JP3461395B2 - ハロゲン化銀乳剤およびこれを用いたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀乳剤およびこれを用いたハロゲン化銀写真感光材料Info
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Description
料に関し、特に写真感度に優れるハロゲン化銀乳剤およ
びその乳剤を用いた写真感光材料に関するものである。
処理等への要望が高まってきている。通常、写真感光材
料として臭化銀が用いられているが迅速処理を行うには
塩化銀の使用が有利である。しかし、ハロゲン化銀粒子
としての塩化銀粒子は色素の吸着が弱いために、色増感
が弱く、保存性も悪いという欠点を有している。従っ
て、表面積が大きく色素の吸着容量の大きい平板粒子の
使用が有利であり、平板粒子としては製造が容易で、か
つ写真感度、シャープネス等が良好であるところから、
その主平面が{111}面であるものが一般的である。
しかし、主平面が{111}面である平板粒子は色素に
よる固有減感が大きいという問題点がある。
OIS AND M.CATINAT,“CRISTA
UX DE RBOMURE D’ARGENT PL
ATS,LIMITES PAR DES FACES
(100)ET NON MACLES”,Journ
al of Crystal Growth 123
(1974)207−213の報告によれば正方形また
は長方形の主平面を有する{100}面で形成された平
板状の臭化銀結晶が観察されている。
れば、{100}結晶面によって形成される平板状粒子
は単分散種粒子から形成され、アンモニアの存在下にお
いて熟成すると平板状粒子は平均アスペクト比が1.5
〜7の範囲を有するように形成される。また米国特許
4,386,156号には種粒子を非ハロゲン化物銀イ
オン錯化剤を存在させずに熟成させることにより、平均
アスペクト比8以上を有するように形成された平板状臭
化銀乳剤の製造方法が示されている。また、高塩化銀含
有率を有する平板状粒子の製造方法については、欧州特
許534,395A1号に開示されている。
面に{100}面を有する平板粒子の使用を試みたとこ
ろ、このような粒子は、特に色素の吸着が弱く実用的に
満足しうるものではないことがわかった。従って、{1
00}結晶面を主平面とした平板状ハロゲン化銀粒子を
使用し、吸着が良好な色素を鋭意研究の結果、本発明を
達成するに到った。
面を主平面とする高塩化銀平板状粒子乳剤を特定構造を
持つ色素を用いた分光増感により、保存性と迅速処理に
優れた高感度ハロゲン化銀乳剤を製造し、該乳剤を用い
た写真感光材料を提供することである。
〜(4)の手段により解決された。
であり、アスペクト比が2以上であり、粒子の平均塩化
銀含有率が50モル%以上である平板状ハロゲン化銀粒
子がハロゲン化銀粒子の全投影面積の50%以上を占め
ることを特徴とするハロゲン化銀乳剤に一般式(I)で
示される色素により分光増感を施したことを特徴とする
ハロゲン化銀乳剤。一般式(1)
子を表し、W2 は、塩素原子、臭素原子、メトキシ基、
エトキシ基、メチル基およびエチル基のうちの少なくと
も1つの基で置換されたフェニル基を表し、W5 は、臭
素原子または置換されていても良いフェニル基を表す
他、W 5 はW4 またはW6 と連結してベンゼン環を形成
してもよいことを表す。R1 およびR2 は同一でも異な
っていてもよく、総炭素数10以下の置換されてもよい
アルキル基またはアルケニル基を表し、R1またはR2の
うちの少なくとも一方はスルホ基またはカルボキシル基
を有する基である。R3は、低級アルキル基またはフェ
ニル置換アルキル基を表す。X1は、電荷を中和するに
必要な対イオンを表す。n1は、0または1を表し、分
子内塩の場合は0である。好ましくは、R 3 がエチル基
を表し、W 5 が置換フェニル基を表すか、またはW 4 もし
くはW 6 と連結してベンゼン環を形成する。
のハロゲン化銀乳剤層が上記(1)記載のハロゲン化銀
乳剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料。 (3)該平板状ハロゲン化銀粒子が金および硫黄増感さ
れていることを特徴とする上記(2)記載のハロゲン化
銀写真感光材料。 (4)該平板状ハロゲン化銀粒子が一般式(I)に示さ
れる色素の存在下に金および硫黄増感されていることを
特徴とする上記(2)記載のハロゲン化銀写真感光材
料。
次のようにして製造することができる。 1)核形成過程 平板状粒子の核となる平板核は格子欠陥の導入が起こり
易いような条件で生成比率が高くなる。平板核を再現性
よく、高い生成比率で得る方法としては、生成核のハロ
ゲンコンバージョンを利用する方法が有効である。これ
は先ずハロゲン化銀核生成を行い、これに続いて、より
難溶性のハロゲン化銀を形成するハロゲンイオンを導入
してハロゲンコンバージョンを行わせるのである。より
具体的に記せば、核形成時に形成される核のハロゲン組
成構造が、例えば(AgX1 |AgX2 )、または(A
gX1 |AgX4 |AgX3 )の構造を有する。該構造
は、例えば銀塩水溶液(以後、「Ag+ 液」と記す)と
ハロゲン化物塩水溶液(以後、「X- 液」と記す)を同
時混合添加し、該ギャップ面の所でX- 液のハロゲン組
成を不連続に変化させることにより形成することができ
る。または分散媒溶液にX- 液を添加し、次にAg+ 液
を添加し、AgX1 を形成し、次に別のX- 液を添加
し、次にAg+ 液を添加し、(AgX1 |AgX2 )構
造を作ることもできるし、それらの組み合せ方法で作る
こともできる。
X4 、AgX4 とAgX3 はCl-含率もしくはBr-
含率が25〜100モル%、好ましくは50〜100モ
ル%、より好ましくは75〜100モル%だけ異なる。
更に/またはI- 含率が5〜100モル%、好ましくは
10〜100モル%、より好ましくは30〜100モル
%だけ異なる。その他、Cl- 含率差もしくはBr- 含
率差が前記規定に従がい、I- 含率差が0〜5モル%で
ある態様を挙げることができる。核のサイズは0.15
μm以下が好ましく、0.01〜0.1μmがより好ま
しい。(AgX1 |AgX2 )の場合のAgX1 :Ag
X2 のモル比、また、(AgX1 |AgX4 |Ag
X3 )のAgX1 :AgX4 :AgX3 のモル比は種々
変化させ、最も好ましい本発明の態様が得られる該モル
比を選んで用いることができる。
0}面形成雰囲気にする必要がある。Cl- 過剰濃度下
で行なう核形成の場合は、通常の殆んどの条件(pCl
0.8〜3.0、pH2〜9)は{100}面形成雰囲
気である。該欠陥形成頻度はpH1〜7領域では、pH
が高くなる程、また、pCl値は高くなる程、該欠陥形
成頻度が高くなる。ここでpCl=−log〔Cl- の
モル/L〕である。
1〜10重量%が好ましく、0.3〜5重量%がより好
ましい。pHは1〜10が好ましく、2〜8がより好ま
しい。温度は10〜80℃が好ましく、30〜60℃が
より好ましい。過剰Br- 濃度は10-2モル/L以下が
好ましく、10-2.5モル/L以下がより好ましい。過剰
Cl- 濃度はpCl=0.8〜3.0が好ましく、1.
2〜2.8がより好ましい。
に添加する銀塩溶液および/もしくはX- 塩溶液に分散
媒を含ませることができる。分散媒濃度は0.1重量%
以上が好ましく、0.1〜2重量%がより好ましく、
0.2〜1重量%が更に好ましい。分子量3000〜6
万、好ましくは8000〜4万の低分子量ゼラチンがよ
り好ましい。更にはAg+ 液とX- 液を添加孔数が3〜
1015個、好ましくは30〜1015個の多孔体添加系を
通して、直接に液中に添加することがより好ましい。そ
の詳細は特開平3−21339号、同4−193336
号、同6−86923号の記載を参考にすることができ
る。ゼラチンはメチオニン含率の低いゼラチンの方が該
欠陥形成頻度が高くなる。メチオニン含率が1〜60μ
mol/gのゼラチンから、それぞれの場合に応じて最も
好ましいゼラチンを選んで用いることができる。
g+ 塩濃度を低くすることにより、双晶粒子の混入比率
を下げることができる。
に、撹拌しながら銀塩水溶液とハロゲン化物塩(以後、
X- 塩と記す)溶液を同時混合法で添加して核形成す
る。核形成時の分散媒溶液中のCl- 濃度は10-1.5モ
ル/リットル以下が好ましく、Ag+ 濃度は10-2モル
/リットル以下が好ましい。pHは2以上が好ましく、
5〜10がより好ましい。ゼラチン濃度は0.1〜3重
量%が好ましく、0.2〜2重量%がより好ましい。
0℃以上が好ましく、20〜70℃が好ましい。核形成
後に物理熟成をし、非平板状粒子を消失させ、該平板状
粒子を成長させる。銀塩水溶液の添加速度は容器溶液1
リットルあたり0.5〜20g/分が好ましく、1〜1
5g/分がより好ましい。容器溶液のpHに特に制限は
ないが、通常、pH1〜11、好ましくはpH3〜10
が用いられる。過剰銀塩濃度や温度等の組み合わせに応
じ、最も好ましいpH値を選んで用いることができる。
い。従って次の熟成過程でオストワルド熟成により、平
板状粒子を成長させ、それ以外の粒子を消滅させる。熟
成温度は40℃以上、好ましくは45〜90℃、より好
ましくは50〜80℃が用いられる。
が好ましい。熟成条件は前記核形成条件範囲から選ぶこ
とが好ましい。該熟成速度は通常、pH1〜6の領域で
はpHが高くなるにつれ、また、pCl1〜3の領域で
はCl- 濃度が増すにつれ、速くなる。
剤を実質的に共存させないことが好ましい。ここで実質
的に共存させないとは、ハロゲン化銀溶剤濃度d0 が好
ましくはd0 ≦0.5モル/リットル、より好ましくは
d0 <0.1モル/リットル、更に好ましくはd0 <
0.02モル/リットルを指す。
8、より好ましくは2〜6である。
しては従来公知のハロゲン化銀乳剤用分散媒を用いるこ
とができるが、特にメチオニン含率が好ましくは0〜5
0μモル/g、より好ましくは0〜30μモル/gのゼ
ラチンを好ましく用いることができる。該ゼラチンが熟
成、成長時に用いられた場合、直径サイズ分布が揃った
より薄い平板状粒子が形成され、好ましい。また、特公
昭52−16365号、日本写真学会誌、29巻
(1)、17、22(1966年)、同30巻(1)、
10、19(1967年)、同30巻(2)、17(1
967年)、同33巻(3)、24(1967年)記載
の合成高分子を分散媒として好ましく用いることができ
る。また、欧州特許0534395A1号記載の晶癖制
御剤を併用することができる。該分散媒濃度は0.1〜
10重量%が好ましく、該制御剤は好ましくは10-1〜
10-6モル/L、より好ましくは10-2〜10-5モル/
Lで用いることができる。これらは核形成前から成長終
了時までのどの時点で添加することもできる。既存の分
散媒に追加添加の形で添加することもできるし、既存の
分散媒を遠心分離等で除去した後、添加することもでき
る。
して、該平板状粒子を更に成長させる。溶質の添加方法
としては、1)溶液添加法(銀塩水溶液とハロゲン化物
塩水溶液を添加する方法)、2)予めハロゲン化銀微粒
子を形成し、該微粒子を添加する方法、3)両者の併用
方法、を挙げることができる。平板状粒子をエッジ方向
に優先的に成長させる為には、該平板状粒子がオストワ
ルド熟成を受けない範囲内で、過飽和濃度を低くして成
長させる必要がある。即ち、低過飽和濃度でかつ、該濃
度を高精度で制御する必要がある。2)の方法はこれを
可能にする為により好ましい。
下、好ましくは0.1μm径以下、より好ましくは0.
06μm以下のハロゲン化銀微粒子乳剤を添加し、オス
トワルド熟成により該平板状粒子を成長させる。該微粒
子乳剤は連続的に添加することもできるし、断続的に添
加することもできる。該微粒子乳剤は反応容器の近傍に
設けた混合器で銀塩水溶液とハロゲン化物塩水溶液を供
給して連続的に調製し、ただちに反応容器に連続的に添
加することもできるし、予め別の容器でバッチ式に調製
した後に連続的もしくは断続的に添加することもでき
る。該微粒子は双晶粒子を実質的に含まないことが好ま
しい。実質的に含まないとは、双晶粒子数比率が5%以
下、好ましくは1%以下、より好ましくは0.1%以下
を指す。
銀、沃化銀およびそれらの2種以上の混晶とすることが
できる。
件と同一である。それはどちらもオストワルド熟成によ
り平板粒子を成長させ、それ以外の微粒子を消滅させる
工程であり、機構的に同じだからである。微粒子乳剤添
加法全般の詳細に関しては、特開平4−34544号、
同5−281640号、同1−183417号の記載を
参考にすることができる。実質的に双晶面を含まない微
粒子を形成する為には、過剰ハロゲンイオン濃度もしく
は過剰銀イオン濃度を好ましくは10-2モル/リットル
以下で、銀塩水溶液とハロゲン化物塩水溶液を同時混合
添加法で添加して形成すればよい。
5〜40℃がより好ましく、10〜30℃がさらに好ま
しい。分散媒は、好ましくは分子量2000〜6×10
4 、より好ましくは5000〜4×104 の低分子量ゼ
ラチンが好ましくは30重量%以上、より好ましくは6
0重量%以上、さらに好ましくは80重量%以上占める
ゼラチンが好ましい。分散媒濃度は、0.2重量%以上
が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
ないことが好ましい。ここで実質的とは前記規定に従
う。成長時にも実質的にNH3 を共存させないことが好
ましい。ここで実質的に共存させないとは、NH3 濃度
Z1 がZ1 ≦0.5モル/リットル、より好ましくはZ
1 <0.1モル/リットル、更に好ましくはZ1 <0.
02モル/リットルであることを意味する。また、核形
成および成長過程にNH3 以外のAgX溶剤も実質的に
共存させないことが好ましい。ここで実質的に共存させ
ないとは、前記Z1 濃度規定と同じである。NH3 以外
のAgX溶剤としては、チオエーテル類、チオ尿素類、
チオシアン酸塩、有機アミン系化合物、テトラザインデ
ン化合物のようなかぶり防止剤を挙げることができ、好
ましくはチオエーテル類、チオ尿素類、チオシアン酸塩
である。
ロゲンコンバージョン法、エピタキシャル成長法および
それらの組合せ法により、粒子に転位線を導入すること
ができる。圧力かぶり特性、相反則特性色増感特性が更
に改良され、好ましい。これに関しては特開昭63−2
20238、同64−26839、特開平2−1276
35、同3−189642、同3−175440、同2
−123346、欧州特許0460656A1 Journal
of Imaging Science 、32巻、160〜177(19
88)の記載を参考にすることができる。
シャル粒子を形成して用いてもよい。また、該粒子をコ
アとして内部に転位線を有する粒子を形成してもよい。
その他、該粒子をサブストレートとして、サブストレー
トと異なるハロゲン組成のハロゲン化銀層を積層させ、
種々の既知のあらゆる粒子構造の粒子を作ることもでき
る。これらに関しては後述の文献の記載を参考にするこ
とができる。
剤を形成して用いてもよい。また、コア/シェル型粒子
を形成することもできる。これについては特開昭59−
133542号、同63−151618号、米国特許第
3,206,313号、同3,317,322号、同
3,761,276号、同4,269,927号、同
3,367,778号の記載を参考にすることができ
る。
子を得るために最も重要なパラメーターは、前記したよ
うに、熟成・成長時のpAgであり、本発明における平
板状粒子のアスペクト比は2以上15以下である。アス
ペクト比は、好ましくは、3以上13以下であり、4以
上10以下であることがより好ましい。アスペクト比
は、主に感度および圧力性の兼ね合いにより上記の範囲
が好ましいものとなる。
主平面を形成する平均の縁長さに対する主平面間の厚み
の比を言い、また『主平面』は実質的に直方体乳剤粒子
を形成する結晶表面のうち、面積が最も大きな平行する
一組の面として規定され、主平面が{100}面である
ことは電子線回折法やX線回折法により調べることがで
きる。実質的に直方体乳剤粒子とは、主平面は{10
0}面から形成されるが{111}結晶面を1から8面
までもつこともあり得ることをいう。すなわち、直方体
の8つの角のうち1ないし8つが角のとれた形状であっ
てもよい。そして『平均の縁長さ』は、乳剤粒子試料の
顕微鏡写真においてみた各粒子の投影面積に等しい面積
を有する正方形の一辺の長さとして規定される。
粒子の全投影面積の50%以上を占める場合に本発明の
効果を有効に達成することができる。更に該平板状粒子
はハロゲン化銀粒子の全投影面積の60%以上を占める
ことが好ましく、70%以上を占めることがより好まし
い。いずれも上限は、100%である。
程を経て形成された{100}面を主平面とする平板状
粒子の表面に特定の構造を持つ色素を吸着させるという
発明に基づく。また、乳剤中に存在する該平板状粒子に
おける平均塩化銀含有率は、50モル%以上100モル
%未満であることを特徴とし、70モル%以上99.9
9モル%以下であることが好ましく、80モル%以上9
9.95モル%以下であることがより好ましい。
素について説明する。W2 及びW5 が、置換されていて
も良いフェニル基を表わす場合にフェニル基の置換基と
しては、炭素数5以下の分岐していてもよいアルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、ブチル基、イソブチル
基、ペンチル基等)、総炭素数4以下のアルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基、メトキシメトキシ基、メトキシエトキシ基
等)、塩素原子、臭素原子、炭素数4以下のアシルアミ
ノ基(例えば、アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ
基等)が挙げられる。また、フェニル基はこれらの異種
または同種の置換基で複数置換されていても良い。
く、総炭素数10以下の置換されていてもよいアルキル
基又はアルケニル基を表し、R1 またはR2 のうちの少
なくとも一方はスルホ基またはカルボキシ基を有する基
である。アルキル基及びアルケニル基のより好ましい置
換基としては、例えば、スルホ基、カルボキシ基、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数6以下のアルコキシ
基、炭素数8以下の置換されていてもよいアリール基
(例えば、フェニル基、トリル基、スルホフェニル基、
カルボキシフェニル基等)、複素環基(例えば、フリル
基、チエニル基等)、炭素数8以下の置換されていても
よいアリールオキシ基(例えば、クロロフェノキシ基、
フェノキシ基、スルホフェノキシ基、ヒドロキシフェノ
キシ基)、炭素数8以下のアシル基(例えば、アセチル
基、プロピオニル基等)、炭素数8以下のアルキルまた
はフェニルスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル
基、メタンスルホニル基等)、炭素数6以下のアルコキ
シカルボニル基(例えば、エトキシカルボニル基、ブト
キシカルボニル基等)、シアノ基、炭素数6以下のアル
キルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基
等)、炭素数8以下の置換されていてもよいアリールチ
オ基(例えば、フェニルチオ基、トリルチオ基等)、炭
素数8以下の置換されていてもよいカルバモイル基(例
えば、カルバモイル基、N−エチルカルバモイル基
等)、炭素数8以下のアシルアミノ基(例えば、アセチ
ルアミノ基等)、炭素数8以下のアルキルスルホニルア
ミノ基(例えば、メタンスルホニルアミノ基等)、ウレ
イド基、炭素数6以下のアルキルウレイド基(例えば、
メチルウレイド基、エチルウレイド基等)、炭素数6以
下のアシルアミノカルボニル基(例えば、アセチルアミ
ノカルボニル基、プロピオニルアミノカルボニル基
等)、アルキルスルホニルアミノカルボニル基(例え
ば、メタンスルホニルアミノカルボニル基、エタンスル
ホニルアミノカルボニル基等)が挙げられる。置換基
は、一個以上有していてもよい。 R1 及びR2 が表
す基の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基、アリル基、ペンチル基、ヘキシル基、メトキ
シエチル基、エトキシエチル基、フェネチル基、トリル
エチル基、スルホフェネチル基、2,2,2−トリフル
オロエチル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピ
ル基、カルバモイルエチル基、ヒドロキシエチル基、2
−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、カルボキシメ
チル基、カルボキシエチル基、エトキシカルボニルメチ
ル基、スルホエチル基、2−クロロ−3−スルホプロピ
ル基、3−スルホプロピル基、2−ヒドロキシ−3−ス
ルホプロピル基、3−スルホブチル基、4−スルホブチ
ル基、2−(2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ)エ
チル基または2−[2−(3−スルホプロピルオキシ)
エトキシ]エチル基、メタンスルホニルアミノカルボニ
ルメチル基、メタンスルホニルアミノカルボニルエチル
基、エタンスルホニルアミノカルボニルエチル基、アセ
チルアミノカルボニル基等が挙げられる。
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)またはフェニ
ル置換アルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基
等)を表す。X1 は、電荷を中和するに必要な対イオン
を表す。n1 は、0または1を表し、分子内塩の場合は
0である。
て、下記の増感色素が、より好ましく用いられる。即
ち、R3 がエチル基またはプロピル基を表し、W2 が置
換されたフェニル基を表すか、またはW1 もしくはW3
と連結してベンゼン環を形成する場合である。前記一般
式(I)で表される増感色素に於て、更に好ましい増感
色素は、R3がエチル基で、W2 が塩素原子、臭素原
子、メトキシ基、エトキシ基、メチル基、エチル基等で
置換されたフェニル基を表し、W5 が置換フェニル基を
表すか、またはW4 もしくはW6 と連結してベンゼン環
を形成する場合である。
光増感色素を本発明のハロゲン化銀乳剤中に含有せしめ
るには、それらを直接乳剤中に分散してもよいし、或い
は水、メタノール、エタノール、プロパノール、アセト
ン、メチルセルソルブ、2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロパノール、2,2,2−トリフルオロエタノー
ル、3−メトキシ−1−プロパノール、3−メトキシ−
1−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、ア
セトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチル
ホルムアミド等の溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解し
て乳剤に添加してもよい。また、米国特許3,469,
987号明細書等に記載のごとき、色素を揮発性の有機
溶剤に溶解し、該溶液を水または親水性コロイド中に分
散し、この分散物を乳剤中へ添加する方法、特公昭46
−24185号等に記載のごとき、水不溶性色素を溶解
することなしに水溶性溶剤中に分散させ、この分散物を
乳剤中へ添加する方法、米国特許3,822,135
号、米国特許4,006,025号明細書等に記載のご
とき、界面活性剤を共存させて水溶液あるいはコロイド
分散物としたものを乳剤中へ添加する方法、特開昭53
−102733号、特開昭58−105141号に記載
のごとき、親水性コロイド中に色素を直接分散させ、そ
の分散物を乳剤中へ添加する方法、特開昭51−746
24号に記載のごとき、レッドシフトさせる化合物を用
いて色素を溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する方法等を
用いる事もできる。また、溶解に超音波を使用すること
もできる。
光増感色素を本発明のハロゲン化銀乳剤中に含有せしめ
る、より好ましい方法は、それらを水または親水性コロ
イド中に溶解した水溶液か、色素を直接1μm以下に微
分散させ、その分散物を乳剤中へ添加する方法であり、
水溶性有機溶剤もしくは水溶性有機溶剤水溶液に溶解ま
たは微分散して、それを乳剤中へ添加する方法も好まし
く用いられるが、添加する有機溶剤量は調製するハロゲ
ン化銀乳剤量の5容量%以下にすることがより好まし
い。 更にまた、本発明に用いる一般式(I)で表され
る分光増感色素の25℃での水に対する溶解度が5×1
0-4モル/リットル以上である場合には増感色素を微粉
砕して固体のままハロゲン化銀乳剤に直接添加する方法
もより好ましい。
ン化銀乳剤中に添加する時期は、これまで有用である事
が認められている乳剤調製の如何なる工程中であっても
よい。例えば、米国特許2,735,766号、米国特
許3,628,960号、米国特許4,183,756
号、米国特許4,225,666号、特開昭58−18
4,142号、特開昭60−196,749号等の明細
書に開示されているように、ハロゲン化銀の粒子形成工
程または/及び脱塩前の時期、脱塩工程中及び/または
脱塩後から化学熟成の開始前迄の時期、特開昭58−1
13,920号等の明細書に開示されているように、化
学熟成の直前または工程中の時期、化学熟成後塗布迄の
時期の乳剤が塗布される前なら如何なる時期、工程に於
いて添加されても良い。また、米国特許4,225,6
66号、特開昭58−7,629号等の明細書に開示さ
れているように、同一化合物を単独で、または異種構造
の化合物と組み合わせて、例えば、同一工程中、または
粒子形成工程中と化学熟成工程中または化学熟成完了後
とに分けたり、化学熟成の前または工程中と完了後とに
分けるなどの異種工程に分割して添加しても良く、分割
して添加する化合物及び化合物の組み合わせの種類をも
変えて添加されても良い。
し、長時間、例えば、粒子形成工程中の核形成後から粒
子形成完了迄や化学熟成工程の大半などにわたって任意
の工程に於いて連続的に添加しても良い。かかる場合の
添加速度は等速流量でも、流量を加速したり、減速して
も良い。増感色素をハロゲン化銀乳剤中に添加する温度
に特に制限はないが、通常は35℃〜70℃であり、添
加温度と熟成温度とを変更してもよい。45℃以下で添
加した後、温度を上げ、熟成する方法はより好ましい。
光増感色素の添加量としては、ハロゲン化銀粒子の形
状、サイズにより異なるが、ハロゲン化銀1モル当た
り、4×10-6〜8×10-3モルで用いることができ
る。例えば、ハロゲン化銀粒子サイズが0.2〜2.0
μmの場合には、ハロゲン化銀粒子の表面積1m2当た
り、1.7×10-7〜3.9×10-6モルの添加量が好
ましく、8.0×10-7〜2.4×10-6モルの添加量
がより好ましい。
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に、強色増感の目的でしばしば用いられる。増感色
素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色素ある
いは可視光を実質的に吸収しない物質であって、強色増
感を示す物質を乳剤中に含んでもよい。
る。本発明はこれらによって限定されるものではない。
加剤が用いられるが、それ以外にも目的に応じて種々の
添加剤を用いることができる。
ディスクロージャーItem 17643(1978年
12月)、同Item 18716(1979年11
月)および同Item 308119 (1989年12
月)に記載されており、その該当個所を後掲の表1にま
とめて示した。
層、緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少
なくとも1層が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳
剤層および非感光性層の層数および層順に特に制限はな
い。典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層から成る感光性層を少なくとも1つ有するハロゲン化
銀写真感光材料であり、該感光性層は青色光、緑色光、
および赤色光の何れかに感色性を有する単位感光性層で
あり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料において
は、一般に単位感光性層の配列が、支持体側から順に赤
感色性層、緑感色性層、青感色性層の順に設置される。
しかし、目的に応じて上記設置順が逆であっても、また
同一感色性層中に異なる感光性層が挟まれたような設置
順をもとり得る。
上層、最下層には各種の中間層等の非感光性層を設けて
もよい。
号、同59−113438号、同59−113440
号、同61−20037号、同61−20038号明細
書に記載されるようなカプラー、DIR化合物等が含ま
れていてもよく、通常用いられるように混色防止剤を含
んでいてもよい。
化銀乳剤層は、***特許第1,121,470号あるい
は英国特許第923,045号に記載されるように高感
度乳剤層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いるこ
とができる。通常は、支持体に向かって順次感光度が低
くなる様に配列するのが好ましく、また各ハロゲン化銀
乳剤層の間には非感光性層が設けられていてもよい。ま
た、特開昭57−112751号、同62−20035
0号、同62−206541号、62−206543号
等に記載されているように支持体より離れた側に低感度
乳剤層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよ
い。
低感度青感光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)
/高感度緑感光性層(GH)/低感度緑感光性層(G
L)/高感度赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層
(RL)の順、またはBH/BL/GL/GH/RH/
RLの順、またはBH/BL/GH/GL/RL/RH
の順等に設置することができる。
されているように、支持体から最も遠い側から青感光性
層/GH/RH/GL/RLの順に配列することもでき
る。また特開昭56−25738号、同62−6393
6号明細書に記載されているように、支持体から最も遠
い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順に配
列することもできる。
されているように上層を最も感光度の高いハロゲン化銀
乳剤層、中層をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳
剤層、下層を中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀
乳剤層を配置し、支持体に向かって感光度が順次低めら
れた感光度の異なる3層から構成される配列が挙げられ
る。このような感光度の異なる3層から構成される場合
でも、特開昭59−202464号明細書に記載されて
いるように、同一感色性層中において支持体より離れた
側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順
に配置されてもよい。
感度乳剤層、あるいは低感度乳剤層/中感度乳剤層/高
感度乳剤層などの順に配置されていてもよい。
列を変えてよい。
に応じて種々の層構成・配列を選択することができる。
られた少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層が、本発明
のハロゲン化銀乳剤を30%以上、好ましくは50%以
上、より好ましくは70%以上含有するハロゲン化銀写
真感光材料である。
ハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十四面体のよう
な規則的な結晶を有するもの、球状、板状のような変則
的な結晶形を有するもの、双晶面などの結晶欠陥を有す
るもの、あるいはそれらの複合形でもよい。
の粒径は、約0.2ミクロン以下の微粒子でも投影面積
直径が約10ミクロンに至るまでの大サイズ粒子でもよ
く、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
常、物理熟成、化学熟成および分光増感を行ったものを
使用する。
れているようなカルコゲン化合物を乳剤調製中に添加す
る方法も有用な場合がある。S、Se、Te以外にもシ
アン塩、チオシアン塩、セレノシアン酸、炭酸塩、リン
酸塩、酢酸塩を存在させてもよい。
増感、セレン増感、金増感、パラジウム増感又はその他
の貴金属増感、還元増感の少なくとも1つをハロゲン化
銀乳剤の製造工程の任意の工程で施こすことができる。
2種以上の増感法を組み合せることは好ましい。どの工
程で化学増感するかによって種々のタイプの乳剤を調製
することができる。粒子の内部に化学増感核をうめ込む
タイプ、粒子表面から浅い位置にうめ込むタイプ、ある
いは表面に化学増感核を作るタイプがある。本発明の乳
剤は目的に応じて化学増感核の場所を選ぶことができる
が、一般に好ましいのは表面近傍に少なくとも一種の化
学増感核を作った場合である。
つはカルコゲン増感と貴金属増感の単独又は組合せであ
り、ジェームス(T.H.James)著、ザ・セオリー・オブ・
ザ・フォトグラフィック・プロセス、第4版、マクミラ
ン社刊、1977年(The Theoryof the Photographic Proc
ess, 4th ed, Macmillan, 1977)67〜76頁に記載される
ように活性ゼラチンを用いて行うことができるし、また
リサーチ・ディスクロージャー第120 巻、1974年4月、
12008;リサーチ・ディスクロージャー、第34巻、
1975年6月、13452、米国特許第2,642,36
1号、同3,297,446号、同3,772,031
号、同3,857,711号、同3,901,714
号、同4,266,018号、および同3,904,4
15号、並びに英国特許第1,315,755号に記載
されるように、pAg5〜10、pH5〜8および温度
30〜80℃において硫黄、セレン、テルル、金、白
金、パラジウム、イリジウムまたはこれら増感剤の複数
の組合せとすることができる。貴金属増感においては、
金、白金、パラジウム、イリジウム等の貴金属塩を用い
ることができ、中でも特に金増感、パラジウム増感およ
び両者の併用が好ましい。金増感の場合には、塩化金
酸、カリウムクロロオーレート、カリウムオーリチオシ
アネート、硫化金、金セレナイド等の公知の化合物を用
いることができる。パラジウム化合物はパラジウム2価
塩または4価の塩を意味する。好ましいパラジウム化合
物は、R2 PdX6 またはR2 PdX4 で表わされる。
ここでRは水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニ
ウム基を表わす。Xはハロゲン原子を表わし塩素、臭素
またはヨウ素原子を表わす。
dCl6、Na2PdCl4、(NH4)2PdCl4、Li2
PdCl4、Na2PdCl6またはK2PdBr4が好ま
しい。金化合物およびパラジウム化合物はチオシアン酸
塩あるいはセレノシアン酸塩と併用することが好まし
い。
合物、ロダニン系化合物および米国特許第3,857,
711号、同4,266,018号および同4,05
4,457号に記載されている硫黄含有化合物を用いる
ことができる。いわゆる化学増感助剤の存在下に化学増
感することもできる。有用な化学増感助剤には、アザイ
ンデン、アザピリダジン、アザピリミジンのごとき、化
学増感の過程でカブリを抑制し、且つ感度を増大するも
のとして知られた化合物が用いられる。化学増感助剤改
質剤の例は、米国特許第2,131,038号、同3,
411,914号、同3,554,757号、特開昭5
8−126526号および前述ダフィン著「写真乳剤化
学」、138〜143頁に記載されている。
併用することが好ましい。金増感剤および硫黄増感剤の
好ましい量は、いずれもハロゲン化銀1モル当り1×1
0-4〜1×10-7モルであり、さらに好ましいのは1×
10-5〜5×10-7モルである。
てセレン増感がある。セレン増感においては、公知の不
安定セレン化合物を用い、具体的には、コロイド状金属
セレニウム、セレノ尿素類(例えば、N,N−ジメチル
セレノ尿素、N,N−ジエチルセレノ尿素等)、セレノ
ケトン類、セレノアミド類、等のセレン化合物を用いる
ことができる。セレン増感は硫黄増感あるいは貴金属増
感あるいはその両方と組み合せて用いた方が好ましい場
合がある。
粒子形成後でかつ化学増感前あるいは化学増感中、ある
いは化学増感後に還元増感することは好ましい。
元増感剤を添加する方法、銀熟成と呼ばれるpAg1〜
7の低pAgの雰囲気で成長させるあるいは、熟成させ
る方法、高pH熟成と呼ばれるpH8〜11の高pHの
雰囲気で成長させるあるいは熟成させる方法のいずれを
選ぶことができる。また2つ以上の方法を併用すること
もできる。
ベルを微妙に調節できる点で好ましい方法である。
酸およびその誘導体、アミンおよびポリアミン類、ヒド
ラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化
合物、ボラン化合物なとが公知である。本発明の還元増
感にはこれら公知の還元増感剤を選んで用いることがで
き、また2種以上の化合物を併用することもできる。還
元増感剤として塩化第一錫、二酸化チオ尿素、ジメチル
アミンボラン、アスコルビン酸およびその誘導体が好ま
しい化合物である。還元増感剤の添加量は乳剤製造条件
に依存するので添加量を選ぶ必要があるが、ハロゲン化
銀1モル当り10-7〜10-3モルの範囲が適当である。
リコール類、ケトン類、エステル類、アミド類などの溶
媒に溶かし粒子成長中に添加される。あらかじめ反応容
器に添加するのもよいが、粒子成長の適当な時期に添加
する方が好ましい。また水溶性銀塩あるいは水溶性アル
カリハライドの水溶性にあらかじめ還元増感剤を添加し
ておき、これらの水溶液を用いてハロゲン化銀粒子を沈
澱せしめてもよい。また粒子成長に伴って還元増感剤の
溶液を何回かに分けて添加しても連続して長時間添加す
るのも好ましい方法である。
化剤を用いることが好ましい。銀に対する酸化剤とは、
金属銀に作用して銀イオンに変換せしめる作用を有する
化合物をいう。特にハロゲン化銀粒子の形成過程および
化学増感過程において副生するきわめて微小な銀粒子
を、銀イオンに変換せしめる化合物が有効である。ここ
で生成する銀イオンは、ハロゲン化銀、硫化銀、セレン
化銀等の水に難溶の銀塩を形成してもよく、又、硝酸銀
等の水に易溶の銀塩を形成してもよい。銀に対する酸化
剤は、無機物であっても、有機物であってもよい。無機
の酸化剤としては、オゾン、過酸化水素およびその付加
物(例えばNaBO2・H2O2・3H2O、2NaCO3
・3H2O2、Na4P2O7・2H2O2、2Na2SO4・
H2O2・2H2O)、ペルオキシ酸塩(例えばK2S
2O8、K2C2O6 、K2P2O8)、ペルオキシ錯体化合物
(例えばK2[Ti(O2)C2O4]・3H2O、4K2S
O4・Ti(O2)OH・SO4・2H2O、Na3[VO
(O2)(C2H4)2]・6H2O)、過マンガン酸塩(例
えばKMnO4)、クロム酸塩(例えばK2Cr2O7)など
の酸素酸塩、沃素や臭素などのハロゲン元素、過ハロゲ
ン酸塩(例えば過沃素酸カリウム)、高原子価の金属の
塩(例えばヘキサシアノ第二鉄酸カリウム)およびチオ
スルフォン酸塩などがある。
などのキノン類、過酢酸や過安息香酸などの有機過酸化
物、活性ハロゲンを放出する化合物(例えば、N−ブロ
ムサクシイミド、クロラミンT、クロラミンB)が例と
して挙げられる。
化水素およびその付加物、ハロゲン元素、チオスルフォ
ン酸塩の無機酸化剤及びキノン類の有機酸化剤である。
前述の還元増感と銀に対する酸化剤を併用するのは好ま
しい態様である。酸化剤を用いたのち還元増感を施こす
方法、その逆方法あるいは両者を同時に共存させる方法
のなかから選んで用いることができる。これらの方法は
粒子形成工程でも化学増感工程でも選んで用いることが
できる。
料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防
止し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の
化合物を含有させることができる。すなわちチアゾール
類、例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール
類、ニトロベンズイミダゾール類、クロロベンズイミダ
ゾール類、ブロモベンズイミダゾール類、メルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプ
トベンズイミダゾール類、メルカプトチアジアゾール
類、アミノトリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ニ
トロベンゾトリアゾール類、メルカプトテトラゾール類
(特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)な
ど;メルカプトピリミジン類;メルカプトトリアジン
類;たとえばオキサドリンチオンのようなチオケト化合
物;アザインデン類、たとえばトリアザインデン類、テ
トラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換(1,
3,3a,7)テトラアザインデン類)、ペンタアザイ
ンデン類などのようなカブリ防止剤または安定剤として
知られた、多くの化合物を加えることができる。たとえ
ば米国特許第3,954,474号、同3,982,9
47号、特公昭52−28660号に記載されたものを
用いることができる。好ましい化合物の一つに特開昭6
3−212932号に記載された化合物がある。
粒子形成中、粒子形成後、水洗工程、水洗後の分散時、
化学増感前、化学増感中、化学増感後、塗布前のいろい
ろな時期に目的に応じて添加することができる。乳剤調
製中に添加して本来のかぶり防止および安定化効果を発
現する以外に、粒子の晶癖を制御する、粒子サイズを小
さくする、粒子の溶解性を減少させる、化学増感を制御
する、色素の配列を制御するなど多目的に用いることが
できる。
銀乳剤の粒子サイズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組成、
粒子の形状、感度の少なくとも1つの特性の異なる2種
類以上の乳剤を、同一層中に混合して使用することがで
きる。
粒子表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子、米国特許第
4,626,498号、特開昭59−214852号に
記載の粒子内部をかぶらせたハロゲン化銀粒子、コロイ
ド銀を感光性ハロゲン化銀乳剤層および/または実質的
に非感光性の親水性コロイド層に好ましく使用できる。
粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子と
は、感光材料の未露光部および露光部を問わず、一様に
(非像様に)現像が可能となるハロゲン化銀粒子のこと
をいう。粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀
粒子の調製法は、米国特許第4,626,498号、特
開昭59−214852号に記載されている。
ロゲン化銀粒子の内部核を形成するハロゲン化銀は、同
一のハロゲン組成をもつものでも異なるハロゲン組成を
もつものでもよい。粒子内部または表面をかぶらせたハ
ロゲン化銀としては、塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀のいずれをも用いることができる。これらのか
ぶらされたハロゲン化銀粒子の粒子サイズには特別な限
定はないが、平均粒子サイズとしては0.01〜0.7
5μm、特に0.05〜0.6μmが好ましい。また、
粒子形状については特に限定はなく、規則的な粒子でも
よく、また、多分散乳剤でもよいが、単分散(ハロゲン
化銀粒子の重量または粒子数の少なくとも95%が平均
粒子径の±40%以内の粒子径を有するもの)であるこ
とが好ましい。
を使用することが好ましい。非感光性微粒子ハロゲン化
銀とは、色素画像を得るための像様露光時においては感
光せずに、その現像処理において実質的に現像されない
ハロゲン化銀微粒子であり、あらかじめカブラされてい
ないほうが好ましい。
0〜100モル%であり、必要に応じて塩化銀および/
または沃化銀を含有してもよい。好ましくは沃化銀を
0.5〜10モル%含有するものである。
積の円相当直径の平均値)が0.01〜0.5μmが好
ましく、0.02〜0.2μmがより好ましい。
ゲン化銀と同様の方法で調製できる。この場合、ハロゲ
ン化銀粒子の表面は、化学的に増感される必要はなく、
また分光増感も不要である。ただし、これを塗布液に添
加するのに先立ち、あらかじめトリアゾール系、アザイ
ンデン系、ベンゾチアゾリウム系、もしくはメルカプト
系化合物または亜鉛化合物などの公知の安定剤を添加し
ておくことが好ましい。この微粒子ハロゲン化銀粒子含
有層に、コロイド銀を好ましく含有させることができ
る。
/m2以下、1.0g/m2以上が好ましく、4.5g/m2
以下が最も好ましい。
上記の3つのリサーチ・ディスクロージャー(RD17
643、RD18716及びRD308119)に記載
されており、後記の表1に関連する記載箇所を示した。
能の劣化を防止するために、米国特許4,411,98
7号や同第4,435,503号に記載されたホルムア
ルデヒドと反応して、固定化できる化合物を感光材料に
添加することが好ましい。
0,454号、同第4,788,132号、特開昭62
−18539号、特開平1−283551号に記載のメ
ルカプト化合物を含有させることが好ましい。
52号に記載の、現像処理によって生成した現像銀量と
は無関係にかぶらせ剤、現像促進剤、ハロゲン化銀溶剤
またはそれらの前駆体を放出する化合物を含有させるこ
とが好ましい。
04794号、特表平1−502912号に記載された
方法で分散された染料またはEP 317,308A
号、米国特許4,420,555号、特開平1−259
358号に記載の染料を含有させることが好ましい。
ることができ、その具体例は前出のリサーチ・ディスク
ロージャーNo.17643、VII −C〜G、および同
No.307105、VII −C〜Gに記載された特許に
記載されている。
許第3,933,501号、同第4,022,620
号、同第4,326,024号、同第4,401,75
2号、同第4,248,961号、特公昭58−107
39号、英国特許第1,425,020号、同第1,4
76,760号、米国特許第3,973,968号、同
第4,314,023号、同第4,511,649号、
欧州特許第249,473A号、等に記載のものが好ま
しい。
系及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特
許第4,310,619号、同第4,351,897
号、欧州特許第73,636号、米国特許第3,06
1,432号、同第3,725,067号、リサーチ・
ディスクロージャーNo.24220(1984年6月)、
特開昭60−33552号、リサーチ・ディスクロージ
ャーNo.24230(1984年6月)、特開昭60−4
3659号、同61−72238号、同60−3573
0号、同55−118034号、同60−185951
号、米国特許第4,500,630号、同第4,54
0,654号、同第4,556,630号、国際公開W
O88/04795号等に記載のものが特に好ましい。
びナフトール系カプラーが挙げられ、米国特許第4,0
52,212号、同第4,146,396号、同第4,
228,233号、同第4,296,200号、同第
2,369,929号、同第2,801,171号、同
第2,772,162号、同第2,895,826号、
同第3,772,002号、同第3,758,308
号、同第4,343,011号、同第4,327,17
3号、***特許公開第3,329,729号、欧州特許
第121,365A号、同第249,453A号、米国
特許第3,446,622号、同第4,333,999
号、同第4,775,616号、同第4,451,55
9号、同第4,427,767号、同第4,690,8
89号、同第4,254,212号、同第4,296,
199号、特開昭61−42658号等に記載のものが
好ましい。
例は、米国特許第3,451,820号、同第4,08
0,211号、同第4,367,282号、同第4,4
09,320号、同第4,576,910号、英国特許
2,102,137号、欧州特許第341,188A号
等に記載されている。
としては、米国特許第4,366,237号、英国特許
第2,125,570号、欧州特許第96,570号、
***特許(公開)第3,234,533号に記載のもの
が好ましい。
ード・カプラーは、リサーチ・ディスクロージャーNo.
17643の VII−G項、同No. 307105の VII−
G項、米国特許第4,163,670号、特公昭57−
39413号、米国特許第4,004,929号、同第
4,138,258号、英国特許第1,146,368
号に記載のものが好ましい。また、米国特許第4,77
4,181号に記載のカップリング時に放出された蛍光
色素により発色色素の不要吸収を補正するカプラーや、
米国特許第4,777,120号に記載の現像主薬と反
応して色素を形成しうる色素プレカーサー基を離脱基と
して有するカプラーを用いることも好ましい。
を放出する化合物もまた本発明で好ましく使用できる。
現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、前述のRD.
17643、 VII−F項及び同No.307105、 V
II−F項に記載された特許、特開昭57−151944
号、同57−154234号、同60−184248
号、同63−37346号、同63−37350号、米
国特許4,248,962号、同4,782,012号
に記載されたものが好ましい。
剤を放出するカプラーとしては、英国特許第2,09
7,140号、同第2,131,188号、特開昭59
−157638号、同59−170840号に記載のも
のが好ましい。また、特開昭60−107029号、同
60−252340号、特開平1−44940号、同1
−45687号に記載の現像主薬の酸化体との酸化還元
反応により、かぶらせ剤、現像促進剤、ハロゲン化銀溶
剤等を放出する化合物も好ましい。
できる化合物としては、米国特許第4,130,427
号等に記載の競争カプラー、米国特許第4,283,4
72号、同第4,338,393号、同第4,310,
618号等に記載の多当量カプラー、特開昭60−18
5950号、特開昭62−24252号等に記載のDI
Rレドックス化合物放出カプラー、DIRカプラー放出
カプラー、DIRカプラー放出レドックス化合物もしく
はDIRレドックス放出レドックス化合物、欧州特許第
173,302A号、同第313,308A号に記載の
離脱後復色する色素を放出するカプラー、R.D.N
o.11449、同24241、特開昭61−2012
47号等に記載の漂白促進剤放出カプラー、米国特許第
4,555,477号等に記載のリガンド放出カプラ
ー、特開昭63−75747号に記載のロイコ色素を放
出するカプラー、米国特許第4,774,181号に記
載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙げられる。
分散方法により感光材料に導入できる。
例は米国特許第2,322,027号などに記載されて
いる。
が175℃以上の高沸点有機溶剤の具体例としては、フ
タル酸エステル類(例えばジブチルフタレート、ジシク
ロヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート、デシルフタレート、ビス(2,4−ジ−t−アミ
ルフェニル)フタレート、ビス(2,4−ジ−t−アミ
ルフェニル)イソフタレート、ビス(1,1−ジエチル
プロピル)フタレート)、リン酸またはホスホン酸のエ
ステル類(例えばトリフェニルホスフェート、トリクレ
ジルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホス
フェート、トリシクロヘキシルホスフェート、トリ−2
−エチルヘキシルホスフェート、トリドデシルホスフェ
ート、トリブトキシエチルホスフェート、トリクロロプ
ロピルホスフェート、ジ−2−エチルヘキシルフェニル
ホスホネート)、安息香酸エステル類(例えば2−エチ
ルヘキシルベンゾエート)、ドデシルベンゾエート、2
−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエート)、ア
ミド類(例えばN,N−ジエチルドデカンアミド、N,
N−ジエチルラウリルアミド、N−テトラデシルピロリ
ドン)、アルコール類またはフェノール類(例えばイソ
ステアリルアルコール、2,4−ジ−tert−アミル
フェノール)、脂肪族カルボン酸エステル類(例えばビ
ス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジオクチルアゼ
レート、グリセロールトリブチレート、イソステアリル
ラクテート、トリオクチルシトレート)、アニリン誘導
体(例えばN,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−te
rt−オクチルアニリン)、炭化水素類(例えばパラフ
ィン、ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフタレン)
などが挙げられる。また補助溶剤としては、沸点が約3
0℃以上、好ましくは50℃以上約160℃以下の有機
溶剤などが使用でき、典型例としては酢酸エチル、酢酸
ブチル、プロピオン酸エチル、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、2−エトキシエチルアセテート、ジメ
チルホルムアミドなどが挙げられる。
用のラテックスの具体例は、米国特許第4,199,3
63号、***特許出願(OLS)第2,541,274
号および同第2,541,230号などに記載されてい
る。
アルコールや特開昭63−257747号、同62−2
72248号、および特開平1−80941号に記載の
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、n−ブチル
p−ヒドロキシベンゾエート、フェノール、4−クロ
ル−3,5−ジメチルフェノール、2−フェノキシエタ
ノール、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール等
の各種の防腐剤もしくは防黴剤を添加することが好まし
い。
とができる。一般用もしくは映画用のカラーネガフィル
ム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィル
ム、カラーペーパー、カラーポジフィルムおよびカラー
反転ペーパーなどを代表例として挙げることができる。
ば、前述のRD.No. 17643の28頁、同No. 18
716の647頁右欄から648頁左欄、および同No.
307105の879頁に記載されている。
全親水性コロイド層の膜厚の総和が28μm以下である
ことが好ましく、23μm以下がより好ましく、18μ
m以下が更に好ましく、16μm以下が特に好ましい。
また膜膨潤速度T1/2 は30秒以下が好ましく、20秒
以下がより好ましい。膜厚は、25℃相対湿度55%調
湿下(2日)で測定した膜厚を意味し、膜膨潤速度T
1/2 は、当該技術分野において公知の手法に従って測定
することができる。例えば、エー・グリーン(A.Green)
らによりフォトグラフィック・サイエンス・アンド・エ
ンジニアリング(Photogra. Sci.Emg.)、19巻、2号、1
24〜129頁に記載の型のスエロメーター(膨潤計)を使
用することにより、測定でき、T1/2 は発色現像液で3
0℃、3分15秒処理した時に到達する最大膨潤膜厚の
90%を飽和膜厚とし、飽和膜厚の1/2に到達するま
での時間と定義する。
ゼラチンに硬膜剤を与えること、あるいは塗布後の経時
条件を変えることによって調整することができる。ま
た、膨潤率は150〜400%が好ましい。膨潤率と
は、さきに述べた条件下での最大膨潤膜厚から、式:
(最大膨潤膜厚−膜厚)/膜厚 に従って計算できる。
反対側に、乾燥膜厚の総和が2μm〜20μmの親水性
コロイド層(バック層と称す)を設けることが好まし
い。このバック層には、前述の光吸収剤、フィルター染
料、紫外線吸収剤、スタチック防止剤、硬膜剤、バイン
ダー、可塑剤、潤滑剤、塗布助剤、表面活性剤等を含有
させることが好ましい。このバック層の膨潤率は150
〜500%が好ましい。ここに、本発明の感光材料に用
いることのできる各種添加剤の上述の3つのリサーチ・
ディスクロージャーにおける記載箇所を表1に示す。
No.17643の28〜29頁、同No.18716の651左欄〜右欄、お
よび同No.307105 の880 〜881 頁に記載された通常の方
法によって現像処理することができる。
現像液は、好ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主
薬を主成分とするアルカリ性水溶液である。この発色現
像主薬としては、アミノフェノール系化合物も有用であ
るが、p-フェニレンジアミン系化合物が好ましく使用さ
れ、その代表例としては3-メチル-4- アミノ-N,Nジエチ
ルアニリン、3-メチル-4−アミノ-N−エチル-N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3-メチル-4−アミノ-N−エチ
ル-N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン、3-メ
チル−4 −アミノ-N- エチル−β−メトキシエチルアニ
リン、4-アミノ-3−メチル-N- メチル-N-(3-ヒドロキシ
プロピル)アニリン、4-アミノ-3−メチル-N- エチル-N
-(3-ヒドロキシプロピル)アニリン、4-アミノ-3−メチ
ル-N- エチル-N-(2-ヒドロキシプロピル)アニリン、4-
アミノ-3−エチル-N- エチル-N-(3-ヒドロキシプロピ
ル)アニリン、4-アミノ-3−メチル-N- プロピル-N-(3-
ヒドロキシプロピル)アニリン、4-アミノ-3−プロピル
-N-メチル-N-(3-ヒドロキシプロピル)アニリン、4-ア
ミノ-3−メチル-N- メチル-N-(4-ヒドロキシブチル)ア
ニリン、4-アミノ-3−メチル-N−エチル-N-(4-ヒドロキ
シブチル)アニリン、4-アミノ-3−メチル-N−プロピル
-N-(4-ヒドロキシブチル)アニリン、4-アミノ-3- エチ
ル-N−エチル-N-(3-ヒドロキシ-2−メチルプロピル)ア
ニリン、4-アミノ-3−メチル-N,N−ビス(4−ヒドロキシ
ブチル)アニリン、4-アミノ-3−メチル-N,N−ビス(5−
ヒドロキシペンチル)アニリン、4-アミノ-3−メチル-N
-(5-ヒドロキシペンチル)-N-(4-ヒドロキシブチル)ア
ニリン、4-アミノ-3- メトキシ-N−エチル-N-(4-ヒドロ
キシブチル)アニリン、4-アミノ-3−エトキシ-N,N−ビ
ス(5−ヒドロキシペンチル)アニリン、4-アミノ-3−プ
ロピル-N-(4-ヒドロキシブチル)アニリン、及びこれら
の硫酸塩、塩酸塩もしくはp-トルエンスルホン酸塩など
が挙げられる。これらの中で、特に、3-メチル-4−アミ
ノ-N−エチル-N−β−ヒドロキシエチルアニリン、4-ア
ミノ-3−メチル-N−エチル-N-(3-ヒドロキシプロピル)
アニリン、4-アミノ-3−メチル-N- エチル-N-(4-ヒドロ
キシブチル)アニリン、及びこれらの塩酸塩、p-トルエ
ンスルホン酸塩もしくは硫酸塩が好ましい。これらの化
合物は目的に応じ2種以上併用することもできる。
ラー現像液1リットル当たり好ましくは0.0002モ
ル〜0.2モル、さらに好ましくは0.001モル〜
0.1モルである。
ウ酸塩もしくはリン酸塩5−スルフォサリチル酸塩のよ
うなpH緩衝剤、塩化物塩、臭化物塩、沃化物塩、ベンズ
イミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメルカプ
ト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止剤などを
含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒドロキシ
ルアミン、ジエチルヒドロキシルアミンの他特開平3−
144446号の一般式(I)で表されるヒドロキシル
アミン類、亜硫酸塩、N,N-ビスカルボキシメチルヒドラ
ジンの如きヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、
トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸類の如き
各種保恒剤、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ルのような有機溶剤、ベンジルアルコール、ポリエチレ
ングリコール、四級アンモニウム塩、アミン類のような
現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、1-フェ
ニル-3−ピラゾリドンのような補助現像主薬、粘性付与
剤、アミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、ア
ルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に代表されるよ
うな各種キレート剤、例えば、エチレンジアミン四酢
酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シ
クロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ
ジ酢酸、1-ヒドロキシエチリデン-1,1−ジホスホン酸、
ニトリロ-N,N,N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジ
アミン-N,N,N,N−テトラメチレンホスホン酸、エチレン
ジアミン- ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸) 及びそれ
らの塩を代表例として挙げることができる。
ルアミンが最も好ましく、中でもスルホ基やカルボキシ
基、水酸基などの水溶性基で置換されたアルキル基を置
換基として有するものが好ましい。最も好ましい例とし
ては、N,N−ビス(2−スルホエチル)ヒドロキシル
アミン及びそのアルカリ金属塩である。
る化合物が好ましい。この例としては、特開昭63−1
46998号、特開昭63−199295号、特開昭6
3−267750号、特開昭63−267751号、特
開平2−229146号、特開平3−186841号、
独国特許3739610、欧州特許468325号等に
記載のキレート剤を挙げることができる。
液は高沸点有機溶剤などの液剤でシールドし、空気との
接触面積を減少させることが好ましい。この液体シール
ド剤としては流動パラフィンが最も好ましい。また、補
充液に用いるのが特に好ましい。本発明における発色現
像液での処理温度は20〜55℃、好ましくは30〜5
5℃である。処理時間は撮影用感材においては20秒〜
5分、好ましくは30秒〜3分20秒である。更に好ま
しくは40秒〜2分30秒であり、プリント用材料にお
いては10秒〜1分20秒、好ましくは10秒〜60秒
であり、更に好ましくは10秒〜40秒である。
像を行ってから発色現像する。この黒白現像液には、ハ
イドロキノンなどのジヒドロキシベンゼン類、1-フェニ
ル-3−ピラゾリドンなどの3-ピラゾリドン類またはN-メ
チル-p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類な
ど公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用
いることができる。これらの発色現像液及び黒白現像液
のpHは9〜12であることが一般的である。
カラー写真感光材料にもよるが、一般に感光材料1平方
メートル当たり3リットル以下であり、補充液中の臭化
物イオン濃度を低減させておくことにより 500ミリリッ
トル以下にすることもできる。補充量を低減する場合に
は処理槽の空気との接触面積を小さくすることによって
液の蒸発、空気酸化を防止することが好ましい。
は、以下に定義する開口率で表わすことができる。即
ち、 開口率=〔処理液と空気との接触面積(cm2) 〕÷〔処理
液の容量(cm3) 〕 上記の開口率は、0.1 以下であることが好ましく、より
好ましくは 0.001〜0.05である。このように開口率を低
減させる方法としては、処理槽の写真処理液面に浮き蓋
等の遮蔽物を設けるほかに、特開平 1-82033号に記載さ
れた可動蓋を用いる方法、特開昭 63-216050号に記載さ
れたスリット現像処理方法を挙げることができる。開口
率を低減させることは、発色現像及び黒白現像の両工程
のみならず、後続の諸工程、例えば、漂白、漂白定着、
定着、水洗、安定化などの全ての工程において適用する
ことが好ましい。また、現像液中の臭化物イオンの蓄積
を抑える手段を用いることにより補充量を低減すること
もできる。
れる。漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいし
(漂白定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理
の迅速化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理
方法でもよい。さらに二槽の連続した漂白定着浴で処理
すること、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は
漂白定着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実
施できる。漂白剤としては、例えば鉄(III)などの多価
金属の化合物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用
いられる。代表的漂白剤としては鉄(III) の有機錯塩、
例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミノ
二酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、特開平4
−121739号、第4ペ−ジ右下欄から第5ペ−ジ左
上欄の1,3−プロピレンジアミン四酢酸鉄錯塩をはじ
めとする漂白剤、特開平4−73647号に記載のカル
バモイル系の漂白剤、特開平4−174432号に記載
のヘテロ環を有する漂白剤、N−(2−カルボキシフェ
ニル)イミノ二酢酸第二鉄錯塩をはじめとする欧州特許
公開第520457号に記載の漂白剤、エチレンジアミ
ン−N−2−カルボキシフェニル−N,N′,N′−三
酢酸第二鉄酢酸をはじめとする特開平5−66527号
記載の漂白剤、欧州特許公開第501479号に記載の
漂白剤、特開平4−127145号に記載の漂白剤、特
開平3−144446号公報の(11)ページに記載のア
ミノポリカルボン酸第二鉄塩又はその塩が好ましく用い
られる。有機アミノカルボン酸鉄(III)錯塩は漂白液に
おいても、漂白定着液においても特に有用である。これ
らの有機アミノカルボン酸鉄(III) 錯塩を用いた漂白液
又は漂白定着液のpHは通常 4.0〜8であるが、処理の迅
速化のためにさらに低いpHで処理することもできる。
行なうことが好ましいが、反転処理の場合には調整浴
(漂白促進浴であってもよい。)等を介して行なうこと
が一般である。これらの調整浴には、後述の画像安定剤
を含有してもよい。本発明において脱銀処理浴には漂白
剤の他に前述の特開平3−144446号公報の(12)
ページに記載の再ハロゲン化剤、pH緩衝剤及び公知の
添加剤、アミノポリカルボン酸類、有機ホスホン酸類等
が使用できる。
前浴には、各種漂白促進剤を添加することができる。こ
のような漂白促進剤については、例えば、米国特許第
3,893,858号明細書、ドイツ特許第1,29
0,821号明細書、英国特許第1,138,842号
明細書、特開昭53−95630号公報、リサーチ・デ
ィスクロージャー第17129号(1978年7月号)
に記載のメルカプト基またはジスルフィド基を有する化
合物、特開昭50−140129号公報に記載のチアゾ
リジン誘導体、米国特許第3,706,561号明細書
に記載のチオ尿素誘導体、特開昭58−16235号公
報に記載の沃化物、ドイツ特許第2,748,430号
明細書に記載のポリエチレンオキサイド類、特公昭45
−8836号公報に記載のポリアミン化合物などを用い
ることができる。更に、米国特許第4,552,834 号に記載
の化合物も好ましい。これらの漂白促進剤は感材中に添
加してもよい。撮影用のカラー感光材料を漂白定着する
ときにこれらの漂白促進剤は特に有効である。特に好ま
しくは英国特許第1,138,842号明細書、特開平
2−190856号に記載のようなメルカプト化合物が
好ましい。
に、漂白ステインを防止する目的で有機酸を含有させる
ことが好ましい。特に好ましい有機酸は、酸解離定数(p
Ka)が2〜5.5である化合物で、特に二塩基酸が好ま
しい。有機酸は、具体的には一塩基酸としては、酢酸、
プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸などが好ましく、より好
ましい二塩基酸としては、コハク酸、グルタル酸、マレ
イン酸、フマル酸、マロン酸、アジピン酸等が挙げられ
る。最も好ましくは、コハク酸、グルタル酸及びマレイ
ン酸である。
ない範囲で短い方が好ましい。好ましい時間は1分〜3
分、更に好ましくは1分〜2分である。また、処理温度
は25℃〜50℃、好ましくは35℃〜45℃である。好ましい
温度範囲においては、脱銀速度が向上し、かつ処理後の
ステイン発生が有効に防止される。
際し、エアレーションを実施することが写真性能をきわ
めて安定に保持するので特に好ましい。エアレーション
には当業界で公知の手段が使用でき、漂白能を有する処
理液中への、空気の吹き込みやエゼクターを利用した空
気の吸収などが実施できる。空気の吹き込みに際して
は、微細なポアを有する散気管を通じて、液中に空気を
放出させることが好ましい。このような散気管は、活性
汚泥処理における曝気槽等に、広く使用されている。エ
アレーションに関しては、イーストマン・コダック社発
行のZ−121、ユージング・プロセス・C−41第3
版(1982年)、BL−1〜BL−2頁に記載の事項を利
用できる。本発明の漂白能を有する処理液を用いた処理
に於いては、攪拌が強化されていることが好ましく、そ
の実施には特開平3−33847号公報の第8頁右上欄
第6行〜左下欄第2行に記載の内容が、そのまま利用で
きる。
化されていることが好ましい。攪拌強化の具体的な方法
としては、特開昭 62-183460号に記載の感光材料の乳剤
面に処理液の噴流を衝突させる方法や、特開昭 62-1834
61号の回転手段を用いて攪拌効果を上げる方法、更には
液中に設けられたワイパーブレードと乳剤面を接触させ
ながら感光材料を移動させ、乳剤表面を乱流化すること
によってより攪拌効果を向上させる方法、処理液全体の
循環流量を増加させる方法が挙げられる。このような攪
拌向上手段は、漂白液、漂白定着液、定着液のいずれに
おいても有効である。攪拌の向上は乳剤膜中への漂白
剤、定着剤の供給を速め、結果として脱銀速度を高める
ものと考えられる。また、前記の攪拌向上手段は、漂白
促進剤を使用した場合により有効であり、促進効果を著
しく増加させたり漂白促進剤による定着阻害作用を解消
させることができる。
は、特開昭 60-191257号、同 60-191258号、同 60-1912
59号に記載の感光材料搬送手段を有していることが好ま
しい。前記の特開昭 60-191257号に記載のとおり、この
ような搬送手段は前浴から後浴への処理液の持込みを著
しく削減でき、処理液の性能劣化を防止する効果が高
い。このような効果は各工程における処理時間の短縮
や、処理液補充量の低減に特に有効である。
処理に使用後のオーバーフロー液を回収し、成分を添加
して組成を修正した後、再利用することが出来る。この
ような使用方法は、通常、再生と呼ばれるが、本発明は
このような再生も好ましくできる。再生の詳細に関して
は、富士写真フイルム株式会社発行の富士フイルム・プ
ロセシングマニュアル、フジカラーネガティブフィル
ム、CN−16処理(1990年8月改訂)第39頁〜40頁に
記載の事項が適用できる。本発明の漂白能を有する処理
液を調整するためのキットは、液体でも粉体でも良い
が、アンモニウム塩を排除した場合、ほとんどの原料が
粉体で供給され、また吸湿性も少ないことから、粉体を
作るのが容易になる。上記再生用のキットは、廃液量削
減の観点から、余分な水を用いず、直接添加できること
から、粉体が好ましい。
前述のエアレーションの他、「写真工学の基礎−銀塩写
真編−」(日本写真学会編、コロナ社発行、1979年)等
に記載の方法が使用できる。具体的には電界再生の他、
臭素酸や亜鉛素酸、臭素、臭素プレカーサー、過硫酸
塩、過酸化水素、触媒を利用した過酸化水素、亜臭素
酸、オゾン等による漂白液の再生方法が挙げられる。電
解による再生においては、陰極及び陽極を同一漂白浴に
入れたり、或いは隔膜を用いて陽極槽と陰極槽を別浴に
して再生してりするほか、やはり隔膜を用いて漂白液と
現像液及び/又は定着液を同時に再生処理したりするこ
とができる。定着液、漂白定着液の再生は、蓄積する銀
イオンを電解還元することでおこなわれる。その他、蓄
積するハロゲンイオンを陰イオン交換樹脂により除去す
ることも、定着性能を保つ上で好ましい。水洗水の使用
量を低減するためには、イオン交換、あるいは限外濾過
が用いられるが、とくに限外濾過を用いるのが好まし
い。
び/又は安定工程を経るのが一般的である。水洗工程で
の水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプラー等使用
素材による)、用途、更には水洗水温、水洗タンクの数
(段数)、向流、順流等の補充方式、その他種々の条件
によって広範囲に設定し得る。このうち、多段向流方式
における水洗タンク数と水量の関係は、Journal of the
Society of Motion Picture andTelevision Engineers
第64巻、P. 248〜253 (1955年5月号)に記載の方法
で、求めることができる。前記文献に記載の多段向流方
式によれば、水洗水量を大幅に減少し得るが、タンク内
における水の滞留時間の増加により、バクテリアが繁殖
し、生成した浮遊物が感光材料に付着する等の問題が生
じる。本発明のカラー感光材料の処理において、このよ
うな問題が解決策として、特開昭62-288838 号に記載の
カルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減させる方
法を極めて有効に用いることができる。また、特開昭57
-8,542号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダ
ゾール類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素
系殺菌剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著「防
菌防黴剤の化学」(1986年)三共出版、衛生技術会編
「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」(1982年)工業技術
会、日本防菌防黴学会編「防菌防黴剤事典」(1986年)
に記載の殺菌剤を用いることもできる。
pHは、4〜9であり、好ましくは5〜8である。水洗水
温、水洗時間も、感光材料の特性、用途等で種々設定し
得るが、一般には、15〜45℃で20秒〜10分、好ましくは
25〜40℃で30秒〜5分の範囲が選択される。更に、本発
明の感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液によって
処理することもできる。このような安定化処理において
は、特開昭57-8543 号、同58-14834号、同60-220345 号
に記載の公知の方法はすべて用いることができる。
化合物、例えば、ホルマリン、m−ヒドロキシベンズア
ルデヒド等のベンズアルデヒド類、ホルムアルデヒド重
亜硫酸付加物、ヘキサメチレンテトラミン及びその誘導
体、ヘキサヒドロトリアジン及びその誘導体、ジメチロ
ール尿素、N−メチロールピラゾールなどのN−メチロ
ール化合物、有機酸やpH緩衝剤等が含まれる。これら
の化合物の好ましい添加量は安定液1リットルあたり
0.001〜0.02モルであるが、安定液中の遊離ホ
ルムアルデヒド濃度は低い方がホルムアルデヒドガスの
飛散が少なくなるため好ましい。このような点から色素
画像安定化剤としては、m−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、ヘキサメチレンテトラミン、N−メチロールピラゾ
ールなどの特開平4−270344号記載のN−メチロ
ールアゾール類、N,N′−ビス(1,2,4−トリア
ゾール−1−イルメチル)ピペラジン等の特開平4−3
13753号記載のアゾリルメチルアミン類が好まし
い。特に特開平4−359249号(対応、欧州特許公
開第519190A2号)に記載の1,2,4−トリア
ゾールの如きアゾール類と、1,4−ビス(1,2,4
−トリアゾール−1−イルメチル)ピペラジンの如きア
ゾリルメチルアミン及びその誘導体の併用が、画像安定
性が高く、且つホルムアルデヒド蒸気圧が少なく好まし
い。また、その他必要に応じて塩化アンモニウムや亜硫
酸アンモニウム等のアンモニウム化合物、Bi、Alな
どの金属化合物、蛍光増白剤、硬膜剤、米国特許4,7
86,583号に記載のアルカノールアミンや、前記の
定着液や漂白定着液に含有することができる保恒剤、例
えば、特開平1−231051号公報に記載のスルフィ
ン酸化合物を含有させることも好ましい。
乾燥時の水滴ムラを防止するため、種々の界面活性剤を
含有することができる。中でもノニオン性界面活性剤を
用いるのが好ましく、特にアルキルフェノールエチレン
オキサイド付加物が好ましい。アルキルフェノールとし
ては特にオクチル、ノニル、ドデシル、ジノニルフェノ
ールが好ましく、またエチレンオキサイドの付加モル数
としては特に8〜14が好ましい。さらに消泡効果の高
いシリコン系界面活性剤を用いることも好ましい。
を含有させることが好ましい。好ましいキレート剤とし
ては、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸などのアミノポリカルボン酸や1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸、N,N,N′−トリ
メチレンホスホン酸、ジエチレントリアミン−N,N,
N′,N′−テトラメチレンホスホン酸などの有機ホス
ホン酸、あるいは、欧州特許345,172A1号に記
載の無水マレイン酸ポリマーの加水分解物などをあげる
ことができる。
ーバーフロー液は脱銀工程等他の工程において再利用す
ることもできる。自動現像機などを用いた処理におい
て、上記の各処理液が蒸発により濃縮化する場合には、
蒸発による濃縮を補正するために、適当量の水または補
正液ないし処理補充液を補充することが好ましい。水補
充を行う具体的方法としては、特に制限はないが、中で
も特開平1−254959号、同1−254960号公
報記載の、漂白槽とは別のモニター水槽を設置し、モニ
ター水槽内の水の蒸発量を求め、この水の蒸発量から漂
白槽における水の蒸発量を算出し、この蒸発量に比例し
て漂白槽に水を補充する方法や特開平3−248155
号、同3−249644号、同3−249645号、同
3−249646号公報記載の液レベルセンサーやオー
バーフローセンサーを用いた蒸発補正方法が好ましい。
各処理液の蒸発分を補正するための水は、水道水を用い
てもよいが上記の水洗工程に好ましく使用される脱イオ
ン処理した水、殺菌された水とするのがよい。
おいて使用される。通常は33℃〜38℃の温度が標準的で
あるが、より高温にして処理を促進し処理時間を短縮し
たり、逆により低温にして画質の向上や処理液の安定性
の改良を達成することができる。
光材料の処理に共通に使用することができる。例えば、
カラーネガフィルムとカラーペーパーの処理を同じ処理
液を用いて処理することにより、処理機のコスト低減や
処理の簡易化を行うことができる。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
にゼラチン水溶液1200ml(ゼラチン28g、NaC
l 4.0g,N,N’−ジメチルイミダゾリン−2−
チオン(1%水溶液)を3.2mlを含む〕を入れ、温度
を52℃にして、撹拌しながらAgNO3水溶液20
0.0ml(AgNO332.9gを含む)とNaCl水
溶液200.0ml(NaC114.1gを含む)を24
分間かけて添加混合した。チオスルフォン酸化合物を
4.2×10-4モル添加した後、AgNO3水溶液52
3.0ml(AgNO3156.9gを含む)とNaCl
水溶液523.0ml(NaCl54.0gを含む)を5
2℃を保ちながら26分09秒間かけて添加混合した。
続いて後述のAgBr微粒子乳剤をAg量で1.3×1
0ー3モル添加して5分間熟成した。そして35℃に降温
して常法に従って脱塩および水洗を施した。得られた乳
剤の平均球相当径は1.0μmであった。
ゼラチン水溶液1200ml(M3ゼラチン24g、KB
r0.09gを含み、pH3.0)を加え、温度23℃
で撹拌しながら、AgNO3 水溶液240.0ml(Ag
NO3 60.0g、M3ゼラチン2.0g、1M HN
O31.0mlを含む)とKBr水溶液240.0ml(K
Br42.0g、M3ゼラチン2.0g、1M KOH
1.0mlを含む)を90cc/分で2分40秒間同時混合
添加した。30秒間撹拌した後、pH4.0、pBr
3.2に調節した。得られたAgBr微粒子乳剤は平均
球相当径0.04μmであった。
例)〕AgNO3 で164gに相当する臭化銀を含む後
述の乳剤B−1を水1950ccに添加し、温度を55
℃、pAgを8.9、pHを5.0に保った。その後、
0.32MのKI水溶液を126ccを5分間定量で添
加し、引き続き1.9MのAgNO3 水溶液206cc
とKBr水溶液をpAgを8.9に保つように36分間
で添加した。この後、常法のフロキュレーションで脱塩
した。得られた沃臭化銀乳剤は平均円相当直径2.1μ
m、平均厚み0.30μm、平均アスペクト比7の平板
粒子であり、アスペクト比4以上の粒子が全投影面積の
80%以上を占めていた。
剤)〕ゼラチン6.2g及びKBr6.4gを含む水溶
液1200ccを60℃に保ちながら攪拌し、1.9M
のAgNO3 水溶液8ccと1.7MのKBr水溶液
9.6ccとダブルジェットで45秒間添加した。ゼラ
チン38gを追添した後75℃に昇温し、NH3 の存在
下で20分間熟成した。HNO3 で中和後、1.9Mの
AgNO3 水溶液405ccとKBr水溶液をpAgを
8.22に保って流量を加速しながら(終了時の流量が
開始時の10倍)、87分間添加した。その後この乳剤
を35℃に冷却し、常法のフロキュレーション法で脱塩
した。得られた臭化銀乳剤は平均円相当直径2.0μ
m、平均厚み0.25μm、平均アスペクト比8の平板
粒子であった。
明)〕反応容器にゼラチン水溶液1200ml(ゼラチン
18.0g、を含み、pH4.3〕を入れ、温度を45
℃にし、撹拌しながらAgNO3水溶液12.0ml(A
gNO32.40gを含む)とNaCl水溶液12.0m
l(NaCl0.83gを含む)を24ml/分で同時添
加混合した。1分間撹拌した後、AgNO3水溶液1
9.0ml(AgNO30.38gを含む)とKBr水溶
液19.0ml(KBr0.27gを含む)を30ml/分
で同時添加混合した。1分間撹拌した後、AgNO3水
溶液36.0ml(AgNO37.20gを含む)とNa
Cl水溶液36.0ml(NaCl2.48gを含む)を
48ml/分で同時添加混合した。次にNaCl水溶液2
0.0ml(NaCl2.0gを含む)を加えてpHを
4.8とした。70℃で16分間熟成した後、後述のA
gCl微粒子乳剤をAg量で0.997モル添加して3
5分間熟成した。さらに乳剤Aの調製に用いたAgBr
微粒子乳剤をAg量で3.0×10-3モル添加し、6分
間熟成した。次に、温度を35℃に下げ、常法に従っ
て、沈降水洗法で乳剤を水洗した。そしてゼラチン水溶
液を加え、40℃にし、乳剤のpHを6.4、pCl
2.8に調節した。得られた乳剤は平均円相当直径2.
1μm、平均厚み0.29μm、アスペクト比7であっ
た。
ゼラチン水溶液1200ml(平均分子量3万のゼラチン
(以下M3ゼラチンと呼ぶ)24g、NaCl0.5g
を含み、pH3.0)を加え、温度23℃で撹拌しなが
ら、AgNO3水溶液900.0ml(AgNO3225.
0g、M3ゼラチン9.0g、1M HNO32.3ml
を含む)とNaCl水溶液900.0ml(NaCl7
7.4g、M3ゼラチン9.0g、1M KOH2.3
mlを含む)を90cc/分で10分間、同時混合添加し
た。30秒間撹拌した後、pH4.0、pCl1.7に
調節した。得られた乳剤は平均円相当直径2.1μm、
平均厚み0.29μmであった。
0、pAg8.40の条件下で以下の様な化学増感を施
した。次いで表2に示した色素と乳剤を用いて試料10
1〜313を作成した。
80%にあたる量の増感色素を添加した。引き続いて銀
1モルあたり3.0×10-3モルのチオシアン酸カリウ
ム、6×10-6モルの塩化金酸カリウム、1×10-5モ
ルのチオ硫酸ナトリウムおよび下記に示すセレン増感剤
をハロゲン化銀1モルあたり3×10-6モル添加して6
0℃で熟成し、1/100秒露光の感度が最高となる様
に熟成時間を調節した。
え、下塗層を有するトリアセチルセルロースフィルム支
持体上に保護層と共に、銀量が0.5g/m2となるよう
に同時押し出し法で上述の色増感乳剤を塗布することに
より、試料を製造した。 (1)乳剤層 ・乳剤 … 上述の色増感乳剤 ・下記に示す構造式で表される化合物1 ・トリクレジルフォスフェート ・安定剤 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラザインデン ・塗布助剤 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム (2)保護層 ・ポリメチルメタクリレート微粒子 ・2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン
ナトリウム塩 ・ゼラチン
(1/100秒)を与え、下記の迅速なカラー現像処理
を行った。
した。
光量の逆数で定義し、試料101の値を100とした相
対値で表した。感度の値を後掲の表3に示した。表3か
ら本乳剤が高感度であることがわかる。
下記に示すような組成の各層を重層塗布し、多層カラー
感光材料である試料を作製した。 (感光層組成)各層に使用する素材の主なものは下記の
ように分類されている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表した塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
耐性、防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくする
ために W−1ないしW−3、B−4ないしB−6、F
−1ないしF−17及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、
パラジウム塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されて
いる。
二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒子調製時
に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Hは特開平3-237450号の実施例に従い、
各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸ナトリウ
ムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が施されて
いる。 (3)平板状粒子の調製は、米国特許第5,264,3
37号の実施例に従い調製されている。
ミリリットル及び5%水溶液のp−オクチルフェノキシエトキ
シエトキシエタンスルホン酸ソーダ3ミリリットル並びに5%
水溶液のp−オクチルフェノキシポリオキシエチレンエ
−テル(重合度10) 0.5gとを 700ミリリットルのポットミル
に入れ、染料ExF−2を 5.0gと酸化ジルコニウムビ
−ズ(直径1mm) 500ミリリットルを添加して内容物を2時間
分散した。この分散には中央工機製のBO型振動ボール
ミルを用いた。分散後、内容物を取り出し、12.5%ゼラ
チン水溶液8gに添加し、ビーズを濾過して除き、染料
のゼラチン分散物を得た。染料微粒子の平均粒径は0.44
μmであった。
ExF−6の固体分散物を得た。染料微粒子の平均粒径
はそれぞれ、0.24μm、0.45μm、0.52μmであった。
ExF−5は欧州特許出願公開(EP)第549,489A号明細
書の実施例1に記載の微小析出(Microprecipitation)
分散方法により分散した。平均粒径は0.06μmであっ
た。
施例1で述べた色増感乳剤をそれぞれ使用し、表5に示
した色素を用いることにより、試料401〜613を作
製した。
シトメトリー用露光(1/100秒)を与え、実施例1
に示した迅速なカラー現像処理を行った。
を、試料401の値を100とした相対値で表し、表6
に示した。
度50℃、湿度80%、2日間の条件で行った。保存性
の評価はイエロー色像の特性曲線について、かぶり濃度
から1.0高い濃度を与える露光量の逆数で定義した感
度を用いて行った。このときの試料401の感度を10
とした相対値で保存処理を施したときの感度を評価し、
表7に示した。
より、迅速に高感度の効果が得られることができ、さら
に保存性を改良できることがわかる。
真感度に優れた効果を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 平行な2つの主平面が{100}面であ
り、アスペクト比が2以上であり、粒子の平均塩化銀含
有率が50モル%以上である平板状ハロゲン化銀粒子が
ハロゲン化銀粒子の全投影面積の50%以上を占めるハ
ロゲン化銀乳剤に一般式(I)で示される色素により分
光増感を施したことを特徴とするハロゲン化銀乳剤。 一般式(I) 【化1】 式中、W1 、W3 、W4 およびW6 は水素原子を表し、
W2 は、塩素原子、臭素原子、メトキシ基、エトキシ
基、メチル基およびエチル基のうちの少なくとも1つの
基で置換されたフェニル基を表し、W5 は、臭素原子ま
たは置換されていても良いフェニル基を表す他、W 5 は
W4 またはW6 と連結してベンゼン環を形成してもよい
ことを表す。R1 およびR2 は同一でも異なっていても
よく、総炭素数10以下の置換されてもよいアルキル基
またはアルケニル基を表し、R1またはR2のうちの少な
くとも一方はスルホ基またはカルボキシル基を有する基
である。R3は、低級アルキル基またはフェニル置換ア
ルキル基を表す。X1は、電荷を中和するに必要な対イ
オンを表す。n1は、0または1を表し、分子内塩の場
合は0である。 - 【請求項2】 一般式(I)において、R 3 がエチル基
を表し、W 5 が置換フェニル基を表すか、またはW 4 もし
くはW 6 と連結してベンゼン環を形成することを特徴と
する請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項3】 支持体に設けられた少なくとも1層のハ
ロゲン化銀乳剤層が請求項1又は2記載のハロゲン化銀
乳剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料。 - 【請求項4】 該平板状ハロゲン化銀粒子が金および硫
黄増感されていることを特徴とする請求項3記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項5】 該平板状ハロゲン化銀粒子が一般式
(I)に示される構造を持つ色素の存在下に金および硫
黄増感されていることを特徴とする請求項3記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料。
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