JP3431024B1 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP3431024B1
JP3431024B1 JP2003007168A JP2003007168A JP3431024B1 JP 3431024 B1 JP3431024 B1 JP 3431024B1 JP 2003007168 A JP2003007168 A JP 2003007168A JP 2003007168 A JP2003007168 A JP 2003007168A JP 3431024 B1 JP3431024 B1 JP 3431024B1
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pump
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pump chamber
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恭 庭月野
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、冷却効率を改善しながら小型化、
薄型化でき、構造が簡単な冷却装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明の冷却装置は、冷媒を循環するた
めの閉循環路に放熱器と接触熱交換型の遠心ポンプが設
けられ、遠心ポンプが発熱電子部品1に接触されて内部
の冷媒の熱交換作用で該発熱電子部品から熱を奪い、放
熱器から放熱を行う冷却装置であって、遠心ポンプが、
高熱伝導率の材料で構成されたポンプケーシング15と
開放型の羽根車11とを備え、ポンプケーシング15に
は、内部のポンプ室15aに沿った側面に受熱面15b
が形成され、且つ該受熱面15bが接触位置において発
熱電子部品1の上部表面の3次元的な形状と相補的な形
状に形成されとともに、受熱面15bとポンプ室15a
の内壁面との間に吸込路19が設けられたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体内部に配設さ
れた中央処理装置(以下、CPU)等の発熱電子部品
を、冷媒を循環させて冷却する電子機器の冷却装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピューターにおける高速化の
動きはきわめて急速であり、CPUのクロック周波数は
以前と比較して格段に大きなものになってきている。こ
の結果、CPUの発熱量が増し、従来のようにヒートシ
ンクで空冷するだけでは能力不足で、高効率で高出力の
冷却装置が不可欠になっている。そこでこのような冷却
装置として、発熱電子部品を搭載した基板を、冷媒を循
環させて冷却する冷却装置が提案された(特許文献1参
照)。
【0003】以下、このような冷媒を循環させて冷却す
る従来の電子機器の冷却装置について説明する。なお、
本明細書において電子機器というのは、CPU等にプロ
グラムをロードして処理を行う装置、中でもノート型パ
ソコンのような携行可能な小型の装置を中核とするが、
このほかに通電により発熱する発熱電子部品を搭載した
装置を含むものである。この従来の第1の冷却装置は、
例えば図14に示すようなものが知られている。
【0004】図14は従来の電子機器の第1冷却装置の
構成図である。図14において、100は筐体であり、
101は発熱電子部品、102は発熱電子部品101を
実装した基板、103は発熱電子部品101と冷媒との
間で熱交換を行ない発熱電子部品101を冷却する冷却
器、104は冷媒から熱を取り除く放熱器、105は冷
媒を循環させるポンプ、106はこれらを接続する配
管、107は放熱器104を空冷するファンである。
【0005】この従来の第1冷却装置の動作を説明する
と、ポンプ105から吐出された冷媒は、配管106を
通って冷却器103に送られる。ここで発熱電子部品1
01の熱を奪うことでその温度が上昇し、放熱器104
に送られる。この放熱器104でファン107によって
強制空冷されてその温度が降下し、再びポンプ105へ
戻ってこれを繰り返す。このように、冷媒を循環させて
発熱電子部品101を冷却するものであった。
【0006】次に、電子機器の従来の第2冷却装置とし
て、図15に示すものが提案されている(特許文献1参
照)。
【0007】この第2冷却装置は、発熱部材を狭い筐体
内に搭載したとき、発熱部材の発生熱を放熱部である金
属筐体壁まで効率良く輸送し発熱部材を冷却するもので
ある。
【0008】図15は従来の電子機器の第2冷却装置の
構成図である。図15において、108は電子機器の配
線基板、109はキーボード、110は半導体発熱素
子、111はディスク装置、112は表示装置、113
は半導体発熱素子110との間で熱交換する受熱ヘッ
ダ、114は放熱のための放熱ヘッダ、115はフレキ
シブルチューブ、116は電子機器の金属筐体である。
【0009】この第2冷却装置は、発熱部材である半導
体発熱素子110と金属筐体116とをフレキシブル構
造の熱輸送デバイスにより熱的に接続するものである。
この熱輸送デバイスは、半導体発熱素子110に取り付
けた液流路を有する扁平状の受熱ヘッダ113、液流路
を有し金属筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ11
4、さらに両者を接続するフレキシブルチューブ115
で構成され、内部に封入した液を放熱ヘッダ114に内
蔵した液駆動機構により受熱ヘッダ113と放熱ヘッダ
114との間で駆動あるいは循環させるものである。こ
れにより、半導体発熱素子110と金属筐体116とが
部品配列に左右されることなく容易に接続できるととも
に、液の駆動により高効率で熱が輸送される。放熱ヘッ
ダ114においては、放熱ヘッダ114と金属筐体11
6とが熱的に接続されているので、金属筐体116の高
い熱伝導率のために熱が広く金属筐体116に拡散され
るものである。
【0010】また、本出願人も、冷却効率を改善しなが
ら小型化、薄型化でき、構造が簡単な渦流ポンプを使っ
た冷却装置を既に提案した(特願2002−13959
8)。
【0011】
【特許文献1】特開平7−142886号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第1冷却装置では、発熱電子部品101と冷媒とで熱交
換を行ない発熱電子部品101を冷却する冷却器10
3、冷媒から熱を取り除くための放熱器104、冷媒を
循環させるポンプ105、図示はしないが冷媒を補充し
なければならず補充用タンクが必要であり、これらを組
み合わせるため装置が大型且つ複雑で小型化が難しく、
コストも高くなるという問題があった。すなわち従来の
第1冷却装置は、本来大型の電子機器の冷却に適したも
のであって、小型、軽量且つ薄型で、様々の姿勢で運ば
れ、使われる最近の高性能携行型のノート型パソコン等
には対応しきれないものであった。
【0013】また、従来の第2冷却装置はノート型パソ
コン等に使用することが可能であるが、半導体発熱素子
110に取り付けた扁平状の受熱ヘッダ113も、金属
筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ114もいずれ
もがボックス状で厚くならざるをえず、ノート型パソコ
ン等の薄型化を妨げるものであった。すなわち従来の第
2冷却装置では、放熱ヘッダ114の中に液体駆動装置
として他のポンプより横幅が比較的小さくなる往復動ポ
ンプが設けられており、残念なことに、この往復動ポン
プが放熱ヘッダ114の厚さを規定して全体を厚くして
いる。これではノート型パソコンの薄型化はできない。
【0014】しかし、薄型のノート型パソコンで第2冷
却装置の往復動ポンプを受熱ヘッダ113の中に収容す
ることは困難である。すなわちポンプの厚さのほかに半
導体発熱素子110等の厚みも加わって、ノート型パソ
コンの高さを増加させ、薄型化に逆行することになるか
らである。その上、往復動ポンプの振動と騒音は、これ
を載置する半導体発熱素子110に影響を与えるし、耳
障りになる場合もあり、これらの面からも実現は困難で
ある。
【0015】さらに、第2冷却装置において、金属筐体
116の壁に接触させた放熱ヘッダ114は、放熱面積
が小さくて伝熱効率が悪く、冷却力に限界が存在するも
のであった。冷却力を上げるために放熱面積を増すこと
も考えられるが、これ以上面積を増すのでは流路が長く
なって循環量が増し、内蔵した往復動ポンプの出力増加
を招き、これによって放熱ヘッダ114の厚みを増すと
いう矛盾があった。そこで、往復動ポンプを独立して金
属筐体116内に収納するという手段を講じると、限界
まで無駄なスペースを減少させたノート型パソコン本体
に新たなスペースを割かなければならないし、組み立て
作業も面倒になってしまう。このように、第2冷却装置
はノート型パソコン等の小型化、薄型化に対しては限界
を有するものであった。そして、最近のようにCPUの
能力が向上して益々大きな冷却能力が要求されるとき
に、このような問題を抱えた従来の第2冷却装置では将
来性で疑問が残るものであった。
【0016】また、従来の熱交換機能付ポンプは、冷媒
を別の冷却水で冷やしているため、ポンプ内に冷却水路
が必要で大型化しポンプ構造が複雑になり、また、冷却
水を循環させる第2のポンプや冷却水から熱を奪う第2
の熱交換器が必要であるため、システムが複雑で小型化
が難しく、部品点数も作業性も悪く、従って熱効率も良
好なものは見込めず、コストも高いという課題があっ
た。
【0017】また、本出願人の提案した冷却装置は、従
来の第1冷却装置、第2冷却装置の課題を解決できる優
れた冷却装置であったが、渦流ポンプにおいては、ポン
プ室がステータの外周側に位置するため、CPUの位置
がポンプ中心に位置する場合には吸熱するポンプ室とC
PUとの距離が大きくなり、受熱効率の改善の余地があ
った。しかし、この渦流ポンプを単純に他の形式のポン
プで置き換えることには困難があった。すなわち、他の
形式のポンプでは吸込路と吐出路、さらにはステータが
存在するため、CPUと接触する受熱面をポンプに構成
することが難しいからである。そして、敢えてこれを実
行しても小型化、薄型化することができなくなるもので
あった。
【0018】そこで、本発明は、冷却効率を改善しなが
ら小型化、薄型化でき、構造が簡単な冷却装置を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却装置は上記
課題を解決するためになされたものであって、冷媒を循
環するための閉循環路に放熱器と接触熱交換型の遠心ポ
ンプが設けられ、遠心ポンプが発熱電子部品に接触され
て内部の冷媒の熱交換作用で該発熱電子部品から熱を奪
い、放熱器から放熱を行う冷却装置であって、遠心ポン
プが、高熱伝導率の材料で構成されたポンプケーシング
と開放型の羽根車とを備え、ポンプケーシングには、内
部のポンプ室に沿った側面に受熱面が形成され、且つ該
受熱面が接触位置において発熱電子部品の上部表面の3
次元的な形状と相補的な形状に形成されとともに、受熱
面とポンプ室の内壁面との間に吸込路が設けられたこと
を特徴とする。
【0020】本発明によれば、冷却効率を改善しながら
小型化、薄型化でき、構造が簡単な冷却装置とすること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するためになされ
た請求項1の発明は、冷媒を循環するための閉循環路に
放熱器と接触熱交換型の遠心ポンプが設けられ、遠心ポ
ンプが発熱電子部品に接触されて内部の冷媒の熱交換作
用で該発熱電子部品から熱を奪い、放熱器から放熱を行
う冷却装置であって、遠心ポンプが、高熱伝導率の材料
で構成されたポンプケーシングと開放型の羽根車とを備
え、ポンプケーシングには、内部のポンプ室に沿った側
面に受熱面が形成され、且つ該受熱面が接触位置におい
て発熱電子部品の上部表面の3次元的な形状と相補的な
形状に形成されとともに、受熱面とポンプ室の内壁面と
の間に吸込路が設けられたことを特徴とする冷却装置で
あり、開放型の羽根車の羽根がポンプ室内部に形成され
る層流境界層を剥ぎ取るため乱流化して伝熱量が増し、
吸込路が受熱面とポンプ室の内壁面との間に設けられて
いるので、これによって吸込路近傍の受熱面の温度を下
げることができ、吸込路が発熱電子部品の側に張り出し
ていないので、受熱面に遠心ポンプの内部構成による形
状の変化を形成する必要がなく、受熱面と発熱電子部品
の上部表面が密着しているので、熱を効果的に受熱する
ことができる。
【0022】請求項2の発明は、吸込路が、ポンプケー
シングの肉厚方向に短軸をもつ楕円形状の断面を有して
いることを特徴とする請求項1記載の冷却装置であり、
ポンプ室と発熱部品との距離を縮めることができるため
に、その間の熱抵抗を下げることができる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1記載の冷却装
置において、受熱面とポンプ室の内壁面との間に吸込路
が設けられるのに代えて、羽根車の中心に吸水口が形成
され、該吸水口と連通する吸込路が受熱面と対向するポ
ンプケーシング側に設けられたことを特徴とする冷却装
置であり、ポンプ室の受熱面と反対側から吸い込むこと
を可能とし、結果に、ポンプ室と発熱部品との距離を縮
めることができるために、その間の熱抵抗を下げること
ができる。
【0024】請求項4の発明は、吸水口が、羽根車の軸
中心と一致する軸中心を有していることを特徴とする請
求項3記載の冷却装置であり、羽根車内の流れの対称性
を保てるため流量を最も効率よく送ることができ、熱を
効果的に受熱することができる。
【0025】請求項5の発明は、羽根車には、該羽根車
の軸中心とずれた位置に貫通孔が形成されていることを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷却装置で
あり、ポンプ室の羽根車背面から貫通孔を通って還流さ
せることができ、羽根車中央に滞留し易い気泡やキャビ
ティを排出し、キャビテーションによる騒音をなくし伝
熱速度を向上できる。
【0026】請求項6の発明は、ポンプ室内壁面には、
羽根の側面が回転する部分に動圧溝が設けられたことを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の冷却装置で
あり、動圧溝が羽根車に円滑な回転をさせ、摩擦で発生
する熱を抑え、受熱面の背面の表面積を増し、熱を効果
的に受熱することができる。
【0027】請求項7の発明は、ポンプ室内壁には、羽
根の側面がスライドする部分の少なくとも一部に層流境
界層を剥離させる凹部が多数設けられていることを特徴
とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷却装置であ
り、伝熱量が小さい層流境界層を剥離させ、乱流境界層
として伝熱を促進させることができる。
【0028】請求項8の発明は、ポンプ室内壁には、羽
根の側面がスライドする部分の少なくとも一部に多数の
突起体が設けられたことを特徴とする請求項1〜7のい
ずれかに記載の冷却装置であり、ポンプ室内の冷媒の乱
流発生を促進し、伝熱を促進させることができる。
【0029】請求項9の発明は、ポンプ室内壁には、吸
込路が対向するする部分の少なくとも一部に複数の突起
体もしくは溝を設けたことを特徴とする請求項3記載の
冷却装置であり、ポンプ室内の冷媒の乱流発生を促進
し、伝熱面積を増加させることができるために伝熱を促
進することができる。
【0030】請求項10の発明は、羽根車には、羽根の
入口側もしくは羽根間に攪拌用羽根車突起体が形成され
ていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
の冷却装置であり、攪拌用羽根車突起体が流路を攪拌す
るため、ポンプ室内の冷媒の乱流発生を促進する。
【0031】請求項11の発明は、攪拌用羽根車突起体
が、ポンプ室内壁に形成された突起体と半径方向でずれ
た位置に対向して設けられることを特徴とする請求項1
0記載の冷却装置であり、攪拌用羽根車突起体が突起体
と接触せずに流路を効果的に攪拌し、ポンプ室内の冷媒
の乱流発生を促進し、伝熱面積も増加させ、伝熱効率を
更に向上させることができる。
【0032】請求項12の発明は、羽根の側面には、ポ
ンプ室内壁の表面と接触する弾性線状体もしくは弾性板
状体が設けられたことを特徴とする請求項1〜11のい
ずれかに記載の冷却装置であり、伝熱量が小さい層流境
界層を剥離させ、乱流境界層として伝熱を促進させるこ
とができる。
【0033】請求項13の発明は、受熱面のポンプケー
シング厚さが羽根車の軸中心を中心として半径方向に減
少することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記
載の冷却装置であり、電子部品からの熱をポンプ室全体
に拡散しやすくし、伝熱を促進させることができる。
【0034】請求項14の発明は、冷媒の循環路と、前
記循環路内の冷媒を循環させるポンプと、前記循環路内
の冷媒の熱を放出する放熱器とを備えた電子部品の冷却
装置であって、前記ポンプは、前記ポンプのハウジング
と前記電子部品が熱的に接触するよう、前記電子部品に
直接連結され、前記ポンプのポンプ室の中央部に吸水口
が設けられたことを特徴とする電子部品の冷却装置であ
り、受熱面と発熱電子部品の上部表面が密着しており、
ポンプ室の中央部から冷媒を吸い込むことを可能とし、
温度の低い冷媒をポンプ室の中央部に供給することがで
き、羽根車内の流れの対称性を保てるため流量を最も効
率よく送ることができ、熱を効果的に受熱することがで
きる。
【0035】請求項15の発明は、前記ポンプは遠心ポ
ンプであることを特徴とする請求項14記載の電子部品
の冷却装置であり、開放型の羽根車の羽根がポンプ室内
部に形成される層流境界層を剥ぎ取るため乱流化して伝
熱量が増し、熱を効果的に受熱することができる。
【0036】請求項16の発明は、前記ポンプのポンプ
室内壁には、前記羽根車の側面がスライドする部分の少
なくとも一部に層流境界層を剥離させる剥離手段がけら
れていることを特徴とする請求項14記載の電子部品の
冷却装置であり、伝熱量が小さい層流境界層を剥離さ
せ、乱流境界層として伝熱を促進させることができる。
【0037】請求項17の発明は、前記剥離手段が、少
なくともポンプ室内壁には凹部または突起体が設けられ
ていることを特徴とする請求項14記載の電子部品の冷
却装置であり、伝熱量が小さい層流境界層を剥離させ、
乱流境界層として伝熱を促進させることができる。
【0038】請求項18の発明は、前記剥離手段が、前
記羽根車の側面に前記ポンプ室内壁の表面と接触する弾
性線状体もしくは弾性板状体が設けられたことを特徴と
する請求項14記載の電子部品の冷却装置であり、伝熱
量が小さい層流境界層を剥離させ、乱流境界層として伝
熱を促進させることができる。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜13を用いて説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における冷却装置の構成図、図2は本発明の実施の
形態1における冷却装置を構成する熱交換型の遠心ポン
プの構成図、図3は本発明の実施の形態1における遠心
ポンプの羽根車正面図、図4は本発明の実施の形態1に
おける遠心ポンプの流体軸受の展開図、図5は本発明の
実施の形態1における遠心ポンプのポンプ室内壁面の外
観図、図6(a)は本発明の実施の形態1における遠心
ポンプの羽根車に取り付けたブラシの説明図、図6
(b)は本発明の実施の形態1における遠心ポンプの羽
根車に取り付けたブレードの説明図、図7は図2の遠心
ポンプのX−X断面図である。
【0041】図1において、1は冷却装置を構成する接
触熱交換型の遠心ポンプ、2はCPU等の発熱電子部品
であり、通常は表面がフラットなチップ部品である。な
お、実施の形態1の遠心ポンプ1と発熱電子部品2は、
きわめて小型で、ノート型パソコンのように携行可能な
小型の電子機器に搭載されるものである。3は発熱電子
部品2から受熱した冷媒を外部に放熱する放熱器、4は
遠心ポンプ1と放熱器3を接続して冷媒を循環するため
の循環路である。なお、この冷媒としては、食品添加物
などに用いられる無害なプロピレングリコール水溶液が
適当であり、さらに後述するようにケーシング材料とし
てアルミや銅等を使用する場合には、これらに対する防
食性能を向上させるための防食添加剤を添加するのが望
ましい。
【0042】放熱器3は、熱伝導率が高く放熱性のよい
材料、例えば銅、アルミニウム等の薄板材で構成され、
内部に冷媒通路とリザーブタンクが形成されている。ま
た、放熱器3に強制的に空気を当てて冷やし冷却効果を
増やすためファンを設けてもよい。循環路4は、配管レ
イアウトの自由度を確保するため、フレキシブルでガス
透過性の少ないゴム、例えばブチルゴムなどのゴムチュ
ーブで構成されている。これはチューブ内に気泡が混入
するのを防止するためである。
【0043】次に、遠心ポンプ1の内部構成について説
明する。図2〜図6(a),(b)において、11は遠
心ポンプの開放型の羽根車、11aは羽根車11に設け
られた貫通孔、12は羽根車11の開放した羽根、13
は羽根車11の外周側方に設けられたマグネットロータ
である。14はマグネットロータ13の内周側に設けら
れたステータ、15は羽根車11を収容すると同時に羽
根車11が流体に与えた運動エネルギーを圧力回復して
吐出口へと導くポンプケーシング、15aは羽根12で
与えられた運動エネルギーを圧力回復して吐出口へと導
くためのポンプ室、15bはポンプ室15aに沿ったポ
ンプケーシング15の側面に形成され、発熱電子部品に
接触して熱を奪う受熱面、15cはポンプ室15aの内
部のポンプ室内壁面、16は羽根車11を収納した後ポ
ンプ室15bを密閉するためのケーシングカバー、17
はポンプケーシング15に設けられ、羽根車11を回転
自在に軸支するための固定軸、18は羽根車11の中心
に設けられ固定軸17に装着される軸受、18aは流体
軸受の場合の動圧発生溝(図4参照)である。19は吸
込路、19aは吸水口、20は吐出路である。21はポ
ンプ室内壁面15cに形成された層流境界層を多数の凹
部、22は層流境界層を掻き取るブラシ(本発明の弾性
線状体)、22は層流境界層を掻き取るブレード(本発
明の弾性板状体)である。
【0044】ケーシングカバー16はポンプケーシング
15と組み立てられて全体として遠心ポンプ1のポンプ
ケーシングを構成する。ポンプケーシング15とケーシ
ングカバー16のうち少なくともポンプケーシング15
は、高熱伝導率で放熱性のよい材料、例えば銅、アルミ
ニウム等で構成する。なお、本実施の形態1の遠心ポン
プは回転軸方向の厚さが5〜10mm、半径方向の代表
寸法が40〜50mm、回転数は1200rpm、流量
が0.08〜0.12L/分、ヘッドが0.35〜0.
45m程度のポンプである。そして、本発明のポンプの
諸元は、本実施の形態1の値を含んで、厚さ3〜20m
m、半径方向代表寸法10〜70mm、流量が0.01
〜0.8L/分、ヘッド0.1〜2m程度のものとな
る。これは比速度でいうと、24〜28(単位:m、m
3/分、rpm)程度のポンプであって、従来のポンプ
とはまったく隔絶した大きさの小型薄型のポンプであ
る。
【0045】実施の形態1の遠心ポンプ1においては、
羽根車11の羽根12と発熱電子部品2とが対向するよ
うに設置され、発熱電子部品2の上部表面と相補的な形
状となる受熱面15bが形成されており、受熱面15b
を介してポンプ室15aで直接受熱を行なう。ステータ
14はケーシングカバー16に圧入され、マグネットロ
ータ13の内周面とステータ14の外周部分が対向して
配置される。
【0046】ステータ14とマグネットロータ13の間
にはケーシングカバー16が両者を仕切る分離板として
配置され、ステータ14は完全にポンプ室15a内を流
れる冷媒と隔離される。羽根車11はマグネットロータ
13と別体構成でもよいが、実施の形態1においては一
体で構成され、マグネットロータ13となる円筒部に着
磁させた一体型の羽根車11としている。マグネットロ
ータ13がステータ14の回転磁界の作用で回転するこ
とにより、羽根車11が回転する。羽根車11が回転す
ると、羽根車11の中心付近に負圧が発生し、連通して
いる吸込路19から冷媒が吸い込まれ、羽根車11によ
って運動量を得て外側に吐き出される。羽根車11の外
周部分には吐出口(図示しない)が設けられ、吐出路2
0を経て冷媒は循環路4に排出される。
【0047】羽根車11の中心には低摩擦で耐磨耗性の
セラミックからなる軸受18が圧入され、さらにこれと
同様に、その内側にはセラミックからなる固定軸17が
ポンプケーシング15とケーシングカバー16に両端を
固定されて配設される。図2に示すように、軸受18の
外周面にはDカットを施し、羽根車11の軸受圧入孔
(図示しない)との間に隙間ができるように構成され、
羽根車11の背面側とポンプ室15a側を連通してい
る。この隙間が軸中心からずれた実施の形態1における
貫通孔11aである。この貫通孔11aにより、羽根車
11で遠心力を受け押し出された冷媒の一部分は羽根車
11の背面側に回り込み、貫通孔11aを通って負圧状
態の羽根車11の吸水口19aに流出する。すなわち、
遠心ポンプ1の中で一部の冷媒が還流している。還流す
る冷媒は吸水口19a内で混合され、再度還流する冷媒
は入れ替わったものとなる。
【0048】羽根車11による遠心力で羽根車11の中
心付近は負圧となり、この付近はキャビテーションが発
生し易い環境にある。しかし、実施の形態1の遠心ポン
プ1は比速度で24〜28(単位:m、m3/分、rp
m)程度であってキャビテーションは起こり難い上に、
仮に発生しても上述した還流によって混合して排出され
るものである。そして、発生したキャビティが羽根車1
1の中央付近に留まろうとしても、羽根車11の背面と
吸水口19a側で冷媒が入れ替わりながら循環するの
で、滞留することはない。また、冷却装置のどこかで空
気が混入し、これが遠心ポンプ1に吸い込まれたとして
も、還流によって羽根車11の中央付近に滞留すること
がなく、気泡は徐々に排出される。従ってキャビテーシ
ョンに原因する騒音は少なく、気層が形成されないし、
流れが乱流化するため伝熱量も大きくなる。
【0049】また、図4に示すように軸受18の代わり
に流体軸受を用いてもよい。流体軸受の動圧発生溝18
aをスパイラル形状として、循環を促進するようにすれ
ば、気泡の排出性能を向上させることができる。動圧発
生溝18aの形状としてはヘリングボーン形状などでも
よい。羽根車11の背面にも溝を形成し循環量と背圧を
調整することもできる。これによって羽根車11に対す
るアキシャル方向のスラストを発生することもできる。
【0050】さらに図5に示すように、ポンプ室内壁面
15c(受熱面15bの背面側)の羽根12がスライド
する部分の少なくとも一部に凹部21を多数形成するこ
とにより、羽根車11の回転で流動する冷媒がポンプ室
内壁面15cに沿って形成する層流境界層を剥離させ、
乱流化することができる。これによって受熱面15bか
ら冷媒に伝達する熱量を大きくすることができる。同様
に、ポンプ室内壁面15cをショットピーニング加工、
サンドブラスト加工などで凹凸を形成もしくは粗くする
ことにより、効果は多少低いが同様な原理で受熱効率を
上げることが可能となる。さらに、図6に示すように、
羽根12だけでなく、ポンプ室内壁面15cを軽く擦る
ようなブラシ22や薄板状のブレード23を羽根車に取
り付けることにより、羽根車11の回転力により強制的
に層流境界層を崩し、受熱効率を向上させることができ
る。なお、図示はしないが、ポンプ室内壁面15cにス
パイラル形状の溝を形成しても、乱流化することで伝熱
量を大きくすることができる。
【0051】発熱量に比べケーシングから冷媒への伝達
係数が充分大きくとれ、大きな熱伝達量が得られる場合
は、熱をポンプ室15aに沿って広げる必要がなくなる
ため、ポンプケーシング15の受熱面15b部分の肉厚
は薄い方が受熱効率がよくなり、ポンプを薄型にもでき
る。このために図7に示すように吸込路19を肉厚方向
に短軸をもつ楕円形状の断面とするのが好適である。羽
根車11の回転を障害しない範囲で伝熱面積を増やすた
めに、ポンプ室内壁面15cの羽根12の側面がスライ
ドする部分の少なくとも一部に小さな柱状体やリブ等の
突起体を突出させ、伝熱面積が増加させるとともに乱流
化を促進し、受熱量が増加させることができる。これら
の柱状体やリブ等は、発熱電子部品2の中心を置く位置
近傍に設けるのが受熱効率を増加する。そして発熱電子
部品2の中心を羽根車11の軸中心に配置させるときに
は、羽根車11の軸中心付近に立設すればよい。
【0052】以上説明したように、実施の形態1の冷却
装置の遠心ポンプ1には、高熱伝導率の材料で構成され
たポンプケーシング15と、羽根12が形成された開放
型の羽根車11が設けられており、また、受熱面15b
と発熱電子部品2の上部表面の形状が3次元的に相補的
形状とされ、且つ受熱面15cとポンプ室内壁面15c
との間(ポンプケーシング15の肉厚部分)に肉厚方向
に短軸をもつ楕円形状の吸込路19が配設されているた
め、全体の肉厚も流路近傍の実質の肉厚も薄くすること
ができ、吸込路19近傍の受熱面15bの温度が下が
り、吸込路19が発熱電子部品2の側に張り出していな
いので、受熱面15bに遠心ポンプ1の内部事情で形状
変化を加える必要がなく、受熱面15bと発熱電子部品
2の上部表面が密着できるため、効果的に受熱できる。
【0053】(実施の形態2)実施の形態2の遠心ポン
プは、吸水口が羽根車の背面側に設置されたことを特徴
とするものである。図8は本発明の実施の形態2におけ
る冷却装置を構成する熱交換型の遠心ポンプの構成図、
図9は本発明の実施の形態2における遠心ポンプの羽根
車の正面図、図10は本発明の実施の形態2における遠
心ポンプが回転短軸を備えた羽根車の構成図、図11は
本発明の実施の形態2における遠心ポンプのポンプ室内
壁面の正面図、図12は本発明の実施の形態2における
遠心ポンプのポンプケーシング厚さが半径方向に減少す
る構成図である。なお、実施の形態2の遠心ポンプは実
施の形態1の遠心ポンプと同一の構成部分を有している
ため、同一符号の説明は省略する。
【0054】図8において、19bは吸込路19とつな
がった吸水口であり、羽根車11の中心近傍に設けら
れ、背面側とポンプ室15a側とを貫通するものであ
る。この吸水口19bは、図9に示すように半径方向の
同位置にずれて設けられた3個の貫通孔から構成され
る。吸込路19はケーシングカバー16のステータ14
の中央に設けられており、吸水口19bと連通する。固
定軸17、軸受18は実施の形態1と同様に配置され
る。
【0055】このように、吸込路19を受熱面15bと
反対側に配置したことにより、ポンプケーシング15の
受熱面15b側の肉厚を薄くすることができ、発熱量に
比べケーシングから冷媒への伝達係数が充分大きくと
れ、大きな熱伝達量が得られる場合は、熱をポンプ室1
5aに沿って広げる必要がなく、受熱効率を増すことが
できる。また、羽根車11の中心近くに吸水口19bを
設けることにより、羽根車11の背面から冷媒を吸い込
むことができる。
【0056】なお、図10(a),(b)に示すよう
に、固定軸を取り除いて、羽根車11の背面から冷媒を
吸い込む構成としてもよい。図10(a)において、1
6aはケーシングカバー、16bはケーシングカバー1
6aの中央に設けられ吸込路19が内部に設けられる筒
部、17aは羽根車11の中央に設けられた回転短軸、
18bは筒部16bに設けられ回転短軸17aが挿入さ
れて軸支する軸受、19cは羽根車11の軸中心に形成
された貫通孔からなる吸水口である。24は吸水口19
cと対向するポンプ室内壁面15c中央に設けられた柱
状体やリブ等の突起体である。なお、実施の形態2の場
合、突起体24は円柱である。また図10(b)におい
て、11cは羽根12の入口側もしくは羽根12間に設
けられた根車突起体である。
【0057】このように吸水口19cによって、背面側
の吸込路19とポンプ室15aを連通させ、羽根車11
の背面側からの吸込みが可能となる。発熱電子部品2と
反対側からの吸い込みにより、受熱面15bのポンプ室
壁面15cに冷媒を直接噴射する噴流効果も加わって、
高効率の受熱が可能となる。
【0058】また、ポンプ室内壁面15cから突起体2
4が突出されることにより、受熱面積が増加し、受熱量
を大幅に向上させることができる。また突起体24によ
り、ポンプ室内壁面15cで乱流を発生させ、受熱効率
を向上させることができる。羽根車11の中央部分には
羽根12が存在しないため、この部分に突起体24を設
けるのが容易であり、とくに発熱電子部品2の中心が設
置バランス上、羽根車11の中央に位置することが多い
ので、この部分に突起体24を設けることにより局所的
に受熱効率を向上させることができる。すなわち、羽根
車11の中央で吸水するため、この位置に突起体24を
設けることは、発熱電子部品2の熱が一番高く冷媒との
温度差を最も大きいため、伝熱量が大きくなる。また、
この部分で突起体24を設けることにより伝熱面積を増
加させるため、熱抵抗を減少させることができ熱量の移
動を促進できる。さらに、噴流効果による受熱効率向上
が望めるものである。そして突起体24で乱流が発生
し、これによる受熱効率向上もアップする。なお、突起
体24に代えて溝を形成するのでも、同様の作用効果が
期待できる。
【0059】さらに、図10(b)に示すように、ポン
プ室15aの羽根12の入口側に突起体24を設け、こ
の突起体24と半径方向にみていわば噛み合うような配
置で攪拌用羽根車突起体11cを設けるのが好適であ
る。望ましくは攪拌用羽根車突起体11cを螺旋状に配
置させるのがよい。接触を避けるため、突起体24は攪
拌用羽根車突起体11cと同心円上に位置しないよう
に、半径方向にずれた位置で対向して設ける必要があ
る。攪拌用羽根車突起体11cと突起体24の攪拌作用
によって羽根12の入口側で乱流化が促進され、また突
起体24の存在で放熱面積が増していることもあり、受
熱効率がきわめて向上する。実験によれば、3000r
pmで、この構成による熱伝導率は6000W/m2
近傍を示し、受熱面15bから冷媒に最大の熱量を放熱
することができる。
【0060】また、発熱電子部品2の接触面積が羽根1
2の回転面積より小さく、受熱した熱をポンプ室15a
に沿った側面に広げる必要がある場合には、薄い肉厚の
ポンプケーシングより、図12に示すように中心部が盛
り上がったポンプ室内壁面15cが受熱効率の向上には
貢献する。図12において、15dはポンプケーシング
15の肉厚が羽根車11の軸中心を中心として半径方向
に減少するように構成したポンプ室内壁面である。熱流
束は通過する断面積が大きかったり、熱伝導率が大きい
などといった熱抵抗が小さい部分を流れ易く、肉厚が半
径方向に減少するポンプ室内壁面15dとすることによ
り、熱をポンプ室15aに沿った側面にまで広げること
ができる。
【0061】ところで、図10で示した遠心ポンプの構
成においては、マグネットロータ13の周方向内周面と
外周面、羽根車11の表面にへリングボーン形状等の溝
を形成して羽根車11を流体の動圧で保持するととも
に、ケーシングカバー16aの筒部16bの軸受18b
と羽根車11の中央に設けられた回転短軸17aとの間
で軸支するから、簡単な構成で羽根車11の安定した円
滑な回転を確保し、伝熱を促進させることができる。
【0062】(実施の形態3)実施の形態3の遠心ポン
プは、羽根車11を円盤状とし、羽根車11に着磁した
ものである。図13は本発明の実施の形態3における冷
却装置を構成する熱交換型の遠心ポンプの構成図であ
る。図13において、11bは羽根車11の背面に着磁
されて設けられたマグネットである。マグネット11b
は、別体の平板状の磁石を羽根車に取り付けることで形
成するのでもよい。さらに実施の形態1,2と同様に、
受熱効率を向上させうるために、ポンプ室壁面15cに
凹部や柱状体、羽根車11にブラシ、ブレードを設けた
り、中心部の肉厚を増したりもできる。
【0063】このように実施の形態3の遠心ポンプ1
は、軸方向の厚さを薄型にすることができ、ノート型パ
ソコンのように携行可能な小型の電子機器に搭載するこ
とにより、発熱電子機器2の冷却を効果的に行うことが
できる。
【0064】
【発明の効果】本発明の冷却装置によれば、開放型の羽
根車の羽根がポンプ室内部に形成される層流境界層を剥
ぎ取るため乱流化して伝熱量が増し、吸込路が受熱面と
ポンプ室の内壁面との間に設けられているので、これに
よって吸込路近傍の受熱面の温度を下げることができ、
吸込路が発熱電子部品の側に張り出していないので、受
熱面に遠心ポンプの内部構成による形状の変化を形成す
る必要がなく、受熱面と発熱電子部品の上部表面が密着
しているので、熱を効果的に受熱することができる。
【0065】肉厚方向に短軸をもつ楕円形状の断面を有
してため、ポンプ室と発熱部品との距離を縮めることが
できるために、その間の熱抵抗を下げることができる。
【0066】吸水口と連通する吸込路が受熱面と対向す
るポンプケーシング側に設けられたため、ポンプ室の受
熱面と反対側から吸い込むことを可能とし、結果に、ポ
ンプ室と発熱部品との距離を縮めることができるため
に、その間の熱抵抗を下げることができる。
【0067】吸水口が、羽根車の軸中心と一致する軸中
心を有してから、羽根車内の流れの対称性を保てるため
流量を最も効率よく送ることができ、熱を効果的に受熱
することができる。
【0068】羽根車の軸中心とずれた位置に貫通孔が形
成されているから、ポンプ室の羽根車背面から貫通孔を
通って還流させることができ、羽根車中央に滞留し易い
気泡やキャビティを排出し、キャビテーションによる騒
音をなくし伝熱速度を向上できる。
【0069】ポンプ室内壁面には、羽根の側面が回転す
る部分を含んで動圧溝が設けられているから、動圧溝が
羽根車に円滑な回転をさせ、摩擦で発生する熱を抑え、
受熱面の背面の表面積を増し、熱を効果的に受熱するこ
とができる。羽根の側面がスライドする部分の少なくと
も一部に層流境界層を剥離させる凹部が多数設けられて
いるから、伝熱量が小さい層流境界層を剥離させ、乱流
境界層として伝熱を促進させることができる。羽根の側
面がスライドする部分の少なくとも一部に多数の突起体
が設けられたため、ポンプ室内の冷媒の乱流発生を促進
し、伝熱を促進させることができる。羽根の側面がスラ
イドする部分の少なくとも一部に複数の突起体もしくは
溝を設けたから、ポンプ室内の冷媒の乱流発生を促進
し、伝熱面積を増加させることができるために伝熱を促
進することができる。
【0070】羽根の入口側もしくは羽根間に攪拌用羽根
車突起体が形成され、攪拌用羽根車突起体が流路を攪拌
するため、ポンプ室内の冷媒の乱流発生を促進すること
ができる。また、攪拌用羽根車突起体が、ポンプ室内壁
に形成された突起体と半径方向でずれた位置に対向して
設けられるため、攪拌用羽根車突起体が突起体と接触せ
ずに流路を効果的に攪拌し、ポンプ室内の冷媒の乱流発
生を促進し、伝熱面積も増加させ、伝熱効率を更に向上
させることができる。
【0071】羽根の側面には、ポンプ室内壁の表面と接
触する弾性線状体もしくは弾性板状体が設けられたた
め、伝熱量が小さい層流境界層を剥離させ、乱流境界層
として伝熱を促進させることができる。ポンプケーシン
グ厚さが羽根車の軸中心を中心として半径方向に減少す
るため、電子部品からの熱をポンプ室全体に拡散しやす
くし、伝熱を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における冷却装置の構成
【図2】本発明の実施の形態1における冷却装置を構成
する熱交換型の遠心ポンプの構成図
【図3】本発明の実施の形態1における遠心ポンプの羽
根車正面図
【図4】本発明の実施の形態1における遠心ポンプの流
体軸受の展開図
【図5】本発明の実施の形態1における遠心ポンプのポ
ンプ室内壁面の外観図
【図6】(a)本発明の実施の形態1における遠心ポン
プの羽根車に取り付けたブラシの説明図 (b)本発明の実施の形態1における遠心ポンプの羽根
車に取り付けたブレードの説明図
【図7】図2の遠心ポンプのX−X断面図
【図8】本発明の実施の形態2における冷却装置を構成
する熱交換型の遠心ポンプの構成図
【図9】本発明の実施の形態2における遠心ポンプの羽
根車の正面図
【図10】本発明の実施の形態2における遠心ポンプが
回転短軸を備えた羽根車の構成図
【図11】本発明の実施の形態2における遠心ポンプの
ポンプ室内壁面の正面図
【図12】本発明の実施の形態2における遠心ポンプの
ポンプケーシング厚さが半径方向に減少する構成図
【図13】本発明の実施の形態3における冷却装置を構
成する熱交換型の遠心ポンプの構成図
【図14】従来の電子機器の第1冷却装置の構成図
【図15】従来の電子機器の第2冷却装置の構成図
【符号の説明】 1 遠心ポンプ 2 発熱電子部品 3 放熱器 4 循環路 11 羽根車 11a 貫通孔 11b マグネット 11c 攪拌用羽根車突起体 12 羽根 13 マグネットロータ 14 ステータ 15 ポンプケーシング 15a ポンプ室 15b 受熱面 15c,15d ポンプ室内壁面 16,16a ケーシングカバー 16b 筒部 17 固定軸 17a 回転短軸 18,18b 軸受 18a 動圧発生溝 19 吸込路 19a,19b,19c 吸水口 20 吐出路 21 凹部 22 ブラシ 23 ブレード 24 突起体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庭月野 恭 福岡市博多区美野島4丁目1番62号 パ ナソニック コミュニケーションズ株式 会社内 (72)発明者 久保田 俊幸 福岡市博多区美野島4丁目1番62号 パ ナソニック コミュニケーションズ株式 会社内 (56)参考文献 特開2002−151638(JP,A) 特開2002−94277(JP,A) 特開2002−374084(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 9/00 G06F 1/20 H05K 7/20

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を循環するための閉循環路に放熱器と
    接触熱交換型の遠心ポンプが設けられ、前記遠心ポンプ
    が発熱電子部品に接触されて内部の冷媒の熱交換作用で
    該発熱電子部品から熱を奪い、前記放熱器から放熱を行
    う冷却装置であって、 前記遠心ポンプが、高熱伝導率の材料で構成されたポン
    プケーシングと開放型の羽根車とを備え、 前記ポンプケーシングには、内部のポンプ室に沿った側
    面に受熱面が形成され、且つ該受熱面が接触位置におい
    て前記発熱電子部品の上部表面の3次元的な形状と相補
    的な形状に形成されとともに、前記受熱面と前記ポンプ
    室の内壁面との間に吸込路が設けられたことを特徴とす
    る冷却装置。
  2. 【請求項2】前記吸込路が、前記ポンプケーシングの肉
    厚方向に短軸をもつ楕円形状の断面を有していることを
    特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の冷却装置において、受熱面
    とポンプ室の内壁面との間に吸込路が設けられるのに代
    えて、前記羽根車の中心に吸水口が形成され、該吸水口
    と連通する吸込路が前記受熱面と対向するポンプケーシ
    ング側に設けられたことを特徴とする冷却装置。
  4. 【請求項4】前記吸水口が、前記羽根車の軸中心と一致
    する軸中心を有していることを特徴とする請求項3記載
    の冷却装置。
  5. 【請求項5】前記羽根車には、該羽根車の軸中心とずれ
    た位置に貫通孔が形成されていることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】前記ポンプ室内壁面には、前記羽根の側面
    が回転する部分に動圧溝が設けられたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】ポンプ室内壁には、前記羽根の側面がスラ
    イドする部分の少なくとも一部に層流境界層を剥離させ
    る凹部が多数設けられていることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の冷却装置。
  8. 【請求項8】ポンプ室内壁には、前記羽根の側面がスラ
    イドする部分の少なくとも一部に多数の突起体が設けら
    れたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    冷却装置。
  9. 【請求項9】ポンプ室内壁には、前記吸込路が対向する
    する部分の少なくとも一部に複数の突起体もしくは溝を
    設けたことを特徴とする請求項3記載の冷却装置。
  10. 【請求項10】前記羽根車には、前記羽根の入口側もし
    くは前記羽根間に攪拌用羽根車突起体が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の冷却
    装置。
  11. 【請求項11】前記攪拌用羽根車突起体が、前記ポンプ
    室内壁に形成された突起体と半径方向でずれた位置に対
    向して設けられることを特徴とする請求項10記載の冷
    却装置。
  12. 【請求項12】前記羽根の側面には、前記ポンプ室内壁
    の表面と接触する弾性線状体もしくは弾性板状体が設け
    られたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記
    載の冷却装置。
  13. 【請求項13】前記受熱面のポンプケーシング厚さが前
    記羽根車の軸中心を中心として半径方向に減少すること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の冷却装
    置。
  14. 【請求項14】冷媒の循環路と、 前記循環路内の冷媒を循環させるポンプと、 前記循環路内の冷媒の熱を放出する放熱器とを備えた電
    子部品の冷却装置であって、 前記ポンプは、前記ポンプのハウジングと前記電子部品
    が熱的に接触するよう、前記電子部品に直接連結され、
    前記ポンプのポンプ室の中央部に吸水口が設けられたこ
    とを特徴とする電子部品の冷却装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の電子部品の冷却装置に
    おいて、前記ポンプのポンプ室の中央部に吸水口が設け
    られたことを特徴とする電子部品の冷却装置。
  16. 【請求項16】前記ポンプのポンプ室内壁には、前記羽
    根車の側面がスライドする部分の少なくとも一部に層流
    境界層を剥離させる剥離手段がけられていることを特徴
    とする請求項14記載の電子部品の冷却装置。
  17. 【請求項17】前記剥離手段が、少なくともポンプ室内
    壁には凹部または突起体が設けられていることを特徴と
    する請求項14記載の電子部品の冷却装置。
  18. 【請求項18】前記剥離手段が、前記羽根車の側面に前
    記ポンプ室内壁の表面と接触する弾性線状体もしくは弾
    性板状体が設けられたことを特徴とする請求項14記載
    の電子部品の冷却装置。
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