JP3481681B2 - 燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置 - Google Patents

燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置

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JP3481681B2
JP3481681B2 JP15615494A JP15615494A JP3481681B2 JP 3481681 B2 JP3481681 B2 JP 3481681B2 JP 15615494 A JP15615494 A JP 15615494A JP 15615494 A JP15615494 A JP 15615494A JP 3481681 B2 JP3481681 B2 JP 3481681B2
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fuel evaporative
evaporative gas
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両用エンジ
ンの燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置に関し、特
に、排気ガス制御関連部品または装置(以下、「排気ガ
ス関連コンポーネント」という)の故障検出を集中的に
行う機能を内蔵させた燃料蒸発ガス処理装置の故障診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、地球の環境問題がクローズアップ
されるなか、自動車等の車両に対する排気ガス規制は厳
しくなっていく傾向にある。これに伴って、排気ガス関
連コンポーネントが正規に作動しているかどうかをモニ
タしてチェックする機能を有することが必要となってく
る。排気ガス関連コンポーネントとして、例えば燃料タ
ンクから発生する燃料蒸発ガスの処理を行う燃料蒸発ガ
ス処理装置、エンジンに燃料を供給する燃料装置、エン
ジンが正常に燃焼しているかどうかをモニタする失火検
出装置、触媒の浄化効率を高めるためのO2フィードバ
ック制御の主要部品であるO2センサ等が考えられる。
なお、O2センサはまた燃料装置の構成要素の1つでも
あるが、以下の説明では、説明を分かり易くするため
に、燃料装置と分離して説明する。
【0003】従来の車両用エンジンに装着されている燃
料蒸発ガス処理装置の故障診断装置として、他の排気ガ
ス関連コンポーネント、例えば失火検出装置、燃料装
置、O2センサ等の故障判定機能に対し、独立して故障
判定を行うものが提案されている(例えば特開平2−2
6754号公報参照)。図12は車両用エンジンに装着
された従来の燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置を示
す構成図である。
【0004】図において、1は燃料が充填された燃料タ
ンク、2は燃料タンク1内の圧力を検出するための圧力
センサ、3は燃料タンク1で発生した燃料蒸発ガスを内
蔵の活性炭に吸着する吸着剤としてのキャニスタ、4は
キャニスタ3と外部(大気)との通路(図示せず)を開
閉するためのソレノイドバルブ、6はキャニスタ3とエ
ンジン8の吸気管7との間の通路5に位置してキャニス
タ3に吸着された燃料蒸発ガスをエンジン8に供給する
ためのソレノイドバルブ、9はエンジン8を制御するた
めのエンジン制御ユニット(以下、ECUと称する)で
ある。
【0005】10はエンジン8の排気管11に装着さ
れ、排気ガスが最も浄化される空燃比(エンジン8の吸
入空気量とエンジン8への供給燃料の重量比:14.
7)を検出してECU9へ供給するO2センサである。
このO2センサ10の検出出力に従ってECU9はエン
ジン8のインレットマニホールドの各気筒毎に取り付け
られたインジェクタ12に制御信号を印加してエンジン
8への燃料の供給を制御する。13はエンジン8のクラ
ンク軸に取り付けられたクランク軸センサであって、ク
ランク軸の所定角度毎に信号を出力し、ECU9へ供給
する。14はエンジン8の冷却水温を検出してECU9
へ供給する水温センサである。ここで、構成要素2〜6
および9は燃料蒸発ガス処理装置を構成し、構成要素1
3および9は失火検出装置を構成し、構成要素9,1
0,12および14は燃料装置を構成する。
【0006】次に、動作について説明する。まず、図1
3に従って燃料タンク内圧力による燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定時の動作を説明する。燃料タンク1に溜ま
った燃料蒸発ガスはキャニスタ3の中の活性炭に吸着さ
れていく。キャニスタ3の大気通路はソレノイドバルブ
4により通常は大気解放となっているが、キャニスタ3
内に異常に燃料蒸発ガスが吸着された場合にその燃料蒸
発ガスをキャニスタ3外に出すための緊急通路である。
【0007】ECU9はエンジン8の各部に取り付けら
れたセンサからの情報をもとにエンジン8の運転状態を
モニタし、燃料蒸発ガスがキャニスタ3に吸着される運
転状態であると認識すれば燃料蒸発ガス処理装置チェッ
クモードと判定し(時刻T0)、ソレノイドバルブ4,
6をオフにしてキャニスタ3の大気通路とエンジン通路
(通路5)を閉として燃料蒸発ガス通路を密閉状態とす
る。これにより、燃料タンク1内の燃料蒸発ガスは逃げ
場がなくなり、燃料タンク1内は燃料蒸発ガスで充満
し、燃料タンク1内の圧力がP0まで上昇する。この状
態が所定時間継続後(時刻T1)にソレノイドバルブ6
をオンさせてキャニスタ3内に充満した燃料蒸発ガスを
所定時間内(時刻T2まで)にエンジン8に放出し、こ
れに伴って燃料タンク1内の圧力はP1まで下がってく
る。
【0008】その後、ソレノイドバルブ6をオフさせて
再度燃料蒸発ガス通路を閉鎖し、燃料タンク1内の圧力
が所定圧力P2だけ上昇するまでの時間tmを計測する。
燃料蒸発ガス処理装置が正常の場合には、tm=t0であ
るが、例えば燃料タンク1からエンジン8までの燃料蒸
発ガス通路の一部またはソレノイドバルブ4,6が損傷
して燃料蒸発ガスが漏れているような場合には、tm
1となって燃料タンク1内の圧力上昇に時間がかかる
ことになる。したがって、燃料タンク1の内圧変化すな
わち圧力上昇時間tmの長短により燃料蒸発ガス処理装
置の故障を判定することができる。
【0009】次に、図14に従ってエンジン8の空燃比
(A/F)の変化による燃料蒸発ガス処理装置の故障判
定時の動作を説明する。ECU9は、クランク軸センサ
13によりエンジン回転速度を、水温センサ14により
エンジン暖機状態を検出し、エンジン8の運転状態を判
定する。運転状態が暖機完了でO2フィードバック制御
可能なモードであれば燃料蒸発ガス処理装置チェックモ
ードと判定し(時刻T10)、ソレノイドバルブ4,6を
オフにしてキャニスタ3の大気通路とエンジン通路を閉
とし、燃料蒸発ガス通路を密閉状態とする。これによ
り、燃料タンク1内の燃料蒸発ガスは逃げ場がなくな
り、燃料タンク1内は燃料蒸発ガスで充満する。この状
態が所定時間継続後(時刻T)にソレノイドバルブ6を
オンさせてキャニスタ3内に充満した燃料蒸発ガスを一
気にエンジン8に放出する。
【0010】一方、チェックモード中はO2フィードバ
ック制御継続中であり、図14に示すようにO2フィー
ドバック制御補正量KFBはO2センサ10の出力が反転
する(A/F=14.7)ように動作し、このフィード
バック制御補正量KFBをもとに図12のインジェクタ1
2への制御信号幅を補正することで燃料を制御する。時
刻T10〜T11の燃料蒸発ガスカット期間(ソレノイドバ
ルブ4,6が共にオフ)で、O2センサ10の出力がリ
ーンからリッチに反転したときのフィードバック制御補
正量KFBをKFBU1,KFBU2,・・・とするとともに、逆
にリッチからリーンに反転したときのフィードバック制
御補正量KFBをKFBL1,KFBL2,・・・とし、下式に従
ってその期間中の平均フィードバック制御補正量KFBM
を算出する。
【0011】 KFBM=(KFBU1+KFBL1)/2+(KFBU2+KFBL2)/2+・・・ ・・・(1)
【0012】その後、時刻T11から燃料蒸発ガスをエン
ジン8に所定時間供給した後(時刻T12)でのフィード
バック制御補正量KFB(KFB12)を測定し、平均フィー
ドバック制御補正量KFBMとの偏差ΔKFBを次式で演算
する。
【0013】 ΔKFB=KFBM−KFB12 ・・・(2)
【0014】燃料蒸発ガス処理装置が正常に動作してい
る場合には、時刻T10〜T11でキャニスタ3内に充満し
た燃料蒸発ガス(リッチの混合気)が時刻T11以降にエ
ンジン8に供給されることになり、これをO2フィード
バック制御でA/F=14.7に制御しようとするた
め、フィードバック制御補正量KFBは小さくなり(リー
ン化補正)、ΔKFBは大きい値となる。
【0015】また、燃料タンク1からエンジン8までの
燃料蒸発ガス通路の一部またはソレノイドバルブ4,6
が損傷して燃料蒸発ガスが漏れているような場合には、
時刻T10〜T11でキャニスタ3にリッチ混合気が充満し
ないため、時刻T11以降でソレノイドバルブ6をオンさ
せてもエンジン8への供給A/Fはリッチとならず、そ
の結果としてO2フィードバック制御係数によるリーン
化補正が行われず、燃料蒸発ガス処理装置が正常の場合
と比較してΔKFBが小さい値となる。以上のように、エ
ンジン8の空燃比の変化量つまりΔKFBをモニタするこ
とにより燃料蒸発ガス処理装置の故障を判定することが
できる。
【0016】次に、図15に従って失火検出装置の故障
判定時の動作について説明する。ECU9は、クランク
軸センサ13からの信号周期を測定することにより、エ
ンジン8の回転速度を検出する。図15において、時刻
1でエンジン8に失火が発生すると、失火発生気筒で
のトルクが発生しなくなるため、エンジン8のクランク
軸の回転速度が低下し、その結果クランク軸センサ13
の出力信号の周期が長くなる。そのため、時刻T1で失
火が発生すると、時刻T2で信号周期がTB1と長くな
り、これが失火判定レベルTB2を越えることにより失火
を検出し、点火系の部品の故障を判定することができ
る。
【0017】次に、図16に従ってO2センサ10の故
障判定時の動作について説明する。時刻T20までは通常
のO2フィードバック制御を行っており、O2センサ10
の出力がリッチ(A/Fが14.7以下)の場合にはエ
ンジン8への供給燃料量を減量し、逆にO2センサ10
の出力がリーン(A/Fが14.7以上)の場合にはエ
ンジン8への供給燃料量を増量し、O2センサ10の出
力が反転するように燃料量を制御している。エンジン状
態がO2センサ故障判定モードであると判定した場合
(時刻T20)、ECU9はインジェクタ12を制御して
エンジン8への供給燃料を所定時間(時刻T20〜T21
間)に所定量F1まで減量し、その後所定時間(時刻T
21〜T2 2の間)に所定量F2まで増量する。
【0018】O2センサ10が正常である場合には、O2
センサ10の出力は時刻T21(リーン期間の終了時)に
レベルVL1まで低下し、その後時間th1後に予め設定さ
れた判定レベルVTH以上に到達する。O2センサ10が
劣化した場合、出力電圧の低下または出力応答遅れが発
生することが一般的である。したがって、劣化したO2
センサ10を装着した場合には、O2センサ10の出力
は時刻T21(リーン期間の終了時)にはレベルVL2まで
しか下がらなかったり、あるいはその後判定レベルVTH
以上に到達するまでの時間がth2と長くかかったりする
ことになり劣化を判定できる。
【0019】次に、図17に従って燃料装置の故障判定
時の動作について説明する。O2フィードバック制御を
行う燃料装置において、O2センサ10の出力はA/F
が小(リッチ)の場合に0.5Vより大となり、逆にA
/Fが14.7より大(リーン)の場合に0.5Vより
小となるため、A/Fを14.7(排気ガス性能上の最
適値)とするためには、上述したO2センサ10の故障
判定で述べたようにO2センサ10の出力を反転するよ
うにエンジン8への供給燃料量を制御する。例えば、O
2フィードバック制御補正量として、図17のように燃
料量を時間要素に対して徐々に増減する積分補正で実現
している。
【0020】通常燃料装置の各構成部品が正常である場
合には(時刻T40まで)、図示のようにフィードバック
制御補正量は1.0近傍で動作する。ところが、インジ
ェクタ12等の燃料装置の構成部品が劣化し、その特性
が正常品と異なった場合にO2フィードバック制御を行
ってA/F=14.7となるように燃料量の補正を行う
と、正常品との特性の差(特性劣化分)を補うように補
正が働き、時刻T41以後に示すようにフィードバック制
御補正量がシフトすることになる。したがって、このフ
ィードバック制御補正量のシフト量から燃料装置の各構
成部品の劣化度合を検出することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃料蒸発ガス処
理装置の故障診断装置は以上のように構成されているた
め、以下のような問題点があった。すなわち、O2セン
サの故障判定時には、図16の時刻T20〜時刻T21でエ
ンジン8への供給燃料を強制的に減少させており、この
期間と例えば図14の時刻T11〜T12の期間(キャニス
タ3内に蓄積された燃料蒸発ガスを一気にエンジン8に
供給する期間)が一致すれば、両者の燃料補正が相殺さ
れてエンジン8への供給混合気がリッチとならず、燃料
蒸発ガス処理装置が正常にも拘らず、図14の時刻T12
でO2フィードバック制御補正量が少なくなり、誤って
燃料蒸発ガス処理装置が故障と判定するおそれがある。
【0022】エンジン8が失火しているような不安定な
燃焼状態で運転されている場合には、未燃ガスがエンジ
ン8から出てくるため、正しくA/Fを検出することが
できず、O2フィードバック制御補正量が誤った挙動を
示す場合が多い。同様に、O2センサ10自体が故障し
ている場合にも、O2センサ10の出力に基づいて制御
しているO2フィードバック制御補正量は誤った挙動を
示す。また、燃料装置が故障の場合には、エンジン8に
正常に燃料が供給されない等の理由によりO2フィード
バック制御補正量がセンター値(A/Fが14.7近傍
になると設計的に考えられる値)から大幅にずれるた
め、この場合のO2フィードバック制御補正量も信頼度
が低いものとなる。図14のA/F検出方式により燃料
蒸発ガス処理装置の故障判定を行う場合、故障判定のパ
ラメータとしてO2フィードバック制御補正量を使用す
るため、上述したようにO2フィードバック制御補正量
が誤った挙動または信頼度の低い値を示すような運転状
態では正しく燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行うこ
とが困難となる。
【0023】燃料蒸発ガス処理装置故障判定モード開始
後の燃料蒸発ガスをキャニスタ3に充満させる期間(図
13の時刻T0〜時刻T1の期間、または図14の時刻T
10〜時刻T11の期間)での充満量は、エンジン8の運転
状態によって異なってくる。図18は、燃料蒸発ガス処
理装置の故障判定時の燃料タンク1内の燃料蒸発ガス発
生量による影響を示したものである。正常時Aは、キャ
ニスタ3への燃料蒸発ガス吸着が充分に行われている場
合の燃料タンク1内の圧力およびO2フィードバック制
御補正量KFBの動きを示している。しかし、燃料タンク
1内の燃料蒸発ガス量が少ない場合には、燃料蒸発ガス
通路を遮断しても燃料タンク1内の圧力上昇は少なく、
またその後にたまった燃料蒸発ガスをエンジン8に供給
しても燃料蒸発ガス濃度が低いためA/Fへの影響は少
なくなり、図中の正常時Bのような動きとなる。
【0024】また、仮にソレノイドバルブ6のオンオフ
前後での燃料タンク1内の圧力変化があった場合でも、
運転状態によってはキャニスタ3に蓄積された燃料蒸発
ガスのA/Fがリッチであるとは限らず、上述したと同
様に正常時BのようなA/F挙動を示す場合がある。そ
の結果、燃料タンク1内の圧力およびO2フィードバッ
ク制御補正量KFBは、正常時Aの場合に比べて故障時
(図中破線)の場合の動きに近くなり、チェックモード
中の燃料タンク1内の圧力およびO2フィードバック制
御補正量KFBの変化が小さいために故障判定値の設定が
困難な場合がある。検出系の誤差、または他の要因で、
さらに燃料タンク1内の圧力、O2フィードバック制御
補正量に変化があれば、最悪で故障判定を誤判定してし
まうおそれがある。
【0025】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、判定回数を増加する等の措置をと
ることなく、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼性
を向上させることができる燃料蒸発ガス処理装置の故障
診断装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料蒸発
ガス処理装置の故障診断装置は、燃料タンク内の燃料蒸
発ガスを吸着剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃
料蒸発ガスを燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介
してエンジンに供給する燃料蒸発ガス処理装置におい
て、バルブの開時および閉時の燃料タンク内の圧力また
はエンジンの空燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処
理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定
手段を備え、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、
ンジンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失火を検
出する失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出するO
センサの少なくとも一つの故障判定処理の実行中は燃
料蒸発ガス処理装置の故障判定処理を実行しないように
したものである。
【0027】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガ
スを燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエン
ジンに供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブ
の開時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジン
の空燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故
障を判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備
え、この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジ
ンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失火を検出す
る失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出するO
ンサの少なくとも一つが故障のときは、同一運転中に燃
料蒸発ガス処理装置に対して既に故障判定された結果を
無効とするようにしたものである。
【0028】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定するようにした燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
を備え、この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、
ンジンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失火を検
出する失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出するO
センサの少なくとも一つが故障のときは、燃料蒸発ガ
ス処理装置に対する故障判定処理を停止するようにした
ものである。
【0029】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失
火を検出する失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出
するO センサの少なくとも一つが故障のときは、同一
運転中に上記燃料蒸発ガス処理装置に対して既に故障判
定された結果を無効とするおよび上記燃料蒸発ガス処理
装置に対する故障判定処理を停止するの少なくとも一方
を実行するようにしたものである。
【0030】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失
火を検出する失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出
するO センサの少なくとも一つが故障のときは、燃料
蒸発ガス処理装置に対する故障判定処理を停止するよう
にしたものである。
【0031】
【0032】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガ
スを燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエン
ジンに供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブ
の開時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジン
の空燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故
障を判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備
え、この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジ
ンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、始動後のエン
ジンの吸入空気量の積算値に基づいて決定するようにし
たものである。
【0033】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジンの始
動後の故障判定処理の禁止時間を、始動後のエンジンの
吸入空気量の積算値に基づいて決定するようにしたもの
である。
【0034】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジンの始
動後の故障判定処理の禁止時間を、エンジンの運転状態
および始動後のエンジンの吸入空気量の積算値の少なく
とも一方に基づいて決定するようにしたものである。
【0035】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、エ
ンジンの運転状態に基づいて決定するようにしたもので
ある。
【0036】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、始
動後のエンジンの吸入空気量の積算値に基づいて決定す
るようにしたものである。
【0037】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、エ
ンジンの運転状態および始動後のエンジンの吸入空気量
の積算値の少なくとも一方に基づいて決定するようにし
たものである。
【0038】また、始動時のエンジンの運転状態を検出
するパラメータとしてエンジンの冷却水温を使用するよ
うにしたものである。
【0039】
【作用】この発明においては、少なくとも空燃比(A/
F)を強制的にシフトさせて行うO センサの故障判定
処理の実行中は燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理を
行わないため、A/Fの変化に基づいて燃料蒸発ガス処
理装置の故障判定処理を行っている場合であっても、O
センサの故障判定処理による影響を回避でき、燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定の信頼性を向上させることが
可能となる。
【0040】また、エンジンへ燃料を供給する燃料装
置、エンジンの失火を検出する失火検出手段及びエンジ
ンの空燃比を検出するO センサの少なくとも一つが故
障と判定された場合は同一運転中に判定された燃料蒸発
ガス処理装置の故障情報をキャンセルする(無効とす
る)ため、燃料装置等の故障による影響を回避でき、燃
料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼性を高めることが
可能となる。
【0041】また、エンジンへ燃料を供給する燃料装
置、エンジンの失火を検出する失火検出手段及びエンジ
ンの空燃比を検出するO センサの少なくとも一つが故
障判定されたとき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処
理中であるときはその処理を停止するため、燃料装置等
の故障による影響を回避でき、燃料蒸発ガス処理装置の
故障判定の信頼性を高めることが可能となる。また、燃
料蒸発ガス処理装置の故障判定処理の停止後に燃料装置
の故障判定を再度行うことで、燃料蒸発ガス処理装置
の故障判定処理による影響を回避でき、燃料装置等の故
障判定の信頼性を高めることが可能となる。
【0042】また、エンジンへ燃料を供給する燃料装
置、エンジンの失火を検出する失火検出手段及びエンジ
ンの空燃比を検出するO センサの少なくとも一つの故
障判定処理の実行中は燃料蒸発ガス処理装置の故障判定
処理を行わないため、燃料装置等の故障判定処理による
影響を回避でき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信
頼性向上させることが可能となる。また、燃料装置等
故障と判定された場合は同一運転中に判定された燃料蒸
発ガス処理装置の故障情報をキャンセルするため、燃料
装置等の故障による影響を回避でき、燃料蒸発ガス処理
装置の故障判定の信頼性を高めることが可能となる。ま
た、エンジンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失
火を検出する失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出
するO センサの少なくとも一つが故障判定されたと
き、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理中であるとき
はその処理を停止するため、燃料装置等の故障による影
響を回避でき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼
性を高めることが可能となる。また、燃料蒸発ガス処理
装置の故障判定処理の停止後に燃料装置等の故障判定を
再度行うことで、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理
による影響を回避でき、燃料装置等の故障判定の信頼性
を高めることが可能となる。
【0043】また、エンジンへ燃料を供給する燃料装
置、エンジンの失火を検出する失火検出手段及びエンジ
ンの空燃比を検出するO センサの少なくとも一つが故
障と判定された場合は同一運転中に判定された燃料蒸発
ガス処理装置の故障情報をキャンセルするため、燃料装
置等の故障による影響を回避でき、燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定の信頼性を高めることが可能となる。ま
た、エンジンへ燃料を供給する燃料装置、エンジンの失
火を検出する失火検出手段及びエンジンの空燃比を検出
するO センサの少なくとも一つが故障判定されたと
き、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理中であるとき
はその処理を停止するため、燃料装置等の故障による影
響を回避でき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼
性を高めることが可能となる。また、燃料蒸発ガス処理
装置の故障判定処理の停止後にエンジンへ燃料を供給す
る燃料装置、エンジンの失火を検出する失火検出手段及
びエンジンの空燃比を検出するO センサの少なくとも
一つの故障判定を再度行うことで、燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定処理による影響を回避でき、燃料装置等
故障判定の信頼性を高めることが可能となる。
【0044】
【0045】また、エンジンの始動後の故障判定処理の
禁止時間を燃料蒸発ガス充満量と関係があるエンジンの
運転状態に基づいて決定するため、吸着剤に燃料蒸発ガ
スが充分に吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故
障判定を行うことができ、確実な故障判定を行うことが
可能となる。
【0046】また、エンジンの始動後の故障判定処理の
禁止時間を燃料蒸発ガス充満量と関係がある始動後のエ
ンジンの吸入空気量の積算値に基づいて決定するため、
吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着された状態で燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定を行うことができ、確実な故
障判定を行うことが可能となる。
【0047】また、エンジンの始動後の故障判定処理の
禁止時間を燃料蒸発ガス充満量と関係があるエンジンの
運転状態または始動後のエンジンの吸入空気量の積算値
に基づいて決定するため、吸着剤に燃料蒸発ガスが充分
に吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を
行うことができ、より確実な故障判定を行うことが可能
となる。
【0048】また、エンジンの始動後の故障判定処理の
禁止時間を燃料蒸発ガス充満量と関係があるエンジンの
運転状態に基づいて決定するため、吸着剤に燃料蒸発ガ
スが充分に吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故
障判定を行うことができ、確実な故障判定を行うことが
可能となる。
【0049】また、エンジンの始動後の故障判定処理の
禁止時間を燃料蒸発ガス充満量と関係がある始動後のエ
ンジンの吸入空気量の積算値に基づいて決定するため、
吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着された状態で燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定を行うことができ、確実な故
障判定を行うことが可能となる。
【0050】また、エンジンの始動後の故障判定処理の
禁止時間を燃料蒸発ガス充満量と関係があるエンジンの
運転状態または始動後のエンジンの吸入空気量の積算値
に基づいて決定するため、吸着剤に燃料蒸発ガスが充分
に吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を
行うことができ、より確実な故障判定を行うことが可能
となる。
【0051】また、燃料蒸発ガス充満量と関係がある冷
却水温に基づいてエンジンの始動後の故障判定処理の禁
止時間を決定するため、吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に
吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行
うことができ、確実な故障判定を行うことが可能とな
る。
【0052】
【実施例】以下、この発明に係る燃料蒸発ガス処理装置
の故障診断装置の一実施例を図を参照しながら説明す
る。 実施例1.図1はこの発明に係る燃料蒸発ガス処理装置
の故障診断装置の第1実施例を示す構成図である。この
図1において、図12と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。図において、ECU9A
は図12の例におけるECU9に相当するものである。
このECU9Aは燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を
内蔵する。本実施例では、燃料蒸発ガス処理装置以外の
排気ガス関連コンポーネントとしてのO2センサの故障
判定モード中には、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を
行わないものである。なお、構成要素2〜6および9A
は燃料蒸発ガス処理装置を構成し、構成要素13および
9Aは失火検出装置を構成し、10,12,14および
9Aは燃料装置を構成する。
【0053】図2は、ECU9Aの動作を示すフローチ
ャートである。まず、燃料蒸発ガス処理装置故障判定モ
ード(燃料蒸発ガス処理装置チェックモード)か否かを
判定し(ステップS1)、燃料蒸発ガス処理装置故障モ
ードであるときはO2センサ10の故障判定処理中であ
るか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2
で、O2センサ10の故障判定処理中でないときは、後
述する燃料蒸発ガス処理装置の故障判定シーケンスを実
行する(ステップS3)。そして、燃料蒸発ガス処理装
置が故障であるときは、燃料蒸発ガス処理装置の故障時
の処理を実行し(ステップS5,S6)、警告灯(図示
せず)を点灯する(ステップS9)。
【0054】ステップS2で、O2センサ10の故障判
定処理中であるときは、図16を使用して説明したO2
センサ10の故障判定シーケンスを実行する(ステップ
S4)。そして、O2センサ10が故障であるときは、
2センサ10の故障時の処理を実行し(ステップS
7,S8)、警告灯を点灯する(ステップS9)。な
お、ステップS1で燃料蒸発ガス処理装置故障判定モー
ドでないとき、ステップS5で燃料蒸発ガス処理装置が
故障でないとき、ステップS7でO2センサ10が故障
でないときは、直ちに次の処理へ進む。
【0055】ここで、図3のフローチャートを使用し
て、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定シーケンスを説明
する。まず、O2フィードバック制御中であるか否かを
判定する(ステップS11)。O2フィードバック制御
中であるときは、A/F変動による燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定処理を実行する(ステップS12)。
【0056】次に、ステップS13で燃料蒸発ガス処理
装置の故障でないと判定されるときは、ステップS14
に進む。O2フィードバック制御中でないときも、ステ
ップS14に進む。ステップS14では、燃料タンク1
内の圧力による燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理を
実行する。
【0057】次に、ステップS15で燃料蒸発ガス処理
装置の故障であると判定されるときは、燃料蒸発ガス処
理装置故障時の処理をする(ステップS16)。ステッ
プS13で燃料蒸発ガス処理装置が故障であると判定さ
れるときも、ステップS16に進んで燃料蒸発ガス処理
装置故障時の処理をする。ステップS15で故障でない
と判定されるときは、燃料蒸発ガス処理装置正常時の処
理をする(ステップS17)。
【0058】上述したようにO2センサ10の故障判定
をするためにはA/Fを強制的にシフトさせる必要があ
るため、A/F変動を引き起こすことになる。このよう
に、本実施例では、O2センサ10の故障判定処理中に
は燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行わないようにし
たので、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼性を向
上させることができる。
【0059】実施例2.図4はこの発明に係る燃料蒸発
ガス処理装置の故障診断装置の第2実施例を示す構成図
である。この図4において、図12と対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図におい
て、ECU9Bは図12の例におけるECU9に相当す
るものである。このECU9Aは燃料蒸発ガス処理装置
故障判定手段を内蔵する。本実施例では、失火検出装置
故障時、O2センサ故障時、燃料装置故障時には、既に
検出済みの燃料蒸発ガス処理装置故障情報をキャンセル
するものである。なお、構成要素2〜6および9Bは燃
料蒸発ガス処理装置を構成し、構成要素13および9B
は失火検出装置を構成し、10,12,14および9B
は燃料装置を構成する。
【0060】図5は、ECU9Bの動作を示すフローチ
ャートである。まず、失火検出装置が故障であるか否か
を判定し(ステップS21)、失火検出装置が故障であ
るときは失火検出時の処理を実行する(ステップS2
2)。また、ステップS21で失火検出装置が故障でな
いときはステップS23へ進む。次に、O2センサ10
が故障であるか否かを判定し(ステップS23)、O2
センサ10が故障であるときはO2センサ故障時の処理
を実行する(ステップS24)。また、ステップS23
でO2センサ10が故障でないときはステップS25へ
進む。次に、燃料装置が故障であるか否かを判定し(ス
テップS25)、燃料装置が故障であるときは燃料装置
故障時の処理を実行する(ステップS26)。また、ス
テップS25で燃料装置が故障でないときはステップS
27へ進む。
【0061】次に、失火検出装置、O2センサ10、ま
たは燃料装置の故障を判定し(ステップS27)、全て
の排気ガス関連コンポーネントが正常であるときは、燃
料蒸発ガス処理装置故障判定モードか否かを判定し(ス
テップS28)、燃料蒸発ガス処理装置故障判定モード
であるときは上述の図3のフローチャートでもって燃料
蒸発ガス処理装置の故障判定シーケンスを実行する(ス
テップS29)。そして、燃料蒸発ガス処理装置が故障
であるときは、燃料蒸発ガス処理装置の故障時の処理を
実行し(ステップS30,S31)、警告灯を点灯する
(ステップS32)。
【0062】ステップS27で、いずれかの排気ガス関
連コンポーネントが故障であり、同一運転中に燃料蒸発
ガス処理装置の故障を既に検出している場合には、燃料
蒸発ガス処理装置の故障情報をキャンセルし(ステップ
S33,S34)、燃料蒸発ガス処理装置以外の排気ガ
ス関連コンポーネントの故障により警告灯を点灯する
(ステップS32)。なお、ステップS33で同一運転
中に燃料蒸発ガス処理装置の故障を既に検出していない
場合には、ステップS32に進んで警告灯を点灯する。
また、ステップS28で燃料蒸発ガス処理装置の故障判
定モードでないとき、ステップS30で燃料蒸発ガス処
理装置が故障でないときは、直ちに次の処理へ進む。
【0063】ところで、燃料蒸発ガス処理装置以外の排
気ガス関連コンポーネントが故障と判定された場合に、
故障に至る過程でA/F変動を引き起こしている可能性
があり、燃料蒸発ガス処理装置が同一運転中に既に故障
と判定されていた場合でも判定結果の信頼性は低いと考
えられる。故障判定結果がある確率でその結果が誤って
いる可能性がある場合、一般には故障判定を複数回行っ
て最終的に故障判定を行う手法がとられる。しかし、燃
料蒸発ガス処理装置の故障判定のように、故障判定のた
めに燃料蒸発ガスをエンジン8に一時的に強制導入して
A/Fをシフトさせれば、その期間の排気ガスは悪化す
ることになる。
【0064】そこで、本実施例によれば、他の排気ガス
関連コンポーネントが故障と判定されるときは同一運転
中に既に判定された燃料蒸発ガス処理装置の故障情報を
キャンセルするものであり、信頼性の高い燃料蒸発ガス
処理装置故障判定を行うことができるとともに、故障判
定処理の実行回数を減らすことができ、故障判定処理が
誘発する排気ガスの悪化要因を低減させることができ
る。
【0065】実施例3.図6はこの発明に係る燃料蒸発
ガス処理装置の故障診断装置の第3実施例を示す構成図
である。この図6において、図12と対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図におい
て、ECU9Cは図12の例におけるECU9に相当す
るものである。このECU9Aは燃料蒸発ガス処理装置
故障判定手段を内蔵する。本実施例では、他の排気ガス
関連コンポーネントとしての燃料装置の故障と判定され
るとき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理中である
ときは、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理を停止す
るものである。なお、構成要素2〜6および9Cは燃料
蒸発ガス処理装置を構成し、構成要素13および9Cは
失火検出装置を構成し、10,12,14および9Cは
燃料装置を構成する。
【0066】図7は、ECU9Cの動作を示すフローチ
ャートである。まず、燃料装置が故障であるか否かを判
定し(ステップS41)、燃料装置が故障であるとき
は、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理中であるか否
かを判定する(ステップS42)。ステップS42で、
燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理中であるときは、
燃料蒸発ガス処理装置の故障判定のための燃料蒸発ガス
強制導入により正規に燃料装置の故障判定ができていな
い可能性があるため、燃料装置故障情報をキャンセルす
る(ステップS43)。
【0067】次に、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処
理を停止した後(ステップS44)、再度燃料装置の故
障判定をし(ステップS45)、燃料装置が故障である
ときは故障時の処理を実行するとともに(ステップS4
6)、警告灯を点灯させる(ステップS47)。なお、
ステップS41で燃料装置が故障と判定されないとき
は、直ちに次の処理へ進む。また、ステップS42で燃
料蒸発ガス処理装置の故障判定処理中でないときは、ス
テップS47に進んで燃料装置の故障によって警告灯を
点灯させる。
【0068】このように本実施例によれば、燃料装置が
故障と判定されるとき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判
定処理中であるときは、その処理を停止するため、燃料
装置の故障による影響を回避でき、信頼性の高い燃料蒸
発ガス処理装置故障判定を行うことができる。また、燃
料装置が故障と判定されるとき、燃料蒸発ガス処理装置
の故障判定処理中であるときは、燃料装置の故障判定結
果をキャンセルし、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処
理を停止した後に再度燃料装置の故障判定を行うように
したので、燃料装置の故障判定の信頼性を高めることが
できる。
【0069】実施例4.図8はこの発明に係る燃料蒸発
ガス処理装置の故障診断装置の第4実施例を示す構成図
である。この図8において、図12と対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図におい
て、ECU9Dは図12の例におけるECU9に相当す
るものである。このECU9Dは燃料蒸発ガス処理装置
故障判定手段を内蔵する。本実施例では、エンジン状態
を示すパラメータとしての冷却水温に応じた燃料蒸発ガ
ス処理装置の故障判定禁止時間の経過後に燃料蒸発ガス
処理装置の故障判定処理を行うものである。なお、構成
要素2〜6および9Dは燃料蒸発ガス処理装置を構成
し、構成要素13および9Dは失火検出装置を構成し、
10,12,14および9Dは燃料装置を構成する。
【0070】上述したようにキャニスタ3内の燃料蒸発
ガス充満量が少なければ、最悪故障判定を誤って行う可
能性がある。ここで、燃料蒸発ガス充満量とエンジン冷
却水温との関係を説明する。燃料蒸発ガス充満量は、燃
料タンク1内の燃料温度と相関があり、始動後はエンジ
ン1からの熱の授受により燃料温度は上昇する。上述し
たように始動後に燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行
うことができるが、燃料蒸発ガス充満量となるまでの時
間は始動時の燃料温度と関係がある。
【0071】燃料蒸発ガス充満量は一般に燃料温度が6
0゜Cを越えると急激に増加することがわかっており、
例えば始動したときの燃料温度が既に60゜Cを越えて
いる場合には始動後の早い時期に燃料蒸発ガス処理装置
の故障判定が可能となる。本実施例では、エンジン始動
時の燃料温度を始動時の冷却水温により予測し、始動後
の燃料蒸発ガス処理装置の故障判定禁止時間を決定して
いる。
【0072】図9は、ECU9Dの動作を示すフローチ
ャートである。まず、エンジン8が始動中であるか否か
を判定する(ステップS51)。通常はECU9Dに始
動スイッチ(図示せず)が接続されており、この始動ス
イッチのオン時には始動中と判定する。始動中であると
きは、水温センサ14からの出力に基づいてエンジン8
の冷却水温を検出し、その冷却水温に応じた始動後の燃
料蒸発ガス処理装置の故障判定禁止時間を算出する(ス
テップ52)。なお、予め冷却水温と故障判定禁止時間
の関係が記憶されたメモリテーブル(図示せず)を利用
することもできる。また、ステップS51でエンジンが
始動中でなければ、ステップS53に進む。
【0073】次に、始動後に故障判定禁止時間が経過し
たか否かを判定し(ステップS53)、故障判定禁止時
間が経過した後に、上述した図3のフローチャートでも
って燃料蒸発ガス処理装置の故障判定シーケンスを実行
する(ステップS54)。また、ステップS53で故障
判定禁止時間が経過してなければ燃料蒸発ガス処理装置
の故障判定シーケンスを実行することなく直ち終了す
る。
【0074】このように本実施例によれば、エンジン始
動時の燃料温度を始動時の冷却水温により予測し、始動
後の燃料蒸発ガス処理装置の故障判定禁止時間を決定
し、この故障判定禁止時間が経過した後に、燃料蒸発ガ
ス処理装置の故障判定を行うようにしたので、確実な故
障判定を行うことができる。
【0075】実施例5.図10はこの発明に係る燃料蒸
発ガス処理装置の故障診断装置の第5実施例を示す構成
図である。この図10において、図12と対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図にお
いて、ECU9Eは図12の例におけるECU9に相当
するものである。このECU9Eは燃料蒸発ガス処理装
置故障判定手段を内蔵する。本実施例では、吸入空気量
の積算値が所定値以上となった後に燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定処理を行うものである。なお、構成要素2
〜6および9Eは燃料蒸発ガス処理装置を構成し、構成
要素13および9Eは失火検出装置を構成し、10,1
2,14および9Eは燃料装置を構成する。
【0076】ここで、燃料蒸発ガス充満量とエンジン吸
入空気量の総和との関係を説明する。燃料蒸発ガスは燃
料タンク1の燃料の蒸散ガスであり、燃料の温度が高け
れば燃料が蒸発しやすくなり、燃料蒸発ガスは当然多く
発生することになる。燃料の温度は、エンジン8が長時
間停止している状態では外気温度と同一であるが、エン
ジン8の運転中は熱源であるエンジン8の影響で上昇し
てくる。エンジン8は空気を吸入してこれと燃料とを混
合して燃焼させているため、エンジン8への吸入空気量
が多い程熱の授受も多くなり、その結果燃料タンク1内
での燃料蒸発ガス発生量が増加することになる。本実施
例では、エンジン始動後にキャニスタ3内のパージ充満
量が故障検出可能な量だけ蓄積されたと考えられるまで
の空気量をエンジン8が吸入して燃焼することを確認し
た後に燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行って、燃料
蒸発ガスがキャニスタ3内に充満していないことによる
故障検出性の低下を防止するものである。
【0077】図11は、ECU9Eの動作を示すフロー
チャートである。まず、エンジン8が始動中であるか否
かを判定する(ステップS61)。始動中であるとき
は、エンジン8への吸入空気量の積算値をリセットする
(ステップS62)。また、ステップS61でエンジン
8が始動中でなければ、ステップS63に進む。そし
て、吸入空気量を積算し(ステップS63)、積算値が
所定値以上か否かを判定する(ステップS64)。ここ
で、所定値はキャニスタ3内の燃料蒸発ガス充満量が故
障検出可能な量だけ蓄積されたと考えられるまでの空気
量に設定される。ステップS64で積算値が所定値以上
となった後に、上述した図3のフローチャートでもって
燃料蒸発ガス処理装置の故障判定シーケンスを実行する
(ステップS65)。また、ステップS64で積算値が
所定値以上でなければ燃料蒸発ガス処理装置の故障判定
シーケンスを実行することなく直ち終了する。
【0078】このように本例によれば、エンジン始動後
にキャニスタ3内のパージ充満量が故障検出可能な量だ
け蓄積されたと考えられるまでの空気量をエンジン8が
吸入した後に燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行うよ
うにしたので、確実な故障判定を行うことができる。
【0079】実施例6.なお、上記第1実施例では、燃
料蒸発ガス処理装置以外の排気ガス関連コンポーネント
としてのO2センサの場合について説明したが、O2セン
サ以外のコンポーネント例えば燃料装置や失火検出装置
の場合あるいはこれらの組み合わせの場合にも同様に適
用でき同様の効果を奏する。
【0080】実施例7.また、第3実施例では、燃料蒸
発ガス処理装置以外の排気ガス関連コンポーネントとし
ての燃料装置の場合について説明したが、燃料装置以外
の排気ガス関連コンポーネント例えばO2センサや失火
検出装置の場合あるいはこれらの組み合わせの場合にも
同様に適用でき同様の効果を奏する。
【0081】実施例8.また、他の排気ガス関連コンポ
ーネントの状態に応じて燃料蒸発ガス処理装置の動作を
規定している第1〜第3実施例,第6および第7実施例
と、エンジンの運転状態に関連して燃料蒸発ガス処理装
置の動作を規定している第4および第5の実施例とをそ
れぞれ組み合わせた構成としてもよい。
【0082】実施例9.さらに、上記各実施例では、こ
の発明を車両用のエンジンに適用した場合について説明
したが、これに限定されることなく、例えば船舶や航空
機等のエンジンにも同様に適用でき、同様の効果を奏す
る。
【0083】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、燃料
タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に吸着させ、この吸着
剤に吸着された燃料蒸発ガスを燃料蒸発ガス通路に設け
られたバルブを介してエンジンに供給する燃料蒸発ガス
処理装置において、バルブの開時および閉時の燃料タン
ク内の圧力またはエンジンの空燃比の変化量に基づいて
燃料蒸発ガス処理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処
理装置故障判定手段を備え、燃料蒸発ガス処理装置故障
判定手段は、燃料蒸発ガス処理装置以外のエンジンへ燃
料を供給する燃料装置、エンジンの失火を検出する失火
検出手段及びエンジンの空燃比を検出するO センサの
少なくとも一つの故障判定処理の実行中は燃料蒸発ガス
処理装置の故障判定処理を実行しないようにしたので、
判定回数を増加する等の措置をとることなく、燃料装置
の故障判定処理による影響を回避でき、燃料蒸発ガス
処理装置の故障判定の信頼性を向上させることができる
等の効果がある。また、A/Fの変化に基づいて燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定処理を行っている場合であっ
ても、O センサの故障判定処理による影響を回避で
き、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼性をより向
上させることができる。
【0084】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、燃料蒸発ガス
処理装置以外の上記エンジンへ燃料を供給する燃料装
置、上記エンジンの失火を検出する失火検出手段及び上
記エンジンの空燃比を検出するO センサの少なくとも
一つが故障のときは、同一運転中に燃料蒸発ガス処理装
置に対して既に故障判定された結果を無効とするように
したので、判定回数を増加する等の措置をとることな
く、燃料装置等の故障による影響を回避でき、燃料蒸発
ガス処理装置の故障判定の信頼性を高めることができる
等の効果がある。
【0085】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は燃料蒸発ガス処
理装置以外の上記エンジンへ燃料を供給する燃料装置、
上記エンジンの失火を検出する失火検出手段及び上記エ
ンジンの空燃比を検出するO センサの少なくとも一つ
が故障のときは、燃料蒸発ガス処理装置に対する故障判
定処理を停止するようにしたので、判定回数を増加する
等の措置をとることなく、燃料装置等の故障による影響
を回避でき、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定の信頼性
を高めることができる。また、燃料蒸発ガス処理装置の
故障判定処理の停止後に燃料装置等の故障判定を再度行
うことで、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理による
影響を回避でき、燃料装置等の故障判定の信頼性を高め
ることができる等の効果がある。
【0086】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、燃料蒸発ガス処理装置以外の上記エンジンへ燃料を
供給する燃料装置、上記エンジンの失火を検出する失火
検出手段及び上記エンジンの空燃比を検出するO セン
サの少なくとも一つが故障のときは、同一運転中に燃料
蒸発ガス処理装置に対して既に故障判定された結果を無
効とするおよび燃料蒸発ガス処理装置に対する故障判定
処理を停止するの少なくとも一方を実行するようにした
ので、燃料装置等の故障による影響を回避でき、燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定の信頼性をより高めることが
できる。また、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理の
停止後に燃料装置等の故障判定を再度行うことで、燃料
蒸発ガス処理装置の故障判定処理による影響を回避で
き、燃料装置等の故障判定の信頼性をより高めることが
できる等の効果がある。
【0087】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、燃料蒸発ガス処理装置以外の上記エンジンへ燃料を
供給する燃料装置、上記エンジンの失火を検出する失火
検出手段及び上記エンジンの空燃比を検出するO セン
サの少なくとも一つが故障のときは、燃料蒸発ガス処理
装置に対する故障判定処理を停止するようにしたので、
燃料装置等が故障判定されたとき、燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定処理中であるときはその処理を停止するた
め、燃料装置等の故障による影響を回避でき、燃料蒸発
ガス処理装置の故障判定の信頼性をより高めることがで
きる。また、燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理の停
止後に燃料装置等の故障判定を再度行うことで、燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定処理による影響を回避でき、
燃料装置等の故障判定の信頼性をより高めることができ
る等の効果がある。
【0088】
【0089】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジンの始
動後の故障判定処理の禁止時間を、エンジンの運転状態
に基づいて決定するようにしたので、判定回数を増加す
る等の措置をとることなく、吸着剤に燃料蒸発ガスが充
分に吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定
を行うことができ、確実な故障判定を行うことができる
等の効果がある。
【0090】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジンの始
動後の故障判定処理の禁止時間を、始動後のエンジンの
吸入空気量の積算値に基づいて決定するようにしたの
で、判定回数を増加する等の措置をとることなく、吸着
剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着された状態で燃料蒸発ガ
ス処理装置の故障判定を行うことができ、確実な故障判
定を行うことができる等の効果がある。
【0091】また、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着
剤に吸着させ、この吸着剤に吸着された燃料蒸発ガスを
燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、バルブの開
時および閉時の燃料タンク内の圧力またはエンジンの空
燃比の変化量に基づいて燃料蒸発ガス処理装置の故障を
判定する燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段を備え、こ
の燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、エンジンの始
動後の故障判定処理の禁止時間を、エンジンの運転状態
および上記始動後のエンジンの吸入空気量の積算値の少
なくとも一方に基づいて決定するようにしたので、判定
回数を増加する等の措置をとることなく、吸着剤に燃料
蒸発ガスが充分に吸着された状態で燃料蒸発ガス処理装
置の故障判定を行うことができ、より確実な故障判定を
行うことができる等の効果がある。
【0092】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、エ
ンジンの運転状態に基づいて決定するようにしたので
吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着された状態で燃料蒸
発ガス処理装置の故障判定を行うことができ、より確実
な故障判定を行うことができる等の効果にある。
【0093】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、始
動後のエンジンの吸入空気量の積算値に基づいて決定す
るようにしたので吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着
された状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行うこ
とができ、より確実な故障判定を行うことができる等の
効果がある。
【0094】また、燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
は、エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、エ
ンジンの運転状態および上記始動後のエンジンの吸入空
気量の積算値の少なくとも一方に基づいて決定するよう
にしたので吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着された
状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行うことがで
き、より確実な故障判定を行うことができる等の効果が
ある。
【0095】また、始動時のエンジンの運転状態を検出
するパラメータとしてエンジンの冷却水温を使用するよ
うにしたので吸着剤に燃料蒸発ガスが充分に吸着され
た状態で燃料蒸発ガス処理装置の故障判定を行うことが
でき、より確実な故障判定を行うことができる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る燃料蒸発ガス処理装置の故障
診断装置の第1実施例を示す構成図である。
【図2】 第1実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】 燃料蒸発ガス処理装置の故障判定シーケンス
を説明するためのフローチャートである。
【図4】 この発明に係る燃料蒸発ガス処理装置の故障
診断装置の第2実施例を示す構成図である。
【図5】 第2実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】 この発明に係る燃料蒸発ガス処理装置の故障
診断装置の第3実施例を示す構成図である。
【図7】 第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】 この発明に係る燃料蒸発ガス処理装置の故障
診断装置の第4実施例4を示す構成図である。
【図9】 第4実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】 この発明に係る燃料蒸発ガス処理装置の故
障診断装置の第5実施例を示す構成図である。
【図11】 第5実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】 車両用エンジンに装着された従来の燃料蒸
発ガス処理装置の故障診断装置を示す構成図である。
【図13】 燃料タンク内圧変化による燃料蒸発ガス処
理装置故障判定動作を示す図である。
【図14】 エンジンA/F変化量による燃料蒸発ガス
処理装置故障判定動作を示す図である。
【図15】 失火検出装置故障判定動作を示す図であ
る。
【図16】 O2センサ故障判定動作を示す図である。
【図17】 燃料装置故障判定動作を示す図である。
【図18】 燃料タンク内蒸発ガス発生量の影響を示す
図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク、2 圧力センサ、3 キャニスタ、
4,6 ソレノイドバルブ、8 エンジン、9A〜9E
エンジン制御ユニット(ECU)、10 O2セン
サ、12 インジェクタ、13 クランク軸センサ、1
4 水温センサ。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に
    吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガスを
    燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
    に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、 上記バルブの開時および閉時の上記燃料タンク内の圧力
    または上記エンジンの空燃比の変化量に基づいて上記燃
    料蒸発ガス処理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処理
    装置故障判定手段を備え、 上記燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、上記エンジ
    ンへ燃料を供給する燃料装置、上記エンジンの失火を検
    出する失火検出手段及び上記エンジンの空燃比を検出す
    るO センサの少なくとも一つの故障判定処理の実行中
    は上記燃料蒸発ガス処理装置の故障判定処理を実行しな
    いようにしたことを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置の
    故障診断装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に
    吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガスを
    燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
    に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、 上記バルブの開時および閉時の上記燃料タンク内の圧力
    または上記エンジンの空燃比の変化量に基づいて上記燃
    料蒸発ガス処理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処理
    装置故障判定手段を備え、 この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、上記エンジ
    ンへ燃料を供給する燃料装置、上記エンジンの失火を検
    出する失火検出手段及び上記エンジンの空燃比を検出す
    るO センサの少なくとも一つが故障のときは、同一運
    転中に上記燃料蒸発ガス処理装置に対して既に故障判定
    された結果を無効とするようにしたことを特徴とする燃
    料蒸発ガス処理装置の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に
    吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガスを
    燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
    に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、 上記バルブの開時および閉時の上記燃料タンク内の圧力
    または上記エンジンの空燃比の変化量に基づいて上記燃
    料蒸発ガス処理装置の故障を判定するようにした燃料蒸
    発ガス処理装置故障判定手段を備え、 この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、上記エンジ
    ンへ燃料を供給する燃料装置、上記エンジンの失火を検
    出する失火検出手段及び上記エンジンの空燃比を検出す
    るO センサの少なくとも一つが故障のときは、上記燃
    料蒸発ガス処理装置に対する故障判定処理を停止するよ
    うにしたことを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置の故障
    診断装置。
  4. 【請求項4】 上記燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
    は、上記エンジンへ燃料を供給する燃料装置、上記エン
    ジンの失火を検出する失火検出手段及び上記エンジンの
    空燃比を検出するO センサの少なくとも一つが故障の
    ときは、同一運転中に上記燃料蒸発ガス処理装置に対し
    て既に故障判定された結果を無効とするおよび上記燃料
    蒸発ガス処理装置に対する故障判定処理を停止するの少
    なくとも一方を実行する請求項1に記載の燃料蒸発ガス
    処理装置の故障診断装置。
  5. 【請求項5】 上記燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
    は、上記エンジンへ燃料を供給する燃料装置、上記エン
    ジンの失火を検出する失火検出手段及び上記エンジンの
    空燃比を検出するO センサの少なくとも一つが故障の
    ときは、上記燃料蒸発ガス処理装置に対する故障判定処
    理を停止する請求項2に記載の燃料蒸発ガス処理装置の
    故障診断装置。
  6. 【請求項6】 燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に
    吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガスを
    燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
    に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、 上記バルブの開時および閉時の上記燃料タンク内の圧力
    または上記エンジンの空燃比の変化量に基づいて上記燃
    料蒸発ガス処理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処理
    装置故障判定手段を備え、 この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、上記エンジ
    ンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、上記エンジン
    の運転状態に基づいて決定するようにしたことを特徴と
    する 燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に
    吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガスを
    燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
    に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、 上記バルブの開時および閉時の上記燃料タンク内の圧力
    または上記エンジンの空燃比の変化量に基づいて上記燃
    料蒸発ガス処理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処理
    装置故障判定手段を備え、 この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、上記エンジ
    ンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、上記始動後の
    エンジンの吸入空気量の積算値に基づいて決定するよう
    にしたことを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置の故障診
    断装置。
  8. 【請求項8】 燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸着剤に
    吸着させ、この吸着剤に吸着された上記燃料蒸発ガスを
    燃料蒸発ガス通路に設けられたバルブを介してエンジン
    に供給する燃料蒸発ガス処理装置において、 上記バルブの開時および閉時の上記燃料タンク内の圧力
    または上記エンジンの空燃比の変化量に基づいて上記燃
    料蒸発ガス処理装置の故障を判定する燃料蒸発ガス処理
    装置故障判定手段を備え、 この燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段は、上記エンジ
    ンの始動後の故障判定処理の禁止時間を、上記エンジン
    の運転状態および上記始動後のエンジンの吸入空気量の
    積算値の少なくとも一方に基づいて決定するようにした
    ことを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装
    置。
  9. 【請求項9】 上記燃料蒸発ガス処理装置故障判定手段
    は、上記エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間
    を、上記エンジンの運転状態に基づいて決定する請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の燃料蒸発ガス処理装置の
    故障診断装置。
  10. 【請求項10】 上記燃料蒸発ガス処理装置故障判定手
    段は、上記エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間
    を、上記始動後のエンジンの吸入空気量の積算値に基づ
    いて決定する請求項1〜のいずれか一項に記載の燃料
    蒸発ガス処理装置の故障診断装置。
  11. 【請求項11】 上記燃料蒸発ガス処理装置故障判定手
    段は、上記エンジンの始動後の故障判定処理の禁止時間
    を、上記エンジンの運転状態および上記始動後のエンジ
    ンの吸入空気量の積算値の少なくとも一方に基づいて決
    定する請求項1〜のいずれか一項に記載の燃料蒸発ガ
    ス処理装置の故障診断装置。
  12. 【請求項12】 上記始動時のエンジンの運転状態を検
    出するパラメータとして上記エンジンの冷却水温を使用
    する請求項6、8、9または11のいずれか一項に記載
    の燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置。
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