＭラジオ放送波、ＦＭラジオ放送波を受信
するアンテナ線条の場合には顕著であり、近年側部窓ガ
ラスに設けたラジオ放送受信用のアンテナが要望される
ようになってきているが、提案はほとんどなされていな
い状況である。
きるものが多く、開閉しないタイプであっても、後部窓
ガラスの大きさが小さい上に、取り付け角度が垂直に近
いので、防曇用加熱線条の上部余白部あるいは下部余白
部のアンテナの専有面積が小さく、この場所にアンテナ
線条を設けても十分な受信利得が得られず、特に受信周
波数の低いＡＭラジオ放送波、ＦＭラジオ放送波を受信
するアンテナ線条の場合には顕著であり、近年側部窓ガ
ラスに設けたラジオ放送受信用のアンテナが要望される
ようになってきているが、提案はほとんどなされていな
い状況である。
【０００６】しかもＦＭラジオ放送波など超短波帯の電
波を受信するときに複数のアンテナを設けて受信利得の
高い方に切替て受信する方式を採用する場合は、単体の
アンテナがある方向に利得の落ち込み（ディップ）があ
るような指向特性が強いものでも使用可能であったが、
ダイバーシティ受信をしない場合にはこのようなダイバ
ーシティアンテナは実用に供しえないのが実状である。
波を受信するときに複数のアンテナを設けて受信利得の
高い方に切替て受信する方式を採用する場合は、単体の
アンテナがある方向に利得の落ち込み（ディップ）があ
るような指向特性が強いものでも使用可能であったが、
ダイバーシティ受信をしない場合にはこのようなダイバ
ーシティアンテナは実用に供しえないのが実状である。
【０００７】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、指向特性を改善することにより、ＦＭラジオ
放送波を好適に受信できるだけでなく、ＡＭラジオ放送
波の電波も単体で受信することができるアンテナ線条を
側部窓ガラスに有効に配設したガラスアンテナを提供す
ることを目的とする。
のであり、指向特性を改善することにより、ＦＭラジオ
放送波を好適に受信できるだけでなく、ＡＭラジオ放送
波の電波も単体で受信することができるアンテナ線条を
側部窓ガラスに有効に配設したガラスアンテナを提供す
ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明の請求項１の構成は、車両用側部窓ガラ
スに複数の導電線条を配設した自動車用のガラスアンテ
ナにおいて、窓ガラス４辺のいずれかの第１の辺に配設
した給電部からその辺に沿ってほぼ中央部まで延びる第
１の導電線条と、第１の導電線条に接続され窓ガラスの
ほぼ中央部まで延びる第２の導電線条と、第２の導電線
条に接続され、第１の辺と隣接するいずれかの辺である
第２の辺のほぼ中央部まで延びる第３の線条と、第３の
導電線条に接続され、該第２の辺のコーナーまで第１の
辺と対向する第３の辺に向けてのびる第４の導電線条
と、第４の導電線条に接続され、第１の辺と対向する第
３の辺に沿ってその辺のほぼ中央部まで延びる第５の導
電線条と、第５の導電線条に接続され窓ガラスのほぼ中
央部まで延びる第６の導電線条と、第６の導電線条に接
続され、第２の辺に対向する第４の辺のほぼ中央部まで
延びる第７の導電線条と、第７の導電線条に接続され第
４の辺に沿ってほぼどちらかのコーナーまで延びる第８
の導電線条を少なくとも具備し、前記導電線条の全てを
１本の導電線条により形成して、複数の辺に沿ってほぼ
その中央部まで延びる線条と複数の辺のほぼ中央部から
窓ガラスのほぼ中央部に延びる導電線条と、中央部から
いずれか辺の中央部まで延びる導電線条を組み合わせ、
ＦＭラジオ放送波に対してその指向特性を改善したＦＭ
ラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電波を受信するに好
適な自動車用のガラスアンテナである。
ために、本発明の請求項１の構成は、車両用側部窓ガラ
スに複数の導電線条を配設した自動車用のガラスアンテ
ナにおいて、窓ガラス４辺のいずれかの第１の辺に配設
した給電部からその辺に沿ってほぼ中央部まで延びる第
１の導電線条と、第１の導電線条に接続され窓ガラスの
ほぼ中央部まで延びる第２の導電線条と、第２の導電線
条に接続され、第１の辺と隣接するいずれかの辺である
第２の辺のほぼ中央部まで延びる第３の線条と、第３の
導電線条に接続され、該第２の辺のコーナーまで第１の
辺と対向する第３の辺に向けてのびる第４の導電線条
と、第４の導電線条に接続され、第１の辺と対向する第
３の辺に沿ってその辺のほぼ中央部まで延びる第５の導
電線条と、第５の導電線条に接続され窓ガラスのほぼ中
央部まで延びる第６の導電線条と、第６の導電線条に接
続され、第２の辺に対向する第４の辺のほぼ中央部まで
延びる第７の導電線条と、第７の導電線条に接続され第
４の辺に沿ってほぼどちらかのコーナーまで延びる第８
の導電線条を少なくとも具備し、前記導電線条の全てを
１本の導電線条により形成して、複数の辺に沿ってほぼ
その中央部まで延びる線条と複数の辺のほぼ中央部から
窓ガラスのほぼ中央部に延びる導電線条と、中央部から
いずれか辺の中央部まで延びる導電線条を組み合わせ、
ＦＭラジオ放送波に対してその指向特性を改善したＦＭ
ラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電波を受信するに好
適な自動車用のガラスアンテナである。
【０００９】 請求項２に示す構成は、請求項１に示す
構成から第１の導電線条を削除して、給電部をいずれか
の辺の中央部に配設した構成として、第２の導電線条か
ら始発して第８の導電線条まで同じ構成としたものであ
り、この場合に符号は、第２の導電線条〜第８の導電線
条を第１の導電線条〜第７の導電線条と繰り下げ、複数
の辺に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と複数の辺
のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延びる導電線
条と、中央部からいずれか辺の中央部まで延びる導電線
条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に対してその指向特
性を改善したＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電
波を受信するに好適な自動車用のガラスアンテナであ
る。
構成から第１の導電線条を削除して、給電部をいずれか
の辺の中央部に配設した構成として、第２の導電線条か
ら始発して第８の導電線条まで同じ構成としたものであ
り、この場合に符号は、第２の導電線条〜第８の導電線
条を第１の導電線条〜第７の導電線条と繰り下げ、複数
の辺に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と複数の辺
のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延びる導電線
条と、中央部からいずれか辺の中央部まで延びる導電線
条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に対してその指向特
性を改善したＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電
波を受信するに好適な自動車用のガラスアンテナであ
る。
【００１０】 請求項３に示す構成は、請求項１に示す
構成において、さらに第１の導電線条と給電部の間に、
導電線条を隣接する辺に追加してこの導電線条から給電
する構造とするとともに、第８の導電線条に相当する相
当する線条は必ずしもなくてもよい構成とするものであ
り、この場合の符号は追加した導電線条を第１の導電線
条として、請求項１における第１の導電線条〜第７の導
電線条までを第２の導電線条〜第８の導電線条と繰り上
げ、複数の辺に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と
複数の辺のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延び
る導電線条と、中央部からいずれか辺の中央部まで延び
る導電線条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に対してそ
の指向特性を改善したＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放
送波の電波を受信するに好適な自動車用のガラスアンテ
ナである。
構成において、さらに第１の導電線条と給電部の間に、
導電線条を隣接する辺に追加してこの導電線条から給電
する構造とするとともに、第８の導電線条に相当する相
当する線条は必ずしもなくてもよい構成とするものであ
り、この場合の符号は追加した導電線条を第１の導電線
条として、請求項１における第１の導電線条〜第７の導
電線条までを第２の導電線条〜第８の導電線条と繰り上
げ、複数の辺に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と
複数の辺のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延び
る導電線条と、中央部からいずれか辺の中央部まで延び
る導電線条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に対してそ
の指向特性を改善したＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放
送波の電波を受信するに好適な自動車用のガラスアンテ
ナである。
【００１１】また、平行２線の端部を接続したコ字形状
の折り返し部を給電部あるいはアンテナの一部に挿入し
てもよい。さらに各導電線条は全てを１本の導電線条に
より形成するようにしてもよく全てあるいは一部を２本
以上複数本の導電線条により形成するようにしてもよ
い。
の折り返し部を給電部あるいはアンテナの一部に挿入し
てもよい。さらに各導電線条は全てを１本の導電線条に
より形成するようにしてもよく全てあるいは一部を２本
以上複数本の導電線条により形成するようにしてもよ
い。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明のアンテナの始発点である
給電部は、側部窓ガラス４辺のいずれの辺に設けてもよ
く、また辺のどこに配設するかについては、実施例１に
示すような辺のコーナー部、実施例３に示すような辺の
中央部、実施例２と実施例４に示すような辺のコーナー
と中央部の間のいずれでもよく、車種によって適宜選択
すればよい。
給電部は、側部窓ガラス４辺のいずれの辺に設けてもよ
く、また辺のどこに配設するかについては、実施例１に
示すような辺のコーナー部、実施例３に示すような辺の
中央部、実施例２と実施例４に示すような辺のコーナー
と中央部の間のいずれでもよく、車種によって適宜選択
すればよい。
【００１３】アンテナの構成について、請求項１に示す
構成は、給電部がいずれかの辺の中央部ではなく、コー
ナー部か、あるいはコーナー部を中央部の間に配設され
る場合であり、第１の導電線条はその辺（第１の辺）の
中央部まで延びる線条であり、以下、第１の導電線条に
接続され、窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第２の導電
線条と、第２の導電線条に接続され、第１の辺と隣接す
る辺のいずれかの辺である第２の辺のほぼ中央部まで延
びる第３の線条と、第３の導電線条に接続され、該第２
の辺のコーナーまで第１の辺と対向する第３の辺に向け
てのびる第４の導電線条と、第４の導電線条に接続さ
れ、第１の辺と対向する第３の辺に沿ってその辺のほぼ
中央部まで延びる第５の導電線条と、第５の導電線条に
接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第６の導電線
条と、第６の導電線条に接続され、第２の辺に対向する
第４の辺のほぼ中央部まで延びる第７の導電線条と、第
７の導電線条に接続され第４の辺に沿ってほぼどちらか
のコーナーまで延びる第８の導電線条を少なくとも具備
し、前記導電線条の全てを１本の導電線条により形成す
る。
構成は、給電部がいずれかの辺の中央部ではなく、コー
ナー部か、あるいはコーナー部を中央部の間に配設され
る場合であり、第１の導電線条はその辺（第１の辺）の
中央部まで延びる線条であり、以下、第１の導電線条に
接続され、窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第２の導電
線条と、第２の導電線条に接続され、第１の辺と隣接す
る辺のいずれかの辺である第２の辺のほぼ中央部まで延
びる第３の線条と、第３の導電線条に接続され、該第２
の辺のコーナーまで第１の辺と対向する第３の辺に向け
てのびる第４の導電線条と、第４の導電線条に接続さ
れ、第１の辺と対向する第３の辺に沿ってその辺のほぼ
中央部まで延びる第５の導電線条と、第５の導電線条に
接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第６の導電線
条と、第６の導電線条に接続され、第２の辺に対向する
第４の辺のほぼ中央部まで延びる第７の導電線条と、第
７の導電線条に接続され第４の辺に沿ってほぼどちらか
のコーナーまで延びる第８の導電線条を少なくとも具備
し、前記導電線条の全てを１本の導電線条により形成す
る。
【００１４】請求項２に示す構成は、給電部がいずれか
の辺の中央部に配設される場合であり、請求項１に示す
構成の第２の導電線条〜第７の導電線条と同じ構成であ
り、第１の導電線条〜第７の導電線条と繰り上げて称す
る。
の辺の中央部に配設される場合であり、請求項１に示す
構成の第２の導電線条〜第７の導電線条と同じ構成であ
り、第１の導電線条〜第７の導電線条と繰り上げて称す
る。
【００１５】請求項３に示す構成は、請求項１に示す構
成において、さらに第１の導電線条と給電部の間に、導
電線条を隣接する辺に追加してこの導電線条から給電す
る構造とするとともに、第８の導電線条に相当する相当
する線条は必ずしもなくてもよい構成とするものであ
り、この場合に、追加した導電線条を第１の導電線条と
して、請求項１における第１の導電線条〜第７の導電線
条までを第２の導電線条〜第８の導電線条と繰り下げて
称する。
成において、さらに第１の導電線条と給電部の間に、導
電線条を隣接する辺に追加してこの導電線条から給電す
る構造とするとともに、第８の導電線条に相当する相当
する線条は必ずしもなくてもよい構成とするものであ
り、この場合に、追加した導電線条を第１の導電線条と
して、請求項１における第１の導電線条〜第７の導電線
条までを第２の導電線条〜第８の導電線条と繰り下げて
称する。
【００１６】いずれの場合にも、各辺に沿って延びる導
電線条は、金属ボディの影響によって受信利得が低下し
ないようにボディから最低１０ｍｍ以上離して配設する
と好ましい。
電線条は、金属ボディの影響によって受信利得が低下し
ないようにボディから最低１０ｍｍ以上離して配設する
と好ましい。
【００１７】本発明のアンテナは、このように複数の辺
に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と複数の辺のほ
ぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延びる導電線条
と、中央部からいずれか辺の中央部まで延びる導電線条
を組み合わせることにより、上辺と下辺ならびに中央部
に設けた３本の水平線条の一端を一方の側辺部で垂直線
条により接続したＥ字形状などのパターン、あるいは周
辺全周にわたり１周したパターンに比較してガラス全面
を有効に利用することができるので、ＡＭラジオ放送
波、ＦＭラジオ放送波に対して、より受信利得を高くす
ることができ、さらに導電線条の一部あるいは全部を二
重に形成することにより、アンテナの受信面積を大きく
することができるので、ＡＭラジオ放送波に対して受信
利得を向上させることができる。
に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と複数の辺のほ
ぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延びる導電線条
と、中央部からいずれか辺の中央部まで延びる導電線条
を組み合わせることにより、上辺と下辺ならびに中央部
に設けた３本の水平線条の一端を一方の側辺部で垂直線
条により接続したＥ字形状などのパターン、あるいは周
辺全周にわたり１周したパターンに比較してガラス全面
を有効に利用することができるので、ＡＭラジオ放送
波、ＦＭラジオ放送波に対して、より受信利得を高くす
ることができ、さらに導電線条の一部あるいは全部を二
重に形成することにより、アンテナの受信面積を大きく
することができるので、ＡＭラジオ放送波に対して受信
利得を向上させることができる。
【００１８】また、特にＦＭラジオ放送波に対する受信
利得を向上させるため、あるいは指向特性改善のため、
あるいはインピーダンスを調整するために、水平線条、
垂直線条、あるいはこれらを組み合わせたＬ字形状、Ｔ
字形状、コ字形状など各種の補助エレメントを付加する
ことができ、ＦＭラジオ放送波、ＡＭラジオ放送波、長
波、あるいは短波を受信するときには、外部回路として
インピーダンスマッチング回路、プリアンプ回路などを
付加してもよい。
利得を向上させるため、あるいは指向特性改善のため、
あるいはインピーダンスを調整するために、水平線条、
垂直線条、あるいはこれらを組み合わせたＬ字形状、Ｔ
字形状、コ字形状など各種の補助エレメントを付加する
ことができ、ＦＭラジオ放送波、ＡＭラジオ放送波、長
波、あるいは短波を受信するときには、外部回路として
インピーダンスマッチング回路、プリアンプ回路などを
付加してもよい。
【００１９】また、本発明のアンテナは左右どちらかの
側部窓ガラスに設けて、ＡＭラジオ放送波、ＦＭラジオ
放送波受信時に単独で受信することができるが、ＦＭラ
ジオ放送波を受信するときには他方の側部窓ガラスに設
けたＦＭラジオ放送波受信用のガラスアンテナ（本発明
の構成になるアンテナが好ましいが、その他の構成のガ
ラスアンテナでも勿論よい）、あるいは後部窓ガラスに
設けたＦＭラジオ放送波受信用のガラスアンテナ、前部
窓ガラスに設けたガラスアンテナあるいはホップアンテ
ナなどと組み合わせてダイバーシティ受信しても勿論よ
い。
側部窓ガラスに設けて、ＡＭラジオ放送波、ＦＭラジオ
放送波受信時に単独で受信することができるが、ＦＭラ
ジオ放送波を受信するときには他方の側部窓ガラスに設
けたＦＭラジオ放送波受信用のガラスアンテナ（本発明
の構成になるアンテナが好ましいが、その他の構成のガ
ラスアンテナでも勿論よい）、あるいは後部窓ガラスに
設けたＦＭラジオ放送波受信用のガラスアンテナ、前部
窓ガラスに設けたガラスアンテナあるいはホップアンテ
ナなどと組み合わせてダイバーシティ受信しても勿論よ
い。
【００２０】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図１〜図４それぞれ実施例１〜実施例４におけ
るアンテナを一方の側部窓ガラスに装着したものを車外
から見た正面図、図５と図６は、それぞれ実施例１の８
４ＭＨｚにおける指向特性図である。
明する。図１〜図４それぞれ実施例１〜実施例４におけ
るアンテナを一方の側部窓ガラスに装着したものを車外
から見た正面図、図５と図６は、それぞれ実施例１の８
４ＭＨｚにおける指向特性図である。
【００２１】実施例１
請求項１に該当し、第１の辺を左側辺とする例であり、
図１に示すように、車両用の一方の側部窓ガラスに装着
される板ガラス１の車内側表面に、給電部２と、該給電
部２から第１の辺である左辺に沿って、その辺の中央部
まで延びる長さが１５０ｍｍの第１の導電線条３１と、
第１の導電線条に接続され、窓ガラスのほぼ中央部まで
延びる長さが２７０ｍｍの第２の導電線条３２と、第２
の導電線条に接続され、第１の辺に隣接する辺（この例
では下辺）のほぼ中央部まで延びる長さが１８０ｍｍの
第３の導電線条３３と、第３の導電線条に接続され、下
辺に沿ってほぼコーナーまで第１の辺と対向する第３の
辺（右側辺）に向けてのびる長さが２７０ｍｍの第４の
導電線条３４と、第４の導電線条に接続され、第１の辺
と対向する第３の辺（右側辺）に沿ってその辺のほぼ中
央部まで延びる長さが１８０ｍｍの第５の導電線条３５
と、第５の導電線条に接続され窓ガラスのほぼ中央部ま
で延びる長さが２５０ｍｍの第６の導電線条３６と、第
６の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の辺
（上辺）のほぼ中央部まで延びる長さが１８０ｍｍの第
７の導電線条３７と、第７の導電線条に接続され第４の
辺（上辺）に沿ってコーナーまで第３の辺（右側辺）に
向けて延びる長さが２３０ｍｍの第８の導電線条から構
成される本発明のＡＭラジオ放送波とＦＭラジオ放送波
を受信するガラスアンテナ３を曲げ加工前にスクリーン
印刷して、曲げ加工と同時に焼成して形成する。
図１に示すように、車両用の一方の側部窓ガラスに装着
される板ガラス１の車内側表面に、給電部２と、該給電
部２から第１の辺である左辺に沿って、その辺の中央部
まで延びる長さが１５０ｍｍの第１の導電線条３１と、
第１の導電線条に接続され、窓ガラスのほぼ中央部まで
延びる長さが２７０ｍｍの第２の導電線条３２と、第２
の導電線条に接続され、第１の辺に隣接する辺（この例
では下辺）のほぼ中央部まで延びる長さが１８０ｍｍの
第３の導電線条３３と、第３の導電線条に接続され、下
辺に沿ってほぼコーナーまで第１の辺と対向する第３の
辺（右側辺）に向けてのびる長さが２７０ｍｍの第４の
導電線条３４と、第４の導電線条に接続され、第１の辺
と対向する第３の辺（右側辺）に沿ってその辺のほぼ中
央部まで延びる長さが１８０ｍｍの第５の導電線条３５
と、第５の導電線条に接続され窓ガラスのほぼ中央部ま
で延びる長さが２５０ｍｍの第６の導電線条３６と、第
６の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の辺
（上辺）のほぼ中央部まで延びる長さが１８０ｍｍの第
７の導電線条３７と、第７の導電線条に接続され第４の
辺（上辺）に沿ってコーナーまで第３の辺（右側辺）に
向けて延びる長さが２３０ｍｍの第８の導電線条から構
成される本発明のＡＭラジオ放送波とＦＭラジオ放送波
を受信するガラスアンテナ３を曲げ加工前にスクリーン
印刷して、曲げ加工と同時に焼成して形成する。
【００２２】このようにして得られた板ガラス１の寸法
をＡ＝６３０ｍｍ、Ａ'＝６３０ｍｍ、Ｂ＝４５０ｍ
ｍ、Ｂ'＝４３０ｍｍとして自動車の側部窓ガラスに装
着して、国内ＦＭラジオ放送波帯のほぼ中心である８４
ＭＨｚのＦＭラジオ帯の電波を受信して、その指向特性
を測定したところ、図５に示すようになった。
をＡ＝６３０ｍｍ、Ａ'＝６３０ｍｍ、Ｂ＝４５０ｍ
ｍ、Ｂ'＝４３０ｍｍとして自動車の側部窓ガラスに装
着して、国内ＦＭラジオ放送波帯のほぼ中心である８４
ＭＨｚのＦＭラジオ帯の電波を受信して、その指向特性
を測定したところ、図５に示すようになった。
【００２３】この結果から明らかなように、電波の到来
方向の違いによる受信利得の落ち込み（ディップ）がほ
とんどなく、きわめて良好な指向特性を示すことがわか
る。また、５３０ＫＨｚ〜１６００ＫＨｚのＡＭラジオ
帯の電波を、他方の窓ガラスに装着したアンテナ３'で
受信して、ほぼ同じサイズの側部窓ガラスにコーナーの
給電部から窓ガラス周辺を導電線条をほぼ１周させたア
ンテナ（以下、比較例という）と比較するとほぼ全域で
約２ｄＢ向上しており、良好なアンテナであることがわ
かる。
方向の違いによる受信利得の落ち込み（ディップ）がほ
とんどなく、きわめて良好な指向特性を示すことがわか
る。また、５３０ＫＨｚ〜１６００ＫＨｚのＡＭラジオ
帯の電波を、他方の窓ガラスに装着したアンテナ３'で
受信して、ほぼ同じサイズの側部窓ガラスにコーナーの
給電部から窓ガラス周辺を導電線条をほぼ１周させたア
ンテナ（以下、比較例という）と比較するとほぼ全域で
約２ｄＢ向上しており、良好なアンテナであることがわ
かる。
【００２４】実施例２〜実施例４
図２に示す実施例２は請求項１と請求項５に該当し、第
６の導電線条と第７の導電線条を２本の導電線条で形成
するとともに、補助エレメントを付加した例である。
６の導電線条と第７の導電線条を２本の導電線条で形成
するとともに、補助エレメントを付加した例である。
【００２５】アンテナ３は、給電部２から第１の辺であ
る左辺に沿って、その辺の中央部まで延びる長さが８０
ｍｍの第１の導電線条３１と、第１の導電線条に接続さ
れ、窓ガラスのほぼ中央部まで延びる長さが２５０ｍｍ
の第２の導電線条３２と、第２の導電線条に接続され、
第１の辺に隣接する辺（この例では下辺）のほぼ中央部
まで延びる長さが１８０ｍｍの第３の導電線条３３と、
第３の導電線条に接続され、下辺に沿ってほぼコーナー
まで第１の辺と対向する第３の辺（右側辺）に向けての
びる長さが３００ｍｍの第４の導電線条３４と、第４の
導電線条に接続され、第１の辺と対向する第３の辺（右
側辺）に沿ってその辺のほぼ中央部まで延びる長さが１
８０ｍｍの第５の導電線条３５と、第５の導電線条に接
続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる長さが２８０ｍ
ｍの第６の導電線条３６と、第６の導電線条に接続さ
れ、第２の辺に対向する第４の辺（上辺）のほぼ中央部
まで延びる長さが１８０ｍｍと長さが１６０ｍｍの第７
の導電線条３７、３７'と、第７の導電線条３７、３７'
に接続され、第４の辺（上辺）に沿ってコーナーまで第
３の辺（右側辺）に向けて延びる長さが２７０ｍｍと長
さが２５０ｍｍの第８の導電線条３８、３８'から構成
される基本の導電線条に、図示のとおり、長さが６０ｍ
ｍの垂直線条と長さが１７０ｍｍの水平線条から構成さ
れる逆Ｌ字形状の補助エレメント４と長さが１８０ｍｍ
の補助エレメント５、長さが６０ｍｍの補助エレメント
６を付加したものであり、板ガラスの寸法等その他の構
成は実施例１と同じにしたものである。
る左辺に沿って、その辺の中央部まで延びる長さが８０
ｍｍの第１の導電線条３１と、第１の導電線条に接続さ
れ、窓ガラスのほぼ中央部まで延びる長さが２５０ｍｍ
の第２の導電線条３２と、第２の導電線条に接続され、
第１の辺に隣接する辺（この例では下辺）のほぼ中央部
まで延びる長さが１８０ｍｍの第３の導電線条３３と、
第３の導電線条に接続され、下辺に沿ってほぼコーナー
まで第１の辺と対向する第３の辺（右側辺）に向けての
びる長さが３００ｍｍの第４の導電線条３４と、第４の
導電線条に接続され、第１の辺と対向する第３の辺（右
側辺）に沿ってその辺のほぼ中央部まで延びる長さが１
８０ｍｍの第５の導電線条３５と、第５の導電線条に接
続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる長さが２８０ｍ
ｍの第６の導電線条３６と、第６の導電線条に接続さ
れ、第２の辺に対向する第４の辺（上辺）のほぼ中央部
まで延びる長さが１８０ｍｍと長さが１６０ｍｍの第７
の導電線条３７、３７'と、第７の導電線条３７、３７'
に接続され、第４の辺（上辺）に沿ってコーナーまで第
３の辺（右側辺）に向けて延びる長さが２７０ｍｍと長
さが２５０ｍｍの第８の導電線条３８、３８'から構成
される基本の導電線条に、図示のとおり、長さが６０ｍ
ｍの垂直線条と長さが１７０ｍｍの水平線条から構成さ
れる逆Ｌ字形状の補助エレメント４と長さが１８０ｍｍ
の補助エレメント５、長さが６０ｍｍの補助エレメント
６を付加したものであり、板ガラスの寸法等その他の構
成は実施例１と同じにしたものである。
【００２６】図３に示す実施例３は、請求項２と請求項
５に該当し、第１の辺を下辺とするとともに、第１の導
電線条から第６の導電線条まで二重に形成し、第７の導
電線条を分けて配設し、さらに延長線条３８、３８'、
補助エレメント７を付加したものである。
５に該当し、第１の辺を下辺とするとともに、第１の導
電線条から第６の導電線条まで二重に形成し、第７の導
電線条を分けて配設し、さらに延長線条３８、３８'、
補助エレメント７を付加したものである。
【００２７】アンテナ３は、第１の辺である下辺中央部
に配設された給電部２から窓ガラスのほぼ中央部まで延
びる長さが１４０ｍｍと１６０ｍｍの第１の導電線条３
１、３１'と、第１の導電線条に接続され、第１の辺に
隣接する辺（この例では左側辺）のほぼ中央部まで延び
る長さが２７０ｍｍと２７０ｍｍの第２の導電線条３
２、３２'と、第２の導電線条に接続され、左側辺に沿
ってほぼコーナーまで第１の辺と対向する第３の辺（上
辺）に向けてのびる長さが２２０ｍｍと１８０ｍｍの第
３の導電線条３３、３３'と、第３の導電線条に接続さ
れ、第１の辺と対向する第３の辺（上辺辺）に沿ってそ
の辺のほぼ中央部まで延びる長さが２９０ｍｍと２５０
ｍｍの第４の導電線条３４、３４'と、第４の導電線条
に接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる長さが１６
０ｍｍと１６０ｍｍの第５の導電線条３５、３５'と、
第５の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の
辺（右側辺）のほぼ中央部まで延びる長さが２５０ｍｍ
と２７０ｍｍの第６の導電線条３６、３６'と、第６の
導電線条３６に接続され、第４の辺に沿って右上コーナ
ーまで延びる長さが１６０ｍｍの第７の導電線条３７、
第６の導電線条３６'に接続され、第４の辺に沿って右
下コーナーまで延びる長さが１８０ｍｍの第７の導電線
条３７'を基本構成とし、さらに第７の導電線条３７に
接続される長さが２００ｍｍの延長線条３８、第７の導
電線条３７'に接続される長さが１８０ｍｍの延長線条
３８'をそれぞれ接続するとともに、図示のとおり、長
さが１２０ｍｍの補助エレメント７を付加したものであ
る。
に配設された給電部２から窓ガラスのほぼ中央部まで延
びる長さが１４０ｍｍと１６０ｍｍの第１の導電線条３
１、３１'と、第１の導電線条に接続され、第１の辺に
隣接する辺（この例では左側辺）のほぼ中央部まで延び
る長さが２７０ｍｍと２７０ｍｍの第２の導電線条３
２、３２'と、第２の導電線条に接続され、左側辺に沿
ってほぼコーナーまで第１の辺と対向する第３の辺（上
辺）に向けてのびる長さが２２０ｍｍと１８０ｍｍの第
３の導電線条３３、３３'と、第３の導電線条に接続さ
れ、第１の辺と対向する第３の辺（上辺辺）に沿ってそ
の辺のほぼ中央部まで延びる長さが２９０ｍｍと２５０
ｍｍの第４の導電線条３４、３４'と、第４の導電線条
に接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる長さが１６
０ｍｍと１６０ｍｍの第５の導電線条３５、３５'と、
第５の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の
辺（右側辺）のほぼ中央部まで延びる長さが２５０ｍｍ
と２７０ｍｍの第６の導電線条３６、３６'と、第６の
導電線条３６に接続され、第４の辺に沿って右上コーナ
ーまで延びる長さが１６０ｍｍの第７の導電線条３７、
第６の導電線条３６'に接続され、第４の辺に沿って右
下コーナーまで延びる長さが１８０ｍｍの第７の導電線
条３７'を基本構成とし、さらに第７の導電線条３７に
接続される長さが２００ｍｍの延長線条３８、第７の導
電線条３７'に接続される長さが１８０ｍｍの延長線条
３８'をそれぞれ接続するとともに、図示のとおり、長
さが１２０ｍｍの補助エレメント７を付加したものであ
る。
【００２８】図４に示す実施例４は、請求項３、請求項
４および請求項５に該当する例であり、第１の辺を右側
辺とし、第５の導電線条から第８の導電線条まで二重に
形成し、さらに延長線条をそれぞれに接続するするとと
もに、平行２線の端部を接続したコ字形状の折り返し部
３Ａをアンテナの一部に挿入し、さらに補助エレメント
８を付加したものである。
４および請求項５に該当する例であり、第１の辺を右側
辺とし、第５の導電線条から第８の導電線条まで二重に
形成し、さらに延長線条をそれぞれに接続するするとと
もに、平行２線の端部を接続したコ字形状の折り返し部
３Ａをアンテナの一部に挿入し、さらに補助エレメント
８を付加したものである。
【００２９】アンテナ３は、第１の辺である右側辺に配
設した給電部２からその辺に沿ってほぼどちらかのコー
ナーまで延びる第１の導電線条３１と、第１の導電線条
に接続され、第１の辺に隣接する第２の辺に沿って中央
部まで延びる第２の線条３２と、第２の導電線条に接続
される折り返し部３Ａと、折り返し部に接続され、窓ガ
ラスのほぼ中央部まで延びる第３の導電線条３３と、第
３の導電線条に接続され、第１の辺と対向する辺（左側
辺）のほぼ中央部まで延びる第４の導電線条３４と、第
４の導電線条に接続され、第１の辺に沿って左上コーナ
ー部まで延びる２本の第５の導電線条３５、３５'と、
第５の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の
辺（上辺）に沿って中央部まで延びる２本の第６の導電
線条３６、３６'と第６の導電線条に接続され、窓ガラ
ス中央部まで延びる２本の第７の導電線条３７、３７'
と第７の導電線条に接続され第１の辺（右側辺）の中央
部まで延びる２本の第８の導電線条を基本構成とし、さ
らに第８の導電線条に接続される延長線条３９、３９'
を接続するとともに、第１の導電線条３１と第２の導電
線条３２に沿って配設される補助エレメント８を付加し
たものである。
設した給電部２からその辺に沿ってほぼどちらかのコー
ナーまで延びる第１の導電線条３１と、第１の導電線条
に接続され、第１の辺に隣接する第２の辺に沿って中央
部まで延びる第２の線条３２と、第２の導電線条に接続
される折り返し部３Ａと、折り返し部に接続され、窓ガ
ラスのほぼ中央部まで延びる第３の導電線条３３と、第
３の導電線条に接続され、第１の辺と対向する辺（左側
辺）のほぼ中央部まで延びる第４の導電線条３４と、第
４の導電線条に接続され、第１の辺に沿って左上コーナ
ー部まで延びる２本の第５の導電線条３５、３５'と、
第５の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の
辺（上辺）に沿って中央部まで延びる２本の第６の導電
線条３６、３６'と第６の導電線条に接続され、窓ガラ
ス中央部まで延びる２本の第７の導電線条３７、３７'
と第７の導電線条に接続され第１の辺（右側辺）の中央
部まで延びる２本の第８の導電線条を基本構成とし、さ
らに第８の導電線条に接続される延長線条３９、３９'
を接続するとともに、第１の導電線条３１と第２の導電
線条３２に沿って配設される補助エレメント８を付加し
たものである。
【００３０】このようにして得られた実施例２〜実施例
４のガラスアンテナ３も、ＦＭラジオ放送波に対してそ
れぞれ実施例１のアンテナ３などと同程度の受信性能を
有し、ＡＭラジオ放送波に対してともに実施例１を上回
る受信性能を有することを確認した。
４のガラスアンテナ３も、ＦＭラジオ放送波に対してそ
れぞれ実施例１のアンテナ３などと同程度の受信性能を
有し、ＡＭラジオ放送波に対してともに実施例１を上回
る受信性能を有することを確認した。
【００３１】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、以上説明し
たように、側部窓ガラスに設けたアンテナであっても、
ＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放送波を高利得で受信す
ることができるだけでなく、特にＦＭラジオ放送波に対
してはその指向特性が無指向性に近く単独で受信するこ
とができる。
たように、側部窓ガラスに設けたアンテナであっても、
ＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放送波を高利得で受信す
ることができるだけでなく、特にＦＭラジオ放送波に対
してはその指向特性が無指向性に近く単独で受信するこ
とができる。
【図１】実施例１におけるアンテナを一方の側部窓ガラ
スに配設したものを車外から見た正面図である。
スに配設したものを車外から見た正面図である。
【図２】本発明のガラスアンテナを自動車用の一方の側
部窓ガラスに設けた実施例２を示す正面図である。
部窓ガラスに設けた実施例２を示す正面図である。
【図３】本発明のガラスアンテナを自動車用の一方の側
部窓ガラスに設けた実施例３を示す正面図である。
部窓ガラスに設けた実施例３を示す正面図である。
【図４】本発明のガラスアンテナを自動車用の一方の側
部窓ガラスに設けた実施例４を示す正面図である。
部窓ガラスに設けた実施例４を示す正面図である。
【図５】実施例１におけるアンテナによりＦＭラジオ帯
の８４ＭＨｚの電波を受信したときの指向特性図であ
る。
の８４ＭＨｚの電波を受信したときの指向特性図であ
る。
１ 板ガラス
２ 給電部
３ 本発明のガラスアンテナ
４〜９ 補助エレメント
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平８−265029（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−811（ＪＰ，Ｕ)
特公 昭61−42443（ＪＰ，Ｂ１)
特公 平１−57843（ＪＰ，Ｂ２)
特公 平３−63843（ＪＰ，Ｂ２)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01Q 1/32
Claims (5)
- 【請求項１】車両用側部窓ガラスに複数の導電線条を配
設した自動車用のガラスアンテナにおいて、窓ガラス４
辺のいずれかの第１の辺に配設した給電部からその辺に
沿ってほぼ中央部まで延びる第１の導電線条と、第１の
導電線条に接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第
２の導電線条と、第２の導電線条に接続され、第１の辺
と隣接する辺のいずれかの辺である第２の辺のほぼ中央
部まで延びる第３の線条と、第３の導電線条に接続さ
れ、該第２の辺のコーナーまで第１の辺と対向する第３
の辺に向けてのびる第４の導電線条と、第４の導電線条
に接続され、第１の辺と対向する第３の辺に沿ってその
辺のほぼ中央部まで延びる第５の導電線条と、第５の導
電線条に接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第６
の導電線条と、第６の導電線条に接続され、第２の辺に
対向する第４の辺のほぼ中央部まで延びる第７の導電線
条と、第７の導電線条に接続され第４の辺に沿ってほぼ
どちらかのコーナーまで延びる第８の導電線条を少なく
とも具備し、前記導電線条の全てを１本の導電線条によ
り形成して、複数の辺に沿ってほぼその中央部まで延び
る線条と複数の辺のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央
部に延びる導電線条と、中央部からいずれか辺の中央部
まで延びる導電線条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に
対してその指向特性を改善したことを特徴とするＦＭラ
ジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電波を受信するに好適
な自動車用のガラスアンテナ。 - 【請求項２】車両用側部窓ガラスに複数の導電線条を配
設した自動車用のガラスアンテナにおいて、窓ガラス４
辺のいずれかの第１の辺のほぼ中央部に配設した給電部
から窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第１の導電線条
と、第１の導電線条に接続され、第１の辺と隣接するい
ずれかの辺である第２の辺のほぼ中央部まで延びる第２
の導電線条と、第２の導電線条に接続され、該第２の辺
のコーナーまで第１の辺と対向する第３の辺に向けての
びる第３の導電線条と、第３の導電線条に接続され、第
１の辺と対向する第３の辺に沿ってその辺のほぼ中央部
まで延びる第４の導電線条と、第４の導電線条に接続さ
れ窓ガラスのほぼ中央部まで延びる第５の導電線条と、
第５の導電線条に接続され、第２の辺に対向する第４の
辺のほぼ中央部まで延びる第６の導電線条と、第６の導
電線条に接続され、第４の辺に沿ってほぼどちらかのコ
ーナーまで延びる第７の導電線条とを少なくとも具備
し、前記導電線条の全てを１本の導電線条により形成し
て、複数の辺に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と
複数の辺のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延び
る導電線条と、中央部からいずれか辺の中央部まで延び
る導電線条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に対してそ
の指向特性を改善したことを特徴とするＦＭラジオ放送
波とＡＭラジオ放送波の電波を受信するに好適な自動車
用のガラスアンテナ。 - 【請求項３】車両用側部窓ガラスに複数の導電線条を配
設した自動車用のガラスアンテナにおいて、窓ガラス４
辺のいずれかの第１の辺に配設した給電部からその辺に
沿ってほぼどちらかのコーナーまで延びる第１の導電線
条と、第１の導電線条に接続され、第１の辺に隣接する
第２の辺に沿って中央部まで延びる第２の導電線条と、
第２の導電線条に接続され窓ガラスのほぼ中央部まで延
びる第３の導電線条と、第３の導電線条に接続され、第
１の辺または第１の辺と対向する第３の辺のほぼ中央部
まで延びる第４の導電線条と、第４の導電線条に接続さ
れ、第１の辺、または第１の辺に対向する辺のコーナー
まで延びる第５の導電線条と、第５の導電線条に接続さ
れ、第２の辺に対向する第４の辺に沿って中央部まで延
びる第６の導電線条と、第６の導電線条に接続され、窓
ガラスのほぼ中央部まで延びる第７の導電線条と、第７
の導電線条に接続され、第３の辺、または第１の辺の中
央部まで延びる第８の導電線条とを少なくとも具備し、
前記導電線条の全てを１本の導電線条により形成して、
複数の辺に沿ってほぼその中央部まで延びる線条と複数
の辺のほぼ中央部から窓ガラスのほぼ中央部に延びる導
電線条と、中央部からいずれか辺の中央部まで延びる導
電線条を組み合わせ、ＦＭラジオ放送波に対してその指
向特性を改善したことを特徴とするＦＭラジオ放送波と
ＡＭラジオ放送波の電波を受信するに好適な自動車用の
ガラスアンテナ。 - 【請求項４】平行２線の端部を接続したコ字形状の折り
返し部を給電部あるいはアンテナの一部に挿入するよう
にしたことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか
に記載のＦＭラジオ放送波とＡＭラジオ放送波の電波を
受信するに好適な自動車用のガラスアンテナ。 - 【請求項５】導電線条の少なくとも一つを複数本の導電
線条により形成するようにしたことを特徴とする請求項
１〜請求項４のいずれかに記載のＦＭラジオ放送波とＡ
Ｍラジオ放送波の電波を受信するに好適な自動車用のガ
ラスアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35943997A JP3491808B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 自動車用のガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35943997A JP3491808B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 自動車用のガラスアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11195915A JPH11195915A (ja) | 1999-07-21 |
| JP3491808B2 true JP3491808B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18464510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35943997A Expired - Fee Related JP3491808B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 自動車用のガラスアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3491808B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100828780B1 (ko) | 2005-10-26 | 2008-05-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 광대역 글래스 안테나 |
| KR100794000B1 (ko) | 2006-08-01 | 2008-01-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 글래스 안테나의 최적화 패턴 설계 방법 |
| CN101682106B (zh) | 2007-06-12 | 2013-08-14 | 旭硝子株式会社 | 汽车用玻璃天线及汽车用窗玻璃板 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35943997A patent/JP3491808B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11195915A (ja) | 1999-07-21 |
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