JP3452923B2 - 有毒ガスおよび/または蒸気を吸着するためのクロムを含まない呼吸マスク用汎用含浸活性炭 - Google Patents
有毒ガスおよび/または蒸気を吸着するためのクロムを含まない呼吸マスク用汎用含浸活性炭Info
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Description
化用フィルターに使用される有害物質除去のための含浸
活性炭吸着剤に関し、特に産業用の有毒ガスおよび/ま
たは蒸気を除去するためのクロムを含まない汎用含浸炭
素吸着剤に関する。
去するために長く使用されてきている。このような活性
炭は、また、呼吸空気または排ガスから各種の有害物質
を除去して浄化するためにも役立ち、ガスマスクフィル
ター類、レスピレーター類、空気浄化用フィルター類お
よびその他の用途に使用することができる。そして、こ
れらの活性炭には、しばしば未含浸活性炭を使用した場
合には除去できないガスを除去できるように特別な含浸
剤が使用される。従来の組成物では活性炭にクロムおよ
び/または他の剤が含浸され、これが蒸気や液体から各
種の有毒物質除去のために有効な吸着剤として機能す
る。多くの用途においては単一の含浸吸着剤がガス流に
存在する広範な有毒物質に対して有効であることが望ま
れる。
することを目的とする公知の軍事用組成物は活性炭に含
浸されたクロム、銅、銀およびその他物質を含有してい
る場合が多い。これらの吸着剤は多数の有害物質を除去
するために有効である。添付のAppendix Iはこれらなら
びに他の組成物を含む公知技術をまとめて示すものであ
る。
とが判明している。塩素、塩化水素、フッ化水素、硫化
水素も活性炭上の銅含浸剤の存在によって除去される。
ている。
用の活性炭に含浸させる銅、亜鉛およびトリエチレンジ
アミンが他の含浸剤と共に記載されている。その一部係
属出願である米国特許出願第07/537,311号(秘密扱い)
および07/737,369号の明細書は活性炭上の上記およびそ
の他含浸剤を開示している。
ト、ニッケルまたは酢酸亜鉛からなる遷移金属塩で含浸
された活性木炭が開示されている。
タバコの煙からシアン化水素を除去するために活性炭に
コバルト、銅、亜鉛、鉄およびモリブデンの酸化物を使
用することを開示している。
及びMorse等に与えられた米国特許第2,920,051号明細書
には銅、クロム、銀およびモリブデン含浸剤を含有する
フィルターの製造が記載されている。
トリエチレンジアミンと共に銅、銀、モリブデンおよび
/またはバナジウム塩を含浸させた活性炭フィルター材
料を開示している。
トリエチレンジアミンおよび場合によっては銅と銀で含
浸させた活性炭フィルター材料を開示している。
は銅、銀および/またはクロム混合物およびトリエチレ
ンジアミンを含浸した活性炭が開示されている。
他の含浸剤と共に酸化亜鉛を含有する活性炭、シリカゲ
ル、モレキュラーシーブまたは活性アルミナが開示され
ている。
活性炭を含む多孔性基質に担持される触媒およびその他
含浸剤が開示されている。
Reference 10)を含めて上記およびその他の引例は活性
炭にクロム、銅、銀、モリブデン、バナジウムおよび他
の含浸剤を使用することを記載している。
ィルターに含浸活性炭吸着剤を使用する場合には使用者
に対する含浸剤の毒性ならびに発ガン性について特別な
考慮を払わなければならない。このことを考慮すると従
来技術による有力な含浸剤の大多数は呼吸マスクおよび
集合フィルターに使用できない。このことは特に六価ク
ロムの場合に該当する。たとえば、六価クロムを含有し
ているフィルターを用いている保護マスクの着用者は潜
在的健康障害物に曝されることにより不幸な結果をこう
むる可能性がある。
性炭に含浸された各種の物質を含有している。このよう
なガス除去についての産業上の諸条件が欧州標準規格
(European Standard);Respiratory Protective Devic
es:Gas Filters and Combined Filters:Requirements,T
esting,Marking;Document CEN/TC 79/SG4−186E;pr EN1
41;October 1987.に記載されている。
る防護のための基準を設定している。たとえば、呼吸フ
ィルターはそれが有機蒸気を防ぐ場合には識別文字“A"
のマークを付け、HCN、H2S、Cl2などの酸性ガスを防ぐ
場合には文字“B"を、SO2を防ぐ場合には文字“E"を、N
H3を防ぐ場合には文字“K"を付けることになっている。
A、B、E、Kのすべてのタイプの有害物質を防ぐフィ
ルターは“A−B−E−K"のマークを適当につけること
ができる。
効である。長年にわたって、タイプA、B、E、Kおよ
びこれらの組み合わせのガスを除去するために適用でき
るようにするべく多数のフィルターが開発されてきた。
第1列の遷移金属系列の金属および金属酸化物たとえば
クロムや銅が含浸剤としてしばしばあげられている。フ
ィルター媒体の製造においては、最初に炭素が金属試薬
で処理されそして次にその新鮮含浸混合物が乾燥されそ
して金属化合物を析出させ酸化物にするために熱処理さ
れる。この含浸された炭素は、用途によってはタイプ
A、Bおよび/またはEに対しては役立つけれども、他
の用途および/またはより広い利用性が要求されるフィ
ルター用の空気浄化剤としては適しないであろう。
ルターが必要とされる用途では酸性ガスおよびアンモニ
アガスのごときアルカリ性ガスを防ぐフィルター媒体が
必要である。たとえば、タイプA、B、Kの有害物質に
対する総合的防護は従来第1のフィルター媒体を酸性ガ
スに対して有効な製剤で含浸しそして第2のフィルター
媒体をアンモニアのごときアルカリ性物質に対して有効
な製剤で含浸することによって達成されてきた。この2
種のフィルター媒体を直列に組合せて1つの二段階フィ
ルターとし単一容器に入れ、タイプBとKの有害物質に
対して有効(ならびにフィルター媒体として活性炭のみ
が必要であるタイプAの有害物質に対しても有効)であ
るようにする。
それらは嵩張り、多くのスペースを必要としかつまた一
段階フィルターよりも重い。また、各段の最小充填容積
が必要性能パラメータに適合されるように使用されねば
ならないから、炭素床寸法(深さまたは長さを含む)は
有害物質の適切な接触または滞留を許容するよう十分に
大きくなければならない。このように二段階フィルター
は使用者に好都合なように単に小さくまたは薄くするわ
けにはいかない。同様に、かかる二段階フィルターはフ
ィルター全体を通過するガスに対する流れ抵抗を増加さ
せる結果となる。このことは、緊急時に(あるいは手作
業を含むルーチンの状態で)かかる流れ抵抗を生じさせ
る呼吸マスクを通して呼吸しなければならないマスク着
用者を衰弱させることになるかもしれない。
ると各呼吸マスクの着用者の顔とマスクとの間の適正な
“シール”にマイナスの作用を及ぼすであろうことが予
想される。使用者による空気の吸い込みに対して大きな
抵抗を有するフィルターを含むマスクはこのシールが破
られる可能性を増大し、その結果有毒ガスがマスク着用
者の肺に到達することを許容してしまうであろう。有効
な単一段フィルターがあればスペースが少なくてすみ、
これは狭い場所で作業をしなければならない多くの状態
においては嵩張った防護フィルターよりもはるかに有利
なことであろう。
においても、嵩張りの不利と空気流抵抗の増加の不利が
存在する。これと対照的に、一段フィルターを通るガス
に対する流れ抵抗が低減されると、より小型かつより効
率的な空気ポンプを使用することが可能となり、低い作
動圧力下においてはそのポンプの作動寿命の延長も可能
である。さらに、一段空気浄化フィルターの使用によっ
て達成される低い流れ抵抗はかかるフィルターに関連す
る低い作動圧力の故に、より気密な、より信頼性のある
シールを可能にすることが期待できる。
による含浸炭素の混合物も公知ではあるが、これも均質
な混合が困難であるという問題がある。さらに、この混
合物にも多段フィルターに関連する嵩張りと圧力落下の
欠点がある。
イプA、B、E、Kの有害物質を除去するために役立ち
そして産業用呼吸マスク、空気浄化フィルターおよびそ
の他用途に使用できる含浸活性炭を含有する“汎用”フ
ィルターを提供することを意図している。本発明の汎用
炭素(または他の基質)のために使用される含浸剤は効
率的で信頼性がありかつ経費効率のよい方法で活性炭に
含浸されうる。
その有効性を保持しつつ非クロム吸着剤であるという利
点を有する活性炭を提供することができる。かかる含浸
活性炭を含有する本発明の単一型“汎用”フィルターは
クロム含有吸着剤に関連する健康障害を回避し、しかも
ガスおよび/または蒸気からタイプA、B、E、Kの有
害物質を除去するのに有効である。
型、集合型またはその他類似のフィルターを提供するこ
とを可能にする。本発明の汎用炭素は小さな床寸法で有
効であり、フィルターを通るガスの流れに対する抵抗を
低減することを可能にする。すべてのタイプの有害物質
に対する防護が必要でない場合あるいは突破期間が短く
てもよい場合では、含浸剤と基質はある1つの特定所望
用途に有効であるように変更できる。
在する多数の有害物質を吸収できる各種金属化合物(i.
e.,炭酸塩、酸化物、硫酸塩の形の銅、亜鉛およびモリ
ブデン)がその上に沈着されている多孔性基質からな
る。
(または酸化物)、亜鉛(または銅)の硫酸塩および酸
化モリブデン(VI)部分を、組み合わせて、含有するよ
う含浸されうる。これによって得られる均質複合媒体は
バランスのとれた特性を有することができ、タイプA、
B、E、Kのガスを含むフィルターの必要条件を同時に
満足することができる。重要なことは、本発明の非クロ
ム汎用炭素がいずれの有害物質に対しても望ましい目的
特性と使用寿命を有しており、そして広い範囲における
防護のための単一段フィルター媒体として製造し、使用
することができることである。
む、ただしそれらに限定されない各種有害物質の除去、
中和および/または捕集のために有効でありかつまたCC
l4の蒸気を含む有機蒸気の物理的吸収のために所望され
る性能を付与するために有効であることを示している。
び銅の炭酸塩(または酸化物)の単独または組み合わせ
られた成分は主として酸性ガス類を除去または効果的に
単離するために役立つ。含浸剤として使用されたあるい
はその場で形成された亜鉛または銅の硫酸塩は媒体のア
ンモニア吸着性能を実質的に高める。硫酸塩の添加は、
それ自体ではアンモニアの吸着にはほとんど貢献しない
炭酸亜鉛(または酸化亜鉛)と炭酸銅(または酸化銅)
マトリックスによって得られる吸着性能をはるかに越し
た吸着性能を与える。上記含浸剤の添加は、それらが有
機蒸気に対する物理的吸着能を禁止的に制限しないよう
な仕方で達成される。
浸、乾燥および熱処理工程のための適当な条件を選択す
ることによって、活性炭は酸性ガスと塩基性ガスの両者
に対する防護を与えることのできるマルチレンジフィル
ター媒体の製造に適した方法で含浸させることができ
る。すなわち、亜鉛および/または銅の炭酸塩または酸
化物、亜鉛および/または銅の硫酸塩または亜鉛と銅を
硫酸塩およびモリブデンまたはその酸化物と組み合わせ
ることによってタイプA、B、E、Kの有害物質に対す
る効力があり、かつクロムを含まない汎用フィルターを
提供することができる。
る第2種(クラス2)産業用フィルターのためのタイプ
A、B、E、Kに対するCEN規格をすべて満足する。こ
の目標は300mlまたはそれ以下の充填容積で明らかに達
成可能であり、これは本発明の非クロム汎用フィルター
の利点を有していない競合的フィルターの性能をしのぐ
ものであろう。
組成物に適用でき、亜鉛(ZnCO3,ZnSO4、ZnOまたはZnMo
O4等価物として)20%まで、銅(CuCO3,CuSO4、CuOまた
はCuMoO4等価物として)20%まで、SO4 2-(そのままま
たは硫酸銅または硫酸亜鉛として)10%まで、モリブデ
ン(Mo2O7 2-またはMoO4 2-等価物として)10%までそし
て水または湿分25%まで(いずれも重量%)を含有する
最終組成物をつくることができる。これら処方は特定の
用途および/または所望される性能特性に応じて変更す
ることができる。トリエチレンジアミン(TEDA)の添加
は塩化シアン防護を与えるであろう。しかし、TEDAを含
有する組成物は他の汎用炭素と同じようには働かない。
含浸炭素による吸着の技術に通暁した人達は本発明の炭
素のポジティブな効果が使用される材料の理論的含浸限
度ならびに所望される性能特性の特定バランスによって
のみある程度制限されることを理解されるであろう。
物として)約0乃至8重量%、銅(CuCO3またはCuO等価
物として)6乃至10重量%、亜鉛と銅(ZnCO3、ZnO、Cu
CO3またはCuO等価物として)6乃至10重量%、亜鉛およ
び/または銅(ZnSo4またはCuSO4等価物として)2乃至
4%(W/W)、モリブデン(Mo2O7 2-またはMoO4 2-等価物
として)1乃至4%(W/W)、水または湿分5乃至10%
(W/W)を含有する組成物となるように含浸された活性
炭吸着剤を含有する。これらの含浸剤は石炭ベースの顆
粒状活性炭(12×30メッシュ)または類似の多孔媒体上
に効率よく分散させることができる。
酸塩3.5%、モリブデン2.0%、水5.0乃至7.0%を活性炭
に含浸させた含浸活性炭を含有する組成物を含む。この
実施態様は充填容積300mlでCEN規定を約20%上回る、そ
して350mlの充填容積で約35%上回る性能を発揮する。
この汎用炭素は最良の競合物質の性能を凌駕し、同時に
ホルムアルデヒド、塩化水素などに対する実質的防護を
与える。
を有し、バランスのとれた性能を与えかつCEN Standard
s Methodology for Europeに規定された試験基準を超え
ている。また、本発明のフィルターは特定のNIOSH基準
にも適格である。本発明の吸着媒体は、呼吸ガスマスク
に付属するレスピレーターカートリッジまたはカニスタ
ー、集合空気浄化装置または類似の使用装置に組み込ま
れた場合、クロム含浸炭素に伴う障害なしに、工業的環
境において呼吸用または他の用途に適した品質の浄化さ
れた気体を発生するために有効である。
を評価するため設計され実施された。最初に有害物質NH
3、SO2およびCCl4の攻撃に対する防護の評価が測定され
た。なぜならば、これら有害物質に対する性能が新規な
汎用非クロム産業用炭素の設計においてより重要である
と決められていたからである。A−B−E−K有害物質
吸着性を、評価されるべき汎用炭素の全体的性能を最大
にする目的で、各種炭素組成物についていくつかの媒体
床深さで試験した。含浸活性石炭ベースの12x30メッシ
ュ炭素、12x20メッシュ炭素ならびに他の顆粒状および
ペレット化石炭および木材ベースの炭素を含む多数のベ
ース炭素が試験された。種々の要求される吸着性を一体
にする最も有効な方法を決定するため数種類の方法が評
価された。
0乃至320mlの充填容量をそしてタイプA2B2E2K2の場合約
350乃至380mlの充填容量を有している他の汎用カニスタ
ー(第2種産業用フィルター)について行われた。媒体
床深さは一般に100乃至105mmの直径のカニスター内で約
35乃至47mmであった。ペレットサイズが0.8乃至1.2mmの
市販のペレット化クロム含有炭素および粒子サイズが約
12x30メッシュの範囲の顆粒材料が汎用フィルター媒体
として試験された。試験されたすべての媒体は銅(約3
乃至7重量%)およびクロム(約1乃至3重量%)を含
有していた。さらに、いくつかのものは約2乃至8重量
%の範囲で亜鉛も含有していた。すべての炭素は一般に
7乃至13重量%の範囲の各種濃度で水分を含有してい
た。市販の媒体はフィルターの床深さの全体にわたって
組成が均質であるように見えた。この種の多くのクロム
含有材料はタイプA、B、E、Kの物質についてのCEN
濃度/使用寿命基準に一致あるいはそれを超えている。
下記の表IIに示した350ml充填容積を使用した米国およ
び/または欧州市場で入手可能なこれらクロム含有製品
のいくつかに対して試験が実施された。表IIの被試験製
品はクロムと他の物質で含浸された炭素を含有してい
た。
む:(1)使用される特定の含浸剤、それら含浸剤の濃
度、およびそれら含浸剤が得られた元の化合物;(2)
含浸剤を溶解するために使用された溶剤;(3)炭素ベ
ース材料の含浸方法;(4)含浸された炭素を乾燥する
ために使用される操作;(5)存在するまたは添加され
た水分の量;および(6)含浸されるベース炭素とその
炭素の活性度。
して試験した。試験は炭酸亜鉛、炭酸銅、硫酸亜鉛およ
び/または硫酸銅の各種組み合わせを二モリブデン酸を
一定量とともにアンモニア性溶液に添加したものを使用
して実施された。
液を以下に示す: 量 物質 560ml H2O 255g (NH4)2CO3 317ml NH4OH 139g ZnO 68g CuCO3Cu(OH)2 22g (NH4)2Mo2O7 1000g 12x30メッシュ顆粒炭素 活性炭に含浸するため元の金属化合物を溶解するため
に使用された溶剤は水性アンモニアであった。炭素を含
浸するため使用された方法は添加滴定法であり、この方
法では所望溶液を撹拌しながら炭素にゆっくりとほとん
ど湿潤点まで添加する。一回またはそれ以上の含浸“サ
イクル”が使用できる。2サイクル含浸の場合には、最
初のサイクルは炭素250gにつき溶液約175mlの添加を含
み2回目のサイクルは炭素250gにつき溶液約125mlの添
加を含む。2回の含浸の間に乾燥が実施された。浸漬や
噴霧を含む他の方法も使用可能である。
通じて実施された: (1)第1回目の含浸後(a)100℃で30分間;(b)1
30℃で30分間; (2)第2回目の含浸後(a)100℃で30分間;(b)1
30℃で30分間;(c)160℃で45分間;および(d)180
℃で45分間。
って、本明細書内のすべての表におけるH2Oの重量%は
最終の湿潤製品重量に基いている。他のすべての含浸剤
の重量%は含浸された活性炭の最終乾燥重量に対するも
のである。各種の湿分/水添加法たとえば活性炭を湿っ
た空気流にさらす方法なども使用可能である。
組成物の性能を示す。
は等価物として)および硫酸塩として銅と亜鉛(CuSO4,
ZnSO4または等価物として)または銅、亜鉛および硫酸
塩ならびにモリブデンを顆粒状石炭ベース12x30メッシ
ュ炭素に負荷した組成物が所望のNH3、SO2およびCCl4突
破防止性能を有することが判明した。
素の性能を高めるために重要なファクターであることが
判明した。いくつかの組成物では、望ましい低充填容積
(i.e.、<350ml)を使用してCEN規格のSO2突破限度に
適合しうるためにはかなりの水分レベルが必要である。
同等の充填容積レベルでSO2規格限度に適合するために
は顆粒炭素上に7重量%以上の塩基性金属炭酸塩(また
は酸化物)の負荷(CuCO3および/またはZnCO3等価物と
して)(約7%の水分を同時に存在させて)が必要であ
った。これらの評価の結果も表IIIに示されている。
も、最終物質の性能になんらマイナスの影響は認められ
なかった。したがって、炭酸亜鉛の代わりに酸化亜鉛を
使用することもできる。
酸化物)(約8乃至9重量%Znおよび/またはCu;ZnCO3
および/またはCuCO3等価物として)および金属硫酸塩
(2乃至3重量%Znおよび/またはCu、ZnSO4および/
またはCuSO4等価物として)および低レベルの酸化モリ
ブデン(約1乃至3重量%Mo(VI),MoO3またはMoO4 2-,
等価物として)を最終含浸炭素上に有意味量の水分(約
4乃至8重量%)と共に含有する。モリブデンの添加は
銅(II)を含浸されている炭素がHCN有害物質の攻撃を
受けた時に過剰の(CN)2が発生するのを防止する。HC
Nと銅(II)が反応して過剰の(CN)2が生成される
と、この有害なシアンが早期にマスクを突破してしまう
可能性がありそしてHCNに攻撃された時に本呼吸マスク
の使用寿命が短くなる。
すべての必須成分を一つの含浸溶液として基質に付与
し、そして得られた混合物をこのあと必要により熱処理
して汎用炭素製品とするのが好ましい。この単一含浸法
に加えて、第2の含浸(溶液によるかまたはスプレーに
よる)を含む方法を所望の含浸剤負荷量を達成するため
に使用することもできる。この二段階含浸法は均質に高
い含浸量を達成するため、あるいは第1の含浸の時に付
与された含浸物質とは異なる含浸物質を付与するために
も使用することができる。
できる。1つの望ましい方法は強制空気対流炉の中の浅
い皿に炭素を置く方法である。表IIIの試料は180℃まで
加熱することによって製造された。乾燥温度が高いほど
アンモニア防護性能にとって有利であることが観察され
た。製品に及ぼすこれら温度の影響を判定する試験が表
IVに示されている。他の乾燥技術も同様に向上された対
アンモニア使用寿命をもたらしかつまた他の性能上およ
び製造上の利益をもたらすであろう。
た性能比較研究を実施した。この最適化研究の結果は表
Vに示されている。製造方法は表IIIの場合と、より高
い乾燥温度が使用された点を除き、同様であった。
金属負荷量が一定である試料において銅と亜鉛との比を
変えた場合の効果が観察できる。亜鉛を主とする試料を
銅を主とする試料と比較すると、試験結果は四塩化炭素
については両者の性能は同様であるが、二酸化硫黄に対
する性能は銅を主とする組成物を使用した場合の方が約
12%良いことを示している。アンミニアに対する性能が
向上する場合もある。
によって大きく影響される。硫酸塩を1%増加すると使
用寿命が6乃至7分延長される(CENの条件である40分
間の15%)。銅および/または亜鉛単独では最大の防護
を与えられないから、硫酸塩が必要である。1%の水分
の添加も性能を約2分間向上させた。この性能は亜鉛と
銅のいずれを選択するかによっては影響されないようで
ある。
硫酸塩)の絶対および相対濃度レベルをわずかに変更す
ることによって各種有害物質についての吸着特性のバラ
ンスと最適化を達成することができる。本発明の含浸活
性炭は、したがって、上記のいくつかの方法の1つまた
は組み合わせを使用して、任意の数の産業上またはその
他の要求に応じた特定の所望性能特性に合致するよう、
上記した処方により仕立てることができる。
ターではないことが見いだされた。硫酸塩の源が硫酸亜
鉛、硫酸銅、硫酸アンモニウムまたは硫酸であるすべて
の含浸剤の濃度レベルが同じである2組の組成物を製造
した。これらの試験結果が表VIに示されている。硫酸塩
の形が種々変わっても目立った性能の差異は認められな
い。
活性炭の基質を使用して、11%銅、3.5%硫酸塩、2.0%
モリブデンおよび7%水分を含浸させたものである。
ある: 量 物質 290ml H2O 72.2g (NH4)2CO3 226ml NH4OH 22.7g (NH4)2Mo2O7 126.8g CuCO3Cu(OH)2 30.8 (NH4)2So4 500g 12x30メッシュ顆粒炭素 この物質の性能はNH3、SO2、CCl4に対するCEN規格の
性能よりも35mm試験床深さにおいてほぼ20%優れてお
り、40mm床深さで35%優れていることが期待できる。
(下記試料1と2参照)。表VIIは本発明の各種用途に
おいて有用であることが証明されうる本汎用炭素の広い
有効使用可能範囲の一部を示している。
するためいくつかの組成物を表VIIIに示されているよう
に作成した。(ほとんどの試験に使用された基材炭素は
顆粒状石炭ベース12x30メッシュのものであった)。炭
素はこの12x30メッシュの炭素のほか石炭ベース12x20メ
ッシュのもの、1.2mm石炭ベースペレットおよび1.2mm木
材ベースペレットを含めた。炭素の単位体積について同
等量の含浸剤を使用した場合において、12x30のものが
明らかに優れた材料であった。12x30材料は12x20メッシ
ュ炭素よりも性能が10乃至15%優れていた。メッシュサ
イズが小さいことが最もこの差の原因であるように思わ
れる。ペレット化材料の中では、アンモニアおよび四塩
化炭素使用寿命試験に基づいてみると、石炭ベース材料
が木材ベース材料よりもはるかに性能が優れていた。1.
2mm石炭ペレット基材の四塩化炭素使用寿命は、12x30炭
素を使用して得られる使用寿命に匹敵するものであっ
た。1.2mm石炭ベースペレットに基いた製品は基準をパ
スするであろうが、基準よりも20%高い性能を達成する
ためにはより大量の充填容積(12x30メッシュのものに
比較して)が必要となるであろう。これを避けるために
は、1.2mm石炭ベースペレットよりも小さい直径の石炭
ベースペレットを使用すればよい。(表VIIIの含浸剤負
荷量(重量ベース)は異なる炭素基材の密度の差を補償
するため変えられていることに注意されたい)。
てさらに比較性能試験を実施し、本汎用炭素製品の特定
の用途によっては望ましいものとなるかもしれないそれ
ら各種基材の使用の実現可能性を調べた。これら銅/亜
鉛/硫酸塩/モリブデン組成物の性能を下の表IXに示
す。(表IXの含浸剤負荷量(重量ベース)は異なる炭素
基材の密度の差を補償するため変えられていることに注
意されたい)。
ス(Cl2とH2S)に対するいくつかの組成物の性能を評価
するため試験が実施された。(表X参照)。また、CH2O
の攻撃下でのいくつかの組成物の使用寿命の試験が実施
された。(表XI参照)。
されている40分間の2倍以上であり、そしてCl2性能は
規格の基準20分間を50%上回っていることを示した。塩
素試験の間、Cl2がHClに変換され可能性が存在するの
で、HClの濃度も監視した。それぞれのバックグランド
濃度レベルは約0.1ppmであった(突破=0.5ppmCl2)。
に対するNIOSH要求条件は50分間である。これらの試験
の結果は表XIに示されている。ホルムアルデヒド性能の
大きな差異から見ると、硫酸塩の存在がホルムアルデヒ
ドの除去を増進すると考えられ、そして硫酸塩の存在が
本汎用製品をホルムアルデヒドに対しても役立つものに
することができると思われる。
効果についての試験も実施した。試験結果は表XIIに示
されてる。このデータから、金属の合計負荷量が同じで
あった場合に、モリブデンはSO2またはCCl4寿命に悪影
響を及ぼすことなくアンモニア使用寿命を顕著に延長す
ることがわかる。
ンを使用するとNH3突破を防ぐ性能が顕著に向上され
る。上表ならびに表IXに示されているように、含浸剤と
して亜鉛を含有していない組成物においてはモリブデン
の存在が性能、特にHCNおよび(CN)2攻撃下での性能
を最大にするために不可欠である。
2性能を安定化する上で、かつまたNH3突破性能を銅お
よび亜鉛の含浸濃度の範囲にわたって向上させる上で重
要な含浸剤であることが証明された。
頼性のある方法は単一の含浸溶液を使用してすべての必
要成分を同時に含浸させる方法である。この溶液はその
あと活性炭基材の処理に利用される。この方法において
は、その含浸溶液は塩基性金属炭酸塩(酸化物)の完全
な溶解を達成するためアンモニア性でなければならな
い。所望の金属負荷を達成するためにZnSO4,CuSO4およ
び/または塩基性金属炭酸塩または酸化物、ZnCO3,ZnO,
CuCO3および/またはCuOが使用できる。必要な硫酸塩レ
ベルは多数の異なる手段によって硫酸塩を添加すること
によって達成することができる。製造方法は選択された
複数の含浸剤を液体付与、スプレー付与または他の付与
法による1回、2回またはそれ以上の含浸サイクルを包
含することができる。
に応じた特定所望の性能特性に合致するよう上記組成に
したがって仕立てることができる。以上、本発明によっ
て提供される含浸炭素を説明の目的で詳細に記載した
が、それらの詳細な記載はもっぱら説明の目的のために
なされたものであることおよび以下の請求の範囲に記載
された本発明の精神と範囲から逸脱することなく当技術
分野に通常の知識を有する者によって各種の変更がなし
うるものであることを理解されたい。
Claims (51)
- 【請求項1】硫酸化合物およびモリブデン化合物の少な
くとも1つを含浸し、かつ銅化合物および亜鉛化合物か
らなる群から選択される含浸剤の少なくとも1つを含
み、ここで、硫酸化合物を硫酸基として10重量%まで含
み、モリブデン化合物をモリブデンとして10重量%まで
含み、選択された銅および亜鉛の含浸剤の合計量は銅お
よび亜鉛として20重量%を越えることはないことを特徴
とする、NH4、SO2、CCl4、CH2O、Cl2およびH2Sの少なく
とも一種類を含む有害な気体と蒸気を除去するための含
浸活性炭吸着剤。 - 【請求項2】硫酸化合物を硫酸基として10重量%まで
と、モリブデン化合物をモリブデンとして10重量%まで
とを含浸し、かつ銅化合物および亜鉛化合物からなる群
から選択される含浸剤を少なくとも1つ含み、ここで選
択された銅および亜鉛の含浸剤の合計量は銅および亜鉛
として20重量%を越えることはないことを特徴とする、
有害な気体と蒸気を除去するための含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項3】硫酸化合物、銅化合物、亜鉛化合物、モリ
ブデン化合物からなる群から選択される少なくとも1つ
の活性炭含浸用含浸剤は、活性炭に含浸させるために、
溶媒として水性アンモニアを用いて溶解するものであ
る、請求項1または2に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項4】含浸活性炭吸着剤の乾燥重量に対し約25重
量%までのH2Oを含んでいる請求項1または2に記載の
含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項5】含浸活性炭吸着剤の乾燥重量に対し、前記
硫酸化合物が硫酸基として約2.5から4.5重量%含まれて
いるものであり、前記銅化合物が銅として約9から13重
量%含まれているものであり、前記モリブデン化合物が
モリブデンとして約1から約4%含まれるものであり、
含浸活性炭の乾燥重量に対しH2Oが約5から10重量%含
まれているものである請求項1または2に記載の含浸活
性炭吸着剤。 - 【請求項6】活性炭の体積あたり同等の重量の含浸剤を
与えるように、含浸剤の量は未含浸活性炭の密度の減少
に実質的に比例して増加させるものである請求項1、2
または5に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項7】含浸後に活性炭をその発火点温度近くまで
加熱して乾燥することを特徴とする請求項1または2に
記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項8】前記銅化合物と亜鉛化合物は、酸化銅、硫
酸銅、炭酸銅、硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、銅のア
ンモニア錯体および亜鉛のアンモニア錯体からなる溶質
群から選ばれる少なくとも1つの含浸剤を含む溶液を、
少なくとも1つ用いて、活性炭上に含浸させるものであ
る請求項1または2に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項9】前記の少なくとも1つの溶質を溶解する溶
媒として水性アンモニアが使用されるものである請求項
8に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項10】前記含浸活性炭吸着剤の乾燥重量に対し
約25重量%までのH2Oが含まれていることを特徴とする
請求項8に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項11】前記硫酸化合物が、硫酸基として計算し
て約2.5から4.5重量%存在し、前記銅化合物が銅として
計算して約9から13重量%の量で存在し、前記モリブデ
ン化合物がモリブデンとして計算して約1から4重量%
の量で存在し、前記含浸活性炭吸着剤の乾燥重量に対し
約5から10重量%までのH2Oを含んでいることを特徴と
する請求項8に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項12】活性炭の体積あたりの含浸剤の同等重量
を付与するために、含浸してない活性炭基質の密度の減
少に比例して含浸剤の量を実質的に増加させることを特
徴とする請求項11に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項13】含浸後に、活性炭を発火温度までの温度
で加熱して乾燥することを特徴とする請求項8に記載の
含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項14】活性炭を少なくとも2回の含浸により含
浸させ、含浸後に活性炭をおよそその発火点温度までの
温度で加熱して乾燥させることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項15】活性炭を少なくとも2回の含浸により含
浸させ、含浸後に活性炭をおよそその発火点までの温度
で加熱して乾燥させることを特徴とする請求項8に記載
の含浸活性炭吸着剤。 - 【請求項16】請求項8、9、10、11、12または13に記
載の含浸活性炭吸着剤であって、硫酸化合物が硫酸銅、
硫酸亜鉛、硫酸アンモニウムおよび硫酸からなる群から
選択され、かつモリブデン化合物がMoO3、Mo2O7 -2、MoO
4 -2を含む化合物からなる群から選択される含浸活性炭
吸着剤。 - 【請求項17】A.硫酸化合物を少なくとも1つと、モリ
ブデン化合物を少なくとも1つ含有し、かつ銅化合物と
亜鉛化合物からなる群から選択される含浸剤を少なくと
も含有する溶液を調製する工程;および B.活性炭に該溶液を少なくとも1回は含浸させる工程、 からなる活性炭吸着剤の製造方法。 - 【請求項18】活性炭吸着剤中に存在する硫酸化合物の
量は硫酸基として約10重量%以下であり、モリブデン化
合物の量はモリブデンとして約10重量%以下であり、銅
化合物の量は銅として約20重量%以下であり、亜鉛化合
物の量は亜鉛として約20重量%以下であるか、または選
択された銅と亜鉛の含浸剤合計量が銅と亜鉛として約20
重量%以下である請求項17記載の活性炭吸着剤の製造方
法。 - 【請求項19】活性炭中に存在する硫酸基が約2.5から
4.5重量%で、銅が約9から13重量%で、モリブデンが
約1から4重量%である請求項17記載の活性炭吸着剤の
製造方法。 - 【請求項20】さらに、 C.含浸する度に活性炭を乾燥する工程、 を含む請求項17、18または19に記載の活性炭吸着剤の製
造方法。 - 【請求項21】さらに下記工程: C.含浸後に活性炭をおよそその発火点温度までの温度で
加熱することによって乾燥する工程;および D.その後に、前記含浸活性炭吸着剤の乾燥重量の25重量
%までの量のH2Oを活性炭吸着剤に含浸させる工程、 を含む請求項17または18に記載の活性炭吸着剤の製造方
法。 - 【請求項22】活性炭が少なくとも2回含浸させられ、
さらに、 C.含浸後に活性炭をおよそその発火点温度までの温度で
加熱して乾燥させる工程;および D.その後に、前記吸着剤の乾燥重量に対し25重量%まで
の水が存在するように活性炭吸着剤に水を含ませる工
程、 からなる請求項17または18に記載の活性炭吸着剤の製造
方法。 - 【請求項23】モリブデン化合物がMoO3、Mo2O7 -2、MoO
4 -2を含む化合物からなる群から選択され、少なくとも
1つの含浸剤は酸化銅、硫酸銅、炭酸銅、銅のアンモニ
ア錯体、硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、亜鉛のアンモ
ニア錯体からなる群から選択されるものである請求項17
または18に記載の活性炭吸着剤の製造方法。 - 【請求項24】硫酸化合物が、硫酸銅、硫酸亜鉛、硫酸
アンモニウムおよび硫酸からなる群から選択される請求
項23に記載の活性炭吸着剤の製造方法。 - 【請求項25】硫酸基を10重量%までとモリブデンを10
重量%までとを含有し、かつ銅化合物および亜鉛化合物
からなる群から選択された含浸剤を少なくとも1つ含有
する含浸活性炭吸着剤を使用して、気流から有害ガスま
たは蒸気を除去する方法であって、該含浸活性炭吸着剤
中に存在する銅の量は0.0から約20重量%であり、亜鉛
の量は0.0から約20重量%である、含浸活性炭吸着剤を
使用して気流から有害ガスまたは蒸気を除去する方法。 - 【請求項26】硫酸基、銅、亜鉛およびモリブデンから
なる群から選択される少なくとも1つの含浸剤は、活性
炭に含浸させるために、溶媒として水性アンモニアを用
いて溶解される方法で作られた、含浸活性炭吸着剤を使
用するものである請求項25に記載の含浸活性炭吸着剤を
使用して気流から有害ガスまたは蒸気を除去する方法。 - 【請求項27】使用する含浸活性炭吸着剤がさらに0.0
から約25%のH2Oを含有している請求項25に記載の含浸
活性炭吸着剤を使用して気流から有害ガスまたは蒸気を
除去する方法。 - 【請求項28】硫酸化合物が硫酸基として約2.5から4.5
重量%存在し、モリブデン化合物がモリブデンとして約
1から4重量%存在し、銅化合物が銅として約9から13
重量%存在し、含浸活性炭中には約5から10重量%のH2
Oが添加されている含浸活性炭吸着剤を使用するもので
ある請求項25、26または27に記載の気流から有害ガスま
たは蒸気を除去する方法。 - 【請求項29】含浸ごとにおよそその発火点温度までの
温度で加熱することによって活性炭を乾燥した含浸活性
炭吸着剤を使用するものである請求項25に記載の含浸活
性炭吸着剤を使用して気流から有害ガスまたは蒸気を除
去する方法。 - 【請求項30】前記銅化合物と亜鉛化合物が、酸化銅、
硫酸銅、炭酸銅、硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、銅の
アンモニア錯体および亜鉛のアンモニア錯体からなる溶
質群から選ばれる含浸剤を少なくとも1つ含む溶液を少
なくとも1つ使用して活性炭上に含浸されたものである
請求項25に記載の含浸活性炭吸着剤を使用して気流から
有害ガスまたは蒸気を除去する方法。 - 【請求項31】含浸活性炭吸着剤を含有する防護フィル
ターまたは呼吸マスクを利用して、塩素、塩化水素、シ
アン化水素、二酸化硫黄、硫化水素、ホルムアルデヒ
ド、アンモニア、メルカプタン、臭素、フッ化水素、臭
化水素、メチルアミンおよび他のアミン、ホスゲン、四
塩化炭素その他の有機蒸気、などの有毒ガスまたは蒸気
を除去するために産業で使用するのに有用な方法であっ
て、前記含浸活性炭吸着剤は硫酸化合物を硫酸基として
10重量%までと、モリブデン化合物をモリブデンとして
10重量%までとを含浸し、かつ銅化合物および亜鉛化合
物からなる群から選択される含浸剤を少なくとも1つ含
んでいてかつ選択された銅および亜鉛の含浸剤の合計量
は銅および亜鉛として20重量%を越えることはない、有
毒ガスまたは蒸気を除去するために産業で使用するのに
有用な方法。 - 【請求項32】前記銅化合物と前記亜鉛化合物が、酸化
銅、硫酸銅、炭酸銅、硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、
銅のアンモニア錯体および亜鉛のアンモニア錯体からな
る溶質群から選ばれる含浸剤を少なくとも1つ含む溶液
を少なくとも1つ使用して活性炭上に含浸されたもので
ある含浸活性炭吸着剤を使用する請求項31に記載の有毒
ガスまたは蒸気を除去するために産業で使用するのに有
用な方法。 - 【請求項33】含浸活性炭吸着剤に約25%までのH2Oを
添加した含浸活性炭吸着剤を使用する、請求項31に記載
の有毒ガスまたは蒸気を除去するために産業で使用する
のに有用な方法。 - 【請求項34】硫酸化合物が硫酸基として約2.5から4.5
重量%存在し、モリブデン化合物がモリブデンとして約
1から4重量%存在し、銅化合物が銅として約9から13
重量%存在し、含浸活性炭中には約5から10重量%のH2
Oが添加されている含浸活性炭吸着剤を使用するもので
ある請求項31に記載の有毒ガスまたは蒸気を除去するた
めに産業で使用するのに有用な方法。 - 【請求項35】未含浸の活性炭基質が低密度のものであ
り、基質体積あたり同等重量の含浸剤を付与するため
に、未含浸活性炭基質の密度に反比例して含浸剤の量を
実質的に増加させた含浸活性炭吸着剤を使用する請求項
31に記載の有毒ガスまたは蒸気を除去するために産業で
使用するのに有用な方法。 - 【請求項36】各含浸後に、活性炭をおよそその発火点
温度までの温度で加熱することによって乾燥させた含浸
活性炭吸着剤を使用する請求項31に記載の有毒ガスまた
は蒸気を除去するために産業で使用するのに有用な方
法。 - 【請求項37】前記銅化合物および前記亜鉛化合物は、
酸化銅、硫酸銅、炭酸銅、硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜
鉛、銅のアンモニア錯体および亜鉛のアンモニア錯体か
らなる溶質群から選ばれる含浸剤を少なくとも1つ含む
溶液を少なくとも1つ使用して活性炭上に含浸されたも
のである含浸活性炭吸着剤を使用する、請求項31に記載
の有毒ガスまたは蒸気を除去するために産業で使用する
のに有用な方法。 - 【請求項38】溶媒として水性アンモニアを使用して、
活性炭に含浸させるために、硫酸基、銅、亜鉛およびモ
リブデンからなる群から選択される含浸剤の少なくとも
1つを溶解することからなる含浸活性炭吸着剤を使用す
る、請求項37に記載のガスまたは蒸気を除去するために
産業で使用するのに有用な方法。 - 【請求項39】含浸活性炭吸着剤に約25%までのH2Oが
加えられている請求項37に記載の有毒ガスまたは蒸気を
除去するために産業で使用するのに有用な方法。 - 【請求項40】活性炭中に存在する硫酸基が約2.5から
4.5重量%で、銅が約9から13重量%で、モリブデンが
約1から4重量%であり、約5から10%重量%のH2Oが
含浸活性炭に添加されている含浸活性炭吸着剤を使用す
ることからなる請求項37に記載の有毒ガスまたは蒸気を
除去するために産業で使用するのに有用な方法。 - 【請求項41】未含浸活性炭基質が低密度のものであ
り、基質体積あたり同等重量の含浸剤を付与するため
に、未含浸活性炭基質の密度に反比例して含浸剤の量を
実質的に増加させた含浸活性炭吸着剤を使用することか
らなる請求項37に記載のガスまたは蒸気を除去するため
に産業で使用するのに有用な方法。 - 【請求項42】各含浸後に、活性炭をおよそその発火点
温度までの温度で加熱することによって乾燥させた含浸
活性炭吸着剤を使用することからなる、請求項37に記載
のガスまたは蒸気を除去するために産業で使用するのに
有用な方法。 - 【請求項43】含浸活性炭吸着剤からなるガスおよび蒸
気を除去するためのフィルターであって、該含浸活性炭
吸着剤は硫酸化合物を硫酸基として10重量%までと、モ
リブデン化合物をモリブデンとして10重量%までとを含
浸し、かつ銅化合物および亜鉛化合物からなる群から選
択される含浸剤の少なくとも1つを含んでいてかつ選択
された銅および亜鉛の含浸剤の合計量は銅および亜鉛と
して20重量%を越えることはないことを特徴とするフィ
ルター。 - 【請求項44】含浸活性炭吸着剤が、含浸活性炭吸着剤
の乾燥重量に対して25重量%までのH2Oを含有している
ものである請求項43に記載のフィルター。 - 【請求項45】銅化合物が、酸化銅、硫酸銅、炭酸銅お
よび銅のアンモニア錯体からなる群から選択される銅化
合物の溶液であり、亜鉛化合物が硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、
酸化亜鉛および亜鉛のアンモニア錯体からなる群から選
択される亜鉛化合物の溶液である請求項43に記載の含浸
活性炭吸着剤含有フィルター。 - 【請求項46】請求項43または44に記載のフィルターを
装備する、タイプA、B、EおよびKのガス、蒸気およ
びその他に対する防護用呼吸マスク。 - 【請求項47】請求項43または44に記載のフィルターを
装備する、塩素、塩化水素、シアン化水素、二酸化硫
黄、硫化水素、ホルムアルデヒド、アンモニア、メルカ
プタン、臭素、フッ化水素、臭化水素、メチルアミンお
よび他のアミン、ホスゲン、四塩化炭素その他の有機蒸
気、などの物質に対する防護用呼吸マスク。 - 【請求項48】請求項43または44に記載のフィルターを
装備する呼吸マスク。 - 【請求項49】硫酸化合物を硫酸基として約2.5から4.5
重量%、銅化合物を銅として約9から13重量%、モリブ
デン化合物をモリブデンとして約1から4重量%含浸し
ており、吸着剤の乾燥重量の約5から10重量%のH2Oを
含む活性炭吸着剤からなる、タイプA、B、EおよびK
の有毒ガスを除去するための万能フィルター。 - 【請求項50】銅化合物が銅、硫酸銅または炭酸銅のい
ずれか1つの形で添加されており、亜鉛化合物が亜鉛、
硫酸亜鉛、炭酸亜鉛または酸化亜鉛のいずれか1つの形
で添加されている活性炭吸着剤からなる請求項49記載の
万能フィルター。 - 【請求項51】請求項49に記載のフィルターを装備した
呼吸マスク。
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