JP3432760B2 - 駐車管理装置 - Google Patents

駐車管理装置

Info

Publication number
JP3432760B2
JP3432760B2 JP00224599A JP224599A JP3432760B2 JP 3432760 B2 JP3432760 B2 JP 3432760B2 JP 00224599 A JP00224599 A JP 00224599A JP 224599 A JP224599 A JP 224599A JP 3432760 B2 JP3432760 B2 JP 3432760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
parking
parking management
management device
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00224599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000204785A (ja
Inventor
勝琉 鈴木
敏男 黒津
崇 金森
恵一 六本木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP00224599A priority Critical patent/JP3432760B2/ja
Publication of JP2000204785A publication Critical patent/JP2000204785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432760B2 publication Critical patent/JP3432760B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起立/倒伏して車
両を鎖錠/解錠する鎖錠板を有する鎖錠装置を駐車区画
毎に設けて駐車を管理する駐車管理装置に関し、特に、
鎖錠板の状態を乗員に知らせて車両の損傷等を未然に防
止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車場の各駐車区画毎に駐車を管
理する、例えば無人管理方式の有料駐車場においては、
図12及び図13に示すように、料金精算装置1と、鎖
錠板2で車両の退出を阻止する鎖錠装置3とを備えた駐
車管理装置が設置されている。
【0003】図12の駐車管理装置は、鎖錠板2が駐車
区画4内に駐車する車両の前後のタイヤ間に配置される
タイヤロック方式の退車阻止機構を採用したものであ
り、図13の駐車管理装置は、鎖錠板2が駐車区画4の
車両出入口に配置される車体ロック方式を採用したもの
である。これら駐車管理装置は、いずれも料金が未納の
うちは鎖錠板2が起立した鎖錠位置で車両の退出を阻止
し、料金が精算されると鎖錠板2が倒伏した解錠位置と
なり車両の退出を許可する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な鎖錠板2を用いて車両の退出を阻止する方式の駐車管
理装置では、鎖錠板2が起立していることにドライバが
気付かずに車両を退出させようとした場合、車両を損傷
させる虞れがある。このため、従来の駐車管理装置で
は、料金精算装置1の表面パネルの一部に、鎖錠板2の
位置を表示する表示部が設けられている。
【0005】しかしながら、従来の表示部は料金精算装
置1の表面パネルの一部を利用しているので、表示部の
スペースが極めて小さい。このため、例えば1列程度の
発光ダイオード列をL字状に配置し、鎖錠板の起立時は
垂直方向の発光ダイオードを点灯させ、鎖錠板の倒伏時
は水平方向の発光ダイオードを点灯させる等の表示形式
で表示している。このため、光量が充分でなく、また、
あまり目立たなかったので、ドライバに対して注意を喚
起させる役割が充分でなかった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、鎖錠板の位置の表示を大きく表示できる表示手段を
設けてドライバに対する注意喚起能力を高め、車両退車
時の車両損傷事故を抑制できる駐車管理装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、起立して車両の退出を阻止する鎖錠位置と倒
伏して車両の退出を可能にする解錠位置をとる鎖錠板を
車両検知手段の検知信号の発生により前記鎖錠位置に駆
動制御し精算終了信号の発生により前記解錠位置に駆動
制御する制御部を備え駐車区画毎に設けられる鎖錠装置
と、前記鎖錠板の制御位置に応じて退車の禁止又は許可
の表示を制御すると共に前記鎖錠板が鎖錠位置にあると
きに駐車料金の算出動作を実行する制御部を備え駐車区
画毎に設けられる表示装置と、各表示装置からの駐車区
画番号情報及び料金算出情報に基づいて各駐車区画の駐
車料金を集中精算管理し精算終了時に前記精算終了信号
を発生する集中料金精算装置とを備えて構成した。
【0008】かかる構成では、鎖錠板の状態を表示する
表示装置を別個に設けたので、鎖錠板の状態に対するド
ライバの注意喚起機能を高めることができるようにな
る。請求項2の発明では、前記集中料金精算装置は、料
金精算時に前記駐車区画番号を入力操作する操作部を備
える構成である。
【0009】請求項6の発明では、前記表示装置が、少
なくとも前記鎖錠板の位置状態を知らせる音声装置を備
える構成である。 請求項7の発明では、前記表示装置
が、前記車両検知手段の出力に基づいて車両の有無を判
定する車両検知判定部を備え、該車両検知判定部の車両
検知情報を表示装置側制御部を介して前記鎖錠装置側制
御部に出力する構成である。
【0010】請求項の発明では、表示装置は、鎖錠板
が鎖錠位置にある時に退車禁止を示す表示を行う構成と
した。また、請求項の発明では、鎖錠板が解錠位置に
ある時に退車許可を示す表示を行う構成とした。
【0011】前記表示装置は、具体的には、請求項10
のように、地面に直立する支柱の上端部に退車の禁止又
は許可の表示を行う表示パネル部を備える構成とした。
【0012】請求項11のように、前記表示パネル部
は、駐車区画番号を表示する駐車区画番号表示部を有す
る構成とするとよい。請求項12のように、前記表示パ
ネル部を、中央部が前面側に突出するよう水平断面が略
くの字状に折曲形成すれば、表示パネル部の表示が視認
できる領域を広げることができる。
【0013】請求項13の発明では、前記表示パネル部
は、前記支柱上端部に対して上下方向に着脱可能に取り
付けられる構成である。かかる構成では、駐車区画側方
に壁等が存在しても表示装置の設置場所が制限されな
い。
【0014】請求項14の発明では、前記支柱の前面側
に、保守用点検口を設け、該保守用点検口を開閉可能な
蓋で覆う構成である。かかる構成では、請求項13と同
様に表示装置裏側にメンテナスのため等の空間を確保
する必要がない。
【0015】請求項15の発明では、前記蓋の表面を弾
力性のある弾性体で覆う構成とした。かかる構成では、
表示装置前面に車両が接触しても車体を保護できる。
【0016】請求項16の発明では、前記蓋の鎖錠と同
時に前記表示パネル部が支柱に固定され、蓋の解錠と同
時に表示パネル部が支柱から取り外し自由となる構成と
した。
【0017】請求項の発明では、前記表示装置は、駐
車管理装置自体の異常を知らせる異常表示部を兼ねる構
成とした。かかる構成では、表示装置の表示状態で駐車
管理装置自体の異常を知ることができる。
【0018】
【0019】請求項17のように、前記表示パネル部
、それぞれ単独で表示可能な複数の表示ブロック
成され、表示ブロックの表示の組み合わせで前記異常表
示可能とする構成とするとよい。
【0020】かかる構成では、表示パネル部を有効に利
用して異常表示を行うことが可能となる。請求項4の発
明では、前記表示装置は、メンテナンス時の自己診断結
果を表示する表示部を兼ねる構成である。具体的には、
請求項5のように、前記表示装置は、メンテナンススイ
ッチと自己診断機能を備え、前記メンテナンススイッチ
のオン操作で自己診断機能が動作し自己診断結果を表示
する構成とした。
【0021】かかる構成では、駐車管理装置の自己診断
が可能となり、メンテナンス性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る駐車管理装置
の第1実施形態の全体構成を示しており、図13の車体
ロック方式の鎖錠装置を備えた駐車管理装置に適用した
例を示す。
【0023】図1において、本実施形態の駐車管理装置
は、表示手段としての表示装置10と、各駐車区画4の
車両出入口に設置され駐車車両を鎖錠するための鎖錠板
21を備えた鎖錠手段としての鎖錠装置20と、各駐車
区画4の略中央部に埋設された車両検知手段としての車
両検知センサ30とが駐車区画4毎に設けられる。各駐
車区画4の表示装置10は、遠隔の後述する料金精算手
段としての集中料金精算装置40と双方向通信可能に構
成され、集中料金精算装置40は、複数の駐車区画4の
各駐車料金を集中精算管理する。5はタイヤ止めであ
る。
【0024】図2〜図4に、表示装置10の構成を示
す。図において、表示装置10は、地面Gに直立して設
置される中空の支柱11と、支柱11上端部に上下方向
に取り外し可能な表示パネル部12を備える。支柱11
の前面側には、保守用点検口の下縁を支点として図3の
矢印方向に開閉する蓋13が設けられる。蓋13の表面
には弾力性を有する弾性体としてのゴム板14が設けら
れる。表示パネル部12の前面側表示面15には、鎖錠
板21の起立時に「×」印の退車禁止マークを表示する
退車禁止マーク表示部16と、該退車禁止表示マーク表
示部16上方に鎖錠板21の起立時に「退車禁止」の文
字を表示する警告文字表示部17を有すると共に、退車
禁止マーク表示部16の下方に駐車区画番号表示部18
が設けられる。表示パネル部12の表示面15は、表示
面積が大きく図4に示すように、中央部が前面側に突出
するよう水平断面が略くの字状に折曲形成されると共
に、前記「×」印の退車禁止マーク表示部16の内側が
樹脂製の魚眼レンズで構成されて光源からの光が広い領
域に拡散するように構成されている。尚、表示面15に
は、マーク表示部16と文字表示部17のどちらか一方
だけ設けるようにしてもよい。また、駐車区画番号表示
部18は省略してもよい。
【0025】前記支柱11の蓋13上部には、蓋13を
鎖錠するための錠19が設けられている。錠19は、図
示しないが、支柱内側に回動自由なフックを有し、表示
パネル部12を支柱11上方から被せて表示パネル部1
2内側の突出ピン(図示せず)にキーを使用して前記フ
ックを回動係止させることで、表示パネル部12の固定
と蓋13の鎖錠を同時に行うことができる。
【0026】表示装置10、鎖錠装置20、車両検知セ
ンサ30及び集中料金精算装置40の接続関係を図5に
示し説明する。図5において、表示装置10は、鎖錠装
置20側の制御部51からの鎖錠板制御情報に基づいて
表示パネル部12に表示出力を発生すると共に駐車時間
に基づく駐車料金の算出機能を有する制御部61と、集
中料金精算装置40との間の通信を制御する通信制御部
62と、保守点検時の自己診断等に使用するメンテナン
ススイッチ63と、停電補償部64等を備えている。
【0027】集中料金精算装置40は、駐車区画4毎に
設置される複数の表示装置10との間の通信を制御する
通信制御部41を備えると共に、図示しないが従来と同
様に金銭投入部、釣り銭返却部、料金精算等を行う制御
部、領収書発行部、自分の使用した駐車区画を指定する
等の操作を行う操作部等を備えている。尚、カードやサ
ービス券等の発行及び使用も可能な構成であることは言
うまでもない。
【0028】また、本実施形態の鎖錠装置20は、車両
検知センサ30からの出力に基づいて車両の有無を判定
する車両検知判定部54と、車両検知判定部54の信号
に基づいて鎖錠板21を駆動するための駆動機構52を
駆動制御すると共に、車両検知判定部54と位置検出セ
ンサ53からの信号に基づく制御信号を表示装置10側
の制御部61に出力する制御部51を備える。
【0029】次に、かかる駐車管理装置の動作について
説明する。鎖錠板21が倒伏した解錠位置にある状態
で、車両が駐車区画4に進入し車両検知センサ30の上
方を通過すると車両検知センサ30から車両検知信号が
車両検知判定部54に出力され、車両検知判定部54か
ら制御部51に車両有りの信号が出力される。すると、
制御部51は、駆動機構52を駆動して鎖錠板21を起
立させて鎖錠位置に駆動し、進入車両の退出を阻止す
る。
【0030】そして、制御部51は、位置検出センサ5
3からの出力に基づいて表示装置10側の制御部61に
鎖錠板21が起立したことの制御情報を出力する。制御
部61は制御部51からの制御情報を受けて駐車時間に
基づいて駐車料金の算出動作実行すると共に、表示パ
ネル部12に表示出力を発生する。これにより、表示パ
ネル部12の表示面15の退車禁止マーク表示部16に
大きな「×」マークが表示されると共に警告文字表示部
17に「退車禁止」の文字が表示され、鎖錠板21が起
立状態であることを使用者に示す。これら表示は、従来
に比べて極めて大きく表示されるので、従来の表示に比
べて使用者に対する注意喚起の効果が高い。制御部61
の算出結果は使用駐車区画情報と共に、通信制御部62
を介して集中料金精算装置40側に逐次送信される。集
中料金精算装置40では、各駐車区画4の表示装置10
からの各情報を通信制御部41を介して取り込み、各駐
車区画4毎の駐車料金を集中管理する。
【0031】車両を退出させる場合は、使用者は集中料
金精算装置40において料金の精算を行う。使用者は、
自分が使用した駐車区画4の表示装置10の駐車区画番
号表示部18に予め表示されている駐車区画番号を入力
操作する。これにより、自分の使用した駐車料金が表示
され表示された駐車料金を支払うことで精算が終了す
る。すると、集中料金精算装置40側から精算終了を示
す信号が対応する表示装置10側に送信され、制御部6
1を介して鎖錠装置20側の制御部51に制御信号が出
力され、制御部51により駆動機構52を介して鎖錠板
21が倒伏して解錠位置となり駐車車両は退車可能とな
る。鎖錠板21が倒伏すると位置検出センサ53からの
信号に基づいて制御部51から出力される制御情報に基
づいて表示装置10側の制御部61から表示パネル部1
2に制御信号が送信され、「×」マーク及び警告文字が
消え、鎖錠板21が倒伏したことを使用者に示す。使用
者は鎖錠板21の鎖錠表示が消えたことを確認して車両
を退車させる。
【0032】かかる構成によれば、複数の駐車区画にお
ける駐車を集中的に管理することができる。しかも、表
示面の大きい表示装置10を設けたので、使用者は鎖錠
板21が鎖錠位置にあるか否かが分かり易く、車両の鎖
錠板21による損傷事故を未然に防止できる。また、表
示装置10の表示パネル部12における表示面15の形
状をくの字状に形成しその視認領域を広くしたので、よ
り鎖錠警告が見易く事故防止効果を高めている。また、
表示装置10の支柱11の略前面には弾力性のあるゴム
板14を設けたので、表示装置10を駐車区画4の側縁
に配置すれば、ドアの開閉等に伴う車両の損傷を防止し
つつ駐車区画出入口に鎖錠装置20を配置する従来のこ
の種の車体ロック方式を採用した駐車管理装置において
必要であったガードパイプ機能を持たせることができ
る。更には、表示装置10の保守点検口を前面側に設け
る共に表示パネル部12の着脱を上下方向で行う構成と
したので、表示装置10の背面側に壁等が存在しても保
守点検が可能となり、表示装置10の配置場所の制約が
なく駐車場のレイアウトの自由度が大きく駐車場スペー
スをより有効に利用できるようになる。
【0033】更に、本実施形態の表示装置10の表示パ
ネル部12は、警告表示に限らず駐車管理装置の異常表
示及びメンテナンス時の自己診断表示の表示部も兼ねる
構成になっており、これについて以下に説明する。
【0034】表示面15の退車禁止マーク表示部16
は、多数の発光ダイオードからなり、図6のように、単
独で表示可能な複数、例えば3つの表示ブロック16a
〜16cに分割構成されている。駐車区画番号表示部1
8は、番号を表示する7セグメント部18aと2つのド
ット部18b,18cからなる。
【0035】このような構成の各表示部16〜18を利
用して、以下のようにして異常表示やメンテナンス時の
表示等を行うことができる。図5に示すメンテナンスス
イッチ63をオンにするとメンテナンスモードとなり、
制御部61で表示パネル部12の表示を制御して自己診
断等のメンテナンス機能が実行される。例えば、メンテ
ナンススイッチ63をオンにすると、まず図7(A)の
ように警告文字表示部17が点灯し装置の異常診断モー
ドとなる。そして、例えば、異常なしの場合は無表示、
「01」と表示されれば鎖錠板21の上昇異常、「0
2」は鎖錠板21の下降異常、「03」は精算装置40
の通信ダウン、「04」は停電状態、「05」は電池電
圧異常、「06」は車両検知センサ30の立上げ異常等
のようにして、駐車区画番号表示部18の表示状態で異
常の有無及び異常箇所がわかる。次に、図7(B)のよ
うに退車禁止マーク表示部16の表示ブロック16aが
点灯し、例えば現在時刻表示モードとなり、現在時刻が
駐車区画番号表示部18に、例えば「西暦下2桁」、
「月」、「時」、「日」、「分」の順で表示される。更
に、図7(C)のように退車禁止マーク表示部16の表
示ブロック16bが点灯し、例えば入車時刻表示モード
となり、入車時刻が駐車区画番号表示部18に、現在時
刻表示と同様にして表示される。次に図7(D)のよう
に退車禁止マーク表示部16の表示ブロック16cが点
灯し、例えば次の料金加算時刻表示モードとなり、次の
料金が加算される時刻が駐車区画番号表示部18に、同
様にして表示される。更に加えて、駐車区画番号表示部
18のドット部18b,18cの点灯状態により例えば
料金等その他の表示モードを順次表示しメンテナンス作
業を行える。
【0036】また、通常の使用状態において異常が発生
した時、表示パネル部12に所定の表示がなされる。例
えば、図8(A)のように駐車区画番号表示部18のド
ット部18bが点滅した時には鎖錠板21の上昇異常の
発生を示す。図8(B)のように退車禁止マーク表示部
16の表示ブロック16cと駐車区画番号表示部18の
ドット部18cが同時に点滅した時は鎖錠板21の下降
異常の発生を示す。図8(C)のように両ドット部18
b,18cが同時に点滅した時は集中料金精算装置40
との通信異常の発生を示す。図8(D)のように両ドッ
ト部18b,18cが交互に点滅した時は電源系統異常
の発生を示す。このように、各表示部16〜18の表示
状態によって装置に異常が発生した時にその発生箇所を
知らせることができるので、駐車管理装置に異常が発生
した時の対応が容易且つ迅速にできる。
【0037】次に、図9に本発明を図12のタイヤロッ
ク方式の鎖錠装置を採用した駐車管理装置に適用した実
施形態を示す。尚、本実施形態は、前述の実施形態と鎖
錠装置が異なるだけであり、ここでは鎖錠装置について
説明し、表示装置及び集中料金精算装置については同一
符号を付して説明を省略する。
【0038】図9において、本実施形態の駐車管理装置
は、各駐車区画4毎に設置される鎖錠装置70と、表示
装置10と集中料金精算装置40とを備えて構成され
る。本実施形態の鎖錠装置70は、図に示すように、駐
車区画4の側端の略中央に配置される駆動部71と、こ
の駆動部71から駐車区画4の中央に向けて延設する鎖
錠部72とから構成される。鎖錠部72は、車両の退出
を阻止するための鎖錠板73が起立/倒伏可能にベース
部74に軸支され、ベース部74の中間部を覆う樹脂製
のカバー部75が設けられている。そして、鎖錠部72
には、カバー部74に覆われて車両検知センサ30′が
一体的に内蔵されている。この車両検知センサ30′
は、ベース部74の駐車区画4中央側端部に配置される
送信コイルと、鎖錠板73に沿って送信コイルと適正な
間隔(車両検知にとって)のベース部74位置に配置さ
れる受信コイルを備えて構成され、送信コイルから磁束
を発生させ受信コイルでこの磁束を受信し、車両の有無
に応じた磁束変化に基づいて車両を検知する構成であ
る。
【0039】図10に本実施形態における表示装置1
0、集中料金精算装置40及び鎖錠装置20の接続関係
を示すが、鎖錠装置70内に車両検知センサ30′が含
まれている以外は図5の構成と同様である。
【0040】本実施形態の駐車管理装置の動作は、鎖錠
板73が倒伏して解錠位置にある状態で、車両が駐車区
画4に進入し鎖錠部72の上方を通過すると送信コイル
から受信コイルに向かう磁束が変化する。この磁束の変
化に基づいて車両検知センサ30′から車両検知信号が
車両検知判定部54に出力される。車両検知判定部54
は、制御部51に車両有りの信号を出力し、駆動機構5
2を駆動制御して鎖錠板73を起立させて鎖錠位置に駆
動する。これにより、進入車両の退出を阻止する。その
後の表示動作、駐車料金算出、車両退出時の料金精算、
鎖錠板73の倒伏駆動制御等は前述の実施形態と同様に
して行われるので、ここでは説明を省略する。
【0041】タイヤロック方式の鎖錠機構を採用した駐
車管理装置の場合、従来では車両検知センサとして、駐
車区画毎に料金精算装置を設置し、料金精算装置と鎖錠
装置側に発光素子と受光素子を配置した光センサを用い
た車両検知方式を採用しているが、この場合、降雪時等
では発光及び受光素子の発光面及び受光面が雪で覆われ
て車両検知機能が低下又は停止してしまう虞れがあっ
た。しかし、本実施形態のように車両検知センサ30′
を鎖錠装置70と一体化することにより、上述のような
問題を解消でき、表示性能の向上に加えて車両検知性能
を向上させることができるという利点がある。
【0042】尚、車両検知判定部54を表示装置10側
に設ける構成としてもよい。この場合の回路接続関係を
図11に示す。図11において、本実施形態の表示装置
10側の制御部61′は、鎖錠装置70側の車両検知セ
ンサ30′からの車両検知信号に基づく車両検知判定部
54からの判定信号及び位置検出センサ53からの信号
に基づいて、車両が駐車してからの経過時間に基づく駐
車料金の算出を実行すると共に表示出力を発生する。ま
た、集中料金精算装置40側からの精算終了信号に基づ
いて鎖錠装置70側の制御部51′に鎖錠板73の倒伏
制御出力を発生する。鎖錠装置70側の制御部51′
は、表示装置10側の制御部61′からの制御信号に基
づいて駆動機構52を制御して鎖錠板73の起立/倒伏
動作を制御する。
【0043】かかる回路構成においては、鎖錠板73が
倒伏して解錠位置にある状態で、車両が駐車区画4に進
入し鎖錠部72の上方を通過して車両検知センサ30′
から車両検知信号が車両検知判定部54に出力される
と、表示装置10側の制御部61′からの制御信号によ
り鎖錠装置70側の制御部51′は駆動機構52を制御
して鎖錠板73を起立させて鎖錠位置に駆動する。その
後の表示動作、駐車料金算出、車両退出時の料金精算等
は前述の実施形態と同様にして行われるので、ここでは
説明を省略する。
【0044】料金精算が終了して制御部61′に精算終
了信号が入力すると、制御部61′からの制御信号によ
り鎖錠装置70側の制御部51′の制御で駆動機構52
を介して鎖錠板73が倒伏駆動される。そして、位置検
出センサ53からの検出出力により制御部61′は、表
示パネル部12の警告表示を消灯させるよう制御する。
【0045】図9の実施形態では、タイヤロック方式の
鎖錠装置70として、鎖錠板が1枚のものを示したが、
本出願人が先に特願平9−172163号で提案した2
枚の鎖錠板を有する鎖錠装置でもよいことは言うまでも
ない。
【0046】尚、表示装置に音声装置を設けて音声によ
り鎖錠板の位置状態や異常発生を知らせるようにしても
い。
【0047】また、本発明の各実施形態の表示装置は、
鎖錠板が起立して鎖錠位置にあることを警告する構成と
したが、鎖錠板が倒伏して解錠位置にあり退車が可能な
状態であることを表示するよう構成してもよい。この場
合、例えば鎖錠板が倒伏した解錠位置にある時に「〇」
印等の表示マークや「退車可能」、「駐車可能」等の文
字表示を行い、鎖錠板が起立して鎖錠位置になった時に
無表示とすることが考えられる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鎖錠板の起立/倒伏状態を表示装置で分かり易く表示す
るようにしたので、使用者に注意を喚起する機能が向上
し、車両の損傷事故を未然に防止することができる。ま
た、請求項11の発明によれば、駐車区画番号表示部を
有するので、ドライバが駐車区画を確認し易い。
【0049】請求項12の発明によれば、表示装置の表
示内容の視認領域が広くなり、より一層注意喚起機能が
向上する。請求項13、14、16の発明によれば、表
装置の背面側に保守点検のためのスペースがほとんど
必要なく、駐車場スペースの利用効率を向上できると共
に、保守点検作業がやり易くなる。
【0050】請求項15の発明によれば、表示装置に車
両が接触しても車両の損傷を防止できる。請求項3、
5、17の発明によれば、表示装置を利用して装置の異
常を知らせることができると共に自己診断表示が行える
ので、異常時の発生に対する対応が容易且つ迅速にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車管理装置の一実施形態を示す
構成図
【図2】同上実施形態の表示装置の正面図
【図3】図2の左側面図
【図4】図2のA−A矢視拡大断面図
【図5】同上実施形態の各装置の回路接続構成図
【図6】表示装置の表示面の拡大図
【図7】メンテナンス時の表示形態の説明図
【図8】異常発生時の表示形態の説明図
【図9】本実施形態の別の実施形態を示す構成図
【図10】図9の実施形態の回路接続構成図
【図11】図9の実施形態における別の回路接続構成図
【図12】従来の駐車管理装置の例を示す図
【図13】従来の駐車管理装置の別の例を示す図
【符号の説明】
4 駐車区画 10 表示装置 11 支柱 12 表示パネル部 16 退車禁止マーク表示部 17 警告文字表示部 18 駐車区画番号表示部 20、70 鎖錠装置 21、73 鎖錠板 30、30′ 車両検知センサ 40 集中料金精算装置 63 メンテナンススイッチ
フロントページの続き (72)発明者 六本木 恵一 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日 本信号株式会社 与野事業所内 (56)参考文献 特開 平5−210787(JP,A) 特開 平9−161200(JP,A) 特開 平9−256666(JP,A) 特開 平5−346931(JP,A) 特開 平6−136994(JP,A) 特開 平10−227017(JP,A) 特開 平7−247712(JP,A) 特開 平3−130795(JP,A) 実開 平7−25500(JP,U) 実開 昭58−123488(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/00,6/14 E04H 6/18,6/42 G08G 1/14 G07G 1/00 - 5/00 G06F 17/00 G09F 9/30,9/40,13/20 E01F 15/00 E04F 19/08 101 E04H 5/06,12/08 E06B 11/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起立して車両の退出を阻止する鎖錠位置と
    倒伏して車両の退出を可能にする解錠位置をとる鎖錠板
    車両検知手段の検知信号の発生により前記鎖錠位置に
    駆動制御し精算終了信号の発生により前記解錠位置に駆
    動制御する制御部を備え駐車区画毎に設けられる鎖錠
    と、前記鎖錠板の制御位置に応じて退車の禁止又は許可の表
    示を制御すると共に前記鎖錠板が鎖錠位置にあるときに
    駐車料金の算出動作を実行する制御部を備え駐車区画毎
    に設けられる表示装置と、 各表示装置からの駐車区画番号情報及び料金算出情報に
    基づいて各駐車区画の駐車料金を集中精算管理し精算終
    了時に前記精算終了信号を発生する集中料金精算装置
    と、 を備えたことを特徴とする駐車管理装置。
  2. 【請求項2】前記集中料金精算装置は、料金精算時に前
    記駐車区画番号を入力操作する操作部を備える構成であ
    請求項1に記載の駐車管理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は、駐車管理装置自体の異常
    を知らせる異常表示部を兼ねる構成である請求項1又は
    に記載の駐車管理装置。
  4. 【請求項4】前記表示装置は、メンテナンス時の自己診
    断結果を表示する表示部を兼ねる構成である請求項1〜
    3のいずれか1つに記載の駐車管理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置は、メンテナンススイッチと
    自己診断機能を備え、前記メンテナンススイッチのオン
    操作で自己診断機能が動作し自己診断結果を表示する構
    成である請求項4に記載の駐車管理装置。
  6. 【請求項6】前記表示装置が、少なくとも前記鎖錠板の
    位置状態を知らせる音声装置を備える構成である請求項
    1〜5のいずれか1つに記載の駐車管理装置。
  7. 【請求項7】前記表示装置が、前記車両検知手段の出力
    に基づいて車両の有無を判定する車両検知判定部を備
    え、該車両検知判定部の車両検知情報を表示装置側制御
    部を介して前記鎖錠装置側制御部に出力する構成である
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の駐車管理装置。
  8. 【請求項8】 前記表示装置は、前記鎖錠板が鎖錠位置に
    ある時に退車禁止を示す表示を行う構成である請求項
    〜7のいずれか1つに記載の駐車管理装置。
  9. 【請求項9】 前記表示装置は、前記鎖錠板が解錠位置に
    ある時に退車許可を示す表示を行う構成である請求項
    〜7のいずれか1つに記載の駐車管理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示装置は、地面に直立する支柱の
    上端部に退車の禁止又は許可の表示を行う表示パネル部
    を備える構成である請求項1〜9のいずれか1つに記載
    の駐車管理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示パネル部は、前記駐車区画番号
    を表示する駐車区画番号表示部を有する構成である請求
    10に記載の駐車管理装置。
  12. 【請求項12】 前記表示パネル部は、中央部が前面側に
    突出するよう水平断面が略くの字状に折曲形成された請
    求項10又は11に記載の駐車管理装置
  13. 【請求項13】 前記表示パネル部は、前記支柱上端部に
    対して上下方向に着脱可能に取り付けられる構成である
    請求項10〜12のいずれか1つに記載の駐車管理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記支柱の前面側に、保守用点検口を設
    け、該保守用点検口を開閉可能な蓋で覆う構成である請
    求項10〜13のいずれか1つに記載の駐車管理装置。
  15. 【請求項15】 前記蓋の表面を弾力性のある弾性体で覆
    う構成である請求項14に記載の駐車管理装置。
  16. 【請求項16】 前記蓋の鎖錠と同時に前記表示パネル部
    が支柱に固定され、蓋の解錠と同時に表示パネル部が支
    柱から取り外し可能となる構成である請求項14又は1
    に記載の駐車管理装置。
  17. 【請求項17】 前記表示パネル部、それぞれ単独で表
    示可能な複数の表示ブロック構成され、表示ブロック
    の表示の組み合わせで前記異常表示可能とする構成であ
    る請求項10〜16のいずれか1つに記載の駐車管理装
    置。
JP00224599A 1999-01-07 1999-01-07 駐車管理装置 Expired - Fee Related JP3432760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00224599A JP3432760B2 (ja) 1999-01-07 1999-01-07 駐車管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00224599A JP3432760B2 (ja) 1999-01-07 1999-01-07 駐車管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000204785A JP2000204785A (ja) 2000-07-25
JP3432760B2 true JP3432760B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=11523978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00224599A Expired - Fee Related JP3432760B2 (ja) 1999-01-07 1999-01-07 駐車管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3432760B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041797A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車管理装置
JP4592607B2 (ja) * 2006-02-01 2010-12-01 日本信号株式会社 駐車車両の退出阻止装置
JP4949920B2 (ja) * 2007-04-24 2012-06-13 アマノ株式会社 車両感知装置
CN102913024A (zh) * 2012-10-23 2013-02-06 林智勇 电动车位锁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000204785A (ja) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4262919B2 (ja) 駐車案内及び管理システム
US20030128136A1 (en) Electronic parking meter having audio-video communications with a central station
KR101394381B1 (ko) 무인 주차 관리 시스템 및 그 방법
US7096895B2 (en) Method and apparatus for dispensing motor vehicle fuel at unattended locations
JP3432760B2 (ja) 駐車管理装置
JP2710748B2 (ja) 駐車場総合管理システム
US11263907B2 (en) System including a user interface application for reserving a parking space
JP3612228B2 (ja) 駐車装置
KR20150120677A (ko) 장애인 주차공간 전용 볼라드
JP5723963B2 (ja) 二輪車の駐輪システム
JP2008129677A (ja) 駐車場管理システム
JP2000048228A (ja) 駐車場管理装置
JP7285562B2 (ja) 駐車表示装置
JP2003041797A (ja) 駐車管理装置
JPH11182087A (ja) 警報手段を有する駐車装置
JP2003035047A (ja) 駐車管理装置
JP2011113190A (ja) 二輪車の駐輪システム及び施錠装置
JP3214324B2 (ja) 駐輪場出場管理システム
JP2005332052A (ja) 駐車場管理システム
JP2017197904A (ja) フラップ装置、精算機及び駐車場管理システム
JP3523577B2 (ja) 駐車場管理システム
JP3202967B2 (ja) 駐車装置
KR102512656B1 (ko) 주차 장치 및 이를 포함하는 주차 시스템
JP2001291128A (ja) 駐車場の設営機能を有した車両および臨時駐車場の設営方法
JP2001338339A (ja) 有料自転車駐輪場における料金未払警告システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees