JP3489098B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP3489098B2 JP2000249810A JP2000249810A JP3489098B2 JP 3489098 B2 JP3489098 B2 JP 3489098B2 JP 2000249810 A JP2000249810 A JP 2000249810A JP 2000249810 A JP2000249810 A JP 2000249810A JP 3489098 B2 JP3489098 B2 JP 3489098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の駆動力を
ステアリング系に直接作用させてドライバの操舵力を軽
減する電動パワーステアリング装置に関し、殊にアンロ
ード制御を適切に行うことができる電動パワーステアリ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング装置は、電動機
の駆動力を直接作用させてドライバの操舵力を軽減(ア
シスト)する。電動パワーステアリング装置を搭載した
車両は広く一般に普及しており、この電動パワーステア
リング装置によりステアリングホイールの動きが軽快に
なり、ドライバは、強い力でステアリング操作を行う必
要がなくなる。
【0003】電動パワーステアリング装置は、制御装置
が出力する電動機制御信号(制御信号)に基づいて、電
動機を駆動するための電動機駆動信号を生成する電界効
果型トランジスタ(以下「FET」という)のブリッジ
回路などから構成される電動機駆動回路を備えている。
ところで、FETは、制御信号に基づいて電動機駆動信
号を生成する際に発熱する。発熱が過度に持続するとF
ETの温度が大きく上昇しFETの機能が低下したり破
損したりすることがある。したがって、これを防止する
ため、FETの温度が上昇したときに制御信号の最大値
を制限し、FETの発熱を抑えて温度を低下させるアン
ロード制御(制御信号の最大値制限)が行われる。とこ
ろで、アンロード制御を行うため、FETなどの温度を
測定する温度センサを使用することが考えられる。しか
し、温度センサを使用すると装置のコストが高くなって
しまうので好ましくない。このため、温度センサを使用
せずにFETの温度を推定し、推定した温度に基づいて
アンロード制御が行われる。従来FETの温度は、次の
式1により推定を行っている。
【0004】
【数1】
【0005】雰囲気温度は、FETの温度を推定するた
めの初期設定値(固定値)である。この雰囲気温度は、
FETの発熱故障を確実に防止するため(最悪条件でも
FETが故障しないようにするため)、安全サイドに設
定される。通常、電動パワーステアリング装置は車両前
部のエンジンルームに取り付けられるため、雰囲気温度
は、エンジンルームの温度などを基準にして80℃程度
の高い温度に設定される。そして、所定時間中の電流値
(電動機電流の電流値)を積算(積分)して足し合わせ
ることでFETの温度を推定し、これに基づいてアンロ
ード制御を行う。これにより、FETの実際の温度がリ
ミット温度(例えば120℃)を超えることがないの
で、常にFETを良好な状態で使用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動パワーステアリング装置は、車両のエンジンを始動
したばかりのときなどエンジンルームの温度が低いとき
や、しばらく直線走行をしてFETを作動させなかった
ときなど、FETの実際の温度が低いとき、所定時間中
に大きな電流が流れるとFETの温度がリミット温度を
超えたとしてアンロード制御が開始されてしまう。つま
り、必要がないのにアンロード制御が開始されてしま
う。アンロード制御が開始されると、制御信号の最大値
が制限されるため、電動機に供給される電動機駆動信号
の最大値も制限されてしまう。このため、ドライバが充
分に電動機の補助操舵トルクによるアシストを受けるこ
とができず、操舵フィーリングが悪くなってしまう。一
方、式1における雰囲気温度を低く設定すると、アンロ
ード制御が必要なときにアンロード制御が開始されず、
発熱によりFETの機能を低下させたり、FETを破損
させたりする。
【0007】そこで、本発明は、アンロード制御を適切
に行うことができる電動パワーステアリング装置を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題に鑑み、本発明
者らは鋭意研究を行い、最初(1回目)にアンロード制
御により制御信号の最大値制限が開始されるときのFE
Tの実温度は、2回目以降に最大値制限が開始されると
きのFETの実温度よりも低く、1回目の最大値制限は
実際には必要がないこと、あるいは最大値制限を行うに
しても、2回目以降よりも制限を少なくしても充分であ
ることに着目し本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち、前記課題を解決した本発明の請
求項1に記載の電動パワーステアリング装置は、車両の
ステアリング系に補助操舵トルクを付加する電動機と、
前記ステアリング系の手動操舵トルクを検出する操舵ト
ルク検出手段と、少なくとも前記操舵トルク検出手段か
らの信号により前記電動機を制御する制御信号を出力す
る制御手段と、前記制御手段からの制御信号により前記
電動機を駆動するスイッチング素子からなる駆動制御手
段と、前記電動機に流れる電動機電流を検出する電流検
出手段とを含んでなり、かつ前記制御手段が前記電流検
出手段からの信号により前記制御信号の最大値を制限す
るように制御してなるものである。そして、前記制御手
段は、前記制御信号の最大値制限の回数を計測する制限
回数計測手段を備え、前記制御信号の最大値制限を開始
する条件を2回目以降よりも1回目の方が厳しくなるよ
うに設定する構成とした。
【0010】制御信号(電動機制御信号)は、電動機電
流検出手段からの信号(電動機電流信号)によりその最
大値が制限されてアンロード制御が開始されるが、この
構成においては、制御信号の最大値制限を開始する条件
(最大値制限開始条件)を、1回目について厳しくす
る。厳しくするとは、2回目以降よりも1回目の方が最
大値制限が開始されづらくすることである。つまり、最
大値制限が1回目に開始されるときのFETの温度は、
最大値制限が2回目以降に開始されるときのFETの温
度よりも低いから、このような最大値制限を行う。最大
値制限が開始されづらくなる分、ドライバは電動機の補
助操舵トルクによりステアリング操作がアシストされる
ことになる。最大値制限開始条件は、種々設定すること
ができる。制御信号の最大値制限を行うと、FETに対
する負荷が減るのでFETの温度が下がる。なお、エン
ジンを始動してからエンジンを停止するまでの間に、1
回目となる最大値制限は1度に限られるものではなく、
複数回存在することもある。FETの温度が下がって、
2回目となる最大値制限であっても1回目としてよい状
況が生じるからである。この点次の発明についても同じ
である。
【0011】また、請求項2に記載の電動パワーステア
リング装置は、車両のステアリング系に補助操舵トルク
を付加する電動機と、前記ステアリング系の手動操舵ト
ルクを検出する操舵トルク検出手段と、少なくとも前記
操舵トルク検出手段からの信号により前記電動機を制御
する制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段から
の制御信号により前記電動機を駆動するスイッチング素
子からなる駆動制御手段と、前記電動機に流れる電動機
電流を検出する電流検出手段とを含んでなり、かつ前記
制御手段が前記電流検出手段からの信号により前記制御
信号の最大値を制限するように制御してなるものであ
る。そして、前記制御手段は、前記制御信号の最大値制
限の回数を計測する制限回数計測手段を備え、前記制御
信号の最大値制限を2回目以降よりも1回目の方が小さ
くなるように設定する構成とした。
【0012】この発明でも、電動機電流検出手段からの
信号により、制御信号の最大値が制限されてアンロード
制御が開始されるが、この構成においては、例えば1回
目も2回目以降も同じ最大値制限開始条件で制御信号の
最大値制限が開始される。但し、最大値制限の内容が異
なり、1回目の方が最大値制限が小さく(最大値制限が
緩く)、大きな補助操舵トルクを発生することができ
る。最大値制限が1回目に開始されるときのFETの温
度は、最大値制限が2回目以降に開始されるときのFE
Tの温度よりも低いから、このような最大値制限を行
う。なお、最大値制限開始条件を異なるなるものとして
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の電動
パワーステアリング装置を、図面を参照して詳細に説明
する。
【0014】≪第1実施形態≫第1実施形態は、アンロ
ード制御における制御信号(電動機制御信号)の最大値
制限の開始条件を1回目について厳しくして、最大値制
限を開始しづらくする実施形態である。以下、図1〜図
3を参照して、電動パワーステアリング装置の構成を説
明する。図1は、電動パワーステアリング装置の全体構
成を示すブロック図である。図2は、電動パワーステア
リング装置の電気系統におけるブロック構成図である。
図3は、電動機駆動手段の回路図である。なお、図1に
おける括弧内の符号1a,12a、及び図2における括
弧内の符号12aなどは第2実施形態のものである。
【0015】図1に示すように、電動パワーステアリン
グ装置1は、ドライバによるステアリングホイール3の
操舵時に、手動操舵力発生手段(ステアリング系)2に
よってマニュアルステアリングで前輪W,Wを転動させ
て車両の向きを変える。さらに、電動パワーステアリン
グ装置1は、制御手段12からの電動機制御信号VO
基づいて電動機駆動手段13で電動機駆動信号VMを生
成し、この電動機駆動信号VMで電動機8を駆動して補
助操舵トルク(補助操舵力)を発生させ、手動操舵力発
生手段2による操舵トルク(手動操舵力)を軽減する。
【0016】手動操舵力発生手段2は、ステアリングホ
イール3に一体に設けられたステアリング軸4に連結軸
5を介してステアリング・ギアボックス6内に設けたラ
ック&ピニオン機構7のピニオン7aが連結される。な
お、連結軸5は、その両端に自在継手5a,5bを備え
る。ラック&ピニオン機構7は、ピニオン7aに噛み合
うラック歯7bがラック軸9に形成され、ピニオン7a
とラック歯7bの噛み合いにより、ピニオン7aの回転
をラック軸9の横方向の往復運動とする。さらに、ラッ
ク軸9には、その両端にタイロッド10,10を介し
て、転動輪としての左右の前輪W,Wが連結される。
【0017】電動パワーステアリング装置1は、補助操
舵トルクを発生させるために、電動機8が、ラック軸9
と同軸上に配設される。そして、電動機8の回転がラッ
ク軸9と同軸に設けられたボールねじ機構11を介して
推力に変換され、この推力をラック軸9(ボールねじ軸
11a)に作用させる。
【0018】制御手段12には、操舵トルクセンサTS
及び車速センサVSの検出信号T,Vが入力される。そ
して、制御手段12は、通常時は検出信号T,Vに基づ
いてそれぞれ電動機制御信号VO(方向信号+PWM信
号)を生成し、電動機駆動手段13に出力する。この制
御手段12の詳細については後述する。
【0019】操舵トルクセンサTSは、ステアリング・
ギアボックス6内に配設され、ドライバによる手動操舵
トルク(手動操舵力)の大きさと方向を検出する。そし
て、操舵トルクセンサTSは、検出した手動操舵トルク
に対応した操舵トルク信号Tを制御手段12に出力す
る。
【0020】車速センサVSは、図示しない変速機の出
力軸の回転数に基づいた車速信号Vを、制御手段12に
出力するものである。なお、制御手段12に入力される
操舵トルク信号T及び車速信号Vは、デジタル変換され
たデジタル信号である。
【0021】電動機駆動手段13は、制御手段12が出
力した電動機制御信号VOに基づいた電動機駆動信号VM
を電動機8に供給し、電動機8を駆動する。電動機駆動
手段13は、例えば、図3に示すような4個のFET
(電界効果型トランジスタ)13a1,13a2,13a
3,13a4のスイッチング素子からなるブリッジ回路1
3a及びゲート駆動回路13bで構成される。パワーF
ET13a1,13a2,13a3,13a4の各ゲートG
1,G2,G3,G4に電動機制御信号VO(方向信号
+PWM信号)が入力されると、この電動機制御信号V
Oに基づいて電動機8に電動機駆動信号VMが供給され
る。すると、電動機8には電動機電流が流れ、電動機8
は電動機電流に比例した補助操舵トルクを発生し、ドラ
イバのステアリング操作をアシストする。FET13a
14はこの際に発熱し、温度上昇を生ずる。このため、
アンロード制御が必要になる。
【0022】電動機電流検出手段14は、電動機8に対
して直列に接続された抵抗又はホール素子などを備え、
電動機8に実際に流れる電動機電流IMの大きさと方向
を検出するものである。電動機電流検出手段14が検出
した電動機電流IMは、デジタル信号の電動機電流信号
MOに変換され制御手段12にフィードバック(負帰
還)される。
【0023】次に、図2を参照して制御手段12の構成
について、詳しく説明する。制御手段12は、目標電流
信号設定手段21、信号制限手段22、偏差演算手段2
3、駆動制御手段24、積算電流演算手段25、最大値
制限開始指示手段26、制限電流信号設定手段27を含
んで構成される。
【0024】目標電流信号設定手段21は、ROMや論
理回路などから構成される。この目標電流信号設定手段
は、実験や理論計算などに基づいて設定された操舵トル
クT−車速V−目標電流信号IMSテーブルを備え、操舵
トルクセンサTSから出力された操舵トルク信号T及び
車速センサVSから出力された車速信号Vを基に目標電
流信号IMSを読み出し、これを後段の信号制限手段22
に出力する。
【0025】信号制限手段22は、比較回路又はソフト
制御の比較機能から構成される。この信号制限手段22
は、目標電流信号設定手段21から出力された目標電流
信号IMSと後述する制限電流信号設定手段27から出力
された制限電流信号ILIMを入力して絶対値を比較し、
いずれか値の小さな信号(IMS又はILIM)を目標電流
信号IMSとして選択し、後段の偏差演算手段23に出力
する。なお、信号制限手段22は、出力する目標電流信
号IMSの極性が、目標電流信号設定手段21が出力した
目標電流信号IMSの極性と同じになるようしている。
【0026】偏差演算手段23は、減算器又はソフト制
御の減算機能から構成される。この偏差演算手段23
は、信号制限手段22が出力した目標電流信号IMSと電
動機電流検出手段14から出力された電動機電流信号I
MOが入力され、目標電流信号I MSから電動機電流信号I
MOを減算し、偏差信号ΔIM(=IMS−IMO)を演算す
る。そして、演算した偏差信号ΔIMを後段の駆動制御
手段24に出力する。
【0027】駆動制御手段24は、PIDコントロー
ラ、PWM信号発生手段及び論理回路などから構成され
る。この駆動制御手段24は、偏差演算手段23からの
偏差信号ΔIMが入力され、電動機制御信号VOを電動機
駆動手段13に出力する。駆動制御手段24は、先ず偏
差信号ΔIMにP(比例)、I(積分)及びD(微分)
制御を行い、さらにその制御結果の大きさ、及び極性に
対応したPWM信号VPW M、オン信号VON、オフ信号V
OFFを生成し、電動機制御信号VOとして電動機駆動手段
13に出力する。そして、電動機駆動手段13が出力す
る電動機電圧VMが電動機8に供給され、電動機8が駆
動する。
【0028】積算電流演算手段25は、ROMや論理回
路などから構成される。この積算電流演算手段25は、
電動機電流検出手段14からの電動機電流信号IMOを所
定間隔ごとにサンプリングして入力する。そして、次の
式2に基づいて、積算電流値ISを演算する。
【0029】
【数2】
【0030】この式を説明する。Inは今回サンプリン
グした電動機電流信号IMOの絶対値である。In-1は前
回サンプリングした電動機電流信号IMOの絶対値であ
る。そして、In-99は99回前にサンプリングした電動
機電流信号IMOの絶対値である。0.99や0.01は
重み付けされた係数である。この係数は、前回(1回
前)のサンプリング値に対しては0.99が、前々回
(2回前)のサンプリング値に対しては0.98が、・
・・、99回前のサンプリング値に対しては0.01が
設定される(今回のサンプリング値に対しては1であ
る)。つまり、現在及び過去を含めて100回サンプリ
ングした電動機電流信号IMOの絶対値を積算して積算電
流値ISを演算するが、演算に際しては、過去のデータ
ほど重み付けが軽くなるようにしてある。このような重
み付けをするのは、過去のデータになればなるほど、現
在及び次の制御状態に対して与える影響が小さくなるか
らという理由による。もちろん、本願出願人による特許
第2528119号の特許公報に記載されているよう
に、重み付けをしない電流値の単純平均でもよい。な
お、サンプリング間隔は、本実施形態では1秒である。
この間隔は、例えば10ミリ秒など適宜設定することが
できる。
【0031】このようにして演算された積算電流値IS
は、後段の最大値制限開始指示手段26及び制限電流信
号設定手段27に出力される。この積算電流値ISから
FET13a14の温度上昇幅を推定することができ
る。また、式1から現在のFET13a14の温度を推
定することができる。なお、積算電流値ISの演算は1
秒間隔ごとに行われるので、出力も1秒間隔ごとに行
う。
【0032】最大値制限開始指示手段26は、ROM及
び論理回路から構成される。この最大値制限開始指示手
段26は、比較機能やタイマ機能などを有し、積算電流
値I S、積算電流値ISに対する3種類の基準値、3種類
の回数フラグ及びタイマ機能による所定時間とから、最
大値制限を行うか否かを判断し、その結果の最大値制限
指示フラグCを、制限電流信号設定手段27に出力す
る。なお、最大値制限を行わないときは、最大値制限指
示フラグCは0が設定される。一方、最大値制限を行う
ときは、最大値制限指示フラグCは1が設定される。こ
の最大値制限開始指示手段26は、特許請求の範囲にお
ける制限回数計測手段を兼ねるものである。
【0033】なお、積算電流値ISに対する基準値は、
[1回目用の基準値]>[2回目用の基準値]>[3回
目以降用の基準値]となるように値が設定されている。
つまり、1回目は最大値制限がされづらくなっている。
これは、式1における雰囲気温度(初期設定値)を1回
目は小さく(例えば50℃)、2回目はそれよりも大き
く(例えば70℃)、3回目以降は最も大きく(例えば
80℃)設定することに相当するものである。このよう
に基準値を設定するのは、最大値制限が1回目、2回
目、3回目となるにしたがって、FET13a14の温
度が上昇するからである。なお、最大値制限が行われる
状況では、3回目と4回目、つまり3回目以降を同じ基
準値とすることができる(2回目用の基準値を3回目以
降用の基準値と同じとしてもよい)。
【0034】回数フラグが1回目を示すときは、積算電
流値ISが1回目用の基準値を超えなければ、最大値制
限開始指示手段26が最大値制限指示フラグC=1を出
力することはない。また、回数フラグが2回目を示すと
きは、積算電流値ISが2回目用の基準値を超えなけれ
ば最大値制限指示フラグC=1を出力することはない。
3回目についても同様である。なお、最大値制限指示フ
ラグC=0が出力されるのは、積算電流値ISがそれぞ
れの基準値を下回った場合である。
【0035】ちなみに、回数フラグは、最初は1回目が
設定されている。第1実施形態では、この回数フラグが
1回目から2回目に設定し直されるのは、1回目用の基
準値を下回った積算電流値ISが再び増加を開始した時
点である。増加を開始した時点で積算電流値ISが2回
目用の基準値を上回っている場合は、直ちに2回目の最
大値制限が開始される。回数フラグが2回目から3回目
以降に設定し直されるのも同様である。3回目から後
は、回数フラグは3回目以降のままである。これらの点
は後に図4を参照して説明する。
【0036】なお、回数フラグは、タイマ機能により、
1回目の最大値制限から所定時間経過すると一旦2回目
と設定された回数フラグが1回目に設定し直される。こ
れにより、実際は2回目であっても1回目と認識され、
積算電流値ISが2回目用の基準値を超えても最大値制
限が行われることはない。これは、1回目の最大値制限
から所定時間を経過すると、FET13a14の温度が
低下していると推定できるからである。所定時間は実験
や論理演算などから求められ、ここでは5分が設定して
ある。これらの点は2回目及び3回目以降についても同
じであり、所定時間が経過すると回数フラグは1回目に
設定し直される。これにより、不必要な最大値制限を排
除することができ、操舵フィーリングがよくなる。ちな
みに、所定時間の基準点は、回数フラグが設定し直され
た時点、増加過程にあった積算電流値ISが減少に転じ
た時点など、種々設定することができる。
【0037】制限電流信号設定手段27は、ROM及び
論理回路から構成される。この制限電流信号設定手段2
7は、最大値制限を行うときも行わないときも、常に制
限電流信号ILIMを信号制限手段22に出力している。
具体的には、制限電流信号設定手段27は、(1)最大
値制限を行わないとき、つまり最大値制限指示フラグC
が0のときは、常に最大値の制限電流信号ILIMを出力
する。このため、電動機8をデューティ100%で駆動
することも許容される。一方、(2)最大値制限を行う
とき、つまり最大値制限指示フラグCが1のときは、
(a) 積算電流値I Sが増加すると制限電流信号ILIMを減
少して出力し、(b) 積算電流値ISが減少すると制限電
流信号ILIMを増加して出力する。制限電流信号I
LIMは、次の式により設定する。
【0038】
【数3】
【0039】式3は、積算電流値ISが増加過程にある
のか減少過程にあるのかを判別して、式5と式6を切換
使用するためにも使用される。式4は、最大値制限を行
わないときのもの、つまり最大値制限指示フラグCが0
のときに選択使用される式である。式5及び式6は、最
大値制限指示フラグCが1のときに選択使用される式で
ある。このうち式5は、積算電流値ISが増加過程にあ
るときに選択使用されるものである。この式5によれ
ば、積算電流値ISが増加すると(ΔISはプラスの
値)、制限電流信号ILIMは段々と小さくなって行く。
式6は、積算電流値ISが減少過程にあるときに選択使
用されるものである。この式6によれば、積算電流値I
Sが減少すると(ΔISはマイナスの値)、制限電流信号
LIMは段々と大きくなって行く(但し最大値を上限と
する)。式5の係数k1と式6の係数kbの値を同じと
してもよい。この場合は、式5か式6のどちらか一方が
不要になる。ちなみに係数kbは、電動機駆動手段13
におけるFET13a14の冷却性能を考慮して定めら
れ、ここでは、kb>k1である。なお、前記のとおり
前回値は1秒前の値である。
【0040】以上説明した第1実施形態の電動パワース
テアリング装置1の動作を、図4を参照して説明する
(図1〜図3を適宜参照)。図4(a)は積算電流値の
変化を示すタイムチャートであり、(b)は制限電流信
号の変化を示すタイムチャートである。なお、図4
(a)は縦軸に積算電流値、横軸に時間がとってある。
図4(b)は縦軸に制限電流信号、横軸に時間がとって
ある。また、以下の説明における点a〜mは図4(a)
についてのものであり、点d’,h’,l’は図4
(b)についてのものである。
【0041】先ず、ドライバが車両に乗り込みエンジン
を始動し、車両の運転を開始する。回数フラグは1であ
り、最大値制限指示フラグCは0である。ドライバがス
テアリング操作を行うと積算電流値ISが増加して行く
(ON1)。点aの時点では、積算電流値ISが1回目
用の基準値に達していないので最大値制限は行われず、
制限電流信号ILIMの値は最大値のままである。このた
め、ドライバのステアリング操作は、制限を受けること
なくアシストされる。ちなみに、従来は、基準値が全て
同じ値であり、かつ低めに設定してあるので、本実施形
態のように1回目用の基準値に達する前、例えば3回目
以降の基準値あたりに相当する点aで最大値制限が開始
されてしまう。このため、操舵フィーリングが悪くなっ
てしまう。
【0042】説明をタイムチャートに戻す。ドライバが
ステアリング操作を継続して行うと、積算電流値IS
さらに増加し、点bで1回目用の基準値に達する。する
と、最大値制限指示フラグCが0から1になって1回目
の最大値制限がようやく開始される。この点bに達する
までの間、ドライバは、快適にステアリング操作を行う
ことができる。1回目の最大値制限が開始されると、式
5に基づいて制限電流信号ILIMの値が小さくなって行
く。この際、目標電流信号設定手段21が出力する目標
電流信号IMSが制限電流信号ILIMを上回っても、信号
制限手段22において、制限電流信号ILIMが目標電流
信号IMSとして出力される(図2参照)。このため、積
算電流値ISの増加が鈍る。つまり、ドライバのステア
リング操作に対するアシストは制限される。しかし、こ
れによってFET13a14(図3参照)の温度上昇は
抑制される。なお、このように積算電流値ISが増加す
るのは、ドライバが未だステアリング操作を継続してい
るからである。
【0043】点cでドライバがステアリング操作を停止
すると(弱めると)、積算電流値I Sの値が減少し始め
る(LOW1)。すると、制限電流信号ILIMは逆に増
加し始める。積算電流値ISの減少過程における制限電
流信号ILIMは、式6により設定される。なお、式5の
k1と式6のkbとで、kbの方が大きな値に設定され
ているので、点d’で制限電流信号ILIMが最大値(上
限値)になる。一方、積算電流値ISは減少を続け、点
dで1回目用の基準値を下回る。この時点で最大値制限
指示フラグCは0になるが、回数フラグは1回目のまま
である。なお、最大値制限指示フラグCが0になると式
4が選択使用される。
【0044】点d以降もドライバはステアリング操作を
停止しているので、積算電流値ISがさらに減少する。
そして、点eでドライバがステアリング操作を再び開始
すると(ON2)、積算電流値ISが増加に転じる。こ
の時点で回数フラグが2回目になる。ドライバがステア
リング操作を継続すると、f点で積算電流値ISが2回
目用の基準値に達する。すると、最大値制限指示フラグ
Cが1になり、2回目の最大値制限が開始される。2回
目用の基準値は、1回目用の基準値よりも低い値である
ので、FET13a14の発熱が1回目よりも早期に抑
制される。このように2回目用の基準値が小さく設定さ
れているのは、FET13a14の温度が2回目は1回
目よりも高くなっているので、早めに最大値制限を行い
FET13a14を保護するためである。
【0045】点gでドライバがステアリング操作を停止
すると(LOW2)、積算電流値I Sの値が減少し始め
る。一方、制限電流信号ILIMは増加に転じる。積算電
流値I Sの減少過程における制限電流信号ILIMは、式6
に基づいて設定される。これらの点は、前記した1回目
と同じである。そして、点h’で制限電流信号ILIM
最大値になり、点hで積算電流値ISが2回目用の基準
値を下回る(最大値制限指示フラグCが0になり、式4
が選択使用される)。
【0046】次に、点iでドライバがステアリング操作
を開始したので(ON3)、積算電流値ISが増加に転
じる。同時に回数フラグが3回目以降になる。そして、
ドライバがステアリング操作を継続しているので、点j
で積算電流値ISが3回目以降の基準値に達する。する
と、最大値制限指示フラグCが1になるので、3回目の
最大値制限が開始され、制限電流信号ILIMが小さくな
って行く。2回目よりも3回目以降の最大値制限を早期
に行うのは、2回目よりも3回目以降のFET13a1
4の温度が高くなっているからである。これにより、
FETa14の温度上昇に対する保護がより確実になさ
れる。
【0047】点kで積算電流値ISが減少に転じている
のは、ドライバがステアリング操作を停止した(弱め
た)からである(LOW3)。点l’は式6により制限
電流信号ILIMが最大値になった点であり、点lは積算
電流値ISが3回目以降の基準値を下回った点である
(最大値制限指示フラグCが0になる)。点mはドライ
バのステアリング操作により積算電流値ISが上昇に転
じた点である(この場合回数フラグは3回目以降が維持
される)。
【0048】なお、点eから積算電流値ISが2回目用
の基準値を超えることなく所定時間が経過すると、回数
フラグは2回目から1回目に設定し直される。同様に、
点i(又はm)から積算電流値ISが3回目以降の基準
値を超えることなく所定時間を経過すると回数フラグが
3回目以降から1回目に設定し直される。この所定時間
が経過すると回数フラグが1回目に設定し直される基準
の点は、点c,g,kとしてもよく、また点d,h,l
などとしてもよい。
【0049】このように、第1実施形態の電動パワース
テアリング装置1によれば、1回目の最大値制限の開始
を遅延させ(開始しづらくして)、もってドライバの操
舵力をアシストする。これにより、操舵フィーリングが
低下するのを防止ないし低減することができる。また、
ドライバの負担を軽減することもできる。加えて、FE
T13a14の温度が1回目よりも上昇していると考え
られる2回目の最大値制限は、1回目よりも早期に開始
するので、FET13a14を、温度上昇による障害か
ら確実に保護することができる。3回目以降の最大値制
限についても同様、2回目よりも早期に保護を図ること
ができる(このことは図4から一目瞭然に判る)。
【0050】≪第2実施形態≫第2実施形態は、アンロ
ード制御における制御信号(電動機制御信号)の最大値
制限が1回目について小さくなるようにする実施形態で
ある。なお、前記した第1実施形態と同一性のある要素
・部材については第1実施形態と同じ符号を付してその
説明を省略する。
【0051】第2実施形態の電動パワーステアリング装
置1aは、第1実施形態の電動パワーステアリング装置
1と制御手段12aが異なるだけで、その他の構成は同
じである(図1参照)。
【0052】図2を参照して制御手段12aの構成につ
いて、詳しく説明する。第2実施形態での制御手段12
aは、目標電流信号設定手段21、信号制限手段22、
偏差演算手段23、駆動制御手段24、積算電流演算手
段25、最大値制限開始指示手段26a、制限電流信号
設定手段27aを含んで構成される。
【0053】このうち、第1実施形態とは異なる最大値
制限開始指示手段26aと制限電流信号設定手段27a
を説明する。
【0054】最大値制限開始指示手段26aは、ROM
及び論理回路から構成される。この最大値制限開始指示
手段26aは、比較機能やタイマ機能などを有し、積算
電流値IS、積算電流値ISに対する基準値、3種類の回
数フラグ及びタイマ機能による所定時間とから、最大値
制限を行うか否を判断すると共にどのような最大値制限
を行うか否かを判断し、その結果の最大値制限指示フラ
グDを、制限電流信号設定手段27aに出力する。な
お、最大値制限を行わないときは、最大値制限指示フラ
グDは0が設定される。1回目の最大値制限を行うとき
は、最大値制限指示フラグDは1が設定される。2回目
の最大値制限を行うときは、最大値制限指示フラグDは
2が設定される。3回目以降の最大値制限を行うとき
は、最大値制限指示フラグDは3が設定される。この最
大値制限開始指示手段26aは、特許請求の範囲におけ
る制限回数計測手段を兼ねるものである。
【0055】積算電流値ISに対する基準値は、第1実
施形態と異なり1つだけである。第2実施形態は、最大
値制限を開始する条件を同じにして、最大値制限を1回
目は小さく(緩く)するものだからである。もちろん第
1実施形態のように、1回目の最大値制限について基準
値を大きくして、最大値制限を開始しづらくするように
してもよい。なお、基準値は、式1の雰囲気温度(初期
設定値)を例えば80℃としたものである。
【0056】第1実施形態と同様、回数フラグは、最初
は1回目が設定されている。この回数フラグが1回目か
ら2回目に設定し直されるのは、一旦基準値以上に増加
した積算電流値ISが減少を開始し、再び増加に転じた
点である。再び増加に転じた点が基準値以下であるか以
上であるかは問わない。再び増加に転じた点が基準値以
上の場合は、直ちに次回の最大値制限が開始されるだけ
である。回数フラグが2回目から3回目以降に設定し直
されるのも同様に、一旦基準値以上に増加した積算電流
値ISが減少を開始し、再び増加に転じた点である。3
回目から後は、回数フラグは3回目以降のままである。
【0057】なお、回数フラグは、タイマ機能により、
1回目の最大値制限から所定時間経過しても基準値を超
えない場合(つまり所定時間内に再び最大値制限がなさ
れない場合)は、一旦2回目と設定された回数フラグが
1回目に設定し直される。これは、1回目の最大値制限
から所定時間を経過すると、FET13a14(図3参
照)の温度が低下していると推定できるからである。所
定時間は実験や論理演算などから求められ、ここでは5
分が設定してある。これらの点は3回目以降の回数フラ
グについても同じであり、所定時間が経過すると回数フ
ラグは1回目に設定し直される。これにより、最大値制
限を適切なものとし、操舵フィーリングを良くすること
ができる。ちなみに、所定時間の基準点は、回数フラグ
が切り替わった時点、増加過程にあった積算電流値IS
が減少に転じた時点など、種々設定することができる。
【0058】制限電流信号設定手段27aは、ROM及
び論理回路から構成される。この制限電流信号設定手段
27aは、最大値制限を行うときも行わないときも、常
に制限電流信号ILIMを信号制限手段22に出力してい
る。具体的には、制限電流信号設定手段27aは、
(1)最大値制限を行わないとき、つまり最大値制限指
示フラグCが0のときは、常に最大値の制限電流信号I
LIMを出力する。このため、電動機8をデューティ10
0%で駆動することも許容される。一方、(2)最大値
制限を行うとき、つまり最大値制限指示フラグCが1〜
3のときは、(a) 積算電流値ISが増加すると制限電流
信号ILIMを減少して出力し、(b) 積算電流値ISが減少
すると制限電流信号ILIMを増加して出力する。制限電
流信号ILIMは、次の式により設定する。
【0059】
【数4】
【0060】式7は、積算電流値ISが増加過程にある
のか減少過程にあるのかを判別して、式9〜式11と式
12を切換使用するためにも使用される。式8は、最大
値制限を行わないときのもの、つまり最大値制限指示フ
ラグDが0のときに選択使用される式である。式9は1
回目の最大値制限を行うためのものであり、最大値制限
指示フラグDが1、かつΔISがプラスのときに選択使
用される。この式9によれば、積算電流値ISが増加す
ると、制限電流信号ILIMは段々と小さくなって行く。
式10は2回目の最大値制限を行うためのものであり、
最大値制限指示フラグDが2、かつΔISがプラスのと
きに選択使用される。この式11によれば、積算電流値
Sが増加すると、制限電流信号ILIMは段々と小さくな
って行く。式11は3回目以降の最大値制限を行うため
のものであり、最大値制限指示フラグDが3、かつΔI
Sがプラスのときに選択使用される。この式11によれ
ば、積算電流値ISが増加すると、制限電流信号ILIM
段々と小さくなって行く。
【0061】式12は最大値制限を解除するものであ
り、最大値制限指示フラグDが1〜3のいずれか、かつ
ΔISがマイナスのときに選択使用される。この式12
によれば、積算電流値ISが減少して行くと、制限電流
信号ILIMは段々と大きくなって行く(但し最大値を上
限とする)。なお、前記のとおり前回値は1秒前の値で
ある。
【0062】ところで、式9〜式11の係数の値は、k
1<k2<k3の順になっている(いずれもプラスの
値)。このように1回目の最大値制限におけるk1が小
さくしてあるのは、1回目の最大値制限は、FET13
14(図3参照)の温度が低いため、最大値制限を大
きく行う必要がないからという理由による。また、2回
目についても3回目以降よりもFET13a14の温度
が低いため、係数はk3よりも小さなk2になってい
る。なお、k1〜k3はFET13a14の温度上昇特
性を考慮して設定され、kbはFET13a14の冷却
性能を考慮して設定される。ちなみに第2実施形態で
は、k2とkbがほぼ同じ値になっている。
【0063】以上説明した第2実施形態の電動パワース
テアリング装置1aの動作を、図5を参照して説明す
る。図5の、(a)は積算電流値の変化を示すタイムチ
ャートであり、(b)は制限電流信号の変化を示すタイ
ムチャートであり、(c)は制限電流信号の変化量を示
すタイムチャートである。なお、図5(a)は縦軸に積
算電流値、横軸に時間がとってある。図5(b)は縦軸
に制限電流信号、横軸に時間がとってある。図5(c)
は縦軸に制限電流信号の変化量、横軸に時間がとってあ
る。図5(a)の回数表示は、設定されている回数フラ
グである。また、以下の説明における点a〜hは図5
(a)についてのものであり、点d’,h’は図5
(b)についてのものである。
【0064】先ず、ドライバが車両に乗り込みエンジン
を始動し、車両の運転を開始する。回数フラグは1であ
り、最大値制限指示フラグDは0である。ドライバがス
テアリング操作を行うと積算電流値ISが増加して行く
(ON1)。点aの時点では積算電流値ISが基準値に
達していないので最大値制限は行われず、制限電流信号
LIMの値は最大値のままである(式8参照)。
【0065】ドライバがステアリング操作を継続して行
うと、積算電流値ISがさらに増加し、点bで基準値に
達する。すると、最大値制限指示フラグDが0から1に
なって1回目の最大値制限が開始される。なお、第2実
施形態の基準値は、通常通りの小さな基準値であり、大
きな基準値である第1実施形態の1回目用の基準値とは
異なる。
【0066】1回目の最大値制限が開始されると、式9
に基づいて制限電流信号ILIMの値が小さくなって行
く。この際、目標電流信号設定手段21が出力する目標
電流信号IMSが制限電流信号ILIMを上回っても、信号
制限手段22において、制限電流信号ILIMが目標電流
信号IMSとして出力される(図2参照)。このため、積
算電流値ISの増加が鈍る。つまり、ドライバのステア
リング操作に対するアシストは制限される。しかし、F
ET13a14(図3参照)の温度上昇は抑制される。
但し、後述する2回目の最大値制限及び3回目の最大値
制限よりも制限が小さく緩やかであり、その分ドライバ
は大きなアシストを受けることができる。この点、従来
の電動パワーステアリング装置とは異なり、優れてい
る。
【0067】点cでドライバがステアリング操作を停止
すると(弱めると)、積算電流値I Sの値が減少し始め
る(LOW1)。すると、制限電流信号ILIMは逆に増
加し始める。積算電流値ISの減少過程における制限電
流信号ILIMは、式12により設定される。なお、式9
のk1と式12のkbとで、kbの方が大きな値に設定
されているので、点d’で制限電流信号ILIMが最大値
になる(最大値の後は一定)。一方、積算電流値IS
減少を続けるが、点dでドライバがステアリング操作を
開始する(ON2)。
【0068】すると、積算電流値ISが増加し始める。
これにより回数フラグが2回目になる。この時点で、積
算電流値ISが基準値以上であるので、最大値制限指示
フラグDが2になり、直ちに2回目の最大値制限が開始
される。2回目の最大値制限は、式10に基づいて、1
回目の最大値制限よりも大きく行われる。これにより、
FET13a14の発熱が1回目よりもより積極的に抑
制される。このように2回目の最大値制限を大きく行う
のは、FET13a14の温度が2回目は1回目よりも
高くなっているので、より積極的に最大値制限を行いF
ET13a14を保護するためである。
【0069】点eでドライバがステアリング操作を停止
すると(LOW2)、積算電流値I Sの値が減少し始め
る。一方、制限電流信号ILIMは増加に転じる。積算電
流値I Sの減少過程における制限電流信号ILIMは、式1
2に基づいて設定される。
【0070】点fでドライバがステアリング操作を開始
すると(ON3)、積算電流値ISが増加し始める。こ
れにより回数フラグが3回目以降になる。この時点で積
算電流値ISが基準値以上であるので、最大値制限指示
フラグDが3になり直ちに3回目の最大値制限が開始さ
れる。3回目(3回目以降)の最大値制限は、式11に
基づいて、1回目及び2回目の最大値制限よりも大きく
行われる。これにより、FET13a14のは発熱が1
回目及び2回目よりもより積極的に抑制される。このよ
うに2回目の最大値制限を大きく行うのは、FET13
14の温度が3回目以降は1回目及び2回目よりも高
くなっているので、積極的に最大値制限を行いFET1
3a14を保護するためである。
【0071】点gでドライバがステアリング操作を停止
すると(LOW3)、積算電流値I Sが減少し始める。
一方、制限電流信号ILIMは増加に転じる。積算電流値
Sの減少過程における制限電流信号ILIMは、式12に
基づいて設定される。そして、点hで積算電流値IS
基準値を下回るので最大値制限開始指示フラグDが0に
なる。この点hの時点では、式11のk3と式12のk
bとで、k3の方が大きく設定してあるので(図5(c)
参照)、制限電流信号ILIMが最大値になっていない。
したがって、最大値制限指示フラグDが0になった時点
で制限電流信号I LIMが式8に基づいて最大値になるた
め、制限電流信号ILIMに段差ができる(点h’)。こ
の段差はスムージング制御により滑らかにすることもで
きる。
【0072】なお、第1実施形態のように、点hから積
算電流値ISが基準値を超えることなく所定時間が経過
すると、回数フラグが3回目から1回目に設定し直され
る。
【0073】このように、第2実施形態の電動パワース
テアリング装置1aによれば、1回目の最大値制限を小
さなものとしてドライバの操舵力を相対的に大きな補助
操舵トルクによりアシスト可能とする。これにより、操
舵フィーリングが低下するのを防止ないし低減すること
ができる。また、ドライバの負担を低減することもでき
る。加えて、FET13a14の温度が1回目よりも上
昇していると考えられる2回目の最大値制限は、1回目
よりも最大値制限を大きく行うので、FET13a14
を、温度上昇による障害から確実に保護することができ
る。3回目以降の最大値制限についてもについても同
様、2回目よりも確実に保護を図ることができる。
【0074】なお、本発明は前記した発明の実施の形態
に限定されることなく、広く変形実施することができ
る。例えば、積算電流値は式2により重み付けをしたも
のであるが、重み付けをしない単純平均したものでもよ
い。また、前記発明の実施の形態は、式1に基づいてF
ETの温度を推定し、推定したFETの温度により制御
信号(電動機制御信号[目標電流信号])の最大値制限
を行うというものであるが、FETの温度を推定するこ
となく所定時間内の電流値のみから直接的に制御信号の
最大値制限を行うものでもよい。つまり、本発明は式1
の雰囲気温度(初期設定値)に拘泥されるものではな
い。また、2回目の最大値制限と3回目以降の最大値制
限を異なるものとしているが、2回目以降を同じ最大値
制限としてもよい。また、第1実施形態と第2実施形態
を適宜組み合わせて実施してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明した本発明は、以下のような優
れた効果を有する。請求項1に記載の発明によれば、1
回目の制御信号の最大値制限をいわば遅延させて、その
分ドライバの操舵力をアシストする。これにより、操舵
フィーリングが低下するのを防止ないし低減することが
できる。また、ドライバの負担を軽減することもでき
る。そして、FETの温度が1回目よりも上昇している
と考えられる2回目は1回目よりも早期に最大値制限を
開始するので、FETを、温度上昇による障害から確実
に保護することができる。したがって、本発明の電動パ
ワーステアリング装置によれば、アンロード制御(最大
値制限)を適切に行うことができる。
【0076】また、請求項2に記載の発明によれば、1
回目の制御信号の最大値制限を小さく行い、その分ドラ
イバの操舵力をアシストする。これにより、操舵フィー
リングが低下するのを防止ないし低減することができ
る。また、ドライバの負担を軽減することもできる。そ
して、FETの温度が1回目よりも上昇していると考え
られる2回目は1回目よりも大きく最大値制限を行うの
で、FETを、温度上昇による障害から確実に保護する
ことができる。したがって、本発明の電動パワーステア
リング装置によれば、アンロード制御(最大値制限)を
適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態(第2実施形態)の
電動パワーステアリング装置の全体構成図である。
【図2】 図1の電動パワーステアリング装置の電気
系統におけるブロック構成図である。
【図3】 図2の電動機駆動手段の回路図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の電動パワーステア
リング装置の、(a)は積算電流値の変化を示すタイム
チャートであり、(b)は制限電流信号の変化を示すタ
イムチャートである。
【図5】 本発明の第2実施形態の電動パワーステア
リング装置の、(a)は積算電流値の変化を示すタイム
チャートであり、(b)は制限電流信号の変化を示すタ
イムチャートであり、(c)は制限電流信号の変化量を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1,1a … 電動パワーステアリング装置 2 … ステアリング系(手動操舵力発生手
段) 8 … 電動機 12,12a… 制御手段 13 … 電動機駆動手段 13a14… FET(スイッチング素子) 26,26a… 最大値制限開始指示手段(制限回数計
測手段を兼ねる) TS … 操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手
段) T … 操舵トルク信号 VO … 駆動制御信号(制御信号) IM … 電動機電流 IMO … 電動機電流信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−186468(JP,A) 特開2000−159139(JP,A) 特開 平8−108858(JP,A) 特許2528119(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 - 6/06 B62D 5/00 - 5/32 H02K 7/00 - 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリング系に補助操舵トル
    クを付加する電動機と、前記ステアリング系の手動操舵
    トルクを検出する操舵トルク検出手段と、少なくとも前
    記操舵トルク検出手段からの信号により前記電動機を制
    御する制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段か
    らの制御信号により前記電動機を駆動するスイッチング
    素子からなる駆動制御手段と、前記電動機に流れる電動
    機電流を検出する電流検出手段とを含んでなり、かつ前
    記制御手段が前記電流検出手段からの信号により前記制
    御信号の最大値を制限するように制御してなる電動パワ
    ーステアリング装置において、 前記制御手段は、前記制御信号の最大値制限の回数を計
    測する制限回数計測手段を備え、前記制御信号の最大値
    制限を開始する条件を2回目以降よりも1回目の方が厳
    しくなるように設定した構成を有することを特徴とする
    電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 車両のステアリング系に補助操舵トル
    クを付加する電動機と、前記ステアリング系の手動操舵
    トルクを検出する操舵トルク検出手段と、少なくとも前
    記操舵トルク検出手段からの信号により前記電動機を制
    御する制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段か
    らの制御信号により前記電動機を駆動するスイッチング
    素子からなる駆動制御手段と、前記電動機に流れる電動
    機電流を検出する電流検出手段とを含んでなり、かつ前
    記制御手段が前記電流検出手段からの信号により前記制
    御信号の最大値を制限するように制御してなる電動パワ
    ーステアリング装置において、 前記制御手段は、前記制御信号の最大値制限の回数を計
    測する制限回数計測手段を備え、前記制御信号の最大値
    制限を2回目以降よりも1回目の方が小さくなるように
    設定した構成を有することを特徴とする電動パワーステ
    アリング装置。
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