JP3344079B2 - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機

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JP3344079B2
JP3344079B2 JP12019394A JP12019394A JP3344079B2 JP 3344079 B2 JP3344079 B2 JP 3344079B2 JP 12019394 A JP12019394 A JP 12019394A JP 12019394 A JP12019394 A JP 12019394A JP 3344079 B2 JP3344079 B2 JP 3344079B2
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修 江口
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祥史 高木
義貴 黒木
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は清掃機能と移動機能とを
備えた自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、掃除機に移動機能を付加して清掃
時の操作性の向上を図った掃除機が開発されている。特
に最近では、これにマイクロコンピュータと各種センサ
類を搭載した、いわゆる自立誘導型の自走式掃除機の開
発も行なわれている。
【0003】この種の自走式掃除機は、清掃機能として
本体底部に吸い込みノズルやブラシ等を備え、移動機能
としてモータで駆動される走行輪や操舵輪等を有し、光
学式誘導手段やジャイロを用いた慣性航法手段等を利用
して本体の誘導制御を行い、内部に蓄電池などの電源を
備えているのが通常である。
【0004】以下に従来の自走式掃除機について説明す
る。図8および図9において、2は自走式掃除機本体
(以下本体という)であり、1は床面の塵埃をかき集め
るサイドブラシであり、3は床面の塵埃をかき上げて吸
い込む回転ブラシであり、4は塵埃を吸引するための真
空圧を発生させるファンモータであり、これらで清掃手
段10を構成している。5は本体2を走行、操舵する走
行操舵手段であり、6は障害物を検知する障害物検知手
段であり、7は方位センサであり、8は走行位置を認識
する位置認識手段であり、9は位置認識手段8、障害物
検知手段6からの信号により走行操舵手段5を制御し、
また清掃手段10を制御する判断処理部である。
【0005】この種の自走式掃除機では、走行操舵手段
5により清掃区域の内側を障害物検知手段6が障害物を
検知するまで直進し、検知した地点でジャイロ等の方位
センサ7の出力を基に180度ターンを行い再度直進す
る。以後この様な往復動作を繰り返し、位置認識手段8
により清掃区域内の現在位置を認識しながら、ファンモ
ータ4、回転ブラシ3、サイドブラシ1の清掃手段10
にて清掃する構成としている。また、設定距離または障
害物を検知するまで前進した後、後退するという動作を
1往復毎にジャイロ等の方位センサ7の出力を基に所定
の角度を振って行い、以後この様な前後動作を繰り返し
て清掃を行う構成も工夫されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、サイドブラシ1、回転ブラシ3は本体
2が清掃動作中は、集塵性をよくするため高出力で常に
動作させており、壁際の清掃時にサイドブラシ1による
壁面の傷付きが生じたり、清掃方向の反転時等の走行速
度の低減による絨毯の単位面積当たりの回転ブラシ3の
接触時間の長さによって絨毯の特定部分に傷付きが生じ
るという問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、壁際以外ではサイドブラシを高出力にて動作させ
て、壁際では回転数を低く、また、回転ブラシにおいて
は清掃方向の反転時に回転数を低くすることにより、
壁、絨毯等に傷を付ける事無く集塵性を落とさずに清掃
する事ができる自走式掃除機を提供する事を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の自走式掃除機は、第1の手段として、本体を移
動させる走行操舵手段と、床面の塵埃をかき集めるブ
シと、前記ブラシを駆動する駆動手段と、進行方向並び
に左右方向の障害物の有無と障害物との距離を検出する
障害物検知手段とを備え、前記障害物検知手段からの信
号に応じて前記駆動手段を制御する構成としている。
【0009】第2の手段として、本体を移動させる走行
操舵手段と、床面の塵埃をかき集める複数のブラシと、
記ブラシを個別に駆動する複数の駆動手段と、進行方
向並びに左右方向の障害物の有無と障害物との距離を検
出する障害物検知手段とを備え、前記障害物検知手段か
らの信号に応じて前記複数の駆動手段を個別に制御す
成としている。
【0010】第3の手段として、本体を移動させる走行
操舵手段と、床面の塵埃をかき揚げる回転ブラシと、前
記回転ブラシを駆動する駆動手段と、進行方向並びに左
右方向の障害物の有無と障害物との距離を検出する障害
物検知手段とを備え、前記障害物検知手段からの信号に
応じて前記駆動手段を制御する構成としている。
【0011】第4の手段として、本体を移動させる走行
操舵手段と、床面の塵埃をかき揚げる回転ブラシと、前
記回転ブラシを駆動する駆動手段と、前記本体が清掃を
行う領域の縦、横の距離を入力する清掃領域入力手段
、走行距離をカウントする走行距離カウント部を備
、前記走行距離カウント部からの信号に応じて前記駆
動手段を制御する構成としている。
【0012】
【作用】第1の手段によれば、障害物検知手段からの信
号により本体の前方、側方の近傍に障害物が存在しない
と判断すれば駆動手段によりブラシを高速で動作させ
る。障害物が存在すると判断すればブラシの回転数を低
速で動作させ、壁際、障害物の近傍を清掃するときも壁
等に傷を付ける事無く、集塵性を落とさずに清掃する事
ができる。
【0013】第2の手段によれば、障害物検知手段から
の信号により本体の前方側方の近傍に障害物が存在しな
いと判断すれば複数の駆動手段により複数のブラシを高
速で動作させる。本体の側方近傍に障害物が存在すると
判断すれば障害物の存在する側方に位置するブラシのみ
の回転数を低速で動作させ、前方の近傍に障害物が存在
すると判断すれば本体両側方のブラシの回転数を低速で
動作させて壁際、障害物の近傍を清掃するときも壁等に
傷を付ける事無く、より高い集塵性を保持しながら清掃
する事ができる。
【0014】第3の手段によれば、障害物検知手段から
の信号により本体の前方の近傍に障害物が存在しないと
判断すれば駆動手段により回転ブラシを高速で動作させ
る。障害物が存在すると判断すれば回転ブラシの回転数
を低速で動作させ、絨毯等に傷を付ける事無く、集塵性
を落とさずに清掃する事ができる。
【0015】第4の手段によれば、清掃領域入力手段よ
り入力した情報を基に、清掃動作中は回転ブラシを高速
にて動作させる。清掃領域入力手段より入力した縦の直
進距離だけ往路を直進すると進行方向を反転して復路を
直進して戻ってくるという動作を清掃領域入力手段より
入力した横の距離だけ繰り返すが、それぞれの直進にお
いて走行距離カウント部が直進開始時から現在までの走
行距離を積算しており、この積算値が設定値より小さい
ときと、清掃領域入力手段より入力した縦の直進距離と
積算値の差が設定値より小さいときのみ回転ブラシを低
速で動作させる事により、絨毯等に傷を付ける事無く、
集塵性を落とさずに清掃する事ができる。
【0016】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照して説
明する。尚、従来と同一の部分については同一符号を付
し、説明を省略する。
【0017】図1に示すように、本体2の前の方に左右
に対にして配置しているサイドブラシ12は清掃手段2
0の一部を構成し、走行操舵手段5、サイドブラシ12
を含む清掃手段20の動作を制御する判断処理部19の
信号により、サイドブラシ駆動手段18でサイドブラシ
12を同時に駆動する構成としている。
【0018】以上のように構成された自走式掃除機につ
いて以下その動作を説明する。本体2が図2に示すよう
に清掃路Aを走行しているとき、つまり走行操舵手段5
により清掃区域の内側を障害物検知手段6が障害物を検
知するまで前進し、検知した地点で方位センサ7の出力
を基に180度ターンを行い再度前進するという動作を
繰り返しているとき、方位センサ7の角度情報と走行操
舵手段5からの走行距離情報により位置認識手段8は現
在の走行位置の情報を判断処理部19に出力する。判断
処理部19は、位置認識手段8からの入力信号と障害物
検知手段6からの障害物までの距離の信号により、走行
操舵手段5と清掃手段20を制御する。また、判断処理
部19では障害物検知手段6から前方と側方の壁22ま
での距離信号とあらかじめ設定しておいた本体2と壁2
2までの距離Dの大小の比較を常に行っており、距離信
号が距離Dより大きいときには本体2から壁22までの
距離が、サイドブラシ12が接触しない距離と判断して
サイドブラシ12を高速にて動作させるようサイドブラ
シ駆動手段18に信号を出力し、サイドブラシ駆動手段
18はサイドブラシ12を高速で動作させる。反対に、
距離信号が距離Dより小さいときには、本体2から壁2
2までの距離が、サイドブラシ12が接触する可能性の
ある距離と判断してサイドブラシ12を低速にて動作さ
せるようサイドブラシ駆動手段18に信号を出力し、サ
イドブラシ駆動手段18はサイドブラシ12を低速で動
作させる。
【0019】清掃路Bにおいては、壁22沿いの動作で
あり、図2に示すように距離信号は距離Dより小さいの
で、上記のようにサイドブラシ12を低速で動作させ
る。
【0020】以上のように本実施例によれば、清掃手段
20の一構成部として本体2の前の方に左右に対にして
配置したサイドブラシ12と、前記サイドブラシ12を
同時に駆動するサイドブラシ駆動手段18と、本体2を
走行、操舵する走行操舵手段5と、方位センサ7と、前
記方位センサ7の角度情報と前記走行操舵手段5からの
走行距離情報により現在の走行位置を認識する位置認識
手段8と、距離Dのしきい値を設定し、障害物検知手段
6からの信号により前記サイドブラシ12の回転数を制
御し、位置認識手段8からの信号により、走行操舵手段
5、清掃手段20の動作を制御する判断処理部19を設
ける事により、壁22際でのみサイドブラシ12の回転
数を低速にして、壁22際の近傍を清掃するときもサイ
ドブラシ12の壁22への影響を最小にして、集塵性を
落とさずに清掃する事ができる。
【0021】(実施例2) 以下、本発明の第2の実施例について図面を参照して説
明する。
【0022】図3に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述実施例1の構成に本体2の前の方に左右
に対になって配置している左側の第1のサイドブラシ3
1と、右側の第2のサイドブラシ32とで清掃手段40
の一部を構成し、走行操舵手段5、第1のサイドブラシ
31、第2のサイドブラシ32を含む清掃手段40の動
作を制御する判断処理部39の信号により、第1のサイ
ドブラシ31を駆動する第1のサイドブラシ駆動手段3
7と、第2のサイドブラシ32を駆動する第2のサイド
ブラシ駆動手段38を備えた構成とした点である。
【0023】以上のように構成された自走式掃除機につ
いて以下その動作を説明する。本体2が、図2に示すよ
うに清掃路Aを走行しているとき、つまり走行操舵手段
5により清掃区域の内側を障害物検知手段6が障害物を
検知するまで前進し、検知した地点で方位センサ7の出
力を基に180度ターンを行い再度前進するという動作
を繰り返しているとき、方位センサ7の角度情報と走行
操舵手段5からの走行距離情報により位置認識手段8は
現在の走行位置の情報を判断処理部39に出力する。判
断処理部39は、位置認識手段8からの入力信号と障害
物検知手段6からの障害物までの距離の信号により、走
行操舵手段5と清掃手段40を制御する。また、判断処
理部39では障害物検知手段6から前方と壁22までの
距離信号とあらかじめ設定しておいた本体2と前方の壁
22までの距離D、側方までの距離信号とあらかじめ設
定しておいた本体2と側方の壁22までの距離D’の大
小の比較を常に行っており、前方の距離信号が距離Dよ
り大きく側方の距離信号が距離D’より大きいときには
本体2から壁22までの距離が、第1のサイドブラシ3
1、第2のサイドブラシ32が接触しない距離と判断し
て第1のサイドブラシ31、第2のサイドブラシ32を
共に高速にて動作させるよう第1のサイドブラシ駆動手
段37、第2のサイドブラシ駆動手段38に信号を出力
し、第1のサイドブラシ駆動手段37、第2のサイドブ
ラシ駆動手段38は第1のサイドブラシ31、第2のサ
イドブラシ32を高速で動作させる。障害物検知手段6
から入力される前方の距離信号が距離Dより小さいとき
には、側方の壁22までの距離信号と距離D’との大小
に関わらず、本体2から前方の壁22までの距離が第1
のサイドブラシ31、第2のサイドブラシ32が共に接
触する可能性のある距離と判断して第1のサイドブラシ
31、第2のサイドブラシ32を低速にて動作させるよ
う第1のサイドブラシ駆動手段37、第2のサイドブラ
シ駆動手段38に信号を出力し、第1のサイドブラシ駆
動手段37、第2のサイドブラシ駆動手段38はそれぞ
れ第1のサイドブラシ31、第2のサイドブラシ32を
低速で動作させる。
【0024】また、清掃路Bの1往復目の往路や、図2
中のZ点のような障害物検知手段6から入力される前方
の距離信号が距離Dより大きいときでも、側方(左方)
の壁22までの距離信号が距離D’よりも小さいときに
は、判断処理部39は左側の第1のサイドブラシ31が
壁22に接触する可能性があると判断して第1のサイド
ブラシ31のみ低速で動作させるように第1のサイドブ
ラシ駆動手段37に信号を出力し、第1のサイドブラシ
31のみ低速で動作させる。
【0025】以上のように本実施例によれば、清掃手段
40の一構成部として本体2の前の方に左右に対にして
配置した第1のサイドブラシ31、第2のサイドブラシ
32と、前記第1のサイドブラシ31、第2のサイドブ
ラシ32を各々駆動する第1のサイドブラシ駆動手段3
7、第2のサイドブラシ駆動手段38と、本体2を走
行、操舵する走行操舵手段5と、方位センサ7と、前記
方位センサ7の角度情報と前記走行操舵手段5からの走
行距離情報により現在の走行位置を認識する位置認識手
段8と、距離D、D’のしきい値を設定し、障害物検知
手段6からの信号により前記第1のサイドブラシ31、
第2のサイドブラシ32の回転数を制御し、位置認識手
段8からの信号により、走行操舵手段5、清掃手段40
の動作を制御する判断処理部39を設ける事により、壁
22際でのみ第1,第2のサイドブラシ31,32の回
転数を低速にし、また側方に壁が存在するときには壁が
存在する方のサイドブラシのみの回転数を低速にし、壁
22際の近傍を清掃するときも第1のサイドブラシ3
1、第2のサイドブラシ32の壁22への影響を最小に
して、集塵性を落とさずに清掃する事ができる。
【0026】(実施例3) 以下、本発明の第3の実施例について図4、図5を参照
して説明する。
【0027】図4に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述実施例1の構成に床面の塵埃をかき揚げ
て吸引する回転ブラシ42で清掃手段50の一部を構成
し、走行操舵手段5、回転ブラシ42を含む清掃手段5
0の動作を制御する判断処理部49の信号により、回転
ブラシ42を駆動する回転ブラシ駆動手段48を備えた
構成とした点である。
【0028】以上のように構成された自走式掃除機につ
いて以下その動作を説明する。本体2が、図5に示すよ
うに壁51に対して矢印aの方向を方位センサ7の基準
方向にして角度θを振り、前進と後退を繰り返しながら
壁51から距離Lまでの清掃領域を清掃しながら走行し
ているとする。この時、方位センサ7の角度情報と走行
操舵手段5からの走行距離情報により位置認識手段8は
現在の走行位置の情報を判断処理部49に出力する。判
断処理部49は、前進中は障害物検知手段6からの信号
により壁51を検知すると進行方向を後退に切り換え、
後退中は位置認識手段8からの信号により、壁51から
距離L後退すると前進に切り換えるように走行操舵手段
5に信号を出力し前後動作を行う。図中のCは清掃幅を
示す。壁51を検知して進行方向を切り換えるとき、本
体2の走行速度の絶対値は零に収束し、進行方向が反転
すると、再び増加してゆく。この進行方向が反転すると
き、床面の単位面積当たりの回転ブラシ42の接触時間
が長くなり、つまり壁51付近の床面のみ回転ブラシ4
2の接触時間が長くなる。
【0029】判断処理部49ではまた、障害物検知手段
6から入力される前方と壁51までの距離信号と、あら
かじめ設定しておいた本体2と壁51までの距離Dの大
小の比較を常に行っており、距離信号が距離Dより大き
いときには本体2が進行方向を反転しない距離と判断し
て回転ブラシ42を高速にて動作させるよう回転ブラシ
駆動手段48に信号を出力し、回転ブラシ駆動手段48
は回転ブラシ42を高速で動作させる。反対に、距離信
号が距離Dより小さいときには本体2が進行方向の反転
動作に入る前だと判断して回転ブラシ42を低速にて動
作させるよう回転ブラシ駆動手段48に信号を出力し、
回転ブラシ駆動手段48は回転ブラシ42を低速で動作
させる。
【0030】以上のように本実施例によれば、清掃手段
50の一構成部として回転して床面の塵埃をかき揚げる
回転ブラシ42と、前記回転ブラシ42を駆動する回転
ブラシ駆動手段48と、本体2を走行、操舵する走行操
舵手段5と、方位センサ7と、前記方位センサ7の角度
情報と前記走行操舵手段5からの走行距離情報により現
在の走行位置を認識する位置認識手段8と、距離Dのし
きい値を設定し、障害物検知手段6からの信号により前
記回転ブラシ42の回転数を制御し、位置認識手段8か
らの信号により、走行操舵手段5、清掃手段50の動作
を制御する判断処理部49を設ける事により、壁51際
でのみ回転ブラシ42の回転数を低速にして、壁51際
の近傍を清掃するときも回転ブラシ42の床面への影響
を最小にして、集塵性を損なう事無く清掃する事ができ
る。
【0031】なお、本実施例では、前方の壁51に関し
て説明したが、後方の壁に関しても同様であることは言
うまでもない。
【0032】(実施例4) 以下、本発明の第4の実施例について図面を参照して説
明する。
【0033】図6に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述実施例3の構成に位置認識手段8から出
力される走行距離の信号により、直進距離を計数する走
行距離カウント部66と走行操舵手段8からの信号によ
り、走行操舵手段5、回転ブラシ42を含む清掃手段5
0の動作を制御する判断処理部69からの信号により回
転ブラシ42を駆動する回転ブラシ駆動手段68を備え
た構成とした点である。
【0034】以上のように構成された自走式掃除機につ
いて以下その動作を説明する。本体2が図7に示すよう
に矢印aの方向を方位センサ7の基準方向にして角度θ
を振り、前進と後退を繰り返しながら、走行開始地点Y
から動作するよう設定された距離Lまでの清掃領域を清
掃しながら走行している。この時、方位センサ7の角度
情報と走行操舵手段5からの走行距離情報により位置認
識手段8は現在の走行位置の情報を判断処理部69に出
力し、判断処理部69は、距離Lを前進すると進行方向
を後退に切り換え、距離Lを後退すると前進に切り換え
るように走行操舵手段5に信号を出力し前後動作を行
う。進行方向を切り換えるとき、本体2の走行速度の絶
対値は零に収束し、進行方向が反転すると、再び増加し
てゆく。この進行方向が反転するとき、床面の単位面積
当たりの回転ブラシ42の接触時間が長くなり、つまり
壁付近の床面のみ回転ブラシ62の接触時間が長くな
る。
【0035】走行距離カウント部66は位置認識手段8
からの走行距離信号を入力しており、一直進毎に直進開
始時から現在までの走行距離を計数して積算値を判断処
置部69に出力している。判断処理部69ではまた、走
行距離カウント部66より入力される一直進での走行距
離積算値信号と、あらかじめ設定しておいた本体2の停
止位置からの一定の距離を距離Dとした時の距離(L−
D)との大小の比較を常に行っており、走行距離積算値
信号が距離(L−D)より小さいときには本体2が進行
方向を反転しない距離と判断して回転ブラシ42を高速
にて動作させるよう回転ブラシ駆動手段68に信号を出
力し、回転ブラシ駆動手段68は回転ブラシ42を高速
で動作させる。反対に、走行積算値信号が距離(L−
D)より大きいときには本体2が進行方向の反転動作に
入る前だと判断して回転ブラシ42を低速にて動作させ
るよう回転ブラシ駆動手段68に信号を出力し、回転ブ
ラシ駆動手段68は回転ブラシ42を低速で動作させ
る。
【0036】以上のように本実施例によれば、清掃手段
50の一構成部として回転して床面の塵埃をかき揚げる
回転ブラシ42と、前記回転ブラシ42を駆動する回転
ブラシ駆動手段68と、本体2を走行、操舵する走行操
舵手段5と、方位センサ7と、前記方位センサ7の角度
情報と前記走行操舵手段5からの走行距離情報により現
在の走行位置を認識する位置認識手段8と、前記位置認
識手段8からの信号により一直進での走行距離を計数す
る走行距離カウント部66と、距離Dのしきい値を設定
し、走行距離カウント部66からの信号により前記回転
ブラシ42の回転数を制御し、位置認識手段8からの信
号により、走行操舵手段5、清掃手段50の動作を制御
する判断処理部69を設ける事により、進行方向反転の
走行速度低下時には回転ブラシ42の回転数を低速にし
て、回転ブラシ42の床面の特定の部分への影響を最小
にして、かつ集塵性を損なう事無く清掃する事ができ
る。
【0037】尚、本実施例1〜4において、障害物検知
手段6が検知する対象物を壁としたが全ての障害物を対
象としても良い事は言うまでもない。また、低速で動作
させるという表現をしようしているが、低速には停止の
状態も含まれる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、第1の手段として、本体を移動させる走行操舵手段
、床面の塵埃をかき集めるブラシと、前記ブラシを駆
動する駆動手段と、進行方向並びに左右方向の障害物の
有無と障害物との距離を検出する障害物検知手段とを
、前記障害物検知手段からの信号に応じて前記駆動手
段を制御する事により、障害物が存在すると判断すれ
ラシの回転数を低速で動作させ、壁際、障害物の近傍
を清掃するときも壁等に傷を付ける事無く、集塵性を落
とさずに清掃する事ができる。
【0039】第2の手段として、本体を移動させる走行
操舵手段と、床面の塵埃をかき集める複数のブラシと、
記ブラシを個別に駆動する複数の駆動手段と、進行方
向並びに左右方向の障害物の有無と障害物との距離を検
出する障害物検知手段とを備え、前記障害物検知手段か
らの信号に応じて前記複数の駆動手段を個別に制御す
により、壁際、障害物の近傍を清掃するときも壁等に
傷を付ける事無く、第1の手段よりも高い集塵性を保持
して清掃する事ができる。
【0040】第3の手段として、本体を移動させる走行
操舵手段と、床面の塵埃をかき揚げる回転ブラシと、前
記回転ブラシを駆動する駆動手段と、進行方向並びに左
右方向の障害物の有無と障害物との距離を検出する障害
物検知手段とを備え、前記障害物検知手段からの信号に
応じて前記駆動手段を制御する事により、障害物の回避
動作時、進行方向の反転時に回転ブラシの特定部分での
動作集中によって絨毯等に傷を付ける事無く、集塵性を
落とさずに清掃する事ができる。
【0041】第4の手段として、本体を移動させる走行
操舵手段と、床面の塵埃をかき揚げる回転ブラシと、前
記回転ブラシを駆動する駆動手段と、前記本体が清掃を
行う領域の縦、横の距離を入力する清掃領域入力手段
、走行距離をカウントする走行距離カウント部を備
、前記走行距離カウント部からの信号に応じて前記駆
動手段を制御する事により、壁、障害物の有無に関わら
ず進行方向の反転時には、回転ブラシの特定部分での動
作集中によって絨毯等に傷を付ける事無く、集塵性を落
とさずに清掃する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図
【図2】本発明の第1、第2の実施例における清掃経路
【図3】本発明の第2の実施例のブロック図
【図4】本発明の第3の実施例のブロック図
【図5】本発明の第3の実施例における清掃経路図
【図6】本発明の第4の実施例のブロック図
【図7】本発明の第4の実施例における清掃経路図
【図8】従来の電気掃除機の概略構成図
【図9】従来の電気掃除機のブロック図
【符号の説明】
2 本体 5 走行操舵手段 6 障害物検知手段 7 方位センサ 8 位置認識手段 12 サイドブラシ 18 サイドブラシ駆動手段 19、39、49、69 判断処理部 20、40、50 清掃手段 31 第1のサイドブラシ 32 第2のサイドブラシ 37 第1のサイドブラシ駆動手段 38 第2のサイドブラシ駆動手段 48、68 回転ブラシ駆動手段 66 走行距離カウント部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪内 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小川 光康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 藤原 俊明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 高木 祥史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−125861(JP,A) 特開 平5−46246(JP,A) 特開 平6−22884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/00 102 A47L 9/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を移動させる走行操舵手段と、床
    の塵埃をかき集めるブラシと、前記ブラシを駆動する駆
    動手段と、進行方向並びに左右方向の障害物の有無と障
    害物との距離を検出する障害物検知手段とを備え、前
    障害物検知手段からの信号に応じて前記駆動手段を制御
    する自走式掃除機。
  2. 【請求項2】 本体を移動させる走行操舵手段と、床
    の塵埃をかき集める複数のブラシと、前記ブラシを個別
    に駆動する複数の駆動手段と、進行方向並びに左右方向
    の障害物の有無と障害物との距離を検出する障害物検知
    手段とを備え、前記障害物検知手段からの信号に応じて
    前記複数の駆動手段を個別に制御する自走式掃除機。
  3. 【請求項3】 本体を移動させる走行操舵手段と、床
    の塵埃をかき揚げる回転ブラシと、前記回転ブラシを駆
    動する駆動手段と、進行方向並びに左右方向の障害物の
    有無と障害物との距離を検出する障害物検知手段とを
    、前記障害物検知手段からの信号に応じて前記駆動手
    を制御する自走式掃除機。
  4. 【請求項4】 本体を移動させる走行操舵手段と、床
    の塵埃をかき揚げる回転ブラシと、前記回転ブラシを駆
    動する駆動手段と、前記本体が清掃を行う領域の縦、横
    の距離を入力する清掃領域入力手段と、走行距離をカウ
    ントする走行距離カウント部を備え、前記走行距離カウ
    ント部からの信号に応じて前記駆動手段を制御する自
    式掃除機。
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