JPH09287337A - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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Publication number
JPH09287337A
JPH09287337A JP10217096A JP10217096A JPH09287337A JP H09287337 A JPH09287337 A JP H09287337A JP 10217096 A JP10217096 A JP 10217096A JP 10217096 A JP10217096 A JP 10217096A JP H09287337 A JPH09287337 A JP H09287337A
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JP
Japan
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ratchet
lock
door
latch
cam
Prior art date
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Pending
Application number
JP10217096A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kamimura
敬一 上村
Masahiro Takeda
昌弘 竹田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単にでき、部品点数の削減が図ること
ができるとともに、小型化が図ることができるドアロッ
ク装置を提供することにある。 【解決手段】ラチエット機構は、ストライカ12を嵌合
し同ストライカ12にて第1のスプリング16の弾性力
に抗して回動されるラッチカム10と、その回動するラ
ッチカム10が予め定めた所定位置まで回動した時にそ
のラッチカム10に形成した係合面15に対して第2の
スプリング22の弾性力により回動して係合しそのラッ
チカム10の反対方向の回動を阻止して前記ストライカ
の離脱を阻止するラチエット20とからなる。直流モー
タ31とともに回動する駆動カム34は、ラチエット2
0と係合しそのラチエット20を反対方向に回動させラ
ッチカム10との係合を解除させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアロック装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用ドアには、例えば特公平
7−122367等から明らかなよう、ラッチ機構とロ
ック機構を備えている。ラッチ機構は、ドアを閉めた
時、ドアの外又は内側に設けた開用の取っ手を操作しな
い限りその閉まった状態を保持する機構である。又、ロ
ック機構は、前記開用の取っ手を操作してもドアを閉ま
ったままの状態に保持する機構である。
【0003】ラッチ機構は、ドアを閉めた時、車体側に
設けたストライカがドア側に設けたラッチカムを回動さ
せ同ストライカとラッチカムとを係合させる。このと
き、ラッチカムは、ドア側に設けたラチエットと係合し
は回動不能になり元の状態に回動復帰することができな
くなる。その結果、ドアは閉まった状態、いわゆるラッ
チ状態となる。そして、取っ手を操作することにより、
このラッチ状態は解除される。つまり、取っ手と前記ラ
チエットとの間に連結された連結レバーが取っ手の操作
力をラチエッチに伝達しラチエットを回動させる。その
結果、ラチエットがその回動によりラッチカムが解放さ
れ、ドアはアンラッチ状態になる。
【0004】一方、ロック機構は、前記ラッチ機構の連
結レバーとラチエットの間に設けられリンクと該リンク
を作動させる電動アクチュエータによって構成されてい
る。該リンクは、前記連結レバーにてラチエットを回動
させる状態にするアンロック位置と連結レバーが作動し
てもラチエットを回動させないロック位置の2位置の状
態に配置される。そして、このリンクの2位置は、電動
アクチュエータにて行われる。つまり、電動アクチュエ
ータにてリンクをロック位置に固定すると、取っ手の操
作によって連結レバーがラチエットを回動させようとし
ても前記ロック一にあるリンクにてその伝達力がラチエ
ットに伝達されず同ラチエットは回動しない。その結
果、ラッチ機構によりラッチ状態にあるドアは、前記電
動アクチュエータにてリンクがアンロック位置に復帰さ
れない限りロック状態のままとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ロック
機構は、前記ラッチ機構の連結レバーとラチエットの間
に設けられリンクと該リンクを作動させる電動アクチュ
エータとから構成されている。このリンクは、アンロッ
ク位置とロック位置に配置されることによって非ロック
状態とロック状態にするための機構であることから、そ
の構造は複雑であった。また、ロック機構はその分部品
点数が多く、大型でコスト高となっていた。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はその構造を簡単にでき、
部品点数の削減を図ることができるとともに、小型化を
図ることができるドアロック装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】請求項1の発明は、ス
トライカを嵌合し同ストライカにて第1の弾性部材の弾
性力に抗して回動されるラッチカムと、その回動するラ
ッチカムが予め定めた所定位置まで回動した時にそのラ
ッチカムに形成した係合部に対して第2の弾性部材の弾
性力により回動して係合しそのラッチカムの反対方向の
回動を阻止して前記ストライカの離脱を阻止するラチエ
ットとからなるラッチ機構と、前記ラッチ機構のラチエ
ットと係合しそのラチエットを前記第2の弾性部材の弾
性力に抗して反対方向に回動させ前記ラッチカムとの係
合を解除させるアクチュエータとからなるドアロック装
置をその要旨とする。
【0008】請求項2の発明は、ストライカを嵌合し同
ストライカにて第1の弾性部材の弾性力に抗して回動さ
れるラッチカムと、その回動するラッチカムが予め定め
た所定位置まで回動した時にそのラッチカムに形成した
係合部に対して第2の弾性部材の弾性力により回動して
係合しそのラッチカムの反対方向の回動を阻止して前記
ストライカの離脱を阻止するラチエットとからなるラッ
チ機構と、前記ラッチ機構のラチエットと係合しそのラ
チエットを前記第2の弾性部材の弾性力に抗して反対方
向に回動させ前記ラッチカムとの係合を解除させるアク
チュエータと、前記アクチュエータを駆動させ前記ラチ
エットを反対方向に回動させるためのドア開スイッチ
と、前記アクチュエータの駆動を不能にするためのロッ
クスイッチと、前記アクチュエータの駆動を可能にする
ためのアンロックスイッチと、前記ロックスイッチの操
作に基づいて前記ドア開スイッチの操作を無効に、前記
アンロックスイッチの操作に基づいて前記ドア開スイッ
チの操作を有効にする制御回路部とからなるドアロック
装置をその要旨とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
のドアロック装置において、前記アクチュエータが直流
モータとその直流モータの回転とともに回動し前記ラチ
エットを反対方向に回動させる駆動カムとからなる。
【0010】請求項1の発明によれば、ラッチカムとラ
チエットが係合状態にある時、アクチュエータがそのラ
チエットを反対方向に回動させない限り、その係合状態
は解除されない。
【0011】請求項2の発明によれば、制御回路部はロ
ックスイッチが操作されたときには、たとえドア開スイ
ッチが操作されてもアクチュエータを駆動させない。
又、制御回路部はアンロックスイッチが操作されたとき
には、ドア開スイッチが操作されると直ちにアクチュエ
ータを駆動させる。
【0012】請求項3の発明によれば、直流モータが回
転することにより駆動カムも回転し、その回動する駆動
カムにラチエットが係合し反対方向に回動する。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明を自動車用ドアに採
用されたドアロック装置に具体化した一実施の形態を図
面に従って説明する。図1は運転席の側方のドアに内蔵
されたラッチ機構を説明するための要部正面図、図2は
同じくラッチ機構のラッチ状態を示す要部正面図であ
る。図3は図1に示すラッチ機構の背面に配設されたロ
ック機構を示す要部正面図である。
【0014】図1において、ラッチカム10は、ドア側
面のフレームの内側に配設された基板に配設され、軸1
1を中心に回動可能に支持されている。ラッチカム10
は車両本体のフレームに設けたコ字状のストライカ12
が侵入し係合する凹部13が形成されている。凹部13
は、図1において上側開口部は上方に斜状に、即ち拡開
するように切り欠いた切り欠き面14を形成してストラ
イカ12の通過通路を形成している。又、凹部13の切
り欠き面14の反対側の面を係合部としての係合面15
とし、凹部13に侵入してくるストライカ12が当接
し、同ストライカ12のラッチカム10に対する図1に
おいて右方向の相対移動にとともにラッチカム10は図
1において反時計回り方向に回動する。
【0015】又、ラッチカム10は、第1の弾性部材と
しての第1のスプリング16にて図1において時計回り
方向に弾性力が付与されている。ラッチカム10の回動
軌道上には、第1のストッパ17が配設され、ラッチカ
ム10に形成したストッパ面18と係合しそれ以上の時
計回り方向のラッチカム10の回動を規制する。図1に
示す回動規制されたラッチカム10の回動位置は、前記
凹部13の切り欠き面14が水平状態になり、ドアを閉
めたとき前記ストライカ12が切り欠き面14の下方を
前記係合面15に向かって通過することを許容する位置
である。
【0016】前記ラッチカム10の下側にはラチエット
20が配設され、ラチエット20は軸21を中心に回動
可能に支持されている。ラチエット20は、第2の弾性
部材としての第2のスプリング22にて図1において反
時計回り方向に弾性力が付与されている。ラチエット2
0の回動軌道上には、第2のストッパ23が配設され、
ラチエット20の先端に形成したストッパ片24と係合
しそれ以上の反時計回り方向のラチエット20の回動を
規制する。
【0017】ラチエット20の先端部ラッチカム側には
爪25が形成されている。爪25は、ラッチカム10の
外周面に形成されたカム面10Aに前記第2のスプリン
グ22の弾性力によって当接する。従って、前記ラッチ
カム10が第1のスプリング16の弾性力に抗して図1
の位置から反時計回り方向に回動すると、ラチエット2
0の爪25はラッチカム10のカム面10Aを摺接す
る。この摺接している時、ラチエット20は、第2のス
プリング22の弾性力に抗して時計回り方向に回動す
る。そして、ラッチカム10が反時計方向に回動しラチ
エット20の爪25がラッチカム10の凹部13に到達
すると、該爪25は該凹部13に侵入し係合面15に係
合する。図2はこの係合状態を示し、この係合状態にな
るとドアは閉まった状態となり、ストライカ12による
それ以上の反時計回り方向のラッチカム10の回動はな
い。又、この係合状態において、ラチエット20は、そ
のストッパ片24が第2のストッパ24に係合しそれ以
上の反時計回り方向の回動が規制される。つまり、ドア
は開けることが可能な状態となる。
【0018】さらに、この係合状態は、ラチエット20
の爪25が係合面15から離脱する位置までラチエット
20が第2のスプリング22の弾性力に抗して時計回り
方向に回動しなければ解放されない。尚、この係合状態
が解放されると、ラッチカム10は第1のスプリング1
6の弾性力によって時計回り方向に回動する。従って、
再びラチエット20が反時計回り方向に回動しても爪2
5はカム面10Aに当接して再び係合状態に戻らない。
【0019】前記ラチエット22は、その中央部背面に
係止ピン26が図1において後方に突出形成されてい
る。この係止ピン26には、該ラチエット22を時計回
り方向に回動させる、即ち前記係合状態を解放するロッ
ク機構が係合する。
【0020】図3はラッチ機構の背面に配設されたロッ
ク機構を示す。直流モータ31はその出力軸32にウォ
ームギア32Aが形成され、そのギア32Aにはウォー
ムホイール33が噛合している。従って、直流モータ3
1が回転すると、ウォームギア32Aに噛合しているウ
ォームホイール33は図3において反時計回り方向に回
転する。
【0021】ウォームホイール33の正面、即ちラチエ
ット20側の面には、駆動カム34が突出形成されい
る。駆動カム34はウォームホイール33の回転中心か
ら半径方向に延びたカムであって、同ウォームホイール
33が回転するとその回転軸を中心に駆動カム34の先
端部34Aは同様に反時計回り方向に回動する。尚、ウ
ォームホイール33が一回転すると、前記直流モータ3
1は停止するようになっている。
【0022】駆動カム34は、その先端部34Aは前記
ラチエット20の係止ピン26と係合するようになって
いる。即ち、ウォームホイール33の回転にともなって
回動する駆動カム34の回動軌跡上に係止ピン26が配
置されている。従って、駆動カム34が反時計回り方向
に回動するとき、その駆動カム34の先端部34Aは、
係止ピン26に図2において上方から下方に向かって当
接し係合する。駆動カム34がさらに回動すると、係止
ピン26を介してラチエット20は図2において時計回
り方向に回動する。このラチエット20の回動に基づい
て前記ラッチカム10との係合状態が解放される。さら
に駆動カム34が回動すると、該駆動カム34の先端部
34Aと係止ピン36との係合が解かれる。係合が解か
れると、ラチエット20は第2のスプリング22の弾性
力によって回動復帰する。一方、係合が解かれた駆動カ
ム34は、元の回動開始位置まで到達して停止する。
【0023】従って、ラッチカム10とラチエット20
との係合状態は、駆動カム34が回動しない限り解放さ
れないことになる。尚、本実施の形態では、駆動カム3
4の停止位置(回動開始位置)は、駆動カム34の先端
部34Aが係止ピン26に図2において上方から下方に
向かって当接する直前になるように設定している。
【0024】図5は、前記直流モータ31を駆動制御す
る制御回路を示す。ロックスイッチ及びアンロックスイ
ッチとしての第1のロックスイッチSW1は、ドアの外
側の取っ手に隣接した位置に設けられたキーシリンダに
内蔵されたスイッチである。そして、自動車のキーを一
方向(ロック方向)に回動すると、第1のロックスイッ
チSW1の可動端子Sが、ロック側端子Lに接続され
る。又、キーを他方向(アンロック方向)に回動する
と、第1のロックスイッチSW1の可動端子Sが、アン
ロック側端子Uに接続される。又、キーをキーシリンダ
から抜くと、第1のロックスイッチSW1の可動端子S
は、ロック側端子L及びアンロツク側端子Uと接続され
ない状態となる。
【0025】ロックスイッチ及びアンロックスイッチと
しての第2のロックスイッチSW2は、ドアの内側に設
けられたスイッチである。そして、同スイッチSW2の
操作部一端(ロック側)を押圧すると、第2のロックス
イッチSW2の可動端子Sが、ロック側端子Lに接続さ
れる。又、同スイッチSW2の操作部他端(アンロック
方向)を押圧すると、第2のロックスイッチSW2の可
動端子Sが、アンロック側端子Uに接続される。又、ス
イッチSW2の操作部を操作しない時には、第2のロッ
クスイッチSW2の可動端子Sはロック側端子L及びア
ンロツク側端子Uと接続されない状態となる。
【0026】ロックスイッチとしての第3のロックスイ
ッチSW3は、車速度センサが予め定めた速度以上を検
出した時、その可動端子Sがロック側端子Lに接続され
る。第3のロックスイッチSW3は、一端前記予め定め
た速度以上に達し可動端子Sがロック側端子Lに接続さ
れた後は非接続された状態になる。
【0027】第1〜第3のロックスイッチSW1〜SW
3の可動端子Sは、接地されている。一方、各ロックス
イッチSW1〜SW3のロック側端子Lは制御回路部4
0に接続されている。従って、第1〜第3のロックスイ
ッチSW1〜SW3の可動端子Sがロック側端子Lに接
続されると、それぞれロック側端子Lの電位は接地電位
となり、その接地電圧が制御回路部40に印加される。
又、各ロックスイッチSW1〜SW3のアンロツク側端
子Uは、同じく制御回路部40に接続されている。従っ
て、第1〜第3のロックスイッチSW1〜SW3の可動
端子Sがアンロック側端子Uに接続されると、それぞれ
アンロック側端子Uの電位は接地電位となり、その接地
電圧が制御回路部40に印加される。
【0028】第1のドア開スイッチSW4は、ドアの外
側に設けられたドア開閉用の取っ手と連動して開閉する
スイッチである。ドアを開けるべく取っ手を引き上げる
と、同スイッチSW4の可動端子Sは、接点aに接続さ
れる。そして、取っ手を離すと、同スイッチSW4の可
動端子Sは、接点aと非接続となる。
【0029】第2のドア開スイッチSW5は、ドアの内
側に設けられたドア開閉用の取っ手と連動して開閉する
スイッチである。ドアを開けるべく取っ手を引くと、同
スイッチSW5の可動端子Sは、接点aに接続される。
そして、該取っ手を離すと、同スイッチSW5の可動端
子Sは、接点aと非接続となる。
【0030】第1及び第2のドア開スイッチSW4、S
W5の可動端子Sは、自動車に搭載されたバッテリのプ
ラス電極に接続されている。一方、各ドア開スイッチS
W4、SW5の接点aは制御回路部40に接続されてい
る。従って、第1及び第2のドア開スイッチSW4、S
W5の可動端子Sが接点aに接続されると、バッテリの
プラス電源VBが制御回路部40に出力される。
【0031】前記制御回路部40は、ラッチングリレー
41にて構成されている。ラッチングリレー41は、第
1の励磁コイル42、第2の励磁コイル43及び可動端
子Sとから構成されている。第1の励磁コイル42は、
その一端が共通入力端子44を介して前記バッテリのプ
ラス電極に接続されている。又、第1の励磁コイル42
の他端は、入力端子45を介して前記第1及び第2のロ
ックスイッチSW1,SW2のアンロック側端子Uに接
続されている。従って、第1及び第2のロックスイッチ
SW1,SW2の可動端子Sがアンロック側端子Uに接
続されると、第1の励磁コイル42はバッテリのプラス
電圧VBが印加され励磁する。
【0032】第2の励磁コイル43は、その一端が前記
共通入力端子44を介して前記バッテリのプラス電極に
接続されている。又、第2の励磁コイル43の他端は、
入力端子46を介して前記第1〜第3のロックスイッチ
SW1〜SW3のロック側端子Lに接続されている。従
って、1〜第3のロックスイッチSW1〜SW3の可動
端子Sがロック側端子Lに接続されると、第2の励磁コ
イル43はバッテリのプラス電圧VBが印加され励磁す
る。
【0033】ラッチングリレー41の可動端子Sは、前
記第1の励磁コイル42の励磁に基づいて接点Aに接続
され、該コイル42の励磁が消失しても第2の励磁コイ
ル43が励磁されない限り接点Aに接続された状態を保
持するように構成されている。又、ラッチングリレー4
1の可動端子Sは、前記第2の励磁コイル43の励磁に
基づいて接点Bに接続され、該コイル43の励磁が消失
しても第1の励磁コイル42が励磁されない限り接点B
に接続された状態を保持するように構成されている。
【0034】前記接点Aは、入力端子47を介して第1
及び第2のドア開スイッチSW4、SW5の接点aに接
続されている。前記接点Bは、入力端子48に接続さ
れ、その入力端子48は何も接続されていない浮いた状
態になっている。前記ラッチングリレー41の可動端子
Sは、出力端子49を介して直流モータ31に接続され
ている。従って、ラッチングリレー41の可動端子Sが
接点Aに接続された状態で、第1及び第2のドア開スイ
ッチSW4、SW5がオン操作(可動端子Sが接点aに
接続)されると、直流モータ31はバッテリのプラス電
圧VBが印加されて駆動することになる。
【0035】前記直流モータ31とバッテリのプラス電
極との間には、位置検出スイッチSW7が設けられてい
る。この位置検出スイッチSW7は、図3に示すように
直流モータ31に配設されている。位置検出スイッチS
W7は、前記ウォームホイール33が前記回動開始位置
にある時その可動端子Sが接点Cと非接続となり、ウォ
ームホイール33が回動開始位置にないとき可動端子S
が接点Cに接続するようになっている。つまり、位置検
出スイッチSW7は、直流モータ31の回転に基づいて
回転し、前記ウォームホイール33が1回転し回動開始
位置に到達したとき可動端子Sを接点Cから離間させる
操作部材50を備えている。
【0036】又、前記直流モータ31には、強制ドア開
スイッチSW6が接続されている。強制ドア開スイッチ
SW6は、運転席のインパネに設けられたスイッチであ
って、その可動端子Sがイグニッションキースイッチを
介してバッテリのプラス電極に接続され、接点dが直流
モータ31に接続されている。
【0037】次に、上記のように構成されたドアロック
装置の作用について説明する。今、ドアを閉めると、ス
トライカ12により、ラッチカム10は、図1において
反時計回り方向に回動する。そして、ラッチカム10が
図2に示す位置まで回動すると、ラチエット20の爪2
5がラッチカムの係合面15と係合する。従って、爪2
5が係合面15から離脱する位置までラチエット20が
第2のスプリング22の弾性力に抗して時計回り方向に
回動しなければ解放されない。尚、この状態では位置検
出スイッチSW7は、オフ状態、即ちウォームホイール
33は回動開始位置にある。
【0038】この時、第1、第2のロックスイッチSW
1、SW2のいずれか1つをロック方向に操作すると、
そのスイッチの可動端子Sがロック側端子Lと接続され
る。これによってラッチングリレー41の第2の励磁コ
イル43が励磁される。この第2の励磁コイル43の励
磁により、ラッチングリレー41の可動端子Sは接点B
に接続され保持される。
【0039】そして、この状態において、第1又は第2
のドア開スイッチSW4、SW5のいずれかをオン操作
しても、ラッチングリレー41の可動端子Sと接点Aと
が接続されていないため、直流モータ31はバッテリの
プラス電圧VBが印加されず駆動しない。つまり、ドア
はロック状態になっている。尚、車速が予め定めた速度
以上になって第3のロックスイッチSW3の可動端子S
がロック側端子Lに接続される場合にも同様にロック状
態になる。
【0040】このロック状態を解除すべく第1、第2の
ロックスイッチSW1、SW2のいずれか1つをアンロ
ック方向に操作すると、そのスイッチの可動端子Sがア
ンロック側端子Uと接続される。これによってラッチン
グリレー41の第1の励磁コイル42が励磁される。こ
の第1の励磁コイル42の励磁により、ラッチングリレ
ー41の可動端子Sは接点Aに接続され保持、即ち、ド
アはアンロック状態になる。
【0041】そして、このアンロック状態において、第
1又は第2のドア開スイッチSW4、SW5のいずれか
をオン操作すると、ラッチングリレー41の可動端子S
を介して直流モータ31にはバッテリのプラス電圧VB
が印加される。直流モータ31は、駆動開始しウォーム
ホイール33を回動させる。ウォームホイール33の回
動に伴い駆動カム34も回動し直ちに係止ピン26と係
合してラチエット20を図2に2点鎖線で示す位置まで
回動させる。
【0042】この回動途中において、第1又は第2のド
ア開スイッチSW4、SW5がオフされても、位置検出
スイッチSW7がオフからオン状態になっているため、
直流モータ31はウォームホイール33が一回転して回
動開始位置まで到達するまで駆動し続ける。
【0043】ラチエット20が2点鎖線の位置まで回動
すると、ラッチカム10はその係合状態(ラッチ状態)
が解放されアンラッチ状態となる。その結果、取っ手等
をそのまま引けばドアは簡単に開けることができる。
【0044】そして、ウォームホイール33が回動開始
位置まで到達すると、位置検出スイッチSW7は、オフ
し直流モータ31は停止する。尚、ロック状態におい
て、強制ドア開スイッチSW6をオン操作すれば、直流
モータ31は駆動し、強制的にドアをアンラッチ状態に
することができる。
【0045】次に、上記の実施の形態の特徴を以下に記
載する。 (1)本実施の形態では、従来のようにドアの取っ手の
操作に基づく操作力をラチエットに伝達する連結レバー
は設けられていない。その代わりとして直流モータ31
にて回動するウォームホイール33に設けた駆動カム3
4にてラッチ・アンラッチ及びロック・アンロックを行
わせた。従って、従来の連結レバーや、その連結レバー
とラチエットの間に設けられた複雑なリンク機構が不要
となる。その結果、その分だけ部品点数が少なくなると
ともに小型化が図れ、しかも、コスト低減が図れる。
【0046】(2)本実施の形態では、少なくとも直流
モータ31を回転させない限り、ロック状態は解放され
ない。従って、従来のようにドアガラスの隙間から薄い
板材を挿入して前記リンク機構等を動かして不法にロッ
ク状態を解除させることはできず、本実施の形態では盗
難防止が図れる。
【0047】(3)本実施の形態では、直流モータ31
の回転によってロック状態がアンロック状態に切り変わ
る。従って、従来ように前記リンク機構をロック位置と
アンロック位置との間で作動させる時に発生するリンク
機構の不快な作動音は発生しない。
【0048】(4)又、本実施の形態では、連結レバー
等の機械的操作に基づいてラチエット20を回動させな
いで、直流モータ31の駆動のみで行っている。そし
て、その直流モータ31の駆動は、各スイッチSW1〜
SW7の操作のみ、即ちスイッチによる電気的信号に基
づいて行われる。従って、上記した各スイッチSW1〜
SW7以外のスイッチ等を用いて直流モータ31を駆動
制御する種々の条件を追加してロック・アンロック及び
ラッチ・アンラッチの状態を新たに作り出しても容易に
設計対応することができる。例えば、エアバックの作動
接点と連動させて、エアバックが作動後一定時間経過後
にドアをアンラッチ状態にすることも機械的構成を加え
ることなく電気的構成を加えるだけで容易に行うことが
できる。
【0049】(第2の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態で説明した制御回路部40の構成が相違
するのみ、その他の構成は同じである。従って、説明の
便宜上相違する制御回路部40についてのみ説明する。
【0050】図6において、制御回路部40は、エンハ
ンスメント型PチャネルMOSトランジスタ(PMOS
トランジスタという)T1、PNPトランジスタT2、
NPNトランジスタT3、及び、3個の抵抗R1〜R3
とから構成されている。
【0051】PMOSトランジスタT1は、そのゲート
が第1及び第2のロックスイッチSW1,SW2のアン
ロック側端子Uに接続されている。又、PMOSトラン
ジスタT1のドレインは前記第1及び第2のドア開スイ
ッチSW4,SW5の接点aに接続され、そのソースは
直流モータ31に接続されている。
【0052】又、PMOSトランジスタT1のゲートに
は、抵抗R2を介してPNPトランジスタT2のベース
が接続されている。PNPトランジスタT2のコレクタ
は、前記第1〜第3のロックスイッチSW1〜SW3の
ロック側端子Lに接続され、そのエミッタは前記バッテ
リのプラス電圧VBが印加されるようになっている。
【0053】又、PNPトランジスタT2のコレクタ
は、抵抗R3を介してNPNトランジスタT3のベース
に接続されている。NPNトランジスタT3のコレクタ
は抵抗R1を介して前記バッテリのプラス電圧VBが印
加され、そのエミッタは接地されている。又、抵抗R2
と抵抗R1との接続点は、前記PMOSトランジスタT
1のゲートに接続されている。
【0054】従って、第1、第2のロックスイッチSW
1、SW2のいずれか1つをロック方向に操作すると、
そのスイッチの可動端子Sがロック側端子Lと接続さ
れ、同ロック側端子Lは接地される。従って、各トラン
ジスタT1〜T3はオフ状態となる。この時、NPNト
ランジスタT3がオフしているため、PMOSトランジ
スタT1はそのゲートにプラス電圧VBが印加されオフ
状態を保持している。
【0055】そして、この状態において、第1又は第2
のドア開スイッチSW4、SW5のいずれかをオン操作
しても、PMOSトランジスタT1がオフ状態にあるた
め、直流モータ31はバッテリのプラス電圧VBが印加
されず駆動しない。つまり、ドアはロック状態になって
いる。
【0056】このロック状態を解除すべく第1、第2の
ロックスイッチSW1、SW2のいずれか1つをアンロ
ック方向に操作すると、そのスイッチの可動端子Sがア
ンロック側端子Uと接続される。これによってアンロッ
ク側端子Uが接地された電位になり、PMOSトランジ
スタT1はオン状態となる。このPMOSトランジスタ
T1のオンにより、ドアはアンロック状態になる。
【0057】尚、このアンロック状態において、前記第
1、第2のロックスイッチSW1、SW2が解除されて
もPMOSトランジスタT1はオン状態を保持する。つ
まり、PMOSトランジスタT1のオンとともに、PN
PトランジスタT2がオンされる。このPNPトランジ
スタT2のオンに応答してNPNトランジスタT3がオ
ンされる。この結果、PMOSトランジスタT1のゲー
トにかかる電位は下がり、前記可動端子Sがアンロック
側端子Uから離間してもPMOSトランジスタT1はオ
ンした状態が保持される。
【0058】そして、このアンロック状態において、第
1又は第2のドア開スイッチSW4、SW5のいずれか
をオン操作すると、PMOSトランジスタT1を介して
直流モータ31にはバッテリのプラス電圧VBが印加さ
れる。直流モータ31は、駆動開始しウォームホイール
33を回動させる。ウォームホイール33の回動に伴い
駆動カム34も回動し直ちに係止ピン26と係合してラ
チエット20を図2に2点鎖線で示す位置まで回動させ
る。
【0059】この回動途中において、第1又は第2のド
ア開スイッチSW4、SW5がオフされても、位置検出
スイッチSW7がオフからオン状態になっているため、
直流モータ31はウォームホイール33が一回転して回
動開始位置まで到達するまで駆動し続ける。
【0060】ラチエット20が2点鎖線の位置まで回動
すると、ラッチカム10はその係合状態(ラッチ状態)
が解放されアンラッチ状態となる。その結果、取っ手等
をそのまま引けばドアは簡単に開けることができる。
【0061】従って、本実施の形態においても前記した
第1の実施の形態と同じ作用効果を有する。 (第3の実施の形態)本実施の形態を図7に従って説明
する。尚、説明の便宜上、第1の実施の形態と相違する
部分についてのみ説明する。
【0062】図7において、第1〜第3のロックスイッ
チSW1〜SW3の可動端子Sは、バッテリのプラス電
極に接続されプラス電圧VBが印加されている。又、第
1〜第3のロック側端子Lは、それぞれダイオードD1
〜D3を介して制御回路部40に接続されている。又、
第1及び第2のロックスイッチSW1,SW2のアンロ
ック側端子Uは、それぞれダイオードD4,D5を介し
て制御回路部40に接続されている。
【0063】一方、第1及び第2のドア開スイッチSW
4,SW5の可動端子Sは、前記直流モータ31に接続
されている。又、第1及び第2のドア開スイッチSW
4、SW5の接点aは制御回路部40に接続されてい
る。
【0064】次に、制御回路部40について説明する。
制御回路部40は、PNPトランジスタT4、励磁コイ
ルRYとリレー接点RBとからなるリレー51、3個の
抵抗R4〜R6、コンデンサ52、及び、ツェナーダイ
オード53とから構成されている。
【0065】前記PNPトランジスタT4のベースは、
抵抗R4、R5を介して接地されているとともに、前記
第1〜第3のロックスイッチSW1〜SW3のロック側
端子Lと接続されている。又、PNPトランジスタT4
のコレクタは、第1及び第2のロックスイッチSW1、
SW2のアンロック側端子Uと接続されているととも
に、抵抗R6及び励磁コイルRYを介して接地されてい
る。又、PNPトランジスタT4のエミッタは、前記第
1及び第2のドア開スイッチSW4,SW5の接点aと
接続されているとともに、リレー接点RBを介して前記
バッテリのプラス電極に接続されている。
【0066】前記抵抗R5にはコンデンサ52が並列に
接続されている。又、抵抗R6と励磁コイルRYとの接
続点はツェナーダイオード53を介して接地されてい
る。従って、第1、第2のロックスイッチSW1,SW
2のいずれかをアンロック方向に操作してその可動端子
Sをアンロック側端子Uに接続されると、励磁コイルR
Yは励磁しリレー接点RBが閉じる。その結果、バッテ
リのプラス電圧VBが第1及び第2のドア開スイッチS
W4,SW5の接点aに印加され、アンロック状態とな
る。この時、トランジスタT4のエミッタにもプラス電
圧VBが印加されてオンし、前記励磁コイルRYを通電
し続ける。即ちリレー51は自己保持される。この自己
保持の時間は、前記コンデンサ52の充電時間によって
決められている。この自己保持されている時間中に、第
1又は第2のドア開スイッチSW4、SW5のいずれか
がオン操作されると、直流モータ31はプラス電圧VB
が印加され駆動を開始する。従って、ドアはアンラッチ
状態となる。
【0067】一方、第1〜第3のロックスイッチSW1
〜SW3のいずれかの可動端子Sがロック側端子Lに接
続されると、PNPトランジスタT4はそのベースにプ
ラス電圧VBが印加されるためオフ状態になる。その結
果、自己保持状態にあるリレー51は直ちに自己保持が
解除されアンロック状態からロック状態になる。
【0068】尚、第1〜第3のロックスイッチSW1〜
SW3を操作しない状態においては、励磁コイルRYは
通電せずリレー接点RBが開路していることから、ロッ
ク状態に保持されていることになる。
【0069】従って、本実施形態においても前記第1の
実施の形態と同様な作用効果を有する。 (第4の実施の形態)本実施の形態を図8に従って説明
する。尚、説明の便宜上、第1の実施の形態と相違する
部分についてのみ説明する。第1のオア回路61は、前
記第1及び第2のロックスイッチSW1,SW2をアン
ロック方向に操作した時、プラス電圧VBのドアアンロ
ック信号を入力する。第1のオア回路61は、そのドア
ロック信号を制御回路部40に出力する。第2のオア回
路62は、前記第1〜第3のロックスイッチSW1〜S
W3をロック方向に操作した時、プラス電圧VBのドア
ロック信号を入力する。第2のオア回路62は、そのド
アアンロック信号を制御回路部40に出力する。
【0070】制御回路部40は、2個のオア回路63
a,63bからなるフリップフロップ回路63からな
る。そして、フリップフロップ回路63は、前記第1の
オア回路61からドアアンロック信号が入力されると、
高電位「論理値”1”」の信号(アンロック信号)が次
段のアンド回路64に出力しその状態を保持する。又、
フリップフロップ回路63は、前記第2のオア回路62
からドアロック信号が入力されると、低電位「論理値”
0”」の信号(ロック信号)が次段のアンド回路64に
出力しその状態を保持する。
【0071】第3のオア回路65は、前記第1及び第2
のドア開スイッチSW4,SW5をオン操作した時、プ
ラス電圧VBのドア開信号を入力する。第3のオア回路
65は、そのドア開信号に応答して高電位「論理値”
1”」の開信号を前記アンド回路64に出力する。アン
ド回路64は、その出力端子が第4のオア回路66を介
してパワースイッチ67に接続されている。即ち、フリ
ップフロップ63からアンロック信号が出力されている
とき、第3のオア回路65から開信号が出力されると、
その開信号は、アンド回路64及び第4のオア回路66
を介してパワースイッチ67に供給される。又、フリッ
プフロップ63からロック信号が出力されているとき、
第3のオア回路65から開信号が出力されても、その開
信号は、アンド回路64にて阻止されパワースイッチ6
7に供給されない。
【0072】第4のオア回路66は、前記位置検出スイ
ッチSW7を介してプラス電圧VBを入力するようにな
っている。即ち、位置検出スイッチSW7がオン状態に
ある時、前記プラス電圧VBが第2の開信号として第4
のオア回路66を介してパワースイッチ67に供給され
る。
【0073】前記パワースイッチ67は、前記開信号又
は第2の開信号を入力すると、オン動作して前記直流モ
ータ31にバッテリのプラス電圧VBを印加するように
なっている。反対に、前記開信号及び第2の開信号を入
力していない時には、パワースイッチ67は、直流モー
タ31へのプラス電圧VBの供給を遮断するようになっ
ている。
【0074】従って、フリップフロップ63にドアアン
ロック信号が入力されると、同フリップフロップ63か
らアンド回路64にアンロック信号が入力されることに
なる。その結果、アンロック状態となり、第3のオア回
路65から開信号が入力されると、直流モータ31は駆
動して前記他の各実施の形態と同様に回動制御されてド
アを開けることかとが可能な状態となる。
【0075】又、フリップフロップ63にドアロック信
号が入力されると、同フリップフロップ63からアンド
回路64にロック信号が入力されることになる。その結
果、ロック状態となり、第3のオア回路65から開信号
が入力されても、前記他の実施の形態と同様に直流モー
タ31は駆動せずドアを開けることかとができない状態
になる。
【0076】このように本実施の形態においても前記第
1の実施の形態と同様な作用効果を有する。尚、本発明
は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、以下
の態様で実施してもよい。
【0077】(1)前記実施の形態ではアクチュエータ
を直流モータ31で構成したが、図9に示す電磁ソレノ
イド70に代えて実施してもよい。この場合、電磁ソレ
ノイド70が直接回動させるので、ギア32、ウォーム
ホイール33及び駆動カム34等が不要となる。また、
直流モータ31に代えてステップモータ等その他のモー
タで実施したりしてもよい。勿論、アクチュエータして
油圧又はエアシリンダを電気的に駆動制御はするように
して実施してもよい。
【0078】(2)前記実施例ではフォームホイール3
3を介して駆動カム34を回動させたが、直接出力軸に
て駆動カム34を回動させるようにしてもよい。 (3)前記第1、第2のロックスイッチSW1,SW2
は、ロック状態とアンロック状態の2つの状態を設定す
ることができるスイッチであったが、これをロック用の
スイッチとアンロック用のスイッチとに分けて実施して
もよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればド
アロック装置の構造を簡単にでき、しかも、部品点数の
削減を図ることができるとともに、小型化が図ることが
できる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドアに内蔵されたラッチ機構を説明するため
の要部正面図。
【図2】 同じくラッチ機構のラッチ状態を示す要部正
面図。
【図3】 ロック機構を示す要部正面図である。
【図4】 ロック機構とラッチ機構の関係を説明する説
明図
【図5】 ドアロック装置の電気的構成を説明する電気
回路図。
【図6】 第2の実施の形態を説明するドアロック装置
の電気回路図。
【図7】 第3の実施の形態を説明するドアロック装置
の電気回路図。
【図8】 第4の実施の形態を説明するドアロック装置
の電気回路図。
【図9】 アクチュエータの別例を説明する要部正面
図。
【符号の説明】
10…ラッチカム、12…ストライカ、13…凹部、1
5…係合部としての係合面、16…第1の弾性部材とし
ての第1のスプリング、20…ラチエット、22…第2
の弾性部材としての第2のスプリング22、31…直流
モータ31、34…駆動カム、40…制御回路部、SW
1〜SW3…ロックスイッチ及びアンロックスイッチと
しての第1〜第3のロックスイッチ、SW4,SW5…
第1及び第2のドア開スイッチ、SW7…位置検出スイ
ッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライカ(12)を嵌合し同ストライ
    カ(12)にて第1の弾性部材(16)の弾性力に抗し
    て回動されるラッチカム(10)と、その回動するラッ
    チカム(10)が予め定めた所定位置まで回動した時に
    そのラッチカム(10)に形成した係合部(15)に対
    して第2の弾性部材(22)の弾性力により回動して係
    合しそのラッチカム(10)の反対方向の回動を阻止し
    て前記ストライカの離脱を阻止するラチエット(20)
    とからなるラッチ機構と、 前記ラッチ機構のラチエット(20)と係合しそのラチ
    エット(20)を前記第2の弾性部材(22)の弾性力
    に抗して反対方向に回動させ前記ラッチカム(10)と
    の係合を解除させるアクチュエータ(31,34等)と
    からなるドアロック装置。
  2. 【請求項2】 ストライカ(12)を嵌合し同ストライ
    カ(12)にて第1の弾性部材(16)の弾性力に抗し
    て回動されるラッチカム(10)と、その回動するラッ
    チカム(10)が予め定めた所定位置まで回動した時に
    そのラッチカム(10)に形成した係合部(15)に対
    して第2の弾性部材(22)の弾性力により回動して係
    合しそのラッチカム(10)の反対方向の回動を阻止し
    て前記ストライカの離脱を阻止するラチエット(20)
    とからなるラッチ機構と、 前記ラッチ機構のラチエット(20)と係合しそのラチ
    エット(20)を前記第2の弾性部材(22)の弾性力
    に抗して反対方向に回動させ前記ラッチカム(10)と
    の係合を解除させるアクチュエータ(31,34等)と
    前記アクチュエータ(31,34等)を駆動させ前記ラ
    チエット(20)を反対方向に回動させるためのドア開
    スイッチ(SW4,SW5)と、 前記アクチュエータ(31、34等)の駆動を不能にす
    るためのロックスイッチ(SW1〜SW3)と、 前記アクチュエータ(31,34等)の駆動を可能にす
    るためのアンロックスイッチ(SW1,SW2)と、 前記ロックスイッチ(SW1〜SW3)の操作に基づい
    て前記ドア開スイッチ(SW4、SW5)の操作を無効
    に、前記アンロックスイッチ(SW1、SW2)の操作
    に基づいて前記ドア開スイッチ(SW4,SW5)の操
    作を有効にする制御回路部(40)とからなるドアロッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のドアロック装置
    において、 前記アクチュエータは、電動アクチュエータであって、
    直流モータ(31)と、その直流モータ(31)の回転
    とともに回動し前記ラチエット(20)を反対方向に回
    動させる駆動カム(34)とからなるドアロック装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007291688A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Sankyo Tateyama Aluminium Inc 建築物用仮ロック機能付き扉装置
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