JP3436113B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3436113B2
JP3436113B2 JP01356798A JP1356798A JP3436113B2 JP 3436113 B2 JP3436113 B2 JP 3436113B2 JP 01356798 A JP01356798 A JP 01356798A JP 1356798 A JP1356798 A JP 1356798A JP 3436113 B2 JP3436113 B2 JP 3436113B2
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宏幸 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
詳しくは、端子のリペア時に端子抜き用の治具が、誤っ
て端子収容室の先端開口部から挿入されて、端子を傷つ
けるのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】図9から図10は従来の電気コネクタを
示し、該コネクタは通常、金属の端子2と、該端子2を
収容する複数の端子収容室1を有する樹脂製のハウジン
グ10からなる。端子2は、それぞれの端子収容室内1
に個別に挿入され、一方向性のラッチで保持される。こ
のラッチは通常、端子2に外方へ曲げ形成されたランス
6からなり、該ランス6は端子2が挿入された状態で端
子収容室1の内壁に形成された突起7の後ろで係合す
る。このような係合構造は非常に一般的である。
【0003】ハウジング10には、更に、該ハウジング
10の中に挿入可能で、端子2と係合するリテーナ11
を有する。この様なリテーナ11は端子2に対する第2
のラッチの役割をする機能と、また、端子2が端子収容
室1内に完全に挿入されたことを確認する機能とを備え
る。この様な二重係止構造についても、やはり非常に一
般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】修理或いは交換のた
め、個々の端子2を取り外す必要が時としてある。その
時、正しい方法は、リテーナ11を仮係止位置まで戻
し、突起7で係合しているランス6を、端子抜き用の棒
状の治具12を挿入して曲げて外すやり方である。こう
することにより、端子2を端子収容室1から引き抜くこ
とができる。しかし、リテーナ11を仮係止位置まで戻
すことは明らかながら、作業者は、ランス6を曲げるた
めに、端子抜き用の治具12の挿入箇所を間違って、リ
リース孔8ではなく、端子収容室1の先端開口部5に挿
入する場合がある。この場合、端子2に直接力が加わ
り、修理不可能な損傷、破損につながりかねない。
【0005】本発明は、端子のリペア時には端子収容室
の先端開口部を閉塞することが可能なシャッターを設け
ることで、端子抜き用の治具の誤挿入を防止し、よって
端子の損傷を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端子と
該端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジング
とからなるコネクタであって、上記端子と端子収容室の
内壁との間には、該端子収容室に端子を保持するための
第1のラッチが形成され、更に、上記端子を端子収容室
に挿入するのを許容する仮係止位置から、端子が第1の
ラッチに保持された状態でさらに端子を保持する第2の
ラッチを構成する本係止位置まで内方へ移動可能なリテ
ーナを含み、また、上記端子収容室の先端開口部を通じ
て相手方コネクタの端子が挿入されるようにされ、この
先端開口部に隣接して各端子の第1のラッチを解除する
ための治具を挿入可能なリリース孔を備え、上記リテー
ナはシャッターを併せ持つと共に、該シャッターは、仮
係止位置では上記先端開口部を塞ぎ、前記リリース孔の
みへ連通する連通孔を有し、かつ、前記シャッターは前
記リテーナと共に移動可能で本係止位置においては前記
連通孔と先端開口部が連通するように設定されているこ
とを特徴とするコネクタを提供している。
【0007】上記端子収容室の先端開口部およびリリー
ス孔は、規則正しい格子状を成し、又、シャッターもそ
れに対応して上記連通孔が規則正しい格子状をなすのが
好ましい。また、好ましい実施形態では、シャッターは
ハウジングの溝に沿って動く。この溝は前記リリース孔
の軸方向に対し垂直に伸びる。
【0008】
【発明の実施の形態】図3、図4に示すように、コネク
タは金属製の端子22と、該端子22を収容する複数の
端子収容室21を有する射出成形されたプラスチック製
のハウジング30からなる。図示の実施形態では、端子
収容室21は上下に4段、左右に少なくとも10室並ん
でいる。この様なハウジング30の全体構造は、図1と
図2から明らかである。それぞれの端子22には、クリ
ンピングタブ23に繋がった電線があるが、図示の目的
から、電線は省いてあり、又クリンピングタブ23は閉
鎖していない。
【0009】端子収容室21はハウジング20の端から
端まで伸びていて、挿入側開口部24は、電線付きの端
子22を挿入するため、他方の先端開口部25は、接合
すべき相手方のコネクタの端子を挿入するためのもので
ある。図示されているように、端子22は雌型で、先端
開口部25側から雄型端子を収容する様にできている。
【0010】各端子22のタブ或いはランス26は、端
子収容室21の内壁の突起27の後ろに係合して第1の
ラッチを構成する。実際には、端子22が挿入側開口部
24から端子収容室21内に挿入されると、ランス26
は突起27を通過するまで内壁に押されて弾力的に折曲
し、その後、外方へ撥ね上がって端子22の引き抜きを
防ぐ。これ以上の端子22の前進は、図で示されるよう
に、突き当たりの壁29によって阻害される。
【0011】リテーナ31はハウジング30内に緩く収
容され、それぞれの端子収容室21に対応する貫通孔3
2を所持する。図3と図5の仮係止位置では、端子22
は自由に挿入可能である。一旦端子22が完全に挿入さ
れ本係止位置に至ると、リテーナ31が図4と図6の位
置まで内側に動かされ、各端子22と嵌まって第2のラ
ッチを提供する。端子22がしっかりと挿入されていな
い場合は、リテーナ31が最終の本係止位置にまで動か
ないため、リテーナ31は第2のラッチの役割を果たす
と同時に、不正な組み立てを示す指標ともなる。
【0012】各端子収容室21に隣接して一つずつ、一
連のリリース孔28が設けられている。これがあること
により、個々のランス26を押し下げるための端子抜き
用の治具12の挿入が可能で、そうすることにより、端
子21を引き抜くことができる。この操作は、リテーナ
31も仮係止位置に戻された後になされる。
【0013】上記の様な全体的コネクタ構造は、非常に
一般的である。リテーナ31があることは通常明白で、
作業者は、端子22の取り外しに先立ってリテーナ31
を仮係止位置に戻さなければならないことは分かる。し
かしながら、作業者は、ランス26の解除に失敗する
か、或いはリリース孔28からではなく、先端開口部2
5から力を加えてしまうことがある。その場合には、取
り外そうとすると、端子21又はコネクタそのものが損
傷してしまいかねない。
【0014】本発明の特徴は、図1から図6に示されて
いる。リテーナー31は従来型だが、向き合うアーム4
4によって、本体43にシャッター42が取り付けられ
ている。本体43は従来型で、貫通孔32と、ハウジン
グ30の適当な窪みに嵌まる弾力性のあるラッチを含
む。シャッター42には複数の小さい連通孔47があ
り、該連通孔47はハウジング30の先端開口部25と
同配列に形成され、それぞれ相手側の雄端子をちょうど
通過できるだけの大きさである。図5と図6でよりわか
りやすく示されているように、シャッター42はハウジ
ング30に形成された溝52に沿って動く。
【0015】リテーナ31が仮位置にあると、以前と同
様端子22は挿入可能であり、各ランス26は、それぞ
れの突起27に噛合っている。各端子22が正しく挿入
されている時だけ、リテーナ31は本係止位置にまで移
動することが出来る。これらの点は従来どおりである。
しかしながら、リテーナ31が仮係止位置にある時(図
3と図5)、シャッター42は端子22の先端開口部2
5を塞ぐと同時に、リリース孔28から端子抜き用の治
具12が通れる様にする。本係止位置においては(図4
と図6)、リリース孔28は閉じられるが、先端開口部
25は遮蔽されず、他コネクタと繋がることができるよ
うになっている。
【0016】図7、図8は、リテーナ31を仮係止位置
と本係止位置に係止するための戻り止めの状態を示して
いる。図7に示すように、リテーナ31の本体43は、
仮係止位置にあり、第1の弾性脚46Aは、ハウジング
30の突起55の基部に係合する。第2の弾性脚46B
は、ハウジング30の反対の突起56の末端に係合す
る。図示のように、脚46A、46Bは等しい長さであ
り、突起55、56は互い違いに配置されている。その
配置は、リテーナ31が仮係止位置から動かないように
保持し、アーム44はハウジング30から浮き上がって
いる。
【0017】図8は本係止位置を示し、それは脚46A
が末端側に係合するために、突起55を超えて弾性的に
動いた状態であり、アーム44はハウジング30に対し
て動き、リテーナ31は本係止位置に保持される。リテ
ーナ31が仮係止位置と本係止位置との間を動く距離
は、シャッター42の開放端と閉鎖位置との間の距離に
等しい。言い換えればそのピッチは同一である。
【0018】
【発明の効果】ゆえに、シャッターがあることにより、
リテーナが仮係止位置にある時は、端子に直接力を加え
ることができないようになっており、これにより端子の
損傷が避けられる。実際、シャッターがあるので、リテ
ーナが仮係止位置にある時は、端子抜き用の治具をリリ
ース孔からしか挿入できない。それゆえシャッターは取
り替えるべき端子を正しく取り外す作業のガイドとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるコネクタの分解斜視図。
【図2】 図1とは反対方向から見た分解斜視図。
【図3】 リテーナの仮係止状態でのコネクタの断面
図。
【図4】 リテーナの本係止状態でのコネクタの断面
図。
【図5】 図3で端子を省略した状態の断面図。
【図6】 図4で端子を省略した状態の断面図。
【図7】 リテーナの仮係止位置での係合状態を示す断
面図。
【図8】 リテーナの本係止位置での係合状態を示す断
面図。
【図9】 従来例を示す図。
【図10】 従来例を示す図。
【符号の説明】
21 端子収容室 22 端子 25 先端開口部 26、27 第1のラッチ 28 リリース孔 30 ハウジング 31 リテーナ 42 シャッター 47 連通孔 52 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子と該端子を収容する複数の端
    子収容室を有するハウジングとからなるコネクタであっ
    て、 上記端子と端子収容室の内壁との間には、該端子収容室
    に端子を保持するための第1のラッチが形成され、 更に、上記端子を端子収容室に挿入するのを許容する仮
    係止位置から、端子が第1のラッチに保持された状態で
    さらに端子を保持する第2のラッチを構成する本係止位
    置まで内方へ移動可能なリテーナを含み、 また、上記端子収容室の先端開口部を通じて相手方コネ
    クタの端子が挿入されるようにされ、この先端開口部に
    隣接して各端子の第1のラッチを解除するための治具を
    挿入可能なリリース孔を備え、 上記リテーナはシャッターを併せ持つと共に、該シャッ
    ターは、仮係止位置では上記先端開口部を塞ぎ、前記リ
    リース孔のみへ連通する連通孔を有し、かつ、前記シャ
    ッターは前記リテーナと共に移動可能で本係止位置にお
    いては前記連通孔と先端開口部が連通するように設定さ
    れていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記シャッターが、前記ハウジングに形
    成された溝に沿って移動可能であることを特徴とする請
    求項1に記載のコネクタ。
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JP2009218224A (ja) * 2009-06-19 2009-09-24 Fci Connectors Singapore Pte Ltd コネクタ
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