JP3462739B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3462739B2
JP3462739B2 JP35470597A JP35470597A JP3462739B2 JP 3462739 B2 JP3462739 B2 JP 3462739B2 JP 35470597 A JP35470597 A JP 35470597A JP 35470597 A JP35470597 A JP 35470597A JP 3462739 B2 JP3462739 B2 JP 3462739B2
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にトナー像が
形成される複数の像担持体と、前記トナー像を転写材に
転写する複数の像担持体に夫々対向した複数の転写手段
を連続的に配置し、前記像担持体と前記転写手段の間に
は、回転する無端状の誘電体ベルトが設けられ、前記複
数の転写手段の上流側には、前記誘電体ベルトに転写材
を静電吸着させるための帯電手段と、前記帯電手段の上
流に前記誘電体ベルトの除電を行う除電手段及び残トナ
ーをクリーニングするクリーニング手段を設け、前記複
数の像担持体毎に形成されたトナー像を搬送される転写
材に前記転写手段によって順次転写してカラー画像を形
成するカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置は特開平9−
22158号公報に記載されてるように、ドラム状の像
担持体を有する画像形成部を複数個備え、各画像形成部
にて形成されたトナー像を転写ベルトによって搬送され
る同一の転写材に順次転写する転写チャージャを設け、
転写材が搬送される下流に行くに従って像担持体に巻き
取られる方向に転写ベルトを折り曲げるとともに、像担
持体と転写材とが接触する部分の面積が転写材が搬送さ
れるに従って順次大きくなるように転写ベルトを保持す
る保持手段を設けたものである。
【0003】また、特開平9−50197号公報に記載
されているように、複数の転写ローラは、各転写ローラ
と複数の感光体ドラムのそれぞれとの間に搬送ベルトを
介在させた状態で搬送ベルトに所定のニップ幅で当接さ
れるとともに、各感光体ドラムの配列順に従って抵抗値
が次第に低下するよう規定された抵抗値とし、1個の転
写電圧印加装置により各転写ローラに電圧が印加されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平9−22
158号公報及び特開平9−50197号公報において
は、トナー像を転写材に転写する転写手段である転写チ
ャージャ,転写ローラへ電圧を印加する転写用電源と、
転写ベルト,搬送ベルトに転写材を静電吸着させるため
の電圧を印加する電源とは別の電源が使用されており、
部品点数が増え装置の大型化やコストが高くなるという
問題を生じていた。
【0005】本発明のカラー画像形成装置は上記の問題
に鑑みなされたものであり、トナー像を転写材に転写す
る転写手段を弾性部材により形成し、転写手段に誘電体
ベルトに接触させて配設し、複数の転写手段と帯電手段
との電源を同一の直流電源とすることにより、装置の小
型化を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のカラー画像形成装置は、表面にトナー像が
形成される複数の像担持体と、トナー像を転写材に転写
する複数の像担持体に夫々対向した複数の転写手段を連
続的に配置し、像担持体と転写手段の間には、回転する
無端状の誘電体ベルトが設けられ、複数の転写手段の上
流側には、誘電体ベルトに転写材を静電吸着させるため
の帯電手段と、帯電手段の上流に誘電体ベルトの除電を
行う除電手段及び残トナーをクリーニングするクリーニ
ング手段を設け、複数の像担持体毎に形成されたトナー
像を搬送される転写材に転写手段によって順次転写して
カラー画像を形成するカラー画像形成装置において、
記複数の転写手段および前記帯電手段に対し、同一の電
源からそれぞれ直流電源を印加してなり、前記複数の転
写手段を各弾性ローラで構成し、かつ該各弾性ローラと
前記誘電体ベルトとの各接触幅を、用紙搬送方向の上流
側に行くに従って順次小さくなるように設定している。
【0007】本発明のカラー画像形成装置は、複数の転
写手段の体積抵抗率を上流側を順次高く設定している。
【0008】本発明のカラー画像形成装置は、複数の転
写手段の体積抵抗率は103Ωcm〜1011Ωcm内で
順次高く設定している。
【0009】
【0010】本発明のカラー画像形成装置は、ローラと
誘電体ベルトとの接触幅は1.5mm〜4mm内で順次
小さく設定している。
【0011】本発明のカラー画像形成装置は、帯電手段
を、導電性のローラまたは櫛状若しくは円筒状のブラシ
で形成している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のカラー画像形成装置の基
本となる構成を図1とともに説明する。
【0013】このカラー画像形成装置は、図1に示すよ
うに、トナーによる画像が形成される転写材としての用
紙Pをストックし供給する給紙部1と、画像形成される
画像の静電潛像が形成される感光体ドラム2a〜2d
と、感光体ドラム2a〜2dの静電潛像にトナーを供給
し現像する現像器3a〜3dと、現像されたトナー像を
搬送された用紙Pに順次転写する転写ローラ4a〜4d
と、用紙Pに転写されたトナー像を融着させて定着させ
る定着部5とを備えている。
【0014】前記感光体ドラム2a〜2dと各感光体ド
ラム2a〜2dと夫々対向する転写ローラ4a〜4dと
の間に用紙Pを前記給紙部1から前記定着部5へ搬送す
る無端状の誘電体ベルト6が駆動ローラ7と従動ローラ
8とに張架され配設されている。
【0015】この誘電体ベルト6の用紙P搬送方向上流
側には接地された金属ローラ9が配設され、下流側には
静電吸着された用紙Pを強制的に剥離する剥離爪10が
配設されている。なお、剥離爪10は誘電体ベルト6表
面に接離自在に設けられている。
【0016】また、感光体ドラム2a〜2dは接地され
た導電性のアルミニウム素管からなり、その表面にOP
C(有機光半導体)膜が塗布されている。
【0017】また、現像器2a〜2dには、イエロー,
マゼンダ,シアン,ブラックの各色のトナーを収容し、
各色のトナーを感光体ドラム2a〜2dに供給する現像
ローラ11a〜11dが設けられている。
【0018】前記感光体ドラム2a〜2dの周りには、
感光体ドラム2a〜2d表面を帯電する帯電器12a〜
12dと、前記現像器3a〜3dと、トナー像が転写ロ
ーラ4a〜4dにより用紙Pに転写された後に残る残ト
ナーをクリーニングするクリーニングブレード13a〜
13dとが配設されている。前記誘電体ベルト6の従動
ローラ8側に最終色のトナー像が用紙Pに転写された
後、直ちに、誘電体ベルト6の除電を行う除電手段14
が設けられている。
【0019】そして、前記帯電器12a〜12dにより
感光体ドラム2a〜2d表面を帯電し、図示しない露光
手段によって感光体ドラム2a〜2dを露光して静電潛
像を形成し、この静電潛像に現像器3a〜3dの現像ロ
ーラ11a〜11dによりトナーを供給してトナー像を
形成し、このトナー像を誘電体ベルト6により搬送され
た用紙Pに順次転写ローラ4a〜4dで転写し、全ての
色のトナー像が転写された用紙Pを定着部5に搬送し、
トナー像を用紙Pに定着する。
【0020】従って、カラー画像形成の場合、誘電体ベ
ルト6に静電吸着された用紙Pに対して、各色の感光体
ドラム2a〜2dを通過する毎に1色ずつトナー像が用
紙Pに転写され、誘電体ベルト6上を一度搬送されると
1つのカラー画像が形成されるようになっている。
【0021】また、前記定着部5は、所定温度・圧力に
よりトナー像を用紙Pに融着する定着ローラからなって
おり、この定着部5の上流側に前記剥離爪10によって
剥離された用紙Pを定着部5まで導くガイドローラ15
と、下流側に定着後の用紙Pを装置外へ排出する排出ロ
ーラ16とが配設されている。
【0022】本発明のカラー画像形成装置の実施形態の
トナー像転写部分の構造について図2とともに説明す
る。
【0023】無端状の誘電体ベルト6はPVDF(ポリ
フッ化ビニリデン)等の高分子フィルムによって形成さ
れ、転写ローラ4a〜4dはウレタンゴムやエラストマ
ー等の発泡弾性体で形成された半導電性の弾性ローラが
用いられており、当該転写ローラ4a〜4dは誘電体ベ
ルト6を介して夫々対向する感光体ドラム2a〜2dに
圧接するように配設されている。
【0024】そして、用紙Pを安定して搬送するため
に、誘電体ベルト6を張架した従動ローラ8をアルミニ
ウム等の金属により形成し、この従動ローラ8に直流電
源Vaから電圧を印加し、用紙Pを接地している従動ロ
ーラ8(誘電体ベルト6を介して)と金属ローラ9との
間を通過させることにより、用紙Pを誘電体ベルト6に
静電吸着させる。また、前記転写ローラ4a〜4dにも
従動ローラ8に直流電圧を印加する直流電源Vaを接続
して直流電圧を印加している。
【0025】前記の用紙Pの静電吸着について説明する
と、金属ローラ9と電圧を印加した金属製の従動ローラ
8との間の接触帯電により、印加した電圧と逆極性の電
荷が用紙Pに付与されるため、用紙Pが誘電体ベルト6
に静電吸着される。この接触帯電はパッシェン放電と電
荷注入からなっている。
【0026】(パッシェン放電)金属ローラ9と用紙P
との間の距離が接近し、微小空隙にかかる電界強度が強
くなるにつれて、空中絶縁破壊が起き放電が起こるとい
うものである(図3における領域1)。そして、従動ロ
ーラ8、金属ローラ9間には+(−)の電圧が直流電源
Vaから印加されているので、放電が起こると用紙Pの
金属ローラ9側に−(+)の電荷が蓄積される。
【0027】(電荷注入)さらに放電終了後、誘電体ベ
ルト6、金属ローラ9間のニップにおいて電荷注入(図
3における領域2)が起き、用紙P側にさらに電荷が蓄
積される。この電荷注入時の等価回路を図4に示す。回
路中の記号は、Va:直流電源、r1:誘電体ベルト6
の抵抗、r2:用紙Pの抵抗、r3:用紙Pと金属ロー
ラ9間の接触抵抗、c1:誘電体ベルト6の静電容量、
c2:用紙Pの静電容量、c3:用紙Pと金属ローラ9
間の静電容量である。
【0028】用紙Pに蓄積される電荷量(電位)を求め
るため、パッシェン放電により帯電した電荷量(電位)
を初期電位として上述の等価回路をc2にかかる電位差
(V1)について解き、パッシェン放電、電荷注入の両
帯電電位のトータルが用紙Pの帯電電位となる。このよ
うにして、求めたc2の最終帯電電位V1の解析式は数
1のようになる。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、数1中のA,B,C,b′,c′
は回路に依存した定数(各層の抵抗値、静電容量等に依
存)となっている。よって、最終帯電電位V1は時間経
過とともに変化する指数関数の和として表すことがで
き、領域2の通過時間tによって帯電電位が変化するこ
とがわかる。
【0031】このようにして、用紙P上に蓄積された電
荷(電位)は誘電体ベルト6内部若しくは外部に励起さ
れた逆極性の電荷との間で静電吸着力が働き、誘電体ベ
ルト6上に静電吸着する。つまり、用紙P上の帯電電位
が高いほど誘電体ベルト6への静電吸着能力が大きいと
考えられる。また、接触帯電のために導電性の金属ロー
ラ9を用いているが、導電性の円筒状若しくは櫛状のブ
ラシでも同様の効果が得られ、接触帯電の原理も同様で
ある。
【0032】次に、トナーの静電転写について詳細に説
明する。トナーの静電転写は図5に示すように、転写ロ
ーラ4と感光体ドラム2間の転写電界及び接触幅に依存
することがわかる。つまり、感光体ドラム2上のトナー
層内にかかる電界強度が強い(転写ローラ4に印加した
電圧が大きい程)程、多くのトナーが用紙Pに移動す
る。より多くの電界がトナー層内部にかかるためには、
印加電圧(直流電圧)Vaを高くする以外に、転写ロー
ラ4の体積抵抗を調整することにより、トナー層内部に
有効な転写電界を得ることができる。トナー層内にかか
る転写電界を高くするためには、転写ローラ4の体積低
効率を下げることにより、印加電圧Vaを上げた場合と
同様の効果を得ることができる。
【0033】また、多色トナー転写の場合、2色目以降
はトナー層の上にトナー層を転写するため、実質用紙P
の厚みが増加する。各段階での転写位置で同じ電圧が印
加されると、用紙P側へ転写されるトナー層内(感光体
ドラム2上のトナー)の電界が徐々に弱まるため、用紙
P上のトナー層が厚くなっていくに従って高い電界を与
える必要がある。
【0034】図1及び図2に示すように用紙Pの静電吸
着部(金属ローラ9,従動ローラ8)の上流側に誘電体
ベルト6の除電手段14が配設されており、最終色の静
電転写終了後、直ちに動作するようになっている。つま
り、用紙Pを誘電体ベルト6上を搬送し、感光体ドラム
2dと転写ローラ4dの間での転写終了後、静電吸着部
の近辺に配設された除電手段14を直ちに動作させるこ
とにより、誘電体ベルト6上の除電された部分が、時間
の無駄なく次の用紙Pの給紙位置に達するため、効率よ
く搬送/転写することができる。これによりプロセスス
ピードが向上する。
【0035】除電手段14の材質は導電性であれば、よ
り効率よく誘電体ベルト6を除電することができる。さ
らに、除電手段14を接地した実施形態を説明している
が、誘電体ベルト6の体積抵抗率、転写プロセスの周辺
環境、転写手段の体積抵抗によって除電されるべき、電
荷と逆極性の電圧を除電手段(除電ブラシ)に印加して
もよい。
【0036】(感光体ドラム上のトナー層に有効電界を
かける実施形態1)転写ローラ4a〜4dは用紙搬送方
向の上流側に配置されている転写ローラほど高い体積低
効率をもつものを配置すれば同じ印加電圧に対して下流
側ほど高い転写電界が得られる。
【0037】以下の体積抵抗率を有する各転写ローラ4
a〜4dを用いて転写実験を行い、得られた画質を評価
した。その結果、各転写ローラ4a〜4dの最適体積抵
抗率は以下に記載した範囲であることが判明した。
【0038】画質の評価方法は、転写後の感光体ドラム
2上のトナー残量で評価し、これを一般的に転写効率と
いい、転写効率は次の数2で計算し、この計算結果が9
5%以上得られれば良好な画質と判断した。
【0039】
【数2】
【0040】1色目の転写ローラ4aの体積抵抗率ρv
1:109〜1011Ωcm 2色目の転写ローラ4bの体積抵抗率ρv2:107
109Ωcm 3色目の転写ローラ4cの体積抵抗率ρv3:105
107Ωcm 4色目の転写ローラ4dの体積抵抗率ρv4:103
105Ωcm かつ、ρv1>ρv2>ρv3>ρv4となるように転
写ローラ4の体積抵抗率を設定すると、良好な転写及び
画質が得られることが確認され、上述の体積抵抗率以外
の値では上述の体積抵抗率に比べ転写効率が低下した。
【0041】つまり、印加電圧Vaを同一にしても転写
ローラ4の体積抵抗率を下流ほど小さく設定すれば転写
されるトナー層内に高い電界がかけられるため、良好な
転写を行うことができる。
【0042】(感光体ドラム上のトナー層に有効電界を
かける実施形態2)図6に示されるように、用紙Pと感
光体ドラム2との間の接触幅(転写ローラ4のニップ
幅)を上流側に比べ下流側を広くすることによって、転
写電界が感光体ドラム2上のトナー層内部にかかる時間
を多くすることができる。
【0043】同じ印加電圧に対して以下の接触幅を有す
る各転写ローラ4a〜4dを用いて転写実験を行い、得
られた画質を評価した。その結果、各転写ローラ4a〜
4dの最適接触幅は以下に記載した範囲であることが判
明した。画質の評価方法は、転写後の感光体ドラム2上
のトナー残量で評価し、これを一般的に転写効率とい
い、転写効率は上述の数2で計算し、この計算結果が9
5%以上得られれば良好な画質と判断した。
【0044】1色目の転写ローラ4aと感光体ドラム2
aの接触幅d1:1.5〜2.5mm 2色目の転写ローラ4bと感光体ドラム2bの接触幅d
2:2.0〜3.0mm 3色目の転写ローラ4cと感光体ドラム2cの接触幅d
3:2.5〜3.5mm 4色目の転写ローラ4dと感光体ドラム2dの接触幅d
4:3.0〜4.0mm かつ、d1<d2<d3<d4となるように転写ローラ
4a〜4dと感光体ドラム2a〜2dの各接触幅(ニッ
プ幅)を設定すると良好な転写及び画質が得られること
が確認され、上述の接触幅以外の値では上述の接触幅に
比べ転写効率が低下した。
【0045】つまり、印加電圧Vaを同一にしても転写
ローラ4a〜4dと感光体ドラム2a〜2dの接触幅を
下流側ほど上流側に比べ大きくすれば転写されるトナー
層内に有効な電界が適度な時間かけられるため、良好な
転写を行うことができる。
【0046】また、実施形態1と実施形態2とを組み合
わせて、トナー転写を行ってもよく、この場合、実施形
態1若しくは実施形態2と同等若しくはそれ以上の効果
を得ることができる。
【0047】本発明の実施形態3を図7とともに説明す
ると、前記の実施形態1及び実施形態2の弾性を有した
転写ローラに替え、転写手段を導電性ブラシ17a〜1
7dとし、この導電性ブラシ17a〜17dの各体積抵
抗率を実施形態1の転写ローラ4a〜4dの体積抵抗率
と同じ体積抵抗率とすることにより、実施形態1と同様
の効果を得ることができる。
【0048】本発明の実施形態4を図8とともに説明す
ると、前記の実施形態1及び実施形態2の弾性を有した
転写ローラに替え、転写手段を導電性の櫛状転写部材1
8a〜18dとし、この導電性の櫛状転写部材18a〜
18dの各体積抵抗率を実施形態1の転写ローラ4a〜
4dの体積抵抗率と同じ体積抵抗率とすることにより、
実施形態1と同様の効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明のカラー画像形成装置は、転写手
段を弾性部材により形成し、当該転写手段を誘電体ベル
トに接触させて配設し、複数の転写手段と帯電手段との
電源を同一の直流電源としているので、トナー転写と転
写材の静電吸着を同一の電源で行うことができ、装置の
小型化を図ることができ、1個の電源で安定した静電吸
着を実現しつつ、トナー転写を安定して行うことができ
る。しかも、直流電圧を印加することによって良好なト
ナー転写を行うことができる。また、本発明のカラー画
像形成装置は、複数の転写手段を各弾性ローラで構成
し、かつ各弾性ローラと前記誘電体ベルトとの各接触幅
を、用紙搬送方向の上流側に行くに従って順次小さくな
るように設定しているので、1個の電源であっても像担
持体上のトナー層に最適な転写電界を与えることがで
き、安定したトナー転写を行うことができ、各ローラに
同一のローラを用いることができ、部品を共通して使用
することができる。
【0050】本発明のカラー画像形成装置は、複数の転
写手段の体積抵抗率を上流側を順次高く設定しているの
で、1個の電源であっても像担持体上のトナー層に最適
な転写電界を与えることができ、安定したトナー転写を
行うことができる。
【0051】本発明のカラー画像形成装置は、複数の転
写手段の体積抵抗率は103Ωcm〜1011Ωcm内で
順次高く設定しているので、1個の電源であっても像担
持体上のトナー層に最適な転写電界を与えることがで
き、安定したトナー転写を行うことができる。
【0052】
【0053】本発明のカラー画像形成装置は、ローラと
前記誘電体ベルトとの接触幅は1.5mm〜4mm内で
順次小さく設定しているので、1個の電源であっても像
担持体上のトナー層に最適な転写電界を与えることがで
き、安定したトナー転写を行うことができる。
【0054】本発明のカラー画像形成装置は、帯電手段
を、導電性のローラまたは櫛状若しくは円筒状のブラシ
で形成しているので、転写手段と帯電手段とを共通の部
品を使用することができ、しかも、誘電体ベルトに転写
材を静電吸着させるために必要な帯電電位を有効に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の基本構造を示す
断面図である。
【図2】本発明のカラー画像形成装置の実施形態1を示
す断面図である。
【図3】実施形態のパッシェン放電、電荷注入の領域及
び動作を説明するための説明図である。
【図4】図3における電荷注入時の等価回路を示す回路
図である。
【図5】実施形態のトナー転写時の動作を説明するため
の説明図である。
【図6】本発明のカラー画像形成装置の実施形態2を示
す断面図である。
【図7】本発明のカラー画像形成装置の実施形態3を示
す断面図である。
【図8】本発明のカラー画像形成装置の実施形態4を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 感光体ドラム 3 現像器 4 転写ローラ 5 定着部 6 誘電体ベルト 7 駆動ローラ 8 従動ローラ 9 金属ローラ 11 現像ローラ 14 除電手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される複数の像担
    持体と、前記トナー像を転写材に転写する前記複数の像
    担持体に夫々対向した複数の転写手段を連続的に配置
    し、前記像担持体と前記転写手段の間には、回転する無
    端状の誘電体ベルトが設けられ、前記複数の転写手段の
    上流側には、前記誘電体ベルトに転写材を静電吸着させ
    るための帯電手段と、前記帯電手段の上流に前記誘電体
    ベルトの除電を行う除電手段及び残トナーをクリーニン
    グするクリーニング手段を設け、前記複数の像担持体毎
    に形成されたトナー像を搬送される転写材に前記転写手
    段によって順次転写してカラー画像を形成するカラー画
    像形成装置において、前記複数の転写手段および前記帯電手段に対し、同一の
    電源からそれぞれ直流電源を印加してなり、前記複数の
    転写手段を各弾性ローラで構成し、かつ該各弾性ローラ
    と前記誘電体ベルトとの各接触幅を、用紙搬送方向の上
    流側に行くに従って順次小さくなるように設定した こと
    を特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の転写手段の体積抵抗率を上流
    側を順次高く設定したことを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の転写手段の体積抵抗率は10
    3Ωcm〜1011Ωcm内で順次高く設定したことを特
    徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラと前記誘電体ベルトとの接触
    幅は1.5mm〜4mm内で順次小さく設定したことを
    特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電手段を、導電性のローラまたは
    櫛状若しくは円筒状のブラシで形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のカラー画像形成装置。
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