JP3475985B2 - 情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法 - Google Patents

情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法

Info

Publication number
JP3475985B2
JP3475985B2 JP29302095A JP29302095A JP3475985B2 JP 3475985 B2 JP3475985 B2 JP 3475985B2 JP 29302095 A JP29302095 A JP 29302095A JP 29302095 A JP29302095 A JP 29302095A JP 3475985 B2 JP3475985 B2 JP 3475985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
group
code
encoding
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29302095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09135176A (ja
Inventor
修 下吉
京弥 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP29302095A priority Critical patent/JP3475985B2/ja
Priority to US08/738,539 priority patent/US5983175A/en
Priority to KR1019960052509A priority patent/KR100460354B1/ko
Priority to EP96117964A priority patent/EP0773634B1/en
Priority to ES96117964T priority patent/ES2256853T3/es
Priority to DE69635973T priority patent/DE69635973T2/de
Publication of JPH09135176A publication Critical patent/JPH09135176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475985B2 publication Critical patent/JP3475985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/06Arrangements for sorting, selecting, merging, or comparing data on individual record carriers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/66Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission
    • H04B1/667Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission using a division in frequency subbands

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報符号化装置お
よび方法、情報復号化装置および方法関し、いわゆる
高能率符号化によって入力ディジタルデータの符号化を
行い、伝送、記録、再生し、復号化して、再生信号を得
る場合に用いて好適な情報符号化装置および方法、情報
復号化装置および方法関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ或いは音声等の信号の高能率
符号化の手法には種々あるが、例えば、時間軸上のオー
ディオ信号等をブロック化しないで、複数の周波数帯域
に分割して符号化する非ブロック化周波数帯域分割方式
である、帯域分割符号化(サブ・バンド・コーディン
グ:SBC(Subband Coding))や、時間軸の信号を周波数軸
上の信号に変換(スペクトル変換)して、複数の周波数
帯域に分割し、各帯域毎に符号化するブロック化周波数
帯域分割方式、いわゆる変換符号化等を挙げることがで
きる。
【0003】また、上述の帯域分割符号化と変換符号化
とを組み合わせた高能率符号化の手法も考えられてお
り、この場合には、例えば、帯域分割符号化で帯域分割
を行った後、各帯域毎の信号を周波数軸上の信号にスペ
クトル変換し、このスペクトル変換された各帯域毎に符
号化が施される。ここで上述した帯域分割のためのフィ
ルタとしては、例えばQMFフィルタ(Quadrature Mirror
Filter)があり、これについては、例えば、1976 R.E.Cr
ochiere Digital coding of speech in subbands,Bel
l Syst.Tech. J. Vol.55,No.8 1976に、述べられてい
る。
【0004】また、ICASSP 83,BOSTON Polyphase Quadr
ature filters-A new subband coding technique, Jose
ph H. Rothweilerには、等バンド幅のフィルタ分割手法
が述べられている。ここで、上述したスペクトル変換と
しては、例えば、入力オーディオ信号を所定単位時間
(フレーム)でブロック化し、当該ブロック毎に離散フ
ーリエ変換(Discrete Fourier Transform)(DFT)、離散
コサイン変換(Discrete Cosine Transform)(DCT)、モデ
ィファイドDCT変換(Modified Discrete Cosine Transfo
rm)(MDCT)等を行うことで、時間軸を周波数軸に変換す
るようなスペクトル変換がある。MDCTについては、例え
ば、ICASSP 1987 Subband/Transform CodingUsing Filt
er Bank Designs Based on Time Domain Aliasing Canc
ellation, J.P.Princen A.B.Bradley Univ. of Surr
ey Royal Melbourne Inst.of Tech.に述べられてい
る。
【0005】このようにフィルタやスペクトル変換によ
って帯域毎に分割された信号を量子化することにより、
量子化雑音が発生する帯域を制御することができ、マス
キング効果などの性質を利用して、聴覚的に、より高能
率な符号化を行うことができる。また、ここで量子化を
行う前に、各帯域毎に、例えばその帯域における信号成
分の絶対値の最大値で正規化を行うようにすれば、さら
に高能率な符号化を行うことができる。
【0006】周波数帯域分割された各周波数成分を量子
化する周波数分割幅としては、例えば人間の聴覚特性を
考慮した帯域分割が行われる。すなわち、一般に臨界帯
域(クリティカルバンド)と呼ばれている、高域程、帯
域幅が広くなるような帯域幅で、オ ーディオ信号を複
数(例えば25バント)の帯域に分割することがある。
また、この時の各帯域毎のデータを符号化する際には、
各帯域毎に所定のビット配分、或いは、各帯域毎に適応
的なビット割当て(ビットアロケーシヨン)による符号
化が行われる。
【0007】例えば、前記MDCT処理されて得られた係数
データを前記ビットアロケーシヨンによって符号化する
際には、前記各ブロック毎のMDCT処理により得られる各
帯域毎のMDCT係数データに対して、適応的な割当てビッ
ト数で符号化が行われることになる。ビット割当手法と
しては、次の2手法が知られている。
【0008】第1の手法は、Adaptive Transform Codin
g of Speech Signals,R.Zelinskiand P.Noll, IEEE Tr
ansactions of Accoustics,Speech,and Signal Process
ing,vol.ASSP-25,No.4,August 1977に開示されている。
ここでは、各帯域毎の信号の大きさをもとに、ビット割
当を行っている。この方式では、量子化雑音スペクトル
が平坦となり、雑音エネルギーが最小となるが、聴感覚
的にはマスキング効果が利用されていないために実際の
雑音感は最適ではない。
【0009】また第2の手法は、ICASSP 1980 The crit
ical band coder-digital encodingof the perceptual
requirements of the auditory system,M.A.Kransner
MITに開示されている。ここには、聴覚マスキングを利
用することで、各帯域毎に必要な信号対雑音比を得て、
固定的なビット割当を行う手法が述べられている。しか
しこの手法では、サイン波入力で特性を測定する場合で
も、ビット割当が固定的であるために、特性値がそれほ
ど良い値とならない。
【0010】これらの問題を解決するために、ビット割
当に使用できる全ビットが、各小ブロック毎にあらかじ
め定められた固定ビット割当パターン分と、各ブロック
の信号の大きさに依存したビット配分を行う分に分割使
用され、その分割比を入力信号に関係する信号に依存さ
せ、前記信号のスペクトルが滑らかなほど前記固定ビッ
ト割当パターン分への分割比率を大きくする高能率符号
化装置が提案されている。
【0011】この装置によれば、サイン波入力のよう
に、特定のスペクトルにエネルギーが集中する場合に
は、そのスペクトルを含むブロックに多くのビットを割
り当てる事により、全体の信号対雑音特性を著しく改善
することができる。一般に、急峻なスペクトル成分をも
つ信号に対して人間の聴覚は極めて敏感であるため、こ
のような方法を用いる事により、信号対雑音特性を改善
することは、単に測定上の数値を向上させるばかりでな
く、聴感上、音質を改善するのに有効である。
【0012】ビット割り当ての方法としては、この他に
も数多くの方法が提案されており、さらに聴覚に関する
モデルが精緻化され、符号化装置の能力があがれば、聴
覚的にみてより高能率な符号化が可能になる。
【0013】また本発明者らは、特願平5−15286
5号として、スペクトル信号から聴感上特に重要なトー
ン性の成分を分離して、他のスペクトル成分とは別に符
号化する方法を先に提案した。これにより、オーディオ
信号等を聴感上の劣化を殆ど生じさせずに、高い圧縮率
で効率的に符号化することが可能になる。
【0014】波形信号をスペクトルに変換する方法とし
て、上述のDFTやDCTを使用した場合には、M個のサンプ
ルからなる時間ブロックで変換を行うと、M個の独立な
実数データが得られる。時間ブロック間の接続歪みを軽
減するために、通常、両隣のブロックとそれぞれM1個の
サンプルずつオーバーラップさせるので、平均して、DF
TやDCTでは(M-M1)個のサンプルに対してM個の実数デー
タを量子化して符号化することになる。
【0015】これに対してスペクトルに変換する方法と
して上述のMDCTを使用した場合には、両隣の時間とN個
ずつオーバーラップさせた2M個のサンプルから、独立な
M個の実数データが得られるので、平均して、MDCTで
は、M個のサンプルに対してM個の実数データを量子化し
て符号化することになる。復号化装置においては、この
ようにしてMDCTを用いて得られた符号から、各ブロック
において逆変換を施して得られた波形要素を互いに干渉
させながら加え合わせることにより、波形信号を再構成
することができる。
【0016】一般に変換のための時間ブロックを長くす
ることによって、スペクトルの周波数分解能が高まり、
特定のスペクトル成分にエネルギーが集中する。従っ
て、両隣のブロックと半分ずつオーバーラップさせて長
いブロック長で変換を行い、しかも、得られたスペクト
ル信号の個数が、元の時間サンプルの個数に対して増加
しないMDCTを使用することにより、DFTやDCTを使用した
場合よりも効率の良い符号化を行うことが可能となる。
また、隣接するブロック同士に十分長いオーバーラップ
を持たせることによって、波形信号のブロック間歪みを
軽減することもできる。
【0017】実際の符号列を構成するにあたっては、先
ず、正規化および量子化が行われる帯域毎に量子化精度
情報、正規化係数情報を所定のビット数で符号化し、次
に、正規化および量子化されたスペクトル信号を符号化
すれば良い。
【0018】スペクトル信号を符号化するにあたって
は、例えばハフマン符号のような可変長符号を用いる方
法が知られている。ハフマン符号については、例えば、
DavidA. Huffman, "A Method for the Construction of
Minimum - Redundancy Codes",Proceedings of the I.
R.E., pp1098-1101, Sep., 1952に述べられている。
【0019】さらに複数のスペクトル信号をまとめて1
つの符号で表現する多次元の可変長符号を用いる方法が
知られている。一般に多次元の可変長符号を用いる符号
化方法では、符号の次数が大きいほど、圧縮効率の面で
より効率の良い符号化が行える。但し、次数が大きくな
るに従って、符号列表の規模が飛躍的に増加してしまう
ため、実用面での問題が生じる。実際には圧縮効率と符
号列表の規模を考慮しながら目的に応じた最適な次数が
選択される。
【0020】一般に音響波形信号では、基本周波数成分
と基本周波数の整数倍の周波数成分、いわゆる倍音成分
にエネルギーが集中する場合が多く、その周波数周辺の
スペクトル信号は、いわゆる倍音成分に比べてレベルが
非常に小さいため、0に量子化される確率が大きくな
る。このような信号を効率良く符号化するためには、発
生確率の大きな0に量子化されたスペクトル信号を、可
能な限り少ない情報量で符号化すればよいことになる。
1次元の可変長符号を用いる場合、各々のスペクトル信
号が最短符号長の1ビットで符号化されたとしても、N
本のスペクトルではNビットの情報が必要となる。次数N
の多次元の可変長符号を用いた場合では、N本のスペク
トルを最短符号長の1ビットで符号化することが出来る
ため、前記のような周波数成分を持つ信号に対して効率
の良い符号化が行える。
【0021】但し、多次元の可変長符号を用いる符号化
方法において、符号の次数を大きくすることは、圧縮効
率の面でかなり有利に作用するものの、実用化を考慮し
た場合、際限無く符号の次数を大きくことは不可能であ
る。
【0022】通常、符号列表は帯域毎に設定される量子
化精度情報毎に用意されている。量子化精度が低い場合
は、表現できるスペクトル信号の値が少ないため、次数
を大きくしてもそれほど符号列表の規模は増大しない
が、量子化精度が高い場合は、当然表現できるスペクト
ル信号の値も多くなるため、次数を1つ増加させるだけ
でも、符号列表の規模は著しく増加する。
【0023】以上のことを、具体例を用いてさらに説明
する。いま、入力信号をMDCT変換し、図11に示すよう
なスペクトルを得たとする。図11はMDCTのスペクトル
の絶対値を、レベルをdBに変換して示したものである。
入力信号は所定の時間ブロック毎に32個のスペクトル
信号に変換されており、それらが[1]から[6]の6
個の符号化ユニットにまとめられ、正規化および量子化
が行われる。
【0024】周波数成分の分布の仕方によって符号化ユ
ニット毎に量子化精度を変化させることにより、音質の
劣化を最小限に押さえ、聴覚的に効率の良い符号化を行
うことが可能である。各符号化ユニットにおいて必要な
量子化精度情報は、例えば、聴覚モデルに基づいて、各
符号化ユニットに対応する帯域での最小可聴レベルやマ
スキングレベルを計算することによって求めることが出
来る。正規化及び量子化されたスペクトル信号は可変長
符号に変換されて、各符号化ユニット毎に量子化精度情
報及び正規化情報と共に符号化される。
【0025】図12は量子化精度情報の表現方法を説明
するための図である。量子化精度情報コードを3ビット
で表現する場合、最大8通りの量子化精度情報を設定す
ることが出来る。この例では、1段階、3段階、5段
階、7段階、15段階、31段階、63段階、または1
27段階の8通りのステップ数のどれかで量子化が行わ
れることになる。ここで、1段階のステップに量子化さ
れるというのは、その符号化ユニット内のスペクトル信
号がすべて0の値に量子化されるということを意味す
る。
【0026】図13は従来行われてきた可変長符号化の
方法を説明するための図である。スペクトル信号は各符
号化ユニット毎に決められた量子化精度情報に基づいて
量子化され、量子化スペクトルが求められる。量子化ス
ペクトルを符号化する際は、図14に示すような符号列
表を参照することにより、対応する符号列に変換され
る。図14から明らかなように、符号列表は量子化精度
情報毎に用意されている。
【0027】図13において、符号化ユニット[1]で
は、量子化精度情報としてコード011が選択されてい
る。従って、図14に示すように、7段階のステップ数
で量子化が行われ、量子化されたスペクトル信号の値
は、周波数が低いほうから順に、−1,3,0,1とな
る。これらを図14の量子化精度情報コードが011の
符号列表を用いて符号列に変換すると、それぞれ10
1,1110,0,100となり、符号長はそれぞれ
3,4,1,3となる。
【0028】また、符号化ユニット[2]では、量子化
精度情報としてコード010が選択されており、この場
合、図14に示すように、5段階のステップ数で量子化
が行われる。この例では、量子化されたスペクトル信号
の値は周波数が低いほうから順に、0,−2,1,0と
なる。これらを図14の量子化精度情報コードが010
の符号列表を用いて符号列に変換すると、それぞれ0,
111,100,0となり、符号長はそれぞれ1,3,
3,1となる。
【0029】同様に符号化ユニット[3]では、量子化
精度情報としてコード001が選択されており、3段階
のステップ数で量子化が行われ、量子化スペクトルは
0,−1,0,0、符号列は0,11,0,0、符号長
は1,2,1,1となる。
【0030】図15は2次元の可変長符号化の方法を説
明するための図である。量子化精度情報コードが001
の場合の符号列表として、図16に示すような2次元の
符号列表を用いるとすると、図15における符号化ユニ
ット[3]の量子化スペクトルは、2本ずつ1つのグル
ープにまとめられて1つの符号列に変換される。従っ
て、4本の量子化スペクトル0,−1,0,0は、
(0,−1),(0,0),として、101,0の2つ
の符号列に変換される。符号化ユニット[3]のスペク
トル信号を、図13に示すように、1次元の可変長符号
で符号化すると、必要な情報量は1+2+1+1=5ビ
ットとなる。それに対して、図15に示すように、2次
元の可変長符号で符号化すると、その情報量は、3+1
=4ビットとなる。すなわち、次数を高くすると、より
少ない情報量で符号化が行えることが判る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
複数の(N本の)量子化スペクトルを、1つのグループ
にまとめて、N次元のデータとし、これを符号列表に従
って、可変長符号に符号化することで、1次元の可変長
符号を用いる場合に較べて、符号長を短くすることがで
きる。しかしながら、次数(Nの値)が増加すると、符
号列表の規模が著しく増加し、実用化が困難となる課題
があった。
【0032】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、符号列表の規模を大きくすることなく、短
い符号長で符号化を行うことができるようにするもので
ある。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報符
号化装置は、グループの情報のパターンを判定する判定
手段と、グループの情報が特定のパターンの情報である
とき、グループに対して、1ビットの符号を割り当てて
符号化し、それ以外の情報であるとき、グループに対し
て、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する符号列
符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする。
【0034】請求項4に記載の情報符号化装置は、信号
を所定の符号化ユニットに分割する分割手段と、符号化
ユニット毎に量子化精度を決定する決定手段と、量子化
精度に基づいて信号を量子化する量子化手段とを更に備
え、符号化手段は、量子化精度の取り得る値のうちの少
なくとも一部である第1の量子化精度で量子化された信
号に対して、グループの情報が特定のパターンの情報で
あるとき、グループに対して、1ビットの符号を割り当
てて符号化し、それ以外の情報であるとき、グループに
対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する符
号列に符号化することを特徴とする。
【0035】請求項6に記載の情報復号化装置は、グル
ープの複数の情報が特定のパターンの情報であるか否か
を判定する判定手段と、グループの複数の情報が特定の
パターンの情報である場合、グループの1ビットの符号
を、複数の同一の値の情報として復号化し、それ以外の
情報である場合、グループの1ビットの符号とグループ
の各情報に対応する符号とを、個々に対応する情報に復
号化する復号化手段とを備えることを特徴とする。
【0036】
【0037】請求項7に記載の情報符号化方法は、グル
ープの情報のパターンを判定し、グループの情報が特定
のパターンの情報であるとき、グループに対して1ビッ
トの符号を割り当てて符号化し、それ以外の情報である
とき、グループに対して、1ビットの符号とそれぞれの
情報に対応する符号列に符号化することを特徴とする。
【0038】請求項8に記載の情報符号化方法は、信号
を所定の符号化ユニットに分割し、符号化ユニット毎に
量子化精度を決定し、量子化精度に基づいて信号を量子
するとともに、符号化においては、量子化精度の取り
得る値のうちの少なくとも一部の量子化精度で量子化さ
れた信号に対して、グループの情報が特定のパターンの
情報であるとき、グループに対して、1ビットの符号を
割り当てて符号化し、それ以外の情報であるとき、グル
ープに対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応
する符号列に符号化することを特徴とする。
【0039】請求項9に記載の情報復号化方法は、グル
ープの複数の情報が特定のパターンの情報であるか否か
を判定し、グループの複数の情報が特定のパターンの情
報である場合、グループの1ビットの符号を、複数の同
一の値の情報として復号化し、それ以外の情報である場
合、グループの1ビットの符号とグループの各情報に対
応する符号とを、個々に対応する情報に復号化すること
を特徴とする。
【0040】請求項1に記載の情報符号化装置において
は、判定手段が、グループの情報のパターンを判定し、
符号化手段が、グループの情報が特定のパターンの情報
であるとき、グループに対して、1ビットの符号を割り
当てて符号化し、それ以外の情報であるとき、グループ
に対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する
符号列に符号化する。
【0041】請求項4に記載の情報符号化装置において
は、分割手段が、信号を所定の符号化ユニットに分割
し、決定手段が、符号化ユニット毎に量子化精度を決定
し、量子化手段が、量子化精度に基づいて信号を量子化
し、符号化手段が、量子化精度の取り得る値のうちの少
なくとも一部となる第1の量子化精度で量子化された信
号に対して、グループの情報が特定のパターンの情報で
あるとき、グループに対して、1ビットの符号を割り当
てて符号化し、それ以外の情報であるとき、グループに
対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する符
号列に符号化する。
【0042】請求項6に記載の情報復号化装置において
は、判定手段が、グループの複数の情報が特定のパター
ンの情報であるか否かを判定し、復号化手段が、グルー
プの複数の情報が特定のパターンの情報である場合、
ループの1ビットの符号を、複数の同一の値の情報とし
て復号化し、それ以外の情報である場合、グループの1
ビットの符号とグループの各情報に対応する符号とを
個々に対応する情報に復号化する。
【0043】
【0044】請求項7に記載の情報符号化方法において
は、グループの情報のパターンを判定し、グループの情
報が特定のパターンの情報であるとき、グループに対し
て1ビットの符号を割り当てて符号化し、それ以外の情
報であるとき、グループに対して、1ビットの符号とそ
れぞれの情報に対応する符号列に符号化する。
【0045】請求項8に記載の情報符号化方法において
は、信号を所定の符号化ユニットに分割し、符号化ユニ
ット毎に量子化精度を決定し、量子化精度に基づいて信
号を量子化するとともに、符号化においては、量子化精
度の取り得る値のうちの少なくとも一部の量子化精度で
量子化された信号に対して、グループの情報が特定のパ
ターンの情報であるとき、グループに対して、1ビット
の符号を割り当てて符号化し、それ以外の情報であると
き、グループに対して、1ビットの符号とそれぞれの情
報に対応する符号列に符号化する。
【0046】請求項9に記載の情報復号化方法において
は、グループの複数の情報が特定のパターンの情報であ
るか否かを判定し、グループの複数の情報が特定のパタ
ーンの情報である場合、グループの1ビットの符号を
複数の同一の値の情報として復号化し、それ以外の情報
である場合、グループの1ビットの符号とグループの各
情報に対応する符号とを、個々に対応する情報に復号化
する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明する
が、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施
例との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括
弧内に、対応する実施例(但し一例)を付加して本発明
の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記
載は、各手段を記載したものに限定することを意味する
ものではない。
【0048】請求項1に記載の情報符号化装置は、グル
ープの情報のパターンを判定する判定手段(例えば図6
のプログラム上のステップS1)と、グループの情報が
特定のパターンの情報であるとき、グループに対して、
1ビットの符号を割り当てて符号化し、それ以外の情報
であるとき、グループに対して、1ビットの符号とそれ
ぞれの情報に対応する符号列に符号化する符号化手段
(例えば図6のプログラム上のステップS2,S3,S
4)とを備えることを特徴とする。
【0049】請求項4に記載の情報符号化装置は、信号
を所定の符号化ユニットに分割する分割手段(例えば図
2の順スペクトル変換回路12,13)と、符号化ユニ
ット毎に量子化精度を決定する決定手段(例えば図3の
量子化精度決定回路23)と、量子化精度に基づいて信
号を量子化する量子化手段(例えば図3の量子化回路2
2)とを更に備え、符号化手段は、量子化精度の取り得
る値のうちの少なくとも一部である第1の量子化精度で
量子化された信号に対して、グループの情報が特定のパ
ターンの情報であるとき、グループに対して、1ビット
の符号を割り当てて符号化し、それ以外の情報であると
き、グループに対して、1ビットの符号とそれぞれの情
報に対応する符号列に符号化することを特徴とする。
【0050】請求項6に記載の情報復号化装置は、グル
ープの複数の情報が特定のパターンの情報であるか否か
を判定する判定手段(例えば図7のプログラム上のステ
ップS11)と、グループの複数の情報が特定のパター
ンの情報である場合、グループの1ビットの符号を、複
数の同一の値の情報として復号化し、それ以外の情報で
ある場合、グループの1ビットの符号とグループの各情
報に対応する符号とを、個々に対応する情報に復号化す
る復号化手段(例えば図7のプログラム上のステップS
12,S13)とを備えることを特徴とする。
【0051】図1は本発明の音響波形信号の符号化装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。この実施例
において、入力された信号波形101は変換回路1によ
って信号周波数成分102に変換された後、信号成分符
号化回路2によって各成分が符号化され、符号列生成回
路3によって符号列が生成されるようになされている。
この符号列は所定の伝送路に伝送されたり、情報記録媒
体4に記録される。
【0052】図2は図1の変換回路1の一実施例で、帯
域分割フィルタ11によって2つの帯域に分割された信
号成分211,212が、それぞれの帯域においてMDCT
等の順スペクトル変換回路12、13によって、スペク
トル信号成分221,222に変換されるようになされ
ている。信号211,212の帯域幅は信号201の帯
域幅の1/2となっている(信号201の1/2に間引
かれている)。なお、図2の201は図1の101に、
図2の221,222は図1の102に、それぞれ対応
している。
【0053】変換回路1としてはこの実施例以外にも多
数考えられる。例えば、入力信号を、MDCTによってスペ
クトル信号に直接変換しても良いし、MDCTではなく、DF
TやDCTによって変換しても良い。
【0054】帯域分割フィルタによって信号を帯域成分
に分割するだけで、スペクトルに変換しないで処理する
ことも可能であるが、本発明の方法は特定の周波数にエ
ネルギーが集中する場合に特に有効に作用するので、多
数の周波数成分が比較的少ない演算量で得られる前記の
スペクトル変換によって周波数成分に変換する方法をと
ると都合が良い。
【0055】図3は図1の信号成分符号化回路2の一実
施例で、各信号成分301は、正規化回路21によって
所定の帯域毎に正規化が施された後、信号302として
量子化回路22に入力され、量子化精度決定回路23に
よって計算された量子化精度信号303に基づいて量子
化され、信号304として出力されるようになされてい
る。図3の301は図1の102に、図3の304は図
1の103に、それぞれ対応しているが、ここで、30
4(103)には、量子化された信号成分に加え、正規
化係数情報や量子化精度情報も含まれている。
【0056】図4は図1の実施例の符号化装置によって
生成された符号列から音響信号を復号、出力する復号化
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。この実
施例において、伝送されてきたか、または情報記録媒体
4から再生された符号列401から符号列分解回路41
によって各信号成分の符号が抽出され、それらの符号4
02から信号成分復号化回路42によって各信号成分4
03が復号された後、逆変換回路43によって音響波形
信号404が生成、出力されるようになされている。
【0057】図5は図4の逆変換回路43の実施例であ
るが、これは図2の変換回路1の実施例に対応したもの
で、逆スペクトル変換回路51,52によって信号50
1,502から得られた各帯域の信号511,512
が、帯域合成フィルタ53によって合成され、信号52
1として出力されるようになされている。図5の50
1,502は図4の403に、図5の521は図4の4
04に、それぞれ対応している。
【0058】次に、図1乃至図3に示す符号化装置の動
作を説明する。音響波形信号101(201)は、変換
回路1の帯域分割フィルタ11に入力され、より低い周
波数の信号成分211と、より高い周波数の信号成分2
12とに分割される。より低い周波数の信号成分211
は、順スペクトル変換回路12に入力され、スペクトル
信号成分221に変換される。同様に、より高い周波数
の信号成分212は、順スペクトル変換回路13に入力
され、スペクトル信号成分222に変換され、出力され
る。
【0059】すなわち、上述した図11を参照して説明
すると、順スペクトル変換回路12は、より低い周波数
のスペクトル信号をユニット化し、符号化ユニット
[1]乃至[3]を生成する。また、順スペクトル変換
回路13は、より高い周波数のスペクトル信号成分をユ
ニット化し、符号化ユニット[4]乃至[6]を出力す
る。
【0060】順スペクトル変換回路12,13より出力
されたスペクトル信号成分221,222(102)
は、信号成分符号化回路2の正規化回路21と量子化精
度決定回路23に入力される。正規化回路21は、符号
化ユニット内の複数のスペクトル信号成分の内、その最
大値で各信号の値を割算することにより、正規化を行
う。そして、得られた正規化係数302を量子化回路2
2に供給する。
【0061】量子化精度決定回路23は、各符号化ユニ
ットに対応する帯域での最小可聴レベルやマスキングレ
ベルを演算することで、入力されたスペクトル信号成分
の量子化精度を符号化ユニット単位で決定する。量子化
回路22は、量子化精度決定回路23より供給された量
子化精度303で、正規化回路21より供給された正規
化係数302を量子化し、得られた量子化信号304
(103)を符号列生成回路3に供給する。符号列生成
回路3は、図6のフローチャートに示すように、量子化
されたスペクトル信号を符号列に変換する。
【0062】図6においてQSP(i)は量子化されたスペク
トル信号を、Nは一度に符号化するスペクトル信号の本
数を、それぞれ表しており、Nは可変長符号化の次数に
相当する値であると考えることも出来る。
【0063】まず、ステップS1において、QSP(M)から
QSP(M+N-1)までのN本の量子化されたスペクトル信号の
値を調べ、N本とも全て0であれば、ステップS2に進
み、N本のスペクトルの符号列として0を符号化する。N
本の中で1本でも0以外の値が検出された場合はステッ
プS3進み、符号列1を符号化する。次にステップS4
に進み、QSP(M)からQSP(M+N-1)までを順に個々に符号化
する。QSP(M)からQSP(M+N-1)の符号化は、従来の1次元
の符号化と同様に行われる。
【0064】次に、図4と図5に示す復号化装置の動作
について説明する。図1に示す符号化装置より伝送され
てきた信号または情報記録媒体4より再生された信号4
01は、符号列分解回路41に入力される。符号列分解
回路41は、図7のフローチャートに示すように、符号
列分解処理を行う。
【0065】図6の符号化の場合と同様に、図7におい
て、QSP(i)は、量子化されたスペクトル信号を、Nは一
度に復号化するスペクトル信号の本数を、それぞれ表し
ている。まず、ステップS11において、符号化されて
いる符号列の1ビット目を読み取り、その符号が0の場
合はステップS12に進み、QSP(M)乃至QSP(M+N-1)の値
を全て0にする。また、ステップS11において、符号
化されている符号列の1ビット目が0でないと判定され
た場合、すなわち1ビット目が1の場合はステップS1
3に進み、2ビット目以降の符号列からQSP(M)乃至QSP
(M+N-1)を順に個々に復号化する。QSP(M)乃至QSP(M+N-
1)の復号化は、従来の1次元の復号化と同様に行われ
る。
【0066】このようにして、符号列分解回路41によ
り分解された信号402は、信号成分復号化回路42に
入力され、復号される。この信号成分復号化回路42
は、図3に示す信号成分符号化回路2と逆の処理を行
う。
【0067】そして、信号成分復号化回路42より出力
された信号403は、そのより低い周波数のスペクトル
信号成分501が、逆スペクトル変換回路51に入力さ
れ、より高い周波数のスペクトル信号成分502が、逆
スペクトル変換回路52に入力される。逆スペクトル変
換回路51と52は、それぞれ入力されたスペクトル信
号成分501,502を、時間軸上の音響信号511,
512に変換し、帯域合成フィルタ53に出力する。帯
域合成フィルタ53は、より低い周波数の音響信号51
1と、より高い周波数の音響信号512を合成し、合成
された音響信号521(404)として出力する。
【0068】図8は本発明によりスペクトル信号を符号
化する場合の具体例を示した図である。この図8は、1
つの符号化ユニット内のスペクトル信号を符号化する様
子を表しており、この実施例では、隣り合う2本のスペ
クトル信号を1つのグループにまとめて符号化してい
る。図からも明らかなように、隣り合う2本のスペクト
ル信号を量子化した値が全て0の場合(ステップS1で
YESの場合)は、その2本のスペクトル信号を符号列
0で符号化し(ステップS2)、そうでない場合(ステ
ップS1でNOの場合)、例えば、2本のスペクトル信
号を量子化した値が−2と3であれば、まず符号列1を
符号化する(ステップS3)。そして、−2と3を順
に、例えば上述した図14の符号列表を用いて、110
1と1110に符号化する。これは、1次元の符号列表
(図14)を用いて、疑似的に2次元の可変長符号化を
実現しているものと言うことができる。図8に示すよう
に、このときのこの符号化ユニットの符号長は、12
(=1+1+4+4+1+1)となる。
【0069】図9は同様に、4本のスペクトルをまとめ
て符号化する様子を示した図である。この場合も1次元
の符号列表を用いて、疑似的に4次元の可変長符号化を
実現しているものと言える。
【0070】すなわち、この実施例の場合、4本の量子
化スペクトル0,0,−2,3が、図14の量子化精度
情報コード011の場合の符号列表に従って、0,0,
1101,1110に、それぞれ個別に量子化される
(ステップS4)。そして、これらの符号列の先頭に1
が付加される(ステップS3)。また、連続する4個の
量子化スペクトル0,0,0,0,は、0として符号化
される(ステップS2)。従って、この場合におけるこ
の符号化ユニットの符号長は、12(=1+1+1+4
+4+1)となる。
【0071】図8と図9の例では、符号化ユニット内の
スペクトル信号がともに12ビットの情報量で符号化さ
れている。ここで、比較のために、従来の1次元の可変
長符号化による方法(図14に示す符号列表)で符号化
した場合を図10に示す。同図に示すように、この場合
の情報量は14ビットとなる。従って、図8と図9に示
した方法の方が、より少ない情報量で符号化を行うこと
ができることがわかる。
【0072】ここで、比較のために、図10の量子化精
度情報コードが011の場合の符号列表について、従来
方法により2次元、4次元に拡張した符号列表を生成し
た場合の符号列表の規模を算出してみると、1次元の場
合が7語であるのに対し、2次元の場合は49語、4次
元の場合では2401語の符号列表が必要となる。
【0073】一般に音響波形信号は基本周波数とそれの
整数倍の周波数成分、いわゆる倍音成分にエネルギーが
集中している場合が多く、それ以外の周波数成分のスペ
クトル信号は量子化しても0になる場合が多い。基本周
波数が高いほど、いわゆる倍音成分同士の距離が大きく
なるため、0の量子化スペクトルの出現確率が高くな
る。また、そのような周波数成分を持つ信号ほど、量子
化精度を高くして量子化を行わないと、十分な聴感上の
信号対雑音比を確保できないため、かなりの情報量を消
費してしまう。特に符号化ユニットの幅が広い帯域では
消費する情報量が大きい。
【0074】そこで、このような信号に対して効率良く
符号化を行うためには、0に量子化されたスペクトル信
号をいかに少ない情報量で符号化するかが重要となる。
最も良く知られている方法として、多次元の可変長符号
を使う方法があるが、上述したように、膨大な量の符号
列表が必要となり、実用的とは言えない。しかしなが
ら、本発明による方法は、符号列表の規模を増大させる
ことなく、効率の良い符号化を実現している。
【0075】以上、帯域分割回路として、一旦、帯域分
割フィルタにかけた信号をMDCTによりスペクトル変換し
たものを用い、また、帯域合成回路として、逆MDCT(IMD
CT)により逆スペクトル変換したものを帯域合成フィル
タにかけたものを用いた実施例について説明を行った
が、もちろん、帯域分割フィルタ、帯域合成フィルタを
用いずに、MDCT変換、IMDCT変換を直接行うようにして
も良い。また、スペクトル変換の種類としては、MDCTに
限らず、DFT、DCT等を用いても良い。
【0076】さらに、必ずしも、スペクトル変換を用い
なくても、帯域分割フィルタ、帯域合成フィルタのみに
よって帯域分割、帯域合成を行うようにしても良い。こ
の場合、フィルタによって分割された帯域、またはそれ
らの帯域を複数個まとめた帯域を符号化ユニットとす
る。しかし、MDCT等のスペクトル変換を行い、多数のス
ペクトル信号に変換してから、実施例を用いて説明した
ように符号化ユニットを構成することによって、本発明
の方法を効率良く適用することができる。
【0077】また、以上においては、音響波形信号を処
理する場合について説明を行ったが、本発明の方法は他
の種類の信号に対しても適用することができ、例えば画
像信号にも適用することが可能である。しかし、本発明
は音響波形信号のもつ特徴を利用して、0に量子化され
たスペクトル信号が多い場合に効率の良い符号化を実現
しているため、音響波形信号に対して利用した場合に威
力を発揮する。
【0078】さらに、本発明による方法は、従来の可変
長符号による方法と組み合わせて使うことも可能であ
る。例えば、量子化精度が低い、すなわち量子化ステッ
プ数が小さい場合においては従来の方法によって、2次
元あるいは4次元の符号列表を用いて符号化を行い、量
子化精度が高い、すなわち量子化ステップ数が大きい場
合においては符号列表の規模を考慮し、本発明による方
法を用いて符号化を行うようにすれば、より効果的であ
る。
【0079】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報符号
化装置および請求項7に記載の情報符号化方法によれ
ば、グループの情報が特定のパターンの情報であると
き、グループに対して1ビットの符号を割り当てて符号
化し、それ以外の情報であるとき、グループに対して、
1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する符号列に
号化するようにしたので、符号列表の規模を増大させる
ことなく、圧縮効率の高い符号化を行うことが可能とな
る。
【0080】請求項4に記載の情報符号化装置および
求項8に記載の情報符号化方法によれば、量子化精度の
取り得る値のうちの少なくとも一部の量子化精度で量子
化された信号に対して、グループの情報が特定のパター
ンの情報であるとき、グループに対して、1ビットの符
号を割り当てて符号化し、それ以外の情報であるとき、
グループに対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に
対応する符号列に符号化するようにしたので、さらに効
率的に符号化を行うことが可能となる。
【0081】請求項6に記載の情報復号化装置および
求項9に記載の情報復号化方法によれば、グループの複
数の情報が特定のパターンの情報である場合、グループ
の1ビットの符号を、複数の同一の値の情報として復号
化し、それ以外の情報である場合、グループの1ビット
の符号とグループの各情報に対応する符号とを、個々に
対応する情報に復号化するようにしたので、小さな規模
の符号列表を用いて圧縮効率の高い符号を復号すること
が可能となる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化装置の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の変換回路の一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の信号成分符号化回路の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の復号化装置の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図4の逆変換回路の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明のスペクトル信号を符号化する方法を示
したフローチャートである。
【図7】本発明のスペクトル信号を復号化する方法を示
したフローチャートである。
【図8】本発明による符号化方法を説明する図である。
【図9】本発明による符号化方法を説明する図である。
【図10】従来技術による符号化方法を説明する図であ
る。
【図11】符号化ユニットのスペクトルを説明する図で
ある。
【図12】量子化精度情報の表現方法を説明する図であ
る。
【図13】従来技術による可変長符号を用いた符号化方
法を説明する図である。
【図14】符号列表の一例を示す図である。
【図15】従来技術による多次元の可変長符号を用いた
符号化方法を説明する図である。
【図16】従来技術による多次元の符号列表の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 変換回路 2 信号成分符号化回路 3 符号列生成回路 4 情報記録媒体 11 帯域分割フィルタ 12,13 順スペクトル変換回路 21 正規化回路 22 量子化回路 23 量子化精度決定回路 41 符号列分解回路 42 信号成分復号化回路 43 逆変換回路 51,52 逆スペクトル変換回路 53 帯域合成フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/00 - 11/00 G10L 19/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報をグループ化して符号化する
    情報符号化装置であって、前記 グループの情報のパターンを判定する判定手段と、 前記グループの情報が特定のパターンの情報であると
    き、前記グループに対して、1ビットの符号を割り当て
    符号化し、それ以外の情報であるとき、前記グループ
    に対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する
    符号列に符号化する符号化手段とを備えることを特徴と
    する情報符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記特定のパターンの情報は、前記グル
    ープの全ての情報が0のデータからなる情報であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段は、前記特定のパターン
    以外の情報を、可変長の符号列に符号化することを特徴
    とする請求項1に記載の情報符号化装置。
  4. 【請求項4】 信号を所定の符号化ユニットに分割する
    分割手段と、 前記符号化ユニット毎に量子化精度を決定する決定手段
    と、 前記量子化精度に基づいて信号を量子化する量子化手段
    を更に備え、 前記符号化手段は、前記量子化精度の取り得る値のうち
    の少なくとも一部である第1の量子化精度で量子化され
    た前記信号に対して、前記グループの情報が特定のパタ
    ーンの情報であるとき、前記グループに対して、1ビッ
    トの符号を割り当てて符号化し、それ以外の情報である
    とき、前記グループに対して、1ビットの符号とそれぞ
    れの情報に対応する符号列に符号化する ことを特徴とす
    る請求項1に記載の情報符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化手段は、前記量子化精度が前
    記第1の量子化精度より低い第2の量子化精度で量子化
    された前記信号に対して、前記グループの情報を対応す
    る符号列に符号化することを特徴とする請求項4に記載
    の情報符号化装置。
  6. 【請求項6】 複数の情報がグループ化されて符号化さ
    れた符号を復号する情報復号化装置であって、前記 グループの複数の情報が特定のパターンの情報であ
    るか否かを判定する判定手段と、 前記グループの複数の情報が特定のパターンの情報であ
    る場合、前記グループの1ビットの符号を、複数の同一
    の値の情報として復号化し、それ以外の情報である場
    合、前記グループの1ビットの符号と前記グループの各
    情報に対応する符号とを、個々に対応する情報に復号化
    する復号化手段とを備えることを特徴とする情報復号化
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の情報をグループ化して符号化する
    情報符号化方法であって、前記 グループの情報のパターンを判定し、 前記グループの情報が特定のパターンの情報であると
    き、前記グループに対して1ビットの符号を割り当てて
    符号化し、それ以外の情報であるとき、前記グループに
    対して、1ビットの符号とそれぞれの情報に対応する符
    号列に符号化することを特徴とする情報符号化方法。
  8. 【請求項8】 信号を所定の符号化ユニットに分割し、 前記符号化ユニット毎に量子化精度を決定し、 前記量子化精度に基づいて信号を量子化するとともに、 前記符号化においては、前記量子化精度の取り得る値の
    うちの少なくとも一部の前記量子化精度で量子化された
    前記信号に対して、前記グループの情報が特定のパター
    ンの情報であるとき、前記グループに対して、1ビット
    の符号を割り当てて符号化し、それ以外の情報であると
    き、前記グループに対して、1ビットの符号とそれぞれ
    の情報に対応する符号列に符号化する ことを特徴とする
    請求項7に記載の情報符号化方法。
  9. 【請求項9】 複数の情報がグループ化されて符号化さ
    れた符号を復号する情報復号化方法であって、前記 グループの複数の情報が特定のパターンの情報であ
    るか否かを判定し、 前記グループの複数の情報が特定のパターンの情報であ
    る場合、前記グループ の1ビットの符号を、複数の同一
    の値の情報として復号化し、それ以外の情報である場
    合、前記グループの1ビットの符号と前記グループの各
    情報に対応する符号とを、個々に対応する情報に復号化
    することを特徴とする情報復号化方法。
JP29302095A 1995-11-10 1995-11-10 情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法 Expired - Fee Related JP3475985B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29302095A JP3475985B2 (ja) 1995-11-10 1995-11-10 情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法
US08/738,539 US5983175A (en) 1995-11-10 1996-10-28 Audio coding method
KR1019960052509A KR100460354B1 (ko) 1995-11-10 1996-11-07 정보부호화장치및방법,정보복호화장치및방법
EP96117964A EP0773634B1 (en) 1995-11-10 1996-11-08 Audio subband coding method
ES96117964T ES2256853T3 (es) 1995-11-10 1996-11-08 Procedimiento de codificacion de subbanda de audio.
DE69635973T DE69635973T2 (de) 1995-11-10 1996-11-08 Audio-Teilbandkodierverfahren

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29302095A JP3475985B2 (ja) 1995-11-10 1995-11-10 情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09135176A JPH09135176A (ja) 1997-05-20
JP3475985B2 true JP3475985B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=17789450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29302095A Expired - Fee Related JP3475985B2 (ja) 1995-11-10 1995-11-10 情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5983175A (ja)
EP (1) EP0773634B1 (ja)
JP (1) JP3475985B2 (ja)
KR (1) KR100460354B1 (ja)
DE (1) DE69635973T2 (ja)
ES (1) ES2256853T3 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6167093A (en) * 1994-08-16 2000-12-26 Sony Corporation Method and apparatus for encoding the information, method and apparatus for decoding the information and method for information transmission
TW429700B (en) 1997-02-26 2001-04-11 Sony Corp Information encoding method and apparatus, information decoding method and apparatus and information recording medium
EP0998792B1 (en) * 1998-05-22 2002-06-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Write/read device for communication with transponders, having first coding means and second coding means
JP4218134B2 (ja) * 1999-06-17 2009-02-04 ソニー株式会社 復号装置及び方法、並びにプログラム提供媒体
JP2002344328A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 復号化装置、プログラム及び可変長符号の復号方法
JP4534112B2 (ja) * 2001-06-05 2010-09-01 ソニー株式会社 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2002374171A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Sony Corp 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US7043423B2 (en) * 2002-07-16 2006-05-09 Dolby Laboratories Licensing Corporation Low bit-rate audio coding systems and methods that use expanding quantizers with arithmetic coding
CN107977562B (zh) * 2017-11-30 2021-11-02 努比亚技术有限公司 身份识别方法、识别终端及存储介质

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3801737A (en) * 1972-07-10 1974-04-02 Ricoh Kk Video signal compression and expansion system and devices therefor
US4929946A (en) * 1989-02-09 1990-05-29 Storage Technology Corporation Adaptive data compression apparatus including run length encoding for a tape drive system
US5185800A (en) * 1989-10-13 1993-02-09 Centre National D'etudes Des Telecommunications Bit allocation device for transformed digital audio broadcasting signals with adaptive quantization based on psychoauditive criterion
SG43860A1 (en) * 1990-09-10 1997-11-14 Mitsubishi Electric Corp Coding apparatus
FR2675924B1 (fr) * 1991-04-25 1993-12-24 Innovatron Sa Systeme d'echange de donnees entre un objet electronique accouple a un dispositif de transfert a debits de donnees distincts, objet inserable et dispositif de transfert correspondants.
JPH0783361B2 (ja) * 1991-05-14 1995-09-06 松下電器産業株式会社 リング状パケット通信網
DE69332529T2 (de) * 1992-07-21 2003-08-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Verschlüsselungsvorrichtung
JP3673529B2 (ja) * 1992-09-28 2005-07-20 セイコーエプソン株式会社 画像データの圧縮・伸長方法およびそのための装置
JPH06139345A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Toshiba Corp 特異値展開符号化方式
ATE211326T1 (de) * 1993-05-31 2002-01-15 Sony Corp Verfahren und vorrichtung zum kodieren oder dekodieren von signalen und aufzeichnungsmedium
DE69420848T2 (de) * 1993-07-07 2000-07-20 Picturetel Corp Sprachkodierer/-dekodierer mit fester bitrate
US5398072A (en) * 1993-10-25 1995-03-14 Lsi Logic Corporation Management of channel buffer in video decoders
US5486118A (en) * 1994-10-03 1996-01-23 Molex Incorporated Electrical connector with terminal position assurance device and guide means for a mating connector
JPH08186723A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Ricoh Co Ltd 画像処理装置用エンコーダ
KR970005596A (ko) * 1995-07-13 1997-02-19 전중호 합성수지 필름의 고주파융착방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0773634A2 (en) 1997-05-14
EP0773634B1 (en) 2006-03-29
DE69635973D1 (de) 2006-05-18
US5983175A (en) 1999-11-09
ES2256853T3 (es) 2006-07-16
DE69635973T2 (de) 2006-11-09
KR970029015A (ko) 1997-06-26
KR100460354B1 (ko) 2005-04-06
EP0773634A3 (en) 2002-02-06
JPH09135176A (ja) 1997-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3371590B2 (ja) 高能率符号化方法及び高能率復号化方法
JP3336617B2 (ja) 信号符号化又は復号化装置,及び信号符号化又は復号化方法,並びに記録媒体
KR100368854B1 (ko) 디지털신호의부호화장치,그의복호화장치및기록매체
JP3203657B2 (ja) 情報符号化方法及び装置,情報復化方法及び装置,情報伝送方法,並びに情報記録媒体
JP4506039B2 (ja) 符号化装置及び方法、復号装置及び方法、並びに符号化プログラム及び復号プログラム
US6011824A (en) Signal-reproduction method and apparatus
JPH07336232A (ja) 情報符号化方法及び装置、情報復号化方法及び装置、並びに情報記録媒体
KR20040103889A (ko) 부호화 방법 및 장치 및 복호 방법 및 장치
JPH0846518A (ja) 情報符号化方法及び復号化方法、情報符号化装置及び復号化装置、並びに情報記録媒体
JP3475985B2 (ja) 情報符号化装置および方法、情報復号化装置および方法
KR100952065B1 (ko) 부호화 방법 및 장치, 및 복호 방법 및 장치
JP3685823B2 (ja) 信号符号化方法及び装置、並びに信号復号化方法及び装置
WO1999044291A1 (fr) Dispositif et procede de codage, dispositif et procede de decodage, support d'enregistrement de programme et de donnees
JP3255047B2 (ja) 符号化装置および方法
JP3465697B2 (ja) 信号記録媒体
JP2002374171A (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JPH09135173A (ja) 符号化装置および符号化方法、復号化装置および復号化方法、伝送装置および伝送方法、並びに記録媒体
JP3465698B2 (ja) 信号復号化方法及び装置
JP4534112B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP3513879B2 (ja) 情報符号化方法及び情報復号化方法
JP2002359560A (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US20010016810A1 (en) Signal reproduction apparatus and method therefor
JPH1130995A (ja) 復号化方法および装置
JPH11220402A (ja) 情報符号化装置および方法、並びに提供媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees