JP3590780B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、読取位置まで自動的に原稿を搬送する搬送手段を備えた画像読取装置として大きく分けて2つのタイプが知られている。
【0003】
一つは、フラッドベッド式画像読取装置で、この種の装置は、水平に設置した最大原稿サイズよりも大きなコンタクトガラス上に原稿を搬送後固定し、この固定した原稿の画像を、イメージセンサ等から成る読取手段をコンタクトガラスに沿って移動させながら読み取る構成となっている。しかし、このフラッドベッド式画像読取装置は上述した構成上、読取時の原稿の振動がないので良好な画像が得られやすい反面、装置の設置面積の縮小化には限界があった。
【0004】
またもう一つは、原稿を移動させながら読み取りを行うシートスルー式画像読取装置であり、このタイプの装置は設置面積の小さな画像読取装置として知られている。そしてこのシートスルー式画像読取装置では、原稿を読取手段の上方に設けられたトレイに立ててセットし、原稿を下方向に搬送しながら読み取りを行い、読取の終了した原稿は読取手段の下側に設けられた排出トレイ上に排出されるような構成、または、読取手段の一方に給紙トレイを、他方に排紙トレイを配置し、原稿を給紙トレイから排紙トレイに向けて搬送しながら原稿の読み取りを行うような構成が広く知られている。前者の構成では例えば装置を棚の上など高い場所に置いて使用する場合、原稿のセットが困難という操作性の問題があった。また後者の場合は、原稿のセットと取り出しの向きが異なるため操作性が悪いという問題があった。
【0005】
またさらに、シートスルー式の場合、原稿搬送時に発生する振動が画像に影響を及ぼすため、フラッドベッド式に比較し良好な画像を得にくいという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は設置面積が小さく、操作性の良い、さらに良好な画像が得られる画像読取装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明は以下の構成となっている。
【0008】
略垂直に支持されたコンタクトガラスと、前記コンタクトガラスの一方面側に略水平に配置され複数枚の原稿を載置するための給紙トレイと、前記給紙トレイの下方に配置され前記コンタクトガラスの一方面との間に搬送経路を形成し、前記給紙トレイからの原稿を下方向へ搬送して前記搬送経路中の読取位置に搬送する搬送手段と、前記給紙トレイと前記搬送手段との間に配設され前記給紙トレイからの原稿を搬送手段に向けて案内する湾曲した給紙経路と、前記コンタクトガラスの他方面側で前記搬送手段の下方に略水平に配置され読み取られた原稿を載置するための排紙トレイと、前記搬送手段と前記排紙トレイとの間に配設され前記読取位置から排出された原稿を前記排紙トレイに向けて案内するための湾曲した排紙経路と、前記コンタクトガラスの他方面側で前記コンタクトガラスに沿って上昇または下降移動しながら前記読取位置で保持された原稿の読み取りを行う読取手段と、を備え、
前記排紙トレイは装置枠体底板上に配設されていることを特徴とする画像読取装置。
【0019】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。
1.構成
1−1(全体)
この実施例の画像読み取り装置は、図1のように写真の画像を読み取る写真読み取り装置1であり、セットされた複数枚の写真を一枚ずつ読み取り位置まで搬送し、読取を行い、排出する機能を備え、例えば写真取扱店などに設置され、客から持ち込まれたプリント写真や焼き付けされたばかりの写真の画像を読み取り、加工編集して、CD−R等の記録媒体に保存するサービス等に使用される。
【0020】
この写真読み取り装置1は、第1ユニットと第2ユニットとを備えており、第1ユニットは写真を一枚ずつ搬送する搬送装置2で、第2ユニットはコンタクトガラス300に沿って搬送された写真の画像を読み取る入力装置3である。さらに複数枚の写真を自動的に1枚ずつ入力装置3へ搬送して読み取るモードと、手差しにより1枚ずつ入力装置3へ搬送して読み取るモードとを備え、スタートスイッチ7のオンにより読み取りを開始するように構成されている。
【0021】
さらに図1、2に示すように、装置の枠体(フレーム)の一面501に据付け手段である円柱状の4個の脚体500が設けてある。この脚体500は枠体の一面501にねじ止めされている。そして、この脚体500を用いて写真読取装置1を設置面に設置することで、コンタクトガラス300と後述する搬送手段12を設置面に対し略垂直に設置することができるようになり、さらに装置の安定性を保持することが出来るようになっている。したがって、従来、装置の設置面に対し水平に設けられていたコンタクトガラスおよび搬送手段12を、装置の設置面に対し略垂直に設置することで、装置の設置面積を減少させることが出来た。
1−2(搬送装置2)
搬送装置(第1ユニット)2は、図2〜図5のように給紙部4と、搬送部5と、排紙部6とから構成され、駆動源である給紙モータ100、搬送/排紙モータ200、ストッパモータ274により駆動される。
【0022】
給紙部4は、図2のように複数枚の写真が積載される給紙トレイ10と、この給紙トレイ10上の複数枚の写真を1枚に分離して給紙口10Cから給紙する給紙手段11と、1枚の写真が載置される手差しトレイ13と、手差しトレイ13に載置された写真を手差し口13Cから読み取り位置に向けて給紙する手差し給紙手段14とを備えている。
【0023】
搬送部5は、装置の設置面に対し略垂直に設置されたコンタクトガラス300に沿って同様に装置の設置面に対し略垂直に設置され、コンタクトガラス300との間に略垂直な搬送経路を形成し、この搬送経路中の読取を行う読取位置まで写真を搬送する搬送手段12を備えている。
【0024】
排紙部6は、読み取り位置にて入力装置3により画像を読み取られた写真を排紙口16Cから排紙する排紙手段(排出手段)15と、排紙手段15にて排紙された写真を収納する排紙トレイ16とを備えている。
【0025】
なお、第1ユニットである搬送装置2は上記した構成となっており、各構成部材は搬送装置2用の一つのケーシングに配置されており、第2ユニットである入力装置3とは別に組立作業が行われる。そして、各々組み立てられた各ユニットを装置全体のフレームに取付けられるようになっている。よって、各ユニットは別々に組み立てられるので組み立て時の作業性が良く、また、メンテナンスを行う時も必要なユニットだけを取り出してメンテナンスを行うことが出来る。
【0026】
また、給紙トレイ10と排紙トレイ16は上下に隔てて、略垂直に配置されたコンタクトガラス300と搬送手段12の搬送手段12側に配置されている。給紙トレイ10は排紙トレイ16の上方に配置され、両者は互いに略平行し、さらに装置の設置面に対し略平行となっている。そして給紙トレイ10から排紙トレイ16までの搬送経路は略コの字型となっている。さらに、このような位置関係から、給紙口10Cは手差し口13Cと排紙口16Cとの間に設けられている。
【0027】
上述したように、給紙トレイ10と排紙トレイ16は装置の片側に同一方向に向けて配置されているので、写真のセットと取り出しが同一方向から行うことができ、さらに両トレイは装置の設置面に対して略平行しているので、写真読み取り装置1を棚などの高い場所に設置しても、写真のセットおよび取り出しが容易にできるようになった。
1−2−1(給紙部4)
給紙トレイ10には例えばEサイズ(88mm×117mm),Lサイズ(88mm×127mm),4Rサイズ(4インチ×6インチ),ハイビジョンサイズ(88mm×156mm)などのサイズの写真が表面(画像面)を上に向けてセットされ,手差しトレイ13には例えば給紙トレイ10にセットされる写真より厚いインスタント写真小(86mm×54mm)、インスタント写真大(86mm×108mm)や細長いパノラマ写真(88mm×254mm)が画像面を上に向けてセットされる。
【0028】
給紙トレイ10は軸21を中心に回動自在で、バネ22によって上方に付勢され、レバー23の操作により給紙トレイ10を下降させたり上昇させたりしている。レバー23にはカム23Kが設けられ、カム部23K1がピン10aに係合するようにレバー23を回動すると給紙トレイ10が下降しカム部23K2がピン10aに係合するようにレバー23を回動すると給紙トレイ10が上昇する。また、幅方向へ移動自在の一対の側板10L、10Rが設けられ、センター基準でセットされた写真のサイズに応じて側縁を規制できるように構成されている。
【0029】
給紙トレイ10には開閉自在のカバー24が設けられている。このカバー24は閉じた状態において、手差しトレイ13からパノラマ写真を搬送する際、後端を支持する補助トレイとしても機能する。
【0030】
給紙部4にはガイド25、26により給紙経路が形成され、エンプティセンサ27、キックローラ149W、ガイドローラ151、給紙ローラ145W、分離ローラ146が設けられている。さらにガイドローラ161、レジストローラ162、プレスローラ163が設けられている。
【0031】
また、給紙モータ100の一方向の回転を給紙手段11に伝達する給紙伝達手段と、他方向の回転を手差し給紙手段14に伝達する手差し伝達手段とが設けられ、給紙手段11と手差し給紙手段14とを単一の給紙モータ100で駆動するように構成されている。
【0032】
また給紙トレイ10から給紙された写真の向きを偏向してコンタクトガラス300方向へ搬入させる搬入ガイド164を設け、この搬入ガイド164を写真搬送方向に連続して配置された複数のローラ(回転体)165で構成した。これら複数のローラ165は図23のように隣接するローラ165の外周が互いにオーバラップするように千鳥状に配列されている。
【0033】
このように湾曲した給紙経路の写真面に接触する搬入ガイド164に複数のローラ165を設けたので、写真面にキズや汚れが付くことを低減できる。
【0034】
また給紙経路には4Rサイズを検出するサイズ検出センサ29、レジストセンサ30、タイミングセンサ31が設けられている。タイミングセンサ31は写真の先端を検出してから後端を検出するまでの送り量から4Rサイズ以外の写真のサイズや停止位置までの送り量を検出するために使用される。なお、サイズ検出センサ29は給紙経路の幅方向の4Rサイズのみの写真を検出できる位置に設けられている。
【0035】
一方、手差し経路にはガイド32が設けられ、ゴムローラ112、プーリ119、121、123に支持されたタイミングベルト122が設けられている。その先には、ガイドローラ135、166、167、グリッドローラ134、ゴムローラ139が設けられている。また、手差しのエンプティセンサ136とインスタント写真の種類を判別するセンサ137、写真の先端、後端を検出し、読み取り位置までの送り量をセットするためのタイミングセンサ138が設けられている。
【0036】
手差しトレイ13に写真をセットする場合、操作者が制御装置430を操作してパノラマ写真モードかインスタント写真モードかを設定する。手差しトレイ13に写真をセットする場合には左側の側板に寄せてセットする。
【0037】
判別センサ137は、大サイズと小サイズの2種類あるインスタント写真を判別するためのものであり、パノラマ写真を検出しない位置に設けられている。また、インスタント写真は厚く搬送しにくいため、基板と透明フィルムとからなる台紙を用い、基板と透明フィルムとの間にインスタント写真をはさんで搬送する必要がある。そしてこの台紙は大サイズ用と小サイズ用とがあり、インスタント写真モードにおいては、台紙を判別センサ137が検出すると大サイズ、検出しなければ小サイズと判断するようになっている。
1−2−2(搬送部5)
搬送部5は入力装置3に設けられたコンタクトガラス300面に対向して、かつ給紙部4と排紙部5との間に配置されている。搬送部5は、コンタクトガラス300面に沿うよう装置の設置面に対し略垂直に支持され、コンタクトガラス300に沿って写真を搬送する搬送手段12と、搬送手段12を駆動させるための搬送/排紙モータ200と、搬送手段12に駆動を伝達する伝達手段とで構成されている。そして搬送手段12、搬送/排紙モータ200と、搬送手段12に駆動を伝達する伝達手段とをユニット化し図6に示すように、グリップ201を引くことによりこのユニットの下方に設けた回転軸210を中心に搬送部5(ユニット)が回転して搬送手段12とコンタクトガラス300との間に設けられた搬送経路(案内路)を開放できるようになっている。従って、ジャム解除が容易である。さらに、図6に示すように、搬送経路を開放した時、上記のユニットが下側(低い位置)で保持されるので、ストッパ―など他の部品を使うことなく搬送経路を開放した状態で保つことが出来、さらに開放時の装置自体の安定性が損なわれることがない。
【0038】
この搬送部5は搭載したモータ200の一方向の回転でレジストローラ162の駆動、搬送ベルト211の駆動、排紙部6の駆動を行い、他方向の回転で搬送ベルト211、排紙部6の駆動を行うようになっている。
【0039】
搬送手段12は図7のように外周面がテフロンでコーティングされた無端のタイミングベルト211を備え、このタイミングベルト211がタイミングベルト211に駆動を伝達する歯付きのタイミングプーリ212とタイミングベルト211の回転駆動に従動する歯付きのタイミングプーリ213との間に張架されている。またタイミングベルト211は複数のタイミングプーリ215によりコンタクトガラス300に弾性付勢されている。したがって、タイミングベルト211とコンタクトガラス300の間に写真を固定することが出来るようになっている。
【0040】
このタイミングベルト211は写真の案内方向と直交する方向(幅方向)に所定距離隔てて複数列配置されている。
【0041】
上述したように、搬送手段12とコンタクトガラス300との間にはプリント写真を垂直方向に搬送する搬送経路(案内路)が形成されており,搬送手段12の搬送力と写真の自重落下作用により、搬送力を低減することなく、ニップ力を低減させることができる。これによって、摩擦係数の大きな写真がコンタクトガラス300面に吸着して、搬送できないという事態を防止するとともに写真の画像面に擦り傷がつき難い。
【0042】
なお上述したように、本実施例では写真読み取り用画像読取装置のため原稿は写真であり、この写真を搬送するには写真の自重落下作用を利用していることから、給紙トレイおよび手差しトレイを搬送手段の上方に設け、排紙トレイを搬送手段の下方に設けて、上方から下方に向けて写真を搬送する必要がある。しかし、カーボン紙など写真よりも摩擦係数の小さな原稿を搬送する場合は、自重落下作用を利用する必要がないため、給紙トレイを下方に、排紙トレイを上方に配置して、原稿を下から上に向けて搬送しても構わない。
1−2−3(停止手段214)
また搬送手段12は、給紙トレイ10または手差しトレイ13から搬送されてきた写真を停止させるための停止手段214を備えている。後述するが、本画像読み取り装置1は写真をコンタクトガラス300に沿って固定させて読取手段を移動させながら読み取りを行うモードがあり、このモードの時に使用するための停止手段214で、搬送手段12の下端部近傍に設けてある。
【0043】
そしてこの停止手段214はストッパ(停止部材)273を備えており、このストッパ273は搬送手段12とコンタクトガラス300間に設けられた搬送経路に出没自在に支持されている。そして搬送経路に突出させたストッパ273に、搬送されてきた写真の先端を当接させて、コンタクトガラス300の下端部近傍の読取位置(基準位置T1)で停止させる。
【0044】
このように、ストッパ273をコンタクトガラス300の下端部近傍に設けることで、仮に搬送中に写真が滑り落ちても確実に基準位置T1で停止することが可能となった。
【0045】
なおこのストッパ273は、写真の読取終了後、写真を排出するために搬送経路から退避させるが、読取時は突出させても退避させても構わない。
【0046】
またストッパ273は、図10及び図11のように搬送経路を搬送される写真の端部が当接する当接面を有し、この当接面にゴム板などの弾性材275が取り付けられている。
【0047】
さらにストッパ273には、軸276が挿通される孔273aと軸257が挿通される孔273bと、フランジ273Cとが設けられている。またストッパ273はバネ277によりコンタクトガラス300方向に付勢されている。
【0048】
軸276にはモータ274の軸に取り付けられたウォームギア278にかみ合うギア279とフランジ273Cに係合するカム280とストッパセンサ282により回転位置を検出するための遮光板281とが設けられている。ストッパモータ274の駆動により、カム280、ストッパ273、遮光板281は次のように回転または移動する。
【0049】
なお、図15のようにストッパモータ274の駆動により回転した遮光板281のエッジ281aをセンサ282が検出するとモータ274を停止させる。遮光板281が完全に停止した状態でセンサ282が遮光板281を検出していなければ図15〜図19のようにストッパ273はコンタクトガラス300から退避している。また、回転した遮光板281のエッジ281bとセンサ282が検出しモータ274を停止させた際、センサ282が遮光板281を検出していれば図21、図22、図11、図12、図13のようにストッパ273はコンタクトガラス300に接触している。
【0050】
(1)図11〜図13のようにカム280の回転角度が0度〜60度においては、ストッパ273のゴム板275がバネ277の付勢力によりコンタクトガラス300に接触している。なお、センサ282は遮光板281を検出している。この状態においては、コンタクトガラス300に沿って上方から搬送されてくる写真を基準位置に停止することができる。
【0051】
(2)図14のようにカム280が90度回転すると、カム280がストッパ273のフランジ273Cを押し始め、ストッパ273が退避を開始し、コンタクトガラス300との間に例えば0.883mmの間隔が生じる。
【0052】
(3)図15のようにカム280が120度回転するとストッパ273は更に退避し、コンタクトガラス300との間に例えば3.447mmの間隔が生じる。なお、センサ282は遮光板281を検出しなくなる。
【0053】
(4)図16〜図18のようにカム280が150度〜210度回転するとストッパ273が最大限退避し、コンタクトガラス300との間に例えば4mmの間隔が生じる。これにより、ストッパ273とコンタクトガラス300との間を写真が通過可能となる。
【0054】
(5)図19のようにカム280が240度回転するとストッパ273がコンタクトガラス300側へ移動し始め、コンタクトガラス300との間隔は例えば3.441mmとなる。
【0055】
(6)図20のようにカム280が270度回転するとストッパ273がコンタクトガラス300側へ更に移動し、コンタクトガラス300との間隔は例えば0.876mmとなる。なお、センサ282がカム281を検出するようになる。
【0056】
(7)図21及び図22のようにカム280が300度〜360度回転するとストッパ273がコンタクトガラス300に接触した状態となる。
1−2−4(排紙部6)
排紙部6には、図2のようにコンタクトガラス300から搬出された写真の向きを偏向して排紙トレイ16に向けて案内する搬出ガイド220、221が設けられ、搬出ガイド220には写真搬送方向に連続して複数のローラ222(回転体)が設けられている。これら複数のローラ222は図23のように隣接するローラ222の外周が互いにオーバラップするように千鳥状に配列されている。
【0057】
このように湾曲した排紙経路の写真面に接触する搬出ガイド220に複数のローラ222を設けたので、写真面にキズや汚れが付くことを低減できる。
【0058】
また、搬出ガイド221にはローラ224、225、226、227が設けられている。
さらに、写真の画像面に接触して写真を排紙トレイ16に排紙する排紙ベルト228が搬出ガイド221に沿って設けられている。この排紙ベルト221はローラ229、230、231、232に支持されている。そして、この排紙経路には排紙センサ235が設けられている。さらに、ローラ232の回転軸233には図1のように排紙ローラ234が設けられている。
【0059】
なお、搬出ガイド220、221と排紙ベルト228とは、写真を排紙トレイ16に導く湾曲した排紙経路を形成している。
【0060】
ところで、写真を送る一対の回転体の少なくとも写真面に接触する回転体を無端のベルト221とし、このベルト221で搬送ガイドを形成したので、写真面にキズや汚れが付くのを低減できる。また、写真に対して搬送力が付与される面積が増大し、搬送力を落とすことなくニップ力を低減できる。
1−2−5(駆動機構)
次に図2〜図9を参照して搬送装置2の駆動機構について説明する。なお、図8、図9の駆動機構の図面は駆動がどのように伝達されるかを示したもので、配置位置は搬送経路を示した図面とは異なっている。
(給紙部4)
図8のように給紙モータ100の駆動はタイミングプーリ(以下プーリと言う)101、タイミングベルト102、プーリ103を介して回転軸104に伝達される。この回転軸104にはギア105W(ワンウエイクラッチ付き)、ギア106W(ワンウエイクラッチ付き)、プーリ107、プーリ108W(ワンウエイクラッチ付き)が取り付けられている。そして、回転軸104が正転するとギア105W、プーリ107に駆動が伝わり、逆転するとギア106W、プーリ108に駆動が伝わる。
【0061】
プーリ107はタイミングベルト109、プーリ110W(ワンウエイクラッチ付き)を介して回転軸111に駆動を伝達している。この回転軸111には手差しされた写真を搬送するためのゴムローラ112が取り付けられている。
【0062】
一方、プーリ106Wはギア113に噛み合い、このギア113の回転軸114に取り付けられたプーリ115に駆動を伝えている。このプーリ115はタイミングベルト116を介して回転軸117に取り付けられたプーリ118W(ワンウエイクラッチ付き)に駆動を伝える。
【0063】
回転軸117にはプーリ119が設けられ、このプーリ119と回転軸120に取り付けられたプーリ121との間にタイミングベルト122がゴムローラ112に接触して張設され、図2のテンションプーリ123がたるみを防止している。
【0064】
また、図4、図8のようにプーリ108Wはタイミングベルト130を介して回転軸131に取り付けられたプーリ132に駆動を伝えている。なお、133はテンションプーリである。
【0065】
図8のように回転軸131には金属製のグリッドローラ134が設けられている。このグリッドローラ134の表面には細かい突起が設けられ、写真がすべることなく搬送できるようにしている。
【0066】
回転軸131の駆動はギア154、155、156を介して回転軸157に取り付けられたローラ139に伝達される。
【0067】
ギア105Wはギア140、ギア141T(トルクリミッタ付き)を介して回転軸143に駆動を伝達している。
【0068】
回転軸143にはプーリ144、給紙ローラ145W(ワンウエイクラッチ付き)が取り付けられている。給紙ローラ145Wは分離ローラ146に圧接され、複数枚の写真を1枚に分離するようになっている。分離ローラ146の軸にはトリクリミッタ160が設けられている。
【0069】
プーリ144はタイミングベルト146を介してプーリ147に駆動を伝達し、軸148に取り付けられたキックローラ149W(ワンウエイクラッチ付き)を駆動するようになっている。なお、150、151はガイドローラである。
(搬送部5及び排紙部6)
図9のようにモータ200の回転軸にはプーリ240が取り付けられ、タイミングベルト241を介して回転軸242に取り付けられたプーリ243に駆動を伝達している。
【0070】
回転軸242にはギア244W(ワンウエイクラッチ付き)、ギア245、プーリ246W(ワンウエイクラッチ付き)が取り付けられている。
【0071】
ギア244Wは回転軸247に取り付けられたギア248に伝達し、ギア249を介してレジストローラ162の回転軸170に取り付けられたギア171W(ワンウエイクラッチ付き)にかみ合っている。
【0072】
プーリ246Wはタイミングベルト250を介してプーリ212の回転軸251に取り付けられたギア252W(ワンウエイクラッチ付き)に駆動を伝達している。
【0073】
ギア245Wは回転軸253に取り付けられたギア254に駆動を伝えている。回転軸253にはプーリ255W(ワンウエイクラッチ付き)が設けられタイミングベルト256を介して回転軸251に取り付けられたプーリ272W(ワンウエイクラッチ付き)に駆動を伝達している。
【0074】
回転軸251に伝わった駆動はプーリ2にタイミングベルト211、プーリ213を介して回転軸257に伝達される。この回転軸257にはプーリ258が設けられ、タイミングベルト259を介して回転軸210に取り付けられプーリ260に駆動を伝えている。
【0075】
回転軸210にはプーリ261が設けられ、タイミングベルト262を介して軸263に設けられたプーリ264に駆動を伝えている。
【0076】
軸263にはプーリ265が設けられ、タイミングベルト266を介してローラ225の回転軸267に取り付けられたプーリ268に駆動を伝えている。
【0077】
軸263にはさらにギア269が設けられ、回転軸233に設けられたギア270とかみ合っている。回転軸233に取り付けられたプーリ232と回転軸271に取り付けられたプーリ229との間には、タイミングベルト228が張設されている。
【0078】
なお、写真をニップして送る一対のローラ225とタイミングベルト228の両方を駆動しているので、搬送力を落とすことなくニップ力が低減できる。これにより、写真面にキズや汚れが付くことを低減できる。
1−3(入力装置3)
入力装置3(第2ユニット)は図23〜図26のように、装置の設置面に対し略垂直に配置され、搬送手段12との間に写真の案内路を形成するコンタクトガラス300と、このコンタクトガラス300の下方に設けられたシェーディング補正用の白基準板323と、写真の読み取りを行う読み取り手段、例えばキャリッジ301と、このキャリッジ301を略垂直なコンタクトガラス300に沿って昇降させる昇降手段302とを備えている。
【0079】
なお、第2ユニットである入力装置3は上記した構成となっており、各構成部材は入力装置3用の一つのケーシングに配置されており、前述したように第1ユニットである搬送装置2とは別に組立作業が行われる。したがって、同様に組み立て時の作業性およびメンテナンス時の作業性を向上させることが出来る。
【0080】
そして入力装置3の写真の読取方法には2種類ある。一つは給紙トレイ10または手差しトレイ13からの写真を搬送手段12とコンタクトガラス300間の読取位置(基準位置T1)に固定し、読取手段であるキャリッジ301を移動させながら読み取る方法で、もう一つはキャリッジ301を読取位置T2で固定し、手差しトレイ13からの写真を搬送移動させながら読み取る方法である。なお、写真を固定し、キャリッジ(読み取り手段)300を移動させながら読取を行う方法のほうが、写真の振動が発生しないため高画質を得られやすい。
【0081】
図1に示すようにキャリッジ301は、昇降手段302によってホームポジションHと読取位置T2の間をコンタクトガラス300に沿って自在に昇降移動できるようになっている。
【0082】
ここで、ホームポジションHとは装置の非作動時にキャリッジ301が保持される位置のことである。後述するように、キャリッジには光源やレンズユニットなど写真の読み取りを行うための複数の部品が搭載されている。そのために比較的重量が大きい。したがって装置の非作動時このキャリッジ301を、装置の高さ方向においてほぼ中央に位置するプラテンガラスの中央位置M、(すなわち装置の中央位置)よりも低い位置で保持することで、装置全体の重心が低くなり、装置の安定性を向上させることが出来るようになる。したがって本実施例は、キャリッジの作動範囲内の最も低い位置をホームポジションHとすることでより一層の安定性が得られるようになっているものである。
【0083】
図2に示すようにキャリッジ301は、写真に光を照射するキセノンランプなどの光源303と、光源ケーブル303Kと写真からの反射光を反射させる複数のミラー304、305、306、307と、ミラー307からの反射光を結像させるレンズユニット308と、結像された反射光を光電変換するCCDなどのカラーのイメージセンサ309と、イメージセンサ309が取り付けられたセンサ基板325と信号ケーブル325Kとで構成された一体のユニットである。
【0084】
そしてこのキャリッジ301は図24に示すように、両端に設けられた上下フレーム331、332に支持された一対のガイドシャフト333、334に、支持部材503を用いて上下動可能に支持されている。ここで支持部材503は円筒状の高分子材からなっており、この円筒の内径はガイドシャフト333、334の直径と等しくなるように成型されているが、この両者の径にわずかな誤差があるため、キャリッジ301の移動時にわずかだがガタつき(振動)が生じてしまい、このガタつきはキャリッジ301の上昇時よりも下降時のほうが大きくなる。そのため、後述するように、写真を固定しキャリッジ301を移動させながら読取を行う場合、キャリッジ301を下降させながら読取を行うことは十分に可能であるが、本実施例ではこのキャリッジ301の移動時に発生してしまうガタつきの画質への影響をより低減させるために、上昇移動しながら読取を行わせるようにしている。
【0085】
なお、センサ基板325には図27のようにA/Dコンバータ326が設けられている。また、光源303はインバータ327で点灯される。
【0086】
また、キャリッジ301の下端面には衝撃吸収部材335が設けられ、
故障によりキャリッジ301がホームポジションHを通過して下フレーム332に衝突することがあっても、衝撃を吸収できるようになっている。
【0087】
また、キャリッジ301のホームポジションセンサ330は下フレーム332に設けられている。
【0088】
一方、図3に示すようにキャリッジモータ310の駆動力はプーリ311、タイミングベルト312、プーリ314を介して回転軸313に伝達される。さらに回転軸313からプーリ315、タイミングベルト316を介して回転軸317に伝達される。
【0089】
回転軸317にはプーリ319が取り付けられ、下方に設けられたプーリ320との間にタイミングベルト321が張設され、このタイミングベルト321の搬送装置2側(図3では左側)に結合部材322でキャリッジ301(図示せず)が連結されている。従って、モータ310の駆動力が回転軸317に伝達され、この回転軸317(およびプーリ319)が駆動回転することによりタイミングベルト321が回転し、キャリッジ301が昇降移動するようになっている。そして図3に示すように、回転軸317が時計回りに駆動回転された場合タイミングベルト321の左側にテンションが発生し、より安定してキャリッジ301を上昇移動できるようになり、後述する写真を固定してキャリッジ301を上昇移動しながら読み取る場合における、読取時のキャリッジ301の移動による画像への影響をより低減するようになっている。
【0090】
上述したように、コンタクトガラスおよび搬送手段を装置の設置面に対し略垂直に配置することで装置の設置面を縮小することが出来、さらに読取手段をコンタクトガラスに沿って昇降移動可能なように取付け、固定された写真を上昇または下降移動しながら読み取りを行うようにしたものである。さらに、給紙トレイと排紙トレイを装置の同一側にかつ設置面に対し略平行するように設置したことで、操作性を向上させたものである。さらに、高画質を得やすい写真を固定して読み取る場合においては、より一層の高画質化を図ったものである。
【0091】
なお読み取り手段は、光源ユニットとミラーユニットとが2:1の速度で移動して固定されたイメージセンサで光電変換するものでも、または密着イメージセンサで光電変換するものでも良い。即ち、読み取り手段の少なくとも一部が所定域を上昇または下降移動しながら読み取りを行うようになっていれば良い。また、これらの場合もホームポジションはコンタクトガラスの中央位置よりも下側に設けることが好ましい。
1−3(制御手段)
この写真読み取り装置1には図27のように制御基板400が設けられている。この制御基板400にはCPU401、ライン補正用SRAM402と、シェーディング補正用SRAM403と、ガンマ補正用SRAM404と、送信バッファ用SDRAMと、画像データ処理用IC406と、転送データ処理用IC407と、ROM408と、SRAM409と、EEPROM410と、モータ100、200、274、310を駆動するモータドライバ411と、制御装置430が接続されるSCSI−2インターフェース412と、IEEE1394インターフェース413とを備え、AC電源に接続されている。
【0092】
CPU401はROM408に記憶されたプログラムを実行し、各種検出センサの情報を経てモータ100、200、274、310等を駆動して搬送、読み取りを行わせる。
【0093】
ライン間補正用SRAM402は、3ラインのRGB各画素列間の間隔を補正するために使用される。RGB各画素列が一定距離を持って構成されているイメージセンサ309からの出力データは、ある時間t0のとき第1画素列のデータをNライン目とすると第2画素列はN―nライン目を、第3画素列はN―2nライン目となる。過去のデータを一時的に記憶し、同一ラインのデータを同タイミングで出力する機能がライン間補正であり過去のデータを記憶する記憶素子である。
【0094】
シェーディング補正用SRAM403は、光学系の不均一やイメージセンサ309の感度ムラの影響を除去するためにシェーディング補正を行なう際に、補正に必要なRGB各色全画素分の基準黒ならびに基準白データを記憶する記憶素子である。
【0095】
ガンマ補正用SRAM404は、得られた画像データの色階調の直線性を補正するため、または任意の出力を得るため、画像入力データに対しガンマ補正を実施する必要があり、各色0〜4095のデータに対しルックアップテーブルを使用して任意のデータに変換するため、このときのルックアップテーブルデータを格納する記憶素子である。
【0096】
送信バッファ用SDRAM405は制御装置430へ転送するデータを一時保存するためのものである。最終で得られたデータは、SCSI−2インターフェース412を介して制御装置430に転送される。データ転送にかかる時間がデータ読み取りにかかる時間よりも長い場合、読み取りを中断する必要がある。そこでデータ転送中も中断せずに、データ読み取りをできるように出力データを一時保管するための記憶素子である。
【0097】
画像データ処理用IC(ゲートアレイ)406は、上記の各補正、ならびに光学系、イメージセンサ309などの影響を除去するための色補正を行なう専用の素子である。
【0098】
転送データ処理用IC(ゲートアレイ)407は、処理された転送前のデータを、転送に適した形態に処理し、送信バッファ用SDRAM405を制御する専用の素子である。
【0099】
ROM408は装置全体を制御するプログラムが記憶されている。
【0100】
SRAM409は、CPU401の演算データの一時保管用記憶素子である。
【0101】
EEPROM410は、光学センサの調整値などを保管するための記憶素子である。
【0102】
制御装置430はコンピュータであり、写真の種類の設定や読み取りの開始の命令、画像処理の命令などを行う。
制御装置430は搬送手段12にてコンタクトガラス300の第1の読み取り位置T1に停止された写真をキャリッジ301を上昇させながら読み取る第1の読み取りモードと、手差し給紙手段14によってコンタクトガラス301に沿って第1の読み取り位置T1より上方に設けられた第2の読み取り位置T2を移動される写真をキャリッジ301を静止させて読み取る第2の読み取りモードとを有し、給紙トレイ10上の写真を第1の読み取りモードで読み取り動作を実行させ、手差しトレイ13に載置される写真の種類に応じて第1の読み取りモードと前記第2の読み取りモードのいずれかの読み取り動作を実行させる機能を備えている。
【0103】
そして、写真を搬送しながら画像を読み取る第2のモードにおいては、第1のモードのように写真を固定して読む場合にくらべて画質が低下したり、パノラマサイズを読み取った時のデータ量が多いため、第2の読み取りモードの解像度を第1の読み取りモードよりも低くしてある。
【0104】
例えば第1の読み取りモードにおいては600DPIの解像度で読み取り、第2の読み取りモードでは300DPIの解像度で読み取っている。また第2の読取モードにおける読取位置T2を移動する写真の搬送速度は、第1の読取モードにおけるキャリッジ301の読取速度の2倍となっている。
2.動作
2−1(自動給紙)
以下、自動給紙モードの動作について、図28、図29のフローチャート及び図33、図34のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、フローチャートは写真を1枚処理するフローであり、タイミングチャートは写真が2枚である場合についての例である。
(給紙部5)
まず、レバー23を図2において右回転し、給紙トレイ10を下降させ複数枚の写真をセットする。そして、レバー23を左回転して写真をキックローラ149に圧接させる。
【0105】
一方、制御装置430により自動給紙モードを選択し(ステップS1)、スタートスイッチ7をオンする(ステップS2)。エンプティセンサ27がオンしていれば給紙モータ100が正回転する(ステップS3、S4)。
【0106】
給紙モータ100の回転により、図8のようにプーリ101、タイミングベルト102、プーリ103を介して回転軸104が正転される。これによりギア105W、プーリ107に駆動が伝わり、ギア140、141を介して給紙ローラ145Wとピックアップローラ149Wが給紙方向に回転する。このため写真が繰り出される。なお、プーリ107の回転によりプーリ110Wは回転するが、プーリ110Wにはワンウエイクラッチが介在されており回転軸111は回転しない。
【0107】
ピックアップローラ149Wにより繰り出された複数枚の写真は給紙方向に回転する給紙ローラ145Wと非回転の分離ローラ146により1枚に分離して繰り出される。
【0108】
繰り出された写真のサイズが4Rの場合にはセンサ29により検出され(ステップS5)、検出されない場合は他のサイズとなる。
【0109】
1枚に分離された写真の先端がレジストローラ162,163との圧接点で規制され、写真の搬送方向の傾きが修正される。そのときに、先端を規制された写真は湾曲しようとするが、ギア141Tにトルクリミッタが介在されているため、所定以上の負荷が働くと回転軸143は回転しなくなる。
【0110】
ところで、1枚に分離された写真の先端はレジストローラ162,163に到達する前にレジストセンサ30で検出され(ステップS6)、所定時間後にモータ100が停止する(ステップS7)。
(搬送部5・排紙部6)
その後、レジストされた写真を読み取り位置T1へ搬送するために搬送/排紙モータ200が正転駆動される(ステップS8)。このため、図9のようにプーリ240、ベルト241、プーリ243を介して回転軸242が回転し、ギア244W、248、249、171Wを介してレジストローラ162が回転する。このため、レジスト修正された写真がレジストローラ162,163により搬送される。一方、搬送/排紙モータ200の駆動と同時にストッパモータ274を駆動する。レジストローラ162、163により送り出された写真の先端はセンサ31により検出され、送り時間をカウントする(ステップS9)。センサ29によって4Rサイズの写真と判定されなかった場合にはセンサ31が写真の先端を検出してから後端を検出するまでの送り時間によりサイズを判断する(ステップS10)。
【0111】
一方、回転軸242に取り付けられたプーリ246Wに設けられたワンウエイクラッチによりプーリ246Wは空転し、プーリ252Wには駆動は伝達されない。
【0112】
また、回転軸242の駆動力はギア245、254、255W、272Wを介して回転軸251に伝達され、タイミングベルト211が写真を下方に搬送する方向に回転し、レジストローラ162により送り出された写真をコンタクトガラス300に沿って搬送する。
【0113】
ベルト211に伝わった駆動はプーリ213、258、ベルト259、プーリ260、261、ベルト262、プーリ264を介して、回転軸263に伝えられる。
【0114】
この回転軸263に伝えられた駆動はギア269,270を介して回転軸233に伝達され、排紙ベルト228及び排紙ローラ234が排紙方向に回転すると共に、ギア265、ベルト266、プーリ268を介してローラ225が排紙方向に回転する。
【0115】
一方、ストッパモータ274の駆動により図20のようにセンサ282が遮光板281のエッジ281bを検出するとモータ274が停止され、ストッパ273がコンタクトガラス300に接触すなわち、停止手段214が駆動されストッパ273が突出して、コンタクトガラス300に押し当てられ、搬送されてきた写真を読み取り位置(基準位置)T1に停止させる。そして、モータ200は停止する(ステップS11)。このとき写真は、コンタクトガラス300に沿って固定されている。
【0116】
そして、ストッパモータ274を駆動し、図15のようにセンサ282が遮光板281のエッジ281aを検出するとモータ274を停止する。この状態においてストッパ273はコンタクトガラス300から退避している(ステップS12)。また、図33のように給紙モータ100が正転駆動され、前記と同様にして次の写真が送り出される(2枚目給紙)。
(入力装置3)
ストッパ273が退避後にキャリッジ301を上昇させて画像を読み取るためにモータ310が正転駆動されると(ステップS13)プーリ311、ベルト312、プーリ314、315、ベルト316、プーリ318を介してプーリ319が駆動され、ベルト321に結合されたキャリッジ301がホームポジションHから上昇して行く。
【0117】
まずキャリッジ301は、シェーディング補正用に白基準板323を読み取る。その後、コンタクトガラスに沿って読取位置(基準位置)T1で固定された写真の読取を基準位置T1から上昇しながら行うが、その上昇移動(読取)範囲は写真サイズによって異なる。読み取りが完了するとモータ310を停止し(ステップS14)、搬送/排紙モータ200及びキャリッジモータ310を逆転駆動する(ステップS15)。キャリッジ301は下降してホームポジションセンサ330が検出すると(ステップS16)、モータ310が停止する(ステップS17)。
(排紙部6)
読み取りの終了により搬送/排紙モータ200が逆転駆動されると、回転軸242に伝わった駆動はプーリ246W、ベルト250、プーリ252Wを介して回転軸251を駆動し、ベルト211、ベルト228、ローラ225、ローラ234を排出方向に回転し、読み取った写真を排紙トレイ16へ排出する。その時、排紙センサ235により排出されたことが検出されると(ステップS18)、搬送/排紙モータ200が停止する(ステップS19)。
【0118】
なお、回転軸242に取り付けられたギア244Wにはワンウエイクラッチが取り付けられているため、レジストローラ162は回転しない。
【0119】
1枚目の写紙が排紙されると図33のように2枚目が搬送され、先と同様にして写真を読み取り位置T1に停止させ、キャリッジ301により画像を読み取って排出する。
2−2(手差し給紙)
以下、手差し給紙モードについて図30〜図32のフローチャート及び図35〜図37のタイミングチャートを参照して説明する。
2−2−1(パノラマ写真)
手差しトレイ13に写真をセットする場合(ステップS1)、操作者が制御装置430によりパノラマ写真モードかインスタント写真モードかを設定する(ステップS30)。手差しトレイ13に写真をセットする場合には左側に寄せてセットする。
【0120】
判別センサ137の位置はパノラマ写真を検出しない位置にあり、インスタント写真は判別センサ137に検出される。
【0121】
パノラマ写真モードが選択され、スタートスイッチ7がオンされると(ステップS31)、手差しトレイ13のエンプティセンサ136がオンしているか(手差しトレイ13に写真がセットされているか)をチェックする(ステップS32)。スタートスイッチ7がオンされると、写真が手差しトレイ13にセットされていれば入力装置3のキャリッジモータ310が駆動され(ステップS33)、読み取り位置T2までキャリッジ301を上昇させる(ステップS34)。
【0122】
また、給紙モータ100が逆転駆動されるが(ステップS35)、ギア105Wにワンウエイクラッチが介在されているため給紙手段11には駆動は伝達されない。しかし、ギア106W、プーリ107、108Wを介して手差し給紙部14に駆動が伝達されローラ112、ベルト122、グリッドローラ134、ローラ139が給紙方向に回転する。
【0123】
更に搬送/排紙モータ200も逆転駆動され(ステップS35)、搬送ベルト211、排紙ベルト228、ローラ225、排紙ローラ234を回転させる。
【0124】
手差し給紙手段14により繰り出されたパノラマ写真はセンサ138により検出されてから所定量搬送後に読み取り位置T2に停止しているキャリッジ301により画像を読み取られながら(ステップS37)下方に搬送される。センサ138が写真の後端を検出すると(ステップS38)所定時間後にイメージセンサ309お画像読み取りを終了し(ステップS39)、所定量駆動後に給紙モータ100が停止する(ステップS40)。また、キャリッジモータ310は逆転し(ステップS41)キャリッジ301は下降してホームポジションセンサ330に検出されて停止する(ステップS42、S43)。
【0125】
写真の後端が排紙センサ235に検出されると(ステップS44)、モータ200は停止する(ステップS45)。
2−2−2(インスタント写真)
まず、写真を台紙にセットした状態で手差しトレイ13に載置する。 そして、制御装置430でインスタント写真モードを選択する(ステップS36)。
【0126】
インスタント写真には大サイズと小サイズとが有り、両方とも台紙に挟んで搬送するが、台紙を判別センサ137が検出すると大サイズ、検出しなければ小サイズとなる。
【0127】
スタートスイッチ7がオンされると(ステップS50)、エンプティセンサ136がオンしているかチェックし(ステップS51)、オンしていれば判別センサ137がセットされたインスタント写真が大サイズか、小サイズかを判断する(ステップS52)。また給紙モータ100が逆転駆動され、手差し給紙手段14が駆動されると共に、搬送/排紙モータ200が逆転駆動され、搬送ベルト211と排紙部6が駆動される(ステップS53)。また、ストッパモータ274も駆動され、ストッパ273が突出する。
【0128】
台紙の後端がセンサ138に検出され(ステップS54)、後端がローラ139を通過する駆動量後に給紙モータ100は停止する(ステップS55)。
【0129】
一方、ストッパモータ274の駆動によりストッパ273はコンタクトガラス300に接触しており、台紙が所定量送られてストッパ273に突き当たる量搬送されると搬送/排紙モータ200は停止する(ステップS56)。そして、ストッパモータ274を駆動してストッパ273を退避させる(ステップS57)。
【0130】
次に、キャリッジモータ310が駆動され(ステップS58)、キャリッジ301は上昇しながらインスタント写真の画像を読み取る(ステップS59)。サイズに応じた距離を、読取を行いながら上昇後、モータ310を停止する。(ステップS60)。この後、モータ200を逆転させて、搬送ベルト211及び排紙部6を駆動して台紙を排紙するとともに、モータ310を逆転させ(ステップS61)キャリッジ301がホームポジションHまで下降してホームポジションセンサ330に検出されると(ステップS62)、キャリッジモータ310を停止する(ステップS63)。排紙中の台紙の後端が排紙センサ235に検出されると(ステップS64)搬送/排紙モータ200を停止する(ステップS65)。
【0131】
上述したように、写真を固定して読み取り手段(キャリッジ)を移動させて読取を行う第1の読取モードの場合、写真の移動による振動が発生せず良好な画像が得られやすい上に、キャリッジの移動時の振動による画像への影響をより低減させるために、キャリッジを上昇移動させながら読取を行わせ、さらにキャリッジが係合されたベルトの回転駆動ベルトが張架されている上方のプーリ(回転軸)を回転駆動させたのである。また、コンタクトガラス300の下端部近傍に基準位置T1を設けて写真を固定し、キャリッジ301を上昇移動させながら読取を行ったので、読取開始までの時間ひいては読み取り時間を短くすることができるようにしたものである。
【0132】
3.変形例
前記実施例では、搬送装置が入力装置(コンタクトガラス)に対して開閉不可能となっているが、ヒンジ部などを介して開閉自在可能として写真を手動で読取位置に設置できるようにしても良い。ただしその時は、写真の落下防止のために搬送手段の下端部近傍に停止部材を設ける必要がある。
【0133】
前記実施例では写真の読み取り装置として説明したが、写真に限らず他の原稿を読み取る画像読み取り装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真読み取り装置の斜視図である。
【図2】写真読み取り装置の内部構造を示す断面図である。
【図3】搬送装置と入力装置の駆動機構の説明図である。
【図4】給紙部の駆動機構の説明図である。
【図5】搬送部の駆動機構の説明図である。
【図6】搬送部を開いた状態の斜視図である。
【図7】搬送部の斜視図である。
【図8】給紙部の駆動機構の説明図である。
【図9】搬送部/排紙部の駆動機構の説明図である。
【図10】停止手段の構造説明図である。
【図11】停止手段の動作説明図である。
【図12】停止手段の動作説明図である。
【図13】停止手段の動作説明図である。
【図14】停止手段の動作説明図である。
【図15】停止手段の動作説明図である。
【図16】停止手段の動作説明図である。
【図17】停止手段の動作説明図である。
【図18】停止手段の動作説明図である。
【図19】停止手段の動作説明図である。
【図20】停止手段の動作説明図である。
【図21】停止手段の動作説明図である。
【図22】停止手段の動作説明図である。
【図23】入力装置の一部を示す斜視図である。
【図24】入力装置の内部構造を示す斜視図である。
【図25】入力装置の内部構造を示す斜視図である。
【図26】入力装置の内部構造を示す斜視図である。
【図27】制御装置のブロック図である。
【図28】自動給紙モードのフローチャートである。
【図29】自動給紙モードのフローチャートである。
【図30】パノラマ写真モードのフローチャートである。
【図31】インスタント写真モードのフローチャートである。
【図32】インスタント写真モードのフローチャートである。
【図33】自動給紙モードのタイミングチャートである。
【図34】自動給紙モードのタイミングチャートである。
【図35】パノラマ写真モードのタイミングチャートである。
【図36】パノラマ写真モードのタイミングチャートである。
【図37】インスタント写真モードのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 写真読み取り装置
2 搬送装置
3 入力装置
4 給紙部
5 搬送部
6 排紙部
Claims (7)
- 略垂直に支持されたコンタクトガラスと、
前記コンタクトガラスの一方面側に略水平に配置され複数枚の原稿を載置するための給紙トレイと、
前記給紙トレイの下方に配置され前記コンタクトガラスの一方面との間に搬送経路を形成し、前記給紙トレイからの原稿を下方向へ搬送して前記搬送経路中の読取位置に搬送する搬送手段と、
前記給紙トレイと前記搬送手段との間に配設され前記給紙トレイからの原稿を搬送手段に向けて案内する湾曲した給紙経路と、
前記コンタクトガラスの一方面側で前記搬送手段の下方に略水平に配置され読み取られた原稿を載置するための排紙トレイと、
前記搬送手段と前記排紙トレイとの間に配設され前記読取位置から排出された原稿を前記排紙トレイに向けて案内するための湾曲した排紙経路と、
前記コンタクトガラスの他方面側で前記コンタクトガラスに沿って上昇または下降移動しながら前記読取位置で保持された原稿の読み取りを行う読取手段と、を備え、
前記排紙トレイは装置枠体底板上に配設されていることを特徴とする画像読取装置。 - 前記排紙トレイの原稿搬送方向における先端部近傍の前記装置枠体底板に据付手段を固定したことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 装置の非作動時、前記読取手段は前記コンタクトガラスの中央位置よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記コンタクトガラスの下端部近傍で前記搬送経路に出没可能に支持され、前記搬送手段で搬送される原稿を前記読取位置で停止させる停止部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記搬送手段を支持するユニットを前記給紙トレイと前記排紙トレイとの間に配置し、
このユニットを回転移動させて前記コンタクトガラスと前記搬送経路との間に形成された前記搬送経路を開放させるための回転軸を前記ユニットの下端部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記ユニットには、前記搬送手段で搬送される原稿を前記読取位置で停止させる停止部材が支持されていることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
- 前記読取手段を上下に移動させるための駆動モータと、
前記駆動モータの駆動を前記読取手段に伝達するための駆動伝達手段とを備え、
前記駆動モータを前記コンタクトガラスの中央位置よりも上方に配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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