JPH0950197A - 転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置 - Google Patents

転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置

Info

Publication number
JPH0950197A
JPH0950197A JP7203318A JP20331895A JPH0950197A JP H0950197 A JPH0950197 A JP H0950197A JP 7203318 A JP7203318 A JP 7203318A JP 20331895 A JP20331895 A JP 20331895A JP H0950197 A JPH0950197 A JP H0950197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
resistance value
transfer material
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7203318A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kasai
利博 笠井
Masashi Takahashi
雅司 高橋
Minoru Yoshida
稔 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7203318A priority Critical patent/JPH0950197A/ja
Publication of JPH0950197A publication Critical patent/JPH0950197A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、適正な色バランスが容易に得られ
るカラー画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】この発明の画像形成装置100の転写ロー
ラ15,25,35,45は、各転写ローラと複数の感
光体ドラム11,21,31,41のそれぞれとの間に
搬送ベルト51を介在させた状態で、搬送ベルトに所定
のニップ幅で当接されるとともに、各感光体ドラムの配
列順に従って抵抗値が次第に低下するよう規定された所
定の抵抗値を有することから、1組の転写電圧印加装置
134のみにより複数の画像を効率良く転写できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、静電複写プロセ
スによって形成された現像剤像を用紙に転写する画像形
成装置ならびに画像形成装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電複写プロセスが利用されている画像
形成装置、たとえば、電子写真式プリンタ装置あるいは
電子写真式複写装置は、画像に対応する静電潜像を保持
する感光体、用紙あるいはシート状の転写材を静電吸着
力により保持して感光体に沿って搬送する転写材搬送ベ
ルト、感光体から転写材に転写された感光体上の画像を
転写材に定着する定着装置などにより形成されている。
【0003】感光体は、たとえば、ドラム状に形成さ
れ、所定の方向に回転される。感光体の周辺には、感光
体に所定の電位を供給する帯電装置、帯電装置により帯
電された感光体に光を照射することで感光体に静電潜像
を形成する潜像形成装置、潜像形成装置により感光体に
形成された静電潜像に現像剤を供給することで現像する
現像装置、現像装置により現像された感光体上の現像剤
像を転写材搬送ベルトにより搬送される転写材に転写す
る転写装置などが配置されている。
【0004】ところで、感光体から現像剤像を転写する
転写装置としては、転写材の背面すなわち転写材が現像
剤像と接する面と反対の面から現像剤像と転写材のそれ
ぞれにコロナ放電により高電圧を与えるコロナ帯電装置
が広く利用されている。
【0005】しかしながら、コロナ放電のために必要と
される電圧は、通常、6キロボルト(以下、 [kV] と
示す) と非常に高圧で危険である。また、人体に有害な
オゾンを発生することも知られている。
【0006】一方、転写材搬送ベルトの材質が絶縁性で
ある場合に、転写装置からのコロナ放電により転写材搬
送ベルトが帯電することが知られている。この場合、転
写材搬送ベルトは、最大で、コロナ放電のために必要と
される電圧とおおむね等しい高電圧に帯電される。この
ため、コロナ放電により転写材に現像剤像を転写する方
法では、転写材搬送ベルトの帯電を除電するための除電
装置が必要となる。
【0007】このことから、今日、転写材搬送ベルトと
して、所定の抵抗値が与えられた導電性の転写材搬送ベ
ルトを用い、転写材搬送ベルトと転写材とが接する面と
反対の面に、所定の抵抗値が与えられた導電性ローラを
接触することにより、転写材搬送ベルトを介して搬送さ
れる転写材に現像剤像を転写する方法が提案されてい
る。
【0008】この方法によれば、導電性ローラに必要と
される転写電圧は、1ないし2 [kV] に低減される。
また、転写材搬送ベルトに帯電された電荷を除電するた
めの除電装置が不要となることが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した転
写方法を繰り返すことで、複数の色に対応する現像剤像
を転写材に複数回転写する多重転写すなわちカラー画像
形成においては、後段の転写工程により既に現像材像が
転写された転写材に重ねて転写される現像剤像に導電性
ローラから印加すべき転写電圧は、既に転写された現像
剤像を転写する際に供給された転写電圧よりも増大され
なければならないことが知られている。
【0010】このため、たとえば、4色の現像剤像から
なるカラー画像を順次転写材に転写する際に要求される
最終段の転写工程の転写電圧は、上述した導電性搬送ベ
ルトおよび導電性ローラが利用された場合であっても、
高電圧となる問題がある。
【0011】また、4色の現像剤像を転写するために
は、4段階の大きさの電圧を提供しなければならないこ
とから、転写電圧を供給するための電源装置が複数必要
となる問題がある。なお、1つの電源装置により4段階
の電圧を提供できる電源装置も利用可能であるが、電源
装置のコストが増大されることはいうまでもない。
【0012】これとは別に、4色の現像剤像を順次転写
材に転写した場合、一般に、後段の転写工程で転写され
る現像剤像の転写効率が低下することが知られている。
このことは、4色の現像剤像を多重転写して得られるカ
ラー画像の色バランスを劣化させる問題がある。この発
明の目的は、適正な色バランスが容易に得られるカラー
画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、所定の順序で配列された複数
の像担持体に形成された複数の現像剤像を転写材上に多
重転写するよう前記転写材を前記複数の像担持体に当接
可能に搬送する搬送手段と、前記複数の像担持体のそれ
ぞれに対応して配置されるとともに、前記像担持体の前
記配列順に従って抵抗値が次第に低下するよう規定され
た所定の抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転写
材に転写する複数の転写手段とを有することを特徴とす
る転写装置を提供するものである。
【0014】また、この発明によれば、所定の順序で配
列された複数の像担持体に形成された複数の現像剤像を
転写材上に多重転写するよう前記転写材を前記複数の像
担持体に当接可能に搬送する搬送手段と、前記複数の像
担持体のそれぞれに対応して配置されるとともに、前記
像担持体の前記配列順に従って抵抗値が次第に低下する
よう規定された所定の抵抗値を有し、前記複数の現像剤
像を前記転写材に転写する複数の転写手段と、前記複数
の転写手段のそれぞれに、所定の大きさの直流電圧と所
定の大きさの実効値を有する交流電圧とを同時に印加す
る転写電圧印加手段とを有することを特徴とする転写装
置が提供される。
【0015】さらに、この発明によれば、所定の順序で
配列された複数の像担持体に形成された複数の現像剤像
を転写材上に多重転写するよう前記転写材を前記複数の
像担持体に当接可能に搬送する搬送手段と、前記複数の
像担持体のそれぞれに対応して配置されるとともに、前
記像担持体の前記配列順に従って抵抗値が次第に低下す
るよう規定された所定の抵抗値を有し、前記複数の現像
剤像を前記転写材に転写する複数の転写手段と、この転
写手段に、所定の大きさの直流電圧と、前記像担持体の
前記配列順に従って実効値が次第に増大するよう規定さ
れた所定の大きさの実効値を有する交流電圧とを同時に
印加する転写電圧印加手段とを有することを特徴とする
転写装置が提供される。
【0016】またさらに、この発明によれば、第1の像
担持体に、第1の現像剤像を形成する第1の現像手段
と、第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2
の現像手段と、前記第1の像担持体から前記第2の像担
持体に向けて転写材を搬送する搬送手段と、第1の抵抗
値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の像担持体と
対向して設けられ、前記第1の現像手段により現像され
た前記第1の現像剤像を転写材に転写する第1の転写手
段と、前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有
し、前記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向し
て設けられ、前記第2の現像手段により現像された前記
第2の現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段とを
有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0017】さらにまた、この発明によれば、第1の像
担持体に、第1の現像剤像を形成する第1の現像手段
と、第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2
の現像手段と、前記第1の像担持体から前記第2の像担
持体に向けて転写材を搬送する搬送手段と、第1の抵抗
値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の像担持体と
対向して設けられ、前記第1の現像手段により現像され
た前記第1の現像剤像を転写材に転写する第1の転写手
段と、前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有
し、前記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向し
て設けられ、前記第2の現像手段により現像された前記
第2の現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、
前記第1および第2の転写手段のそれぞれに、実質的に
等しい直流電圧を印加する転写電圧印加手段とを有する
ことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0018】またさらに、この発明によれば、第1の像
担持体に、第1の現像剤像を形成する第1の現像手段
と、第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2
の現像手段と、前記第1の像担持体から前記第2の像担
持体に向けて転写材を搬送する搬送手段と、第1の抵抗
値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の像担持体と
対向して設けられ、前記第1の現像手段により現像され
た前記第1の現像剤像を転写材に転写する第1の転写手
段と、前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有
し、前記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向し
て設けられ、前記第2の現像手段により現像された前記
第2の現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、
前記第1および第2の転写手段のそれぞれに、実質的に
等しい直流電圧と所定の実効値を有する交流電圧を印加
する転写電圧印加手段とを有することを特徴とする画像
形成装置が提供される。
【0019】さらにまた、この発明によれば、第1の像
担持体に、第1の現像剤像を形成する第1の現像手段
と、第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2
の現像手段と、前記第1の像担持体から前記第2の像担
持体に向けて転写材を搬送する搬送手段と、第1の抵抗
値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の像担持体と
対向して設けられ、前記第1の現像手段により現像され
た前記第1の現像剤像を転写材に転写する第1の転写手
段と、前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有
し、前記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向し
て設けられ、前記第2の現像手段により現像された前記
第2の現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、
前記第1の転写手段に、第1の実効値を有する第1の交
流電圧を印加する第1の電圧印加手段と、前記第2の転
写手段に、第1の実効値よりも大きな第2の実効値を有
する第2の交流電圧を印加する第2の電圧印加手段とを
有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0020】またさらに、この発明によれば、108
いし1015オーム・センチメートルの体積固有抵抗が与
えられ、所定の順序で配列された複数の像担持体に形成
された複数の現像剤像を転写材上に多重転写するよう前
記転写材を前記複数の像担持体に当接可能に搬送する搬
送手段と、この搬送手段に対して0.2ないし2ミリメ
ートルのニップ幅で接触され、前記複数の像担持体のそ
れぞれに対応して配置されるとともに、前記像担持体の
前記配列順に従って抵抗値が次第に低下するよう規定さ
れた所定の抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転
写材に転写する複数の転写手段とを有することを特徴と
する転写装置が提供される。
【0021】さらにまた、この発明によれば、108
いし1015オーム・センチメートルの体積固有抵抗が与
えられ、所定の順序で配列された複数の像担持体に形成
された複数の現像剤像を転写材上に多重転写するよう前
記転写材を前記複数の像担持体に当接可能に搬送する搬
送手段と、この搬送手段に対して0.2ないし2ミリメ
ートルのニップ幅で接触され、前記複数の像担持体のそ
れぞれに対応して配置されるとともに、前記像担持体の
前記配列順に従って抵抗値が次第に低下するよう規定さ
れた所定の抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転
写材に転写する複数の転写手段と、この転写手段に、所
定の大きさの直流電圧と、前記像担持体の前記配列順に
従って実効値が次第に増大するよう規定された所定の大
きさの実効値を有する交流電圧とを同時に印加する転写
電圧印加手段とを有することを特徴とする転写装置が提
供される。
【0022】またさらに、この発明によれば、108
いし1015オーム・センチメートルの体積固有抵抗が与
えられ、所定の順序で配列された複数の像担持体に形成
された複数の現像剤像を転写材上に多重転写するよう前
記転写材を前記複数の像担持体に当接可能に搬送する搬
送手段と、この搬送手段に対して0.2ないし2ミリメ
ートルのニップ幅で接触され、前記複数の像担持体のそ
れぞれに対応して配置されるとともに、前記像担持体の
前記配列順に従って抵抗値が次第に低下するよう規定さ
れた所定の抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転
写材に転写する複数の転写手段と、前記複数の転写手段
のそれぞれに、所定の大きさの直流電圧と所定の大きさ
の実効値を有する交流電圧とを同時に印加する転写電圧
印加手段とを有することを特徴とする転写装置が提供さ
れる。
【0023】以上説明したようにこの発明の転写装置に
よれば、転写手段は、像担持体の配列順に従って抵抗値
が次第に低下するよう規定された所定の抵抗値を有する
ことから、1組の転写電圧印加手段により複数の画像を
効率良く転写できる。また、この発明の転写装置によれ
ば、転写電圧印加手段により、所定の大きさの直流電圧
と像担持体の配列順に従って実効値が次第に増大するよ
う規定された所定の大きさの実効値を有する交流電圧と
が同時に印加されることにより、転写手段は、複数の画
像を順に効率良く転写できる。さらに、転写電圧印加手
段は、第1および第2の転写手段のそれぞれに実質的に
同一の直流電圧を印加するとともに、第1の転写手段に
第1の実効値を有する第1の交流電圧を印加し、第2の
転写手段に前記第1の交流電圧よりも大きな実効値を有
する第2の交流電圧を印加可能であることから、複数の
画像を順に転写する際の転写効率を増大できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。図1には、色成分ごとに色分解さ
れた画像データに対応する単色画像を重ね合わせること
により、カラー画像を形成可能なマルチカラープリンタ
装置の概略が示されている。
【0025】図1によれば、マルチカラープリンタ装置
100は、色分解された色成分ごとに画像を形成する第
1ないし第4の画像形成ステーション (プロセスユニッ
ト)10,20,30および40、及び、各プロセスユ
ニットにより形成された画像が転写される用紙Pを搬送
する転写材搬送機構50を有している。
【0026】各プロセスユニット10,20,30およ
び40は、それぞれ、画像情報に対応する静電潜像が形
成される感光体ドラム11,21,31および41を含
んでいる。なお、それぞれの感光体ドラム11,21,
31および41の軸線は、転写材搬送機構50により用
紙Pが搬送される方向と直交するよう配置される。
【0027】各感光体ドラム11,21,31および4
1の周囲には、帯電手段としての第1ないし第4の帯電
ロ−ラ12,22,32および42、潜像形成手段とし
ての露光装置13,23,33および43、現像手段と
しての第1ないし第4の現像装置14,24,34およ
び44、転写手段としての第1ないし第4の転写ロ−ラ
15,25,35および45、及び、各感光体ドラム上
に残った未転写トナーを除去する第1ないし第4のクリ
−ナ16,26,36および46が、対応する感光体ド
ラムの回転方向に沿って、それぞれ、順に配置されてい
る。
【0028】第1ないし第4の帯電ロ−ラ12,22,
32および42は、それぞれ、金属ローラあるいは表面
に所定の抵抗値を有する導電性材料が塗布された導電性
ローラであって、対応する感光体ドラム11,21,3
1および41の表面電位が、それぞれ、おおむね、−5
00ボルト (以下、 [V] と示す) になるよう、所定量
の電荷を供給する。
【0029】第1ないし第4の現像装置14,24,3
4および44は、それぞれ、第1ないし第4の露光装置
13,23,33および43により対応する各感光体ド
ラム11,21,31および41に形成された静電潜像
を、対応する色が与えられたトナーにより現像するもの
で、それぞれ、イエロー (すなわち黄、以下、単にYで
示す) 、マゼンタ (すなわち赤、以下、単にMで示す)
、シアン (すなわち青紫、以下、単にCで示す) およ
びブラック (すなわち黒、以下、単にBで示す)に対応
する色が与えられたトナーが収容されている。
【0030】それぞれの現像装置14,24,34およ
び44は、静電力により非磁性部材である図示しないト
ナーを外周にて保持しつつ各感光体ドラム11,21,
31および41のそれぞれと対向される現像位置までト
ナーを搬送する現像ローラを有し、各感光体ドラムに形
成された静電潜像に対して各現像ローラの回転によりト
ナーを付着させる。このとき、それぞれの現像ローラお
よび現像装置のトナーを収容する部分には、図3で後述
する現像バイアス電圧印加装置により、所定の現像バイ
アス電圧が印加される。これにより、各現像装置と各感
光体ドラムとの間の現像位置での現像バイアス電圧と各
感光体ドラム11,21,31および41のそれぞれの
表面電位とで形成される電界およびトナー自身の負帯電
の帯電電位により、各感光体ドラムのそれぞれに形成さ
れている静電潜像にのみトナーが移動される。
【0031】第1ないし第4の転写装置15,25,3
5および45は、金属ローラの表面に所定の抵抗値を有
する導電性材料が表面に塗布された導電性ローラであっ
て、転写材搬送機構50の後述する搬送ベルト51との
間に、0.2ないし2ミリメートル (以下、 [mm] と
示す) のニップ幅で接触される。なお、ニップ幅は、搬
送ベルト51と各転写ローラが接触されることにより各
転写ローラの外周が弾性変形する周方向の長さを示す。
【0032】それぞれの転写ローラ15,25,35お
よび45は、後述する転写バイアス電圧電源装置により
供給される転写バイアス電圧により、転写材搬送機構5
0の後述する搬送ベルト51を介して搬送される用紙P
に、各プロセスユニット内の感光体ドラム11,21,
31および41上のトナー像を、移動に伴う所定の順で
静電的に引き寄せて、順に、重ね合わせる。
【0033】第1ないし第4の転写ローラ15,25,
35および45は、それぞれ、直径が6 [mm] の金属
シャフトに、厚さ3 [mm] のウレタンゴムが一体的に
形成された弾性ローラである。なお、ウレタンゴムに
は、カーボン粒子が分散され、所定の抵抗値すなわち導
電性が与えられている。また、ウレタンゴムの硬度は、
たとえば、日本工業規格JIS−A硬度試験において、
25°ないし65°、好ましくは、60°に規定されて
いる。
【0034】それぞれの転写ローラ15,25,35お
よび45のウレタンゴムは、周知のカーボン分散によっ
て、それぞれ、図2を用いて後述する測定方法により求
められた抵抗値が4×104 オーム (以下、 [Ω] と示
す) 、2×104 [Ω] 、1×104 [Ω] 、及び、5
×103 [Ω] である抵抗値が与えられている。換言す
ると、後段のプロセスユニットに組み込まれる転写ロー
ラの抵抗値は、前段で利用されるローラの抵抗値よりも
低く設定される。
【0035】転写材搬送機構50は、用紙Pを、矢印e
で示す方向に搬送する搬送ベルト51、この搬送ベルト
51を回転させる第1および第2の保持ローラ52およ
び53を有している。
【0036】搬送ベルト51は、第1および第2の保持
ローラ52および53の矢印jおよびiで示す反時計方
向の回転に伴って、用紙Pを矢印eの方向に搬送するよ
う回転される。なお、第1および第2の保持ローラ52
および53の間隔は、おおむね300 [mm] 、搬送ベ
ルト51の移動速度は、おおむね50 [mm/秒] であ
る。
【0037】搬送ベルト51は、たとえば、熱硬化性ポ
リイミドに所定量のカーボン粒子を分散させて導電性を
与えたもので、熱硬化性ポリイミドを金型に注入したの
ち、イミド化反応によって成形して得られるシームレス
ベルトである。なお、ベルト51は、この実施の形態で
は、ポリイミド90重量部にカーボン粒子を10重量部
混入させた材料を、幅270 [mm] 、厚さ100マイ
クロメートル (以下、[μm] と示す) に成形して利用
している。
【0038】搬送ベルト51は、三菱油化製の抵抗測定
器 (商品名ハイレスタ=Hiresta) と形式名HRSSで示
されるプローブを用いて、500 [V] を印加した10
秒後の抵抗値として、30℃,85%RH (以下、 [高
温・多湿] と示す) 、21℃,50%RH (以下、 [常
温・常湿] と示す) および10℃,20%RH (以下、
[低温・低湿] と示す) のそれぞれの環境条件におい
て、表1に示すような表面抵抗ならびに体積抵抗が与え
られている。
【0039】
【表1】
【0040】表1を参照すれば、搬送ベルト51の表面
抵抗は、おおむね、3×1013オーム/スクエア (一般
には [Ω/□] と表示される) と近似できる。また、搬
送ベルト51の体積抵抗は、おおむね、3×1013オー
ム・センチメートル (以下、[Ω・cm] と示す) と近
似できる。すなわち、搬送ベルト51の表面抵抗および
体積抵抗は、環境条件の影響を受けないと考えることが
できる。
【0041】第1および第2の保持ローラ52および5
3は、それぞれ、所定の抵抗値が与えられた導電性ロー
ラであって、たとえば、搬送ベルト51からの用紙Pの
分離性に関連して、図2を用いて後述する測定方法によ
り求められた抵抗値が108[Ω・cm] 以下である抵抗
値が与えられている。また、それぞれのローラの抵抗値
は、搬送ベルト51にピンホールを生じさせないため
に、同様の測定方法の下で、105 [Ω・cm] 以上に
規定される。
【0042】搬送ベルト51を挟んで、第2の保持ロー
ラ53と対向される位置には、後述するカセットから取
り出された用紙Pを搬送ベルト51に静電的に吸着させ
るための吸着帯電ローラ55が、搬送ベルト51の外側
すなわち各プロセスユニットのそれぞれの感光体ドラム
11,21,31および41に対向する側の面に、所定
の圧力で接触するよう配置されている。
【0043】吸着帯電ローラ55は、搬送ベルト51と
後述するカセットから給送されて搬送ベルト51上に位
置される用紙Pおよび搬送ベルト51に対して後述する
吸着帯電用電源装置から供給される吸着帯電バイアス電
圧を印加することで、用紙Pを搬送ベルト51の外側の
面に、静電的に吸着させる。
【0044】吸着帯電ローラ55は、カーボンの分散に
より所定の抵抗値が与えられた導電性のウレタンゴムに
よる弾性ローラ部材が一体的に形成された導電性ローラ
であって、その抵抗値は、たとえば、105 [Ω・c
m] 以上に規定される。また、導電性のゴムの硬度は、
搬送ベルト51および第2の保持ローラ53への十分な
圧接を可能にする一方で、永久歪みが生じない硬さであ
って、たとえば、日本工業規格JIS−A硬度試験にお
いて、50°となるよう規定されている。なお、吸着帯
電ローラ55の外径は、おおむね14 [mm] に形成さ
れる。
【0045】搬送ベルト51の側方には、複数の用紙P
を収容しているカセット56が配置されている。カセッ
ト56の所定の位置には、カセット56に収容されてい
る用紙Pを1枚ずつ取り出す給紙ローラ57が配置され
ている。
【0046】給紙ローラ57と第1の画像形成ステーシ
ョン10との間には、給紙ローラ57によりカセット5
6から取り出された用紙Pを、所定のタイミングで搬送
ベルト51に案内するタイミングローラ58が配置され
ている。
【0047】カセット56に収容されている用紙Pは、
後述する制御部100の制御により所定のタイミングで
回転される給紙ローラ57によりカセット56から取り
出され、タイミングローラ58を介して搬送ベルト51
の外側すなわち各プロセスユニットのそれぞれの感光体
ドラム11,21,31および41に対向する側の面に
案内される。これにより、カセット56から取り出され
た用紙Pは、吸着帯電ローラ55と搬送ベルト51との
間に案内され、吸着帯電ローラ55からの吸着帯電バイ
アス電圧により転写ベルト51に静電的に吸着される。
【0048】搬送ベルト51を介して第1ないし第4の
トナー像が転写された用紙Pが搬送される方向には、用
紙Pと用紙P上のトナー像を用紙Pに熱定着するための
定着装置60が配置されている。
【0049】定着装置60は、用紙Pのトナー像側すな
わち各感光体ドラム11,21,31および41に面す
る側と接触される第1の加熱ローラ61、及び、第1の
加熱ローラ61と軸線が平行に配置されるとともに第1
の加熱ローラ61に対し外周の一点で接触される第2の
加熱ローラ62を有している。なお、第1および第2の
加熱ローラ61および62は、それぞれ、たとえば、熱
線式あるいはランプ状または埋込み型の図示しない加熱
ヒータが一体的に組み込まれ、後述する温度制御回路の
制御により、外周面の温度が独立に制御可能に形成され
ている。
【0050】プリンタ装置100は、さらに、主制御装
置としてのCPU110を有している。CPU110に
は、プリンタ装置100を動作させるためのプログラム
が記憶されているリード・オンリ・メモリ (以下、RO
Mと示す) 112、図示しない操作パネルを介して入力
されるさまざまな数値データ、たとえば、複写枚数ある
いは複写倍率が一時的に記憶されるランダム・アクセス
・メモリ (以下、RAMと示す) 114、及び、プリン
タ装置100が組み立てられる際に入力された多くの調
整データなどが記憶される不揮発性メモリ (以下、NV
Mと示す) 116などの複数のメモリが接続されてい
る。
【0051】CPU110には、また、以下に示すさま
ざまなメモリを有する画像メモリユニット118が接続
されている。画像メモリユニット118は、入力された
画像データを一時的に記憶するとともに、自身が記憶し
た画像データを印字データとして展開するために利用さ
れるバッファメモリ120、バッファメモリ120に収
容された画像データを所定の規則に従って復号する復号
回路122、復号回路122により復号された画像デー
タに対して制御バス102を介して提供される所定の処
理を施す画像データ処理回路124、画像データ処理回
路124により画像処理された画像データを印字データ
としてのビートマップデータに展開した状態で保持する
ページメモリ126、及び、ページメモリ126で保持
されているビートマップデータを第1ないし第4の露光
装置13,23,33および43のそれぞれに供給可能
なシリアルデータに変換するパラレル−シリアル変換回
路128などを含んでいる。
【0052】CPU110には、さらに、第1ないし第
4の帯電ローラ12,22,32および42のそれぞれ
に対し、対応する感光体ドラムの表面電位を−500
[V]とするための所定量の電荷を供給する帯電電源装置
130、第1ないし第4の現像装置14,24,34お
よび44のそれぞれに、所定の現像バイアス電圧を供給
する現像バイアス電源装置132、第1ないし第4の転
写装置15,25,35および45のそれぞれに、実質
的に等しい大きさの転写バイアス電圧、たとえば、1,
200 [V] の転写バイアス電圧を供給する転写電圧供
給装置134、及び、吸着帯電ローラ55に、たとえ
ば、−1、500 [V] 所定の吸着バイアス電圧を供給
する吸着帯電電源装置136が接続されている。
【0053】図2は、図1に示したカラープリンタ装置
に利用される転写ローラの抵抗値を測定する方法を説明
する概略図である。図2に示されるように、転写ローラ
の導電性ゴム部の抵抗値は、導体プレートaに、シャフ
トbの両端に500グラムの荷重をかけて圧接したロー
ラをセットし、電源cに1000 [V] の電圧を印加し
て得られる電流計dの電流の大きさからオームの法則に
従って換算される。
【0054】次に、図1に示したカラープリンタ装置の
動作について説明する。図示しない電源スイッチが投入
されることで、ROM112に記憶されている制御プロ
グラムに従ってメインCPU110の制御によりプリン
タ装置100がウォームアップされる。
【0055】プリンタ装置100が印字可能状態にセッ
トされることで、ROM112に記憶されている規則に
基づいて発生された「レディ信号」がメインCPU11
0を介して図示しないホストコンピュータに供給され、
ホストコンピュータから、プリントすべき画像データ
が、プリンタ装置100の画像メモリユニット118の
バッファメモリ120に、格納される。
【0056】バッファメモリ120に格納された画像デ
ータは、復号回路122により所定の規則に基づいて復
号されたのち、画像データ処理回路124に出力され
る。画像データ処理回路124に入力された印字すべき
画像データは、画像データ処理回路124により、たと
えば、文字特定および輪郭補正などの画像処理が施され
たのち、ページメモリ126に、ビットマップデータと
して記憶される。
【0057】ページメモリ126にビットマップデータ
として記憶された画像データは、メインCPU110か
ら、それぞれの露光装置に対し、画像データの供給開始
を指示する「露光開始信号」が供給されるまでページメ
モリ126に格納される。
【0058】一方、バッファメモリ120への画像デー
タの送信の開始と平行して、図示しないモータが付勢さ
れ、それぞれの感光体ドラムが所定の速度で回転され
る。同時に、図示しない保持ローラ駆動機構を介して第
1および第2の保持ローラ52および53が回転される
ことで、搬送ベルト51がそれぞれの感光体ドラムの外
周面の移動速度と同一の速度で、各感光体ドラムと搬送
ベルト51とが接触される位置での移動方向が同一にな
るよう回転される。
【0059】続いて、メインCPU110の制御により
ROM112に記憶されている制御量に基づいて帯電電
源装置130から各帯電ローラに所定の電圧が印加さ
れ、各感光体ドラムに所定の表面電位が与えられる。同
様にして、現像バイアス電圧印加装置132から各現像
装置に現像バイアス電圧、転写電圧供給装置134から
各転写ローラに転写バイアス電圧、及び、吸着帯電電源
装置136から吸着帯電ローラ55に吸着バイアス電圧
が、それぞれ、供給される。
【0060】さらに、図示しない給紙ローラモータが所
定のタイミングで付勢されて、給紙ローラ57が回転さ
れ、カセット56に収容されている用紙Pが、1枚、引
き出される。
【0061】カセット56から取り出された用紙Pは、
タイミングローラ58により、吸着帯電ローラ55と搬
送ベルト51を支持する第2の保持ローラ53に支持さ
れている搬送ベルト51との間に給送され、吸着帯電ロ
ーラ55から搬送ベルト51に印加されている吸着バイ
アス電圧によって搬送ベルト51に吸着されて、搬送ベ
ルト51の回転により第1のプロセスユニット10すな
わち感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0062】カセット56からの用紙Pの取出しと並列
した所定のタイミングで、パラレル−シリアル変換回路
128により第1の露光装置13を駆動するためのシリ
アル信号に変換されたページメモリ126に格納されて
いる画像データすなわちY画像データが、露光信号とし
て、第1の露光装置13へ供給される。
【0063】こののち、第1の帯電ローラ12を介して
所定の表面電位が与えられた感光体ドラム11の外周面
に、第1の露光装置13により、出力すべき画像が露光
される。これにより、感光体ドラム11の外周に、Y画
像データに対応する静電潜像が形成される。
【0064】このようにして形成された感光体ドラム1
1に形成された静電潜像は、現像バイアス電圧印加装置
132により、たとえば、−450ボルトの現像バイア
ス電圧が印加されている第1の現像装置14の現像ロー
ラにより搬送されるトナーによって現像され、転写電圧
供給装置134により所定の転写電圧が印加されている
第1の転写装置15を介して、搬送ベルト51の感光体
ドラム11側に静電的に吸着されている用紙Pに、Yト
ナー像として、静電転写される。
【0065】用紙Pに転写されたYトナー像は、搬送ベ
ルト51の移動とともに感光体ドラム11の表面から分
離されたのち搬送ベルト51によって第2のプロセスユ
ニット20に向けて搬送される。
【0066】以下、第2のプロセスユニット20、第3
のプロセスユニット30および第4のプロセスユニット
40のそれぞれにより、各感光体ドラム21,31およ
び41のそれぞれに形成されたMトナー像、Cトナー
像、及び、Bトナー像が、搬送ベルト51により搬送さ
れている用紙P上に、順に、重ね合わせられる。すなわ
ち、各プロセスユニット10,20,30および40の
それぞれにより、帯電,露光,現像,転写を1周期とす
る画像形成工程が実行され、用紙Pにトナー像が多重転
写される。
【0067】この多重転写では、各プロセスユニット2
0,30および40の転写ローラ25,35および45
のそれぞれには、転写電圧供給装置134により、第1
のプロセスユニットの転写ローラ15に印加される転写
電圧と実質的に等しい大きさの転写バイアス電圧が供給
される。ここで、各転写ローラ15,25,35および
45は、用紙Pと接する順に対応して抵抗値が減少され
ていることから、各転写ローラが搬送ベルト51と接触
する位置で搬送ベルト51に供給される転写出力 (転写
電流) は、次第に増大される。このことから、後段の転
写ローラに、前段で利用される転写ローラに印加した転
写バイアス電圧と同一の大きさの転写バイアス電圧を印
加した場合であっても、転写効率を低下させずに、各ト
ナー像を良好に転写できる。以下、表2に、上述した異
なる抵抗値を有する第1ないし第4の転写ローラ15,
25,35および45を用いて、転写したサンプル画像
の転写画像濃度を示す。なお、比較のために、第1ない
し第4の転写ローラ15,25,35および45の抵抗
値を同一とし、後段の転写ローラに印加する転写バイア
ス電圧を順に高める周知の転写方法により得られた転写
画像濃度を、表3に示す。
【0068】表2は、第1ないし第4の転写ローラ1
5,25,35および45のそれぞれに、転写バイアス
電圧として1,200 [V] を印加して転写された転写
画像濃度を示すものである。なお、表2に示した転写画
像濃度は、64グラム/平方メートル (以下、 [g/m
2 ] と示す) の用紙Pに転写したトナー像を定着装置6
0により定着したサンプル画像の画像濃度を、反射濃度
計により測定したものである。
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】表2から明らかなように、 [常温・常湿]
の環境条件において、いづれのステーションによって
も、1.4以上の反射濃度が得られる。また、 [高温・
多湿]および [低温・低湿] の環境条件においても、
1.25以上の反射濃度が得られる。なお、表2に示し
た転写画像濃度は、表3に示した周知の転写方法により
得られる転写画像濃度に比較して、ほとんど等しい転写
画像濃度である。
【0072】以下、各画像形成ステーション (プロセス
ユニット) の各感光体ドラム11,21,31および4
1上の未転写トナーは、クリーナ16,26,36およ
び46によって、それぞれ、清掃される。
【0073】各トナー像が転写された用紙Pは、第1の
保持ローラ52の曲率に起因して生じる分離力により搬
送ベルト51から自然分離され、定着装置60に搬送さ
れ、定着装置60によって加熱されたトナー像が溶融定
着されたのち、トレイ71に排出される。なお、搬送ベ
ルト51に付着したトナーおよび用紙Pから生じる紙か
すあるいは用紙Pに付着されているほこりなどは、図示
しないベルトクリーナにより、取り除かれる。
【0074】一方、バッファメモリ120に格納された
画像データに対応するすべての印字が終了し、最終の用
紙Pが定着装置60を通過されてから所定時間経過した
時点で、吸着帯電電源装置136、現像バイアス電圧印
加装置132および転写電圧供給装置134の出力が順
に停止され、さらに、搬送ベルト51および各感光体ド
ラムを回転させる図示しない搬送ローラモータおよび主
モータが停止される。
【0075】続いて、メインCPU110により、すべ
てのモータの停止、各電圧供給装置および各電圧印加装
置からの出力の停止、プリンタ装置2内部での転写材T
の詰まりの有無、及び、バッファメモリ120に格納さ
れている画像データの残量などがチェックされ、次の画
像データを受信可能な状態すなわち印字可能状態である
ことが検知された時点で、図示しないホストコンピュー
タに向けて、「印字終了信号」が出力される。
【0076】次に、図1に示したマルチカラープリンタ
装置とは異なる別の実施の形態を説明する。図3によれ
ば、マルチカラープリンタ装置200は、第1ないし第
4の画像形成ステーション (プロセスユニット) 21
0,220,230および240、及び、各プロセスユ
ニットにより形成された画像が転写される用紙Pを搬送
する転写材搬送機構50を有している。なお、図1に示
したプリンタ装置100と同様の構成には、同一の符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0077】各プロセスユニット210,220,23
0および240は、それぞれ、画像情報に対応する静電
潜像が形成される感光体ドラム11,21,31および
41を含んでいる。
【0078】各感光体ドラム11,21,31および4
1の周囲には、帯電手段としての第1ないし第4の帯電
ロ−ラ12,22,32および42、潜像形成手段とし
ての露光装置13,23,33および43、現像手段と
しての第1ないし第4の現像装置14,24,34およ
び44、転写手段としての第1ないし第4の転写ロ−ラ
215,225,235および245、及び、各感光体
ドラム上に残った未転写トナーを除去する第1ないし第
4のクリ−ナ16,26,36および46が、対応する
感光体ドラムの回転方向に沿って、それぞれ、順に配置
されている。なお、第1ないし第4の転写ロ−ラ21
5,225,235および245の抵抗値は、実質的に
同一であって、たとえば、4×104 [Ω] に設定され
る。
【0079】第1ないし第4の転写ロ−ラ215,22
5,235および245には、第1ないし第4の転写電
圧供給装置234a,234b,234cおよび234
dにより、DC (直流) とAC (交流) 電圧とが重畳さ
れた転写電圧が提供される。ここで、DC成分は、たと
えば、1,000 [V] に規定される。また、AC成分
は、後段のステーションの転写ローラに印加される電圧
の実効値が前段のステーションの転写ローラに供給され
た電圧よりも実効値が大きくなるよう、設定される。
【0080】たとえば、第1の転写電圧供給装置234
aにより第1の転写ローラ215に印加されるAC電圧
は、周波数が1キロヘルツ (以下、 [kHz] と示す)
で、大きさが300実効値ボルト (以下 [Vrms] で
示す) に規定される。以下、第2の転写電圧供給装置2
34bにより第2の転写ローラ225に印加されるAC
電圧は、周波数が1 [kHz] で、大きさが400 [V
rms] 、第3の転写電圧供給装置234cにより第3
の転写ローラ235に印加されるAC電圧は、周波数が
1 [kHz] で、大きさが500 [Vrms] 、第4の
転写電圧供給装置234dにより第4の転写ローラ24
5に印加されるAC電圧は、周波数が1[kHz] で、
大きさが600 [Vrms] に、それぞれ、規定され
る。
【0081】以下、表4に、上述した第1ないし第4の
転写ローラ215,225,235および245を用い
て、転写したサンプル画像の転写画像濃度を示す。な
お、比較のために、転写バイアス電圧のAC成分を同一
とした場合に得られた転写画像濃度を、表5に示す。な
お、表4および表5に示した転写画像濃度は、64 [g
/m2 ] の用紙Pに転写したトナー像を定着装置60に
より定着したサンプル画像の画像濃度を、反射濃度計に
より測定したものである。
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】表4から明らかなように、 [常温・常湿]
の環境条件において、いづれのステーションによって
も、1.4以上の反射濃度が得られる。これに対して、
表5に示した例では、 [常温・常湿] の環境条件である
にも拘らず、反射濃度が1.4に達しない場合が存在す
ることが認められる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置の転写装置は、感光体ドラムの配列順に従って抵
抗値が次第に低下するよう規定された所定の抵抗値を有
することから、1組の転写電圧印加装置のみにより複数
の画像を効率良く転写できる。
【0086】また、転写電圧印加手段は、所定の大きさ
の直流電圧と像担持体の配列順に従って実効値が次第に
増大するよう規定された所定の大きさの実効値を有する
交流電圧とを同時に印加可能に形成されることから、転
写画像濃度が不均一になることを防止できる。
【0087】さらに、この発明の画像形成装置によれ
ば、転写装置の転写手段の抵抗値を像担持体の配列順に
従って抵抗値が次第に低下するよう規定したことによ
り、転写装置に必要となる転写電圧印加手段の個数が低
減されることから、装置のコストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用されるマルチカラ
ープリンタ装置を示す概略図。
【図2】図1に示したマルチカラープリンタ装置に利用
される転写ローラの抵抗値を測定する方法を説明する概
略図。
【図3】図1に示したマルチカラープリンタ装置の別の
例を示す概略図。
【符号の説明】
10,20,30,40…第1ないし第4の画像形成ス
テーション、11,21,31,41…第1ないし第1
の感光体ドラム、12,22,32,42…第1ないし
第1の帯電ローラ、14,24,34,44…第1ない
し第4の現像装置、15,25,35,45…第1ない
し第4の転写ローラ、50…転写材搬送機構、51…搬
送ベルト、52…ベルト駆動ローラ、53…ベルトテン
ションローラ、55…吸着帯電ローラ、56…カセッ
ト、57…給紙ローラ、58…タイミングローラ、60
…定着装置、61…第1の加熱ローラ、62…第2の加
熱ローラ、100…マルチカラープリンタ、110…C
PU、112…ROM、114…RAM、116…NV
M、118…画像メモリユニット、130…帯電電源装
置、132…現像バイアス電圧印加装置、134…転写
電圧供給装置、136…吸着帯電電源装置、200…マ
ルチカラープリンタ、210,220,230,240
…第1ないし第4の画像形成ステーション、215,2
25,235,245…第1ないし第4の転写ローラ、
234a,234b,234c,234d…転写電圧供
給装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の順序で配列された複数の像担持体に
    形成された複数の現像剤像を転写材上に多重転写するよ
    う前記転写材を前記複数の像担持体に当接可能に搬送す
    る搬送手段と、 前記複数の像担持体のそれぞれに対応して配置されると
    ともに、前記像担持体の前記配列順に従って抵抗値が次
    第に低下するよう規定された所定の抵抗値を有し、前記
    複数の現像剤像を前記転写材に転写する複数の転写手段
    と、を有することを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】所定の順序で配列された複数の像担持体に
    形成された複数の現像剤像を転写材上に多重転写するよ
    う前記転写材を前記複数の像担持体に当接可能に搬送す
    る搬送手段と、 前記複数の像担持体のそれぞれに対応して配置されると
    ともに、前記像担持体の前記配列順に従って抵抗値が次
    第に低下するよう規定された所定の抵抗値を有し、前記
    複数の現像剤像を前記転写材に転写する複数の転写手段
    と、 前記複数の転写手段のそれぞれに、所定の大きさの直流
    電圧と所定の大きさの実効値を有する交流電圧とを同時
    に印加する転写電圧印加手段と、を有することを特徴と
    する転写装置。
  3. 【請求項3】所定の順序で配列された複数の像担持体に
    形成された複数の現像剤像を転写材上に多重転写するよ
    う前記転写材を前記複数の像担持体に当接可能に搬送す
    る搬送手段と、 前記複数の像担持体のそれぞれに対応して配置されると
    ともに、前記像担持体の前記配列順に従って抵抗値が次
    第に低下するよう規定された所定の抵抗値を有し、前記
    複数の現像剤像を前記転写材に転写する複数の転写手段
    と、 この転写手段に、所定の大きさの直流電圧と、前記像担
    持体の前記配列順に従って実効値が次第に増大するよう
    規定された所定の大きさの実効値を有する交流電圧とを
    同時に印加する転写電圧印加手段と、を有することを特
    徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】第1の像担持体に、第1の現像剤像を形成
    する第1の現像手段と、 第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2の現
    像手段と、 前記第1の像担持体から前記第2の像担持体に向けて転
    写材を搬送する搬送手段と、 第1の抵抗値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の
    像担持体と対向して設けられ、前記第1の現像手段によ
    り現像された前記第1の現像剤像を転写材に転写する第
    1の転写手段と、 前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有し、前
    記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向して設け
    られ、前記第2の現像手段により現像された前記第2の
    現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】第1の像担持体に、第1の現像剤像を形成
    する第1の現像手段と、 第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2の現
    像手段と、 前記第1の像担持体から前記第2の像担持体に向けて転
    写材を搬送する搬送手段と、 第1の抵抗値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の
    像担持体と対向して設けられ、前記第1の現像手段によ
    り現像された前記第1の現像剤像を転写材に転写する第
    1の転写手段と、 前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有し、前
    記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向して設け
    られ、前記第2の現像手段により現像された前記第2の
    現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、 前記第1および第2の転写手段のそれぞれに、実質的に
    等しい直流電圧を印加する転写電圧印加手段と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】第1の像担持体に、第1の現像剤像を形成
    する第1の現像手段と、 第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2の現
    像手段と、 前記第1の像担持体から前記第2の像担持体に向けて転
    写材を搬送する搬送手段と、 第1の抵抗値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の
    像担持体と対向して設けられ、前記第1の現像手段によ
    り現像された前記第1の現像剤像を転写材に転写する第
    1の転写手段と、 前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有し、前
    記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向して設け
    られ、前記第2の現像手段により現像された前記第2の
    現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、 前記第1および第2の転写手段のそれぞれに、実質的に
    等しい直流電圧と所定の実効値を有する交流電圧を印加
    する転写電圧印加手段と、を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】第1の像担持体に、第1の現像剤像を形成
    する第1の現像手段と、 第2の像担持体に、第2の現像剤像を形成する第2の現
    像手段と、 前記第1の像担持体から前記第2の像担持体に向けて転
    写材を搬送する搬送手段と、 第1の抵抗値を有し、前記搬送手段を介して前記第1の
    像担持体と対向して設けられ、前記第1の現像手段によ
    り現像された前記第1の現像剤像を転写材に転写する第
    1の転写手段と、 前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有し、前
    記搬送手段を介して前記第2の像担持体と対向して設け
    られ、前記第2の現像手段により現像された前記第2の
    現像剤像を転写材に転写する第2の転写手段と、 前記第1の転写手段に、第1の実効値を有する第1の交
    流電圧を印加する第1の電圧印加手段と、 前記第2の転写手段に、第1の実効値よりも大きな第2
    の実効値を有する第2の交流電圧を印加する第2の電圧
    印加手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】108 ないし1015オーム・センチメート
    ルの体積固有抵抗が与えられ、所定の順序で配列された
    複数の像担持体に形成された複数の現像剤像を転写材上
    に多重転写するよう前記転写材を前記複数の像担持体に
    当接可能に搬送する搬送手段と、 この搬送手段に対して0.2ないし2ミリメートルのニ
    ップ幅で接触され、前記複数の像担持体のそれぞれに対
    応して配置されるとともに、前記像担持体の前記配列順
    に従って抵抗値が次第に低下するよう規定された所定の
    抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転写材に転写
    する複数の転写手段と、を有することを特徴とする転写
    装置。
  9. 【請求項9】108 ないし1015オーム・センチメート
    ルの体積固有抵抗が与えられ、所定の順序で配列された
    複数の像担持体に形成された複数の現像剤像を転写材上
    に多重転写するよう前記転写材を前記複数の像担持体に
    当接可能に搬送する搬送手段と、 この搬送手段に対して0.2ないし2ミリメートルのニ
    ップ幅で接触され、前記複数の像担持体のそれぞれに対
    応して配置されるとともに、前記像担持体の前記配列順
    に従って抵抗値が次第に低下するよう規定された所定の
    抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転写材に転写
    する複数の転写手段と、 前記複数の転写手段のそれぞれに、所定の大きさの直流
    電圧と所定の大きさの実効値を有する交流電圧とを同時
    に印加する転写電圧印加手段と、を有することを特徴と
    する転写装置。
  10. 【請求項10】108 ないし1015オーム・センチメー
    トルの体積固有抵抗が与えられ、所定の順序で配列され
    た複数の像担持体に形成された複数の現像剤像を転写材
    上に多重転写するよう前記転写材を前記複数の像担持体
    に当接可能に搬送する搬送手段と、 この搬送手段に対して0.2ないし2ミリメートルのニ
    ップ幅で接触され、前記複数の像担持体のそれぞれに対
    応して配置されるとともに、前記像担持体の前記配列順
    に従って抵抗値が次第に低下するよう規定された所定の
    抵抗値を有し、前記複数の現像剤像を前記転写材に転写
    する複数の転写手段と、 この転写手段に、所定の大きさの直流電圧と、前記像担
    持体の前記配列順に従って実効値が次第に増大するよう
    規定された所定の大きさの実効値を有する交流電圧とを
    同時に印加する転写電圧印加手段と、を有することを特
    徴とする転写装置。
JP7203318A 1995-08-09 1995-08-09 転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置 Pending JPH0950197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7203318A JPH0950197A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7203318A JPH0950197A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0950197A true JPH0950197A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16472042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7203318A Pending JPH0950197A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0950197A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0964311A2 (en) * 1998-06-12 1999-12-15 Oki Data Corporation Electrophotographic printer
US6134415A (en) * 1997-12-24 2000-10-17 Sharp Kabushiki Kaisha Roller/belt type multiple color image transfer apparatus including decreasing contact region widths between successive image support/transfer roller pairs and common power Supply for transfer means and charger means
US6421521B2 (en) 2000-03-14 2002-07-16 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus forming an image by transferring each of the plurality of images formed by a plurality of image forming devices onto a transfer medium by means of transfer members
JP2005134509A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Oki Data Corp 転写部材および画像形成装置
JP2011027889A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2012113279A (ja) * 2010-11-04 2012-06-14 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134415A (en) * 1997-12-24 2000-10-17 Sharp Kabushiki Kaisha Roller/belt type multiple color image transfer apparatus including decreasing contact region widths between successive image support/transfer roller pairs and common power Supply for transfer means and charger means
EP0964311A2 (en) * 1998-06-12 1999-12-15 Oki Data Corporation Electrophotographic printer
EP0964311A3 (en) * 1998-06-12 2001-03-07 Oki Data Corporation Electrophotographic printer
US6421521B2 (en) 2000-03-14 2002-07-16 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus forming an image by transferring each of the plurality of images formed by a plurality of image forming devices onto a transfer medium by means of transfer members
JP2005134509A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Oki Data Corp 転写部材および画像形成装置
US7645515B2 (en) 2003-10-29 2010-01-12 Oki Data Corporation Transfer arrangement and image forming apparatus
JP2011027889A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2012113279A (ja) * 2010-11-04 2012-06-14 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
US9152070B2 (en) 2010-11-04 2015-10-06 Ricoh Company, Ltd. Transfer device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001175092A (ja) 画像形成装置
JPH0950197A (ja) 転写装置およびこの転写装置を利用した画像形成装置
JP3082566B2 (ja) 画像形成装置
JP2001125457A (ja) 画像形成装置
KR100588268B1 (ko) 화상 형성 장치
JP2001324881A (ja) 画像形成装置
JP3943758B2 (ja) 画像形成装置
JPS6388582A (ja) 転写装置
JP2009086140A (ja) 画像形成装置
JP2002072592A (ja) 画像形成装置
US10705447B1 (en) Image forming system including a first transfer unit and a second transfer unit having a total resistance larger than that of the first transfer unit
JP3612893B2 (ja) 画像形成装置
JP4763932B2 (ja) 画像形成装置
JP4207472B2 (ja) 画像形成装置
JP3676463B2 (ja) 印字装置
EP1310836B1 (en) Transfer apparatus
JP3488630B2 (ja) 印刷方法及び装置
JP2937698B2 (ja) 画像形成装置
JPH1097144A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2004117884A (ja) 画像形成装置
JPH10198178A (ja) 画像形成装置
JPH1111728A (ja) 画像形成装置
JP2007065423A (ja) 画像形成装置
JPH0743975A (ja) カラー画像形成装置
JP2001305888A (ja) 転写装置及び画像形成装置