JP3441595B2 - 電子写真トナー付着量測定装置 - Google Patents

電子写真トナー付着量測定装置

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JP3441595B2
JP3441595B2 JP09803296A JP9803296A JP3441595B2 JP 3441595 B2 JP3441595 B2 JP 3441595B2 JP 09803296 A JP09803296 A JP 09803296A JP 9803296 A JP9803296 A JP 9803296A JP 3441595 B2 JP3441595 B2 JP 3441595B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に使
用される電子写真トナー付着量測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】暗中にて感光体を一様に帯電した後、画
像情報を含む光で露光して該感光体上に静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像器から送られるトナーで現像し
てから、この現像された画像を中間転写体に重ね転写し
てフルカラートナー画像を得、このフルカラートナー画
像を転写紙に転写するカラー画像形成用の電子写真プロ
セス制御装置、或いは感光体上のトナー画像を直接、転
写紙に転写する電子写真プロセス制御装置を備えた画像
形成装置がある。 【0003】かかる画像形成装置では、電子写真トナー
付着量測定装置を有していて、この電子写真トナー付着
量測定装置により感光体または中間転写体または転写紙
搬送用のベルトからなる紙搬送体などに形成した基準画
像に光を当て、その正反射光に光を当て、この正反射光
量により基準画像のトナー付着量を検知し、画像濃度の
調整の基準となるデータを得ていた。 【0004】このトナー付着量の検知は基準画像のトナ
ー付着量の増加に伴い光が吸収又は散乱される率が高く
なることから正反射光量が減少する特性を応用してい
る。しかしながら、黒トナー像の場合、図1に符号BK
で示すようにトナー付着量がある程度まで増加すると反
射光量が飽和してしまい、トナー付着量センサ出力は一
定となってトナー付着量を測定することができなくな
る。一方、カラートナーの場合には符号CLで示すよう
に、トナー付着量がある程度のレベルを超えると逆にト
ナー付着量が増加するにつれてトナー付着量センサ出
力、つまり正反射光量が増加するという現象が見られ
る。これは、トナー付着量が増すことにより、トナー表
層面の均一性が高まることに因るものと考えられる。よ
って、トナー付着量センサは、黒トナーについては図1
の矢印BK1、カラートナーについては図1の矢印CL
1で示されるそれぞれの測定可能領域内のトナー付着量
しか測定できないことになる。 【0005】従来の電子写真プロセス制御では、これ
らの狭い測定可能領域内で基準画像を設定し、トナー付
着量を検知して制御していた。 【0006】また、トナー付着量センサの受光部を2
つにし、正反射光および散乱光の両方からトナー付着量
を測定する方法(特公平3−209281号公報参照)
もあった。 【0007】また、ベタパッチの代わりにラインパッ
チや網点パッチを用いて濃度を薄くし、センサ感度の飽
和領域を用いない方法(実公昭60−4188号参照)
もあった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術で
は、高濃度領域では制御の誤差が大きいという不具合が
生じていた。 【0009】前記の従来技術では、「受光部を2つに
することによりセンサの製造コストが上がる」、「光量
が少なく、ノイズの影響が大きい散乱光を考慮すること
により、トナー付着量想定値の誤差が大きくなる」など
のおそれがあった。 【0010】前記の従来技術では、高濃度部ではセン
サ感度が増すものの、低濃度部ではラインパッチや網点
パッチの濃度ムラ等の影響を受け、ラインパッチや網点
パッチだけでは正確なトナー付着量の測定が困難であっ
た。 【0011】よって、本発明は、画像形成条件の異なる
2つ以上の基準画像(基準画像、補助用基準画像)に対
するトナー付着量センサ出力からトナー付着量を推定
し、前述したトナー付着量センサの弱点をカバーするこ
とにより、従来技術における前記問題を解消し、より高
品位な画像を出力する複写機、プリンタ、ファクシミリ
などを実現することのできる電子写真トナー付着量測定
装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1).暗中にて感光体を一様に帯電した後、画像情報
を含む光で露光して該感光体上に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を現像器から送られるトナーで現像してか
ら、この現像された画像を転写材に転写する電子写真プ
ロセス機構を備えた画像形成装置に使用される電子写真
トナー付着量測定装置において、前記感光体上であって
前記画像を形成する領域とは別の領域に、互いに異なる
画像形成条件で少なくとも2つ以上の基準画像を形成す
ることのできる基準画像形成手段と、前記現像後または
前記転写後の各々の基準画像のトナー付着量を測定する
ことのできるセンサ手段と、前記各々の基準画像に対す
る前記センサ手段の出力の相関から前記トナー付着量を
推定するトナー付着量の推定手段と、を有し、前記異な
る画像形成条件とは、前記各基準画像のテクスチャパタ
ーンが異なることを内容とすることとした(請求項
1)。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【発明の実施の形態】 (一).本発明が適用される画像形成装置の例 (a)電子写真プロセス機構 図2により説明する。この例で示す画像形成装置は、デ
ジタル露光方式で、かつ、乾式2成分現像方式のもので
ある。ドラム状の感光体1は帯電操作値決定部2による
管理の下、帯電制御部3で帯電量が制御される帯電チャ
ージャ4により暗中にて一様に帯電される。しかる後、
露光制御部5による露光を受けて該感光体1上に静電潜
像が形成される。ここに露光制御部5は、例えば、コン
タクトガラス6上にセットされ原稿圧板7で覆われた原
稿8を露光ランプ9で露光照明し、原稿8からの反射光
をミラーなどの光学系10を介して撮像素子、例えばC
CD11で読み取った後、A/D変換器12、原稿画像
処理部13および露光操作値決定部14を経た原稿画像
情報信号に従い光を出射して所謂デジタル露光により光
書き込みを行う。この光書込光源としては、半導体レー
ザーなどの露光用レーザー、露光用LEDアレイまたは
露光用ランプなどが用いられている。 【0020】このように感光体1上に形成された静電潜
像は、ネガ・ポジ現像方式の現像装置15のトナーによ
り現像されて可視像となり、給紙部17より所定のタイ
ミングで給紙された転写紙に転写チャージャ16の作用
により転写される。転写済みの転写紙は、分離チャージ
ャ18の作用で感光体1から分離された後、一対の定着
ローラ19などを経て排紙部20に向かう。以上が電子
写真プロセス機構の構成および作用の概略である。 【0021】ここに、感光体に対する帯電制御方式は、
帯電チャージャ4によるコロトロンやスコロトロンなど
のチャージャ方式とされており、帯電制御部3で制御す
るようにしているが、ローラ帯電方式などによるもので
あってもよい。また、露光制御方式としては、このよう
なデジタル露光方式に限らず、原稿8からの反射光によ
り直接的に感光体1上に書き込み露光を行い、潜像を形
成するアナログ露光方式のものでもよい。 【0022】何れにしても、レーザーパワーや露光時間
などを制御することで、ランプ電圧や光量制御を行うこ
とができる。また、感光体1については、この例のよう
にドラム状のものだけでなく、ベルト状のものなどであ
ってもよい。 【0023】現像方式は、前述したように乾式2成分現
像方式とされており、現像装置15には感光体1に近接
対向させた現像スリーブ15a、現像器15b内にトナ
ーホッパ15c内のトナーを補給するためのトナー補給
装置15d、現像器15b内でトナーと現像剤とを撹拌
する撹拌器15eなどが設けられている。現像スリーブ
15aには図示省略の現像バイアス電源より現像バイア
スが印加されている。この現像バイアス電源による現像
バイアス電位は、現像バイアス電位計23により計測さ
れるようになっている。また、現像器15b内のトナー
濃度を測定する手段としてトナー濃度センサ24、トナ
ー帯電量を測定する手段としてトナー帯電量センサ25
をそれぞれ設けている。 【0024】なお、特に図示しないが、現像スリーブ1
5aに対しては、その現像バイアス電圧を制御するため
の現像バイアス制御部が設けられている。また、現像方
式についても、このような乾式2成分現像方式に限ら
ず、1成分の現像方式であってもよい。 【0025】(b)基準画像の形成 感光体1上であって、原稿画像が形成される領域から外
れた領域には、異なる画像形成条件で少なくとも2つ以
上の基準画像を形成することができる。この異なる画像
形成条件の内容は後述する。これらの基準画像の形成部
位は、原稿画像が形成される領域の外側について帯電制
御部3で帯電量が制御される帯電チャージャ4により暗
中にて一様に帯電しておき、この外側の帯電領域であっ
て基準画像として形成すべき所定の領域について露光制
御部5により露光することにより行われる。よって、基
準画像形成手段は、当該画像形成装置による本来の画像
を形成するための手段、つまり、前記(a)で述べた電
子写真プロセス機構にかかる諸部材を用いて、ただ、そ
の画像の形成領域を本来の画像の形成領域の外部に形成
するのであり、基準画像形成手段として独立のものを必
ずしも有する必要はなく、前記電子写真プロセス機構に
かかる諸部材と共用することもできる。 【0026】感光体1の周囲であって、現像装置15よ
りも下流の位置には、こうして形成された基準画像の通
過部に対向して、基準画像のトナー付着量を測定するた
めのトナー付着量センサ21が設けられている。このト
ナー付着量センサ21の位置はこのように感光体1に対
向する位置に限らず、その他の例として、中間転写体を
使用する方式のものにあってはこの中間転写体としての
中間転写ベルト、或いは中間転写ドラム、また、転写紙
を定着ローラまで搬送するための紙搬送ベルトや紙搬送
ドラムを使用するものにあってはこれら紙搬送ベルト、
紙搬送ドラムなどにおけるそれぞれの基準画像の通過領
域に対向して設けてもよい。 【0027】(c)トナー付着量の測定方法 感光体1上にトナーが付着していない場合の例を図3に
より説明する。トナー付着量センサ21は、発光素子2
1aと受光素子21bとからなり、発光素子21aが感
光体1に対して光を照射してその正反射光の変化を受光
素子21bが検出する。この例では感光体1上にトナー
が付着していないために、照射された光は反射して受光
素子21bで検出されることになる。この例で感光体1
の光の吸収は少ないものとする。 【0028】感光体1上にトナーが付着している場合の
例を図4により説明する。感光体1上のトナーTにより
発光素子21aからの光は散乱し、受光素子21bで受
光される光量は少なくなる。図5に感光体1上のトナー
付着量に対するトナー付着量センサ出力を示す。図5に
よれば、あるトナー付着量までは、トナー付着量が増え
るにつれて受光量が少なくなるが、それを超えるとかえ
って受光素子21bに対する受光量が増し、トナー付着
量センサ出力が増大する。これは、トナー層表面の均一
性が増すためと考えられる。このため、図5に矢印で示
した測定可能領域CL2でしかトナー付着量を測定する
ことができない。 【0029】本発明では、このようなトナー付着量セン
サの欠点を補うために画像形成条件の異なる2つ以上の
基準画像を形成し、これら基準画像に対するトナー付着
量センサ21の出力からトナー付着量を測定する。ここ
では、トナー付着量センサ21が感光体1のトナー付着
量を測定する場合について説明したが、これ以外に、前
述のように中間転写体を使用する方式のものにあっては
この中間転写体としての中間転写ベルト、或いは中間転
写ドラム、また、転写紙を定着ローラまで搬送するため
の紙搬送ベルトや紙搬送ドラムを使用するものにあって
はこれら紙搬送ベルト、紙搬送ドラムなどについてトナ
ー付着量を測定する場合について本発明が適用できるこ
とは勿論である。 【0030】(二).参考例1 図5〜図8により説明する。カラートナーにより基準画
像を作成し、この基準画像に対するトナー付着量センサ
出力が図6に示すように、符号Aで示す値であるとき、
トナー付着量はaと判定できる。しかし、図7に示すよ
うにトナー付着量センサの出力がBの基準画像である場
合、トナー付着量はbである場合とb’である場合とが
あり、何れが基準画像のトナー付着量に正しく対応する
ものであるかは判定できない。 【0031】そこで、もう一つ画像形成条件を変えて補
助用の基準画像を作成する。ここでは、画像のトナー付
着量が前記のようにトナー付着量センサの出力Bの基準
画像形成時よりも一定量少なくなるような画像形成条件
で補助用基準画像を作成する。この場合、トナー付着量
は、b、b’よりも一定量少ない値のcまたはc’であ
り、これらのcまたはc’に対応するCまたはC’がト
ナー付着量センサ出力となるはずであり、特性曲線の性
質からC≠C’であるので、補助用基準画像のトナー付
着量センサ出力を読み取ることにより、その値がCなら
ば基準画像のトナー付着量はbと判定できるし、C’な
らば基準画像のトナー付着量はb’と判定できることと
なる。つまり、基準画像に対するトナー付着量センサ出
力が同じであっても、画像形成条件を異ならせた補助用
基準画像に対するトナー付着量センサ出力を読むことに
より、基準画像に対するトナー付着量が2つ対応する場
合でも正しいトナー付着量を区別し、求めることが可能
となる。 【0032】すなわち、基準画像、補助用基準画像に対
するトナー付着量センサ出力がそれぞれB、Cのとき
は、トナー付着量はbと判定可能であり、基準画像、補
助用基準画像に対するトナー付着量センサ出力がそれぞ
れB,C’のときはトナー付着量はb’と判定可能であ
る。このようにトナーセンサ出力から基準画像のトナー
濃度を推定するトナー付着量推定手段は、前述の基準画
像形成手段およびトナー付着量センサ21からの情報を
入力して、該トナー付着量センサ21の特性(図1、図
5、図7)を記憶しているRAM或いはROMと情報の
授受を行うCPUにより構成される。或いは、基準画像
・補助基準画像それぞれに対するトナー付着量センサ2
1からの情報を入力とし、基準画像のトナー付着量を出
力として、基準画像・補助基準画像それぞれに対するト
ナー付着量センサ21からの情報とトナー付着量の関係
をシミュレートするシミュレーションモデル、或いは前
記関係を学習させたニューラルネットワークを用いるこ
ともできる。 【0033】このような例に従えば、トナー付着量を測
定する対象である基準画像と、この基準画像の形成に際
しての画像形成条件とは異なる画像形成条件による補助
用基準画像とを用いて、図5にあるような出力特性を有
する従来のトナー付着量センサにおいて、1つのセンサ
出力に対して2つ以上のトナー付着量が対応する高濃度
域であっても、基準画像のトナー付着量を正しく測定で
きることとなる。以上の例では、補助用基準画像が1つ
である場合について説明したが、勿論2つ以上であって
もよい。 【0034】(三).参考例 前記(二)の例では、異なる画像形成条件により、基準
画像と補助用基準画像とを形成することにより、これら
基準画像と補助用基準画像とでトナー付着量を一定量異
ならせることで、基準画像のトナー付着量を推定してい
る。この例では、基準画像と補助用基準画像とでトナー
付着量を一定量異ならせるのに、これらの基準画像、補
助用基準画像の形成のための静電潜像の形成に際しての
帯電量を異ならせることとしている。 【0035】感光体表面の帯電電位とトナーの付着量と
の関係を模式的に表わした図8により説明する。トナー
の付着量は、図8において、ハッチングを付した領域に
より模式的に示している。トナーは感光体1の帯電電位
と現像バイアス電位との差に比例した量だけ感光体1に
付着する。この帯電電位を測定し、画像形成条件を制御
するため、図2に示した構成において、表面電位計22
が設けられている。 【0036】図8において、基準画像1Aと基準画像2
Aに対するトナー付着量センサ21の出力が同じであっ
たとする。そこで、画像形成条件として静電潜像の形成
に際しての帯電量だけを各基準画像1A,2Aに対する
ものよりもそれぞれ一定量α変更して図8に示すように
基準補助画像1A’、2A’を作成する。するとトナー
付着量は、それぞれに対して等しい一定量だけ変化し、
基準補助画像1A’および基準補助画像2A’は図8に
示すようになり、これら基準補助画像1A’と基準補助
画像2A’に対するトナー付着量センサ21の出力はそ
れぞれ図7により前述したトナー付着量センサ出力C、
C’のような関係となり、それぞれの基準画像1A,2
Aに対しての正しいトナー付着量を推定することができ
ることとなる。ここでは、基準画像に対して基準補助画
像が1つである場合について説明したが、勿論2つ以上
であってもよい。 【0037】(四).参考例3 前記(二)の例では、異なる画像形成条件により、基準
画像と補助用基準画像とを形成することにより、これら
基準画像と補助用基準画像とでトナー付着量を一定量異
ならせることで、基準画像のトナー付着量を推定してい
る。この例では、基準画像と補助用基準画像とでトナー
付着量を一定量異ならせるのに、これらの基準画像、補
助用基準画像の形成のための露光時の露光量を異ならせ
ることとしている。 【0038】感光体表面に対する露光量の違いに応じた
トナーの付着量の関係を模式的に表わした図9により説
明する。トナーの付着量は、図9において、ハッチング
を付した領域を以って模式的に示している。トナーは異
なる露光量により変化した後の感光体1の露光部電位と
現像バイアス電位との差(現像ポテンシャル)に比例し
た量だけ感光体1に付着する。この現像ポテンシャルを
測定するため、図2に示した構成において、表面電位計
22が設けられている。図9において、基準画像1Bと
基準画像2Bに対するトナー付着量センサ21の出力が
図7におけるBの値のように同じであったとする。 【0039】そこで、画像形成条件として露光時の露光
量だけを各基準画像1B,2Bに対するものよりもそれ
ぞれ一定量β(図示されず。)変更して図9に示すよう
に基準補助画像1B’、2B’を作成する。するとトナ
ー付着量は、それぞれの基準画像1B,2Bに対して等
しい一定量だけ変化し、基準補助画像1B’および基準
補助画像2B’は図9にハッチングで示すようなトナー
付着量になり、これら基準補助画像1B’と基準補助画
像2B’に対するトナー付着量センサ21の出力はそれ
ぞれ図7により前述したトナー付着量センサ出力C、
C’のような関係となり、それぞれの基準画像1B,2
Bに対しての正しいトナー付着量を推定することができ
ることとなる。ここでは、基準画像に対して基準補助画
像が1つである場合について説明したが、勿論2つ以上
であってもよい。 【0040】(五).参考例4 前記(二)の例では、異なる画像形成条件により、基準
画像と補助用基準画像とを形成することにより、これら
基準画像と補助用基準画像とでトナー付着量を一定量異
ならせることで、基準画像のトナー付着量を推定してい
る。この例では、基準画像と補助用基準画像とでトナー
付着量を一定量異ならせるのに、これらの基準画像、補
助用基準画像の形成のための現像時の現像バイアスを異
ならせることとしている。 【0041】感光体表面に対する露光量とトナーの付着
量との関係を模式的に表わした図10により説明する。
トナーの付着量は、図10において、ハッチングを付し
て示している。トナーは現像バイアス電位に応じて感光
体1に付着する。この現像バイアス電位を測定するた
め、図2に示した構成において、現像バイアス電位計2
3が設けられている。図10において、基準画像1Cと
基準画像2Cに対するトナー付着量センサ21の出力が
図7におけるBの値のように同じであったとする。 【0042】そこで、画像形成条件として現像時の現像
バイアス電位だけを各基準画像1C,2Cに対するもの
よりもそれぞれ一定量γ変更して図10に示すように基
準補助画像1C’、2C’を作成する。 【0043】するとトナー付着量は、それぞれの基準補
助画像に対して等しい一定量だけ変化し、基準補助画像
1C’および基準補助画像2C’におけるトナー付着量
は図10にハッチングを付して模視的に示したようにな
り、これら基準補助画像1C’と基準補助画像2C’に
対するトナー付着量センサ21の出力はそれぞれ図7に
より説明したトナー付着量センサ出力C、C’のような
関係となり、それぞれの基準画像1C,2Cに対しての
正しいトナー付着量を推定することができることとな
る。ここでは、基準画像に対して基準補助画像が1つで
ある場合について説明したが、勿論2つ以上であっても
よい。 【0044】(六).参考例5 前記(二)の例では、異なる画像形成条件により、基準
画像と補助用基準画像とを形成することにより、これら
基準画像と補助用基準画像とでトナー付着量を一定量異
ならせることで、基準画像のトナー付着量を推定してい
る。この例では、基準画像と補助用基準画像とでトナー
付着量を一定量異ならせるのに、これらの基準画像、補
助用基準画像の形成のための現像器内におけるトナー濃
度を異ならせることとしている。このトナー濃度を測定
するため、図2に示した構成においてトナー濃度センサ
24が設けられている。 【0045】つまり、画像形成条件として現像器内にお
けるトナー濃度だけを基準画像に対するものよりも一定
量変更して基準補助画像を作成する。これにより、前述
の例に準じて基準補助画像に対するトナー付着量センサ
出力から基準画像のトナー付着量を一義的に特定するこ
とができる。基準画像に対して基準補助画像は1つでも
よいが、勿論2つ以上であってもよい。 【0046】(七).参考例6 前記(二)の例では、異なる画像形成条件により、基準
画像と補助用基準画像とを形成することにより、これら
基準画像と補助用基準画像とでトナー付着量を一定量異
ならせることで、基準画像のトナー付着量を推定してい
る。この例では、基準画像と補助用基準画像とでトナー
付着量を一定量異ならせるのに、これらの基準画像、補
助用基準画像の形成のための現像器内におけるトナー帯
電量を異ならせることとしている。このトナー帯電量を
測定するため、図2に示した構成においてトナー帯電量
センサ25が設けられている。 【0047】つまり、画像形成条件として現像器内にお
けるトナー帯電量だけを基準画像に対するものよりも一
定量変更して基準補助画像を作成する。これにより、前
述の例に準じて基準補助画像に対するトナー付着量セン
サ出力から基準画像のトナー付着量を一義的に特定する
ことができる。基準画像に対して基準補助画像は1つで
もよいが、勿論2つ以上であってもよい。 【0048】(八).請求項に対応する説明 前記(二)の例では、異なる画像形成条件により、基準
画像と補助用基準画像とを形成することにより、これら
基準画像と補助用基準画像とでトナー付着量を一定量異
ならせることで、基準画像のトナー付着量を推定してい
る。この例では、基準画像と補助用基準画像とでトナー
付着量を一定量異ならせるのに、これらの基準画像、補
助用基準画像のテクスチャパターンを異ならせることと
している。 【0049】感光体表面に対する基準画像のトナー付着
量をハッチングを付して模視的に説明した図11、基準
画像のトナー付着量とトナー付着量センサ出力との関係
を異なるテクスチャの画像について示した図12により
説明する。図11において、基準画像1Dと基準画像2
Dがベタ画像であり、現像ポテンシャル(露光部電位と
現像バイアスとの差)の違いによりトナー付着量がそれ
ぞれa1,b1と異なるものとする。これら基準画像1
D,2Dの如きベタ画像に対するトナー付着量センサ2
1の出力特性が図12に細線で示すような下に凸な部分
を有する曲線を描くものとするとき、基準画像1D、2
Dについてのトナー付着量がa1、b1と異なるにも拘
らず、トナー付着量センサ出力は1つの値Eとなり、ト
ナー付着量センサの出力からは基準画像が1D,2Dの
何れなのかを区別すること、つまり、その基準画像のト
ナー付着量がa1であるかb1であるかを判別すること
ができない。 【0050】そこで、この細線の特性曲線に基づき、他
の画像形成条件は基準画像の形成条件と同じで、これら
基準画像に対するテクスチャパターンだけを図11の右
側に示したように、断続的な画像となる補助用基準画像
を作成する。すると、基準画像が1Dであったならば補
助用基準画像は1D’のようになり、基準画像が2Dで
あったならば補助用基準画像は2D’のようになる。そ
して、あらかじめ実験等により求めておいた元の基準画
像のトナー付着量に対する補助用基準画像に対するトナ
ー付着量センサの出力を図12に太線で示すものとす
る。 【0051】このように基準画像に対するトナー付着量
センサ出力Eのように対応するトナー付着量がa1,b
1の2つある場合でも、補助用基準画像に対するトナー
付着量センサ出力より、判別することができる。もし、
基準画像が1Dであったならば、補助用基準画像は1
D’のようになり、トナー付着量センサの出力はA’の
ようになる。対して、基準画像が2Dであったならば、
補助用基準画像は2D’のようになり、トナー付着量セ
ンサの出力はB’のようになる。つまり、基準画像に対
するトナー付着量センサ出力がEで補助用基準画像に対
するトナー付着量センサ出力がA’であったならば、元
の基準画像のトナー付着量はa1であるし、基準画像に
対するトナー付着量センサ出力がEで補助用基準画像に
対するトナー付着量センサ出力がB’であったならば、
基準画像のトナー付着量はb1である。かかる判断は前
記したトナー付着量推定手段により行なう。 【0052】本例においては、基準画像1D,2Dのテ
クスチャパターンをソリッドパターン(所謂ベタ画像)
とし、補助用基準画像1D’、2D’のテクスチャパタ
ーンを断続的なテクスチャパターンとしたが、この他に
テクスチャパターンとしては、ラインパターン、網点パ
ターンなどを例示できる。 【0053】これらのテクスチャパターンを適宜選択
し、テクスチャパターン以外は同じ画像形成条件でテク
スチャパターンのみを基準画像と補助基準画像とで異な
らせて画像形成し、図12類似の特性を得て判定するこ
とにより、基準画像のトナー付着量(トナー濃度)を正
しく求めることができる。 【0054】なお、前記(二)〜(八)の各例において
は、基準画像が2つの場合を説明したが、基準画像1つ
の場合であっても、図7に示す如き特性曲線の性質から
1つのトナー付着量センサ出力から2つのトナー付着量
を得ることがあり、この場合においても、該基準画像に
対応する補助用基準画像を形成してこの補助用基準画像
に対するトナー付着量センサ出力により正しいトナー付
着量を判定することができる。 【0055】 【発明の効果】請求項1記載の発明では、基準画像の形
成に際してテクスチャパターンを異ならせるという簡易
な手段により基準画像濃度の測定が可能である。 【0056】 【0057】 【0058】 【0059】 【0060】 【0061】
【図面の簡単な説明】 【図1】トナー付着量センサの黒トナーとカラートナー
についての出力特性を説明した図である。 【図2】本発明の実施に適する画像形成装置の概略構成
を説明した図である。 【図3】感光体表面にトナーが付着していないときの発
光部から受光部へ光路を説明した図である。 【図4】感光体表面にトナーが付着しているときの発光
部から受光部へ光路を説明した図である。 【図5】カラートナー使用時におけるトナー付着量セン
サの測定範囲を説明した図である。 【図6】カラートナー使用時におけるトナー付着量セン
サの出力とトナー付着量が1対1で対応する場合を説明
した図である。 【図7】請求項1記載の発明を説明するためのトナー付
着量センサ出力の特性説明図である。 【図8】請求項2記載の発明を説明するための、基準画
像と補助用基準画像とのトナー付着量を模視的に示した
図である。 【図9】請求項3記載の発明を説明するための、基準画
像と補助用基準画像とのトナー付着量を模視的に示した
図である。 【図10】請求項4記載の発明を説明するための、基準
画像と補助用基準画像とのトナー付着量を模視的に示し
た図である。 【図11】請求項7記載の発明を説明するための、基準
画像と補助用基準画像とのトナー付着量を模視的に示し
た図である。 【図12】請求項7記載の発明を説明するための、トナ
ー付着量センサ出力の特性説明図である。 【符号の説明】 21a 発光素子 21b 受光素子 21 トナー付着量センサ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】暗中にて感光体を一様に帯電した後、画像
    情報を含む光で露光して該感光体上に静電潜像を形成
    し、この静電潜像を現像器から送られるトナーで現像し
    てから、この現像された画像を転写材に転写する電子写
    真プロセス機構を備えた画像形成装置に使用される電子
    写真トナー付着量測定装置において、 前記感光体上であって前記画像を形成する領域とは別の
    領域に、互いに異なる画像形成条件で少なくとも2つ以
    上の基準画像を形成することのできる基準画像形成手段
    と、 前記現像後または前記転写後の各々の基準画像のトナー
    付着量を測定することのできるセンサ手段と、 前記各々の基準画像に対する前記センサ手段の出力の相
    関から前記トナー付着量を推定するトナー付着量の推定
    手段と、 を有し、前記異なる画像形成条件とは、前記各基準画像
    のテクスチャパターンが異なることを内容とすることを
    特徴とする電子写真トナー付着量測定装置。
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