JP3447137B2 - 原稿搬送型の読取装置 - Google Patents
原稿搬送型の読取装置Info
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Description
ーしたりファクシミリ送信したりする場合に使用する読
取装置に関する。特に、読取光学系を移動して原稿内容
の読取りを行う読取光学系移動型ではなく、原稿の方を
ベルト等で搬送して読取りを行う原稿搬送型の読取装置
に関する。
に、たとえば図7および図8に概略的に示すが、出願人
がすでに提案している読取装置1がある(平成5年特許
願第321389号参照)。
2を原稿搬送方向イ前後(図中左右)に張り渡し、その
搬送方向イ前側でベルト2上に読取ユニット4を設け、
その読取ユニット4をスプリング3で付勢して該ベルト
2に押し当てる構成とする。読取ユニット4は、読取セ
ンサ5と、その読取センサ5を支持する対向側板6・6
と、それら側板6・6で支持する平行なローラ軸7・7
と、それらローラ軸7・7上に設ける押え弾性ローラ8
と、その押え弾性ローラ8と同径でローラ軸7・7の両
端に設けて直接ベルト2に押し当てる駆動コロ9とを備
える。
そのベルト2で駆動コロ9を回転して同軸上の押え弾性
ローラ8を回転し、その押え弾性ローラ8で原稿Gを押
えながら搬送し、その原稿Gの原稿内容を読取センサ5
で読み取っていた。
取装置では、原稿搬送の安定性を確保すべく、押え弾性
ローラ8を弾性変形しやすく、原稿Gが比較的厚手の場
合にも、駆動コロ9がベルト2から離れないようにして
いた。
は、読取ユニット4をスプリング3で付勢してベルト2
に押し当てるから、比較的厚手の原稿Gを搬送するとき
に、たとえば図10に示すように、押え弾性ローラ8が
大きく弾性変形し、そのため、読取原稿の厚さによって
読取センサ5と原稿G間の距離が一定に保たれず、その
結果、読取精度の低下を招いていた。
読取装置において、駆動コロの浮き上りが原因で原稿の
搬送不良を起すことなく、読取手段と原稿間の距離をほ
ぼ一定に保って読取精度を良くすることにある。
稿搬送型の読取装置は、たとえば以下の図示実施例に示
すように、載置した原稿Gを搬送するエンドレスのスク
リーンシート15のようなシート状搬送部材と、そのシ
ート状搬送部材上に設けてトグルスプリング45のよう
な弾性部材で付勢してそれに押し当てる読取ユニット2
0とを有し、その読取ユニット20を、前記シート状搬
送部材上の原稿Gの原稿内容を読み取る読取センサ23
のような読取手段と、その読取手段を支持する対向側板
22のような支持部材と、その支持部材で支持するロー
ラ軸25と、そのローラ軸25上に設けて原稿Gを介し
て前記シート状搬送部材に押し当てる押え弾性ローラ3
0と、その押え弾性ローラ30よりも小径で前記ローラ
軸25上に設ける剛性ローラ40と、前記押え弾性ロー
ラ30よりも大径で前記ローラ軸25上に設けて直接前
記シート状搬送部材に押し当てる駆動弾性コロ35とで
構成してなる、ことを特徴とする。
図示実施例に示すように、請求項1に記載の読取装置に
おいて、1つの前記弾性部材により、前記読取ユニット
20をシート状搬送部材に向け付勢するとともに原稿G
の搬送方向イに向けても付勢してなる、ことを特徴とす
る。
搬送部材上に原稿Gを載置し、シート状搬送部材を駆動
し、そのシート状搬送部材で駆動弾性コロ35を回転し
てローラ軸25上の剛性ローラ40および押え弾性ロー
ラ30を回転し、その押え弾性ローラ30で原稿Gを押
えながら搬送する。そのとき、押え弾性ローラ30は、
剛性ローラ40より半径が大きい分を限度に、原稿Gに
対する押当て部分を弾性変形しながら回転する。それと
ともに、駆動弾性コロ35は、シート状搬送部材に対す
る押当て部分を弾性変形しながら、シート状搬送部材に
直接押し当てて回転する。そして、読取手段により原稿
Gの原稿内容を読み取る。
20を、1つの弾性部材によりシート状搬送部材に向け
付勢するとともに原稿Gの搬送方向イに向けても付勢す
る。
について説明する。図1および図2に、この発明の原稿
搬送型読取装置の一実施例であるコピーボードを示す。
示す。ケース10は、下ケース10aとその下ケース1
0a上の上ケース10bとで比較的薄手の箱形に形成
し、表側に大きな矩形の原稿セット窓10cを設ける。
さらに、図示しないが、長さ方向前側の側面に原稿排出
口10dを設けてなる。
の長さ方向前後(図中左右)に、駆動ローラ13および
従動ローラ14をローラ軸11・12を幅方向に向けて
配置し、各ローラ軸11・12の両端をそれぞれ支持ブ
ラケット16で支持する。そして、両ローラ13・14
間にエンドレスのスクリーンシート15を掛ける。しか
して、従動ローラ14をスプリング(図示省略)で付勢
して該スクリーンシート15を両ローラ13・14間に
張り渡してなる。また、スクリーンシート15の内側に
裏板(図示省略)を設け、その裏板でスクリーンシート
15の張渡し部分の上側内面を裏当てし、その裏当てし
た部分の表面側を原稿セット窓10cから外部へと臨ま
せ、そこにフラットな手書き面15aを形成してなる。
0内でスクリーンシート15の図1中上側に、シート駆
動手段Aを備える。シート駆動手段Aは、正逆駆動可能
なモータ17とギヤ列18を備える。そして、そのギヤ
列18の1つのプーリ18aと、駆動ローラ13のロー
ラ軸11上に設けるプーリ11a間にタイミングベルト
19を掛け渡して構成する。
(図1中左側)でスクリーンシート15の上方に、読取
ユニット20を備える。読取ユニット20は、ケース1
0の幅方向に外形が細長箱形の読取センサ23を有し、
その読取センサ23の両端をそれぞれ対向側板22・2
2に固定してそれらで支持する。
うに、読取センサ23を間に挟んだ前後両側にローラ軸
25・25を配置し、それらローラ軸25・25を対向
側板22・22で回転自在に支持する。図3に示すよう
に、対向側板22・22には、その中央で上下に位置決
めピン26およびばね掛けピン27を外向きに立ててな
る。
5・25上にそれぞれ複数の押え弾性ローラ30を間隔
をあけて設けるとともに、同じローラ軸25・25の両
端に駆動弾性コロ35を設けてなる。押え弾性ローラ3
0および駆動弾性コロ35は、ともにゴムやスポンジな
どの弾性変形可能な材料で形成する。駆動弾性コロ35
は、図4に示すように押え弾性ローラ30より大径に形
成し、手書き面15aの幅方向外側位置に配置してな
る。
性コロ35および押え弾性ローラ30とともに、剛性ロ
ーラ40を間に設ける。剛性ローラ40は、弾性変形し
ない硬い樹脂やゴムなどで、押え弾性ローラ30より小
径に形成してなる。
体を、図3に示す取付ブラケット31で保持してケース
10により支持する。取付ブラケット31は、T形の支
持板部31aの中央で上下に長穴31b・31cをあ
け、長穴31bの横でばね掛けピン32を外向きに立て
てなる。しかして、取付ブラケット31は、図3中上側
に直角に曲げたねじ止め用の取付板部31dを有し、図
5に示すように、その取付板部31dで上ケース10b
にねじ止めしてなる。
1bに位置決めピン26を貫通し、長穴31cにばね掛
けピン27を貫通し、該ばね掛けピン27先端の円周溝
にトグルスブリング45の一端を掛け、他端をばね掛け
ピン32先端の円周溝に掛けてなる。しかして、読取ユ
ニット20を、トグルスブリング45でスクリーンシー
ト15に対し斜め下向き(図5中矢印ロ方向)に常時付
勢して押え弾性ローラ30および駆動弾性コロ35をス
クリーンシート15に押し当ててなる。その状態では、
駆動弾性コロ35は、その押当て部分が押え弾性ローラ
30よりも半径が大きな分だけ余分につぶれたように弾
性変形してなる。
示すように、ケース10内でシート駆動手段Aの横に、
サーマルプリンタBを備えるとともに、サーマルプリン
タBの図1中上側に該プリンタで記録を行うサーマルロ
ール紙Pを備えてなる。
テーブルの上に載置した状態で使用する。そしてまず、
このコピーボードを使用し、ある厚さの原稿のコピーを
取る場合、その原稿を手書き面15a上に載置する。そ
して、先端を押え弾性ローラ30に突き当て、センタ基
準または片側基準で原稿をセットする。
を押してコピーを開始する。そして、シート駆動手段A
のモータ17を駆動してスクリーンシート15を作動
し、そのスクリーンシート15で駆動弾性コロ35を回
転して同軸上の剛性ローラ40および押え弾性ローラ3
0を回転し、その押え弾性ローラ30で図6に示すよう
に原稿Gを押えながら搬送する。
ラ30は、原稿に対する押当て部分を弾性変形しながら
回転する。それとともに、駆動弾性コロ30は、スクリ
ーンシート15に対する押当て部分を弾性変形しなが
ら、そのシート15に直接押し当てて回転する。そし
て、それらローラ30・35およびコロ40の回転に同
期して読取センサ23で原稿Gの原稿内容を読み取ると
ともに、適宜用紙搬送手段でサーマルロール紙Pを引き
出してそれに読取内容をサーマルプリンタBで縮小記録
する。
しないが、用紙排出口から上方に排出して適宜長さにカ
ットする。一方、読取後の原稿Gを原稿排出口10dか
ら横に排出する。
合には、原稿を押え弾性ローラ30で押え、スクリーン
シート15に駆動弾性コロ35を直接押し当てたとき
に、押当て部分が同様に余分につぶれた状態で回転す
る。
手の場合は、その搬送時、駆動弾性コロ30を弾性変形
して押え弾性ローラ30を原稿Gに接触し、その押え弾
性ローラ30および駆動弾性コロ30を弾性変形して剛
性ローラ40を原稿Gに接触することで、その剛性ロー
ラ40より半径が大きい分を限度として押え弾性ローラ
30を弾性変形しながら回転する。
て利用することもできる。その場合は、水性ペン等のよ
うな筆記具を使って絵や文字などを手書き面15a上に
描く。その手書き内容は、適宜ボード拭きで手書き面1
5aを拭くことにより消すことができる。また、その前
の絵などを消さないで引き続き新しい手書き面15a上
に画像を描きたいときは、図示省略したが、シート送り
キーおよびシート戻しキーを操作してスクリーンシート
15を適宜正逆駆動し、そのスクリーンシート15を送
って何も書いていない手書き面15aを繰り出す。
15aに描いた手書き内容を保存したいときは、上述の
ようにコピースイッチを押してスクリーンシート15を
駆動し、手書き面15aを搬送方向イに移動しながら、
手書き内容を読取センサ23で読み取り、その読取内容
をサーマルプリンタBでサーマルロール紙Pに記録して
コピーを得る。そして、そのように原稿を載せないでス
クリーンシート15を移動するだけの場合も、同様に、
駆動弾性コロ35を、その押当て部分が押え弾性ローラ
30よりも半径が大きな分だけつぶれた状態で回転す
る。
搬送部材を樹脂製のスクリーンシート15を用いて構成
したが、それに限らず、ゴム製のベルトなどを用いて構
成してもよい。
送型の読取装置において、シート状搬送部材に原稿を介
して押し当てる押え弾性ローラよりも小径の剛性ローラ
を、同じローラ軸上に設けることにより、押え弾性ロー
ラで原稿を押えながら搬送するとき、該押え弾性ローラ
の弾性変形量を剛性ローラで規制する構成とするから、
従来のように読取原稿が厚いときに押え弾性ローラが大
きく弾性変形しすぎて読取手段と原稿間の距離がずれる
ことを阻止し、これにより、原稿の厚さに関係なく、読
取手段と原稿間の距離をほぼ一定に保って読取精度を良
くすることができる。
性ローラとともに、その押え弾性ローラよりも大径の駆
動弾性コロをローラ軸上に設けて直接シート状搬送部材
に押し当てる構成とするから、厚手の原稿の搬送時で
も、駆動弾性コロがシート状搬送部材から浮き上がるこ
とを阻止し、この駆動弾性コロの浮き上りが原因で原稿
の搬送不良を起すことを防止することもできる。
性部材により、常時読取ユニットをシート状搬送部材に
向け付勢するとともに原稿の搬送方向に向けても付勢す
る構成とするから、シート状搬送部材を駆動するときに
発生する振動やバックラッシュなどが原因で、原稿の搬
送方向前後に読取手段の原稿読取位置がずれることを阻
止し、これにより、読取精度を向上させることができ
る。
横断面図である。
ブラケットとトグルスプリングの分解斜視図である。
性ローラと剛性ローラと駆動弾性コロの大きさを比較す
る部分拡大図である。
の取付状態説明図である。
稿押え状態および駆動弾性コロのスクリーンシート押当
て状態を示す状態説明図である。
る。
態を示す状態説明図である。
弾性変形状態を示す状態説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 載置した原稿を搬送するエンドレスのシ
ート状搬送部材と、そのシート状搬送部材上に設けて弾
性部材で付勢してそれに押し当てる読取ユニットとを有
し、 その読取ユニットを、前記シート状搬送部材上の原稿の
原稿内容を読み取る読取手段と、その読取手段を支持す
る支持部材と、その支持部材で支持するローラ軸と、そ
のローラ軸上に設けて原稿を介して前記シート状搬送部
材に押し当てる押え弾性ローラと、その押え弾性ローラ
よりも小径で前記ローラ軸上に設ける剛性ローラと、前
記押え弾性ローラよりも大径で前記ローラ軸上に設けて
直接前記シート状搬送部材に押し当てる駆動弾性コロと
で構成してなる、 原稿搬送型の読取装置。 - 【請求項2】 1つの前記弾性部材により、前記読取ユ
ニットをシート状搬送部材に向け付勢するとともに原稿
の搬送方向に向けても付勢してなる、請求項1に記載の
原稿搬送型の読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03172395A JP3447137B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原稿搬送型の読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03172395A JP3447137B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原稿搬送型の読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201929A JPH08201929A (ja) | 1996-08-09 |
JP3447137B2 true JP3447137B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=12338973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03172395A Expired - Fee Related JP3447137B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原稿搬送型の読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3447137B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4397632B2 (ja) | 2003-06-30 | 2010-01-13 | ブラザー工業株式会社 | 原稿搬送装置 |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP03172395A patent/JP3447137B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08201929A (ja) | 1996-08-09 |
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