JP3472856B2 - 気化器のオートチョーク装置 - Google Patents

気化器のオートチョーク装置

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JP3472856B2
JP3472856B2 JP25336093A JP25336093A JP3472856B2 JP 3472856 B2 JP3472856 B2 JP 3472856B2 JP 25336093 A JP25336093 A JP 25336093A JP 25336093 A JP25336093 A JP 25336093A JP 3472856 B2 JP3472856 B2 JP 3472856B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動二輪車や
スクーター等のエンジンに付設された気化器のオートチ
ョーク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンに付設された気化器のオートチ
ョーク装置とは、周知のように、エンジン温度が低温時
には、燃料を濃くしてエンジンの始動性を良くし、ま
た、エンジン温度が上昇してきたら、自動的に正常(所
定)の燃料と空気との混合比に戻して、適正なエンジン
回転数にするための装置である。
【0003】具体的には、アクセルレバー等の操作によ
り気化器を構成するスロットルバルブを開閉駆動して、
燃料と空気との混合気の量を増減させる主空気通路に対
して、エンジン温度が低温時には、前記主空気通路をバ
イパスするバイパス通路に設けたスタータバルブと、バ
イパス通路に連通する補助燃料通路に設けたニードルと
を自動的に開いて、通常よりも濃い混合気をエンジンに
送り込んでエンジンの始動性を良くし、また、エンジン
温度が上昇し適正の温度になると、前記スタータバルブ
によってバイパス通路を自動的に閉じるとともに、前記
ニードルによって補助燃料通路を自動的に閉じて、正常
(所定)の燃料と空気との混合比に戻して、適正なエン
ジン回転数に戻すようにしている。
【0004】図7は従来一般の気化器の概略を示したも
ので、20は気化器本体、21は主空気通路、22はこ
の主空気通路21をバイパスするバイパス通路、23は
主空気通路21に設けたスロットルバルブ、24はバイ
パス通路22に連通する補助燃料通路、25,26はエ
ンジン温度の低温時に自動的に気化器を構成するバイパ
ス通路22と補助燃料通路24を開き、エンジン温度が
上昇してきたらこれらを閉じるように作動するオートチ
ョーク装置を構成するスタータバルブとニードルであ
る。なお、図7には前記主空気通路21に設けた主燃料
通路の図示を省略してある。
【0005】前記スタータバルブ25とニードル26
は、サーモエレメント27を構成するピストン27aで
押動される移動部材28の先端に取り付けられ、このサ
ーモエレメント27および移動部材28はケース29に
収納されている。30は前記移動部材28を押し戻すリ
ターンスプリング、31はサーモエレメント27の後述
する熱膨張体側に当接され通電によって加熱し加熱によ
って電気抵抗が大になって通電が止まるサーミスタであ
り、32はこのサーミスタ31に接続した配線コード
で、その先端に取り付けたコネクタ33が図示しない電
気回路に接続されるようになっている。
【0006】図8は前記サーモエレメント27を詳細に
示した断面図であり、27bはケース27cに内蔵され
たパラフィンや銅粉の混合物よりなり熱膨張・収縮する
熱膨張体(ワックス)、27dはこの熱膨張体27bを
ケース27c内に封塞するニトリルゴム等で作られたダ
イアフラム、27eはこのダイアフラム27dを介して
前記ケース27cの開口部に連結したガイド筒体27f
に内蔵された流動体、27aはガイド筒体27fに移動
自在に挿入したピストン、27gは前記ガイド筒体27
fとピストン27aとの間に設けたパッキング、27h
は前記パッキング27gとガイド筒体27fおよびピス
トン27aとの間に設けたバックアップリング、27i
は前記ガイド筒体27fとピストン27aと間に設けた
ピストン27aの揺れ止め用のブッシングである。
【0007】図9は前記のようなオートチョーク装置3
4を気化器本体20の上面20aに取り付けた側面図で
あり、40はオートチョーク装置34に取り付けた保温
カバーである。図10はこのオートチョーク装置34を
気化器本体20に付設した状態で自動二輪車やスクータ
35に搭載したエンジン36に取り付けた側面図であ
り、37は気化器本体20に取り付けたエアクリーナで
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のオートチョ
ーク装置34は、下方から上方に向かって順次、ニード
ル26とスタータバルブ25と移動部材28とサーモエ
レメント27とサーミスタ31とがI字型のケース29
に収納されて構成されているので、その背丈が高くな
り、この背丈が高いオートチョーク装置34が、図9に
示すように、気化器本体20の上面20aに垂直に取り
付けられ、さらに保温カバー40がオートチョーク装置
34の上方から取り付けられるため、気化器本体20の
上方に比較的に大きな空間を確保しなければならない、
といった問題があった。
【0009】また、現在の自動二輪車やスクータ35
は、これに搭載したエンジン36と気化器本体20およ
びこれに取り付けられたオートチョーク装置34がシー
ト38の下方に配設されているため、シート38の下方
にヘルメット等を入れる物入れ39を設けようとする
と、前記背丈の高いオートチョーク装置34が前記物入
れ39の邪魔になるとともに、オートチョーク装置34
を取り付けた気化器本体20をコンパクトにすることが
できないので、自動二輪車やスクータ35をコンパクト
に設計することが困難になり、デザインの自由度を犠牲
にしている。
【0010】また、オートチョーク装置34の特にサー
モエレメント部分の保温性が悪いと、エンジンの再始動
時すなわちエンジンを切って数分後に再度エンジンを始
動した時等にエンジンが温まっているにも関わらずに、
前記サーモエレメントの熱膨張体が収縮しているので、
前記オートチョーク装置34を構成するスタータバルブ
25とニードル26が前記バイパス通路22と補助燃料
通路24を開くように作動しているので、逆にエンジン
の始動性が悪くなる、といった問題があった。
【0011】
【問題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の気化器のオートチョーク装置
は、ほぼ逆L字型のケース本体2ント3と、このサー
モエレメント3の下端部の熱膨張体3a側に当接され通
電によと、このほぼ逆L字型のケース本体2の垂直部2
aに収納された、サーモエレメって加熱し加熱によって
電気抵抗が大になって通電が止まるサーミスタ4と、前
記熱膨張体3aの熱膨張によってサーモエレメント3の
上端から突出するピストン3bと、前記ケース本体2の
上端部から側方部2bに収納された、前記ピストン3b
で一端部6aが押上げられ他端部6bが下動するよう支
持されたリンク6と、このリンク6の他端部6bで押下
げられて下動する移動部材7と、この移動部材7の下端
に設けた、気化器9の主空気通路に連通したバイパス通
路8に気化器9の上端9a側から挿入され、前記移動部
材7の下動により前記バイパス通路8を塞ぐスタータバ
ルブ10と補助燃料通路11を塞ぐニードル12とより
構成され、前記サーモエレメント3の上端から突出する
ピストン3bとリンク6の一端部6aのそれぞれの当接
面あるいはリンク6の他端部6bと移動部材7のそれぞ
れの当接面の形状を変えることにより、サーモエレメン
ト3のピストン3bの上動ストロークと、前記リンク6
の他端 部で押下げられて下動する前記移動部材7の下動
ストロークとの関係が、直線的あるいは種々の曲線的に
変えられるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】 また、請求項2に係る発明の気化器のオー
トチョーク装置1は、ほぼ逆L字型のケース本体2ント
3と、このサーモエレメント3の下端部の熱膨張体3a
側に当接され通電によと、このほぼ逆L字型のケース本
体2の垂直部2aに収納された、サーモエレメって加熱
し加熱によって電気抵抗が大になって通電が止まるサー
ミスタ4と、前記熱膨張体3aの熱膨張によってサーモ
エレメント3の上端から突出するピストン3bと、前記
ケース本体2の上端部から側方部2bに収納された、前
記ピストン3bで一端部6aが押上げられ他端部6bが
下動するよう支持されたリンク6と、このリンク6の他
端部6bで押下げられて下動する移動部材7と、この移
動部材7の下端に設けた、気化器9の主空気通路に連通
したバイパス通路8に気化器9の上端9a側から挿入さ
れ、前記移動部材7の下動により前記バイパス通路8を
塞ぐスタータバルブ10と補助燃料通路11を塞ぐニー
ドル12とより構成され、前記リンク6が回動自在に支
持された支持位置を変えることにより、サーモエレメン
ト3のピストン3bの上動ストロークと、前記リンク6
の他端部6bで押下げられて下動する移動部材7の下動
ストロークとのストローク比を変えるように構成したこ
とを特徴とするものである
【0013】
【作用】この発明の気化器のオートチョーク装置1は、
前記のように構成することにより、エンジンの始動前に
は、図示しない主空気通路に設けたスロットルバルブが
閉じており、気化器のオートチョーク装置1を構成する
サーモエレメント3の下端部の熱膨張体3aが収縮して
いるので、サーモエレメント3のピストン3bが没入し
て、前記リンク6の一端部6aが下がって他端部6bが
上がり、気化器9の主空気通路に連通したバイパス通路
8を前記スタータバルブ10が開くとともに、ニードル
12が補助燃料通路11を開いている。従って、エンジ
ンの始動時には、主空気通路に設けられたスロットルバ
ルブの開閉を行わなくても、前記バイパス通路8内で燃
料と空気が混合され通常よりも濃い混合気をエンジンに
送り込んで、エンジンの始動性を良くしている。
【0014】 エンジンの始動時にはキースイッチが入れ
られるので、前記サーモエレメント3の下端部の熱膨張
体3a側に当接されたサーミスタ4に通電し、このサー
ミスタ4が加熱してサーモエレメント3の下端部の熱膨
張体3aが熱膨張すると、サーモエレメント3の上端か
らピストン3bが突出し、このピストン3bが上動する
と、前記リンク6の一端部6aが押上げられて他端部6
bが押下げられ、この他端部6bによって移動部材7が
押下げられると、この移動部材7の下端に設けられたス
タータバルブ10によってバイパス通路8が塞がれると
ともに、ニードル12によって補助燃料通路11も塞が
れて、自動的に燃料と空気の混合比を適正に戻して、エ
ンジンの回転数は正常に戻り、エンジンがアイドリング
状態となる。このエンジンがアイドリング状態となる時
期には、前記サーミスタ4の加熱によりその電気抵抗が
大きくなって、このサーミスタ4への通電量は極めて少
なくなるか、あるいは遮断される。
【0015】 また、請求項1に係る発明のように、前記
サーモエレメント3の上端から突出するピストン3bと
リンク6の一端部6aのそれぞれの当接面、すなわち、
前記サーモエレメント3のピストン3bとリンク6の一
端部6aの下面6a′の形状、あるいはリンク6の他端
部6bの下面と移動部材7の上端面との形状を変えるこ
とにより、前記サーモエレメント3のピストン3bの上
動ストロークと、前記リンク6の他端部6bで押下げら
れて下動する移動部材7の下動ストロークとの関係を、
直線的あるいは種々の曲線的に変えることができる。
【0016】 また、請求項2に係る発明のように、前記
リンク6の支軸13の支持位置を変えることにより、サ
ーモエレメント3の上端から突出するピストン3bの上
動ストロークと、前記リンク6の他端部6bで押下げら
れて下動する移動部材7の下動ストロークとのストロー
ク比を変えることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面に従ってこの発明の気化器のオー
トチョーク装置の好適な実施例について詳細に説明する
が、この発明はこの実施例により何ら限定されるもので
はない。図1はこの気化器のオートチョーク装置の縦断
面図、図2はこのオートチョーク装置の作動前の状態
を、図3は同作動後の状態を示すもので、この発明の気
化器のオートチョーク装置1は、以下に説明するように
構成されている。
【0018】 すなわち、2は例えばプラスチック製のほ
ぼ逆L字型のケース本体、3はこのほぼ逆L字型のケー
ス本体2の垂直部2aに収納されたサーモエレメント、
4はこのサーモエレメント3の下端部の熱膨張体3a側
に当接され通電によって加熱し加熱によって電気抵抗が
大になって通電が止まるサーミスタ、5は前記熱膨張体
3aの熱膨張によってサーモエレメント3の上端から突
出するピストン3bの押動で上動する第1の移動部材、
6は前記ケース本体2の上端部から側方部2bに収納さ
れた、前記第1の移動部材5で一端部6aが押上げられ
他端部6bが下動するよう支持されたリンク、7はこの
リンク6の他端部6bで押下げられて下動する第2の移
動部材、8は気化器9の主空気通路に連通したバイパス
通路、10はこの第2の移動部材7の下端に設けられ
た、気化器9の上端9a側からバイパス通路8に挿入さ
れ、前記第2の移動部材7の下動により前記バイパス通
路8を塞ぐスタータバルブ、12はバイパス通路8に連
通した補助燃料通路11を塞ぐニードルである。
【0019】 13は前記リンク6を回動自在に支持した
支軸で、この支軸13の支持位置を変えることにより、
サーモエレメント3の上端から突出するピストン3bで
押上げられる第1の移動部材5の上動ストロークと、前
記リンク6の他端部6bで押下げられて下動する第2の
移動部材7の下動ストロークとのストローク比を変える
ことができる。
【0020】 また、前記サーモエレメント3の上端から
突出するピストン3bの押動で上動する第1の移動部材
5とリンク6の一端部6aのそれぞれの当接面、すなわ
ち、前記第1の移動部材5の上端面5aとリンク6の一
端部6aの下面6a′の形状、あるいはリンク6の他端
部6bの下面と第2の移動部材7の上端面との形状を変
えることにより、サーモエレメント3の上端から突出す
るピストン3bで押上られる第1の移動部材5の上動ス
トロークと、前記リンク6の他端部6bで押下げられて
下動する第2の移動部材7の下動ストロークとの関係
を、直線的あるいは種々の曲線的に変えることができ
る。
【0021】 また、前記第2の移動部材7はこれと前記
ケース本体2との間に介在された押上スプリング14に
よって上動するように付勢されており、また、前記スタ
ータバルブ10およびニードル12はこれと前記第2の
移動部材7の下端との間に介在された押下スプリング1
5によって下動するように付勢されている。
【0022】 16は前記ほぼ逆L字型のケース本体2の
垂直部2aの外周にプラスチックの一体成形あるいは後
述するように別体に設けた保温カバーであり、この保温
カバー16を別体にした場合には、その筒体外周壁を適
宜間隔を置いた複数層に形成するとともに、筒体の上端
部内周に凹溝16aを形成し、前記ケース本体2の垂直
部2aの下端外周に複数個の凸起2a′を形成し、前記
ケース本体2の垂直部2aの上端部外周に環状凸起2
a″を形成し、前記保温カバー16を、前記ケース本体
2の垂直部2aの下端側から嵌合して保温カバー16の
筒体の上端部内周に形成した凹溝16aを、前記ケース
本体2の垂直部2aの上端部外周に形成した環状凸起2
a″に係合して、保温カバー16の内周とケース本体2
の垂直部2aの外周との間にも空間を形成するように取
り付けることができる。このように構成することによ
り、オートチョーク装置1を構成するサーモエレメント
部分の保温性がより良くなる。また、保温カバー16を
ケース本体2の垂直部2aに一体成形することも可能で
ある。
【0023】 前記のように保温カバー16を設ける理由
は、オートチョーク装置1の特にサーモエレメント3の
部分の保温性が悪いと、エンジンの再始動時すなわちエ
ンジンを切って数分後に再度エンジンを始動した時等に
エンジンが温まっているにも関わらずに、前記サーモエ
レメント3の熱膨張体が収縮しているので、前記オート
チョーク装置1を構成するスタータバルブ10とニード
ル12が前記バイパス通路8と補助燃料通路11を開く
ように作動しているので、逆にエンジンの始動性が悪く
なる、といった問題を無くすためである。なお、17は
前記サーミスタ4に接続した配線コード18の防振用、
絶縁用、防塵用のゴム、19は前記第1の移動部材5を
押し下げるように設けた押下スプリングである。
【0024】 図4はこの発明のオートチョーク装置1を
気化器9に取り付けた側面図、図5は図4を矢印A方向
に見た側面図、図6は平面図であり、図面から分かるよ
うに、オートチョーク装置1を構成する前記ほぼ逆L字
型のケース本体2の垂直部2aは気化器9の側面部に位
置しており、それによって、気化器9の上面から突出す
る部分が少なくなり、オートチョーク装置1を取り付け
た気化器9をコンパクトにすることができ、気化器9の
上方に比較的に大きな空間を確保することができ、ま
た、オートチョーク装置1が取り付けられる気化器9の
回りの空間を考慮して、気化器9の側面部に位置するほ
ぼ逆L字型のケース本体2の垂直部2aの位置を容易に
変えて気化器9に取り付けることができる。また、前記
サーモエレメント4に接続した配線コード18は、オー
トチョーク装置1を構成するケース本体2の垂直部2a
の下端側から引き出されているので、この配線コード1
8を短くすることができ、さらにこの配線コード18と
周辺の部品との干渉を無くすことが可能となる。
【0025】
【発明の効果】請求項1および請求項2に係る発明の
化器のオートチョーク装置とすることにより、このオー
トチョーク装置を気化器に取り付けた際、このオートチ
ョーク装置を構成するほぼ逆L字型のケース本体の垂直
部が気化器の側面部に位置し、さらに、オートチョーク
装置が取り付けられる気化器の回りの空間を考慮して、
気化器の側面部に位置するほぼ逆L字型のケース本体の
垂直部の位置を容易に変えて気化器に取り付けることが
でき、気化器の上面から突出する部分が少なくなるの
で、このオートチョーク装置を取り付けた気化器全体の
背丈が低くなるとともに、気化器全体をコンパクトにす
ることができ、気化器本体の上方に比較的に大きな空間
を確保することができる。従って、現在の自動二輪車や
スクータのように、シートの下方にヘルメット等を入れ
る物入れが設けられ、さらにこの物入れの下方に配設さ
れる気化器全体の背丈を低くすることができ、それによ
って、前記物入れを大きく確保することができるととも
に、自動二輪車やスクータをコンパクトに設計すること
ができ、デザインの自由度を大きくすることができる。
【0026】 また、請求項1に記載のように、前記サー
モエレメントの上端から突出するピストンとリンクの一
端部のそれぞれの当接面、すなわち、前記サーモエレメ
ントのピストンとリンクの一端部の下面の形状、あるい
はリンクの他端部の下面と移動部材の上端面との形状を
変えることにより、前記サーモエレメントのピストンの
上動ストロークと、前記リンクの他端部が押下げられて
下動する移動部材の下動ストロークとの関係を、直線的
あるいは種々の曲線的に変えることができる。 また、請
求項2に係る発明のように、前記リンクの支軸の支持位
置を変えることにより、サーモエレメントの上端から突
出するピストンの上動ストロークと、前記リンクの他端
部で押下げられて下動する移動部材の下動ストロークと
のストローク比を変えることができる。 これらの設計変
によってエンジンの始動性がより良くなるように、オ
ートチョーク装置を設計することが容易となる。
【0027】た、請求項3に記載のような気化器のオ
ートチョーク装置とすることにより、オートチョーク装
置を構成するサーモエレメント部分の保温性が良くな
り、サーモエレメント部分の保温性が悪いときのよう
に、エンジンの再始動時すなわちエンジンを切って数分
後に再度エンジンを始動した時等にエンジンが温まって
いるにも関わらずに、前記サーモエレメントの熱膨張体
が収縮し、前記オートチョーク装置を構成するスタータ
バルブとニードルが前記バイパス通路と補助燃料通路を
開くように作動して、逆にエンジンの始動性が悪くな
る、といった問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の気化器のオートチョーク装置の縦断
面図である。
【図2】この発明の気化器のオートチョーク装置の作動
前の状態を示す図である。
【図3】この発明の気化器のオートチョーク装置の作動
後の状態を示す図である。
【図4】この発明のオートチョーク装置を気化器に取り
付けた側面図である。
【図5】図4を矢印A方向に見た側面図である。
【図6】この発明のオートチョーク装置を気化器に取り
付けた平面図である。
【図7】従来一般の気化器の概略を示した図である。
【図8】サーモエレメントを詳細に示した断面図であ
る。
【図9】従来のオートチョーク装置を気化器の上面に取
り付けた側面図である。
【図10】従来のオートチョーク装置を自動二輪車やス
クータに搭載したエンジンに付設した気化器に取り付け
た側面図である。
【符号の説明】
1 オートチョーク装置 2 ほぼ逆L字型のケース本体 2a 垂直部 2a′ 凸起 2a″ 環状凸起 2b 上端部から側方部 3 サーモエレメント 3a 熱膨張体 3b ピストン 4 サーミスタ 5 第1の移動部材 5a 上端面 6 リンク 6a 一端部 6a′ 下面 6b 他端部 7 第2の移動部材 8 バイパス通路 9 気化器 9a 上端 10 スタータバルブ 11 補助燃料通路 12 ニードル 13 支軸 14 押上スプリング 15 押下スプリング 16 保温カバー 16a 凹溝 17 防振用、絶縁用、防塵用のゴム 18 配線コード 19 押下スプリング 20 気化器本体 20a 上面 21 主空気通路 22 バイパス通路 23 スロットルバルブ 24 補助燃料通路 25 スタータバルブ 26 ニードル 27 サーモエレメント 27a ピストン 27b 熱膨張体 27c ケース 27d ダイアフラム 27e 流動体 27f ガイド筒体 27g パッキング 27h バックアップリング 27i ブッシング 28 移動部材 29 ケース 30 リターンスプリング 31 サーミスタ 32 配線コード 33 コネクタ 34 オートチョーク装置 35 自動二輪車やスクータ 36 エンジン 37 エアクリーナ 38 シート 39 物入れ 40 保温カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−80054(JP,A) 実開 平4−84749(JP,U) 実開 昭54−91525(JP,U) 実開 昭62−84653(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 1/04 F02M 1/06 F02M 1/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ逆L字型のケース本体(2)と、 このほぼ逆L字型のケース本体(2)の垂直部(2a)
    に収納されたサーモエレメント(3)と、 このサーモエレメント(3)の下端部の熱膨張体(3
    a)側に当接され通電によって加熱し加熱によって電気
    抵抗が大になって通電が止まるサーミスタ(4)と、 前記熱膨張体(3a)の熱膨張によってサーモエレメン
    (3)の上端から突出するピストン(3b)と、 前記ケース本体(2)の上端部から側方部に収納され
    た、前記ピストン(3b)で一端部が押上げられ他端部
    が下動するよう支持されたリンク(6)と、 このリンク(6)の他端部で押下げられて下動する移動
    部材(7)と、 この移動部材(7)の下端に設け、気化器(9)の主空
    気通路に連通したバイパス通路(8)に気化器(9)
    上端(9a)側から挿入され、前記移動部材(7)の下
    動により前記バイパス通路(8)を塞ぐスタータバルブ
    (10)と補助燃料通路(11)を塞ぐニードル(1
    2)とより構成され、前記サーモエレメント(3)の上端から突出するピスト
    ン(3b)とリンク(6)の一端部(6a)のそれぞれ
    の当接面あるいはリンク(6)の他端部(6b)と移動
    部材(7)のそれぞれの当接面の形状を変えることによ
    り、サーモエレメント(3)のピストン(3b)の上動
    ストロークと、前記リンク(6)の他端部で押下げられ
    て下動する前記移動部材(7)の下動ストロークとの関
    係が、直線的あるいは種々の曲線的に変えられるように
    構成したことを 特徴とする気化器のオートチョーク装
    置。
  2. 【請求項2】 ほぼ逆L字型のケース本体(2)と、 このほぼ逆L字型のケース本体(2)の垂直部(2a)
    に収納されたサーモエレメント(3)と、 このサーモエレメント(3)の下端部の熱膨張体(3
    a)側に当接され通電に よって加熱し加熱によって電気
    抵抗が大になって通電が止まるサーミスタ(4)と、 前記熱膨張体(3a)の熱膨張によってサーモエレメン
    ト(3)の上端から突出するピストン(3b)と、 前記ケース本体(2)の上端部から側方部に収納され
    た、前記ピストン(3b)で一端部が押上げられ他端部
    が下動するよう支持されたリンク(6)と、 このリンク(6)の他端部で押下げられて下動する移動
    部材(7)と、 この移動部材(7)の下端に設け、気化器(9)の主空
    気通路に連通したバイパス通路(8)に気化器(9)の
    上端(9a)側から挿入され、前記移動部材(7)の下
    動により前記バイパス通路(8)を塞ぐスタータバルブ
    (10)と補助燃料通路(11)を塞ぐニードル(1
    2)とより構成され、 前記リンク(6)が回動自在に支持された支持位置を変
    えることにより、サーモエレメント(3)のピストン
    (3b)の上動ストロークと、前記リンク(6)の他端
    (6b)部で押下げられて下動する移動部材(7)の下
    動ストロークとのストローク比を変えるように構成した
    ことを特徴とする 気化器のオートチョーク装置。
  3. 【請求項3】前記ほぼ逆L字型のケース本体(2)の垂
    直部(2a)の外周に保温カバー(16)をケース本体
    (2)と一体あるいは別体に設けたことを特徴とする
    求項1または請求項2に記載の気化器のオートチョーク
    装置。
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