JP3490210B2 - 車両用デッドロック制御装置 - Google Patents

車両用デッドロック制御装置

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JP3490210B2
JP3490210B2 JP6853896A JP6853896A JP3490210B2 JP 3490210 B2 JP3490210 B2 JP 3490210B2 JP 6853896 A JP6853896 A JP 6853896A JP 6853896 A JP6853896 A JP 6853896A JP 3490210 B2 JP3490210 B2 JP 3490210B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両を盗難か
ら守るために通常のドアロック・アンロック機構の他に
デッドロック機構を設け、これによって二重にロックす
る車両用デッドロック制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の発明に係る従来の車両用デッド
ロック制御装置のコントロール回路の構成を図4に基づ
いて説明する。すなわち、同図において、1aはドアの
キーによるロック操作によってオンされる第1状態スイ
ッチで、それによる信号は第1ローパスフィルタ2aに
よってチャタリングノイズが除去され、後述の信号処理
回路5に供給される。1bはドアのキーによるアンロッ
ク操作によってオンされる第2状態スイッチで、それに
よる信号は第2ローパスフィルタ2bによってチャタリ
ングノイズが除去され、後述の信号処理回路5に供給さ
れる。1cは車両のエンジンを始動させるためのキース
イッチの操作によってオンされるイグニッションスイッ
チで、それによる信号は第3ローパスフィルタ2cによ
ってチャタリングノイズが除去され、後述の信号処理回
路5に供給される。 【0003】信号処理回路5は、前記第1ローパスフィ
ルタ2aから信号を受けると、ドアロック操作するため
の信号とデッドロック装置をロック操作するための信号
とを内蔵の一時記憶メモリ(図示せず)に記憶し、その
記憶内容を順次読み出すことによってドアロック・アン
ロック駆動回路6を介してモータ7に対してロック電流
を供給してドアロックし、かつその後デッドロック・ア
ンロック駆動回路8を介してモータ9に対してロック電
流を供給して、デッドロック装置を作動(または施錠と
もいう)させる。 【0004】また前記信号処理回路5は、前記第2ロー
パスフィルタ2bから信号を受けると、ドアアンロック
操作するための信号とデッドロック装置を解錠、すなわ
ちアンロック操作するための信号とを内蔵の一時記憶メ
モリに記憶し、その記憶内容を順次読み出すことによっ
てデッドロック・アンロック駆動回路8を介してモータ
9に対してアンロック電流を供給して、デッドロック装
置を解錠させ、その後ドアロック・アンロック駆動回路
6を介してモータ7に対してアンロック電流を供給して
ドアをアンロックする。 【0005】また、前記信号処理回路5は、前記第3ロ
ーパスフィルタ2cから信号を受け取るとデッドロック
・アンロック駆動回路8を介してモータ9に対してアン
ロック電流を供給し、デッドロック装置を解錠する。な
お、このときドアロック・アンロック駆動回路6は作動
しない。 【0006】なお、図中、符号10はバッテリ、符号1
2は第1、第2及び第3ローパスフィルタ2a、2b、
2c、信号処理回路5、ドアロック・アンロック駆動回
路6及びデッドロック・アンロック駆動回路8から構成
される制御回路(破線による枠で表示されている部分)
で、マイクロコンピュータから構成されている。 【0007】次に上記構成のものの作用の概要を図4に
基づいて説明する。すなわち、図4において、運転者が
車両に乗り込むために、ドアキーシリンダにキーのみを
差し込み、ドアキーをアンロックすると、信号処理回路
5は、第2状態スイッチ1bがオンされてアンロック操
作されているか否かを判断し、アンロック操作されたと
判断すると、それに対応する信号を、信号処理回路5は
内蔵された一時記憶メモリから読み取って、まず、デッ
ドロック・アンロック駆動回路8に対して供給し、モー
タ9にアンロック電流を供給してデッドロック装置を解
錠する。その所定時間後に再度前記一時記憶メモリから
読み取って連続してドアロック・アンロック駆動回路6
に対してアンロック信号を供給し、モータ7にアンロッ
ク電流が供給されてドアロック装置が解錠される。 【0008】次に運転者が車両内部からドアロックする
と、信号処理回路5は第1状態スイッチ1aがオンされ
ているか否かによってドアロックか否かを判断し、ドア
ロック操作されていると判断すると、それに対応する信
号を、ドアロック操作するための信号とデッドロック操
作するための信号とを内蔵の一時記憶メモリに記憶し、
信号処理回路5が、その記憶内容を順次読み出すことに
よって、まず、ドアロック・アンロック駆動回路6に対
して供給し、モータ7にロック電流を供給してドアロッ
ク装置を施錠する。その所定時間後に再度前記一時記憶
メモリから読み取って連続してデッドロック・アンロッ
ク駆動回路8に対してロック信号が供給され、モータ9
にロック電流が供給されてデッドロック装置が作動して
施錠される。 【0009】さらに、運転者がエンジンを始動するため
に、イグニッションスイッチ1cをオンすると、信号処
理回路5に第3ローパスフィルタ2cからそれを示す信
号が供給され、信号処理回路5は、第2状態スイッチ1
bがオンされてデッドロック装置がアンロック操作され
ているか否かを判断し、アンロック操作されていないと
判断すると、それを示す信号を一時記憶メモリから読み
取って、デッドロック・アンロック駆動回路8に対して
供給し、モータ9にアンロック電流を供給してデッドロ
ック装置を解錠する。 【0010】次に、上記構成における信号処理回路5が
マイクロコンピュータで構成された場合の作用を図5に
示すフローチャートに基づいて説明する。電源が投入さ
れると、ステップ100からステップ110に進み、信
号処理回路5の一時記憶メモリから出力されるデータが
そのメモリ内に残存しているか否かの判断を行う。すな
わち、これは一時記憶メモリ内に出力される信号が電源
投入時に前回のデータが残存していないことを確認する
ために行う。 【0011】ステップ110の判断で信号処理回路5の
一時記憶メモリに信号が残存していると判断されると、
残存している信号を連続して出力を行う必要があると判
断し、ステップ115に進み、その一時記憶メモリに記
憶された信号を出力し、ステップ117でタイマの出力
時間を設定し、ステップ135での出力時間を決める。
その後、ステップ119で一時記憶メモリの記憶内容を
空きデータに書き換え、ステップ200に進む。またス
テップ110で信号処理回路5の一時記憶メモリの記憶
内容が空きデータであると判断した時、連続して出力す
る信号が無いとしてステップ120に進み、タイマが作
動中か否かの判断を行う。すなわち、タイマが作動して
いる時は信号処理回路5がモータ7又は9に対して電流
の供給を行っていることを示しているので、タイマ作動
中であるならば直接ステップ200に進む。 【0012】ステップ120でタイマが作動していない
と判断された時、モータ7又は9への電流の供給が行わ
れておらず、モータ7又は9が停止状態と判断され、ス
テップ130に進み、ステップ130でキーによるドア
ロック装置がアンロック操作によって第2状態スイッチ
1bがオンされてドアロック装置がアンロック操作され
たか否かが判断され、アンロック操作されたと判断され
ると、ステップ135に進む。ステップ135では全て
のドアのデッドロック装置をアンロックするために各ド
アのモータ9にアンロック電流を流すと共に、その後ス
テップ137でドアロック装置をアンロックするための
アンロック信号(電流)をドアロック・アンロック駆動
回路6を介してモータ7に供給するための信号を信号処
理回路5の一時記憶メモリに設定して出力し、ステップ
139に進む。ステップ139では、タイマに信号の出
力時間を設定し、ステップ135及びステップ137で
の出力時間を決め、ステップ200に進み、タイマが作
動しているか否かを判断し、作動中であれば、さらに、
ステップ230でデッドロック装置をロック操作するた
めのロック信号が出力されているか否かが判断され、出
力されていると判断するとさらにステップ270でセッ
トフラグを1にセットし、ステップ250に進む。ま
た、このステップ250にはステップ230でデッドロ
ック装置をロック操作するためのロック信号が出力され
ていないと判断された場合にも進む。ステップ250で
はデッドロック装置をアンロック操作するためのアンロ
ック信号が出力されているか否かが判断され、出力され
ていると判断すると、ステップ260でセットフラグを
0にセットし、ステップ220に進む。また、ステップ
250でデッドロック装置をアンロック操作するための
アンロック信号が出力されていないと判断されるとステ
ップ220でタイマを1つ減算し、ステップ300に進
み、一定周期経過後、ステップ100に戻る。 【0013】ステップ200でタイマが作動していない
と判断された場合、ステップ210に進み、現在出力し
ている信号、つまりデッドロック装置のアンロック信号
等の各信号出力を停止状態とする。すなわち、タイマ設
定した時間の間、モータ7又は9に対して電流の供給を
行ったとして電流の供給を止め、ステップ300を介し
てステップ100に戻る。 【0014】ステップ130で第2状態スイッチ1bに
変化がないと判断された場合、ステップ140に進み、
運転者がドアロックして第1状態スイッチ1aがオンさ
れたと判断すると、それに対応する信号をステップ14
5で、信号処理回路5の一時記憶メモリから読み取って
ドアロック装置をロック操作するためのロック信号をド
アロック・アンロック駆動回路6を介してモータ7に供
給し、その後、信号処理回路5の一時記憶メモリにステ
ップ147でデッドロック装置をロック操作するための
ロック信号を設定して出力し、次のステップ149でタ
イマに双方のロック信号の出力時間の設定を行い、ステ
ップ145及びステップ147で出力時間を決める。そ
の後、ステップ200に進み、上記と同様に判断を行
い、ステップ220でタイマを1つ減算し、設定時間の
間信号出力を行う。 【0015】ステップ140で第1状態スイッチ1aが
オフのままで、キー操作によってドアロック操作されて
いないと判断すると、ステップ150に進み、ステップ
150でイグニッションスイッチ1cがオフされている
と判断されると、さらにステップ200に進み、タイマ
が作動しているか否か、すなわちいずれかのモータ7又
は9に対して電流の供給を行っているか否かの判断を行
い、ステップ139、ステップ149、ステップ169
に進まなければ、タイマ出力時間の設定は行わないた
め、ステップ210に進み、信号出力を停止状態、すな
わち電流の供給を行わずステップ300に進み、一定周
期経過後、ステップ100に戻る。またステップ150
でオンされていると判断すると、次のステップ160
で、セットフラグ(すなわち、デッドロック装置がロッ
ク状態になっているかどうかをモニターするフラグであ
り、デッドロック装置をロック操作する信号を出力した
ときに1にし、デッドロック装置をアンロックする信号
を出力した時に0にする)が1か否か、すなわちデッド
ロック装置が作動しているか否かが判断され、デッドロ
ック装置が作動していると判断された場合には、ステッ
プ165に進み、デッドロック・アンロック駆動回路8
を介してモータ9にデッドロック装置のアンロック信号
の出力を行い、ステップ169に進み、タイマ出力時間
設定を行い、ステップ169でのアンロック信号の出力
時間を決める。その後、信号処理回路5は、連続して出
力する信号は一時記憶メモリに記憶されていないので、
ステップ163でその記憶データを空きデータとし、上
記作動と同様にステップ200でタイマ作動中であれ
ば、ステップ220でタイマを1つ減算し、タイマ作動
が終了していればステップ210で信号出力を停止状態
とし、ステップ300に進み、一定周期経過後、ステッ
プ100に戻る。 【0016】またステップ160でデッドロック装置が
作動していないと判断された場合には、上記と同様にス
テップ200のタイマ作動判断を行い、ステップ300
に進み、一定周期経過後、ステップ100に戻る。 【0017】次に図3を参照してデッドロック機構全体
の動作について説明する。まず、電源投入されておら
ず、ドアのデッドロック装置が作動していないとき、す
なわち図3において、結合部材21aが結合していると
き、この時第2ロッド14と第5ロッド24が連結され
ている状態で、ドアに設けられた車室内ドアロックノブ
11を引くと、第1ロッド12を介して第1回動部材1
3が反時計回りに回動され、第5ロッド24及び第2ロ
ッド14が上方に引かれ、第2回動部材15が時計回り
に回動され、ロック・アンロック機構16が作動され
る。その結果、ドアがアンロックされる。 【0018】また、上記状態から車室内ドアロックノブ
11を押すと、第1ロッド12を介して第1回動部材1
3が逆方向に回動され、第5ロッド24及び第2ロッド
14が下方に押され、第2回動部材15が反時計回りに
回動され、ロック・アンロック機構16が作動される。
その結果、ドアがロックされる。なお、上記状態におい
ては、第2回動部材15に連動して、第3ロッド17、
第3回動部材18、第4ロッド19及び第4回動部材2
0が回動される。 【0019】次に、車両のドアの外側からキーシリンダ
23をキー操作し、ロック位置にキーが回動されると、
第3回動部材18が右回転して第3ロッド17を押し下
げ、第2回動部材15を左方向に回転して、ロック・ア
ンロック機構16を作動させ、ドアロックする。なお、
この時第4ロッド19が下方向に押し下げられ、かつ第
4回動部材20が右方向に回動されて第1状態スイッチ
1aがオンされ、ロック・アンロックアクチュエータ2
2を構成するモータ7に、制御回路10からロック電流
が供給され、ドアロックされる。 【0020】その後、デッドロック・アンロックアクチ
ュエータ21を構成するモータ9にもデッドロック・ア
ンロック駆動回路8からロック電流が供給され、かんぬ
き部材21aが外れ、第2ロッド14と第5ロッド24
が切り離されて、車室内ドアロックノブ11を引いて
も、第5ロッド24から第2ロッド14への力の伝達が
遮断されてロック・アンロック機構16が作動不能にな
り、これによりロックが二重に掛けられる。 【0021】また、ドアの外側からキーシリンダ23を
逆方向にキー操作し、アンロック位置にキーが回動され
ると、第3回動部材18が左回転して第3ロッド17を
押し上げ、第2回動部材15を右方向に回転して、ロッ
ク・アンロック機構16を作動させ、ドアをアンロック
する。 【0022】なお、この時第4ロッド19が上方向に押
し上げられ、かつ第4回動部材20が左方向に回動され
て第2状態スイッチ1bがオンされ、その後ロック・ア
ンロックアクチュエータ21を構成するモータ9にデッ
ドロック・アンロック駆動回路8からアンロック電流が
供給され、すなわち結合部材21aが結合していない状
態になり、第2ロッド14と第5ロッド24が連結さ
れ、その後、デッドロック・アンロックアクチュエータ
22を構成するモータ7にもロック・アンロック駆動回
路6からアンロック電流が供給され、ドアがアンロック
される。 【0023】また、車両のキースイッチ操作によってイ
グニッションスイッチ1cがオン状態になると、デッド
ロック装置がロック状態にある場合、信号処理回路5か
らデッドロック・アンロックアクチュエータ21を構成
するモータ9にアンロック電流が供給されデッドロック
装置が解除、すなわち結合部材21aが結合された状態
になり、第2ロッド14と第5ロッド24とが連結され
て車室内ドアロックノブ11を引くとロック・アンロッ
ク機構16が作動してアンロックできるようになる。 【0024】 【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の車
両用デッドロック制御装置は、イグニッションキースイ
ッチ操作によってエンジン始動を行うときにデッドロッ
ク装置が解錠される構成にされているので、エンジン始
動時にバッテリ電圧の低下が発生した場合には、デッド
ロック・アンロックアクチュエータやデッドロック・ア
ンロック駆動回路が正常に作動しなかったり、または作
動しても不完全な動作しかしない恐れがあり、その場合
には、運転者等は車外に出るため、手を窓から外に出し
てキーをドアキーシリンダ23に差し込み、手動でドア
キーを解除する必要があった。 【0025】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、乗員が車両に乗り込んだ後に何らか
の理由、例えば誤操作等によってデッドロック装置が作
動してしまっても、エンジンを始動させることによって
デッドロック装置が確実に解錠されるようにして運転者
等が通常通り案内のノブをアンロックすることで車外に
でることを可能とする装置を提供することを目的とす
る。 【0026】 【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用デ
ッドロック制御装置は、ドアロック・アンロック機構と
車室内ドアロックノブとが結合手段によって結合され、
かつ該結合手段がモータで駆動されるデッドロック機構
を備え、イグニッションスイッチがオンされたときに前
記デッドロック機構を解錠方向に制御する車両用デッド
ロック制御装置において、予め設定された出力回数分だ
け前記デッドロック機構を解錠するパルス信号を出力す
るタイマ回路と、前記イグニッションスイッチがオンさ
れ、エンジン始動のためのクランキングが開始される
と、前記パルス信号の出力回数を設定すると共に、前記
タイマ回路による各出力回ごとの前記パルス信号の出力
時間を設定して、前記デッドロック機構の解錠が可能に
なるまで前記タイマ回路に前記パルス信号を出力させる
駆動制御回路とを備えるものである。 【0027】 【作用】この発明によれば、イグニッションスイッチが
オンされ、エンジン始動のためのクランキングが開始さ
れて終了された後の電源電圧が安定している時に、デッ
ドロック機構を構成するアクチュエータにパルスを供給
して、そのパルスでアクチュエータを確実に駆動した。 【0028】 【実施例】次に、この発明による実施例を説明するが、
図1において図4に示し説明した従来の構成と同一のも
の、または均等なものには同一符号を付して省略し、異
なる部分の機能について以下に説明する。 【0029】すなわち、図1において、13は信号処理
回路で、前記信号処理回路5と実質同一のものである。
14は駆動制御回路で、前記信号処理回路13からドア
のロック信号、ドアのアンロック信号、デッドロック装
置のロック信号、デッドロック装置のアンロック信号が
供給されると、第1、第2、第3及び第4アンドゲート
17、18、19及び20の何れかに対して所定時間の
間、ハイレベル信号を供給すると共に、タイマ16に作
動開始信号を供給し、かつカウンタ15に対してタイマ
16の作動回数をセットするための信号を供給する。こ
こで、前記所定時間は1回のタイマ作動により設定され
る電流出力の設定時間を示す。 【0030】15はプリセットカウンタで、前記駆動制
御回路14からの信号によってタイマ16の作動回数が
セットされるとともに、その作動回数のセット値はタイ
マ16のそれぞれの作動終了毎に発せられる信号によっ
て1つ減算される。16はモータ7又は9への電流出力
時間の制御を行うタイマで、前記駆動制御回路14から
作動開始信号を受け、かつカウンタ15から作動許可信
号(プリセットカウンタ15が作動中に出力する信号)
が供給されると、タイマ作動を開始して、そのタイマ作
動を行っている間、第1〜第4アンドゲート17〜20
にハイレベル信号を供給する。なお、21は第1、第2
及び第3ローパスフィルタ2a、2b、2c、信号処理
回路13、駆動制御回路14、カウンタ15、タイマ1
6、第1、第2、第3及び第4アンドゲート17、1
8、19及び20等から構成される制御回路で、マイク
ロコンピュータから構成され、図2に示すプログラム作
動を行う。 【0031】次に上記構成のものの作用の概要を図1に
基づいて説明する。すなわち、図1において、運転者が
車両に乗り込むために、ドアキーをキーシリンダ23に
差し込み、アンロック方向に回動すると、信号処理回路
13は、第2状態スイッチ1bがオンされてアンロック
操作されたか否かを判断し、アンロック操作されたと判
断すると、それを示す信号、すなわちドアをアンロック
するための信号と、デッドロック装置を解錠するための
信号とを駆動制御回路14の一時記憶メモリに対して供
給する。駆動制御回路14は、その一時記憶メモリの記
憶内容に基づいて所定時間の間、第2アンドゲート18
及び第4アンドゲート20に対してハイレベル信号を供
給すると共に、カウンタ15に、例えば設定値1をプリ
セットし、かつタイマ16に対し作動開始信号となるタ
イマ値設定を行い、タイマ16を1回だけ作動させ、所
定時間の間、第1、第2、第3及び第4アンドゲート1
7、18、19及び20に対してハイレベル信号を供給
し、その間のみアンロック電流をモータ9に供給してデ
ッドロック装置を解錠した後に、モータ7にアンロック
電流を供給してドアをアンロックすることによって、1
回のタイマ動作が終了する。 【0032】次に運転者が車両内部からドアロックする
と、信号処理回路13は第1状態スイッチ1aがオンさ
れたか否かによってドアロックか否かを判断し、ロック
操作されたと判断すると、それを示す信号を、すなわち
ドアをロックするための信号と、デッドロック装置をロ
ックするためのロック信号とを駆動制御回路14の一時
記憶メモリに対して供給する。駆動制御回路14は、そ
の一時記憶メモリの記憶内容に基づいて所定時間の間、
第1アンドゲート17及び第3アンドゲート19に対し
てハイレベル信号を供給すると共に、カウンタ15に、
例えば設定値1をプリセットし、かつタイマ16に対し
作動開始信号となるタイマ値設定を行い、タイマ16を
作動させ、そのタイマ16から所定時間の間ハイレベル
信号を出力し、タイマ16が作動している間、第1、第
2、第3及び第4アンドゲート17、18、19及び2
0に対してハイレベル信号を供給し、その間のみロック
電流をモータ7に供給してドアロックし、その後モータ
9にロック電流を供給してデッドロックする。またタイ
マ16はタイマ時間が終了すると、カウンタ15に対し
て1を減算し、1回のタイマ動作が終了する。 【0033】さらに、運転者がエンジンを始動するため
に、イグニッションスイッチ1cをオンすると、信号処
理回路13に第3ローパスフィルタ2cからそれを示す
信号が供給され、駆動制御回路14は、第4アンドゲー
ト20に対してハイレベル信号を供給すると共に、カウ
ンタ15に設定値3をプリセットし、かつタイマ16を
作動させ、そのタイマ16から所定時間の間ハイレベル
信号を出力し、タイマ時間が終了すると、タイマ16か
らカウンタ15に対して設定値3から1を減算するため
の信号を供給し、次に、タイマ16に所定時間が設定さ
れ、再度所定時間の間ハイレベル信号を出力し、カウン
タ15に対して1を減算し、再度タイマ16に所定時間
を設定する。これをカウンタ15が減算されて計数値が
0になるまで繰り返す。 【0034】駆動制御回路14は第4アンドゲート20
に対してはハイレベル信号の供給を維持して、タイマ1
6が3回ハイレベル信号を出力し終わった時点で、すな
わち第4アンドゲート20からモータ9にアンロック電
流を所定時間を3回出力した場合と同等の時間の間供給
し終わった時点で駆動制御回路14は、第4アンドゲー
ト20に対してハイレベル信号をローレベル信号に切り
換える。なお、アンロック電流が3回出力されるとき、
タイマ16の出力時間は、1回目より2回目、2回目よ
り3回目の方が大きく設定されている。 【0035】そのために、デッドロック装置のロック状
態を解錠するためにモータ9に供給する3回分のアンロ
ック電流の出力を、エンジン始動のためのクランキング
時間よりも後に設定することによってクランキング時間
外の電源の安定している時間帯に確実にモータ9を作動
できる。 【0036】次に図2に基づいて上記構成のものをマイ
クロコンピュータで構成した場合の作用を説明するが、
図4に示すフローチャートに対して異なる部分について
のみ以下に説明する。ステップ112、ステップ13
2、ステップ142、ステップ162はカウンタ15で
設定される。また、ステップ142でカウンタ15を例
えば1に、ステップ162でカウンタ15を例えば3に
設定する。また、タイマ16が駆動制御回路14からの
作動開始信号に基づいて作動を開始して、タイマ16が
駆動しているタイマ時間の間、第1、第2、第3及び第
4アンドゲート17、18、19、及び20の何れかに
対してハイレベル信号を供給し、その間のみ、ロック電
流又はアンロック電流をモータ7又は9に供給する。ス
テップ205は、ステップ220と同等のステップで、
またステップ240はカウンタ15が作動中か否か、す
なわち、計数値が0であるか否かの判断を行い0であれ
ば、ステップ245に進み、0でなければステップ21
0に進む。 【0037】上記の各ステップの追加によって、ステッ
プ200でタイマ16が作動しているか否かを判断し、
作動中であった時、タイマ16に対してステップ220
で1つ減算し、ステップ300に進み、ステップ110
に戻る。 【0038】また、ステップ200でタイマ16の作動
が終了し、所定時間の間電流出力を行ったと判断した
ら、ステップ205でカウンタ15に対して1を減算
し、ステップ240でカウンタ15の数値が0になった
か否かの判断をし、0であると判断するとステップ21
0に進み、モータ7又は9に対して出力しているロック
電流又はアンロック電流を停止し、ステップ300に進
む。 【0039】ステップ240の判断でカウンタ15の計
数値が0でない時は、ステップ245に進み、再びタイ
マ16に所定時間を設定し、ステップ300からステッ
プ100に戻り、順次判断を行い、ステップ240でカ
ウンタ15の計数値が0になるまで繰り返される。この
間、駆動制御回路14は、ハイレベル信号の供給を維持
してカウンタ15が0になり、タイマ16が所定時間出
力し終わった時点で、ハイレベル信号からローレベル信
号に、すなわちステップ210の信号出力停止を行う。 【0040】例えばステップ200で、タイマ16に所
定時間、カウンタ15に1が設定されていたとすると、
所定時間の出力が終わった時点で、ステップ205に進
み、カウンタ15を1つ減算するため、カウンタ15は
0となる。次に、ステップ240の判断で、カウンタ1
5は0なので、ステップ210に進み、ローレベル信号
に切り替え、ステップ300に進み、1回のタイマ動作
が終了する。 【0041】また、例えばカウンタ15に3が設定され
ていたとすると、所定時間を出力し終わった時点で、ス
テップ205でカウンタ15を1つ減算する。カウンタ
15は2となる。次に、ステップ240の判断で、カウ
ンタ15は2なので、作動中であると判断し、ステップ
245に進み、再度所定時間をタイマ16に設定する。
2回目の所定時間の出力が終了すると、ステップ205
でカウンタ15を1つ減算し、カウンタ15の計数値を
1にする。再び所定時間の出力、カウンタ15の減算を
繰り返す。 【0042】カウンタ15が作動している間はハイレベ
ル信号を保持するため、カウンタ15の設定値が3であ
れば、所定時間の出力を3回継続して行う。2であれ
ば、2回継続して行うことができて、カウンタ15が0
になった時、信号出力を停止し、タイマ動作を終了す
る。つまり、タイマ16の所定出力時間の設定、すなわ
ち、ステップ117、139、149、169では、所
定時間の設定だけを行っているが、カウンタ15の計数
値に応じてステップ245で再度タイマ時間の設定を行
っているので、所定時間のカウンタ15の設定値の回数
倍の出力を行うことができる。 【0043】この実施例ではステップ162に3が設定
されているので、2回目は1回目の2倍の所定時間に、
また、3回目は1回目の3倍の所定時間信号出力を行
う。信号出力を長い時間設定したい場合は、このカウン
タ15の設定値を大きくすることにより数回連続して信
号出力を行うことができ、所定時間のカウンタ15の設
定値の回数倍の出力の設定をエンジン始動によるクラン
キング時間よりも長く信号出力が行われるように設定で
きる。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
エンジンの始動に伴うデッドロック装置アクチュエータ
の作動の不確実性に関係なく、確実に作動させることが
できるので、エンジン始動時にはデッドロック装置を確
実に解錠することができるという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による車両用デッドロック制御装置の一
実施例を示す回路ブロック説明図である。 【図2】図1の作用を説明するためのフローチャートで
ある。 【図3】デッドロック装置のメカニカル機構を説明する
説明図である。 【図4】従来の車両用デッドロック制御装置の回路ブロ
ック説明図である。 【図5】図4の作用を説明するためのフローチャートで
ある。 【符号の説明】 7,9 モータ 13 信号処理回路 14 駆動制御回路 15 カウンタ 16 タイマ 17〜20 アンドゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−60373(JP,A) 特開 平7−307983(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 B60R 25/00 - 25/10 B60J 5/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドアロック・アンロック機構と車室内ド
    アロックノブとが結合手段によって結合され、かつ該結
    合手段がモータで駆動されるデッドロック機構を備え、
    イグニッションスイッチがオンされたときに前記デッド
    ロック機構を解錠方向に制御する車両用デッドロック制
    御装置において、カウンタに 設定された出力回数分だけ前記デッドロック
    機構を解錠するパルス信号を出力するタイマ回路と、 前記イグニッションスイッチがオンされると前記カウ
    ンタに前記パルス信号の出力回数を設定すると共に、
    ンジン始動のためのクランキングが開始され終了された
    後に前記デッドロック機構の解錠が確実に行われるよう
    、前記タイマ回路による前記カウンタの設定値の回数
    の前記パルス信号の出力時間をエンジン始動によるク
    ランキング時間よりも長く信号出力が行われるよう設定
    して、前記クランキングが終了された後においても前記
    タイマ回路に前記パルス信号を出力させてデッドロック
    機構の解錠を可能とする駆動制御回路とを備えたことを
    特徴とする車両用デッドロック制御装置。
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