JP2002374171A - 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラムInfo
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Abstract
符号化することができるようにする。 【解決手段】 制御部31は、M個ずつ1つのグループ
にまとめられた量子化スペクトル401の並びを、必要
に応じて並べ替え、昇順または降順に統一した後、それ
を、符号化部32を制御して符号化させる。また制御部
31は、符号化部33を制御して、量子化スペクトル4
01の元の並びを表す並べ替え情報を符号化させる。符
号化部32は、所定の符号列表を利用して1つのグルー
プにまとめられたM個の量子化スペクトルを符号化す
る。符号化部33は、所定の符号列表を利用して並べ替
え情報を符号化する。
Description
方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラ
ムに関し、いわゆる高能率符号化によって入力ディジタ
ルデータの符号化を行い、伝送、記録、再生し、復号化
して、再生信号を得る場合に用いて好適な符号化装置お
よび方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプロ
グラムに関するものである。
符号化の手法には種々あるが、例えば、時間軸上のオー
ディオ信号等をブロック化しないで、複数の周波数帯域
に分割して符号化する非ブロック化周波数帯域分割方式
である、帯域分割符号化(サブ・バンド・コーディン
グ:SBC(Subband Coding))や、時間軸の信号を周波数軸
上の信号に変換(スペクトル変換)して、複数の周波数
帯域に分割し、帯域毎に符号化するブロック化周波数帯
域分割方式、いわゆる変換符号化等を挙げることができ
る。
とを組み合した高能率符号化の手法も考えられており、
この場合には、例えば、帯域分割符号化で帯域分割を行
った後、各帯域の信号を周波数軸上の信号にスペクトル
変換し、このスペクトル変換された各帯域に符号化が施
される。ここで上述した帯域分割のためのフィルタとし
ては、例えばQMFフィルタ(Quadrature Mirror Filter)
があり、これについては、例えば、1976 R.E.Crochiere
Digital coding of speech in subbands,Bell Syst.
Tech. J. Vol.55,No.8 1976に、述べられている。
ature filters-A new subband coding technique, Jose
ph H. Rothweilerには、等バンド幅のフィルタ分割手法
が述べられている。ここで、上述したスペクトル変換と
しては、例えば、入力オーディオ信号を所定単位時間
(フレーム)でブロック化し、当該ブロック毎に離散フ
ーリエ変換(Discrete Fourier Transform)(DFT)、離散
コサイン変換(Discrete Cosine Transform)(DCT)、モデ
ィファイドDCT変換(Modified Discrete Cosine Transfo
rm)(MDCT)等を行うことで、時間軸を周波数軸に変換す
るようなスペクトル変換がある。MDCTについては、例え
ば、ICASSP 1987 Subband/Transform CodingUsing Filt
er Bank Designs Based on Time Domain Aliasing Canc
ellation, J.P.Princen A.B.Bradley Univ. of Surr
ey Royal Melbourne Inst.of Tech.に述べられてい
る。
って帯域毎に分割された信号を量子化することにより、
量子化雑音が発生する帯域を制御することができ、マス
キング効果などの性質を利用して、聴覚的に、より高能
率な符号化を行うことができる。また、ここで量子化を
行う前に、帯域毎に、例えばその帯域における信号成分
の絶対値の最大値で正規化を行うようにすれば、さらに
高能率な符号化を行うことができる。
化する周波数分割幅としては、例えば人間の聴覚特性を
考慮した帯域分割が行われる。すなわち、一般に臨界帯
域(クリティカルバンド)と呼ばれている、高域程、帯
域幅が広くなるような帯域幅で、オーディオ信号を複数
(例えば32バント)の帯域に分割することがある。ま
た、この時の各帯域のデータを符号化する際には、帯域
毎に所定のビット配分、或いは、帯域毎に適応的なビッ
ト割当て(ビットアロケーシヨン)による符号化が行わ
れる。
データを前記ビットアロケーションによって符号化する
際には、前記各ブロックのMDCT処理により得られる各帯
域のMDCT係数データに対して、適応的な割当てビット数
で符号化が行われることになる。ビット割当手法として
は、次の2手法が知られている。
g of Speech Signals,R.Zelinskiand P.Noll, IEEE Tr
ansactions of Accoustics,Speech,and Signal Process
ing, vol. ASSP-25,No.4,August 1977に開示されてい
る。ここでは、各帯域の信号の大きさをもとに、ビット
割当を行っている。この方式では、量子化雑音スペクト
ルが平坦となり、雑音エネルギーが最小となるが、聴感
覚的にはマスキング効果が利用されていないために実際
の雑音感は最適ではない。
ical band coder-digital encodingof the perceptual
requirements of the auditory system,M.A.Kransner
MITに開示されている。ここには、聴覚マスキングを利
用することで、各帯域に必要な信号対雑音比を得て、固
定的なビット割当を行う手法が述べられている。しかし
この手法では、サイン波入力で特性を測定する場合で
も、ビット割当が固定的であるために、特性値がそれほ
ど良い値とならない。
当に使用できる全ビットが、各小ブロック毎にあらかじ
め定められた固定ビット割当パターン分と、各ブロック
の信号の大きさに依存したビット配分を行う分に分割使
用され、その分割比を入力信号に関係する信号に依存さ
せ、前記信号のスペクトルが滑らかなほど前記固定ビッ
ト割当パターン分への分割比率を大きくする高能率符号
化装置が提案されている。
に、特定のスペクトルにエネルギーが集中する場合に
は、そのスペクトルを含むブロックに多くのビットを割
り当てる事により、全体の信号対雑音特性を著しく改善
することができる。一般に、急峻なスペクトル成分をも
つ信号に対して人間の聴覚は極めて敏感であるため、こ
のような方法を用いる事により、信号対雑音特性を改善
することは、単に測定上の数値を向上させるばかりでな
く、聴感上、音質を改善するのに有効である。
も数多くの方法が提案されており、さらに聴覚に関する
モデルが精緻化され、符号化装置の能力があがれば、聴
覚的にみてより高能率な符号化が可能になる。
5号として、スペクトル信号から聴感上特に重要なトー
ン性の成分を分離して、他のスペクトル成分とは別に符
号化する方法を先に提案した。これにより、オーディオ
信号等を聴感上の劣化を殆ど生じさせずに、高い圧縮率
で効率的に符号化することが可能になる。
て、上述のDFTやDCTを使用した場合には、M個のサンプ
ルからなる時間ブロックで変換を行うと、M個の独立な
実数データが得られる。時間ブロック間の接続歪みを軽
減するために、通常、両隣のブロックとそれぞれM1個の
サンプルずつオーバーラップさせるので、平均して、DF
TやDCTでは(M-M1)個のサンプルに対してM個の実数デー
タを量子化して符号化することになる。
して上述のMDCTを使用した場合には、両隣の時間とN個
ずつオーバーラップさせた2M個のサンプルから、独立な
M個の実数データが得られるので、平均して、MDCTで
は、M個のサンプルに対してM個の実数データを量子化し
て符号化することになる。復号装置においては、このよ
うにしてMDCTを用いて得られた符号から、各ブロックに
おいて逆変換を施して得られた波形要素を互いに干渉さ
せながら加え合わせることにより、波形信号を再構成す
ることができる。
ることによって、スペクトルの周波数分解能が高まり、
特定のスペクトル成分にエネルギーが集中する。従っ
て、両隣のブロックと半分ずつオーバーラップさせて長
いブロック長で変換を行い、しかも、得られたスペクト
ル信号の個数が、元の時間サンプルの個数に対して増加
しないMDCTを使用することにより、DFTやDCTを使用した
場合よりも効率の良い符号化を行うことが可能となる。
また、隣接するブロック同士に十分長いオーバーラップ
を持たせることによって、波形信号のブロック間歪みを
軽減することもできる。
ず、正規化および量子化が行われる帯域毎に量子化精度
情報、正規化係数情報を所定のビット数で符号化し、次
に、正規化および量子化されたスペクトル信号を符号化
すれば良い。
は、例えばハフマン符号のような可変長符号を用いる方
法が知られている。ハフマン符号については、例えば、
DavidA. Huffman, "A Method for the Construction of
Minimum - Redundancy Codes",Proceedings of the I.
R.E., pp1098-1101, Sep., 1952に述べられている。
つの符号で表現する多次元の可変長符号を用いる方法が
知られている。一般に多次元の可変長符号を用いる符号
化方法では、符号の次数が大きいほど、圧縮効率の面で
より効率の良い符号化が行える。但し、次数が大きくな
るに従って、符号列表の規模が飛躍的に増加してしまう
ため、実用面での問題が生じる。実際には圧縮効率と符
号列表の規模を考慮しながら目的に応じた最適な次数が
選択される。
と基本周波数の整数倍の周波数成分、いわゆる倍音成分
にエネルギーが集中する場合が多く、その周波数周辺の
スペクトル信号は、いわゆる倍音成分に比べてレベルが
非常に小さいため、0に量子化される確率が大きくな
る。このような信号を効率良く符号化するためには、発
生確率の大きな0に量子化されたスペクトル信号を、可
能な限り少ない情報量で符号化すればよいことになる。
1次元の可変長符号を用いる場合、各々のスペクトル信
号が最短符号長の1ビットで符号化されたとしても、N
本のスペクトルではNビットの情報が必要となる。次数N
の多次元の可変長符号を用いた場合では、N本のスペク
トルを最短符号長の1ビットで符号化することが出来る
ため、前記のような周波数成分を持つ信号に対して効率
の良い符号化が行える。
方法において、符号の次数を大きくすることは、圧縮効
率の面でかなり有利に作用するものの、実用化を考慮し
た場合、際限無く符号の次数を大きくことは不可能であ
る。
化精度情報毎に用意されている。量子化精度が低い場合
は、表現できるスペクトル信号の値が少ないため、次数
を大きくしてもそれほど符号列表の規模は増大しない
が、量子化精度が高い場合は、当然表現できるスペクト
ル信号の値も多くなるため、次数を1つ増加させるだけ
でも、符号列表の規模は著しく増加する。
する。いま、入力信号をMDCT変換し、図1に示すような
スペクトルを得たとする。図1はMDCTのスペクトルの絶
対値を、レベルをdBに変換して示したものである。入力
信号は所定の時間ブロック毎に64個のスペクトル信号
に変換されており、それらが[1]から[8]の8個の
符号化ユニットにまとめられ、正規化および量子化が行
われる。
ニット毎に量子化精度を変化させることにより、音質の
劣化を最小限に押さえ、聴覚的に効率の良い符号化を行
うことが可能である。各符号化ユニットにおいて必要な
量子化精度情報は、例えば、聴覚モデルに基づいて、各
符号化ユニットに対応する帯域での最小可聴レベルやマ
スキングレベルを計算することによって求めることがで
きる。正規化及び量子化されたスペクトル信号は可変長
符号に変換されて、各符号化ユニットに量子化精度情報
及び正規化情報と共に符号化される。
するための図である。量子化精度情報コードを3ビット
で表現する場合、最大8通りの量子化精度情報を設定す
ることが出来る。この例では、1段階、3段階、5段
階、7段階、15段階、31段階、63段階、または1
27段階の8通りのステップ数のどれかで量子化が行わ
れることになる。ここで、1段階のステップに量子化さ
れるというのは、その符号化ユニット内のスペクトル信
号がすべて0の値に量子化されるということを意味す
る。
方法を説明するための図である。スペクトル信号は、符
号化ユニット毎に決められた量子化精度情報に基づいて
量子化され、量子化スペクトルが求められる。量子化ス
ペクトルを符号化する際は、図4に示すような符号列表
を参照することにより、対応する符号列に変換される。
図4から明らかなように、符号列表は量子化精度情報毎
に用意されている。
は、量子化精度情報としてコード”011”が選択され
ている。従って、図4に示すように、7段階のステップ
数で量子化が行われ、量子化されたスペクトル信号の値
(量子化スペクトル)は、周波数が低いほうから順に、
3,−1,2,2となる。これらを図4の量子化精度情
報コードが”011”の符号列表を用いて符号列に変換
すると、それぞれ1110,101,1100,110
0となり、符号長はそれぞれ4,3,4,4となる。
精度情報としてコード”010”が選択されており、こ
の場合、図4に示すように、5段階のステップ数で量子
化が行われる。この例では、量子化スペクトルは周波数
が低いほうから順に、−2,1,0,1となる。これら
を図4の量子化精度情報コードが”010”の符号列表
を用いて符号列に変換すると、それぞれ111,10
0,0,100となり、符号長はそれぞれ3,3,1,
3となる。
精度情報としてコード”001”が選択されており、3
段階のステップ数で量子化が行われ、量子化スペクトル
は0,−1,0,0、符号列は0,11,0,0、そし
て符号長は1,2,1,1となる。
明するための図である。なお、図5には、図3の場合と
同様の符号化ユニットが示されている。
の符号列表として、図6に示すような2次元の符号列表
を用いるとすると、図5における符号化ユニット[3]
の量子化スペクトルは、2本ずつ1つのグループにまと
められて1つの符号列に変換される。従って、4本のス
ペクトル信号の量子化スペクトルである0,−1,0,
0は、(0,−1),(0,0)の2つのグループにま
とめられ、101,0の2つの符号列に変換される。
を、図3に示したように、1次元の可変長符号で符号化
すると、必要な情報量は1+2+1+1=5ビットとな
る。それに対して、図5に示すように、2次元の可変長
符号で符号化すると、その情報量は、3+1=4ビット
となる。すなわち、次数を高くすると、より少ない情報
量で符号化が行えることが判る。
複数の(N本の)のスペクトル信号の量子化スペクトル
を、1つのグループにまとめて、N次元のデータとし、
これを符号列表に従って、可変長符号に符号化すること
で、1次元の可変長符号を用いる場合に較べて、符号長
を短くすることができる。しかしながら、次数(Nの
値)が増加すると、符号列表の規模が著しく増加し、実
用化が困難となる課題があった。
合、量子化精度情報コードが”001”,”01
0”,”110”の場合の符号列表は、図6乃至図8に
示すように、1次元の可変長符号を用いる場合の符号列
表(図4)に比べ、符号列表の規模が増加している。
ものであり、多次元の可変長符号化を用いる場合のよう
に符号列表の規模を大きくすることなく、短い符号長で
符号化を行うことができるようにするものである。
M個の数値の並びを昇順または降順に統一する統一手段
と、統一手段により、並びが昇順または降順に統一され
た数値を符号化する第1の符号化手段と、M個の数値の
並びを元に戻すのに用いられる並べ替え情報を符号化す
る第2の符号化手段と、第1の符号化手段の出力と第2
の符号化手段の出力を含む符号列を生成する符号列生成
手段とを備えることを特徴とする。
力と第2の符号化手段の出力を交互に含むように符号列
を生成することができる。
である場合、並べ替え情報の符号化を行わないことがで
きる。
号列に符号化するができる。
とができる。
ることができる。
を昇順または降順に統一する統一ステップと、統一ステ
ップの処理で、並びが昇順または降順に統一された数値
を符号化する第1の符号化ステップと、M個の数値の並
びを元に戻すのに用いられる並べ替え情報を符号化する
第2の符号化ステップと、第1の符号化ステップの処理
での出力と第2の符号化ステップの処理での出力を含む
符号列を生成する符号列生成ステップとを含むことを特
徴とする。
M個の数値の並びを昇順または降順に統一する統一ステ
ップと、統一ステップの処理で、並びが昇順または降順
に統一された数値を符号化する第1の符号化ステップ
と、M個の数値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替
え情報を符号化する第2の符号化ステップと、第1の符
号化ステップの処理での出力と第2の符号化ステップの
処理での出力を含む符号列を生成する符号列生成ステッ
プとを含むことを特徴とする。
の並びを昇順または降順に統一する統一ステップと、統
一ステップの処理で、並びが昇順または降順に統一され
た数値を符号化する第1の符号化ステップと、M個の数
値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替え情報を符号
化する第2の符号化ステップと、第1の符号化ステップ
の処理での出力と第2の符号化ステップの処理での出力
を含む符号列を生成する符号列生成ステップとを含む処
理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
録媒体のプログラム、並びに第1のプログラムにおいて
は、M個の数値の並びが昇順または降順に統一され、並
びが昇順または降順に統一された数値が符号化され、M
個の数値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替え情報
が符号化され、数値の符号列と並べ替え情報の符号列を
含む符号列が生成される。
順に統一されたM個の数値が一つのグループにまとめら
れて符号化された第1の符号列と、M個の数値の並びを
元に戻すための並べ替え情報の第2の符号列とを含む符
号列を入力する入力手段と、第1の符号列を復号する第
1の復号手段と、第2の符号列を復号する第2の復号手
段と、第1の復号手段により復号されたM個の数値の並
びを、第2の復号手段により復号された並べ替え情報に
基づいて、元に戻す並べ替え手段とを備えることを特徴
とする。
が交互に含まれる符号列を入力することができる。
順に統一されたM個の数値が一つのグループにまとめら
れて符号化された第1の符号列と、M個の数値の並びを
元に戻すための並べ替え情報の第2の符号列とを含む符
号列を入力する入力ステップと、第1の符号列を復号す
る第1の復号ステップと、第2の符号列を復号する第2
の復号ステップと、第1の復号ステップの処理で復号さ
れたM個の数値の並びを、第2の復号ステップの処理で
復号された並べ替え情報に基づいて、元に戻す並べ替え
ステップとを含むことを特徴とする。
並びを昇順または降順に統一されたM個の数値が一つの
グループにまとめられて符号化された第1の符号列と、
M個の数値の並びを元に戻すための並べ替え情報の第2
の符号列とを含む符号列を入力する入力ステップと、第
1の符号列を復号する第1の復号ステップと、第2の符
号列を復号する第2の復号ステップと、第1の復号ステ
ップの処理で復号されたM個の数値の並びを、第2の復
号ステップの処理で復号された並べ替え情報に基づい
て、元に戻す並べ替えステップとを含むことを特徴とす
る。
または降順に統一されたM個の数値が一つのグループに
まとめられて符号化された第1の符号列と、M個の数値
の並びを元に戻すための並べ替え情報の第2の符号列と
を含む符号列を入力する入力ステップと、第1の符号列
を復号する第1の復号ステップと、第2の符号列を復号
する第2の復号ステップと、第1の復号ステップの処理
で復号されたM個の数値の並びを、第2の復号ステップ
の処理で復号された並べ替え情報に基づいて、元に戻す
並べ替えステップとを含む処理をコンピュータに実行さ
せることを特徴とする。
媒体のプログラム、並びに第2のプログラムにおいて
は、並びを昇順または降順に統一されたM個の数値が一
つのグループにまとめられて符号化された第1の符号列
と、M個の数値の並びを元に戻すための並べ替え情報の
第2の符号列とを含む符号列が入力され、第1の符号列
が復号され、第2の符号列が復号され、復号されたM個
の数値の並びが、復号された並べ替え情報に基づいて、
元に戻される。
装置の構成例を示している。
1は変換回路1によって信号周波数成分102に変換さ
れた後、信号成分符号化回路2によって各成分が符号化
され、符号列生成回路3によって符号列が生成されるよ
うになされている。この符号列は所定の伝送路に伝送さ
れたり、情報記録媒体4に記録される。
る。
に分割された信号成分211,212が、それぞれの帯
域においてMDCT等の順スペクトル変換回路12,13に
よって、スペクトル信号成分221,222に変換され
るようになされている。信号211,212の帯域幅
は、信号201の帯域幅の1/2となっている(信号2
01の1/2に間引かれている)。
図10の221,222は図9の102に、それぞれ対
応している。
数考えられる。例えば、入力信号を、MDCTによってスペ
クトル信号に直接変換しても良いし、MDCTではなく、DF
TやDCTによって変換しても良い。
に分割するだけで、スペクトルに変換しないで処理する
ことも可能であるが、本発明の方法は特定の周波数にエ
ネルギーが集中する場合に特に有効に作用するので、多
数の周波数成分が比較的少ない演算量で得られるスペク
トル変換によって周波数成分に変換する方法をとると都
合が良い。
を示している。
って所定の帯域毎に正規化が施された後、信号302と
して量子化回路22に入力され、量子化精度決定回路2
3によって計算された量子化精度信号303に基づいて
量子化され、信号304として出力されるようになされ
ている。図11の301は、図9の102に、図11の
304は、図9の103に、それぞれ対応しているが、
ここで、304(103)には、量子化された信号成分
に加え、正規化係数情報や量子化精度情報も含まれてい
る。
している。
まとめられたスペクトル信号の量子化スペクトル401
の並びを、必要に応じて並べ替え、昇順または降順に統
一した後、それを、符号化部32を制御して符号化させ
る。
ニット[3]の量子化スペクトルは、(0,−1)と
(0,0)の2つのグループにまとめられたが、例え
ば、(0,−1)は、0>−1であるので、その並び
は、降順である。すなわち、並びを昇順に統一する場
合、(0,−1)は、(−1,0)に並べ替えられて符
号化される。
て、量子化スペクトル401の元の並びを表す並べ替え
情報を符号化させる。
て1つのグループにまとめられたM個の量子化スペクト
ルを符号化する。符号化部33は、所定の符号列表を利
用して並べ替え情報を符号化する。
子化スペクトルの符号列)402、および符号化部33
により生成された符号列(並べ替え情報の符号列)40
3は、所定の伝送路、または情報記録媒体4に出力され
る。
に、図12の402,403は、図9の104に、それ
ぞれ対応している。
る。音響波形信号101(201)は、変換回路1の帯
域分割フィルタ11(図10)に入力され、より低い周
波数の信号成分211と、より高い周波数の信号成分2
12とに分割される。より低い周波数の信号成分211
は、順スペクトル変換回路12に入力され、スペクトル
信号成分221に変換される。同様に、より高い周波数
の信号成分212は、順スペクトル変換回路13に入力
され、スペクトル信号成分222に変換され、出力され
る。
スペクトル変換回路12は、より低い周波数のスペクト
ル信号をユニット化し、符号化ユニット[1]乃至
[6]を生成する。また、順スペクトル変換回路13
は、より高い周波数のスペクトル信号成分をユニット化
し、符号化ユニット[7],[8]を生成する。
されたスペクトル信号成分221,222(102)
は、信号成分符号化回路2の正規化回路21(図11)
と量子化精度決定回路23に入力される。正規化回路2
1は、符号化ユニット内の複数のスペクトル信号成分の
うち、その最大値で各信号の値を割算することにより、
正規化を行い、得られた正規化係数302を量子化回路
22に供給する。
ットに対応する帯域での最小可聴レベルやマスキングレ
ベルを演算することで、入力されたスペクトル信号成分
の量子化精度を符号化ユニット単位で決定する。量子化
回路22は、量子化精度決定回路23より供給された量
子化精度303で、正規化回路21より供給された正規
化係数302を量子化し、得られた量子化スペクトル3
04(103)を符号列生成回路3に供給する。
04を符号列に変換するが、その処理の詳細を、図13
のフローチャートを参照して説明する。
の制御部31は、1つのグループにまとめられたM本の
スペクトル信号の量子化スペクトルを調べ、すべてが同
じ値であるか否かを判定し、すべてが同じ値ではないと
判定した場合、ステップS2に進む。
順または降順になるように、M個の量子化スペクトルを
並べ替える。すなわち、この処理により、M個の量子化
スペクトルの並びは、昇順または降順に統一される。
は、符号化部32を制御して、並びが昇順または降順に
統一されたM個の量子化スペクトルを、M次元の可変長
符号で符号化させる。
長符号がなされる場合(M=2の場合)、符号化部32
は、図14に示すような符号列表を参照することによ
り、2個の量子化スペクトルを、それに対応する符号列
に変換する。
01”の場合の符号列表、”010”の場合の符号列
表、および”011”の場合の符号列表が示されている
が、それらの符号列表には、6語の符号列、15語の符
号列、および28語の符号列が用意されている。
れた2個の量子化スペクトルは、昇順に並べ換えられる
ので(ステップS2)、降順に並ぶ量子化スペクトルは
符号化されない。従って、図14の符号列表には、降順
に並ぶ量子化スペクトルのパターンに対応する符号列は
含まれていない。このように、1つのグループにまとめ
られた量子化スペクトルの並びを、例えば、昇順に統一
することにより、降順のパターンに対応する符号列を用
意する必要がなくなるので、符号列表の規模を、その分
小さくすることができる。
は、昇順または降順の両方のパターンに対応する符号列
を用意しなければならないので、符号列表の規模が大き
くなる。例えば、2次元の可変長符号における量子化精
度情報コードが”001”の場合の符号列表には、図6
に示した9語の符号列を用意し、”010”の場合の符
号列表には、図7に示した25語の符号列を用意し、そ
して”011”の場合の符号列表には、図8に示した4
9語の符号列を用意する必要がある。
合、量子化精度情報コードが”001”および”01
0”のとき、本発明の符号列表の大きさは、15語およ
び70語であるが、従来の場合、81語および625語
となる。
御部31は、符号化部33を制御して、例えば、図15
に示すような符号列表に従って符号化させる。
変長符号がなされる場合(M=2の場合)に用いられる
符号列表を表している。
られた2個の量子化スペクトルのうち、一方より小さい
量子化スペクトルを表し、Bは、Aより大きい量子化ス
ペクトルを表している。すなわち、並べ替え前におい
て、(A,B)と表すことができ、並べ替え後におい
て、(A,B)と表すことができるとき、並べ替え情報
は”0”とされ、1ビットで符号化される。
表すことができ、並べ替え後において、(A,B)と表
すことができるとき、並べ替え情報は、”1”とされ、
1ビットで符号化される。
次元の可変長符号がなされる場合、結局、図14に示し
た符号列表の他、図15の符号列表が必要になるが、図
15の符号列表の大きさは2語であるので、両方の符号
列表を合わせても、従来に比べ小規模な符号列表で符号
化を行うことができる。
がすべて同じ値であると判定された場合(大小関係が存
在しない場合)、ステップS5に進み、制御部3は、符
号化部32を制御して、それぞれ同じ値のM個の量子化
スペクトルを、M次元の可変長符号で符号化させる。
符号がなされる場合、符号化部32は、ステップS3に
おける場合と同様に、図14に示す符号列表を参照する
ことにより、2個の量子化スペクトルを、それに対応す
る符号列に変換する。
たとき、またはステップS5で、値が同じM個の量子化
スペクトルが符号化されたとき、処理は終了し、次のグ
ループのM個の量子化スペクトルに対してステップS1
乃至ステップS5の処理が同様に実行させる。
ドが”010”の、16本のスペクトル信号が存在する
符号化ユニット(図1の例では、[7]または[8]の
符号化ユニット)を例として、上述した符号列生成回路
3の動作を再度説明する。なお、この例の場合、符号化
ユニットのスペクトル信号は、2(=M)本ずつ1つの
グループにまとめられ、その並びは昇順に統一されるも
のとする。
号の量子化スペクトル(2,−1)を符号化する場合に
おいて、それらは同じ値ではないので(ステップS
1)、昇順に並べ替えられ(ステップS2)、(−1,
2)を1つのまとまりとして、図14の符号列表に基づ
き、7ビットの”1111101”に符号化される(ス
テップS3)。そしてそれに続いて並べ替え情報が、図
15の符号列表に基づき符号化される。この場合、並べ
替え前において、(B(=2),A(=−1))と表す
ことができ、並べ替え後において、(A(=−1),B
(=2))と表すことができるので、並べ替え情報は”
1”とされ、1ビットで符号化される。
0)は、それぞれ同じ値(=0)であるので(ステップ
S1)、並べ替え(ステップS2)および並べ替え情報
の符号化(4)は行われず、図14の符号列表に基づ
き、1ビットの”0”に符号化される(ステップS
5)。
図16に示す符号化ユニットは、本発明において、7ビ
ットの”1111101”((−1,2)の符号列)お
よび1ビットの”1”(並べ替え情報の符号列)、1ビ
ットの”0”((0,0)の符号列)、3ビットの”1
00”((0,1)の符号列)および1ビットの”1”
(並べ替え情報の符号列)、7ビットの”111110
0”((−2,−1)の符号列)および1ビットの”
0”(並べ替え情報の符号列)、1ビットの”0”
((0,0)の符号列)、5ビットの”11100”
((0,2)の符号列)および1ビットの”0”(並べ
替え情報の符号列)、5ビットの”11011”((−
1,−1)の符号列)、並びに5ビットの”1110
0”((0,2)の符号列)および1ビットの”0”
(並べ替え情報の符号列)に符号化されるので、その符
号長は、39(=8+1+4+8+1+6+5+6)と
なる。なお、従来の2次元の可変長符号は、図17に示
すように、39ビットとなる。
された符号列から音響信号を復号、出力する復号装置の
構成例を示す。
から再生された符号列501から符号列分解回路41に
よって各信号成分の符号が抽出され、それらの符号50
2から信号成分復号化回路42によって各信号成分50
3が復号された後、逆変換回路43によって音響波形信
号504が生成、出力されるようになされている。
示している。
号列分解回路41に入力された符号化ユニットの符号列
601から読み取った、量子化スペクトルの符号列(正
確には、その並びが昇順または降順に統一されたM個の
量子化スペクトルの符号列)を復号させる。なお、M
は、符号化の際に1つのグループにまとめられた量子化
スペクトルの数を示す。
て、符号化ユニットの符号列601から読み取った並べ
替え情報の符号列を復号させ、その並べ替え情報に基づ
いて、量子化スペクトルの並びを元に戻し、信号成分復
号化回路42に出力する。
9の602は図18の502に、それぞれ対応してい
る。
ている。これは図9の変換回路1に対応したもので、逆
スペクトル変換回路61,62によって信号701,7
02から得られた各帯域の信号711,712が、帯域
合成フィルタ63によって合成され、信号721として
出力されるようになされている。図20の701,70
2は図18の503に、図20の721は図18の50
4に、それぞれ対応している。
符号列分解回路41は、図21のフローチャートに示す
ように、符号列分解処理を行う。
部51は、復号部52を制御して、符号化ユニットの符
号列から読み取った、1つのグループにまとめられたM
の量子化スペクトルの符号列(その並びが昇順または降
順に統一されたM個の量子化スペクトルの符号列)を復
号させる。
1は、ステップS21での復号により得られた符号が、
すべて同じあるか否かを判定し、同じではないと判定し
た場合、ステップS23に進む。
復号部53を制御して、M個の量子化スペクトルの符号
列に続いて入力される並べ替え情報の符号列を復号さ
せ、ステップS24において、その並べ替え情報に基づ
いて、ステップS21で得られた符号の順番を並べ替え
る。
ているので、例えば、”1”の並べ替え情報が得られた
場合、(A,B)を(B,A)に並べ替え、”0”の並
べ替え情報が得られた場合、並べ替えを行わない。
れた符号が、すべて同じであると判定されたとき、また
はステップS24で並べ替え情報に基づく並べ替えが行
われたとき、処理が終了し、次に入力される量子化スペ
クトルの符号列に対して、ステップS21以降の処理が
同様に行われる。
り抽出された符号502(図18)は、信号成分復号化
回路42に入力され、復号される。この信号成分復号化
回路42は、図9に示す信号成分符号化回路2と逆の処
理を行う。
された信号503は、そのより低い周波数のスペクトル
信号成分701が、逆スペクトル変換回路61に入力さ
れ、より高い周波数のスペクトル信号成分702が、逆
スペクトル変換回路62に入力される。逆スペクトル変
換回路61と62は、それぞれ入力されたスペクトル信
号成分701,702を、時間軸上の音響信号711,
712に変換し、帯域合成フィルタ63に出力する。帯
域合成フィルタ63は、より低い周波数の音響信号71
1と、より高い周波数の音響信号712を合成し、合成
された音響信号721(504)として出力する。
割フィルタにかけた信号をMDCTによりスペクトル変換し
たものを用い、また、帯域合成回路として、逆MDCT(IMD
CT)により逆スペクトル変換したものを帯域合成フィル
タにかけたものを用いた実施例について説明を行った
が、もちろん、帯域分割フィルタ、帯域合成フィルタを
用いずに、MDCT変換、IMDCT変換を直接行うようにして
も良い。また、スペクトル変換の種類としては、MDCTに
限らず、DFT、DCT等を用いても良い。
なくても、帯域分割フィルタ、帯域合成フィルタのみに
よって帯域分割、帯域合成を行うようにしても良い。こ
の場合、フィルタによって分割された帯域、またはそれ
らの帯域を複数個まとめた帯域を符号化ユニットとす
る。しかし、MDCT等のスペクトル変換を行い、多数のス
ペクトル信号に変換してから、実施例を用いて説明した
ように符号化ユニットを構成することによって、本発明
の方法を効率良く適用することができる。
理する場合について説明を行ったが、本発明の方法は他
の種類の信号に対しても適用することができ、例えば画
像信号にも適用することが可能である。
長符号による方法と組み合わせて使うことも可能であ
る。例えば、量子化精度が低い、すなわち量子化ステッ
プ数が小さい場合においては従来の方法によって、2次
元あるいは4次元の符号列表を用いて符号化を行い、量
子化精度が高い、すなわち量子化ステップ数が大きい場
合においては符号列表の規模を考慮し、本発明による方
法を用いて符号化を行うようにすれば、より効果的であ
る。
アにより実現させることもできるが、ソフトウエアによ
り実現させることもできる。一連の処理をソフトウエア
により実現する場合には、そのソフトウエアを構成する
プログラムがコンピュータにインストールされ、そのプ
ログラムがコンピュータで実行されることより、上述し
た符号化装置および復号装置が機能的に実現される。
復号装置として機能するコンピュータ101の一実施の
形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Pro
cessing Unit)111にはバス115を介して入出力イ
ンタフェース116が接続されており、CPU111は、
入出力インタフェース116を介して、ユーザから、キ
ーボード、マウスなどよりなる入力部118から指令が
入力されると、例えば、ROM(Read Only Memory)11
2、ハードディスク114、またはドライブ120に装
着される磁気ディスク131、光ディスク132、光磁
気ディスク133、若しくは半導体メモリ134などの
記録媒体に格納されているプログラムを、RAM(Random
Access Memory)113にロードして実行する。これに
より、上述した各種の処理(例えば、図13,21のフ
ローチャートにより示される処理)が行われる。さら
に、CPU111は、その処理結果を、例えば、入出力イ
ンタフェース116を介して、LCD(Liquid Crystal Di
splay)などよりなる出力部117に必要に応じて出力
する。なお、プログラムは、ハードディスク114やRO
M112に予め記憶しておき、コンピュータ101と一
体的にユーザに提供したり、磁気ディスク131、光デ
ィスク132、光磁気ディスク133,半導体メモリ1
34等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、
ネットワーク等から通信部119を介してハードディス
ク114に提供することができる。
提供されるプログラムを記述するステップは、記載され
た順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必
ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個
別に実行される処理をも含むものである。
記録媒体のプログラム、並びに第1のプログラムによれ
ば、M個の数値の並びを昇順または降順に統一し、並び
が昇順または降順に統一された数値を符号化し、M個の
数値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替え情報を符
号化し、数値の符号列と並べ替え情報の符号列を含む符
号列を生成するようにしたので、例えば、符号列表の規
模をあまり増大させることなく、圧縮効率の高い符号化
を行うことができる。
媒体のプログラム、並びに第2のプログラムによれば、
並びを昇順または降順に統一されたM個の数値が一つの
グループにまとめられて符号化された第1の符号列と、
M個の数値の並びを元に戻すための並べ替え情報の第2
の符号列とを含む符号列を入力し、第1の符号列を復号
し、第2の符号列を復号し、復号されたM個の数値の並
びを、復号された並べ替え情報に基づいて、元に戻すよ
うにしたので、例えば、符号列表の規模をあまり増大さ
せることなく、圧縮効率の高い符号化を行うことができ
る。
る。
る。
を説明する図である。
号化方法を説明する図である。
である。
す図である。
す図である。
ロック図である。
ある。
ロック図である。
ク図である。
ートである。
ある。
図である。
る。
である。
ロック図である。
ック図である。
図である。
ートである。
図である。
列生成回路, 4 情報記録媒体, 11 帯域分割フ
ィルタ, 12 順スペクトル変換回路, 13 順ス
ペクトル変換回路, 21 正規化回路, 22 量子
化回路, 23量子化精度決定回路, 31 制御部,
32 符号化部, 33 符号化部, 41 符号列
分解回路, 42 信号成分復号化回路, 43 逆変
換回路, 51 制御部, 52 復号部, 53 復
号部, 61,62 逆スペクトル変換回路, 63
帯域合成フィルタ
Claims (14)
- 【請求項1】 数値列を構成する数値を、M個ずつ1つ
のグループにまとめて符号化する符号化装置において、 M個の前記数値の並びを昇順または降順に統一する統一
手段と、 前記統一手段により、並びが昇順または降順に統一され
た前記数値を符号化する第1の符号化手段と、 M個の前記数値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替
え情報を符号化する第2の符号化手段と、 前記第1の符号化手段の出力と前記第2の符号化手段の
出力を含む符号列を生成する符号列生成手段とを備える
ことを特徴とする符号化装置。 - 【請求項2】 前記符号列生成手段は、前記第1の符号
化手段の出力と前記第2の符号化手段の出力を交互に含
むように符号列を生成することを特徴とする請求項1に
記載の符号化装置。 - 【請求項3】 前記第2の符号化手段は、M個の前記数
値が同じ値である場合、並べ替え情報の符号化を行わな
いことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 【請求項4】 前記第1の符号化手段は、前記数値を、
可変長の符号列に符号化することを特徴とする請求項1
に記載の符号化装置。 - 【請求項5】 前記可変長の符号列は、ハフマン符号よ
りなることを特徴とする請求項4に記載の符号化装置。 - 【請求項6】 前記数値列は、量子化された音響波形信
号であることを特徴とする請求項1に記載の符号化装
置。 - 【請求項7】 数値列を構成する数値を、M個ずつ1つ
のグループにまとめて符号化する符号化装置の符号化方
法において、 M個の前記数値の並びを昇順または降順に統一する統一
ステップと、 前記統一ステップの処理で、並びが昇順または降順に統
一された前記数値を符号化する第1の符号化ステップ
と、 M個の前記数値の並びを元に戻すのに用いる並べ替え情
報を符号化する第2の符号化ステップと、 前記第1の符号化ステップの処理での出力と前記第2の
符号化ステップの処理での出力を含む符号列を生成する
符号列生成ステップとを含むことを特徴とする符号化方
法。 - 【請求項8】 数値列を構成する数値を、M個ずつ1つ
のグループにまとめて符号化する符号化装置のプログラ
ムであって、 M個の前記数値の並びを昇順または降順に統一する統一
ステップと、 前記統一ステップの処理で、並びが昇順または降順に統
一された前記数値を符号化する第1の符号化ステップ
と、 M個の前記数値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替
え情報を符号化する第2の符号化ステップと、 前記第1の符号化ステップの処理での出力と前記第2の
符号化ステップの処理での出力を含む符号列を生成する
符号列生成ステップとを含むことを特徴とするコンピュ
ータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録
媒体。 - 【請求項9】 数値列を構成する数値を、M個ずつ1つ
のグループにまとめて符号化する符号化装置のプログラ
ムであって、 M個の前記数値の並びを昇順または降順に統一する統一
ステップと、 前記統一ステップの処理で、並びが昇順または降順に統
一された前記数値を符号化する第1の符号化ステップ
と、 M個の前記数値の並びを元に戻すのに用いられる並べ替
え情報を符号化する第2の符号化ステップと、 前記第1の符号化ステップの処理での出力と前記第2の
符号化ステップの処理での出力を含む符号列を生成する
符号列生成ステップとを含む処理をコンピュータに実行
させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項10】 並びを昇順または降順に統一されたM
個の数値が一つのグループにまとめられて符号化された
第1の符号列と、前記M個の数値の並びを元に戻すため
の並べ替え情報の第2の符号列とを含む符号列を入力す
る入力手段と、 前記第1の符号列を復号する第1の復号手段と、 前記第2の符号列を復号する第2の復号手段と、 前記第1の復号手段により復号されたM個の数値の並び
を、前記第2の復号手段により復号された前記並べ替え
情報に基づいて、元に戻す並べ替え手段とを備えること
を特徴とする復号装置。 - 【請求項11】 前記入力手段は、前記第1の符号列と
前記第2の符号列が交互に含まれる符号列を入力するこ
とを特徴とする請求項10に記載の復号装置。 - 【請求項12】 並びを昇順または降順に統一されたM
個の数値が一つのグループにまとめられて符号化された
第1の符号列と、前記M個の数値の並びを元に戻すため
の並べ替え情報の第2の符号列とを含む符号列を入力す
る入力ステップと、 前記第1の符号列を復号する第1の復号ステップと、 前記第2の符号列を復号する第2の復号ステップと、 前記第1の復号ステップの処理で復号されたM個の数値
の並びを、前記第2の復号ステップの処理で復号された
前記並べ替え情報に基づいて、元に戻す並べ替えステッ
プとを含むことを特徴とする復号方法。 - 【請求項13】 並びを昇順または降順に統一されたM
個の数値が一つのグループにまとめられて符号化された
第1の符号列と、前記M個の数値の並びを元に戻すため
の並べ替え情報の第2の符号列とを含む符号列を入力す
る入力ステップと、 前記第1の符号列を復号する第1の復号ステップと、 前記第2の符号列を復号する第2の復号ステップと、 前記第1の復号ステップの処理で復号されたM個の数値
の並びを、前記第2の復号ステップの処理で復号された
前記並べ替え情報に基づいて、元に戻す並べ替えステッ
プとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可
能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 【請求項14】 並びを昇順または降順に統一されたM
個の数値が一つのグループにまとめられて符号化された
第1の符号列と、前記M個の数値の並びを元に戻すため
の並べ替え情報の第2の符号列とを含む符号列を入力す
る入力ステップと、 前記第1の符号列を復号する第1の復号ステップと、 前記第2の符号列を復号する第2の復号ステップと、 前記第1の復号ステップの処理で復号されたM個の数値
の並びを、前記第2の復号ステップの処理で復号された
前記並べ替え情報に基づいて、元に戻す並べ替えステッ
プとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴
とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001181142A JP2002374171A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
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