JP3451394B2 - フォークリフトのサイドシフト機構の自動停止装置及びその自動停止制御方法 - Google Patents

フォークリフトのサイドシフト機構の自動停止装置及びその自動停止制御方法

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JP3451394B2
JP3451394B2 JP26234198A JP26234198A JP3451394B2 JP 3451394 B2 JP3451394 B2 JP 3451394B2 JP 26234198 A JP26234198 A JP 26234198A JP 26234198 A JP26234198 A JP 26234198A JP 3451394 B2 JP3451394 B2 JP 3451394B2
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spreader
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一夫 川島
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
サイドシフト機構に係り、特に、冷凍コンテナの長さに
対応した重心位置に応じてフォークリフトのスプレッダ
のサイドシフトを停止させることが可能なフォークリフ
トのサイドシフト機構の自動停止装置及びその自動停止
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、船積された冷凍コンテナ等を
陸揚げして、冷凍物をトラック等へ積み換えした後、空
となった冷凍コンテナはフォークリフトを使用して船着
場の所定置場に積み上げておいて、冷凍コンテナを使用
するときにフォークリフト等によりトラックへ積載する
ようにしている。前記冷凍コンテナは、一般的には20
フィート又は40フィートのものが用いられている。前
記フォークリフトは、コンテナを持ち上げるためにマス
トに昇降自在に支持するスプレッダを有している。この
スプレッダは、コンテナの長さに応じて左右方向に拡張
でき、その左右端部にはコンテナを把持する把持部材を
備えている。また、前記フォークリフトは、スプレッダ
を左右方向にシフトするためにサイドシフト機構を備え
ている。
【0003】ところで、冷凍コンテナには長手方向のい
ずれかの端部に冷凍機が備えてあるので、その重心位置
はコンテナの長手方向の中心から偏心した位置にある。
したがって、従来は冷凍コンテナの長さに応じて、サイ
ドシフト機構を駆動してスプレッダを左右方向に移動さ
せることにより、冷凍コンテナの重心位置がフォークリ
フトのほぼ左右中心に来るように調整するようにしてい
る。このサイドシフト機構の駆動は、オペレータの経験
に基づく操作によって行われるので、高所でのコンテナ
の積み上げ又は積み降し作業の操作は難しく、熟練を要
する。
【0004】フォークリフトのサイドシフト機構の先行
技術として、特許第2631932号公報に開示された
ものが知られている。同公報には、フォークリフトの車
体の左右対称位置に一対のロードセンサを設け、またサ
イドシフト装置のシフトシリンダと油圧源との間に、断
続位置を有する電磁断続弁と可変流量調整弁と操作弁を
介装し、さらにロードセンサにて検出された左右の荷重
値より、この荷重値の和を演算し、その和が大きくなる
に従って可変流量調整弁を絞る信号を出力し、また左右
の荷重値より偏荷重を演算し、この偏荷重が許容値を越
えたときに電磁断続弁にこれを断位置にする信号を出力
する演算制御装置を設けたフォークリフトのサイドシフ
ト装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、オペレータの経験による手動操作に頼って、長さ
の異なる2種類の冷凍コンテナを持ち上げる作業を行っ
ているので、フォークリフトで冷凍コンテナを持ち上げ
て、同コンテナを左右に移動させたときに、車体の左右
中心に対して同コンテナの重心位置がずれていると、フ
ォークリフトが不安定となり安全上問題となる。特に、
冷凍コンテナを船着場の所定置場に何個も積み上げる作
業時には、細心の注意が必要となり、オペレータにとっ
ては苦渋作業となる。
【0006】また、上記特許第2631932号には、
本発明の要部である冷凍コンテナの長さに対応してサイ
ドシフト機構の作動を自動的に停止するようにしたフォ
ークリフトのサイドシフト機構の自動停止装置について
は開示されていない。また、ロードセンサおよび演算制
御装置が必要であり、製作コスト高となる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に着目し、ス
プレッダを左右方向に移動させるサイドシフト機構を、
冷凍コンテナの長さに対応した重心位置を選択してスプ
レッダを所定位置に自動停止できるようにして、安全な
作業ができるようにするとともに、構造が簡単でコスト
も安価なフォークリフトのサイドシフト機構の自動停止
装置及びその自動停止制御方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明に係るフォークリフトのサイ
ドシフト機構の自動停止装置の第1発明は、フォークリ
フトの車体前方に配設されたマストと、マストに昇降自
在に支持されるスプレッダと、スプレッダの伸縮部材の
左右端部に配設され、長さに応じて重心が定められた位
置にある冷凍コンテナを把持する把持部材と、スプレッ
ダを左右方向にシフトするサイドシフトシリンダを有す
るサイドシフト機構とを備えたフォークリフトにおい
て、サイドシフト機構のスプレッダの左右いずれかのシ
フト方向を選択し、その方向の起動指令を出力するサイ
ドシフト起動手段と、サイドシフト機構のサイドシフト
シリンダの作動あるいは停止を制御する作動停止手段
と、冷凍コンテナの重心位置を検知する検知手段と、冷
凍コンテナをスプレッダの把持部材で把持し、サイドシ
フト起動手段からの前記起動指令を受けたときに、サイ
ドシフトシリンダを指令されたシフト方向に作動し、前
記検知手段が冷凍コンテナの重心位置を検知したら、サ
イドシフト機構のサイドシフトシリンダを停止するよう
に作動停止手段を制御する自動停止手段とを備えた構成
としたものである。上記構成によれば、冷凍コンテナに
は、長手方向(フォ−クリフトの運転室から見て左右方
向)のいずれか一側に冷凍機が備えてあるので、冷凍コ
ンテナの重心位置は長手方向の中心にはなく、これより
偏心した位置にあるが、例えば20フィートあるいは4
0フィートのように冷凍コンテナの長さが異なる場合で
も、同一の長さに対応する重心位置はそれぞれ略一致し
ている。したがって、冷凍コンテナ毎に予め定められた
重心位置を検知する検知手段を備え、この検知手段が作
動したときにスプレッダのサイドシフト駆動を自動停止
する。従来は、オペレータが各冷凍コンテナの重心位置
を各自の経験により判断し、この判断した重心位置に基
づいて手動操作でスプレッダのサイドシフトの起動及び
停止を行っているので、操作時間がかかり、また苦渋作
業となっていた。しかし、本発明では上記のように重心
位置を自動で検出してこの重心位置が車体の左右中心に
なるように自動停止しているので、オペレータの操作が
楽になると共に、確実に重心位置を車体の左右中心に一
致させてシフト停止できる。この結果、冷凍コンテナの
重心位置で自動的にサイドシフト機構が自動停止するの
で、オペレータは安全にスプレッダでの作業を行うこと
ができる。
【0009】第2発明は、第1発明のフォークリフトの
サイドシフト機構の自動停止装置において、冷凍コンテ
ナの長さを検出し、この長さに対応した重心位置を予め
定めた複数の重心位置の中から設定する重心位置設定手
段を付設し、前記自動停止手段は、重心位置設定手段に
より設定した重心位置に相当する位置を前記検知手段が
検知したとき、サイドシフト機構のサイドシフトシリン
ダを停止させる構成としている。上記構成によれば、重
心位置設定手段により冷凍コンテナの20フィートある
いは40フィートのようなそれぞれの長さに対応した重
心位置を選択し、この選択した重心位置を検知手段が検
知したとき、サイドシフトシリンダを停止させるので、
冷凍コンテナの長さに適した重心位置にサイドシフタを
自動でシフトできる。したがって、冷凍コンテナの長さ
が異なっていても、確実に、かつ容易に重心位置でシフ
ト停止できる。
【0010】第3発明は、第1又は第2発明のフォーク
リフトのサイドシフト機構の自動停止装置において、サ
イドシフト機構のサイドシフトシリンダの自動停止機能
又は手動機能を選択する自動停止選択手段を付設し、前
記自動停止手段は、自動停止を選択しているときは、前
記検知手段が冷凍コンテナの重心位置を検知したら、サ
イドシフト機構のサイドシフトシリンダを停止させ、手
動機能を選択しているときは、サイドシフトシリンダを
手動操作可能とする構成としている。上記構成によれ
ば、自動停止選択手段により重心位置で自動的に停止さ
せるかあるいは手動操作で停止させるかを選択できるの
で、停止位置の微調整が可能となる。
【0011】第4発明は、第1又は第2発明のフォーク
リフトのサイドシフト機構の自動停止装置において、前
記検知手段は、スプレッダが冷凍コンテナの複数種の長
さに対応したそれぞれの重心位置にシフトしたことを検
出する複数の近接スイッチである構成としている。上記
構成によれば、検知手段を近接スイッチで構成したの
で、構造が簡素化されてコストも安価である。
【0012】第5発明は、第2発明のフォークリフトの
サイドシフト機構の自動停止装置において、前記重心位
置設定手段は、スプレッダが冷凍コンテナの複数種の長
さに対応したそれぞれの位置にシフトしたことを検出
し、前記複数の近接スイッチの内、この検出した冷凍コ
ンテナの長さに対応する重心位置を検出する方を選択す
る近接スイッチである 上記構成によれば、20フィートあるいは40フィート
などの異なる長さの冷凍コンテナに対して、その長さに
対応した重心位置を検知する検知用の近接スイッチを選
択し、これにより確実に冷凍コンテナをその重心位置に
サイドシフト停止させることができる。さらに、このよ
うな自動停止装置が簡単な構造で実現できるので、構造
が簡素化されてコストも安価である。
【0013】第6発明は、フォークリフトの車体前方に
配設されたマストと、マストに昇降自在に支持されるス
プレッダと、スプレッダの伸縮部材の左右端部に配設さ
れ、長さに応じて重心が定められた位置にある冷凍コン
テナを把持する把持部材と、スプレッダを左右方向にシ
フトするサイドシフトシリンダを有するサイドシフト機
構とを備えたフォークリフトにおいて、サイドシフト機
構のサイドシフトシリンダの自動停止機能又は手動機能
を選択する自動停止スイッチと、サイドシフト機構のス
プレッダの左右いずれかのシフト方向を選択し、その方
向の起動指令を出力するサイドシフトスイッチと、ソレ
ノイドへの指令に基づいて、油圧源から吐出された圧油
の下流への供給とアンロードとを切り換えるアンロード
弁と、アンロード弁とサイドシフトシリンダとの間に配
設され、アンロード弁からの圧油の流量及び出力方向を
切り換えてサイドシフトシリンダの作動あるいは停止を
制御するサイドシフト弁と、冷凍コンテナの複数種の長
さに対応したそれぞれの重心位置を検出する複数の近接
スイッチと、スプレッダが冷凍コンテナの複数種の長さ
に対応したそれぞれの位置にシフトしたことを検出し、
前記複数の近接スイッチの内、この検出した冷凍コンテ
ナの長さに対応する重心位置を検出する方を選択する近
接スイッチと、冷凍コンテナをスプレッダの把持部材で
把持し、サイドシフトスイッチからの前記起動指令を受
けたら、自動停止スイッチにより自動停止を選択してい
るとき、アンロード弁及びサイドシフト弁を介してサイ
ドシフトシリンダを指令されたシフト方向に作動し、前
記近接スイッチにより検出して選択した冷凍コンテナの
長さに対応する近接スイッチが冷凍コンテナの重心位置
を検知したら、アンロード弁及びサイドシフト弁を制御
してサイドシフトシリンダを停止させる自動停止リレー
回路とを備えた構成としている。上記構成によれば、冷
凍コンテナには、長手方向(フォ−クリフトの運転室か
ら見て左右方向)のいずれか一側に冷凍機が備えてある
ので、冷凍コンテナの重心位置は長手方向の中心にはな
く、これより偏心した位置にあるが、例えば20フィー
トあるいは40フィートのように冷凍コンテナの長さが
異なる場合でも、同一の長さに対応する重心位置はそれ
ぞれ略一致している。したがって、冷凍コンテナ毎に予
め定められた重心位置を検知する近接スイッチを備え、
自動停止機能が選択されているときには、この近接スイ
ッチが重心位置を検知したときにアンロ−ド弁及びサイ
ドシフト弁を制御してサイドシフトシリンダの駆動を自
動停止する。従来は、オペレータが各冷凍コンテナの重
心位置を各自の経験により判断し、この判断した重心位
置に基づいて手動操作でスプレッダのサイドシフトの起
動及び停止を行っているので、操作時間がかかり、また
苦渋作業となっていた。しかし、本発明では上記のよう
に重心位置を自動で検出してこの重心位置が車体の左右
中心になるように自動停止しているので、オペレータの
操作が楽になると共に、確実に重心位置を車体の左右中
心に一致させてシフト停止できる。この結果、冷凍コン
テナの重心位置で自動的にサイドシフト機構が自動停止
するので、オペレータは安全にスプレッダでの作業を行
うことができる。また、自動停止装置を各スイッチ、リ
レー回路、アンロード弁、サイドシフト弁及び近接スイ
ッチ等から構成したので、構造が簡素化されて従来に比
してコストも安価である。
【0014】第7発明は、フォークリフトの車体前方の
マストに昇降自在に支持されるスプレッダの伸縮部材の
左右端部に有する把持部材により、長さに対応した重心
位置を有する冷凍コンテナを把持し、スプレッダを左右
方向にサイドシフトした後、停止させるフォークリフト
のサイドシフト機構の停止制御方法において、スプレッ
ダで冷凍コンテナを把持した後、左右いずれかのシフト
方向を選択してその方向にスプレッダをサイドシフト
し、冷凍コンテナの長さに対応した重心位置がフォーク
リフトの左右中心に来たとき、スプレッダのサイドシフ
トを停止させる方法としている。上記方法によれば、把
持している冷凍コンテナを左右方向にサイドシフトし、
この冷凍コンテナの長さに対応する重心位置がフォーク
リフトの左右中心に来たとき、スプレッダのサイドシフ
トを自動停止する。従来は、オペレータが各冷凍コンテ
ナの重心位置を各自の経験により判断し、この判断した
重心位置に基づいて手動操作でスプレッダのサイドシフ
トの起動及び停止を行っているので、操作時間がかか
り、また苦渋作業となっていた。しかし、本発明では上
記のように重心位置を自動で検出してこの重心位置が車
体の左右中心になるように自動停止しているので、オペ
レータの操作が楽になると共に、確実に重心位置を車体
の左右中心に一致させてシフト停止できる。この結果、
冷凍コンテナの重心位置で自動的にサイドシフトが自動
停止するので、オペレータは安全にスプレッダでの作業
を行うことができる。
【0015】第8発明は、第7発明のフォークリフトの
サイドシフト機構の自動停止制御方法において、把持し
ている冷凍コンテナの長さを検出し、検出した長さに対
応して冷凍コンテナの重心位置を設定する方法としてい
る。上記方法によれば、把持している冷凍コンテナの長
さを検出し、この検出した長さに対応して重心位置を自
動的に設定しているので、オペレータが重心位置を判断
する必要がなくなり、確実に重心位置でスプレッダを停
止できる。これにより、スプレッダによる冷凍コンテナ
の荷役作業を安全に、かつ能率的に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るフォークリ
フトのサイドシフト機構の自動停止装置を図1乃至図9
により詳細に説明する。先ず、図4,図6に示すフォー
クリフト70は、車体71の前方にマスト80が傾動か
つ上下に伸縮自在に配設されている。このマスト80に
は、スプレッダ40が取着されている。このスプレッダ
40は、後述するモータ駆動により左右に張り出すこと
ができる左右端部に、左右一対の把持部材40a,40
bを備えている。把持部材40a,40bには、それぞ
れ冷凍コンテナを係止するための係止部材40h,40
iを設けてある。この左右一対の把持部材40a,40
bのそれぞれの係止部材40h,40iを、冷凍コンテ
ナ100のコーナ部に設けた孔に差し込んで把持する。
一対の把持部材40a,40bには、後述するフラッグ
が設けてある。そして、係止部材40h,40iが冷凍
コンテナ100のコーナ部に設けた孔に確実に入ったと
き、あるいは入らないときのフラッグの回転の様子を運
転室74から容易に見えるようにしてあり、これにより
ロック状態を確認できる。
【0017】図4に示すように、スプレッダ40の把持
部材40a,40bの各係止部材40h,40iが冷凍
コンテナ100に設けた孔に確実入ってロック状態であ
ることが確認された後に、マスト80を伸長してスプレ
ッダ40を2点鎖線で示す高所へ移動させ、冷凍コンテ
ナ100を持ち上げることができる。なお、75はマス
ト80を前後に傾動させるチルトシリンダであり、72
は前輪タイヤ、73は後輪タイヤである。
【0018】図5,図6には、スプレッダ40の左右一
対の把持部材40a,40bにより冷凍コンテナを持ち
上げて船着場の所定置場に冷凍コンテナ100を所定個
数積み上げる作業状態を示している。また、図7はフォ
ークリフト70の正面図である。この図に示すように、
スプレッダ40の左右一対の把持部材40a,40b
は、後述するスプレッダの駆動装置により左右方向に伸
長あるいは短縮される。
【0019】また、図8は把持部材40a,40bに取
着したフラッグ80a,80bの説明図であり、図9
は、図8の運転室74から見たZ視図である。一対の把
持部材40a,40bにはフラッグ80a,80bが設
けてあり、このフラッグ80a,80bは一側の面が青
色(ロック状態)で、他側の面が赤色(アンロック状
態)となっている。そして、係止部材40h,40iが
冷凍コンテナ100のコーナ部に設けた孔に確実に入っ
たときに、フラッグ80a,80bが図示しない駆動装
置により回転して、青色の面が運転室74から見えるよ
うにしてある。また、係止部材40h,40iが冷凍コ
ンテナ100に設けた孔に入らない状態では、赤色の面
が運転室74から見えるようにしてある。このように、
オペレータは、ハンドル90の近くに配置される座席に
座った状態で、フラッグ80a,80bが確認できる。
【0020】次に、本発明に係るフォークリフトのサイ
ドシフト機構の自動停止装置について、図1乃至図3に
基づいて説明する。図1に示すサイドシフト機構37の
自動停止スイッチ1、右サイドシフトスイッチ2及び左
サイドシフトスイッチ3は、前述の運転室74に設けた
操作レバー(図示せず)等の上面に配設されており、同
図ではそれぞれオフの状態を示している。
【0021】この自動停止スイッチ1の一端子は回路電
源(車載バッテリー)に接続され、他端子はリレー11
のコイル11Cとリレー14のコイル14Cとの並列回
路に接続されている。右サイドシフトスイッチ2の一端
子は回路電源に接続され、他端子はリレー12のコイル
12Cに接続されている。リレ−12のA接点12Aと
リレ−15のB接点15Bとの直列回路は、サイドシフ
ト弁30のソレノイド30bに接続されると共に、ダイ
オ−ド4を介してアンロ−ド弁25のソレノイド25a
に接続されている。リレ−15のB接点15Bには、リ
レ−11のB接点11Bが並列に接続されている。ま
た、左サイドシフトスイッチ3の一端子は回路電源に接
続され、他端子はリレー13のコイル13Cに接続され
ている。リレ−13のA接点13Aとリレ−16のB接
点16Bとの直列回路は、サイドシフト弁30のソレノ
イド30aに接続されると共に、ダイオ−ド5を介して
アンロ−ド弁25のソレノイド25aに接続されてい
る。リレ−16のB接点16Bには、リレ−14のB接
点14Bが並列に接続されている。
【0022】リレー17のコイル17Cの一端子は回路
電源に接続され、他端子はスプレッダの把持部材40
a,40bが冷凍コンテナ長さの20フィートに対応す
る位置にあることを検出する近接スイッチ53に接続さ
れている。また、リレー18のコイル18Cの一端子は
回路電源に接続され、他端子はスプレッダの把持部材4
0a,40bが冷凍コンテナ長さの40フィートに対応
する位置にあることを検出する近接スイッチ52に接続
されている。リレー15のコイル15C及びリレー16
のコイル16Cのそれぞれの一端子は回路電源に接続さ
れ、それぞれの他端子は共に、リレ−17のA接点17
Aと近接スイッチ51の直列回路、及びリレ−18のA
接点18Aと近接スイッチ50の直列回路に接続されて
いる。
【0023】図示しないエンジンで駆動される油圧ポン
プ20は、管路21を介してアンロード弁25と接続し
ている。アンロード弁25は管路22を介してサイドシ
フト弁30と接続している。サイドシフト弁30は管路
23を介してサイドシフトシリンダ35のヘッド室と接
続している。また、サイドシフト弁30は管路24を介
してサイドシフトシリンダ35のボトム室と接続してい
る。この管路24は、サイドシフト弁30を介して、同
弁30が中立位置、及びb位置の時に連通する管路24
aと接続している。サイドシフトシリンダ35のロッド
35aは、スプレッダ40に固着されたブラケット40
cに連結している。スプレッダ40は、サイドシフトシ
リンダ35の伸縮によりサイドシフト機構のガイド部材
36に沿って左右方向に移動自在となっている。スプレ
ッダ40の左右一対の把持部材40a,40bは、図2
及び図3で後述するスプレッダ40の駆動装置により左
右方向に伸縮自在となっている。また、スプレツダ40
には、近接スイッチ50及び近接スイッチ51が接近し
たときにそれぞれの近接スイッチ50,51を作動させ
るための鉄片50a,50b,51a,51bが固着さ
れている。
【0024】図2,図3は、スプレッダ40の作動を説
明する模式図である。図2,図3に示すように、スプレ
ッダ40の把持部材40aは、ロッド40eと連結して
いる。ロッド40eは係止部40gを介してチェーン6
2と連結している。また、スプレッダ40の把持部材4
0bは、ロッド40dと連結している。ロッド40dは
係止部40fを介してチェーン62と連結している。図
示しないモータで駆動されるスプロケット60は、無端
状のチェーン62の一側と噛み合い、同チェーン62の
他側にはアイドラ61が噛み合っている。このスプロケ
ット60が反時計回り方向に回転すると、図2に示す左
右一対の把持部材40a,40bは内側に移動し、スプ
レッダ40は縮小する。この左右一対の把持部材40
a,40bは、冷凍コンテナの長さが20フィートのと
きに、図2に示す内側の所定位置まで移動して自動停止
するようにしてあり、図示しないシフト操作手段により
起動を選択するようになっている。このとき、図2に示
す位置にロッド40eが移動したときは、ロッド40e
に固着された鉄片54aが近接スイッチ53に接近して
同スイッチ53はオン状態となり、スプレッダ40が2
0フィート長さの冷凍コンテナに対応する伸縮位置に調
整されていることを表わす。
【0025】図示しないモータで駆動されるスプロケッ
ト60が、時計回り方向に回転すると、図3に示す左右
一対の把持部材40a,40bを外側に移動し、スプレ
ッダ40は伸長する。この左右一対の把持部材40a,
40bは、冷凍コンテナの長さが40フィートのとき
に、図3に示す外側の所定位置まで移動して自動停止す
るようにしてあり、図示しないシフト操作手段により起
動を選択するようになっている。このとき、図3に示す
位置にロッド40eが移動したときは、ロッド40eに
固着された鉄片55aが近接スイッチ52に接近して同
スイッチ52はオン状態となり、スプレッダ40が40
フィート長さの冷凍コンテナに対応する伸縮位置に調整
されていることを表わす。
【0026】次に、図1乃至図3の作動について、説明
をする。先ず、冷凍コンテナの長さ20フィートのもの
をスプレッダ40の把持部材40a,40bで把持し
て、スプレッダ40を右サイドシフトしたときのサイド
シフト機構の自動停止装置について説明する。図1に示
す自動停止スイッチ1をオン作動すると、リレー11の
コイル11C及びリレー14のコイル14Cが励磁さ
れ、B接点11B及びB接点14Bはオフする。この
後、右サイドシフトスイッチ2をオン作動するとリレー
12のコイル12Cが励磁され、A接点12Aがオン状
態となる。このときリレー15のコイル15Cは励磁さ
れておらず、B接点15Bは図1に示すようにオン状態
にある。したがって、励磁電流がリレー12のA接点1
2A及びリレー15のB接点15Bを介してサイドシフ
ト弁30のソレノイド30bに流れ、同弁30をb位置
にするとともに、ダイオード4からアンロード弁25の
ソレノイド25aに流れる。このため、アンロード弁2
5はばね25bに抗してa位置に切換わる。これによ
り、油圧ポンプ20から吐出される圧油は、管路21か
らアンロード弁25のa位置を通ってサイドシフト弁3
0のb位置を介して管路23からサイドシフトシリンダ
35のヘッド室へ流入する。これと同時にサイドシフト
シリンダ35のボトム室の油は、管路24からサイドシ
フト弁30のb位置及び管路24aを介してアンロード
弁25のa位置からタンクへドレーンされる。したがっ
て、サイドシフトシリンダ35は短縮駆動されるので、
スプレッダ40は右側に移動する。
【0027】このとき、図2で説明した把持部材40
a,40bが20フィートの冷凍コンテナを把持できる
位置に移動したときに、ロッド40eに固着する鉄片5
4aが近接スイッチ53の所定範囲内に接近すると、冷
凍コンテナの20フィート長さを表わす近接スイッチ5
3がオンするので、リレー17はオンしているが、この
ときは未だ近接スイッチ51はオフしている。また、冷
凍コンテナの40フィート長さを表わす近接スイッチ5
2がオフしているので、リレー18はオフしている。こ
の状態において、サイドシフトシリンダ35を短縮駆動
してスプレッダ40を右側に移動させ、スプレッダ40
に固着された鉄片51aが近接スイッチ51の所定範囲
内に接近すると、同スイッチ51はオン作動し、リレー
17のコイル17cが励磁され、よってA接点17Aは
オン状態となっている。そして、前記近接スイッチ51
がオン作動したときに、近接スイッチ51及びリレー1
7のA接点17Aを介してリレー15のコイル15Cが
励磁される。このため、リレー15のB接点15Bがオ
フとなるので、前述のリレー12のA接点12Aからの
電流はリレー15で遮断される。これにより、アンロー
ド弁25のソレノイド25aには励磁電流が流れないの
で、同弁25はばね25bによりb位置に切換わる。同
時に、サイドシフト弁30のソレノイド30bにも励磁
電流が流れないので、同弁30は中立位置に切換わり、
サイドシフトシリンダ35は自動停止する。ここで、前
記近接スイッチ51が鉄片51aに接近する位置は、前
述の如く20フィートの冷凍コンテナの重心位置が偏心
しない位置となるように予め設定してある。
【0028】次に、冷凍コンテナ20フィートの長さの
ものをスプレッダ40の把持部材40a,40bで把持
して、スプレッダ40を左サイドシフトしたときのサイ
ドシフト機構の自動停止装置について説明する。図1に
示す自動停止スイッチ1をオン作動するとリレー11の
コイル11C及びリレー14のコイル14Cが励磁さ
れ、B接点11B及び14Bはオフする。左サイドシフ
トスイッチ3をオン作動するとリレー13のコイル13
Cが励磁され、A接点13Aがオン状態となる。このと
きリレー16のコイル16Cは励磁されておらず、B接
点16Bは図1に示すようにオン状態にある。したがっ
て、励磁電流がリレー13のA接点13A及びリレー1
6のB接点16Bを介してサイドシフト弁30のソレノ
イド30aに流れて、同弁30をa位置にするととも
に、ダイオード5からアンロード弁25のソレノイド2
5aに流れる。このため、アンロード弁25はばね25
bに抗してa位置に切換わる。これにより、油圧ポンプ
20から吐出される圧油は、管路21からアンロード弁
25のa位置を通ってサイドシフト弁30のa位置を介
して管路23からサイドシフトシリンダ35のボトム室
へ流入する。これと同時にサイドシフトシリンダ35の
ヘッド室の油は、管路23からサイドシフト弁30のa
位置及び管路24aを介してアンロード弁25のa位置
からタンクへドレーンされる。したがって、サイドシフ
トシリンダ35は伸長駆動されるので、スプレッダ40
は左側に移動する。
【0029】このとき、図2で説明した把持部材40
a,40bが20フィートの冷凍コンテナを把持できる
位置に移動したときに、ロッド40eに固着する鉄片5
4aが近接スイッチ53に所定範囲内に接近すると、冷
凍コンテナの20フィート長さを表わす近接スイッチ5
3がオンするので、リレー17はオンしているが、この
ときは未だ近接スイッチ51はオフしている。また、冷
凍コンテナの40フィート長さを表わす近接スイッチ5
2がオフしているので、リレー18はオフしている。こ
の状態において、サイドシフトシリンダ35を伸長駆動
してスプレッダ40を左側に移動させ、スプレッダ40
に固着された鉄片51bが近接スイッチ51の所定範囲
内に接近すると、同スイッチ51はオン作動し、リレー
17のコイル17cが励磁され、よってA接点17Aは
オン状態となっている。そして、前記近接スイッチ51
がオン作動したときに、近接スイッチ51及びリレー1
7のA接点17Aを介してリレー16のコイル16Cが
励磁される。このため、リレー16のB接点16Bがオ
フとなるので、前述のリレー13のA接点13Aからの
励磁電流はリレー16で遮断される。これにより、アン
ロード弁25のソレノイド25aには励磁電流が流れな
いので、同弁25はばね25bによりb位置に切換わ
る。同時に、サイドシフト弁30のソレノイド30aに
も励磁電流が流れないので、同弁30は中立位置に切換
わり、サイドシフトシリンダ35は自動停止する。ここ
で、前記近接スイッチ51が鉄片51bに接近する位置
は、前述の如く20フィートの冷凍コンテナの重心位置
が偏心しない位置となるように予め設定してある。
【0030】冷凍コンテナの長さ40フィートのときも
前述と同様に、スイッチ、リレー回路、アンロード弁及
びサイドシフト弁が作動し、サイドシフトシリンダ35
を伸長あるいは短縮駆動して、スプレッダ40を右側ま
たは左側にサイドシフトしたときの自動停止装置の要部
について説明する。先ず、40フィートの冷凍コンテナ
を把持したスプレッダ40を右側にシフトするときは、
サイドシフトシリンダを短縮駆動することにより、スプ
レッダ40は、図1に示す右側に移動して、鉄片50a
が近接スイッチ50に接近する。このとき、図3で説明
した把持部材40a,40bが40フィートの冷凍コン
テナを把持できる位置に移動したときに、ロッド40e
に固着する鉄片55aが近接スイッチ52の所定範囲内
に接近すると、冷凍コンテナの40フィート長さを表わ
す近接スイッチ52はオン作動し、リレー18のコイル
18cが励磁され、A接点18Aはオン状態となる。前
記近接スイッチ50,52がオン作動したときには、4
0フィートの冷凍コンテナをスプレッダ40の把持部材
40a,40bで把持し、40フィートの冷凍コンテナ
の重心位置にスプレッダが調整されている状態を示して
いる。そして、リレー18のコイル18cが励磁され、
A接点18Aはオン状態となるので、リレー15のコイ
ル15cが励磁される。このため、リレー15のB接点
15Bはオフとなるので、前述のリレー12からの電流
は、リレー15で遮断される。これにより、アンロード
弁25のソレノイド25aには電流が流れないので、同
弁25は、ばね25bによりb位置に切換わる。これと
同時にサイドシフト弁30のソレノイド30bにも電流
が流れないので、同弁30は中立位置に切換わるので、
サイドシフトシリンダ35は自動停止する。ここで、前
記近接スイッチ50が鉄片50aに接近する位置は、前
述の如く40フィートの冷凍コンテナの重心位置が偏心
しない位置となるように予め設定してある。
【0031】次に、40フィートの冷凍コンテナを把持
したスプレッダ40を左側にシフトするときは、サイド
シフトシリンダを伸長駆動することにより、スプレッダ
40は、図1に示す左側に移動して、鉄片50bが近接
スイッチ50に接近する。このとき、図3で説明した把
持部材40a,40bが40フィートの冷凍コンテナを
把持できる位置に移動したときに、ロッド40eに固着
する鉄片55aが近接スイッチ52の所定範囲内に接近
すると、同スイッチ52がオン作動し、リレー18のコ
イル18cが励磁され、A接点18Aはオン状態とな
る。前記近接スイッチ50,52がオン作動したとき
に、40フィートの冷凍コンテナをスプレッダ40の把
持部材40a,40bで把持し、40フィートの冷凍コ
ンテナの重心位置にスプレッダが調整されている状態と
なる。そして、リレー18のA接点18Aはオン状態で
あるので、リレー16のコイル16cが励磁される。こ
のため、リレー16のB接点16Bはオフとなるので、
リレー13からの電流は、リレー16で遮断される。こ
れにより、アンロード弁25のソレノイド25aには電
流が流れないので、同弁25は、ばね25bによりb位
置に切換わる。これと同時にサイドシフト弁30のソレ
ノイド30aにも電流が流れないので、同弁30は中立
位置に切換わるので、サイドシフトシリンダ35は自動
停止する。ここで、前記近接スイッチ50が鉄片50b
に接近する位置は、前述の如く40フィートの冷凍コン
テナの重心位置が偏心しない位置となるように予め設定
してある。
【0032】また、自動停止スイッチ1をオフ作動する
と、リレー11及びリレー14の励磁が遮断され、B接
点11B及びB接点14Bはオンする。これにより、リ
レー15のB接点15Bがオフしていても、すなわち冷
凍コンテナの長さに対応した重心位置でスプレッダ40
が自動停止している状態であっても、右サイドシフトス
イッチ2をオン作動すると、リレー12のA接点12A
とリレー11のB接点11Bとを介してサイドシフト弁
30のソレノイド30b及びアンロード弁25のソレノ
イド25aに所定の励磁電流を流す。したがって、右シ
フト方向にスプレッダ40を手動操作で移動できる。同
様にして、リレー16のB接点16Bがオフしていて
も、すなわち冷凍コンテナの長さに対応した重心位置で
スプレッダ40が自動停止している状態であっても、左
サイドシフトスイッチ3をオン作動すると、リレー13
のA接点13Aとリレー14のB接点14Bとを介して
サイドシフト弁30のソレノイド30a及びアンロード
弁25のソレノイド25aに所定の励磁電流を流す。し
たがって、左シフト方向にスプレッダ40を手動操作で
移動できる。このように、自動停止スイッチ1をオフ作
動すると、右サイドシフトスイッチ2及び左サイドシフ
トスイッチ3によるサイドシフトの手動操作が可能とな
り、例えば、自動停止した後の停止位置を微調整したい
場合等に用いることができる。
【0033】以上説明したように、スプレッダで把持し
た冷凍コンテナの長さに対応して重心位置を設定し、ス
プレッダを左右方向にサイドシフトした際に、前記設定
した重心位置が車両の左右中心に来たときに自動的にサ
イドシフトを停止するようにしている。これにより、従
来のように、オペレータの経験等によって重心位置を推
定し、手動操作で冷凍コンテナをサイドシフトし、細心
の注意を払って前記推定した重心位置に来たか否かを判
断し、これを停止させるというような判断や操作が不要
となる。したがって、オペレータの操作時の負荷が軽減
され、また確実に冷凍コンテナを重心位置で停止させる
ことができるので、操作性及び安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォークリフトのサイドシフト機
構の自動停止装置を説明する図である。
【図2】同、スプレッダの縮小時の作動を説明する模式
図である。
【図3】同、スプレッダの伸長時の作動を説明する模式
図である。
【図4】同、フォークリフトの側面図である。
【図5】同、フォークリフトで所定個数積み上げるとき
の状態を説明する図である。
【図6】同、冷凍コンテナを高所へ持ち上げたときのフ
ォークリフトを示す図である。
【図7】同、フォークリフトの正面図である。
【図8】同、スプレッダの把持部材に取着したフラッグ
を説明する図である。
【図9】同、図8のZ視図である。
【符号の説明】
1 自動停止スイッチ(自動停止選択手段) 2,3 サイドシフトスイッチ(サイドシフト起動手
段) 12,13,15,16,17,18 リレー(自動停
止手段) 25 アンロード弁(作動停止手段) 25a,30a,30b ソレノイド 30 サイドシフト弁(作動停止手段) 35 サイドシフトシリンダ 40 スプレッダ 40a,40b 把持部材 40e,40d ロッド 40f,40g 係止部 50,51 近接スイッチ(検知手段) 52,53 近接スイッチ(重心位置設定手段) 50a,50b,51a,51b,54a,55a 鉄
片 60 スプロケット 61 アイドラ 62 チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/00 - 9/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトの車体前方に配設された
    マストと、マストに昇降自在に支持されるスプレッダ
    と、スプレッダの伸縮部材の左右端部に配設され、長さ
    に応じて重心が定められた位置にある冷凍コンテナを把
    持する把持部材と、スプレッダを左右方向にシフトする
    サイドシフトシリンダを有するサイドシフト機構とを備
    えたフォークリフトにおいて、 サイドシフト機構のスプレッダ(40)の左右いずれかのシ
    フト方向を選択し、その方向の起動指令を出力するサイ
    ドシフト起動手段(2,3) と、 サイドシフト機構のサイドシフトシリンダ(35)の作動あ
    るいは停止を制御する作動停止手段(25,30) と、 冷凍コンテナの重心位置を検知する検知手段(50,51)
    と、 冷凍コンテナをスプレッダ(40)の把持部材(40a,40b) で
    把持し、サイドシフト起動手段(2,3) からの前記起動指
    令を受けたときに、サイドシフトシリンダ(35)を指令さ
    れたシフト方向に作動し、前記検知手段(51)が冷凍コン
    テナの重心位置を検知したら、サイドシフト機構のサイ
    ドシフトシリンダ(35)を停止するように作動停止手段(2
    5,30) を制御する自動停止手段(12,15,13,16,17,18) と
    を備えたことを特徴とするフォークリフトのサイドシフ
    ト機構の自動停止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォークリフトのサイド
    シフト機構の自動停止装置において、 冷凍コンテナの長さを検出し、この長さに対応した重心
    位置を予め定めた複数の重心位置の中から設定する重心
    位置設定手段(52,53) を付設し、 前記自動停止手段(12,15,13,16,17,18) は、重心位置設
    定手段(52,53) により設定した重心位置に相当する位置
    を前記検知手段(50,51) が検知したとき、サイドシフト
    機構のサイドシフトシリンダ(35)を停止させることを特
    徴とするフォークリフトのサイドシフト機構の自動停止
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフォークリフトの
    サイドシフト機構の自動停止装置において、 サイドシフト機構のサイドシフトシリンダ(35)の自動停
    止機能又は手動機能を選択する自動停止選択手段(1) を
    付設し、 前記自動停止手段(12,15,13,16,17,18) は、自動停止機
    能を選択しているときは、前記検知手段(50,51) が冷凍
    コンテナの重心位置を検知したら、サイドシフト機構の
    サイドシフトシリンダ(35)を停止させ、手動機能を選択
    しているときは、サイドシフトシリンダ(35)を手動操作
    可能とすることを特徴とするフォークリフトのサイドシ
    フト機構の自動停止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のフォークリフトの
    サイドシフト機構の自動停止装置において、 前記検知手段は、スプレッダ(40)が冷凍コンテナの複数
    種の長さに対応したそれぞれの重心位置にシフトしたこ
    とを検出する複数の近接スイッチ(50,51) であることを
    特徴とするフォークリフトのサイドシフト機構の自動停
    止装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のフォークリフトのサイド
    シフト機構の自動停止装置において、 前記重心位置設定手段は、スプレッダ(40)が冷凍コンテ
    ナの複数種の長さに対応したそれぞれの位置にシフトし
    たことを検出し、前記複数の近接スイッチ(50,51) の
    内、この検出した冷凍コンテナの長さに対応する重心位
    置を検出する方を選択する近接スイッチ(52,53) である
    ことを特徴とするフォークリフトのサイドシフト機構の
    自動停止装置。
  6. 【請求項6】 フォークリフトの車体前方に配設された
    マストと、マストに昇降自在に支持されるスプレッダ
    と、スプレッダの伸縮部材の左右端部に配設され、長さ
    に応じて重心が定められた位置にある冷凍コンテナを把
    持する把持部材と、スプレッダを左右方向にシフトする
    サイドシフトシリンダを有するサイドシフト機構とを備
    えたフォークリフトにおいて、 サイドシフト機構のサイドシフトシリンダ(35)の自動停
    止を選択する自動停止スイッチ(1) と、 サイドシフト機構のスプレッダ(40)の左右いずれかのシ
    フト方向を選択し、その方向の起動指令を出力するサイ
    ドシフトスイッチ(2,3) と、 ソレノイド(25a) への指令に基づいて、油圧源から吐出
    された圧油の下流への供給とアンロードとを切り換える
    アンロード弁(25)と、 アンロード弁(25)とサイドシフトシリンダ(35)との間に
    配設され、アンロード弁(25)からの圧油の流量及び出力
    方向を切り換えてサイドシフトシリンダ(35)の作動ある
    いは停止を制御するサイドシフト弁(30)と、 冷凍コンテナの複数種の長さに対応したそれぞれの重心
    位置を検出する複数の近接スイッチ(50,51) と、 スプレッダ(40)が冷凍コンテナの複数種の長さに対応し
    たそれぞれの位置にシフトしたことを検出し、前記複数
    の近接スイッチ(50,51) の内、この検出した冷凍コンテ
    ナの長さに対応する重心位置を検出する方を選択する近
    接スイッチ(52,53) と、 冷凍コンテナをスプレッダ(40)の把持部材(40a,40b) で
    把持し、サイドシフトスイッチ(2,3) からの前記起動指
    令を受けたら、自動停止スイッチ(1) により自動停止を
    選択しているとき、アンロード弁(25)及びサイドシフト
    弁(30)を介してサイドシフトシリンダ(35)を指令された
    シフト方向に作動し、前記近接スイッチ(52,53) により
    検出して選択した冷凍コンテナの長さに対応する近接ス
    イッチ(50,51) が冷凍コンテナの重心位置を検知した
    ら、アンロード弁(25)及びサイドシフト弁(30)を制御し
    てサイドシフトシリンダ(35)を停止させる自動停止リレ
    ー回路(11,14,12,15,13,16,17,18) とを備えたことを特
    徴とするフォークリフトのサイドシフト機構の自動停止
    装置。
  7. 【請求項7】 フォークリフトの車体前方のマストに昇
    降自在に支持されるスプレッダの伸縮部材の左右端部に
    有する把持部材により、長さに対応した重心位置を有す
    る冷凍コンテナを把持し、スプレッダを左右方向にサイ
    ドシフトした後、停止させるフォークリフトのサイドシ
    フト機構の停止制御方法において、 スプレッダ(40)で冷凍コンテナを把持した後、左右いず
    れかのシフト方向を選択してその方向にスプレッダ(40)
    をサイドシフトし、冷凍コンテナの長さに対応した重心
    位置がフォークリフトの左右中心に来たとき、スプレッ
    ダ(40)のサイドシフトを停止させることを特徴とするフ
    ォークリフトのサイドシフト機構の自動停止制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のフォークリフトのサイド
    シフト機構の自動停止制御方法において、 把持している冷凍コンテナの長さを検出し、検出した長
    さに対応して冷凍コンテナの重心位置を設定することを
    特徴とするフォークリフトのサイドシフト機構の自動停
    止制御方法。
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