JP3466909B2 - エアーバイパスバルブの制御方法 - Google Patents

エアーバイパスバルブの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ターボ式内燃機関
において、ターボチャージャーの下流側と上流側とを断
接するエアーバイパスバルブの制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】ターボチャージャーを有するターボ式内
燃機関においては、スロットルバルブが急閉された場合
に、吸気慣性およびコンプレッサの回転慣性によってス
ロットルバルブの上流側圧力が一時的に急上昇する。こ
の圧力上昇は、過給気が圧力反射によってターボチャー
ジャー側に逆流するというサージングを生じさせ、ター
ボチャージャーからサージ音(脈動音)を発生させる。
このサージ音を防止すべく、従来、ターボチャージャー
の下流側と上流側とを連通する連通路を設け、この連通
路上にダイヤフラム式のエアーバイパスバルブを配設し
た構成のものが知られている。しかして、上述したよう
にスロットルバルブを急閉されるなどしてサージ音が発
生する状況になった時、このエアーバイパスバルブを所
定時間開成し、ターボチャージャーの上流側と下流側と
を連通させることによって、過給圧の上昇を防止するよ
うにしている。 【0003】ところで、一般的にダイヤフラム式のエア
ーバイパスバルブは、バルブ本体に移動可能に配設した
ダイヤフラムに弁体を設けたもので、バルブ本体はダイ
ヤフラムによってダイヤフラム室と連通室に2分されて
いる。そして具体的にはこの連通室を前記連通路上に配
置している。しかして、閉弁時には弁体を閉止方向に付
勢するスプリング力で弁体を閉止位置に保持しておくと
ともに、開弁時にはダイヤフラム室にスロットルバルブ
下流側の負圧を導き、この負圧力でダイヤフラムを移動
させ、スプリング力に抗して弁体を開成位置に移動させ
る構造となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、ス
ロットルバルブ急閉後、エアーバイパスバルブが開成状
態である前記所定時間内において、スロットルバルブを
若干開成するような操作が行われた場合には、スロット
ルバルブ下流側の圧力が上昇して前記ダイヤフラム室の
圧力が上昇するとともに、ターボチャージャーの下流側
圧力が低下して前記連通室の圧力が低下する。この結
果、前記スプリングによる付勢力ともあいまって、弁体
およびダイヤフラムに作用する力がバランスし、弁体お
よびダイヤフラムの位置が不安定となる状況が現出す
る。そして、弁体およびダイヤフラムが振動するいわゆ
るチャタリング現象が惹起され、振動音が発生する場合
がある。 【0005】この振動音は運転者のアクセル操作に連動
して常に生じるものではなく、運転状況等で発生したり
しなかったりするうえ、発生タイミングもまちまちであ
るため、運転者に強い不快感を与えるという問題点があ
った。一方、特開平5−156957号公報に示されて
いるように、スロットルバルブ下流側をエアーバイパス
バルブのダイヤフラム室に連通する接続路に絞り部を設
け、弁体開閉の応答性を犠牲にしてチャタリング現象を
防止しようとしたものも考えられている。しかしなが
ら、このようなものは、従来のエアーバイパスバルブの
構成を変えなければならないうえ、弁体の応答性とチャ
タリング現象防止との兼ね合いを考慮しなければなら
ず、絞り開度の設定が難しいという問題点があった。し
かも、種々の運転状況や各内燃機関の個体差、あるいは
経年変化等に対応しきれない場合もあり、抜本的な解決
方法とは言い難かった。 【0006】 【課題を解決するための手段】しかして、上述したよう
にサージ音の発生は、コンプレッサー下流側における圧
力の急上昇によるものであり、ダイヤフラムの振動発生
は、コンプレッサー下流側圧力の減少によるものであ
る。このようにサージ音の発生条件とダイヤフラムの振
動発生条件とが相反する。本発明はこの点に着目してな
されたものであって、ターボチャージャーからのサージ
音が発生する状況となった際に開成して、その後所定時
間開成状態を保持しつづけるようにしていたエアーバイ
パスバルブを、該所定時間内でもダイヤフラムの振動す
る条件となった際にはサージ音は発生しないと判断して
閉止するようにし、ダイヤフラムの振動発生を抑制する
ようにしたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】すなわち本発明は、ターボ式内燃
機関において、ターボチャージャーの下流側と上流側と
を連通する連通路上に設けられたダイヤフラム式のエア
ーバイパスバルブに適用され、エアーバイパスバルブ
を、スロットルバルブの閉止時においてターボチャージ
ャーからサージ音が発生する状況となった際に開成し、
該開成から所定時間経過後、閉止するようにしたエアー
バイパスバルブの制御方法であって、前記所定時間内で
あっても、ダイヤフラムの振動する条件となった際には
エアーバイパスバルブを閉成するようにしたことを特徴
とするものである。 【0008】しかして、このような方法によれば、ダイ
ヤフラムの振動し得る条件下においてエアーバイパスバ
ルブを閉止することにより、ダイヤフラムの振動を確実
に防止できる。しかもダイヤフラムの振動し得る条件下
では連通路を閉止しても、ターボチャージャーからのサ
ージ音は発生しないため、該サージ音の発生をも確実に
防止できる。そのうえ、ソフトウェアの変更のみで、従
来のエアーバイパスバルブの構成を変えることがなく、
その実現が非常に簡単であるという効果を有する。 【0009】既存の吸気圧センサ等を用いて簡単に検出
し得るダイヤフラムの振動する条件とは、前記所定時間
内において、ターボチャージャー下流側の圧力が所定以
上であり、なおかつ、その圧力の時間変化量が所定以下
となる場合が挙げられる。 【0010】 【実施例】以下に、本発明に係るエアーバイパスバルブ
の制御方法の一実施例を、図面を参照して説明する。図
1は、本実施例に係るエアーバイパスバルブ5の制御方
法を適用したターボ式内燃機関1を示す模式的構成図で
ある。 【0011】このターボ式内燃機関1は、複数の気筒7
(図1中は1つのみを記載している)と、各気筒7に吸
気を供給するための吸気系路4と、排気を排出するため
の排気系路6と、排気系路6上に配設された駆動タービ
ン22及び吸気系路4上に配設されたコンプレッサー2
1を有するターボチャージャー2とを少なくとも具備し
てなるものである。 【0012】吸気系路4は、外気を気筒7の吸気弁71
にまで導くもので、本実施例ではこの吸気系路4上に、
エアクリーナー81、コンプレッサー21、インターク
ーラー82、スロットルバルブ83およびインジェクタ
84を上流からこの順で配設している。具体的にこの吸
気系路4はエアクリーナー81およびコンプレッサー2
1の吸入ポート21aを接続する第1導入路41と、コ
ンプレッサー21の排出ポート21bおよびインターク
ーラー82を連通する第2導入路42と、インタークー
ラー82およびスロットルバルブ83を連通する第3導
入路43と、スロットルバルブ83および吸気弁71を
連通するサージタンク44およびインテークマニホール
ド45とからなる。しかしてインジェクタ84はインテ
ークマニホールド45における吸気弁71近傍に設けら
れている。 【0013】排気系路6は、排気弁72から排出される
排気を外部に放出すべく、排気弁72と外部とを連通す
るもので、この排気系路6上には駆動タービン22と図
示しない排気マフラとを配設している。具体的にこの排
気系路6は排気弁72および駆動タービン22の導入ポ
ート22aを連通するエグゾーストマニホールド61
と、駆動タービン22の導出ポート22bおよび排気マ
フラーを連通する排出路62とから構成している。 【0014】ターボチャージャー2は上述したように、
駆動タービン22とコンプレッサー21とを具備してな
るもので、この駆動タービン22とコンプレッサー21
を、同軸上に設け、連動するように構成している。そし
て、駆動タービン22を排気圧によって回転させ、この
回転力を利用してコンプレッサー21にポンプ作用を営
ませることにより、吸入した空気を加圧圧縮(過給)
し、気筒7に送り込むものである。 【0015】しかして、本実施例では、コンプレッサー
21の下流側である第2導入路42と、上流側である第
1導入路41とを連通する連通路3を設けており、この
連通路3上にエアーバイパスバルブ5を配設している。
このエアーバイパスバルブ5は、後述するエアーバイパ
スバルブ制御弁VSV(この後ABV制御弁VSVと記
述する)により開閉駆動されるダイヤフラム式のもので
あり、スロットルバルブ83が急閉された場合に、吸気
慣性およびコンプレッサー21の回転慣性によってスロ
ットルバルブ83の上流側、すなわち第2、第3導入路
42、43内の圧力が一時的に急上昇するのを防止し、
ひいては、ターボチャージャー2からのサージ音発生を
防止すべく設けたものである。具体的にこのエアーバイ
パスバルブ5は、バルブ本体52と、バルブ本体52内
の空間をダイヤフラム室53および連通室54に2分す
る移動可能なダイヤフラム51と、ダイヤフラム51に
設けられた弁体55とを具備してなる。そして、ダイヤ
フラム室53には制御ポート56が開口させてあり、連
通室54には第1ポート57および第2ポート58が開
口させてある。弁体55は、ダイヤフラム51の移動に
より、第2ポート58の内部開口面58aに当接し、第
1ポート57、第2ポート58間の連通を遮断する閉弁
位置と、該内部開口面58aから離間して第1ポート5
7と第2ポート58とを連通させる開弁位置との間を移
動するように構成している。さらに、ダイヤフラム室5
3にはスプリング59を配設しており、弁体55を閉弁
位置方向に弾性付勢している。 【0016】しかして、このエアーバイパスバルブ5の
第1ポート57を、第2導入路42に連通し、第2ポー
ト58を第1導入路41に連通している。また、制御ポ
ート56は、ABV制御弁VSVを介して、第3導入路
43もしくはサージタンク44のいずれかに選択的に連
通可能に構成している。このABV制御弁VSVは、電
磁的に駆動し得る3方向弁であり、図示しない制御弁体
の移動により、制御ポート56を負圧の発生するサージ
タンク44、もしくは第2導入路42と同圧である第3
導入路43のいずれかに選択的に連通させ、エアーバイ
パスバルブ5を開閉駆動するものである。具体的には、
制御ポート56をサージタンク44に連通させることに
より、ダイヤフラム室53を負圧にし、ダイヤフラム室
53と連通室54との圧力差でダイヤフラム51および
弁体55を開成位置に移動させ、制御ポート56を第3
導入路43に連通させることにより、ダイヤフラム室5
3と連通室54とを同圧とし、スプリング59の力によ
りダイヤフラム51および弁体55を閉止位置に移動さ
せる機能を有するものである。しかして、本実施例で
は、このABV制御弁VSVを次に説明するコントロー
ラ9からのバルブ制御信号aによって駆動制御してい
る。 【0017】コントローラ9は、少なくとも入力インタ
フェース91、出力インタフェース92、CPU93、
メモリ94を内蔵するものである。しかして、入力イン
タフェース91には、サージタンク44内に配設した吸
気圧センサSRから出力される吸気圧信号bを入力する
ようにしており、出力インタフェース92からは少なく
ともABV制御バルブ5Aを駆動制御するバルブ制御信
号aを出力するようにしている。吸気圧信号bは吸気圧
に応じた電圧または電流値を有するもので、その値はC
PU93に取り込まれる際、図示しないA/D変換回路
等を介してデジタル値に変換される。なお、本実施例で
は、この値から推測した第2もしくは第3導入路42、
43の圧力を利用するようにしている。バルブ制御信号
aは、2値信号であり、その値に応じてABV制御弁V
SVをいずれかの方向に駆動するものである。そして、
本実施例では、前記メモリ94に、少なくとも、吸気圧
の状況に応じて適切にABV制御弁VSVを制御し、エ
アーバイパスバルブ5を駆動するためのバルブ制御プロ
グラムを記憶させている。本実施例に係るエアーバイパ
スバルブ5の制御方法は、このバルブ制御プログラムに
したがったもので、これを図2に示すフローチャートに
したがって説明する。 【0018】このバルブ制御プログラムは、ステップS
1からステップS7までの複数のステップで構成してお
り、これら一連のステップを周期的に繰り返し行うもの
である。まずステップS1において、サージ音が発生す
る状況であるか否かを判断する。具体的にサージ音が発
生する状況とは、例えば吸気圧センサSRにより検出し
た吸気圧から間接的に求められる第2もしくは第3導入
路42、43の圧力が760mmHg以上でなおかつ、
その圧力の単位時間変化量が−30mmHgを上回って
いる場合である。なお、吸気圧の検出は、例えば別のル
ーチンで定期的に行われ、メモリ94に更新記憶させて
いる。また、ここでいう単位時間とは、タイマー等によ
り適宣設定された一定時間をいう。そして、サージ音が
発生する状況であると判断した場合には、ステップS2
に進み、そうでないと判断した場合にはステップS7に
進む。 【0019】ステップS2においては、エアーバイパス
バルブ5の制御ポート56とサージタンク44とを連通
させるべくABV制御弁VSVを駆動するバルブ制御信
号aの値(ON)を設定しこれを出力する。この結果、
エアーバイパスバルブ5は開成状態となる。そしてステ
ップS3に進む。ステップS3では、待機時間を予め定
めた所定時間にセットする。具体的にはこの所定時間を
例えば1.28秒に設定している。そしてステップS4
に進む。 【0020】ステップS4では、所定時間経過したかど
うかを判断する。しかして所定時間経過した場合にはス
テップS6に進み、そうでない場合にはステップS5に
進む。ステップS5では、ダイヤフラム51に振動が発
生する状況であるか否かを判断する。具体的に振動発生
状況とは、例えば前記第3導入路43の圧力が760m
mHg以上でなおかつ、その圧力の単位時間変化量が−
30mmHg以下の場合である。そして、振動が発生す
る状況であると判断した場合には、ステップS6に進
み、そうでないと判断した場合には、ステップS4に戻
る。 【0021】ステップS6では、エアーバイパスバルブ
5の制御ポート56と第3導入路43とを連通させるべ
くABV制御弁を駆動するバルブ制御信号aの値(OF
F)を設定しこれを出力する。この結果、エアーバイパ
スバルブ5は閉止状態となる。ステップS7において、
本周期におけるバルブ制御プログラムは終了し再びステ
ップS1に戻る。 【0022】このように構成した本実施例のエアーバイ
パスバルブ5の制御方法にしたがって、エアーバイパス
バルブ5は次のように作動する。まず、図示しないアク
セルが踏み込まれ、ターボチャージャー2が作動してい
る状態から、アクセルを戻されてスロットルバルブ83
が急閉されると、吸気慣性およびコンプレッサー21の
回転慣性によってコンプレッサー21の下流側、すなわ
ち第2、第3導入路42、43の圧力が一時的に急上昇
する。しかして、この圧力が760mmHg以上でなお
かつ、その圧力の単位時間あたりの変化量が−30mm
Hgを上回った場合には、圧力の急上昇による圧力反射
によってターボチャージャー2側に過給気が逆流するサ
ージングを生じ、ターボチャージャー2からサージ音
(脈動音)が発生すると判断される。そこで、エアーバ
イパスバルブ5の制御ポート56とサージタンク44と
を連通させるべくABV制御弁VSVが駆動され、エア
ーバイパスバルブ5は開成状態となる。この結果第2、
第3導入路42、43内の過給気は第1導入路41内に
導かれ、サージングは回避される。 【0023】この開成状態は、1.28秒持続するが、
この間に、例えば、スロットルバルブを若干開成するよ
うな操作が行われた場合には、第2もしくは第3導入路
42、43内の過給気はサージタンク側へ流入し、第2
もしくは第3導入路42、43内の圧力上昇速度は減少
する。このことは第2もしくは第3導入路42、43内
の単位時間あたりの変化量が−30mmHg以下になっ
たことにより認識され、同時にダイヤフラム51が振動
する条件であると判断される。そして、エアーバイパス
バルブ5の制御ポート56と第3導入路43とを連通さ
せるべくABV制御弁VSVが駆動され、エアーバイパ
スバルブ5は閉止状態となる。この状態では、ダイヤフ
ラム51および弁体55の位置は閉止位置に固定されて
いるので、振動発生は確実に防止され、サージ音も発生
しない。 【0024】このように本実施例に係るエアーバイパス
バルブ5の制御方法によれば、ダイヤフラム51の振動
し得る条件下においてエアーバイパスバルブ5を閉止す
ることにより、ダイヤフラム51の振動を確実に防止で
きる。しかもダイヤフラム51の振動し得る条件下では
ターボチャージャー2からのサージ音は発生し難いた
め、該サージ音の発生をも確実に防止できる。また、ダ
イヤフラム51の振動する条件を既存の吸気圧センサS
R等を用いて検出するようにしているので、本実施例の
実現は実質的に、ソフトウェアの変更のみでよく、ハー
ドウェア構成を変えることのない簡単なものとなる。 【0025】なお、本発明は上述した実施例に限られる
ものではなく例えば、ダイヤフラムの振動し得る条件の
検出は、実施例以外の方法でも構わない。その他各部の
構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が
可能である。 【0026】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ダイヤ
フラムの振動する条件においては、サージ音は発生し難
いという点に着目し、従来、ターボチャージャーからの
サージ音が発生する状況となった際に開成して、その後
所定時間開成状態を保持しつづけるようにしていたエア
ーバイパスバルブを、該所定時間内でもダイヤフラムの
振動する条件となった際にはサージ音は発生しないと判
断して閉止するようにしたものである。したがって、こ
のような方法によれば、ダイヤフラムの振動し得る条件
下においてエアーバイパスバルブを閉止することによ
り、ダイヤフラムの振動を確実に抑制でき、この振動に
起因する振動音を防止できる。しかもダイヤフラムの振
動し得る条件下では連通路を閉止してもターボチャージ
ャーからのサージ音は発生し難いため、該サージ音の発
生をも確実に防止できる。さらに、ソフトウェアの変更
のみで実現が可能で、従来のエアーバイパスバルブの構
成を変える必要がないという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す内燃機関の模式的全体
構成図。 【図2】同実施例の制御プログラムを示すフローチャー
ト。 【符号の説明】 1…ターボ式内燃機関 2…ターボチャージャー 21…コンプレッサー 3…連通路 41…下流側(第1導入路) 42…上流側(第2導入路) 5…エアーバイパスバルブ 51…ダイヤフラム 83…スロットルバルブ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ターボ式内燃機関において、ターボチャー
    ジャーのコンプレッサにおける下流側と上流側とを連通
    する連通路上に設けられたダイヤフラム式のエアーバイ
    パスバルブに適用され、 エアーバイパスバルブを、ターボチャージャーからサー
    ジ音が発生する状況となった際に開成し、 該開成から所定時間経過後、閉成するようにしたエアー
    バイパスバルブの制御方法であって、 前記所定時間内であっても、ダイヤフラムの振動する条
    件となった際にはエアーバイパスバルブを閉止するよう
    にしたことを特徴とするエアーバイパスバルブの制御方
    法。
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