JP3483016B2 - 物品保管装置 - Google Patents

物品保管装置

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JP3483016B2
JP3483016B2 JP09637896A JP9637896A JP3483016B2 JP 3483016 B2 JP3483016 B2 JP 3483016B2 JP 09637896 A JP09637896 A JP 09637896A JP 9637896 A JP9637896 A JP 9637896A JP 3483016 B2 JP3483016 B2 JP 3483016B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向並びに横
方向に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部を
備えた一対の収納棚が、夫々の収納部の物品出し入れ側
が向かい合う状態で並べて配置され、前記一対の収納棚
の間の空間を昇降し、且つ、長手方向が前記収納棚の横
方向と一致するように配置された長尺の昇降台が設けら
れ、その昇降台に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在
に支持される物品移載装置が設けられた物品保管装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる物品保管装置は、一対の収納棚の
夫々に設けられた複数の収納部に物品を収納して保管す
る装置である。この一対の収納棚は、夫々の収納部の物
品出し入れ側が向かい合う状態で配置され、一対の収納
棚の間の空間に物品の搬送を行う物品移載装置及び昇降
台が配置されている。物品移載装置は、一対の収納棚両
方の収納部に対して物品の移載を行い、物品の収納及び
取り出しを行う。昇降台は、この物品移載装置を収納棚
の横方向に駆動移動自在に支持し且つ昇降台自身が昇降
することで、物品移載装置が一対の収納棚の各収納部に
対応する位置に位置させる。ところで、従来は、一対の
収納棚、物品移載装置及び昇降台の配置バランスを考慮
して、昇降台を一対の収納棚の間の中央位置に配置する
のが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、昇降台が収納棚の横方向に長尺であること
から、作業者が一対の収納棚の間に入って作業を行う場
合、昇降台により作業スペースが狭くなる不都合があ
る。上記の作業スペースを十分に確保するには、一対の
収納棚の間隔を広くすれば良いが、一対の収納棚の間隔
を広げると物品保管装置の設置スペースが大きくなって
しまうと共に、物品移載装置も大型化してしまう不都合
がある。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、物品保管装置の設置スペースが大き
くなってしまう等の不都合を回避しながら、一対の収納
棚の間において作業者の作業スペースを確保する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上下方向並びに横方向に
並列する状態で、物品を収納する複数の収納部を備えた
一対の収納棚が、夫々の収納部の物品出し入れ側が向か
い合う状態で並べて配置され、前記一対の収納棚の間の
空間を昇降し、且つ、長手方向が前記収納棚の横方向と
一致するように配置された長尺の昇降台が設けられ、そ
の昇降台に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在に支持
される物品移載装置が設けられた物品保管装置であっ
て、前記昇降台の、前記一対の収納棚の間の空間におけ
る位置が、前記収納棚の横方向視で、前記一対の収納棚
のうちの一方側に偏位するように構成され、前記昇降台
において、前記物品移載装置を、前記収納棚の横方向に
移動駆動する横動駆動部に、横動駆動停止時に通電停止
により前記物品移載装置に対して制動作用し、且つ、横
動駆動時に通電によりその制動を解除する電動式ブレー
キが備えられ、前記横動駆動部の横動駆動停止時におい
て、前記電動式ブレーキに通電して前記制動を解除する
人為操作式の制動解除手段が設けられているという請求
項1に記載の構成を備えることにより、物品移載装置を
収納棚の横方向に駆動移動自在に支持する長尺の昇降台
は、一対の収納棚の間に空間において、収納棚の横方向
視で、一対の収納棚のうちの一方側に偏位して配置され
ている。従って、必ずしも一対の収納棚の間隔を広げず
に、物品保管装置の設置スペースが大きくなってしまう
等の不都合を回避しながら、一対の収納棚の間において
作業者の作業スペースを確保することができる。
【0005】 又、上記請求項に記載の構成を備える
ことにより、昇降台に支持される物品移載装置は、横動
駆動部によって収納棚の横方向に移動駆動されるのであ
るが、この横動駆動部には、物品移載装置を横動駆動す
る作業の停止時に物品移載装置が不必要に移動するのを
防止する電動式ブレーキが備えられている。この電動式
ブレーキは非通電状態で制動作用し、通電状態で制動解
除となるもので、例えば物品保管装置への電力供給が完
全に遮断されたときにも物品移載装置に対して的確に制
動作用できるものとなっている。
【0006】従って、作業者がメンテナンス作業等を行
うために、物品移載装置の横動駆動を停止したときに
も、そのままでは電動式ブレーキが通電停止となって制
動作用することになる。ところで、物品移載装置は、両
側の収納棚に対して物品の移載を行うために、一対の収
納棚の間の空間のかなりの割合を占めるものであるの
で、停止している物品移載装置によって作業者が移動す
るのを妨害する場合がある。そこで、このような場合
に、人為操作式の制動解除手段により電動式ブレーキに
通電して制動を解除し、作業者が物品移載装置を押す等
して物品移載装置の移動させることができ、もって、電
動式ブレーキにより物品移載装置の不必要な移動を防止
しながらも、一対の収納棚の間で作業を行い易いものと
できる。
【0007】 前記昇降台における前記物品移載装置の
移動量を検出する移動量検出手段と、その移動量検出手
段の検出情報に基づいて、前記昇降台における前記物品
移載装置の移動量を制御する横動制御手段とが設けら
れ、前記移動量検出手段は、前記横動制御手段の制御作
動が停止するメンテナンスモードにおいても、前記物品
移載装置の移動量の検出を継続するように構成され、前
記メンテナンスモードから通常運転に復帰したときに、
前記横動制御手段は、前記メンテナンスモード時におけ
る前記移動量検出手段の検出情報に基づいて制御作動を
再開するように構成されているという請求項記載の構
成を備えることにより、物品移載装置の移動量を制御す
る横動制御手段は、物品移載装置の移動量を検出する移
動量検出手段の検出情報に基づいて制御を実行し、物品
移載装置を各収納部に対応する位置に停止させる。又、
メンテナンスモードでは制御作動を停止する。従って、
メンテナンス作業を行うために物品保管装置をメンテナ
ンスモードにすると、横動制御手段の制御作動が停止し
て物品移載装置の横動駆動も停止するが、移動量検出手
段は物品移載装置の移動量の検出を継続する。これによ
って、作業者がメンテナンス作業において上記の制動解
除手段により物品移載装置に対する制動を解除して、物
品移載装置を押す等して移動させた場合も、その移動量
が移動量検出手段により検出され、メンテナンスモード
から通常運転に復帰したときに、横動制御手段は、移動
量検出手段の検出情報によって制御作動を再開する。
【0008】つまり、メンテナンスモードにおいて横動
制御手段と共に移動量検出手段も作動停止したのでは、
上記のようにメンテナンスモードにおいて物品移載装置
を移動させると、メンテナンスモードの前後で横動制御
手段が把握する物品移載装置の移動量が不連続となり、
メンテナンスモードから通常運転に復帰したときに、物
品移載装置の原点位置への復帰処理等が必要となるのに
対して、メンテナンスモードのときも移動量検出手段が
移動量の検出を継続することで、メンテナンスモードか
ら通常運転に復帰したときにそのまま運転を継続でき、
通常運転に復帰時に迅速に物品の移載及び搬送作業を再
開できる。
【0009】 上下方向並びに横方向に並列する状態
で、物品を収納する複数の収納部を備えた一対の収納棚
が、夫々の収納部の物品出し入れ側が向かい合う状態で
並べて配置され、前記一対の収納棚の間の空間を昇降
し、且つ、長手方向が前記収納棚の横方向と一致するよ
うに配置された長尺の昇降台が設けられ、その昇降台
に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在に支持される物
品移載装置が設けられた物品保管装置において、前記昇
降台の、前記一対の収納棚の間の空間における位置が、
前記収納棚の横方向視で、前記一対の収納棚のうちの一
方側に偏位するように構成され、前記昇降台を昇降させ
る昇降機構が、前記一対の収納棚のうちの一方の収納棚
に支持されているという請求項記載の構成を備えるこ
とにより、物品移載装置を支持する昇降台を昇降させる
昇降機構が、一対の収納棚のうちの一方の収納棚に支持
されている。収納棚は、収納部の物品出し入れ側が向か
い合う状態で一対に設けられるのが原則であるが、上記
のように一方の収納棚に昇降機構を支持する構成とする
ことで、昇降機構を支持する収納棚を単独で使用するこ
ともでき、使用態様を多様にして物品保管装置を一層便
利でできる。
【0010】 前記昇降機構は、前記昇降台を索状体に
て吊下げ支持するように構成され、前記索状体を巻き取
り駆動する駆動手段が、前記昇降機構を支持する収納棚
の最下段に配置されているという請求項記載の構成を
備えることにより、昇降台は索状体にて吊下げ支持さ
れ、駆動手段にてその索状体を巻き取り駆動すること
で、昇降台が昇降する。この索状体を巻き取り駆動する
駆動手段は、昇降台を昇降させる昇降機構を支持する側
の収納棚の最下段に配置されている。収納棚の最下段
は、物品移載装置や昇降台との配置の関係上いわゆるデ
ッドスペースになる場合が多く、このようなデッドスペ
ースを利用して駆動手段を配置することで、物品保管装
置全体として省スペース化を図ることができる。
【0011】 上下方向並びに横方向に並列する状態
で、物品を収納する複数の収納部を備えた一対の収納棚
が、夫々の収納部の物品出し入れ側が向かい合う状態で
並べて配置され、前記一対の収納棚の間の空間を昇降
し、且つ、長手方向が前記収納棚の横方向と一致するよ
うに配置された長尺の昇降台が設けられ、その昇降台
に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在に支持される物
品移載装置が設けられた物品保管装置において、前記昇
降台の、前記一対の収納棚の間の空間における位置が、
前記収納棚の横方向視で、前記一対の収納棚のうちの一
方側に偏位するように構成され、前記昇降台は、前記収
納棚の横方向視における断面形状が略工の字状に形成さ
れ、前記昇降台の側部の凹状空間に、前記物品移載装置
を移動駆動する駆動機構又は前記物品移載装置に電力を
供給する電気配線が配置されているという請求項記載
の構成を備えることにより、昇降台は、軽量化と強度向
上を考慮して、収納棚の横方向視における断面形状が略
工の字状に形成される。昇降台をそのような形状とする
ことで昇降台の側部には凹状空間が存在することになる
が、その凹状空間を利用して、物品移載装置を移動駆動
する駆動機構又は物品移載装置に電力を供給する電気配
線を配置することで、昇降台の構成のコンパクト化を図
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品保管装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1に、物品の一
例としてのコンテナCを、前後に所定間隔を隔てて一対
備えられた収納棚2A,2Bの収納部1のうちのいずれ
かの収納部1に収納させることができると共に、所定の
収納棚2A,2Bに収納されるコンテナCを取り出すこ
とができるようにした本発明に係る物品保管装置が示さ
れている。尚、コンテナCには、例えば、小型部品等が
品種別に積載される。
【0013】収納部1は、一対の収納棚2A,2Bの夫
々において、上下方向並びに横方向に並列する状態で、
複数設けられており、一対の収納棚2A,2Bの配置
は、夫々の収納部1の物品出し入れ側が向かい合う状態
で並んでいる。収納棚2Aの横方向端部には、収納部1
の代わりに、コンテナCを収納棚2A,2Bに入庫する
ための入庫コンベア4aと、コンテナCを収納棚2A,
2Bから出庫するための出庫コンベア4bとが上下に、
且つ、搬送方向が収納棚2A,2Bの横方向となるよう
に配置されている。入庫コンベア4a及び出庫コンベア
4bの収納棚2A,2B外方側の端部には、収納棚2
A,2Bの前後方向にコンテナCを搬送するベルトコン
ベア3が連設されている。
【0014】入庫コンベア4a及び出庫コンベア4bに
おける収納棚2A内方側箇所には、入庫コンベア4a及
び出庫コンベア4bの搬送面の上下に出退自在の左右一
対の板状の荷載置具4cが備えられており、この荷載置
具4cが上昇しているときに後述の物品移載装置6に備
えられたフォーク機構52と入庫コンベア4a及び出庫
コンベア4bとの間でコンテナCの受渡しを行う。又、
入庫コンベア4a及び出庫コンベア4bとベルトコンベ
ア3間でコンテナCの受け渡しをするために、ベルトコ
ンベア3の搬送用ベルト3aは幅狭のベルトが互いに離
間しら状態で複数本並べられて構成され、その幅狭のベ
ルト間に上下動自在の搬送ローラ3bが、入庫コンベア
4a及び出庫コンベア4bの夫々と搬送方向が一致する
ように配置されている。このように、入庫コンベア4a
及び出庫コンベア4bは基本的に同一構成であり、上側
を入庫用とし、下側を出庫用として使用しているが、こ
の逆とすることも可能であり、更に、夫々を入出庫兼用
として使用することも可能である。
【0015】又、一対の収納棚2A,2Bの前後中間部
には、コンテナCを各収納部1と入庫コンベア4a及び
出庫コンベア4bとの間に亘って搬送する搬送装置TR
の主要部が備えられている。一対の収納棚2A,2Bの
前後中間部に備えられた搬送装置TRの主要部は、コン
テナCを各収納部1等との間で移載して搬送する物品移
載装置6と、物品移載装置6を収納棚2A,2Bの略横
方向全幅に亘って駆動移動自在に案内支持する長尺の昇
降台5とからなり、昇降台5は、搬送装置TRの一部を
構成する昇降機構UDにて、収納棚2A,2Bの上下高
さのほぼ全域にわたって昇降操作自在となっている。
【0016】一対の収納棚2A,2Bは、支柱8と、支
柱8の夫々にわたって上下方向に所定間隔をあけて架設
連結された複数の横フレーム9と、コンテナCの左右両
端底部を支持するべく所定間隔をあけて前後方向に沿っ
て架設連結された多数の係止部材10と、各支柱8の上
端部を連結する横杆11とから構成されている。係止部
材10は、コンテナCの横移動を阻止するように断面略
L字状に形成されている。
【0017】次に、昇降台5を昇降駆動する昇降機構U
Dについて説明する。図2に示すように、昇降台5は、
横方向両端部の夫々を索状体である連結ワイヤ30a,
30bにて吊り下げ支持されている。一方の連結ワイヤ
30aは、水平軸芯周りに回動自在の案内プーリ29
a,29bに巻回された後、収納棚2Aの下端部に設置
されている巻き取りドラム29cに連結され、他方の連
結ワイヤ30bは、水平軸芯周りに回動自在の案内プー
リ29d、縦軸芯周りに回動自在の案内プーリ29e、
更に案内プーリ29bに巻回された後、連結ワイヤ30
aと同様に巻き取りドラム29cに連結されている。巻
き取りドラム29cは電動モータM1にて回動駆動さ
れ、電動モータM1の駆動により昇降台5が昇降する。
【0018】昇降台5は、図2に示すように、それの左
右両端夫々に取り付けられた被案内部40の被案内溝4
0aが、図1に示すレール支持枠41に昇降台5側に突
出する状態で取り付けられている昇降案内用ガイドレー
ル41aに係合案内されて、その姿勢が規制されてい
る。尚、レール支持枠41と昇降案内用ガイドレール4
1aとはアルミ材にて一体形成され、昇降案内用ガイド
レール41aの表面には、電界メッキ又はアルマイト処
理等の表面処理が施されている。図4に示すように、レ
ール支持枠41は、一対の収納棚2A,2Bのうちの一
方の収納棚2Aに支持されるフレーム13に取り付けら
れ、図示を省略するが、案内プーリ29a,29b,2
9d,29eもフレーム13に取り付けられて、昇降機
構UD全体が収納棚2Aに支持される構成となってい
る。又、連結ワイヤ30a,30bを巻き取り駆動する
駆動手段である電動モータM1は、昇降機構UDを支持
する収納棚2Aの最下段に配置されている。
【0019】昇降案内用ガイドレール41aに昇降案内
される昇降台5は、図4及び図6に示すように、一対の
収納棚2A,2Bの間の空間において、一対の収納棚2
A,2Bのうちの一方の収納棚2A側すなわち昇降機構
UDを支持する収納棚2A側に偏位するように配置され
ており、図6に示すように、作業者がメンテナンス作業
等のために一対の収納棚2A,2B間の空間に入る場合
にも作業スペースが確保されるものとなっている。
【0020】次に物品移載装置6の横移動操作構造につ
いて説明する。図3乃至図5に示すように、物品移載装
置6は、主に、昇降台5の前後両側部及び上部側を覆う
状態のフレーム48と、フレーム48の上部に取り付け
4つの走行輪49と、フレーム48の側部に縦軸芯周り
に回動自在に取り付けられた片側3個で計6個のガイド
輪50と、フレーム48の側部に水平軸芯周りに回動自
在に取り付けられて昇降台5に下方側から接する2つの
ガイド輪51と、フレーム48上に取り付けられたフォ
ーク機構52とから構成されている。
【0021】フレーム48には、昇降台5における両端
部の夫々に前後軸芯周りで回転自在に支承されたプーリ
53,53に巻回された駆動ベルト54の両端部が連結
されており、一方のプーリ53を電動モータM2によっ
て回動駆動することで、駆動ベルト54が長手方向に移
動操作されて、物品移載装置6が横移動操作されるよう
に構成されており、電動モータM2、プーリ53及び駆
動ベルト54にて物品移載装置6を収納棚2A,2Bの
横方向に移動駆動する横動駆動部TDを構成している。
電動モータM2には、プーリ53の取り付け側とは反対
側に電動モータM2の回転軸に制動作用する電動式ブレ
ーキ14が取り付けられている。
【0022】電動式ブレーキ14は、図7に示すよう
に、電動モータM2の回転軸15に固着された制動用部
材16aを、固定板16bと可動鉄心16cとよって挟
持することで制動作用する。可動鉄心16cは、図7に
おいて左右方向にスライド自在に取り付けられており、
スプリング16dによって左側すなわち制動作用側に復
付勢されている。可動鉄心16cは、固定鉄心16eに
巻回されたコイル16fに通電されると、その電磁作用
により図7において右側すなわち制動解除側に吸引移動
する。従って、電動式ブレーキ14のコイル16fに通
電が停止されると物品移載装置6に対して制動作用し、
通電されるとその制動を解除する。
【0023】昇降台5は、収納棚2A,2Bの横方向に
おける断面形状が略工の字状に形成されているので、収
納棚2A,2Bの横方向視で左右に凹状空間が存在し、
この凹状空間の一方に、図3及び図4に示すように、上
記の駆動ベルト54が収まり、又、他方には、図5に示
すように、物品移載装置6に電力を供給する電気配線等
を束ねたケーブルベア12が収まり、省スペース化を図
っている。
【0024】尚、昇降台5における物品移載装置6の搬
送位置を特定するために、駆動ベルト54を移動操作す
る電動モータM2の回転軸に連動連結される状態でロー
タリエンコーダ55が備えられ、物品移載装置6に、昇
降台5の適宜位置に設けられた遮光板56により仕切ら
れる透過型の光電センサ58が備えられている。又、上
記昇降機構UDによる昇降台5の昇降位置を特定するた
めに、巻き取りドラム29cの回転軸に連動連結される
状態でロータリエンコーダ60が備えられ、昇降台5の
長手方向端部における被案内部40の近くに、昇降案内
用ガイドレール41aに沿った適宜位置に設けられた遮
光板61により仕切られる光電センサ62が備えられて
いる。ロータリエンコーダ55,60及び光電センサ5
8,62の検出信号は、図8に示すようにコントローラ
COに入力される。コントローラCOは、光電センサ5
8,62の検出情報により昇降台5の基準となる昇降位
置及び物品移載装置6の基準となる搬送位置を認識し、
ロータリエンコーダ55,60の検出情報により、前記
基準となる位置に対する相対的な位置を認識して、昇降
台5の昇降位置及び物品移載装置6の搬送位置を特定す
る。従って、ロータリエンコーダ55及びコントローラ
COは、物品移載装置6の移動量を検出する移動量検出
手段MAとして機能し、コントローラCOは、更に、電
動モータM2を制御するので、移動量検出手段MAの検
出情報に基づいて物品移載装置6の移動量を制御する横
動制御手段TCとして機能する。
【0025】フォーク機構52は、一対の収納棚2A,
2Bの夫々の収納部1に対して出退自在で、フォーク機
構52の左右両側には棒状の接触センサ57が夫々2個
ずつ備えられている。フォーク機構52にてコンテナC
を物品移載装置6に搭載したときに、コンテナCが、コ
ンテナCの横方向(収納棚2A,2Bの横方向と一致)
の中心位置とフォーク機構52の横方向の中心位置とが
ほぼ一致する標準の搭載位置に位置するときは、4つの
接触センサ57の何れとも接触しないが、標準の搭載位
置から左右何れかの方向にずれて、この接触センサ57
に接触することで、コンテナCが設定以上ずれたことを
検出できる。接触センサ57の検出情報は、図8に示す
ように、コントローラCOに入力され、物品移載装置6
の停止位置の修正操作に利用される。
【0026】次に、コントローラCOの制御による、コ
ンテナCの物品保管装置への搬入作業及び搬出作業につ
いて説明する。上側のベルトコンベア3を搬送されるコ
ンテナCが入庫コンベア4aの位置に達すると搬送が停
止され、搬送ローラ3bが搬送用ベルト3bの搬送面よ
りも上方側に上昇し、入庫コンベア4aにコンテナCを
送り搬送する。入庫コンベア4aもその搬送動作に連動
してコンテナCは収納棚2A内に搬入される。コンテナ
Cが搬入されると、荷載置具4cが上昇してコンテナC
を持ち上げる。コンテナCが持ち上がると、待機してい
た物品移載装置6のフォーク機構52をコンテナCの下
面と入庫コンベア4aの荷搬送面との間に差し込み、そ
の後、電動モータM1にて昇降台5を上昇させて、フォ
ーク機構52の上面にコンテナCが載置される状態とす
る。コンテナCを載置した状態のフォーク機構52を物
品移載装置6側に引退させると、物品移載装置6にコン
テナCを搭載した状態となる。
【0027】フォーク機構52上にコンテナCを搭載し
た状態で、昇降台5及び物品移載装置6を空きの収納部
1に移動させる。このとき、昇降台5の高さは、物品移
載装置6に搭載しているコンテナCの下面の高さが収納
部1の係止部材10の上面より僅かに高くなるように設
定する。この状態で、フォーク機構52を収納部1側に
突出させて、コンテナCを係止部材10の上方に位置さ
せ、更に、コンテナCが係止部材10上に載置される状
態となるまで昇降台5を降下させた後、フォーク機構5
2を物品移載装置6側に引退させて、コンテナCの収納
部1への収納を完了する。収納棚2A,2Bに収納され
ているコンテナCを出庫コンベア4bに搬送する作業及
び出庫コンベア4bから下側のベルトコンベア3に移し
替える動作は、上記の搬入の動作とほぼ逆の動作を行
う。
【0028】上記のように搬送作業を継続しているとき
に、メンテナンス作業等のために作業者が一対の収納棚
2A,2Bの間の空間に入って作業を行う場合は、図1
に示すように収納棚2Aの側壁に設置された操作卓17
から指示によって、メンテナンスモードに切り換えて、
昇降台5の昇降駆動を停止すると共に物品移載装置6の
横動駆動を停止する。このように、物品移載装置6の横
動駆動が停止されると、電動式ブレーキ14のコイル1
6fへの通電が停止されて物品移載装置6に対して制動
作用する状態となるのであるが、更に操作卓17からの
指示入力でコイル16fに通電を再開してその制動を解
除することができる。従って、操作卓17は、電動式ブ
レーキ14に通電してその制動を解除する人為操作式の
制動解除手段BRとして機能する。
【0029】この状態では、作業者が物品移載装置6を
押し操作して昇降台5上を移動させることができる。と
ころで、コントローラCOはこのメンテナンスモードに
おいてもロータリエンコーダ55の出力信号に基づいて
物品移載装置6の移動量の検出を継続しており、上記の
ように作業者が物品移載装置6を移動させた場合におい
ても、その移動量を検出している。従って、作業者が作
業を終了し、操作卓17から通常運転への復帰を指示し
たときに、物品移載装置6の位置検出処理を要すること
なくそのまま移動量検出手段MAの検出情報に基づいて
通常運転に復帰できる。
【0030】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、メンテナンスモードにおいて
は、原則として電動式ブレーキ14が制動作用するもの
としてあるが、メテナンスモードにおいても電動式ブレ
ーキ14のコイル16fに通電が継続され、制動解除状
態を維持するように構成しても良い。 上記実施の形態では、物品移載装置6の移動量を検
出する移動量検出手段MAを、電動モータM2の回転軸
に連動するロータリエンコーダ55を備えて構成してい
るが、物品移載装置6に昇降台5と接触するローラを設
け、物品移載装置6の移動に伴うそのローラの回転量を
検出するロータリエンコーダを備える構成としても良
い。 上記実施の形態では、連結ワイヤ30a,30bに
て昇降台5を吊下げ支持しているが、レール支持枠41
に沿ってラックを設置し、昇降台5の長手方向両端部に
そのラックと噛合するピニオンギヤを設けて、そのピニ
オンギヤをモータにて回動駆動することで、昇降台5を
昇降する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる物品保管装置の斜
視図
【図2】本発明の実施の形態にかかる昇降機構の概略構
成図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部正面図
【図4】本発明の実施の形態にかかる要部平面図
【図5】本発明の実施の形態にかかる要部側面図
【図6】本発明の実施の形態にかかる物品保管装置の概
略側面図
【図7】本発明の実施の形態にかかる要部断面図
【図8】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【符号の説明】
1 収納部 C 物品 2A,2B 収納棚 5 昇降台 6 物品移載装置 14 電動式ブレーキ BR 制動解除手段 M1 駆動手段 MA 移動量検出手段 TC 横動制御手段 TD 横動駆動部 UD 昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 531 B65G 1/04 539

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向並びに横方向に並列する状態
    で、物品を収納する複数の収納部を備えた一対の収納棚
    が、夫々の収納部の物品出し入れ側が向かい合う状態で
    並べて配置され、 前記一対の収納棚の間の空間を昇降し、且つ、長手方向
    が前記収納棚の横方向と一致するように配置された長尺
    の昇降台が設けられ、 その昇降台に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在に支
    持される物品移載装置が設けられた物品保管装置であっ
    て、 前記昇降台の、前記一対の収納棚の間の空間における位
    置が、前記収納棚の横方向視で、前記一対の収納棚のう
    ちの一方側に偏位するように構成され、 前記昇降台において、前記物品移載装置を、前記収納棚
    の横方向に移動駆動する横動駆動部に、横動駆動停止時
    に通電停止により前記物品移載装置に対して制動作用
    し、且つ、横動駆動時に通電によりその制動を解除する
    電動式ブレーキが備えられ、 前記横動駆動部の横動駆動停止時において、前記電動式
    ブレーキに通電して前記制動を解除する人為操作式の制
    動解除手段が設けられている 物品保管装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降台における前記物品移載装置の
    移動量を検出する移動量検出手段と、 その移動量検出手段の検出情報に基づいて、前記昇降台
    における前記物品移載装置の移動量を制御する横動制御
    手段とが設けられ、 前記移動量検出手段は、前記横動制御手段の制御作動が
    停止するメンテナンスモードにおいても、前記物品移載
    装置の移動量の検出を継続するように構成され、 前記メンテナンスモードから通常運転に復帰したとき
    に、前記横動制御手段は、前記メンテナンスモード時に
    おける前記移動量検出手段の検出情報に基づいて制御作
    動を再開するように構成されている 請求項1記載の物品
    保管装置。
  3. 【請求項3】 上下方向並びに横方向に並列する状態
    で、物品を収納する複数の収納部を備えた一対の収納棚
    が、夫々の収納部の物品出し入れ側が向かい合う状態で
    並べて配置され、 前記一対の収納棚の間の空間を昇降し、且つ、長手方向
    が前記収納棚の横方向と一致するように配置された長尺
    の昇降台が設けられ、 その昇降台に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在に支
    持される物品移載装置が設けられた物品保管装置であっ
    て、 前記昇降台の、前記一対の収納棚の間の空間における位
    置が、前記収納棚の横方向視で、前記一対の収納棚のう
    ちの一方側に偏位するように構成され、 前記昇降台を昇降させる昇降機構が、前記一対の収納棚
    のうちの一方の収納棚に支持されている 物品保管装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降機構は、前記昇降台を索状体に
    て吊下げ支持するように構成され、 前記索状体を巻き取り駆動する駆動手段が、前記昇降機
    構を支持する収納棚の最下段に配置されている請求項3
    記載の 物品保管装置。
  5. 【請求項5】 上下方向並びに横方向に並列する状態
    で、物品を収納する複数の収納部を備えた一対の収納棚
    が、夫々の収納部の物品出し入れ側が向かい合う状態で
    並べて配置され、 前記一対の収納棚の間の空間を昇降し、且つ、長手方向
    が前記収納棚の横方向と一致するように配置された長尺
    の昇降台が設けられ、 その昇降台に、前記収納棚の横方向に駆動移動自在に支
    持される物品移載装置が設けられた物品保管装置であっ
    て、 前記昇降台の、前記一対の収納棚の間の空間における位
    置が、前記収納棚の横方向視で、前記一対の収納棚のう
    ちの一方側に偏位するように構成され、 前記昇降台は、前記収納棚の横方向視における断面形状
    が略工の字状に形成され、 前記昇降台の側部の凹状空間に、前記物品移載装置を移
    動駆動する駆動機構又は前記物 品移載装置に電力を供給
    する電気配線が配置されている 物品保管装置。
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