JP3469201B2 - 繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法 - Google Patents

繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法

Info

Publication number
JP3469201B2
JP3469201B2 JP2000579818A JP2000579818A JP3469201B2 JP 3469201 B2 JP3469201 B2 JP 3469201B2 JP 2000579818 A JP2000579818 A JP 2000579818A JP 2000579818 A JP2000579818 A JP 2000579818A JP 3469201 B2 JP3469201 B2 JP 3469201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
threading
heat treatment
winding
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000579818A
Other languages
English (en)
Inventor
邉 徹 也 渡
藤 俊 三 内
村 芳 英 西
Original Assignee
帝人製機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 帝人製機株式会社 filed Critical 帝人製機株式会社
Application granted granted Critical
Publication of JP3469201B2 publication Critical patent/JP3469201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/0206Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting
    • D02G1/0266Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting false-twisting machines
    • D02G1/0273Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting false-twisting machines threading up and starting the false-twisting machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/0206Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting
    • D02G1/0266Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting false-twisting machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • D02J13/001Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass in a tube or vessel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法に
関する。より詳しくは、本発明は仮撚機または延伸仮撚
機等の繊維機械において、加撚装置から巻取装置への糸
掛けを容易に行える糸掛け装置および糸掛け方法に関す
る。
背景技術 仮撚機や延伸仮撚機においては、クリールの原糸から
供給された糸条は、第1供給ローラで送られ、下流側の
加撚装置で付与されて糸条に沿い遡及した撚が、第1供
給ローラと加撚装置との間に設置されたファーストヒー
タで熱固定され、ファーストヒータの下流のスタビライ
ジングゾーンにおいて冷却され、加撚装置において解撚
され、そして、糸条は第2送りローラを経て巻取られ
る。第2送りローラを出た糸条は、その後、セカンドヒ
ータを通り、適宜第3送りローラを経て巻取装置へ送給
されることが多い。
これら仮撚機および延伸仮撚機においては、加撚装置
およびセカンドヒータを主機台に設置し、巻取装置を設
けた巻取機台をこの主機台に対向して且つ主機台と間隔
を開けて設置し、主機台と巻取機台の間に作業者通路を
設けた装置が知られている。セカンドヒータを出た糸条
は作業者通路の下を通り巻取機台に送給される。
このように、主機台と巻取機台との間に作業者通路が
設けられた構造であると、巻取機台側の巻取部からの玉
揚げを各錘ごとに個別に行うようにした所謂個別玉揚装
置が簡単に設置することができ、作業者通路側で糸掛け
を行うとともに完巻パッケージは作業者通路と反対側か
ら玉揚げすることができる。
またファーストヒータが400℃以上の高温に加熱可
能なヒータの場合に、ファーストヒータのヒータ長が比
較的短くなるため、このような分離した主機台と巻取機
台を分離している構造とすることにより加熱領域の糸道
を直線に近い状態とでき、加撚装置からの撚の遡及が良
好に行え、得られる仮撚糸条の糸品質が良好となる。
更に、セカンドヒータを250〜600℃に加熱する
高温ヒータとした場合には、加撚装置、送りローラ類、
セカンドヒータが何れも作業者通路から作業者の手の届
く範囲に設置でき、また巻取機台における巻取装置も作
業者通路から作業者の手の届く範囲に位置することがで
き、作業台を使うことなく作業者は簡単に糸掛け等の操
作が行える。
以上のように、加撚装置およびセカンドヒータを主機
台に具備させ、巻取装置を巻取機台に装着させ、その間
に作業者通路を設ける構造とした場合には種々の利点が
ある。しかし、このような配置における最も大きな問題
点は、主機台から巻取機台へ向けて糸条が作業者通路に
設けた床の下を通るため、糸掛けに際しては作業者が屈
み込んで糸掛け作業を行う必要があることである。
本発明は上述したような従来の装置に付随する問題点
に鑑みて、作業者通路への糸通しに際して作業者が屈む
ことなく糸掛け作業を行うことができるようにした繊維
機械、特に仮撚機または延伸仮撚機への糸掛け装置およ
び糸掛け方法を提供することを目的とする。
また本発明は250〜600℃に加熱したセカンドヒ
ータへの糸掛けを問題なく行えるようにした糸掛け装置
を提供することを目的とする。
更に本発明は、巻取装置への糸掛けを極めて容易に行
えるようにした糸掛け装置を提供することを目的とす
る。
発明の開示 本発明によれば、上記目的を、加撚装置および該加撚
装置の下流側に設けられた熱処理装置を具備した主機台
並びに作業者通路を挟んで該主機台に対向して設けら
れ、巻取装置を具備した巻取機台からなり、前記主機台
の熱処理装置を出た糸条を前記作業者通路に沿って案内
して前記巻取機台の巻取装置へ案内するようにした繊維
機械において、前記作業者通路に沿って糸案内パイプが
伸縮可能に設けられ、該糸案内パイプの縮小時に糸送り
位置に位置するとともに該糸案内パイプの伸張時に退避
位置へ移動可能に糸送りローラ装置が設けられ、前記糸
案内パイプの伸張端と前記巻取装置との間に糸送りノズ
ルを具備した糸送り管が設けられていることを特徴とす
る繊維機械の糸掛け装置により達成する。
また、本発明は、上記目的を、加撚装置および該加撚
装置の下流側に設けられた熱処理装置を具備した主機台
並びに作業者通路を挟んで該主機台に対向して設けら
れ、巻取装置を具備した巻取機台からなり、前記主機台
の熱処理装置を出た糸条を前記作業者通路の下部を案内
して前記巻取機台の巻取装置へ案内するようにした繊維
機械において、前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸
通し用スリットを具備するとともに該熱処理装置の該糸
通し用スリットの近傍に前記熱処理装置へ糸通し前の糸
条を係脱可能に案内する案内部材を設けて、糸条を該案
内部材から作業通路の下方を通し巻取装置へ案内した状
態で、該糸条を前記案内部材から外して前記糸通しスリ
ットを通して前記熱処理装置へ糸通しするようにしたこ
とを特徴とする繊維機械の糸掛け装置により達成する。
この場合に、前記案内部材が、前記熱処理装置の近傍
に設けられ且つ糸道方向に延在する糸外し用スリットが
形成された螺旋形断面パイプであることが好ましい。
更に本発明は、上記目的を加撚装置および該加撚装置
の下流側に設けられた熱処理装置を具備した主機台並び
に作業者通路を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻
取装置を具備した巻取機台からなり、前記主機台の熱処
理装置を出た糸条を前記作業者通路に沿って案内して前
記巻取機台の巻取装置へ案内するようにした繊維機械に
おいて、 前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリッ
トを具備するとともに、該熱処理装置の該糸通しスリッ
トの近傍に糸道方向に延在する糸外し用スリットが形成
され且つ螺旋形断面を有し前記熱処理装置へ糸通し前の
糸条を係脱可能に案内する案内パイプ部材が設けられ、 前記作業者通路に沿って糸案内パイプが伸縮可能に設
けられ、該糸案内パイプの縮小時に糸送り位置に位置す
るとともに該糸案内パイプの伸張時に退避位置へ移動可
能に糸送りローラ装置が設けられ、前記糸案内パイプの
伸張端と前記巻取装置の間に糸送りノズルを具備した糸
送り管が設けられていることを特徴とする繊維機械の糸
掛け装置により達成する。
この場合に、前記熱処理装置が250〜600℃に加
熱可能な高温非接触ヒータであることが好ましい。
更に、本発明によれば、巻取装置および該巻取装置の
前方に設けられた糸掛け手段からなる繊維機械の糸掛け
装置において、該糸掛け手段は糸送りノズルを具備した
糸送り管、該糸送り管の先端と前記巻取装置の前方との
間を延在する案内手段および該案内手段と前記巻取装置
との間に位置して前記巻取装置の綾振り方向に延在する
糸ガイドバーからなり、前記案内手段は前記糸送り管の
先端から延在し反糸送り管側先端が前記糸ガイドバーを
越えて前記巻取装置側へ滑らかにカーブしている底面お
よび該底面の両側部から前記巻取装置へ向けて突出した
側壁を具備していることを特徴とする繊維機械の糸掛け
装置が提供される。
また、本発明は、加撚装置および該加撚装置の下流側
に設けられた熱処理装置を具備した主機台並びに作業者
通路を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取装置お
よび該巻取装置の前方に設けられた糸掛け手段を具備し
た巻取機台からなり、前記主機台の熱処理装置を出た糸
条を前記作業者通路に沿って案内して前記巻取機台の巻
取装置へ案内するようにした繊維機械において、 前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリッ
トを具備するとともに、該熱処理装置の該糸通しスリッ
トの近傍に糸道方向に延在する糸外し用スリットが形成
され且つ螺旋形断面を有し前記熱処理装置へ糸通し前の
糸条を係脱可能に案内する案内パイプ部材が設けられ、 前記作業者通路に沿って糸案内パイプが伸縮可能に設
けられ、該案内パイプの縮小時に糸送り位置に位置する
とともに該案内パイプの伸張時に退避位置へ移動可能に
糸送りローラ装置が設けられ、前記糸案内パイプの伸張
端と前記巻取装置の間に糸送りノズルを具備した糸送り
管が設けられ、 前記糸掛け手段は糸送りノズルを具備した糸送り管、
該糸送り管の先端と前記巻取装置の前方との間を延在す
る案内手段および該案内手段と前記巻取装置との間に位
置して前記巻取装置の綾振り方向に延在する糸ガイドバ
ーからなり、前記案内手段は前記糸送り管の先端から延
在し反糸送り管側先端が前記糸ガイドバーを越えて前記
巻取装置側へ滑らかにカーブしている底面および該底面
の両側部から前記巻取装置へ向けて突出した側壁を具備
していることを特徴とする繊維機械の糸掛け装置とする
こともできる。
この場合に、前記案内手段の側壁の高さが前記糸送り
管の先端から反糸送り管側先端に向けて増加しており、
糸送りノズルを経て糸送り管の先端から噴射された糸送
り空気が糸送り管から遠ざかるにつれて緩やかに拡開し
て糸条を円滑に移送できるようにすることが好ましい。
また、前記糸送り管の先端が前記巻取装置の綾振り支
点に位置していることにより、糸掛け後の糸条の綾振り
が阻害されず、好ましい。
更に、糸掛けを確実に行うために、前記ガイドバーと
前記巻取装置との間に吸引装置が設けられていることが
好ましい。
更にまた、本発明は、加撚装置および該加撚装置の下
流側に設けられた糸送りローラを具備した主機台並びに
作業者通路を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取
装置を具備した巻取機台からなり、前記作業者通路の下
側を糸条が走行するようにした繊維機械において、 糸送りノズルを備えた案内パイプが前記作業者通路に
沿って設けられ、糸ノズルを備えた糸条送り管が該案内
パイプの巻取機台側端部から巻取装置まで設けられてお
り、前記主機台から巻取装置へ糸掛けするようにしたこ
とを特徴とする繊維機械の糸掛け装置とすることもでき
る。
この場合に、前記主機台の前記送りローラの下部に熱
処理装置が設けられ、該熱処理装置が糸道方向に延在す
る糸通し用スリットを具備するとともに、熱処理装置へ
糸通し前の糸条を係脱可能に案内する案内部材が該糸通
し用スリットの近傍に設けられ、該案内部材にはスリッ
トが設けられていて該スリットを通して前記案内部材か
ら糸条を外して前記熱処理装置へ糸通しするようにする
ことが好ましい。
また、本発明により、加撚装置および該加撚装置の下
流側に設けられた熱処理装置を具備した主機台並びに作
業者通路を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取装
置を具備した巻取機台からなり、前記主機台の熱処理装
置を出た糸条を前記作業者通路に沿って案内して前記巻
取機台の巻取装置へ案内するようにした繊維機械におい
て、 前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリッ
トを具備するとともに、該熱処理装置の該糸通しスリッ
トの近傍に糸道方向に延在する糸外し用スリットが形成
され且つ螺旋形断面を有し前記熱処理装置へ糸通し前の
糸条を係脱可能に案内する案内パイプ部材を設け、 前記作業者通路に沿って糸案内パイプを伸縮可能に設
け、該案内パイプが縮小時に糸送り位置に位置するとと
もに該案内パイプが伸張時に退避位置へ移動可能に糸送
りローラ装置を設け、前記糸案内パイプの伸張端と前記
巻取装置の間に糸送りノズルを具備した糸送り管を設け
て、 糸端しを案内パイプ部材の入口に位置させ、前記糸送
りノズルの作用により糸条を該案内パイプ部材から前記
案内パイプを経て巻取装置へ案内し、次いで、該糸条を
前記糸外し用スリットを通して、前記案内パイプ部材か
ら外し、前記糸通し用スリットを通して前記熱処理装置
へ糸通しするようにしたことを特徴とする繊維機械の糸
掛け方法が提供される。
なお、従来から完全なチューブ形状をしたヒータにサ
クションにより糸条を糸通しすることは一部行われてい
る(例えば、米国特許第3,999,360号明細書)
が、このような完全なチューブ形状をしたヒータへ糸通
しする場合には糸条が走行していない状態でヒータを高
温に設定して糸掛けしようとした場合には糸切れが起き
てしまうため糸掛けすることができない。従って、従来
から知られているようなチューブ形状をしたヒータへの
糸掛けはヒータ温度が比較的低温の場合にしか適用でき
ない。
また、従来からサクションを用いた糸掛け装置が一部
知られている(例えば、仏国特許出願公開第2,69
5,631号明細書)が、このような装置において主機
台と巻取機台との間の糸掛け通路の下方に糸通しをする
ことは行われていない。
図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。図において: 第1図は、本発明に係る延伸仮撚装置の一実施例の片
側の概略正面図を示し、この延伸仮撚装置には合成繊維
糸条の熱処理装置(セカンドヒータ13)および糸掛け
装置等が組込まれ、本発明に係る延伸仮撚装置の糸掛け
方法を実施可能である; 第2図は第1図に示す延伸仮撚装置の下側の概略正面
図である; 第3図は本発明の実施例の熱処理装置(セカンドヒー
タ)の側面図である; 第4図は本発明の実施例の熱処理装置(セカンドヒー
タ)を示し、(a)は上面図、(b)は第3図のB−B
断面図であり、(c)は糸案内パイプ部材の拡大上面図
である; 第5図は第1図に示す延伸仮撚装置の下側の概略拡大
正面図である; 第6図は第2図の詳細図である; 第7図は糸案内パイプの断面図である; 第8図は案内パイプ部材への糸通し手順を説明する斜
視図である; 第9図は下段の巻取装置への糸掛け装置を示し、
(a)は断面図、(b)はA−A線に沿う横断面図であ
る;そして、 第10図は巻取機台の正面図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図は、本発明に係る延伸仮撚装置の一実施例の片
側の概略正面図を示し、第1図の右端に、加撚装置5お
よびセカンドヒータ13を担持した主機台20が示さ
れ、複数の巻取装置10を上下多段(実施例では3段)
に担持した巻取機台22が主機台20と間隔を開けて設
置され、主機台20と巻取機台22との間に作業者通路
21が形成されている。巻取機台22の左側に多数の供
給原糸1を担持したクリール架台23が設置されてい
る。
巻取機台22の上部には一対のローラ2a、2bから
なる第1糸送りローラ装置2が設けられている。主機台
20と巻取機台22との間の作業者通路21の上方には
ファーストヒータ3が斜めに設けられ、ファーストヒー
タ3の下流側にスタビライジングトラック4が設けられ
ている。
主機台20には、加撚装置5とセカンドヒータ13と
の間に一対のローラ6a、6bからなる第2糸送りロー
ラ装置6が設けられており、第1糸送りローラ装置2と
第2糸送りローラ装置6とは所定の周速比となってお
り、糸条Yは第1糸送りローラ装置2と第2糸送りロー
ラ装置6との間で所定の倍率に延伸される。
主機台20に担持された加撚装置5は、摩擦ベルト、
摩擦円板、仮撚スピンドルなどの公知の撚掛装置からな
り、糸条Yに撚を付与する。本実施例においては、第2
糸送りローラ装置6の下方に、更に一対のローラ6′
a、6′bからなる第3糸送りローラ装置6′が設けら
れているが、適宜省略してもよい。
主機台20と巻取機台22との間の作業者通路21の
下方には、一対のローラ7a、7b(第2図)からなる
第4糸送りローラ装置7が設けられている。
巻取機台22に設置された巻取装置10は、綾振支点
ガイドおよびトラバースガイドを有し、糸条Yを左右に
綾振るトラバース装置8、糸条Yを巻取るボビンを装着
するボビンホルダ並びにボビンまたはボビンに巻取られ
た糸条Yに圧接されるフリクションローラ9からなって
いる。なお、この巻取装置10には各錘に巻上げられた
パッケージを取上げるための個別玉揚装置60が設けら
れている。従って、満巻となったパッケージは自動的に
各錘毎に玉揚げされて、作業者通路21とは反対側に払
出され、ボビンホルダに空ボビンが装着されるようにな
っている。
定常運転状態においては、クリール架台23に担持さ
れた供給原糸1から第1糸送りローラ装置2により糸条
Yが引出され、第2糸送りローラ装置6との間で所定の
倍率に延伸されると同時に、加撚装置5により糸条Yに
撚が付与される。なお、本発明に係る延伸仮撚装置は、
延伸と同時に仮撚する代りに、延伸後に仮撚するように
した装置であってもよい。
加撚装置5により糸条Yに付与された撚は、第1糸送
りローラ装置2の方向に向って、糸条Yに沿って遡及す
る。糸条Yに沿って遡及した撚は、ファーストヒータ3
により熱固定され、更にファーストヒータ3の下流に設
けられたスタビライジングトラック4により冷却され
る。
このようにして、第1糸送りローラ装置2および第2
糸送りローラ装置6の間において加撚装置5の上流の糸
条Yに仮撚が付与され、スタビライジングトラック4に
よって十分に冷却された糸条Yは加撚装置5に入る。加
撚装置5を出た糸条Yは解撚されており、糸条Yは加撚
装置5の下方に設けられたセカンドヒータ13により捲
縮が調整され、第2糸送りローラ装置6から作業者通路
21の下方を通り、第4糸送りローラ装置7を経て巻取
機台22の巻取装置10に送給される。
巻取装置10により、糸条Yはボビン上にパッケージ
として巻取られ、満巻パッケージは各錘毎に個別玉揚装
置60により自動的に玉揚げされ,空ボビンが装着され
る。
次に本発明に係るセカンドヒータ13およびその糸掛
け装置について説明する。本発明に係るセカンドヒータ
13は250〜600℃に加熱可能な高温非接触ヒータ
である。なお、非接触というが実質的に糸条Yが壁面に
接触することなく走行するようになったものであり、内
部には適宜糸道方向に所定間隔に糸ガイドを具備してい
てもよい。
第3図および第4図に本実施例のセカンドヒータ13
を示す。なお、第3図はセカンドヒータ13の側面図、
第4図(a)は第3図に示すセカンドヒータ13の平面
図、第4図(b)は第3図のB−B断面図であり、第4
図(c)は糸案内パイプ部材34の拡大上面図である。
この実施例の高温非接触セカンドヒータ13は2本の
糸条Yを加熱するようになっており、第4図(b)に示
すように、シーズヒータ13bにより加熱されたヒータ
ブロック13cに2つの糸道を有しており、外部との間
に糸道方向に延在する糸通し用スリット13aを有して
いる。また、第4図(a)に示すように、セカンドヒー
タ13の上面には、糸通し用スリット13aに対応する
案内溝13dを形成した上部糸案内板13eが設けられ
ている。従って、糸通し用スリット13aを通してセカ
ンドヒータ13に糸掛けすることができるようになって
いる。このような高温のセカンドヒータ13に走行して
いない状態で糸条Yを糸通した場合にセカンドヒータ1
3が極めて高温のために糸切れを起こしてしまう。そこ
で糸条Yが所定の速度で走行する状態になった後、高温
セカンドヒータ13に糸掛けする必要がある。このた
め、本実施例の高温セカンドヒータ13はスリット付と
している。
セカンドヒータ13の糸通し用スリット13aの近傍
に、糸掛け時に糸条Yを案内するための案内部材33が
設けられている。本実施例における案内部材33は、第
4図(c)に示すように、断面が螺旋状断面をした案内
パイプ部材34であり、螺旋断面をした案内パイプ部材
34の一部が糸外し用スリット34aを形成している。
螺旋の向きは左右の糸道で反対となっており、両糸道の
中心側に糸外し用スリット34aが形成されている。こ
の糸外し用スリット34aは糸道方向に延在している。
熱処理装置(セカンドヒータ13)の下流位置に、案
内パイプ部材34の内部を走行している糸条Yに係合し
て、糸条Yを前記糸外し用スリット34aを通して案内
パイプ部材34から外し、この糸条Yを糸通し用スリッ
ト13aを通して熱処理装置(セカンドヒータ13)へ
糸通しする部材を設けている。
すなわち、第5図に示すように、セカンドヒータ13
の下流位置には支点36aの回りに揺動可能に糸外しレ
バー36が設けられ、糸外しレバー36はエアシリンダ
35により支点36aの回りに揺動され、これにより、
糸外しレバー36の反支点側先端に取着した糸ガイド3
6bが糸案内パイプ部材34内を走行している糸条Yに
係合し、糸条Yを糸ガイド36bの凹部に保持した状態
で糸外し用スリット34aを通して外へ押出し、次いで
糸通し用スリット13aを通りセカンドヒータ13へ押
込む。セカンドヒータ13の出口部の出口ガイド13f
には、第5図に示すようにスペード形状の穴13gが形
成されており、糸ガイド36bの揺動により糸案内パイ
プ部材34から押出された糸条Yは、糸ガイド36bが
鎖線で示す位置まで揺動することにより、糸条Yをスペ
ード形状の穴13gの中心部からスペード形状の穴13
gの両翼部へ移動させ、その後、糸ガイド36bは戻
る。これにより、糸条Yは糸張力により、スペード形状
の穴13g内に保持される。
第2図に示すように、主機台20と巻取機台22の間
の作業者通路21の下方には糸案内パイプ41が設けら
れている。この糸案内パイプ41は根元側(第1図、第
2図、第6図の右側)に糸送りノズル41bを具備して
おり、先端側は二重管となっている。なお、糸送りノズ
ル41bは公知のサクションタイプを使用可能である。
二重管のうち、先端部41aはその外周を取囲むエアシ
リンダのようなアクチュエータ43(第7図参照)によ
り伸縮可能であり、定常運転状態においては主機台20
と第4糸送りローラ装置7の近傍までの間の長さである
が、糸掛け状態においては第4糸送りローラ装置7側の
先端部41aが第4糸送りローラ装置7の設置位置を超
えて巻取機台22の入口近傍まで伸張可能となってい
る。
また、第4糸送りローラ装置7の押えローラ7aは定
常状態においては第2図に実線で示す位置に位置してい
るが、糸掛け状態においては糸案内パイプ41が伸張す
るため、この伸張を阻害しないように第4糸送りローラ
装置7の押えローラ7aは第2図において破線で示す退
避位置へ逃げるようになっている。
すなわち、第2図、第6図に示すように、第4糸送り
ローラ装置7の押えローラ7aを回転可能に担持したア
ーム45は支点45aの回りに揺動可能に支持されてお
り、押えローラ担持アーム45は上述した糸案内パイプ
41作動用のアクチュエータ43(第7図)とほぼ同期
して作動するアクチュエータ42(第6図)のロッド4
2aにピン連結されている。これにより、第4糸送りロ
ーラ装置7の押えローラ7aの退避位置への退避および
退避位置から定常位置への復帰は、糸案内パイプ41の
伸縮と連動して上述したアクチュエータ42、43によ
り同時に行われる。
更に、巻取機台22の下部から巻取装置10の間には
内部に糸送りノズル51aを具備した糸送り管51を設
けている。なお、糸送りノズル51aは公知のサクショ
ンタイプを使用可能である。この糸送り管51は巻取装
置への糸掛け手段の一部である。以下、巻取装置への糸
掛け手段を第9図および第10図を参照して説明する。
第1図、第2図に示すように、巻取機台22には上下
3段に巻取装置10が担持されている。第10図に示す
ように(なお、第10図では、添字1が下段を、2が中
段を、3が上段を示す)、最下段の巻取装置10の下方
位置に各段の巻取装置10へ糸条Yを送ru3個の糸送
りノズル51aがほぼ同高さで横に並んで設置されてい
る。3個の糸送りノズル51aのうち、第10図におい
て左端に設置された糸送りノズル51aは中段の巻取
装置10へ糸条Yを送り、真ん中に設置された糸送り
ノズル51aは下段の巻取装置10へ糸条Yを送
り、右端に設置された糸送りノズル51aは上段の巻
取装置10へ糸条Yを送る。各糸送りノズル51a
(51a、51a、51a)から各段の巻取装置
10(10、10、10)の前方の下部位置まで
は糸送り管51(51、51、51)が延在して
いる。この糸送り管51(51、51、51)の
先端51b(51b、51b、51b)は各巻取
装置10のトラバース装置8の綾振り支点に位置してお
り、これにより糸掛け後の糸条Yの綾振りが規制される
ようになっている。
第9図は下段の巻取装置への糸掛け装置を示してい
る。糸送り管51の先端51bと巻取装置10の前方と
の間に案内手段61が延在している。また、案内手段6
1と巻取装置10との間に巻取装置10のトラバース装
置8の綾振り方向(第9図の紙面に垂直な方向、第10
図で紙面に平行な左右方向)に糸ガイドバー62が延在
している。
第9図において、案内手段61は底面61aおよび底
面61aの両側部から突出した側壁61bを具備してい
る。底面61aは糸送り管51の先端51bから糸ガイ
ドバー62の右側に向けて斜め上方へほぼ直線状に延在
し、糸ガイドバー62を越えて延在した反糸送り管側先
端61c(第9図の上側先端)が巻取装置10側へ向け
て円弧状に滑らかにカーブし、その先端61dが糸ガイ
ドバー62の左方に達しており、底面61aは全体とし
てほぼU字状を呈している。側壁61bは底面61aの
両側部から巻取装置10へ向けて突出している。これに
より、案内手段61は、第9図(b)に示すように、コ
字状断面をしている。なお、案内手段の側壁61bの高
さは、糸送り管51の糸送りノズル51a側の先端51
b側から反糸送り管側先端61cに向けて増加してお
り、糸送りノズル51aを経て糸送り管51の先端から
噴射された糸送り空気が糸送り管51から遠ざかるにつ
れて緩やかに拡開して、糸条Yが案内手段61から飛出
したりせずに、円滑に移送されるようにしている。ガイ
ドバー62と巻取装置10との間の、案内手段61の底
面61aのほぼ延長線上に吸引口63aが位置するよう
に、吸引装置63が設けられている。なお、吸引装置6
3は公知のサクションタイプを使用可能である。
第6図において、第4糸送りローラ装置7と糸送り管
51の下端部との間にオイリングローラ53が設けら
れ、糸押えガイド54により糸条Yをオイリングローラ
53に押付けるようになっている。糸押えガイド54は
定常状態では、スプリング54aにより第6図に実線で
示すようにオイリングローラ53に向けて押圧されてお
り、糸案内パイプ41の先端部41aが伸長すると、第
6図に鎖線で示すように持上げられる。
以上の実施例の糸掛けについて以下に説明する。糸掛
けに先立ち、第2図に破線で示すように、作業者通路2
1の下方に設けた糸案内パイプ41は伸張状態とされて
おり、第4糸送りローラ装置7は退避位置へ退避してい
る。従って、糸案内パイプ41および糸送り管51は実
質的に一連の繋がった通路を形成している。
この状態で、糸掛けに際しては、第1図に示すクリー
ル架台23の原糸1から引出した糸条Yを、第2図に破
線で示すように、ファーストヒータ3および加撚装置5
を通すことなく、セカンドヒータ13の糸通し用スリッ
ト13a近傍に設けた糸案内パイプ部材34の上部に案
内する。この状態で、第8図に示すように、エアノズル
50により糸条Yを圧縮空気とともに案内パイプ部材3
4の上部から案内パイプ部材34に吹込む。案内パイプ
部材34を通過した糸条Yの糸端は糸案内パイプ41の
入口に達し、糸送りノズル41aにより、糸案内パイプ
41を通過し、糸送り管51の入口に達し、糸送り管5
1の糸送りノズル51aの作用により、巻取装置10へ
と送給され、後述するようにして、巻取装置10に糸掛
けされる(第2図の破線参照)。
以下、糸案内パイプ部材34への糸掛け後の糸掛け手
順を説明する。上述のセカンドヒータ13の近傍に設け
た糸案内パイプ部材34への糸掛けが終った状態で、作
業者はクリール架台23の供給原糸1から糸案内パイプ
部材34へ連なっている糸条Yを、糸掛け具を用いて順
次ファーストヒータ3および加撚装置5へ糸掛けする
(第1図参照)。
ファーストヒータ3および加撚装置5への糸掛けが終
った状態で、セカンドヒータ13の下流に設置したエア
シリンダ35(第3図、第5図)を作動させて糸条Yを
糸外し用スリット34aを通して案内パイプ部材34か
ら外す。その外した糸条Yをセカンドヒータ13の糸通
し用スリット13aを通してセカンドヒータ13へ糸通
しする(第6図参照)。このようにして、巻取装置10
へ向かって送給されている糸条Yをセカンドヒータ13
に糸掛けするため、糸条Yは糸切れをすることなくセカ
ンドヒータ13に糸掛けされる。なおファーストヒータ
3においては、高温ヒータを用いていても、上述のよう
に走行状態で糸掛けするため糸条Yが切断されることは
なく円滑に糸掛けが行える。
次いで、セカンドヒータ13を出た糸条Yは伸長した
糸案内パイプ41(第2図、第6図)を通り、巻取機台
22の糸送りノズル51aを具備した糸送り管51を経
て圧縮空気とともに案内手段61へ送られる。糸条Yは
圧縮空気とともにコの字状断面をした案内手段61の底
面61aに沿って案内され、その反糸送り管側先端61
c(第9図の上側先端)の滑らかなカーブに沿って案内
されて糸ガイドバー62の上方を越えて巻取装置10側
へ案内される。この際に、案内手段の側壁61bの高さ
は、糸送り管51の先端から反糸送り管側先端に向けて
増加しており、糸送りノズル51aを経て糸送り管51
の先端から噴射された糸送り空気が糸送り管51から遠
ざかるにつれて緩やかに拡開して、糸条Yは案内手段6
1から飛出したりせずに、円滑に移送される。糸条Y
は、ガイドバー62と巻取装置10との間に設けられた
吸引装置63の吸引口63aに捕捉される。吸引装置6
3に捕捉された糸条を自動的にまたは人手により巻取装
置10に糸掛けすると、糸条Yはトラバース装置8によ
り綾振られ、第10図に扇形で示すように、糸送り管5
1の先端51bを綾振り支点としてガイドバー62に沿
って左右に綾振られ、フリクションローラ9を経て巻取
られる。
その後、アクチュエータ42、43により糸案内パイ
プ41を縮小するとともに第4糸送りローラ装置7の押
えローラ7aを固定側ローラ7bに押圧させ、定常運転
に入る。
上述の説明では、セカンドヒータ13へ糸掛けした後
に巻取装置10に糸掛けして正常状態の糸条をボビン上
に巻取るようにしていたが、場合によっては、セカンド
ヒータ13への糸掛けに先立ち巻取装置10に糸掛けし
てもよい。
また、上記の説明においては糸案内パイプ41を作業
者通路21の下方に設けていたが、本発明においては糸
案内パイプ部材34から出た糸条Yが糸案内パイプ41
内を案内されるため、作業者通路21に沿ってその床面
に近い位置に設けられていても糸条Yの走行が妨げられ
ることはない。従って、必ずしも作業者通路21の下方
に設けなくてもよい。しかしながら下方に設ける方が作
業者の作業者通路21上の歩行が一層容易となり好まし
い。
産業上の利用可能性 本発明によれば、第2送りローラ6から巻取装置10
への糸掛け時に作業者が屈むことなく容易に糸掛けをす
ることが行え、作業者の作業性が極めて向上し、また、
作業性が向上するために糸掛け作業に要する時間を短縮
することができ、屑糸の発生量が大幅に減少する。
また本発明によれば、250〜600℃に加熱したセ
カンドヒータへの糸掛けを問題なく行えるようにした糸
掛け装置が提供され、作業者の作業環境が向上する。
更に本発明によれば、巻取装置への糸掛けを極めて容
易に行えるようにした糸掛け装置が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−317238(JP,A) 仏国特許出願公開2380972(FR,A 1) 独国特許出願公開19531987(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 3/48 D02J 1/00 - 13/00 Fターム(4L036)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加撚装置および該加撚装置の下流側に設
    けられた熱処理装置を具備した主機台並びに作業者通路
    を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取装置を具備
    した巻取機台からなり、前記主機台の熱処理装置を出た
    糸条を前記作業者通路に沿って案内して前記巻取機台の
    巻取装置へ案内するようにした繊維機械において、前記
    作業者通路に沿って糸案内パイプが伸縮可能に設けら
    れ、該糸案内パイプの縮小時に糸送り位置に位置すると
    ともに該糸案内パイプの伸張時に退避位置へ移動可能に
    糸送りローラ装置が設けられ、前記糸案内パイプの伸張
    端と前記巻取装置との間に糸送りノズルを具備した糸送
    り管が設けられていることを特徴とする繊維機械の糸掛
    け装置。
  2. 【請求項2】 加撚装置および該加撚装置の下流側に設
    けられた熱処理装置を具備した主機台並びに作業者通路
    を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取装置を具備
    した巻取機台からなり、前記主機台の熱処理装置を出た
    糸条を前記作業者通路の下部を案内して前記巻取機台の
    巻取装置へ案内するようにした繊維機械において、前記
    熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリットを具
    備するとともに、該熱処理装置の該糸通し用スリットの
    近傍に前記熱処理装置へ糸通し前の糸条を係脱可能に案
    内する案内部材を設けて、糸条を該案内部材から作業通
    路の下方を通し巻取装置へ案内した状態で、該糸条を前
    記案内部材から外して前記糸通しスリットを通して前記
    熱処理装置へ糸通しするようにしたことを特徴とする繊
    維機械の糸掛け装置。
  3. 【請求項3】 前記案内部材が、前記熱処理装置の近傍
    に設けられ且つ糸道方向に延在する糸外し用スリットが
    形成された螺旋形断面パイプであることを特徴とする請
    求項2に記載の糸掛け装置。
  4. 【請求項4】 加撚装置および該加撚装置の下流側に設
    けられた熱処理装置を具備した主機台並びに作業者通路
    を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取装置を具備
    した巻取機台からなり、前記主機台の熱処理装置を出た
    糸条を前記作業者通路に沿って案内して前記巻取機台の
    巻取装置へ案内するようにした繊維機械において、 前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリット
    を具備するとともに、該熱処理装置の該糸通しスリット
    の近傍に糸道方向に延在する糸外し用スリットが形成さ
    れ且つ螺旋形断面を有し前記熱処理装置へ糸通し前の糸
    条を係脱可能に案内する案内パイプ部材が設けられ、 前記作業者通路に沿って糸案内パイプが伸縮可能に設け
    られ、該糸案内パイプの縮小時に糸送り位置に位置する
    とともに該糸案内パイプの伸張時に退避位置へ移動可能
    に糸送りローラ装置が設けられ、前記糸案内パイプの伸
    張端と前記巻取装置の間に糸送りノズルを具備した糸送
    り管が設けられたことを特徴とする繊維機械の糸掛け装
    置。
  5. 【請求項5】 前記伸縮可能な糸案内パイプが糸送りノ
    ズルを具備していることを特徴とする請求項1または4
    に記載の繊維機械の糸掛け装置。
  6. 【請求項6】 前記熱処理装置が250〜600℃に加
    熱可能な高温非接触ヒータであることを特徴とする請求
    項1〜5の何れか1項に記載の繊維機械の糸掛け装置。
  7. 【請求項7】 前記熱処理装置の下流位置に、前記案内
    パイプ部材の内部を走行している糸条に係合して、該糸
    条を前記糸外し用スリットを通して該案内パイプ部材か
    ら外ストともに該糸条を糸通し用スリットを通して前記
    熱処理装置へ糸通しする部材を設けたことを特徴とする
    請求項4に記載の繊維機械の糸掛け装置。
  8. 【請求項8】(補正後) 巻取装置および該巻取装置の
    前方に設けられた糸掛け手段からなる繊維機械の糸掛け
    装置において、該糸掛け手段は糸送りノズルを具備した
    糸送り管、該糸送り管の先端と前記巻取装置の前方との
    間を延在する案内手段および該案内手段と前記巻取装置
    との間に位置して前記巻取装置の綾振り方向に延在する
    糸ガイドバーからなり、前記案内手段は前記糸送り管の
    先端から延在し反糸送り管側先端が前記糸ガイドバーを
    越えて前記巻取装置側へ滑らかにカーブしている底面お
    よび該底面の両側部から前記巻取装置へ向けて突出した
    側壁を具備しており、該案内手段の側壁の高さが前記糸
    送り管の先端から反糸送り管側先端に向けて増加してい
    ることを特徴とする繊維機械の糸掛け装置。
  9. 【請求項9】(補正後) 加撚装置および該加撚装置の
    下流側に設けられた熱処理装置を具備した主機台並びに
    作業者通路を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取
    装置および該巻取装置の前方に設けられた糸掛け手段を
    具備した巻取機台からなり、前記主主機台の熱処理装置
    を出た糸条を前記作業該通路に沿って案内して前記巻取
    機台の巻取装置へ案内するようにした繊維機械におい
    て、 前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリット
    を具備するとともに、該熱処理装置の該糸通しスリット
    の近傍に糸道方向に延在する糸外し用スリットが形成さ
    れ且つ螺旋形断面を有し前記熱処理装置へ糸通し前の糸
    条を係脱可能に案内する案内パイプ部材が設けられ、 前記作業者通路に沿って糸案内パイプが伸縮可能に設け
    られ、該案内パイプの縮小時に糸送り位置に位置すると
    ともに該案内パイプの伸張時に退避位置へ移動可能に糸
    送りローラ装置が設けられ、前記糸案内パイプの伸張端
    と前記巻取装置の間に糸送りノズルを具備した糸送り管
    が設けられ、 前記糸掛け手段は糸送りノズルを具備した糸送り管、該
    糸送り管の先端と前記巻取装置の前方との間を延在する
    案内手段および該案内手段と前記巻取装置との間に位置
    して前記巻取装置の綾振り方向に延在する糸ガイドバー
    からなり、前記案内手段は前記糸送り管の先端から延在
    し反糸送り管側先端が前記糸ガイドバーを越えて前記巻
    取装置側へ滑らかにカーブしている底面および該底面の
    両側部から前記巻取装置へ向けて突出した側壁を具備し
    ていることを特徴とする繊維機械の糸掛け装置。
  10. 【請求項10】(補正後) 前記案内手段の側壁の高さ
    が前記糸送り管の先端から反糸送り管側先端に向けて増
    加していることを特徴とする請求項9に記載の繊維機械
    の糸掛け装置。
  11. 【請求項11】 前記糸送り管の先端が前記巻取装置の
    綾振り支点に位置していることを特徴とする請求項8〜
    10の何れか1項に記載の繊維機械の糸掛け装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイドバーと前記巻取装置との間
    に吸引装置が設けられていることを特徴とする請求項8
    〜11の何れか1項に記載の繊維機械の糸掛け装置。
  13. 【請求項13】(削除)
  14. 【請求項14】(補正後) 加撚装置および該加撚装置
    の下流側に設けられた糸送りローラを具備した主機台並
    びに作業者通路を挟んで該主機台に対向して設けられ、
    巻取装置を具備した巻取機台からなり、前記作業者通路
    の下側を糸条が走行するようにした繊維機械において、 前記主機台の前記送りローラの下部に熱処理装置が設け
    られ、該熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリ
    ットを具備するとともに、熱処理装置へ糸通し前の糸条
    を係脱可能に案内する案内部材が該糸通し用スリットの
    近傍に設けられ、該案内部材にはスリットが設けられて
    いて該スリットを通して前記案内部材から糸条を外して
    前記熱処理装置へ糸通しするようにしており、 糸送りノズルを備えた案内パイプが前記作業者通路に沿
    って設けられ、糸ノズルを備えた糸条送り管が該案内パ
    イプの巻取機台側端部から巻取装置まで設けられてお
    り、前記主機台から巻取装置へ糸掛けするようにしたこ
    とを特徴とする繊維機械の糸掛け装置。
  15. 【請求項15】 加撚装置および該加撚装置の下流側に
    設けられた熱処理装置を具備した主機台並びに作業者通
    路を挟んで該主機台に対向して設けられ、巻取装置を具
    備した巻取機台からなり、前記主機台の熱処理装置を出
    た糸条を前記作業者通路に沿って案内して前記巻取機台
    の巻取装置へ案内するようにした繊維機械において、 前記熱処理装置が糸道方向に延在する糸通し用スリット
    を具備するとともに、該熱処理装置の該糸通しスリット
    の近傍に糸道方向に延在する糸外し用スリットが形成さ
    れ且つ螺旋形断面を有し前記熱処理装置へ糸通し前の糸
    条を係脱可能に案内する案内パイプ部材を設け、 前記作業者通路に沿って糸案内パイプを伸縮可能に設
    け、該案内パイプが縮小時に糸送り位置に位置するとと
    もに該案内パイプが伸張時に退避位置へ移動可能に糸送
    りローラ装置を設け、前記糸案内パイプの伸張端と前記
    巻取装置の間に糸送りノズルを具備した糸送り管を設け
    て、 糸端しを案内パイプ部材の入口に位置させ、前記糸送り
    ノズルの作用により糸条を該案内パイプ部材から前記案
    内パイプを経て巻取装置へ案内し、次いで、該糸条を前
    記糸外し用スリットを通して、前記案内パイプ部材から
    外し、前記糸通し用スリットを通して前記熱処理装置へ
    糸通しするようにしたことを特徴とする繊維機械の糸掛
    け方法。
JP2000579818A 1998-10-31 1999-10-18 繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法 Expired - Fee Related JP3469201B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-325856 1998-10-31
JP32585698 1998-10-31
JP16504299 1999-06-11
JP11-165042 1999-06-11
PCT/JP1999/005726 WO2000026451A1 (fr) 1998-10-31 1999-10-18 Dispositif de reglage de fil et procede pour metier a tisser

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3469201B2 true JP3469201B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=26489929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000579818A Expired - Fee Related JP3469201B2 (ja) 1998-10-31 1999-10-18 繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6438933B1 (ja)
EP (3) EP1136601B1 (ja)
JP (1) JP3469201B2 (ja)
CN (1) CN1089383C (ja)
AU (1) AU6124099A (ja)
DE (3) DE69941222D1 (ja)
WO (1) WO2000026451A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6605160B2 (en) * 2000-08-21 2003-08-12 Robert Frank Hoskin Repair of coatings and surfaces using reactive metals coating processes
DE10130389A1 (de) * 2001-06-23 2003-01-02 Barmag Barmer Maschf Falschdralltexturiermaschine
DE10234554A1 (de) * 2002-07-30 2004-02-12 Barmag Ag Texturiermaschine
JP6457342B2 (ja) * 2014-07-03 2019-01-23 Tmtマシナリー株式会社 仮撚加工機、及び、仮撚加工機の糸掛け方法
JP7398323B2 (ja) * 2020-04-06 2023-12-14 Tmtマシナリー株式会社 仮撚加工機

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH580180A5 (ja) * 1975-01-17 1976-09-30 Heberlein & Co Ag
FR2302359A1 (fr) 1975-02-25 1976-09-24 Roannais Const Textiles Atel Machine perfectionnee pour la texturation d'un fil textile
DE2604016C3 (de) * 1975-03-07 1980-01-03 Heberlein Maschinenfabrik Ag, Wattwil (Schweiz) Einfädelvorrichtung für eine oberbaulose Falschdrall-Texturiermaschine
FR2380972A1 (fr) * 1977-02-17 1978-09-15 Asa Sa Dispositif pour le passage pneumatique d'un fil jusqu'a l'organe de reception sur une machine de renvidage textile
FR2459847A1 (fr) * 1979-06-25 1981-01-16 Asa Sa Machine pour la texturation de fils par fausse torsion
JPS6021931A (ja) 1983-07-11 1985-02-04 村田機械株式会社 糸仮撚機
TW340533U (en) * 1993-09-04 1998-09-11 Barmag Barmer Maschf False twist crimping machine
JP2907025B2 (ja) 1994-08-31 1999-06-21 村田機械株式会社 延伸仮撚機の糸掛け装置
JPH08199442A (ja) * 1995-01-10 1996-08-06 Murata Mach Ltd ヒーターの糸通し装置
JP2833501B2 (ja) * 1995-01-10 1998-12-09 村田機械株式会社 クーリングプレート
GB9510681D0 (en) * 1995-05-23 1995-07-19 Rieter Scragg Ltd Textile machine
JPH10317238A (ja) * 1997-05-15 1998-12-02 Murata Mach Ltd 延伸仮撚り機のヒーター装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2000026451A1 (fr) 2000-05-11
EP1887114B1 (en) 2009-12-02
EP1136601A4 (en) 2005-03-16
EP1887114A3 (en) 2008-03-05
CN1325464A (zh) 2001-12-05
EP1887115A2 (en) 2008-02-13
DE69941745D1 (de) 2010-01-14
DE69941222D1 (de) 2009-09-17
EP1887115A3 (en) 2008-03-05
EP1136601B1 (en) 2009-08-05
DE69941746D1 (de) 2010-01-14
EP1887115B1 (en) 2009-12-02
AU6124099A (en) 2000-05-22
EP1887114A2 (en) 2008-02-13
CN1089383C (zh) 2002-08-21
US6438933B1 (en) 2002-08-27
EP1136601A1 (en) 2001-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4121409A (en) Yarn piecing and knotting device for pneumatic spinning apparatus
JP5837064B2 (ja) 複数のマルチフィラメント糸を溶融紡糸し、延伸しかつ巻き上げる装置
JP5599286B2 (ja) 仮撚加工機
TWI513869B (zh) 用於生產針織品之設備和方法
ITMI20081097A1 (it) Apparecchiatura per la cernita di fibre o la selezione di fibre di un fascio di fibre comprendente fibre tessili, specialmente per la pettinatura
CN104878485A (zh) 一种定向精确选择式去除纱线毛羽的方法
CN106567170B (zh) 纺织机以及控制装置
JPH0149806B2 (ja)
JP3469201B2 (ja) 繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法
JPH08226038A (ja) 合成繊維用延伸・捲縮加工機の配置
TW200401856A (en) False twist texturing machine
JPS6375125A (ja) 粗糸ボビンの残粗糸除去装置
JPS63303129A (ja) 撚り糸の製造方法と加撚用供給ボビン
JP2004530811A (ja) 仮よりテクスチャード機械
JP2004533558A (ja) 繊維機械
JPH0351327A (ja) リング精紡機のドラフト部分用装置
JP2003089939A (ja) 仮撚加工機
US2277609A (en) Method and means for treating yarn
JPH02200822A (ja) 複合糸の紡績方法
US3611692A (en) False twist crimping apparatus
JPS599026Y2 (ja) 走行糸条の流体処理装置
CN116219564A (zh) 纺丝牵引装置
CN115142146A (zh) 纺丝牵引装置
JPS6112939A (ja) 結束紡績装置の糸継ぎ装置
JPH02229211A (ja) ポリエステル繊維の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030826

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees