JP3289791B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP3289791B2 JP00775293A JP775293A JP3289791B2 JP 3289791 B2 JP3289791 B2 JP 3289791B2 JP 00775293 A JP00775293 A JP 00775293A JP 775293 A JP775293 A JP 775293A JP 3289791 B2 JP3289791 B2 JP 3289791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置,イ
メージスキャナなどの原稿読取装置に適用され、複数積
載された原稿を1枚ずつ分離搬送して原稿読取位置へ送
る原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のファクシミリ装置の概略構
成図であり、1は装置本体、2は装置本体1上に設けら
れ、原稿3が積載される原稿載置台、4は各種の操作キ
ーなどが設けられているオペレーションボードであり、
このオペレーションボード4の下部における原稿載置台
2の延長部分には、ピックアップコロ5,このピックア
ップコロ5に対向設置された加圧板6,分離コロ7とフ
ィードコロ8とからなる原稿分離搬送部9,原稿読取部
10,この原稿読取部10へ原稿3を所定速度で搬送する搬
送ローラ11,読取終了後の原稿3を外部に搬送するため
の排紙ローラ12などからなる原稿搬送部13が設置されて
いる。
【0003】前記原稿搬送部13の下部には、原稿面を照
明する光源15,原稿からの反射光をCCD(電荷結合素
子)16方向へ偏向させる反射ミラー17,CCD16前に設
置された結像レンズ18などからなる原稿読取光学系19が
設置されている。
【0004】前記原稿読取光学系19の下部には、ロール
状の感熱記録紙20,サーマルヘッド21,プラテンローラ
22,記録紙カッタ23,記録紙排紙ローラ24などからなる
記録部25が設置されている。
【0005】前記ファクシミリ装置において、受信時に
は、サーマルヘッド21とプラテンローラ22間で受信デー
タに基づいて感熱記録紙20に対して公知のように印字が
なされ、印字後の感熱記録紙20が記録紙カッタ23で所定
長に切断され、記録紙排紙ローラ24によって外部へ排出
される。
【0006】また送信時には、原稿3を原稿載置台2に
載置し、加圧板6とピックアップコロ5間に送り込み、
送信動作を開始させると、積載された原稿3の最下位紙
からピックアップコロ5が原稿分離搬送部9へ給紙す
る。原稿分離搬送部9ではピックアップコロ5から原稿
3が重送されてきたとき、分離コロ7とフィードコロ8
とにより原稿を1枚ずつに分離して搬送ローラ11へ送
る。
【0007】原稿3は、搬送ローラ11および排紙ローラ
12により搬送されながら、原稿読取部10で光源15によっ
て照明されてCCD16などによる公知の光学的画像読
取,画像データ出力が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記ファクシミ
リ装置における原稿搬送部13では、機能的に大きく区分
して、原稿をプリフィードするためのピックアップコロ
5と、原稿が重送されてきたときに1枚ずつに分離して
搬送する原稿分離搬送部9と、原稿を所定速度で原稿読
取部10へ送る搬送ローラ11とが必要であり、各部を構成
するコロ,ローラおよびそれらの関連部品により構造が
複雑になり、しかもそれらの設置スペースが必要であっ
て、コスト高と装置全体を大型にする1つの原因となっ
ていた。
【0009】本発明の目的は、構成の簡素化が図れ、コ
ストダウンと小型化を可能にする原稿搬送装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数積載された原稿に接して原稿を順次
給紙するピックアップコロと、駆動力を受けて回転する
送りローラと、この送りローラに接して連れ回りする対
向ローラとからなり、給紙された原稿を受けて原稿読取
部に原稿を所定速度で搬送する原稿搬送装置において、
前記送りローラと前記対向ローラとにおける少なくとも
表面をそれぞれ略同一特性の材料で形成し、前記送りロ
ーラと前記対向ローラによって、重送された原稿を1枚
に分離搬送可能にし、前記対向ローラに、対向ローラと
連動し、かつ前記ピックアップローラに駆動力を与える
ための伝達手段を設け、前記対向ローラが前記送りロー
ラに圧接したときに前記対向ローラが得る回転力のみを
前記伝達手段の前記ピックアップローラに対する回転駆
動力としたことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記の手段によれば、原稿を所定速度で搬送す
るための搬送ローラを構成する送りローラと対向ローラ
の接触表面が同じ材料であるので、送りローラが回転駆
動されると対向ローラが連れ回りすることになり、原稿
1枚が送りローラと対向ローラ間に入れば、そのまま原
稿読取部へ搬送され、原稿が重送されると送りローラが
最下位の原稿のみを原稿読取部へ搬送することになり、
ローラが原稿分離搬送手段を兼ねることになり、さら
に対向ローラを回転させると伝達手段を介してピックア
ップローラに回転駆動力が与えられ、また対向ローラが
送りローラに圧接して連れ回りするときの送りローラか
らの対向ローラへの回転力のみで前記伝達手段を回転駆
動させるので、ピックアップコロの回転駆動機構が簡単
になり、しかもピックアップコロと搬送ローラ間におけ
る原稿の搬送タイミングがよくなる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は本発明の一実施例における要部の正
面を示す構成図、図2は図1の要部の平面状態を示す構
成図であり、装置本体1上に設けられた原稿載置台2の
上方に、ピックアップコロ30が設置され、さらに原稿搬
送路である原稿載置台2の延長部分には、原稿搬送路を
遮断する上下動可能なシャッタ31,送りローラ32および
対向ローラ33からなる搬送ローラ34が配設されている。
【0020】前記送りローラ32には、モータ35からの回
転駆動力がモータギヤ36,アイドラギヤ37,ローラギヤ
38を介して伝達する。また対向ローラ33は、回転支軸39
に弾接する加圧板ばね40の付勢力を受け、送りローラ32
の上側で圧接している。さらに対向ローラ33の前記回転
支軸39には、前記ピックアップコロ30に設けられた従動
ギヤ41とベルト42を介して連結する伝達手段である駆動
ギヤ43が設けられている。
【0021】前記送りローラ32と対向ローラ33とは、少
なくとも表面がゴム材、もしくは互いに略同一特性の材
料で形成されている。なお図2中の44は、ピックアップ
コロ30の回転軸45に設けられたスプリングクラッチであ
る。
【0022】本実施例は、いわゆる上繰りの搬送装置で
あって、この上繰りの場合には、積載された原稿の最上
位のものから搬送される。
【0023】すなわち、原稿載置台2に載置された原稿
3は、先端がシャッタ31と当接して所定位置にセットさ
れることになる。この状態で搬送動作が開始され、モー
タ35が回転し始める。モータ35の回転駆動力は、モータ
ギヤ36,アイドラギヤ37,ローラギヤ38を介して送りロ
ーラ32に伝達され、送りローラ32を回転させる。対向ロ
ーラ33は、表面が送りローラ32と同一材質であるので、
送りローラ32が回転すると連れ回りする。
【0024】対向ローラ33が回転すると、回転力が対向
ローラ33の駆動ギヤ43からベルト42を介してピックアッ
プコロ30の従動ギヤ41に伝達され、ピックアップコロ30
を回転させる。このピックアップコロ30の回転の前に、
シャッタ31は適宜の手段によって上方に移動される。
【0025】ピックアップコロ30が回転すると原稿3は
搬送ローラ34のニップ部まで送られるが、原稿が重送さ
れたときには搬送ローラ34にて分離搬送が行われ、1枚
の原稿のみを図7に基づいて説明した原稿読取部10へ所
定速度で搬送する。
【0026】図3は搬送ローラ34部分における力の関係
を説明するための説明図であり、2枚の原稿3が送りロ
ーラ32と対向ローラ33のニップ部に入った状態を示して
いる。ここで2枚の原稿3のうちで上位の原稿の搬送を
阻止するための原稿阻止力Taは、(数1)の式が成立す
るように設定される。
【0027】
【数1】Ta>FC−RD+RB ここで、
【0028】
【数2】FC=μR×PBD=(X−2)×m×μPB=(X−1)×m×μP であり、mは原稿1枚の質量、μPは原稿間の摩擦係
数、Xはセットされた原稿の枚数、PBは対向ローラ33
の押圧力である。
【0029】前記(数1)の式が成立するとき、2枚の原
稿3のうちの上位の原稿を分離できる。したがって、
(数1)の式が成立するような摩擦力を、対向ローラ33の
回転支軸39と加圧板ばね40との間で発生させるようにす
る。
【0030】図4は前記摩擦力の発生構造の一例を示す
斜視図であり、対向ローラ33の側部には、複数の突起50
が形成されたストッパ板51を設け、対向ローラ33の回転
支軸39には、前記突起50と嵌合する受孔52が穿設された
摺動体53と、この摺動体53に圧縮スプリング54の弾発力
を受けて圧接する摩擦板55とを設けており、摩擦板55の
一部に切欠部55aを形成し、この切欠部55aを装置本体内
の適宜の部材に設けられた回転止め部材56で係止して、
摩擦板55の回転を止めることにより、前記摩擦力を得る
ようにしている。
【0031】図5は前記摩擦力の発生構造の他例を示す
斜視図であり、対向ローラ33の回転支軸39に弾接する加
圧板ばね40に摩擦係数が大きな摩擦材60を設け、この摩
擦材60の設置部分を回転支軸39に弾接させている。
【0032】ところで図3において、前記摩擦力は1枚
の原稿が送りローラ32と対向ローラ33のニップ幅に入っ
たときには、原稿3の搬送力に負けて搬送が可能になる
ように設定しておくことが必要である。すなわち、原稿
が1枚のときには対向ローラ33が連れ回りしなければ原
稿を搬送することができない。したがって、(数3)の式
を成立させる必要がある。
【0033】
【数3】FC−RD+RB<Ta<FB−RB ここで、
【0034】
【数4】FB=μr×PB であり、μrは対向ローラ33の表面と原稿間の摩擦係数
である。
【0035】また対向ローラ33は、送りローラ32に圧接
して、送りローラ32が回転していないと回転駆動力を受
けないので、ニップ部に2枚の原稿が入ってきた場合に
は対向ローラ33は回転しないことになる。したがって、
対向ローラ33とベルト42を介して連結しているピックア
ップコロ30も回転しない。
【0036】対向ローラ33が停止しているときにピック
アップコロ30が回転すると、図6に示したように原稿3
は、先端が対向ローラ33で係止されることになって、対
向ローラ33とピックアップコロ30間で盛り上がった状態
になり、ジャムを発生してしまうが、上述したように対
向ローラ33の停止時にはピックアップコロ30が停止する
ようにしたことで、前記ジャム発生を防止できる。
【0037】また対向ローラ33と送りローラ32の材質は
同一、もしくは対向ローラ33の材質の摩擦係数がやや低
いものを使用する。このことにより、送りローラ32と対
向ローラ33の間に1枚の原稿が挾まれて搬送されている
ときに、万一、対向ローラ33が連れ回りしないような状
態が生じても、送りローラ32の摩擦係数の方が大きけれ
ば原稿をジャムすることなく確実に送ることができる。
【0038】前記実施例では、いわゆる上繰りの搬送装
置を例にして説明したが、ピックアップコロ30を原稿載
置台2の下部に設置して最下位の原稿から搬送する、い
わゆる下繰りの搬送装置においても本発明は実施可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿搬送
装置は、請求項1記載の構成によれば、原稿を所定速度
で原稿読取部へ搬送する送りローラと対向ローラとが、
原稿を1枚ずつ分離搬送する原稿分離機能をも備えるこ
とになり、構成の簡素化が図れ、コストダウンと小型化
が可能になり、また対向ローラが送りローラの回転力を
受けて、伝達手段を介してピックアップコロを回転駆動
することができるため、ピックアップコロの回転駆動機
構を簡単にすることができると共に、ピックアップコロ
と搬送ローラ間の原稿搬送タイミングを良好にできる。
【0040】
【0041】
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿搬送装置の一実施例における要部
の正面を示す構成図である。
【図2】図1の要部の平面状態を示す構成図である。
【図3】搬送ローラ部分における力の関係の説明図であ
る。
【図4】摩擦力の発生構造の一例を示す斜視図である。
【図5】摩擦力の発生構造の他例を示す斜視図である。
【図6】原稿搬送状態を示す説明図である。
【図7】従来のファクシミリ装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2…原稿載置台、 3…原稿、 10…原稿読取部、 30
…ピックアップコロ、31…シャッタ、 32…送りロー
ラ、 33…対向ローラ、 34…搬送ローラ、 35…モー
タ、 40…加圧板ばね、 41…従動ギヤ、 42…ベル
ト、 43…駆動ギヤ(伝達手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 108 H04N 1/00 108B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 350 B65H 3/52 330 H04N 1/00 108

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数積載された原稿に接して原稿を順次
    給紙するピックアップコロと、駆動力を受けて回転する
    送りローラと、この送りローラに接して連れ回りする対
    向ローラとからなり、給紙された原稿を受けて原稿読取
    部に原稿を所定速度で搬送する原稿搬送装置において、
    前記送りローラと前記対向ローラとにおける少なくとも
    表面をそれぞれ略同一特性の材料で形成し、前記送りロ
    ーラと前記対向ローラによって、重送された原稿を1枚
    に分離搬送可能にし、前記対向ローラに、対向ローラと
    連動し、かつ前記ピックアップローラに駆動力を与える
    ための伝達手段を設け、前記対向ローラが前記送りロー
    ラに圧接したときに前記対向ローラが得る回転力のみを
    前記伝達手段の前記ピックアップローラに対する回転駆
    動力としたことを特徴とする原稿搬送装置。
JP00775293A 1993-01-20 1993-01-20 原稿搬送装置 Expired - Fee Related JP3289791B2 (ja)

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