JP3470974B2 - 図形作成方法および装置 - Google Patents

図形作成方法および装置

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JP3470974B2
JP3470974B2 JP19634492A JP19634492A JP3470974B2 JP 3470974 B2 JP3470974 B2 JP 3470974B2 JP 19634492 A JP19634492 A JP 19634492A JP 19634492 A JP19634492 A JP 19634492A JP 3470974 B2 JP3470974 B2 JP 3470974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステム等を使
用した建築図等の作成に係わり、特に、柱、壁および梁
等の躯体図形の作成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタイザ上にセットされた図面
をトレース(なぞる)することにより図面中の図をCA
D図面化する場合、(1)芯線の描いていない壁および
梁、ならびに(2)水平以外および垂直以外の壁および
梁については、それぞれ、連続一般壁および連続一般梁
というコマンドを使用している。連続一般壁コマンドお
よび連続一般梁コマンドは、それぞれ、芯を基準とせず
に、任意の位置に連続して、壁および梁を作成できるコ
マンドである。
【0003】図12は、従来の連続一般壁コマンドに対
応した処理を示す。まず、ステップS101において、
オペレータは、例えば、図13に示されているようなウ
インドゥに対して、壁幅、壁の高さの上限および下限と
いったパラメータを入力する。次に、オペレータは、作
成すべき壁の端点を指示する(ステップS102)。図
14は、ステップS102において指示された点P1、
P2およびP3を、デジタイザ上にセットされた図面に
描かれた線TL1およびTL2に関連づけて示す。端点
の指示が終了すると(ステップS103のYES)、C
PUが、ステップS101において入力されたパラメー
タおよびステップS102において指示された点に基づ
いて、連続一般壁を作成する。連続一般壁とは、芯を基
準とせずに、任意の位置に連続して作成可能な壁をい
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した図12の壁作
成方法では、作成すべき壁の端点を指示しているが、実
際には、トレースする図面には、壁の端点(または、端
点位置がわかるもの)が無いことが多く、指示する際に
非常に不便であり、また誤差を大きくする原因となって
いた。
【0005】本発明は、従来のこのような問題点を解決
すべくなされたものであり、トレースする図面に必ず存
在する躯体図形を構成する線分を位置指示することによ
り、図形を作成することができる図形作成方法および装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の図形作成方法
は、図形作成装置を用いて図形を作成する図形作成方法
であって、図形作成装置の制御手段が、オペレータが指
示手段により指示した、作成する線分の配置位置を特定
する複数の第1の点と、線分との距離を指定するための
第2の点を記憶手段に記憶させる記憶ステップ(例え
ば、図5のステップS44)と、制御手段が、記憶手段
に記憶されている複数の第1の点のうち、オペレータに
より指示された順に2つの点を読み取り、その2つの点
通る第1の線分を作成する第1の作成ステップ(例え
ば、図5のステップS44)制御手段が、第1の線
分と、第2の点との距離を求め(例えば、図5のステッ
プS45)第1の線分から距離だけ離れた位置に、第
1の線分と平行に第2の線分を作成する第2の作成ステ
ップ(例えば、図5のステップS46)制御手段
が、記憶手段に記憶されている複数の第1の点のうち、
オペレータにより指示された順に、線分が作成されてい
ない次の指示点があるか否かを判断する判断ステップ
(例えば、図5のステップS47)判断ステップに
おいて線分が作成されていない点があると判断された場
合、制御手段は、その点を記憶手段から読み取り、第1
の線分の一端の点を通る第3の線分を作成する第3の作
成ステップ(例えば、図5のステップS48)制御
手段が、第3の線分から距離だけ離れた位置に、第3の
線分に平行な第4の線分を作成する第4の作成ステップ
(例えば、図5のステップS49)制御手段が、
数の点の全ての点が、線分に含まれる点となるまで、第
3の線分を新たな第1の線分とし、新たな第3の線分を
作成することにより、図形を作成する第4の作成ステッ
(例えば、図5のステップS47乃至S50)とを含
ことを特徴とする
【0008】本発明の図形作成方法は、図形作成装置を
用いて図形を作成する図形作成方法であって、パラメー
タ設定コマンドに従ってオペレータが設定したパラメー
タを読み取り(例えば、図5のステップS43)、作成
する線分の配置位置を特定する複数の第1の点と、線分
との距離を指定するための第2の点をオペレータが指定
し(例えば、図5のステップS44)、複数の第1の点
のうち、少なくとも2つの点を通る第1の線分を作成し
(例えば、図5のステップS44)、第1の線分と、第
2の点との距離を求め(例えば、図5のステップS4
5)、第1の線分から距離だけ離れた位置に、第1の線
分と平行に第2の線分を作成し(例えば、図5のステッ
プS46)、複数の点のうち、線分が作成されていない
点があるか否かを判断し(例えば、図5のステップS4
7)、線分が作成されていない点があると判断された場
合、その点と、第1の線分の一端の点を通る第3の線分
を作成し(例えば、図5のステップS48)、第3の線
分から距離だけ離れた位置に、第3の線分に平行な第4
の線分を作成し(例えば、図5のステップS49)、複
数の点の全ての点が、線分に含まれる点となるまで、第
3の線分を新たな第1の線分とし、、パラメータに基づ
き、新たな第3の線分を作成することにより、図形を作
成する(例えば、図5のステップS47乃至S50)こ
とを特徴とする。
【0009】
【0010】本発明の図形作成装置は、図形を作成する
図形作成装置であって、オペレータにより指示された、
作成する線分の配置位置を特定する複数の第1の点と、
線分との距離を指定するための第2の点を記憶する記憶
手段(例えば、図5のステップS44)と、記憶手段に
記憶されている複数の第1の点のうち、オペレータによ
り指示された順に2つの点を読み出し、その読み出した
2つの点を通る第1の線分を作成する第1の作成手段
(例えば、図5のステップS44)と、第1の線分と、
第2の点との距離を求める演算手段(例えば、図5のス
テップS45)と、第1の線分から距離だけ離れた位置
に、第1の線分と平行に第2の線分を作成する第2の作
成手段(例えば、図5のステップS46)と、記憶手段
に記憶されている複数の点のうち、オペレータにより指
示された順に、線分が作成されていない次の指示点があ
るか否かを判断する判断手段(例えば、図5のステップ
S47)と、判断手段により線分が作成されていない点
があると判断された場合、その点と、第1の線分の一端
の点を通る第3の線分を作成する第3の作成手段(例え
ば、図5のステップS48)と、第3の作成手段により
作成された第3の線分から距離だけ離れた位置に、第3
の線分に平行な第4の線分を作成する第4の作成手段
(例えば、図5のステップS49)と、複数の点の全て
の点が、所定の線分に含まれる点となるまで、第3の線
分を新たな第1の線分とし、新たな第3の線分を作成す
ることにより、図形を作成する図形作成手段(例えば、
図5のステップS47乃至S50)とを備えることを特
徴とする。
【0011】
【0012】
【作用】本発明の図形作成方法においては、作成される
線分の配置位置を特定する複数の第1の点と、線分との
距離を指定するための第2の点がオペレータにより指定
され、その複数の第1の点のうち、少なくとも2つの点
を通る第1の線分が作成され、この第1の線分と、第2
の点との距離が求められ、第1の線分から距離だけ離れ
た位置に、第1の線分と平行に第2の線分が作成され、
複数の点のうち、線分が作成されていない点があるか否
かが判断され、線分が作成されていない点があると判断
された場合、その点と、第1の線分の一端の点を通る第
3の線分が作成され、第3の線分から距離だけ離れた位
置に、第3の線分に平行な第4の線分が作成され、複数
の点の全ての点が、線分に含まれる点となるまで、第3
の線分を新たな第1の線分とし、新たな第3の線分を作
成することにより、図形が作成される。第1の点と第2
の点は、トレースする図面に必ず存在するから、指示が
容易であり、入力誤差を小さくできる。また、上記距離
を図面から読み取って(図面に明記されていない場合に
は、スケールで測って)入力する必要がなくなるから、
入力効率が向上する。
【0013】本発明の図形作成方法においては、パラメ
ータ設定コマンドに従って設定されたパラメータが読み
とられ、作成される線分の配置位置を特定する複数の第
1の点と、線分との距離を指定するための第2の点がオ
ペレータにより指定され、その複数の第1の点のうち、
少なくとも2つの点を通る第1の線分が作成され、この
第1の線分と、第2の点との距離が求められ、第1の線
分から距離だけ離れた位置に、第1の線分と平行に第2
の線分が作成され、複数の点のうち、線分が作成されて
いない点があるか否かが判断され、線分が作成されてい
ない点があると判断された場合、その点と、第1の線分
の一端の点を通る第3の線分が作成され、第3の線分か
ら距離だけ離れた位置に、第3の線分に平行な第4の線
分が作成され、複数の点の全ての点が、線分に含まれる
点となるまで、第3の線分を新たな第1の線分とし、パ
ラメータに基づいて、新たな第3の線分を作成すること
により、図形が作成される。パラメータは、設定コマン
ドに従って設定すればよいから、図面のトレース中にキ
ーボードを操作する必要がなくなるので、操作性が向上
するとともに、処理対象である点は、トレースする図面
に必ず存在するから、指示が容易であり、入力誤差を小
さくできる。
【0014】
【0015】本発明の図形作成装置においては、作成さ
れる線分の配置位置を特定する複数の第1の点と、線分
との距離を指定するための第2の点がオペレータにより
指定され、その複数の第1の点のうち、少なくとも2つ
の点を通る第1の線分が作成され、この第1の線分と、
第2の点との距離が求められ、第1の線分から距離だけ
離れた位置に、第1の線分と平行に第2の線分が作成さ
れ、複数の点のうち、線分が作成されていない点がある
か否かが判断され、線分が作成されていない点があると
判断された場合、その点と、第1の線分の一端の点を通
る第3の線分が作成され、第3の線分から距離だけ離れ
た位置に、第3の線分に平行な第4の線分が作成され、
複数の点の全ての点が、線分に含まれる点となるまで、
第3の線分を新たな第1の線分とし、新たな第3の線分
を作成することにより、図形が作成される。第1の点と
第2の点は、トレースする図面に必ず存在するから、指
示が容易であり、入力誤差を小さくできる。また、上記
距離を図面から読み取って(図面に明記されていない場
合には、スケールで測って)入力する必要がなくなるか
ら、入力効率が向上する。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の図形作成装置の一実施例の
構成を示す。この実施例は、本発明をCADシステムに
適用した例である。図1に示された実施例すなわちCA
Dシステムは、建築図等の躯体図形データ等を予め記憶
したハ−ドディスク1と、建築図作成のための種々のコ
マンド例えば壁設定コマンドおよび壁作成コマンド等を
入力でき、躯体図形を指示でき、また躯体図形のパラメ
ータ等を入力できるキ−ボ−ド2およびマウス3と、セ
ットされた図面をオペレータがトレースしたりあるいは
図面上の点を指示したときに、トレースされた線または
指示された点を示す座標を出力するデジタイザ3Dと、
キーボード2、マウス3およびデジタイザ3Dから入力
されたコマンド、パラメータおよび座標等を取り込ん
で、壁設定コマンドに従って設定されたパラメータを読
み取って記憶し、壁作成コマンドの入力により壁作成モ
ードになっているときに、デジタィザ3Dを介して指示
された点を通る線分を作成し、記憶しておいたパラメー
タを使用し、上記作成した線分に基づく壁を作成するC
AD本体4と、このCAD本体4で作成された図形を表
示するディスプレイ5と、同図形を記録紙上に建築図と
して出力するプロッタ6とから構成されている。
【0017】CAD本体4は、壁設定コマンドに従って
設定されたパラメータを読み取って後述のRAM9に記
憶し、壁作成コマンドの入力により壁作成モードになっ
ているときに、デジタィザ3Dを介して指示された点を
通る線分を作成し、記憶しておいたパラメータを使用し
て、上記作成した線分に基づく壁を作成するCPU7
と、CPU7がこのような処理を行うためのCADプロ
グラムを格納するROM8と、上記線分および壁作成の
作業領域となるRAM9と、CAD本体4と上記入出力
装置(ハードディスク1、キーボード2、マウス3、デ
ジタイザ3D、ディスプレイ5およびプロッタ6)との
間でデ−タ等を受け渡すインタフェ−ス10からなって
いる。
【0018】RAM9には、オペレータから、キ−ボ−
ド2またはマウス3を介して壁設定コマンドが入力され
ると、壁設定フラグがセットされる壁設定フラグ記憶領
域9aと、オペレータから、キ−ボ−ド2またはマウス
3を介して壁作成コマンドが入力されると、壁作成フラ
グがセットされる壁作成フラグ記憶領域9bと、オペレ
ータから、キーボードを介して入力される壁に関するパ
ラメータすなわち壁の高さの上限値および下限値を記憶
するパラメータ記憶領域9cと、デジタイザ3Dから指
示された点の座標を記憶する指示点記憶領域9dが設け
られている。また、RAM9には、ビデオRAM9eの
領域が設けられており、このビデオRAM9eに図形デ
−タを書き込むことによりディスプレイ5に建築図等の
図形が表示される。
【0019】マウス3には、4つのボタンが設けられて
いる。ボタン1は、図形の指示を行うものであり、ボタ
ン2は、YES/NOのYESの命令かまたは指示の区
切りを入力するものであり、ボタン3は、キャンセルを
入力するものであり、ボタン4は、YES/NOのNO
の命令を入力するものである。
【0020】図2は、図1の実施例の一動作例を示すフ
ロ−チャ−トである。以下、この図2を参照して図1の
実施例の動作を説明する。まず、オペレータは、壁作成
コマンドをキーボード2から入力する。CPU7は、こ
れに応じて、RAM9の壁作成フラグ記憶領域9bに壁
作成フラグをセットする。そして、オペレータは、ステ
ップS1において、セットされた図面の壁の2つの線分
(図3の破線TL1およびTL3)をトレースしなが
ら、これらの線分の端点P1、P2およびP3をデジタ
イザ3Dによって指示することにより、壁の配置位置を
指示する。CPU7は、指示された点P1、P2および
P3の座標を、RAM9の指示点記憶領域9dに記憶す
る。なお、図3中、破線TL2は、セットされている図
面に描かれている壁の別の線分であり、E1、E2およ
びE3は、セットされている図面中の壁の端点を示し、
これらの端点は、通常、図面には示されていない。
【0021】点の指示が終了すると、オペレータは、マ
ウス3のボタン2(B2)を操作し(ステップS2のY
ES)、セットされた図面の壁の別の線分(図3の破線
TL2)をトレースしながら、その線分中の点W1をデ
ジタイザ3Dによって指示することにより(図4参
照)、壁の幅を指示する(ステップS3)。この指示さ
れた点W1の座標は、CPU7によってRAM9の指示
点記憶領域9dに記憶される。そして、CPU7は、R
AM9の指示点記憶領域9dに記憶された点P1、P2
およびP3ならびにW1に基づいて、連続一般壁を作成
する(ステップS4)。
【0022】図5は、図2のステップS4の連続一般壁
作成のための具体的処理の一例を示す。ここでは、予
め、オペレータが、壁についてのパラメータ設定を行っ
てあるものとする。このパラメータ設定の処理について
説明しておくと、まず、オペレータは、キーボード2を
介して、壁設定コマンドを入力する。これに応じて、C
PU7は、RAM9の領域9aに、壁設定フラグをセッ
トし、図形作成装置を壁設定モードにし、ディスプレイ
5に、図6に示された壁設定ウィンドゥ60を表示す
る。オペレータは、壁設定ウィンドゥ60の所定領域
に、壁の高さの上限値および下限値をキーボード2から
入力する(ステップS41)。これに応じて、CPU7
は、入力された壁の高さの上限値および下限値をRAM
9のパラメータ記憶領域9cに記憶する(ステップS4
2)。
【0023】連続一般壁作成処理の説明に戻って、ま
ず、CPU7は、RAM9のパラメータ記憶領域9cに
壁の高さの上限値および下限値を読み取る(ステップS
43)。次に、CPU7は、RAM9の指示点記憶領域
9dに記憶されている指示点P1およびP2の座標を読
み取って、これらの点P1およびP2を結ぶ壁線分L1
を作成し、RAM9のビデオRAM領域9eに記憶する
(ステップS44)。次に、CPU7は、RAM9の指
示点記憶領域9dに記憶されている壁幅指示点W1と壁
線分L1との距離(壁幅)を求め、求めた距離をRAM
9の所定領域に記憶する(ステップS45)。図8は、
図7のように設定されているパラメータ(指示点P1、
P2およびP3、ならびに壁幅指示点W1)に基づい
て、壁線分L1を作成し、距離(壁幅)を求めた状態を
示す。
【0024】次に、CPU7は、壁線分L1、壁幅およ
び壁幅指示点W1の位置より、残りの壁線分L2、すな
わち壁線分L1に平行な壁線分L2を作成し、RAM9
のビデオRAM領域9eに記憶する(ステップS4
6)。図9は、壁線分L2が作成された状態を示す。
【0025】未処理の次の指示点P3が残っているので
(ステップS47のYES)、CPU7は、RAM9の
指示点記憶領域9dに記憶されている次の指示点P3お
よび前の指示点P2の座標を読み取って、これらの点P
3およびP2を結ぶ壁線分L3を作成し、RAM9のビ
デオRAM領域9eに記憶する(ステップS48)。次
に、CPU7は、壁線分L3に平行な残りの壁線分L4
を作成し、RAM9のビデオRAM領域9eに記憶する
(ステップS49)。図10は、壁線分L3およびL4
が作成された状態を示す。
【0026】次に、CPU7は、壁線分L4と壁線分L
2との交点X(図10参照)を求め、トリム処理を行っ
て、その結果得られた図形をRAM9のビデオRAM領
域9eに記憶する(ステップS50)。CPU7は、未
処理の指示点が残っている間、ステップS47乃至S5
0の処理を繰り返し行い、未処理の指示点が無くなると
(ステップS47のNO)、処理を終了し、最終的にR
AM9のビデオRAM領域9eに記憶された図形を、デ
ィスプレイ5に表示し、オペレータからキーボード2を
介して印刷コマンドが入力されると、プロッタ6により
印刷させる。
【0027】なお、上記実施例においては、CPU7お
よびROM8が、処理対象である点を通る線分を作成
し、この線分を含む図形を作成しているが、CPUおよ
びROMの代わりに、専用のハードウェアを設けても良
い。また、処理対象である点を通る線分を作成する線分
作成手段と、作成された線分に基づく躯体図形を作成す
る図形作成手段とを別個に設けるようにしてもよい。
【0028】また、上記実施例は、壁作成に関するもの
であるが、本発明は、壁に限らず、梁等、種々の躯体図
形の作成に適用できる。
【0029】また、本発明は、建築図のほか機械設計図
等各種の図面に適用することができる。
【0030】
【0031】
【発明の効果】本発明の構成の図形作成方法において
は、作成する線分の配置位置を特定する複数の第1の点
と、線分との距離を指定するための第2の点をオペレー
タが指定し、その複数の第1の点のうち、少なくとも2
つの点を通る第1の線分を作成し、この第1の線分と、
第2の点との距離を求め、第1の線分から上記距離だけ
離れた位置に、第1の線分と平行に第2の線分を作成
し、複数の点のうち、線分が作成されていない点がある
か否かを判断し、線分が作成されていない点があると判
断された場合、その点と、第1の線分の一端の点を通る
第3の線分を作成し、第3の線分から距離だけ離れた位
置に、第3の線分に平行な第4の線分を作成し、複数の
点の全ての点が、線分に含まれる点となるまで、第3の
線分を新たな第1の線分とし、新たな第3の線分を作成
することにより、図形を作成するようにしたので、第1
の点と第2の点は、トレースする図面に必ず存在するか
ら、指示が容易であり、入力誤差を小さくできる。ま
た、上記距離を図面から読み取って(図面に明記されて
いない場合には、スケールで測って)入力する必要がな
くなるから、入力効率が向上する。
【0032】本発明の図形作成方法によれば、パラメー
タ設定コマンドに従って設定されたパラメータを読みと
り、作成される線分の配置位置を特定する複数の第1の
点と、線分との距離を指定するための第2の点をオペレ
ータが指定し、その複数の第1の点のうち、少なくとも
2つの点を通る第1の線分を作成し、この第1の線分
と、第2の点との距離を求め、第1の線分から上記距離
だけ離れた位置に、第1の線分と平行に第2の線分を作
成し、複数の点のうち、線分が作成されていない点があ
るか否かを判断し、線分が作成されていない点があると
判断された場合、その点と、第1の線分の一端の点を通
る第3の線分を作成し、第3の線分から距離だけ離れた
位置に、第3の線分に平行な第4の線分を作成し、複数
の点の全ての点が、線分に含まれる点となるまで、第3
の線分を新たな第1の線分とし、パラメータに基づい
て、新たな第3の線分を作成することにより図形を作成
するようにしたので、パラメータは、設定コマンドに従
って設定すればよいから、図面のトレース中にキーボー
ドを操作する必要がなくなるので、操作性が向上する。
また、処理対象である点は、トレースする図面に必ず存
在するから、指示が容易であり、入力誤差を小さくでき
る。
【0033】
【0034】本発明の図形作成装置によれば、作成する
線分の配置位置を特定する複数の第1の点と、線分との
距離を指定するための第2の点をオペレータが指定し、
その複数の第1の点のうち、少なくとも2つの点を通る
第1の線分を作成し、この第1の線分と、第2の点との
距離を求め、第1の線分から上記距離だけ離れた位置
に、第1の線分と平行に第2の線分を作成し、複数の点
のうち、線分が作成されていない点があるか否かを判断
し、線分が作成されていない点があると判断された場
合、その点と、第1の線分の一端の点を通る第3の線分
を作成し、第3の線分から上記距離だけ離れた位置に、
第3の線分に平行な第4の線分を作成し、複数の点の全
ての点が、線分に含まれる点となるまで、第3の線分を
新たな第1の線分とし、新たな第3の線分を作成するこ
とにより、図形を作成するようにしたので、第1の点と
第2の点は、トレースする図面に必ず存在するから、指
示が容易であり、入力誤差を小さくできる。また、上記
距離を図面から読み取って(図面に明記されていない場
合には、スケールで測って)入力する必要がなくなるか
ら、入力効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図形作成装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図3】図2のステップS1において指示される壁の配
置位置指示点の例を、デジタイザ上にセットされた図面
中の線に関連づけて示す図である。
【図4】図2のステップS3において指示される壁幅の
指示点の例を、デジタイザ上にセットされた図面中の線
に関連づけて示す図である。
【図5】図2のステップS4における一般壁の作成の具
体的処理例を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS41における高さ設定に使用
されるトレース専用の壁作成用パラメータ設定ウインド
ゥの一例を示す図である。
【図7】図5の処理において使用される壁の配置位置指
示点および壁幅の指示点の例を示す図である。
【図8】図5のステップS44の処理により作成された
線分およびステップS45の処理により求められる壁幅
を示す図である。
【図9】図5のステップS46の処理により作成される
線分を示す図である。
【図10】図5のステップS48およびS49の処理に
より作成される線分を示す図である。
【図11】図5のステップS50のトリム処理の結果得
られる図形を示す図である。
【図12】従来の連続一般壁コマンドに対応した処理を
示すフローチャートである。
【図13】図12の処理において使用されるウインドゥ
の一例を示す図である。
【図14】図12のステップS102において指示され
る壁の配置位置指示点の例を、デジタイザ上にセットさ
れた図面中の線に関連づけて示す図である。
【符号の説明】
3 マウス 3D デジタイザ 5 ディスプレイ 6 プロッタ 7 CPU 8 ROM 9 RAM 9a 壁設定フラグ記憶領域 9b 壁作成フラグ記憶領域 9c パラメータ記憶領域 9d 指示点記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 富士通株式会社,OASYS500GX 操作マニュアル2,90SP−5802−1− 2,1991年8月,463頁−464頁. 株式会社 東芝,CADワークステー ションCS−300,コマンドリファレン スマニュアル,平成3年8月25日,A2 版発行,73頁−74頁. (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G06T 11/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形作成装置を用いて図形を作成する図
    形作成方法であって、前記図形作成装置の制御手段が、オペレータが指示手段
    により指示した、 作成する線分の配置位置を特定する複
    数の第1の点と、前記線分との距離を指定するための第
    2の点を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、 前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている 前記複
    数の第1の点のうち、前記オペレータにより指示された
    順に2つの点を読み取り、その2つの点を通る第1の線
    分を作成する第1の作成ステップと前記制御手段が、 前記第1の線分と、前記第2の点との
    距離を求め前記第1の線分から前記距離だけ離れた位
    置に、前記第1の線分と平行に第2の線分を作成する第
    2の作成ステップと前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている 前記複
    数の第1の点のうち、前記オペレータにより指示された
    順に、線分が作成されていない次の指示点があるか否か
    を判断する判断ステップと前記判断ステップにおいて 線分が作成されていない点が
    あると判断された場合、前記制御手段は、その点を前記
    記憶手段から読み取り、前記第1の線分の一端の点を通
    る第3の線分を作成する第3の作成ステップと前記制御手段が、 前記第3の線分から前記距離だけ離れ
    た位置に、前記第3の線分に平行な第4の線分を作成
    る第4の作成ステップと前記制御手段が、 前記複数の点の全ての点が、線分に含
    まれる点となるまで、前記第3の線分を新たな第1の線
    分とし、新たな第3の線分を作成することにより、前記
    図形を作成する第4の作成ステップとを含むことを特徴
    とする図形作成方法。
  2. 【請求項2】 図形を作成する図形作成装置であって、オペレータにより指示された、 作成する線分の配置位置
    を特定する複数の第1の点と、前記線分との距離を指定
    するための第2の点を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている 前記複数の第1の点のう
    ち、前記オペレータにより指示された順に2つの点を読
    み出し、その読み出した2つの点を通る第1の線分を作
    成する第1の作成手段と、 前記第1の線分と、前記第2の点との距離を求める演算
    手段と、 前記第1の線分から前記距離だけ離れた位置に、前記第
    1の線分と平行に第2の線分を作成する第2の作成手段
    と、前記記憶手段に記憶されている 前記複数の点のうち、
    記オペレータにより指示された順に、線分が作成されて
    いない次の指示点があるか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により線分が作成されていない点があると
    判断された場合、その点と、前記第1の線分の一端の点
    を通る第3の線分を作成する第3の作成手段と、 前記第3の作成手段により作成された前記第3の線分か
    ら前記距離だけ離れた位置に、前記第3の線分に平行な
    第4の線分を作成する第4の作成手段と、 前記複数の点の全ての点が、所定の線分に含まれる点と
    なるまで、前記第3の線分を新たな第1の線分とし、新
    たな第3の線分を作成することにより、前記図形を作成
    する図形作成手段とを備えることを特徴とする図形作成
    装置。
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富士通株式会社,OASYS500GX操作マニュアル2,90SP−5802−1−2,1991年8月,463頁−464頁.
株式会社 東芝,CADワークステーションCS−300,コマンドリファレンスマニュアル,平成3年8月25日,A2版発行,73頁−74頁.

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