JP3431298B2 - 投影式視野計 - Google Patents
投影式視野計Info
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- JP3431298B2 JP3431298B2 JP20312794A JP20312794A JP3431298B2 JP 3431298 B2 JP3431298 B2 JP 3431298B2 JP 20312794 A JP20312794 A JP 20312794A JP 20312794 A JP20312794 A JP 20312794A JP 3431298 B2 JP3431298 B2 JP 3431298B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン上に明点又
は暗点からなる視標を複数個形成し、これらを被検者に
見せてその視認状態から視野を測定する、構造が簡易で
操作が容易な投影式視野計に関する。
は暗点からなる視標を複数個形成し、これらを被検者に
見せてその視認状態から視野を測定する、構造が簡易で
操作が容易な投影式視野計に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の投影式視野計は、特開昭５１−７
９６号公報に開示されているように、視標スライド部材
が完全に不透明な部材によって構成され、そこに所定形
状の複数の孔を形成することによって視標パターンを形
成していた。
９６号公報に開示されているように、視標スライド部材
が完全に不透明な部材によって構成され、そこに所定形
状の複数の孔を形成することによって視標パターンを形
成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の投影式
視野計は、視標を形成するための光源と背景すなわち視
標以外の部分を照明するための光源の二つが必要であっ
た。また、視標と背景の相対的明るさを調整するための
構成が必要であった。本発明は、従来の投影式視野計の
このような問題に鑑みてなされたものであって、視標と
背景の光源を共通にして一つだけ構え、また視標と背景
の相対的明るさの調整を必要とせず、非熟練者であって
も容易に視野測定をすることができる投影式視野計を提
供することを目的とする。このように構成される投影式
視野計は、完全暗室で使用されるべきものある。
視野計は、視標を形成するための光源と背景すなわち視
標以外の部分を照明するための光源の二つが必要であっ
た。また、視標と背景の相対的明るさを調整するための
構成が必要であった。本発明は、従来の投影式視野計の
このような問題に鑑みてなされたものであって、視標と
背景の光源を共通にして一つだけ構え、また視標と背景
の相対的明るさの調整を必要とせず、非熟練者であって
も容易に視野測定をすることができる投影式視野計を提
供することを目的とする。このように構成される投影式
視野計は、完全暗室で使用されるべきものある。
【０００４】
【発明の構成】本発明は、スクリーン上に光束を投影す
ることで指標を形成して視野測定を行う視野計におい
て、異なる指標パターンが形成される指標スライド部材
と、該指標スライド部材を投影するための光源及び投影
光学系とを有し、上記指標スライド部材の指標以外の部
分がスクリーン上において所定の背面輝度となる透過率
であることを特徴とする投影式視野計である。
ることで指標を形成して視野測定を行う視野計におい
て、異なる指標パターンが形成される指標スライド部材
と、該指標スライド部材を投影するための光源及び投影
光学系とを有し、上記指標スライド部材の指標以外の部
分がスクリーン上において所定の背面輝度となる透過率
であることを特徴とする投影式視野計である。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例の投影式視野計を図に
基づいて説明する。第１実施例の投影式視野計は、図１
に示すように、球面スクリーン２のスクリーン中心部分
に固視標４を設ける。被検者６を球面スクリーンの球面
中心に位置決めして固定するために、球面スクリーン２
の球面中心付近には、被験者６の顔を固定するための顎
載せ台１０が設けられている。球面スクリーン２内の顎
載せ台１０の上方近傍には、指標投影装置２０が配置さ
れる。指標投影装置２０は、光源部２２、指標スライド
２４、投影光学系２６、反射プリズム２８からなる。指
標投影装置２０は、その結像面が球面スクリーン２に一
致した球面であるように設計されている。指標スライド
２４は、図２に示すような明点検査パターン３１、３
２、３３や、図３に示すような暗点検査パターン３５、
３６、３７を有しており、いずれも指標マークＴ以外の
部分は、前記視標マークＴに対し、所定の相対的な輝度
の差を前記結像面において有するように、予め指標スラ
イド２４上において透過率に差を有するように形成され
ている。
基づいて説明する。第１実施例の投影式視野計は、図１
に示すように、球面スクリーン２のスクリーン中心部分
に固視標４を設ける。被検者６を球面スクリーンの球面
中心に位置決めして固定するために、球面スクリーン２
の球面中心付近には、被験者６の顔を固定するための顎
載せ台１０が設けられている。球面スクリーン２内の顎
載せ台１０の上方近傍には、指標投影装置２０が配置さ
れる。指標投影装置２０は、光源部２２、指標スライド
２４、投影光学系２６、反射プリズム２８からなる。指
標投影装置２０は、その結像面が球面スクリーン２に一
致した球面であるように設計されている。指標スライド
２４は、図２に示すような明点検査パターン３１、３
２、３３や、図３に示すような暗点検査パターン３５、
３６、３７を有しており、いずれも指標マークＴ以外の
部分は、前記視標マークＴに対し、所定の相対的な輝度
の差を前記結像面において有するように、予め指標スラ
イド２４上において透過率に差を有するように形成され
ている。
【０００６】またこの第１実施例では、既に固視標４が
設けられているが、この固視標を使用せず、指標スライ
ド２４の所定の位置に固視標マークＳを形成して同時に
表示させることもできる。これにより、被検者がより容
易に固視できるような形状の固視標を被検者に対応して
変更できる。次に、上記構成の投影式視野計の操作につ
いて説明する。投影式視野計において、光源部２２を点
灯させ、指標スライド２４によって一定の明るさの背景
の中に所定の指標像を形成する。被検者６は、固視標４
を注視しながら、指標像の指認状態を検者に伝える。検
者は、被検者の指標像の指認状態から被検者の視野を判
定する。ここで、投影される指標像パターンは指標を１
個毎に表示させ被検者の応答を得るものの他に、集団検
診等の被検者１人当りの検査時間を短縮させるために複
数個の指標を同時に表示させるものも使用される。第２
実施例の投影式視野計は、図４に示すように、平面スク
リーン４０のスクリーン中心近傍に固視標４２が位置す
るように指標投影装置５０を設ける。被検眼６を平面ス
クリーンのスクリーン中心の前方に位置決めして固定す
るために、被検者６の顔を固定するための前記顎載せ台
４４のような固定手段が設けられている。
設けられているが、この固視標を使用せず、指標スライ
ド２４の所定の位置に固視標マークＳを形成して同時に
表示させることもできる。これにより、被検者がより容
易に固視できるような形状の固視標を被検者に対応して
変更できる。次に、上記構成の投影式視野計の操作につ
いて説明する。投影式視野計において、光源部２２を点
灯させ、指標スライド２４によって一定の明るさの背景
の中に所定の指標像を形成する。被検者６は、固視標４
を注視しながら、指標像の指認状態を検者に伝える。検
者は、被検者の指標像の指認状態から被検者の視野を判
定する。ここで、投影される指標像パターンは指標を１
個毎に表示させ被検者の応答を得るものの他に、集団検
診等の被検者１人当りの検査時間を短縮させるために複
数個の指標を同時に表示させるものも使用される。第２
実施例の投影式視野計は、図４に示すように、平面スク
リーン４０のスクリーン中心近傍に固視標４２が位置す
るように指標投影装置５０を設ける。被検眼６を平面ス
クリーンのスクリーン中心の前方に位置決めして固定す
るために、被検者６の顔を固定するための前記顎載せ台
４４のような固定手段が設けられている。
【０００７】平面スクリーン４０の前方で被検者の側方
には、指標投影装置５０が配置される。指標投影装置５
０は、第１実施例の指標投影装置２０とほぼ同一の構成
を有し、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付
してその説明を省略する。指標投影装置５０の投影光学
系５２は、その結像面が平面スクリーン４０に一致した
平面であるように統計されている。反射プリズム２８に
対応する反射部材は存在しない。上記構成の投影式視野
計の操作は、第１実施例の投影式視野計とほぼ同じであ
る。この平面スクリーン４０を使用した視野計は、装置
の運搬がきわめて容易に行えるので、特に集団検診等の
簡易な視野検査に適している。しかも、前記指標スライ
ド２４を変更するだけで、集団検診等での複数個の視標
を同時に投影する検査や、固視標を中心とした投影パタ
ーンを使用する中心部視野の検査等の、様々な視野検査
に迅速にかつ容易に対応することが可能である。
には、指標投影装置５０が配置される。指標投影装置５
０は、第１実施例の指標投影装置２０とほぼ同一の構成
を有し、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付
してその説明を省略する。指標投影装置５０の投影光学
系５２は、その結像面が平面スクリーン４０に一致した
平面であるように統計されている。反射プリズム２８に
対応する反射部材は存在しない。上記構成の投影式視野
計の操作は、第１実施例の投影式視野計とほぼ同じであ
る。この平面スクリーン４０を使用した視野計は、装置
の運搬がきわめて容易に行えるので、特に集団検診等の
簡易な視野検査に適している。しかも、前記指標スライ
ド２４を変更するだけで、集団検診等での複数個の視標
を同時に投影する検査や、固視標を中心とした投影パタ
ーンを使用する中心部視野の検査等の、様々な視野検査
に迅速にかつ容易に対応することが可能である。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、視標と背景の光源を共
通にして一つだけ構え、また視標と背景の相対的明るさ
の調整を必要としない構成が簡易で操作が容易な投影式
視野計を得ることができ、非熟練者であっても容易に視
野測定をすることができる利点を有する。
通にして一つだけ構え、また視標と背景の相対的明るさ
の調整を必要としない構成が簡易で操作が容易な投影式
視野計を得ることができ、非熟練者であっても容易に視
野測定をすることができる利点を有する。
【図１】図１は本発明の第１実施例の投影式視野計の垂
直断面図である。
直断面図である。
【図２】図２は明点検査パターンの説明図である。
【図３】図３は暗点検査パターンの説明図である。
【図４】図４は本発明の第２実施例の投影式視野計の垂
直断面図である。
直断面図である。
２ 面スクリーン
４ 固視標
６ 被検眼
１０ 顎載せ台
２０ 指標投影装置
２２ 光源部
２４ 指標スライド
２６ 投影光学系
２８ 反射プリズム
３１ 明点検査パターン
３２ 明点検査パターン
３３ 明点検査パターン
３５ 暗点検査パターン
３６ 暗点検査パターン
３７ 暗点検査パターン
４０ 平面スクリーン
５０ 指標投影装置
Claims (5)
- 【請求項１】 スクリーン上に光束を投影することで指
標を形成して視野測定を行う視野計において、 異なる指標パターンが形成される指標スライド部材と、
該指標スライド部材を投影するための光源及び投影光学
系とを有し、上記指標スライド部材の指標以外の部分が
スクリーン上において所定の背面輝度となる透過率であ
ることを特徴とする投影式視野計。 - 【請求項２】 上記投影光学系が、プロジェクターであ
る請求項１記載の投影式視野計。 - 【請求項３】 上記投影光学系が、映写機である請求項
１記載の投影式視野計。 - 【請求項４】 上記スクリーンが、球面である請求項１
記載の投影式視野計。 - 【請求項５】 上記スクリーンが、平面である請求項１
記載の投影式視野計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20312794A JP3431298B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 投影式視野計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20312794A JP3431298B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 投影式視野計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866359A JPH0866359A (ja) | 1996-03-12 |
| JP3431298B2 true JP3431298B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=16468859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20312794A Expired - Fee Related JP3431298B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 投影式視野計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3431298B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1380251B1 (de) * | 2003-08-05 | 2008-09-03 | Haag-Streit Ag | Projektionsperimeter |
| CN105342611A (zh) * | 2015-12-14 | 2016-02-24 | 重庆国特医疗设备有限公司 | 视野仪刺激屏结构 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20312794A patent/JP3431298B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0866359A (ja) | 1996-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |