JP3450970B2 - ワイヤハーネス接続部の防水具 - Google Patents
ワイヤハーネス接続部の防水具Info
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Description
ンド装置等を駆動するモータに適用されるワイヤハーネ
ス接続部の防水具に関する。
開閉移動させるパワーウインド装置やサンルーフを開閉
移動するサンルーフ装置には、駆動源としてモータが用
いられている。
ては、ウインドレギュレータ駆動用のモータがドアイン
ナパネルに対向して配置されている。また、このモータ
の電気的接続用のワイヤハーネスは、ドアインナパネル
に形成された透孔(サービスホール)を挿通した後に、
ドアインナパネルの外方に至り、電源や制御装置に接続
されている。
は、当然ながら防水性が要求される。このため、従来で
は、モータのワイヤハーネス接続部においては、このワ
イヤハーネス接続部にホットメルト等の防水処理を施し
たり、Oリングを備えた防水型のコネクタとすることに
よって、防水性を確保している。またさらに、前述した
ドアインナパネルの透孔(サービスホール)部分におい
ては、ワイヤハーネスの周囲に防水用のグロメットを固
着すると共にこのグロメットをドアインナパネルの透孔
(サービスホール)に嵌め込むことにより、車室内側へ
の浸水を防止している。
では、ワイヤハーネスが挿通されて固着される前記防水
用のグロメットを、ドアインナパネルの透孔(サービス
ホール)に嵌め込む作業が極めて煩雑で、組付け性が悪
い欠点があった。また、ワイヤハーネスの途中に防水用
のグロメットが位置した構成であるため、モータ(ワイ
ヤハーネス)毎にあるいは適用する車種毎にワイヤハー
ネスの長さやグロメットの位置を異ならせてワイヤハー
ネス等を異なる部品として設定する必要があり、部品の
共通化(標準化)を図ることができない欠点もあった。
は、モータ(ワイヤハーネス接続部)自体の防水と、ド
アインナパネルの透孔(サービスホール)の防水とを、
それぞれ独立して対策する構成であるため、防水対策を
必要とする箇所が多く、コストや組付け作業性を阻害す
る大きな原因であった。
慮し、モータのワイヤハーネス接続部及びドアインナパ
ネルの透孔(サービスホール)の防水を共に同時に行う
ことができ、コストの低減及び組付け作業性の向上を図
ると共に、適用の範囲も拡大するワイヤハーネス接続部
の防水具を得ることが目的である。
イヤハーネス接続部の防水具は、モータの電気的接続用
のワイヤハーネス接続部が車両のドアパネルに形成され
た透孔に対向して配置されると共に、前記ワイヤハーネ
スが前記透孔を挿通して前記ドアパネルの外部に至るモ
ータに適用されるワイヤハーネス接続部の防水具であっ
て、全体として軸線方向両端部が開口する略筒形に形成
され、軸線方向一端部に設けられ、前記モータのワイヤ
ハーネス接続部に固着されてシールする取付け部と、軸
線方向他端部に設けられ、前記ドアパネルの透孔の周囲
壁に圧着されてシールする圧着部と、前記取付け部と圧
着部との間の軸線方向中間部に軸線方向に沿って弾性変
形可能に形成され、弾性変形することにより前記取付け
部と圧着部との相対位置を変更可能な弾性部と、を備
え、前記弾性部が前記軸線方向に沿って弾性変形した状
態で前記圧着部が前記ドアパネルの透孔の周囲壁に圧着
されて保持される、ことを特徴としている。
水具では、取付け部がモータのワイヤハーネス接続部に
固着されてこの部分をシールし、モータ内部への浸水が
防止される。さらにこの状態で、モータのワイヤハーネ
ス接続部が車両のドアパネルの透孔に対向して配置され
る。この配置状態では、防水具の圧着部がドアパネルの
透孔の周囲壁に圧着されてこの部分をシールし、車室内
側への浸水が防止される。すなわち、単一の防水具によ
って、モータのワイヤハーネス接続部及びドアインナパ
ネルの透孔(サービスホール)の防水を共に同時に行う
ことができる。したがって、防水の対象箇所が最小限と
なり、コストの低減及び組付け作業性の向上を図ること
ができる。
ータのワイヤハーネス接続部に固着させて一体とした後
に、この防水具の圧着部を単にドアパネルの透孔の周囲
壁に圧着させるのみで全ての組み付けが完了し、従来の
如く防水用のグロメットをドアインナパネルの透孔に嵌
め込む作業が不要であるため、これによっても大幅に組
付け作業性が向上する。
接続部)とドアパネル(透孔)との間に配置された状態
では、弾性部が弾性変形することにより取付け部(すな
わち、モータのワイヤハーネス接続部)と圧着部(すな
わち、ドアインナパネルの透孔)との相対位置を変更可
能である。したがって、仮に、モータのワイヤハーネス
接続部とドアインナパネルの透孔との間の寸法が異なる
車両ドアに適用した場合であっても、あるいはモータの
取付寸法に多少の誤差等がある場合であっても、前記寸
法の差異は、弾性部が弾性変形することにより吸収され
る。これにより、従来の如くモータ(ワイヤハーネス)
毎にあるいは適用する車種毎にワイヤハーネスの長さや
グロメットの位置を異ならせてワイヤハーネス等を異な
る部品として設定する必要がなくなり、部品の共通化
(標準化)を図ることができる。
ハーネス接続部の防水具では、モータのワイヤハーネス
接続部及びドアインナパネルの透孔(サービスホール)
の防水を共に同時に行うことができ、コストの低減及び
組付け作業性の向上を図ると共に適用の範囲も拡大す
る。
部の防水具は、請求項1記載のワイヤハーネス接続部の
防水具において、前記取付け部は、軸線方向に沿って形
成され前記モータのワイヤハーネス接続部に形成された
溝に嵌入する第1の嵌入部と、軸線に直交する方向に沿
って形成され前記モータのワイヤハーネス接続部に形成
されたシール座面に圧着する第1のフランジ部と、を有
することを特徴としている。
水具では、モータのワイヤハーネス接続部に形成された
溝に第1の嵌入部が嵌入すると共に、ワイヤハーネス接
続部に形成されたシール座面に第1のフランジ部が圧着
してこの部分をシールし、モータ内部への浸水が防止さ
れ、防水性が確保される。
部の形態(例えば、電気的接続用のコネクタが直接接続
される所謂ダイレクタコネクタを用いた場合や、電気的
接続用のリード線が直接接続された所謂リード線タイプ
の場合等)に拘わらず、確実にモータのワイヤハーネス
接続部を防水することができる。
わち、第1の嵌入部が溝に嵌入し第1のフランジ部がシ
ール座面に圧着した状態)では、溝に嵌入した第1の嵌
入部が位置ずれを阻止するストッパとして作用する。こ
のため、モータに取り付けた後に防水具の取付位置がず
れることがなく、防水不良になることがない。
部の防水具は、請求項1または請求項2記載のワイヤハ
ーネス接続部の防水具において、前記圧着部は、軸線方
向に沿って形成され前記ドアパネルの透孔に嵌入する第
2の嵌入部と、軸線に直交する方向に沿って形成され前
記ドアパネルの透孔の周囲壁に圧着する第2のフランジ
部と、を有することを特徴としている。
水具では、ドアパネルの透孔に第2の嵌入部が嵌入する
と共に、ドアパネルの透孔の周囲壁に第2のフランジ部
が圧着してこの部分をシールし、車室内側への浸水が防
止され、防水性が確保される。このように、第2の嵌入
部を透孔に嵌入すると共に第2のフランジ部を透孔の周
囲壁に圧着させるのみで全ての組み付けが完了し、大幅
に組付け作業性が向上する。
わち、第2の嵌入部が透孔に嵌入し第2のフランジ部が
透孔の周囲壁に圧着した状態)では、透孔に嵌入した第
2の嵌入部が位置ずれを阻止するストッパとして作用す
る。このため、組み付けた後に防水具の取付位置がずれ
ることがなく、防水不良になることがない。
部の防水具は、請求項1または請求項2記載のワイヤハ
ーネス接続部の防水具において、前記圧着部は、前記弾
性部に連続し次第に拡径して形成されたことを特徴とし
ている。
水具では、圧着部がドアパネルの透孔の周囲壁に圧着し
てこの部分をシールし、車室内側への浸水が防止され、
防水性が確保される。このように、圧着部を透孔の周囲
壁に圧着させるのみで全ての組み付けが完了し、大幅に
組付け作業性が向上する。
して形成されており、所謂吸盤形状となっているため、
防水性を確保できるのみならず、形状が簡単で容易に製
作することができ、低コストになる。
形態に係る防水具30が適用された車両ドア10の全体
構成が断面図にて示されている。
及びドア・アウタパネル14から構成されており、ウイ
ンドガラス16を昇降させるパワーウインド装置(ウイ
ンドレギュレータ)18を備えている。ウインドレギュ
レータ18にはその駆動部にモータ20が配置されてお
り、モータ20が作動することでウインドガラス16を
昇降させることができる。このモータ20には、防水具
30が取り付けられている。
及びこの防水具30が適用されたモータ20の側面図が
示されており、図13にはこの防水具30及びモータ2
0の正面図が示されている。
ス接続部22を備えており、このワイヤハーネス接続部
22が、ドア・インナパネル12に形成された透孔(サ
ービスホール)24に対向して配置されている。このワ
イヤハーネス接続部22には電気的接続用のワイヤハー
ネス・コネクタ(図示省略)が接続され、さらにワイヤ
ハーネス(図示省略)が透孔24を挿通してドア・イン
ナパネル12の外部(車室内側)に至っている。また、
ワイヤハーネス接続部22には溝26及びシール座面2
8が形成されており、防水具30が取り付けられてい
る。
の斜視図が示されている。また、図3乃至図7には防水
具30の六面図(左右の側面図は同一のものとして一図
に省略してある)が示されている。さらに、図8乃至図
10には防水具30の断面図が示されている。
が開口する略筒形に形成されており、取付け部32、圧
着部34、及び弾性部36によって構成されている。
端部に設けられている。この取付け部32には、軸線方
向に沿って第1の嵌入部38が形成されており、モータ
20のワイヤハーネス接続部22に形成された溝26に
嵌入している。また、第1の嵌入部38の周囲には凹凸
部40が形成されており、この凹凸部40が溝26の内
周壁に圧接している。これにより、第1の嵌入部38が
確実に溝26に嵌入して抜け止めされるようになってい
る。また、取付け部32には、軸線に直交する方向に沿
って第1のフランジ部42が形成されており、モータ2
0のワイヤハーネス接続部22に形成されたシール座面
28に圧着している。さらに、第1のフランジ部42の
周縁には、カバー部44が直角方向に延出されている。
このカバー部44は、取付け部32がワイヤハーネス接
続部22に固着された状態において、ワイヤハーネス接
続部22の周縁部分を被覆するようになっており、固着
性およびシール性を一層確実なものにしている。なお、
カバー部44は第1のフランジ部42の周縁の三辺のみ
に形成されており(図3に示す如く、第1のフランジ部
42の上辺には形成されておらず)、ワイヤハーネス接
続部22の形状に対応して不要に邪魔にならないように
設定されている。
具30(取付け部32)がモータ20のワイヤハーネス
接続部22に固着されてこの部分(内方に位置するワイ
ヤハーネス・コネクタ等)をシールし、モータ20内部
への浸水を防止し防水性を確保する構成である。
られている。この圧着部34には、軸線方向に沿って第
2の嵌入部46が形成されており、ドア・インナパネル
12に形成された透孔24に嵌入している。また、圧着
部34には、軸線に直交する方向に沿って第2のフラン
ジ部48が形成されており、ドア・インナパネル12に
形成された透孔24の周囲壁に圧着している。これによ
り、防水具30(圧着部34)がドア・インナパネル1
2の透孔24の周囲壁に圧着してこの部分をシールし、
車室内側への浸水を防止し防水性を確保する構成であ
る。
の間の軸線方向中間部には、弾性部36が設けられてい
る。弾性部36は、軸線方向に沿って凹凸が連続する所
謂蛇腹状に形成されて弾性変形(伸縮)可能であり、弾
性変形(伸縮)することにより取付け部32と圧着部3
4との相対位置を変更することができる。これにより、
防水具30がモータ20(ワイヤハーネス接続部22)
とドア・インナパネル12(透孔24)との間に配置さ
れた状態では、弾性部36が弾性変形(伸縮)すること
により、取付け部32(すなわち、モータ20のワイヤ
ハーネス接続部22)と圧着部34(すなわち、ドア・
インナパネル12の透孔24)との相対位置を自動的に
吸収することができる構成である。
る。上記構成の防水具30では、図11及び図12に示
す如く、モータ20のワイヤハーネス接続部22に形成
された溝26に取付け部32の第1の嵌入部38が嵌入
すると共に、ワイヤハーネス接続部22に形成されたシ
ール座面28に第1のフランジ部42が圧着してこの部
分をシールし、モータ内部への浸水が防止され、防水性
が確保される。さらにこの状態で、モータ20のワイヤ
ハーネス接続部22がドア・インナパネル12の透孔2
4に対向して配置される。このモータ20及び防水具3
0の配置状態では、図11に示す如く、ドア・インナパ
ネル12の透孔24に圧着部34の第2の嵌入部46が
嵌入すると共に、ドア・インナパネル12の透孔24の
周囲壁に第2のフランジ部48が圧着してこの部分をシ
ールし、車室内側への浸水が防止され、防水性が確保さ
れる。
モータ20のワイヤハーネス接続部22及びドア・イン
ナパネル12のの透孔24(サービスホール)の防水を
共に同時に行うことができる。したがって、防水の対象
箇所が最小限となり、コストの低減及び組付け作業性の
向上を図ることができる。
を予めモータ20のワイヤハーネス接続部22に固着さ
せて一体とした(図12図示状態)後に、この防水具3
0の圧着部34(第2の嵌入部46)を単にドア・イン
ナパネル12の透孔24に嵌入すると共に第2のフラン
ジ部48を透孔24の周囲壁に圧着させるのみで全ての
組み付けが完了し、従来の如く防水用のグロメットをド
ア・インナパネル12の透孔24に嵌め込む作業が不要
であるため、これによっても大幅に組付け作業性が向上
する。
られた状態(すなわち、第1の嵌入部38が溝26に嵌
入し第1のフランジ部42がシール座面28に圧着した
状態)では、溝26に嵌入した第1の嵌入部38が位置
ずれを阻止するストッパとして作用する。このため、モ
ータ20に取り付けた後に防水具30の取付位置がずれ
ることがなく、防水不良になることがない。さらにこれ
と同様に、防水具30がドア・インナパネル12の透孔
24に圧着した状態(すなわち、第2の嵌入部46が透
孔24に嵌入し第2のフランジ部48が透孔24の周囲
壁に圧着した状態)では、透孔24に嵌入した第2の嵌
入部46が位置ずれを阻止するストッパとして作用す
る。このため、組み付けた後に防水具30の取付位置が
ずれることがなく、防水不良になることがない。
ハーネス接続部22)とドア・インナパネル12(透孔
24)との間に配置された状態(図11図示状態)で
は、弾性部36が弾性変形(伸縮)することにより取付
け部32(すなわち、モータ20のワイヤハーネス接続
部22)と圧着部34(すなわち、ドア・インナパネル
12の透孔24)との相対位置を変更可能である。した
がって、仮に、モータ20のワイヤハーネス接続部22
とドア・インナパネル12の透孔24との間の寸法が異
なる車両ドアに適用した場合であっても、あるいはモー
タ20の取付寸法に多少の誤差等がある場合であって
も、前記寸法の差異は、弾性部36が弾性変形(伸縮)
することにより吸収される。これにより、従来の如くモ
ータ20(ワイヤハーネス)毎にあるいは適用する車種
毎にワイヤハーネスの長さやグロメットの位置を異なら
せてワイヤハーネス等を異なる部品として設定する必要
がなくなり、部品の共通化(標準化)を図ることができ
る。
具30では、モータ20のワイヤハーネス接続部22及
びドア・インナパネル12の透孔24の防水を共に同時
に行うことができ、コストの低減及び組付け作業性の向
上を図ると共に、適用の範囲も拡大する。
モータ20のワイヤハーネス接続部22には、電気的接
続用のワイヤハーネス・コネクタが直接接続される所謂
ダイレクタコネクタが用いられる構成としたが、これに
限らず、図15に示すモータ50の如く、ワイヤハーネ
ス接続部52に電気的接続用のリード線54が直接接続
された所謂リード線タイプの場合であっても当然に適用
可能である。この場合であっても、モータ50のワイヤ
ハーネス接続部52及びドア・インナパネル12の透孔
24を確実に防水することができる。
態に係る防水具60が正面図にて示されており、図17
にはこの防水具60が図16の17−17線に沿った断
面図にて示されている。
64、及び弾性部66によって構成されている。
態に係る防水具30と基本的に同一構造とされており、
軸線方向に沿って第1の嵌入部68が形成されている。
また、第1の嵌入部68の周囲には軸線方向に沿って複
数の凸部69が形成されており、第1の嵌入部68がモ
ータ20のワイヤハーネス接続部22に形成された溝2
6に嵌入した際に、この凸部69が溝26に圧接する。
また、取付け部62には、軸線に直交する方向に沿って
第1のフランジ部70が形成されており、モータ20の
ワイヤハーネス接続部22に形成されたシール座面28
に圧着する。以上の構成の取付け部62によって、防水
具60(取付け部62)がモータ20のワイヤハーネス
接続部22に固着されてこの部分(内方に位置するワイ
ヤハーネス・コネクタ等)をシールし、モータ20内部
への浸水を防止し防水性を確保する構成である。
連続し弾性部66から圧着部64へかけて次第に拡径し
て形成されており、全体として所謂吸盤形に形成されて
いる。この圧着部64が、ドア・インナパネル12に形
成された透孔24の周囲壁に圧着してこの部分をシール
し、車室内側への浸水を防止し防水性を確保することが
できる。またさらに、弾性部66は弾性変形可能であ
り、弾性変形することにより取付け部62と圧着部64
との相対位置を変更することができる。これにより、防
水具60がモータ20(ワイヤハーネス接続部22)と
ドア・インナパネル12(透孔24)との間に配置され
た状態では、弾性部66が弾性変形することにより、取
付け部62(すなわち、モータ20のワイヤハーネス接
続部22)と圧着部64(すなわち、ドア・インナパネ
ル12の透孔24)との相対位置を自動的に吸収するこ
とができる構成である。
ワイヤハーネス接続部22に形成された溝26に取付け
部62の第1の嵌入部68が嵌入すると共に、ワイヤハ
ーネス接続部22に形成されたシール座面28に第1の
フランジ部70が圧着してこの部分をシールし、モータ
内部への浸水が防止され、防水性が確保される。さらに
この状態で、モータ20のワイヤハーネス接続部22が
ドア・インナパネル12の透孔24に対向して配置され
る。このモータ20及び防水具60の配置状態では、ド
ア・インナパネル12の透孔24の周囲壁に圧着部64
が圧着してこの部分をシールし、車室内側への浸水が防
止され、防水性が確保される。
モータ20のワイヤハーネス接続部22及びドア・イン
ナパネル12のの透孔24(サービスホール)の防水を
共に同時に行うことができる。したがって、防水の対象
箇所が最小限となり、コストの低減及び組付け作業性の
向上を図ることができる。
を予めモータ20のワイヤハーネス接続部22に固着さ
せて一体とした後に、この防水具60の圧着部64を単
にドア・インナパネル12の透孔24の周囲壁に圧着さ
せるのみで全ての組み付けが完了し、従来の如く防水用
のグロメットをドア・インナパネル12の透孔24に嵌
め込む作業が不要であるため、これによっても大幅に組
付け作業性が向上する。
られた状態(すなわち、第1の嵌入部68が溝26に嵌
入し第1のフランジ部70がシール座面28に圧着した
状態)では、溝26に嵌入した第1の嵌入部68が位置
ずれを阻止するストッパとして作用する。このため、モ
ータ20に取り付けた後に防水具60の取付位置がずれ
ることがなく、防水不良になることがない。
ハーネス接続部22)とドア・インナパネル12(透孔
24)との間に配置された状態では、弾性部66が弾性
変形することにより取付け部62(すなわち、モータ2
0のワイヤハーネス接続部22)と圧着部64(すなわ
ち、ドア・インナパネル12の透孔24)との相対位置
を変更可能である。したがって、仮に、モータ20のワ
イヤハーネス接続部22とドア・インナパネル12の透
孔24との間の寸法が異なる車両ドアに適用した場合で
あっても、あるいはモータ20の取付寸法に多少の誤差
等がある場合であっても、前記寸法の差異は、弾性部6
6が弾性変形(伸縮)することにより吸収される。これ
により、従来の如くモータ20(ワイヤハーネス)毎に
あるいは適用する車種毎にワイヤハーネスの長さやグロ
メットの位置を異ならせてワイヤハーネス等を異なる部
品として設定する必要がなくなり、部品の共通化(標準
化)を図ることができる。
具60では、モータ20のワイヤハーネス接続部22及
びドア・インナパネル12の透孔24の防水を共に同時
に行うことができ、組付け作業性の向上を図ると共に、
適用の範囲も拡大する。
性部66に連続し次第に拡径して形成されており、所謂
吸盤形状となっているため、防水性を確保できるのみな
らず、形状が簡単で容易に製作することができ、低コス
トになる。
ーネス接続部の防水具は、モータのワイヤハーネス接続
部及びドアインナパネルの透孔(サービスホール)の防
水を共に同時に行うことができ、コストの低減及び組付
け作業性の向上を図ると共に、適用の範囲も拡大すると
いう優れた効果を有している。
から視た斜視図である。
から視た斜視図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
の8−8線に沿った断面図である。
部が圧縮されて縮まった状態の図8に対応する断面図で
ある。
5の10−10線に沿った断面図である。
この防水具が適用されたモータの一部破断した側面図で
ある。
この防水具が適用されたモータを示し、防水具の自然状
態における図11に対応する一部破断した側面図であ
る。
この防水具が適用されたモータの正面図である。
用された車両ドアの全体構成を示す断面図である。
の適用例を示すモータの正面図である。
面図である。
16の17−17線に沿った断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 モータの電気的接続用のワイヤハーネス
接続部が車両のドアパネルに形成された透孔に対向して
配置されると共に、前記ワイヤハーネスが前記透孔を挿
通して前記ドアパネルの外部に至るモータに適用される
ワイヤハーネス接続部の防水具であって、 全体として軸線方向両端部が開口する略筒形に形成さ
れ、 軸線方向一端部に設けられ、前記モータのワイヤハーネ
ス接続部に固着されてシールする取付け部と、 軸線方向他端部に設けられ、前記ドアパネルの透孔の周
囲壁に圧着されてシールする圧着部と、 前記取付け部と圧着部との間の軸線方向中間部に軸線方
向に沿って弾性変形可能に形成され、弾性変形すること
により前記取付け部と圧着部との相対位置を変更可能な
弾性部と、 を備え、 前記弾性部が前記軸線方向に沿って弾性変形した状態で
前記圧着部が前記ドアパネルの透孔の周囲壁に圧着され
て保持される、 ことを特徴とするワイヤハーネス接続部の防水具。 - 【請求項2】 前記取付け部は、軸線方向に沿って形成
され前記モータのワイヤハーネス接続部に形成された溝
に嵌入する第1の嵌入部と、軸線に直交する方向に沿っ
て形成され前記モータのワイヤハーネス接続部に形成さ
れたシール座面に圧着する第1のフランジ部と、を有す
ることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス接続
部の防水具。 - 【請求項3】 前記圧着部は、軸線方向に沿って形成さ
れ前記ドアパネルの透孔に嵌入する第2の嵌入部と、軸
線に直交する方向に沿って形成され前記ドアパネルの透
孔の周囲壁に圧着する第2のフランジ部と、を有するこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載のワイヤハ
ーネス接続部の防水具。 - 【請求項4】 前記圧着部は、前記弾性部に連続し次第
に拡径して形成されたことを特徴とする請求項1または
請求項2記載のワイヤハーネス接続部の防水具。
Priority Applications (2)
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