JP3434743B2 - 雪止め金具 - Google Patents

雪止め金具

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JP3434743B2
JP3434743B2 JP21537299A JP21537299A JP3434743B2 JP 3434743 B2 JP3434743 B2 JP 3434743B2 JP 21537299 A JP21537299 A JP 21537299A JP 21537299 A JP21537299 A JP 21537299A JP 3434743 B2 JP3434743 B2 JP 3434743B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雪止めアングルを
装着する雪止め金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
雪止めアングルを差し込み挿入するアングル係止部に屋
根に取り付けるための取付部を設けたタイプの雪止め金
具がある。
【0003】本発明は、この種雪止めアングル装着タイ
プの雪止め金具の実用性を更に追求し、アングル係止部
に挿入した雪止めアングルの立設板部の板面に当接また
は近接してこの雪止めアングルの前後方向への移動を阻
止する立設板部用係止片をアングル係止部に設けると共
に、雪止めアングルの横設板部の板面に当接または近接
してこの雪止めアングルの上下方向への移動を阻止する
横設板部用係止片をアングル係止部に設ける構成とする
ことで、雪止めアングルを二方向から押さえ込み係止し
て雪止めアングルを前後動並びに上下動不能状態に確固
に係止固定できる簡易構造の画期的な雪止め金具を提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】雪止めアングル1を差し込み挿入するアン
グル係止部2に、屋根に取り付けるための取付部3を設
けた雪止め金具において、前記アングル係止部2に雪止
めアングル1を挿入した際、この雪止めアングル1の立
設板部1Aの板面に当接または近接してこの雪止めアン
グル1の前後方向への移動を阻止する立設板部用係止片
4をアングル係止部2に設けると共に、雪止めアングル
1の横設板部1Bの板面に当接または近接してこの雪止
めアングル1の上下方向への移動を阻止する横設板部用
係止片5をアングル係止部2に設け、この立設板部用係
止片4と横設板部用係止片5とは前記アングル係止部2
から切り出し形成若しくは連設形成した片部で構成し、
前記アングル係止部2は、大型の規格サイズの雪止めア
ングル1を差し込み挿入した際に雪止めアングル1の立
設板部1Aの立設先端と、横設板部1Bの横設先端の各
先端延長側に余裕空隙6を介存し得る大きさ寸法に設定
たことを特徴とする雪止め金具に係るものである。
【0006】また、前記アングル係止部2は、前記雪止
めアングル1の立設板部1Aを係止する立壁部2Aと,
雪止めアングル1の横設板部1Bを係止する底壁部2B
と,この立壁部2Aと底壁部2Bとに架け渡す斜壁部2
Cとから成る構成とし、この斜壁部2Cの上部側を切り
出した切り出し片を前記立設板部用係止片4とし、この
斜壁部2Cの下部側を切り出した切り出し片を前記横設
板部用係止片5としたことを特徴とする請求項1記載の
雪止め金具に係るものである。
【0007】また、前記アングル係止部2は、少なくと
も大型の規格サイズの前記雪止めアングル1を差し込み
挿入し得るように構成し、このアングル係止部2に大小
いずれの規格サイズの雪止めアングル1を差し込み挿入
した際にも、前記立設板部用係止片4と前記横設板部用
係止片5とによってこの雪止めアングル1を前後方向並
びに上下方向への移動を阻止した状態に押さえ込み係止
し得るように構成したことを特徴とする請求項1,2の
いずれか1項に記載の雪止め金具に係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0009】取付部3を介して簡単に本発明品を屋根に
取り付けることができる。
【0010】この屋根に取り付けた本発明品のアングル
係止部2に雪止めアングル1を差し込み挿入し、例え
ば、このアングル係止部2に設けた立設板部用係止片4
をハンマーなどで叩いて雪止めアングル1の立設板部1
Aに当接するように折り曲げ、この折り曲げた立設板部
用係止片4を立設板部1Aの板面に当接若しくは近接さ
せると、雪止めアングル1の前後方向への移動が阻止さ
れることになり、このアングル係止部2に設けた横設板
部用係止片5をハンマーなどで叩いて雪止めアングル1
の横設板部1Bに当接するように折り曲げ、この折り曲
げた横設板部用係止片5を横設板部1Bの板面に当接若
しくは近接させると、雪止めアングル1の上下方向への
移動が阻止されることになる。
【0011】即ち、アングル係止部2に差し込み挿入し
た雪止めアングル1は、立設板部用係止片4と横設板部
用係止片5とによって二方向から係止されて前後方向と
上下方向への移動が阻止されるから、この雪止めアング
ル1のアングル係止部2での係止強度が極めて強固なも
のとなり、雪止めアングル1が極めて安定的に係止固定
されることになる。
【0012】また、本発明は、大型の規格サイズの雪止
めアングル1でさえも余裕空隙6を介存してガタつくア
ングル係止部2に形成したが、このアングル係止部2に
差し込み挿入した雪止めアングル1は、前記したように
立設板部用係止片4と横設板部用係止片5とによって二
方向から前後方向と上下方向への移動を阻止された状態
に係止されるから、極めて安定的に係止固定されること
になる上、小型の規格サイズの雪止めアングル1をアン
グル係止部2に差し込み挿入した場合においても、立設
板部用係止片4と横設板部用係止片5とが二方向から係
止して極めて安定的に係止固定されることになる。
【0013】よって、従来、この種雪止めアングル1を
装着し得るタイプの雪止めアングルにあっては、サイズ
の異なる数種の雪止めアングル1を一台で装着できる構
成のものはなく、使用する雪止めアングル1の規格サイ
ズに応じて雪止め金具を選択使用しなければならなかっ
たが、本発明の雪止め金具によれば、これ一台で大型の
規格サイズのものも小型の規格サイズのものも装着使用
できる極めて実用性に秀れた雪止め金具となる。
【0014】また、大型の規格サイズの雪止めアングル
1でさえもガタつくアングル係止部2に形成したから、
大型の規格サイズの雪止めアングル1も小型の規格サイ
ズの雪止めアングル1も差し込み挿入し易く、雪止めア
ングル1のアングル係止部2 に対する取付作業が容易に
行われることになる。
【0015】また、予め工場で立設板部用係止片4と横
設板部用係止片5とを適正な位置まで折り曲げたものを
量産しておき、現場でこの立設板部用係止片4と横設板
部用係止片5とが折り曲げてあるアングル係止部2に雪
止めアングル1を差し込み挿入しても良く、この場合に
おいても上記と同様の作用効果を発揮する。
【0016】また、立設板部用係止片4と横設板部用係
止片5とは前記アングル係止部2から切り出し形成若し
くは連設形成した片部で構成しているから、この立設板
部用係止片4と横設板部用係止片5とをアングル係止部
2から切り出したりアングル係止部2成形時に一体成形
したりして容易に構成可能となり、量産性に秀れ安価に
構成できることになる。
【0017】また、例えば図4〜図6に示すように、立
設板部用係止片4を、アングル係止部2に差し込み挿入
した雪止めアングル1の立設板部1Aの後側からこの立
設板部1Aの後側板面に向かって折り曲げするように構
成した場合には若干操作が異なる。
【0018】この場合を説明すると、アングル係止部2
に、このアングル係止部2よりも小型の規格サイズの雪
止めアングル1を差し込み挿入した際には、この小型の
雪止めアングル1をできるだけアングル係止部2の前方
に詰めた状態としておき、この状態で立設板部用係止片
4を立設板部1Aの後側からこの立設板部1Aに当接す
るように折り曲げてこの立設板部用係止片4を立設板部
1Aの後側板面に当接若しくは近接させると、雪止めア
ングル1はアングル係止部2の前端部と立設板部用係止
片4とによって挟み込まれて前後方向への移動を阻止さ
れることとなる。そして、上記と同様にして横設板部用
係止片5を雪止めアングル1の横設板部1Bに当接する
ように折り曲げてこの横設板部用係止片5を横設板部1
Bの板面に当接若しくは近接させると、雪止めアングル
1の上下方向への移動が阻止されることになるので、こ
の場合においても、二方向からの係止による上記と同様
の作用効果が得られる。
【0019】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0020】本実施例は、雪止めアングル1を差し込み
挿入するアングル係止部2に、屋根に取り付けるための
取付部3を設けた雪止め金具に適用している。
【0021】具体的に説明すると、アングル係止部2と
取付部3とは一枚の横長の板材で一体的に構成し、この
板材の一端側を所定の折曲形状に形成して取付部3を構
成し、板材の他端側を環状に折り返し形成すると共に、
この環状部は雪止めアングル1の立設板部1Aを係止す
る立壁部2Aと,雪止めアングル1の横設板部1Bを係
止する底壁部2Bと,この立壁部2Aと底壁部2Bとに
架け渡す斜壁部2Cとから成る構成として、三角形状の
差し込み筒を呈するアングル係止部2に構成している。
図中符号7は、アングル係止部2(斜壁部2C)に設け
た補強リブである。
【0022】また、本実施例では、各図に示すように、
斜壁部2Cが屋根の軒先側に位置するタイプの三角形状
のアングル係止部2を示しているが、斜壁部2Cが屋根
の頂部側に位置するタイプのアングル係止部2でも良
い。
【0023】本実施例では、前記アングル係止部2に雪
止めアングル1を挿入した際、この雪止めアングル1の
立設板部1Aの板面に当接または近接してこの雪止めア
ングル1の前後方向への移動を阻止する立設板部用係止
片4をアングル係止部2に設けると共に、雪止めアング
ル1の横設板部1Bの板面に当接または近接してこの雪
止めアングル1の上下方向への移動を阻止する横設板部
用係止片5をアングル係止部2に設けている。
【0024】以下、具体的に説明するが、図1,図2は
第一実施例、図3は第二実施例、図4,図5は第三実施
例、図6は第四実施例を示している。
【0025】第一実施例について説明する。
【0026】本実施例の立設板部用係止片4と横設板部
用係止片5とは、前記アングル係止部2から切り出し形
成若しくは連設形成した片部をアングル係止部2に差し
込み挿入した雪止めアングル1の立設板部1A若しくは
横設板部1Bへ当接するように折り曲げることで形成し
ている。
【0027】更に説明すると、図1に示すように、前記
斜壁部2Cの真中部分の上部から中程までの範囲を、下
方に切り出し先端を有するようにして帯状に切り出し形
成することで、この切り出し片を前記立壁部2Aに向か
って折り曲げ接近可能に設けてこの帯状切り出し片を前
記立設板部用係止片4としている。
【0028】また、この斜壁部2Cの真中部分の下部か
ら中程までの範囲を、上方に切り出し先端を有するよう
にして帯状に切り出し形成することで、この切り出し片
を前記底壁部2Bに向かって折り曲げ接近可能に設けて
この帯状切り出し片を前記横設板部用係止片5としてい
る。
【0029】従って、本実施例では、アングル係止部2
に雪止めアングル1を差し込み挿入し、図2に示すよう
に、このアングル係止部2に設けた立設板部用係止片4
をハンマーなどで叩いて雪止めアングル1の立設板部1
Aに当接するように折り曲げてこの立設板部用係止片4
を立設板部1Aの前側板面に当接若しくは近接させる
と、雪止めアングル1の前後方向へのガタつき移動が阻
止され、またこのアングル係止部2に設けた横設板部用
係止片5をハンマーなどで叩いて雪止めアングル1の横
設板部1Bに当接するように折り曲げてこの横設板部用
係止片5を横設板部1Bの表側板面に当接若しくは近接
させると、雪止めアングル1の上下方向へのガタつき移
動が阻止されることになる構成としている。
【0030】即ち、アングル係止部2に差し込み挿入し
た雪止めアングル1は、立設板部用係止片4と横設板部
用係止片5とにより二方向から係止されて前後方向と上
下方向への移動を阻止されるから、この雪止めアングル
1のアングル係止部2での係止強度が極めて強固なもの
となる上、雪止めアングル1は前後方向並びに上下方向
への移動を確実に阻止されて、極めて安定的に係止固定
されることになり、しかも、単に立設板部用係止片4と
横設板部用係止片5とを、雪止めアングル1の立設板部
1Aの板面と横設板部1Bの板面に向かって折り曲げす
るだけの簡易操作で雪止めアングル1の固定が行えるた
めに、アングル係止部2への雪止めアングル1の取付作
業が容易に行われることになる構成としているものであ
る。
【0031】また、本実施例では、前記アングル係止部
2は、少なくとも大型の規格サイズの前記雪止めアング
ル1を差し込み挿入し得るように構成している。
【0032】更に説明すると、このアングル係止部2
は、大型の規格サイズの雪止めアングル1を差し込み挿
入した際に雪止めアングル1の立設板部1Aの立設先端
と、横設板部1Bの横設先端とが係止せずにこの各先端
部の先端延長側に余裕空隙6を介存し得る大きさ寸法に
設定している。
【0033】従って、本実施例では、大型の規格サイズ
の雪止めアングル1でさえも余裕空隙6を介存してガタ
つくアングル係止部2に形成したが、このアングル係止
部2に差し込み挿入した雪止めアングル1は、前記した
ように立設板部用係止片4と横設板部用係止片5とによ
って二方向から前後方向と上下方向への移動を阻止され
た状態に係止されるから、極めて安定的に係止固定され
ることになる上、小型の規格サイズの雪止めアングル1
をアングル係止部2に差し込み挿入した場合において
も、立設板部用係止片4と横設板部用係止片5とが二方
向から係止して極めて安定的に係止固定されることにな
る構成としている。尚、図2の一点鎖線は大型の規格サ
イズの雪止めアングル1を示し、図2の実線は小型の規
格サイズの雪止めアングル1を示している。
【0034】よって、従来、この種雪止めアングル1を
装着し得るタイプの雪止めアングルにあっては、サイズ
の異なる数種の雪止めアングル1を一台で装着できる構
成のものはなく、使用する雪止めアングル1の規格サイ
ズに応じて雪止め金具を選択使用しなければならなかっ
たが、本実施例の雪止め金具によれば、これ一台で大型
の規格サイズのものも小型の規格サイズのものも装着使
用できる極めて実用性に秀れた雪止め金具となる。
【0035】また、大型の規格サイズの雪止めアングル
1でさえもガタつくアングル係止部2に形成したから、
大型の規格サイズの雪止めアングル1も小型の規格サイ
ズの雪止めアングル1も差し込み挿入し易く、雪止めア
ングル1のアングル係止部2に対する取付作業が容易に
行われることになる。
【0036】第二実施例について説明する。
【0037】本実施例は、前記立設板部用係止片4と前
記横設板部用係止片5との切り出し位置が前記第一実施
例とは異なる。
【0038】具体的に説明すると、図3に示したよう
に、斜壁部2Cの端の部分の上下部を切り出すことで、
立設板部用係止片4と横設板部用係止片5とを構成した
場合を示している。尚、その他の構成並びに作用効果は
第一実施例と同様である。
【0039】第三実施例について説明する。
【0040】本実施例は、立設板部用係止片4の構成が
前記第一実施例とは異なる。また、本実施例のアングル
係止部2は、大型の規格サイズの雪止めアングル1が丁
度嵌め込み係止される大きさ寸法に設定した場合を示し
ているが、大型の規格サイズの雪止めアングル1がその
立設板部1Aの立設先端と、横設板部1Bの横設先端の
各先端延長側に余裕空隙6を介存してガタつくアングル
係止部2とすることで本発明の実施例となる。
【0041】本実施例の立設板部用係止片4を具体的に
説明すると、斜壁部2Cの真中部分の中程からこの斜壁
部2Cと立壁部2Aとの境の上縁部を介した立壁部2A
の真中部分の中程までの範囲を、立壁部2A側に切り出
し先端を有するようにして帯状に切り出し形成し、この
帯状切り出し片を立設板部用係止片4とした場合を示し
ている。
【0042】この本実施例においては、雪止めアングル
1の固定方法が上記第一,第二実施例とは異なる。
【0043】具体的に説明すると、図5に示すように、
アングル係止部2よりも小型の規格サイズの雪止めアン
グル1を差し込み挿入した場合には、先ず、この小型の
雪止めアングル1をできるだけアングル係止部2の前方
に詰めた状態としておく。
【0044】そして、この状態で立設板部用係止片4を
ハンマーなどで立設板部1Aの後側からこの立設板部1
Aに後側板面に向けて折り曲げ、この立設板部用係止片
4を立設板部1Aの後側板面に当接若しくは近接させる
ことで、アングル係止部2の前端面部と立設板部用係止
片4とで雪止めアングル1を挟み込み係止固定し、雪止
めアングル1の前後方向への移動を阻止する構成として
いる。尚、横設板部用係止片5の係止操作は前記第一実
施例と同様であるため省略する。
【0045】従って、本実施例によっても、小型の規格
寸法の雪止めアングル1を係止した場合に、立設板部用
係止片4と横設板部用係止片5とによる二方向からの確
固な係止効果が得られ、上記同様の作用効果を発揮す
る。
【0046】また、この構成においては、前記第一・第
二実施例よりも、雪止めアングル1後方から雪の荷重が
加わった際に、アングル係止部2に対する雪止めアング
ル1の強固な係止効果を発揮することになり、これによ
り強固な雪止め効果が得られることになる。
【0047】また、図5に一点鎖線で示したような、ア
ングル係止部2に丁度嵌め込まれる大型の規格サイズの
雪止めアングル1を差し込み挿入した場合には、雪止め
アングル1がこの雪止めアングル1とアングル係止部2
とに生じる若干の隙間により多少ガタつくものの、この
雪止めアングル1の前後方向への移動はアングル係止部
2に係止していることによって略阻止されるので、立設
板部用係止片4は特に折り曲げなくとも良い。(立設板
部用係止片4はほとんど折り曲げできない。)また、こ
の際、横設板部用係止片5は、折り曲げて係止しても折
り曲げなくても良いが、折り曲げ係止した方が、強固な
固定作用とガタつき防止効果とが得られる。
【0048】第四実施例について説明する。
【0049】本実施例は、前記立設板部用係止片4と前
記横設板部用係止片5との切り出し位置が前記第三実施
例とは異なる。
【0050】具体的に説明すると、図6に示すように、
斜壁部2Cの端の部分の上下部を切り出すことで、前記
第三実施例と同じ使い方をする立設板部用係止片4と前
記横設板部用係止片5とを構成した場合を示している。
【0051】また、本実施例では、立設板部用係止片4
の長さ寸法を、この立設板部用係止片4の切り出し先端
が斜壁部2Cの上縁部と同じ位置までしかない長さ寸法
に設定した場合を示したが、この本実施例の短い構成の
立設板部用係止片4にあっても前記第三実施例と同様の
作用効果を十分に発揮し得る。また、もちろん立設板部
用係止片4が第三実施例と同じ長さ寸法を有する構成で
も良い。
【0052】尚、その他の構成及び作用効果は第三実施
例と同様である。
【0053】尚、上記した第一〜第四実施例では、アン
グル係止部2から立設板部用係止片4と横設板部用係止
片5とを切り出し形成した構成とした場合を示したが、
例えば、アングル係止部2の立壁部2A若しくは底壁部
2B若しくは斜壁部2Cから帯状片を一体的に連設形成
して、この帯状片を雪止めアングル1の立設板部1Aと
横設板部1Bとに当接若しくは近接する立設板部用係止
片4と横設板部用係止片5とする構成でも良く、設計上
このように構成することも簡易に行われる。
【0054】また、立設板部用係止片4と横設板部用係
止片5との形状は第一〜第四の各実施例に限定されるも
のではなく、適宜設計変更可能である。
【0055】また、本実施例では、立設板部用係止片4
と横設板部用係止片5とが雪止めアングル1の立設板部
1Aの板面と横設板部1Bの板面とに当接若しくは近接
して雪止めアングル1の前後動並びに上下動を阻止する
構成とした場合を示したが、立設板部用係止片4と横設
板部用係止片5とが夫々、雪止めアングル1の立設板部
1Aの立設先端と横設板部1Bの横設先端とに当接係止
若しくは近接してこの雪止めアングル1の前後方向への
移動も上下方向への移動も阻止されるような構成として
も良い。即ち、前記アングル係止部2に雪止めアングル
1を挿入した際、この雪止めアングル1の立設板部1A
の立設先端に当接または近接してこの雪止めアングル1
の上下方向への移動を阻止する立設板部用係止片4をア
ングル係止部2に設けると共に、雪止めアングル1の横
設板部1Bの横設先端に当接または近接してこの雪止め
アングル1の前後方向への移動を阻止する横設板部用係
止片5をアングル係止部2に設け、この立設板部用係止
片4と横設板部用係止片5とは前記アングル係止部2か
ら切り出し形成若しくは連設形成した片部で構成したも
のとしても良い。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ア
ングル係止部に差し込み挿入した雪止めアングルは立設
板部用係止片と横設板部用係止片とによって二方向から
係止されるため、この雪止めアングルのアングル係止部
での係止強度が極めて強固なものとなる上、この二方向
係止によって雪止めアングルは前後方向並びに上下方向
への移動を確実に阻止されて極めて安定的に係止固定さ
れることになる実用性に秀れた雪止め金具となり、しか
も、立設板部用係止片と横設板部用係止片とは前記アン
グル係止部から切り出し形成若しくは連設形成した片部
で構成しているから、この立設板部用係止片と横設板部
用係止片とをアングル係止部から切り出したりアングル
係止部成形時に一体成形したりして容易に構成可能で、
量産性に秀れ安価な製品を提供可能となるなど極めて実
用性に秀れた画期的な雪止め金具となる。
【0057】また、従来、この種雪止めアングルを装着
し得るタイプの雪止めアングルにあっては、サイズの異
なる数種の雪止めアングルを一台で装着できる構成のも
のはなく、使用する雪止めアングルの規格サイズに応じ
て雪止め金具を選択使用しなければならなかったが、本
発明の雪止め金具によれば、一台で大型の規格サイズの
ものも小型の規格サイズのものも装着使用でき、その
上、大型の規格サイズの雪止めアングルでさえもガタつ
くアングル係止部に形成したから、大型の規格サイズの
雪止めアングルも小型の規格サイズの雪止めアングルも
差し込み挿入し易く、雪止めアングルのアングル係止部
に対する取付作業が容易に行われるなど、極めて実用性
に秀れた雪止め金具となる。
【0058】また、請求項2記載の発明においては、前
記作用効果を確実に発揮し得る立設板部用係止片と横設
板部用係止片とを簡易構造により容易に設計実現可能と
なる一層実用性に秀れた構成の雪止め金具となる。
【0059】また、請求項3記載の発明においては、一
台で大型の規格サイズの雪止めアングルも小型の規格サ
イズの雪止めアングルも取付使用できる汎用性に秀れた
構成となり、しかも大型の規格サイズの雪止めアングル
も小型の規格サイズの雪止めアングルも極めて安定的に
取り付け係止できる一層実用性に秀れた構成の雪止め金
具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示す斜視図である。
【図2】第一実施例の使用状態を示す説明側面図であ
る。
【図3】第二実施例を示す斜視図である。
【図4】第三実施例の示す取付部を省略した斜視図であ
る。
【図5】第三実施例の使用状態を示す取付部を省略した
説明側面図である。
【図6】第四実施例を示す取付部を省略した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 雪止めアングル 1A 立設板部 1B 横設板部 2 アングル係止部 2A 立壁部 2B 底壁部 2C 斜壁部 3 取付部 4 立設板部用係止片 5 横設板部用係止片6 余裕空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−64539(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雪止めアングルを差し込み挿入するアン
    グル係止部に、屋根に取り付けるための取付部を設けた
    雪止め金具において、前記アングル係止部に雪止めアン
    グルを挿入した際、この雪止めアングルの立設板部の板
    面に当接または近接してこの雪止めアングルの前後方向
    への移動を阻止する立設板部用係止片をアングル係止部
    に設けると共に、雪止めアングルの横設板部の板面に当
    接または近接してこの雪止めアングルの上下方向への移
    動を阻止する横設板部用係止片をアングル係止部に設
    け、この立設板部用係止片と横設板部用係止片とは前記
    アングル係止部から切り出し形成若しくは連設形成した
    片部で構成し、前記アングル係止部は、大型の規格サイ
    ズの雪止めアングルを差し込み挿入した際に雪止めアン
    グルの立設板部の立設先端と、横設板部の横設先端の各
    先端延長側に余裕空隙を介存し得る大きさ寸法に設定し
    たことを特徴とする雪止め金具。
  2. 【請求項2】 前記アングル係止部は、前記雪止めアン
    グルの立設板部を係止する立壁部と,雪止めアングルの
    横設板部を係止する底壁部と,この立壁部と底壁部とに
    架け渡す斜壁部とから成る構成とし、この斜壁部の上部
    側を切り出した切り出し片を前記立設板部用係止片と
    し、この斜壁部の下部側を切り出した切り出し片を前記
    横設板部用係止片としたことを特徴とする請求項1記載
    の雪止め金具。
  3. 【請求項3】 前記アングル係止部は、少なくとも大型
    の規格サイズの前記雪止めアングルを差し込み挿入し得
    るように構成し、このアングル係止部に大小いずれの規
    格サイズの雪止めアングルを差し込み挿入した際にも、
    前記立設板部用係止片と前記横設板部用係止片とによっ
    てこの雪止めアングルを前後方向並びに上下方向への移
    動を阻止した状態に押さえ込み係止し得るように構成し
    たことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載
    の雪止め金具。
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