JP3458168B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP3458168B2
JP3458168B2 JP17935795A JP17935795A JP3458168B2 JP 3458168 B2 JP3458168 B2 JP 3458168B2 JP 17935795 A JP17935795 A JP 17935795A JP 17935795 A JP17935795 A JP 17935795A JP 3458168 B2 JP3458168 B2 JP 3458168B2
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圭 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体構造に係
り、特に、バックドアオープニングの剛性を高くできる
ようにした車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体1の後端にバックドアオープニング
2を設けた図5に示したような車体構造において、従来
では、図6および図7に示したように、ルーフサイドア
ウタ3とルーフサイドインナ4の間に配設したピラーリ
インフォースメント5の上端にコーナリインフォースメ
ント6の下端を重ね合わせて固定し、ルーフパネル7の
内面に沿って配設したバックドアオープニングアッパ8
の外端部およびルーフサイドアウタ3の上端部をコーナ
リインフォースメント6の上端部に重合固定していた。
【0003】そして、バックドアオープニングアッパ8
における図示しないバックドアヒンジとの結合部にヒン
ジリインフォースメント9を重合固定することにより、
バックドアの取付部を補強するようにしていた。10は
バックドアオープニングロアである。
【0004】しかしながら、このようにバックドアヒン
ジの取付部を補強したのみではバックドアオープニング
を充分に補強できないために、ピラーリインフォースメ
ント5、コーナリインフォースメント6およびバックド
アオープニングアッパ8などの板厚を大きくしてバック
ドアオープニング2の剛性を確保する必要性があり、重
量を軽減するにも限界があった。
【0005】また、従来では図8に示したようにルーフ
サイドアウタ3とルーフサイドインナ4の間にピラーリ
インフォースメント5を挟み込んで補強作用を行なわせ
ていた。ところが、ピラーリインフォースメント5が開
断面であるためにクォータピラーにきわめて大きな外力
が加わった場合は、ピラーリインフォースメント5が口
開きの状態に断面崩れを起してクォータピラーの曲げ剛
性が低下する可能性があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、重量の増加を抑制しつつバッ
クドアオープニングの剛性を高くできる車体構造を提供
することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ルーフサイドアウタとルーフサイドインナ
の間に配設したピラーリインフォースメントの上端に結
合したコーナリインフォースメントの上端部に、バック
ドアオープニングアッパにおけるバックドアヒンジの取
付部に重合固定したヒンジリインフォースメントの外端
部を載置して重合固定したことを特徴としている。
【0008】また本発明は、コーナリインフォースメン
トにおけるヒンジリインフォースメントとの結合部より
内側に下方に向う折曲げ部を設け、この折曲げ部の先端
をバックドアオープニングロアの内端部またはルーフサ
イドインナの上端部に重合させて固定することができ
る。
【0009】
【作用】上記のように構成した車体構造において、バッ
クドアオープニングアッパにおけるバックドアヒンジの
取付部に重合固定したヒンジリインフォースメントの外
端部をコーナリインフォースメントの上端部に載置して
重合固定している。このために、バックドアヒンジの取
付部を補強するヒンジリインフォースメントがコーナリ
インフォースメントとバックドアオープニングアッパの
結合作用をする。また、バックドアヒンジの取付部を補
強すると同時にコーナリインフォースメントとバックド
アオープニングアッパの結合作用をするヒンジリインフ
ォースメントはバックドアオープニングアッパよりも高
剛性に構成されている。
【0010】従って、バックドアオープニングアッパの
外端部をコーナリインフォースメントに直接結合する場
合に対比してバックドアヒンジの支持強度が高くなり、
しかも、バックドアオープニングアッパの板厚を大きく
する場合に対比して車体重量の増加が少なくなる。
【0011】なお、コーナリインフォースメントにおけ
るヒンジリインフォースメントとの結合部より内側に下
方に向う折曲げ部を設け、この折曲げ部の先端をバック
ドアオープニングロアの内端部またはルーフサイドイン
ナの上端部に重合固定した場合は、ピラーリインフォー
スメントとルーフサイドインナによる閉断面とバックド
アオープニングアッパとバックドアオープニングロアに
よる閉断面の接続部の断面崩れが前記折曲げ部により防
止されるために、バックドアオープニングの剛性がより
高くなる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係る自動車の車体構造の一実
施例を示す概略断面図、図2は図1の分解斜視図であ
り、図5〜図8に示した従来例と同一機能を有する部分
に同一の符号を付している。
【0013】これらの図において、ルーフサイドアウタ
3とルーフサイドインナ4の間に配設したピラーリイン
フォースメント5の上端にコーナリインフォースメント
6の下端を重ね合わせて固定している。また、ルーフパ
ネル7の内面に沿って配設したバックドアオープニング
アッパ8におけるバックドアヒンジの取付部にヒンジリ
インフォースメント9を重合固定してバックドアヒンジ
の取付部を補強している。
【0014】そして、ヒンジリインフォースメント9の
外端部を図示のようにコーナリインフォースメント6の
上端部に載置した状態で重合固定することにより、ヒン
ジリインフォースメント9を介してバックドアオープニ
ングアッパ8の外端部をコーナリインフォースメント6
の上端部に結合している。なお、本実施例においても従
来同様にルーフサイドアウタ3の上端をコーナリインフ
ォースメント6の上端に載置して重合固定するととも
に、ルーフサイドインナ4の上端をバックドアオープニ
ングロア10の外端に重合固定してバックドアオープニ
ングを構成している。11はヒンジリインフォースメン
ト9との結合部より内側に設けた下方に向う折曲げ部で
あり、この折曲げ部11を設けることにより、コーナリ
インフォースメント6の剛性を高くしている。
【0015】以上のように構成した車体構造において、
バックドアオープニングアッパ8におけるバックドアヒ
ンジの取付部に重合固定したヒンジリインフォースメン
ト9の外端部をコーナリインフォースメント6の上端部
に重合させて固定している。また、バックドアヒンジの
取付部を補強すると同時にコーナリインフォースメント
6とバックドアオープニングアッパ8の結合作用をする
ヒンジリインフォースメント9はバックドアオープニン
グアッパ8よりも高剛性に構成されている。
【0016】従って、バックドアオープニングアッパ8
の外端部をコーナリインフォースメント6に直接結合す
る場合に対比してバックドアヒンジの支持強度が高くな
り、しかも、バックドアオープニングアッパ8の板厚を
大きくする場合に対比して車体重量の増加が少なくな
る。
【0017】図3は本発明に係る自動車の車体構造の他
の実施例を示す概略断面図であり、本実施例においては
コーナリインフォースメント6におけるヒンジリインフ
ォースメント9との結合部より内側に、下方に向う折曲
げ部11を設けている。そして、この折曲げ部11の先
端をバックドアオープニングロア10の内端部およびル
ーフサイドインナ4の上端部に重合固定した点で上記実
施例と異なっている。
【0018】よって本実施例による場合は、ピラーリイ
ンフォースメント5とルーフサイドインナ4による閉断
面とバックドアオープニングアッパ8とバックドアオー
プニングロア10による閉断面の接続部の断面崩れが前
記折曲げ部11により防止されるために、バックドアオ
ープニングの剛性がより高くなる。
【0019】なお、本実施例では折曲げ部11の先端を
バックドアオープニングロア10の内端部およびルーフ
サイドインナ4の上端部に重合固定しているが、折曲げ
部11の先端をルーフサイドインナ4の上端部またはバ
ックドアオープニングロア10の一方のみに結合して閉
断面の接続部の断面崩れ防止作用を行なわせることもで
きる。
【0020】さらに、上記実施例ではいずれもヒンジリ
インフォースメント9を介してバックドアオープニング
アッパ8の外端部をコーナリインフォースメント6の上
端部に結合しているが、このバックドアオープニングア
ッパ8の外端部をもヒンジリインフォースメント9の外
端部とともにコーナリインフォースメント6の上端部に
直接結合してバックドアオープニングの剛性をより高く
することができる。
【0021】さらにまた、図4に示した実施例のように
ピラーリインフォースメント5とともに閉断面を構成す
るプレート12をルーフサイドインナ4とピラーリイン
フォースメント5の間に挟設した場合は、クォータピラ
ーにきわめて大きな外力が加わった場合においてもピラ
ーリインフォースメント5が口開きの状態に断面崩れを
起す懸念がないために、ピラーリインフォースメント5
の板厚を増加させることなく該ピラーリインフォースメ
ント5の断面崩れを回避してクォータピラーの曲げ剛性
を高くすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
おいては、バックドアオープニングアッパにおけるバッ
クドアヒンジの取付部に重合固定したヒンジリインフォ
ースメントの外端部をコーナリインフォースメントの上
端部に載置して重合固定しているために、バックドアオ
ープニングアッパの外端部をコーナリインフォースメン
トに直接結合する場合に対比してバックドアオープニン
グの剛性を高くしてバックドアヒンジの支持強度を改善
できるとともに、バックドアオープニングアッパの板厚
を大きくする場合に対比して車体重量の増加が少なくな
る。
【0023】また、コーナリインフォースメントにおけ
るヒンジリインフォースメントとの結合部より内側にも
うけた下方に向う折曲げ部の先端をバックドアオープニ
ングロアの内端部またはルーフサイドインナの上端部に
重合固定した場合は、ピラーリインフォースメントとル
ーフサイドインナによる閉断面とバックドアオープニン
グアッパとバックドアオープニングロアによる閉断面の
接続部の断面崩れが前記折曲げ部により防止されるため
に、バックドアオープニングの剛性がより高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の車体構造の一実施例を示
す概略断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例を
示す概略断面図である。
【図4】図5のB−B断面に相当する断面図である。
【図5】車体の後端にバックドアオープニングを設けた
車体構造の従来例を示す斜視図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図6の分解斜視図である。
【図8】図5のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 バックドアオープニング 3 ルーフサイドアウタ 4 ルーフサイドインナ 5 ピラーリインフォースメント 6 コーナリインフォースメント 7 ルーフパネル 8 バックドアオープニングアッパ 9 ヒンジリインフォースメント 10 バックドアオープニングロア 11 折曲げ部 12 プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−152777(JP,U) 実開 昭61−46285(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B62D 25/04 B62D 25/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフサイドアウタとルーフサイドイ
    ンナの間に配設したピラーリインフォースメント
    と、該ピラーリインフォースメントの上端に結合した
    コーナリインフォースメントと、バックドアオープニ
    ングアッパにおけるバックドアヒンジの取付部に重合
    固定したヒンジリインフォースメントを備え、前記ル
    ーフサイドアウタの上端部およびヒンジリインフォー
    スメントの外端部を前記コーナリインフォースメント
    の上端部に載置して重合固定したことを特徴とする自
    動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 コーナリインフォースメントにおける
    ヒンジリインフォースメントとの結合部より内側に下
    方に向う折曲げ部11を設けるとともに、該折曲げ部
    の先端をバックドアオープニングロア10の内端部ま
    たはルーフサイドインナの上端部に重合させて固定し
    たことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体構
    造。
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