JP2833501B2 - クーリングプレート - Google Patents

クーリングプレート

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JP2833501B2
JP2833501B2 JP1852095A JP1852095A JP2833501B2 JP 2833501 B2 JP2833501 B2 JP 2833501B2 JP 1852095 A JP1852095 A JP 1852095A JP 1852095 A JP1852095 A JP 1852095A JP 2833501 B2 JP2833501 B2 JP 2833501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仮撚機、延伸仮撚機
等において第1ヒーターと加撚装置との間に設けられ、
第1ヒーターを通過した糸のバルーニングを抑えると共
に冷却するクーリングプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スリットタイプのヒーターに換え
て熱効率のよい非接触高温筒状ヒーターの開発がされて
いるが、そのヒーターにおいても走行糸のバルーニング
を抑えるためのバルーン止めガイドが糸道に円弧状に複
数設けられている。第1ヒーターに続いてクーリングプ
レートをほぼ直線状に配するストレートヤーンパスタイ
プの仮撚機においては、ヒーターの糸道の円弧の向きに
より、図4又は図5に示す糸Yの経路をとることが可能
である。両図とも、3がヒーター、4がクーリングプレ
ートである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非接触高温筒状ヒータ
ーの開発に伴い、ノズルより噴出するエアーによって糸
を飛ばす糸通し装置の開発も進められているが、その糸
通し装置によってヒーター3を経てクーリングプレート
4の下流にある加撚装置や第2ヒーターまで糸飛ばしを
しようとすると、ハンドサッカーに吸引されて走行する
糸は加撚されていないので、走行糸Yはクーリングプレ
ート4の鏡面に張り付いて速度が低下し、その結果、ヒ
ーター3の内部に留まる時間が長くなって溶融する。
【0004】そこで、図4、図5に点線で示すガイド9
を設け、且つ、点線で示すようにヒーター3’を、その
糸道延長にクーリングプレート4が位置しないように設
置することも考えられるが、その場合、糸道はガイド9
で曲げられ、厳密な意味でのストレートヤーンパスには
ならない。しかも、図4、図5を見てもわかるように、
機械の高さが高くなり、全体として嵩高になる。
【0005】この発明は、ヒーターに続いて略直線状に
配された、ヒーターへの糸通しの邪魔にならないクーリ
ングプレートを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のクーリングプレートは、ヒーターに続い
て略直線状に配されたクーリングプレートであって、
ーターへの糸通し時にヒーターの糸道延長よりそれた位
置に移動すると共に、その移動時に、導糸路がヒーター
の糸道の延長位置に移動する糸案内が付設されたもので
あり、その糸案内を、軸線に沿った上方にスリットを有
するスリットパイプとするとよい。
【0007】
【作用】上記のように構成されたクーリングプレートに
おいては、ヒーターへの糸通し時には、クーリングプレ
ートがヒーターの糸道の延長位置から移動し、その延長
位置には、糸通しの邪魔をするいかなる部材もなくな
る。またクーリングプレートの移動と共に糸案内の導
糸路がヒーターの糸道の延長位置に移動するので、糸通
しが確実になされる。
【0008】
【実施例】図1ないし図3を参照し、この発明の仮撚機
のクーリングプレートの実施例について説明する。
【0009】このクーリングプレートは、例えば図1に
示す延伸仮撚機におけるクーリングプレート4として使
用される。この延伸仮撚機は、部分延伸糸の巻かれてい
る給糸パッケージ2が仕掛けられているクリールスタン
ド1と、第1ヒーター3と、クーリングプレート4と、
加撚装置5と、第2ヒーター6と、加工糸の巻取りパッ
ケージ8を形成するテイクアップワインダー7とよりな
るものであり、既に知られている。この延伸仮撚機にお
いては、加撚装置5によって糸Yに仮撚が掛けられ、第
1ヒーター3まで波及する。そこで糸Yは可塑化し、ク
ーリングプレート4に前進して撚掛け状態が固定され
る。そして、加撚装置5を通過すると逆の撚りが掛り、
各フィラメントにクリンプが顕在して嵩高となる。その
後第2ヒーター6に進んでトルクが低下し、巻取りパッ
ケージ8に巻き上げられる。その間、糸Yは、ポリアミ
ド糸の場合約1.2倍に、ポリエステル糸の場合約1.
6倍に、それぞれ延伸される。なお、[A] は第1ヒータ
ー3への糸通し装置である。
【0010】このクーリングプレート4そのものは、従
来の仮撚機、延伸仮撚機等に用いられているバルーンプ
レートと基本的には同様のものである。即ち、横断面が
図3に示すように逆V字状であり、且つ、長尺である。
また、全長に渡って中央部を下方に向けて湾曲させ、バ
ルーニングする走行中の糸の飛び出しを防ぐようにして
いる。素材は、耐磨耗性の良いステンレススチールであ
る。
【0011】このようなクーリングプレート4は、機枠
に固定された固定軸41に、下流側の背部において回動
可能に支持されている。また、クーリングプレート4の
上流側の背部には、長さ方向を向いた長孔42aを有す
るピン受42が固定されている。
【0012】一方、機枠には、固定軸41より第1ヒー
ター3に近いほぼ同じ高さに、もう一つ固定軸43が設
けられている。その固定軸43には、操作レバー44の
中間部が回動可能に支持されている。
【0013】操作レバー44の上端部には、ピン45が
固定されており、そのピン45は前記ピン受42の長孔
42aに係合している。
【0014】従って、操作レバー44を図2の矢印方向
に回動させると、ピン45が長孔42a内を移動するこ
とにより、クーリングプレート4は固定軸41を支点に
して実線で示す位置から1点鎖線で示す位置に回動し、
上流側が第1ヒーター3の糸道よりそれる。クーリング
プレート4は、第1ヒーター3の糸道に続いて設けら
れ、しかも、湾曲しているので、上流側が第1ヒーター
3の糸道の延長よりそれることによって、全体が第1ヒ
ーター3の糸道の延長よりそれることになる。従って、
第1ヒーター3の糸道の延長位置には、糸通しの邪魔を
するいかなる部材もなくなる。
【0015】また、クーリングプレート4の下方には、
必要に応じて(糸通し装置のノズルより噴出するエアー
の力が弱いとき等)、軸線に沿った上方にスリット46
aの形成されたスリットパイプよりなる糸案内46が設
けられる。
【0016】この糸案内46は、2つの帯状部材47、
48によってクーリングプレート4に一体化され、クー
リングプレート4と共に固定軸41を支点にして回動す
ることができる。
【0017】糸案内46は、通常は第1ヒーター3の糸
道延長よりそれた位置にあるが、第1ヒーター3への糸
通しに際して操作レバー44を操作し、クーリングプレ
ート4を第1ヒーター3の糸道延長よりそらすときに、
その導糸路46bが第1ヒーター3の糸道の延長位置に
移動するように設計されている。
【0018】従って、糸通し時には、糸Yが糸通し装置
のノズルより噴出するエアー流に乗って第1ヒーター3
出口より吹き飛ばされ、そのエアー流と共に糸案内46
の導糸路46bに沿って案内され、加撚装置5や第2ヒ
ーター6等への高度な糸掛けが可能となる。しかも、糸
案内46の有無に係わらず、従来のように第1ヒーター
3とクーリングプレート4との間で糸道を屈曲すること
もないので、機械の高さを高くせずにすむ。なお、糸案
内46は、この他に、糸通し直前に互いに接近して筒状
になる2つの部材より構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0020】即ち、ヒーターへの糸通し時にのみクーリ
ングプレートをヒーターの糸道延長よりそらすことがで
きるので、走行糸がクーリングプレートの鏡面に張りつ
いて速度が低下することがなくなり、従って、ヒーター
の内部に長時間留まって溶融することがなくなり、遠く
の部材への糸掛けが楽になった。また糸案内を付設した
ので、クーリングプレートを糸道よりそらせているにも
係わらず、確実に糸掛けすることができる。しかも、ヒ
ーターとクーリングプレートとの間で糸道を屈曲するこ
ともないので、機械の高さを高くせずにすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】延伸仮撚機の側面図である。
【図2】この発明のクーリングプレートとヒーターとの
関係を示す側面図である。
【図3】この発明のクーリングプレートの正面図であ
る。
【図4】従来のクーリングプレートとヒーターとの関係
を示す側面図である。
【図5】従来のクーリングプレートと別のヒーターとの
関係を示す側面図である。
【符号の説明】
3 ヒーター(第1ヒーター) 4 クーリングプレート 41 固定軸 42 ピン受 42a 長孔 43 固定軸 44 操作レバー 45 ピン 46 糸案内(スリットパイプ) 46a スリット 46b 導糸路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−287826(JP,A) 特開 昭63−315628(JP,A) 特開 平6−10230(JP,A) 特開 平6−25928(JP,A) 特開 平4−333629(JP,A) 特開 平6−158463(JP,A) 実公 平2−451(JP,Y2) 特公 昭63−533(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D02J 1/22,13/00,1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒーターに続いて略直線状に配されたクー
    リングプレートであって、ヒーターへの糸通し時にヒー
    ターの糸道延長よりそれた位置に移動すると共に、その
    移動時に、導糸路がヒーターの糸道の延長位置に移動す
    る糸案内が付設されたクーリングプレート。
  2. 【請求項2】糸案内が、軸線に沿った上方にスリットを
    有するスリットパイプである請求項に記載のクーリン
    グプレート。
JP1852095A 1995-01-10 1995-01-10 クーリングプレート Expired - Fee Related JP2833501B2 (ja)

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