JP3430702B2 - 画像濃度制御方法及びその装置 - Google Patents

画像濃度制御方法及びその装置

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JP3430702B2 JP08687995A JP8687995A JP3430702B2 JP 3430702 B2 JP3430702 B2 JP 3430702B2 JP 08687995 A JP08687995 A JP 08687995A JP 8687995 A JP8687995 A JP 8687995A JP 3430702 B2 JP3430702 B2 JP 3430702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機やレー
ザプリンタ等の画像形成装置における画像濃度制御方法
及びその装置に係り、詳細には、所定入力濃度の画像信
号に応じて感光体等の像担持体上に濃度測定用基準パッ
チを形成し、像担持体上で測定したこの基準パッチの出
力濃度変化に基づいて記録画像の濃度を制御する画像濃
度制御方法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やレーザプリンタ等の画
像形成装置において、その記録画像の画像濃度は温度・
湿度等の環境要因の影響を受け易く、例えば、一般的な
二成分現像剤を使用する複写機では低湿環境下で画像濃
度が低下し、高湿環境下では画像濃度が上昇する傾向に
ある。また、同一環境下であっても、記録画像の階調表
現においては画像信号によって入力した濃度(以下、入
力濃度と記す)と実際の画像濃度(以下、出力濃度と記
す)との相対比が低濃度と高濃度で相違する場合があ
る。
【0003】このため、所望の出力濃度の記録画像を得
るためには、像担持体の帯電電位や露光強度、画像信号
の入力濃度等の作像条件を環境要因の変化に応じて的確
に制御する必要があることから、従来、像担持体上に所
定入力濃度のトナー像(以下、このトナー像を基準パッ
チと記す)を形成すると共に、この基準パッチの出力濃
度を光学的に測定し、その測定結果に基づいて記録画像
の形成に係る作像条件を補正する画像濃度制御方法が多
用されている。
【0004】このような従来技術のうち、特開昭63−
106672号公報に開示される画像濃度制御方法で
は、入力濃度の異なる複数の基準パッチを像担持体上に
形成すると共に、測定した各基準パッチの出力濃度とこ
れに対応する入力濃度とを夫々比較し、複数の測定結果
から入力濃度に対する出力濃度の特性を全入力濃度範囲
について把握した上で、画像信号の階調性やレーザビー
ムスキャナによる像担持体の露光強度を補正している。
【0005】一方、特開平1−295281号公報に開
示される画像濃度制御方法では、入力濃度と出力濃度と
の相対比が異なる複数の入出力比テーブルを予め準備
し、像担持体上に形成した一の基準パッチの入力濃度と
出力濃度との比較に基づき、最適な入出力比テーブルを
選択して画像信号の階調性を補正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前者(特開昭
63−106672号公報)の制御方法は、異なる複数
の入力濃度に対して夫々に実際の出力濃度を確認してい
るので、入力濃度の補正値を低濃度から高濃度までの全
入力濃度範囲について略的確に把握することができ、記
録画像に所望する出力濃度を精度良く反映できるといっ
た利点を備えている。
【0007】しかし、その一方では、入力濃度の補正値
を得るために複数の基準パッチを繰り返し像担持体上に
形成し、その度毎に基準パッチの出力濃度を測定しなけ
ればならず、係る基準パッチを形成している間は記録画
像の形成を行うことはできないので、長時間にわたりコ
ピージョブあるいはプリントジョブが中断されるといっ
た問題点があった。
【0008】また、後者(特開平1−295281号公
報)の制御方法は、所定の入力濃度の基準パッチを一つ
だけ像担持体上に形成すれば、前述の入出力比テーブル
から全濃度範囲について入力濃度の補正値を得ることが
でき、前者に比べて簡便に補正値を得ることができる
他、コピージョブ等の中断時間が短時間で済むといった
利点を有している。
【0009】しかし、この方法では、予め準備されてい
る複数の入出力比テーブルから実際の入力濃度と出力濃
度との相対比に最も近いと推測されるテーブルを選び出
すだけなので、低濃度から高濃度までの全濃度範囲につ
いて精度良く出力濃度を制御することが難しいといった
欠点がある。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、ユーザのコピー
ジョブあるいはプリントジョブを長時間に亘って中断さ
せることなく、且つ、所望する出力濃度を記録画像に精
度良く反映することができる画像濃度制御方法及びその
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像濃度制御方法は、画像信号の入力濃度に応じた
出力濃度の記録画像を像担持体上に形成する作像手段を
備えた画像形成装置における画像濃度制御方法であっ
て、以下の工程、すなわち 一連の記録画像形成動作の開始前に入力濃度の異な
る複数の基準パッチを上記作像手段に形成させると共
に、像担持体上におけるこれら基準パッチの出力濃度を
測定する第一工程と、 前工程の測定結果から各基準パッチの入出力におけ
る濃度差を算出し、これら算出値に基づいて記録画像の
形成に係る作像条件を補正する第二工程と、 記録画像の形成動作の合間に第一工程よりも少ない
基準パッチを上記作像手段に形成させ、像担持体上にお
けるその出力濃度を測定する第三工程と、 前工程で形成された基準パッチの入出力における濃
度差を算出し、この算出値に基づいて第二工程で補正さ
れた作像条件を再補正する第四工程と、 からなることを特徴とするものである。
【0012】また、この制御方法を実現する本発明の画
像濃度制御装置は、画像信号の入力濃度に応じた出力濃
度の記録画像を像担持体上に形成する作像手段を備えた
画像形成装置の画像濃度制御装置であって、一連の記録
画像形成動作の開始前に入力濃度の異なる複数の基準パ
ッチを上記作像手段に形成させ、像担持体上におけるこ
れら基準パッチの出力濃度を濃度検出センサに測定させ
る初期設定モード実行手段と、画像形成動作の合間に上
記初期設定モードよりも少ない基準パッチを上記作像手
段に形成させ、像担持体上におけるその出力濃度を濃度
検出センサに測定させる再設定モード実行手段と、上記
初期設定モードの測定結果から各基準パッチの入出力に
おける濃度差を算出し、この算出値に基づいて記録画像
の形成に係る作像条件の補正値を決定する一方、上記再
設定モードで形成された基準パッチの入出力における濃
度差を算出し、この算出値に基づいて上記補正値を再補
正する補正値演算手段と、この補正値演算手段によって
得られた最新の補正値を用いて記録画像の形成に係る作
像条件を補正する濃度補正手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】このような技術的手段によれば、一連の記録画
像の形成動作の開始前では、入力濃度の異なる複数の基
準パッチを像担持体上に形成し、これら基準パッチの入
出力濃度差から記録画像の形成に係る作像条件を補正す
るので、作像条件をそのときの環境や画像形成装置の状
態に応じて精度良く補正することができ、しかも係る補
正はコピージョブやプリントジョブが開始される以前に
実行されるので、これらのジョブが中断されることがな
い。
【0014】また、画像形成動作の合間では、画像形成
動作の開始前よりも少ない数の基準パッチしか像担持体
上に形成せず、この基準パッチの入出力濃度差から作像
条件を再補正するので、既に最適に補正されていた作像
条件に対してコピージョブやプリントジョブ中の画像形
成装置の状態変化に応じて適宜修整を加えることがで
き、しかもこの再補正では基準パッチの形成数が少ない
ことから、コピージョブやプリントジョブの中断時間を
短く抑えることができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の画像濃度
制御方法及びその装置を詳細に説明する。図1はこの発
明が適用されるカラー複写機を示すものである。同図に
おいて、符号20は感光ドラム、21は感光ドラム20
の表面を予め帯電する帯電コロトロン、22は原稿22
2の画像情報を読み取るスキャナー部、228は帯電コ
ロトロン21により帯電された感光ドラム20上に静電
潜像を書込むラスタ走査装置(以下、ROSと記す)、
23はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各トナーを収容する四つの現
像器23K,23C,23M,23Yが回転自在に配設
され、適宜切換選択されるロータリ現像ユニット、25
は感光ドラム20上の残留トナーを除去するクリーナ、
26は感光ドラム20上の残留電荷を除去するイレーズ
ランプである。
【0016】この実施例において、スキャナー部22
は、プラテン221上にセットされた原稿222に光ビ
ームを照射する露光ランプ223と、この露光ランプ2
23を原稿222領域に亘って移動させるキャリッジ2
24と、露光ランプ223による原稿222面からのビ
ームを所定の経路に沿って導く反射ミラー225と、原
稿222面からのビームを各色成分毎のデジタル信号に
変換するCCDセンサ226と、原稿222面からのビ
ームをCCDセンサ226部位に結像させる結像レンズ
227とから構成されている。また、上記ROS228
は、上記CCDセンサ226で取り込んだ各色成分の画
像データに基づいてレーザビームを照射する半導体レー
ザ228a、半導体レーザ228aからのビームを感光
体ドラム20の主走査方向に亘つて振り分け偏向するポ
リゴンミラー228b、半導体レーザ228aからのビ
ームを感光体ドラム20の主走査方向ラインに沿って結
像させる結像レンズ228c及びビーム経路を規制する
反射ミラー228dにて構成されている。
【0017】また、感光体ドラム20に対する静電潜像
の書き込み位置と現像位置との間には感光体ドラム20
の帯電電位を測定する電位計27が配設される一方、現
像位置と転写位置との間には感光体ドラム20上に形成
された基準パッチの濃度を測定する濃度検出センサ28
が配設されている。この濃度検出センサ28はLEDに
よって感光体ドラムを照射し、その反射光量をフォトダ
イオードで測定する反射型光センサである。
【0018】更に、符号31は周面に記録シート30が
巻付け保持され、この記録シート30に感光体ドラム2
0上の各色成分トナー像を順次多重転写する転写ドラム
である。この転写ドラム31には、記録シート30保持
時にドラムシート35を帯電する吸着コロトロン41
と、感光体ドラム20上のトナー像を記録シート30側
へ転写させる転写コロトロン42と、最終色の転写工程
が終了した記録シート30を除電する除電コロトロン4
3と、最終色の転写工程が終了したドラムシート35上
の電荷を除去するクリーニング除電コロトロン44と、
最終色の転写工程が終了したドラムシート35に付着し
た紙粉等を清掃するクリーニングブラシ45と、記録シ
ート30を剥離する時にドラムシート35を内側から押
し上げる内押しロール46と、記録シート30を剥離す
る剥離フィンガ47とが設けられている。尚、符号48
は図示外のシート給送カセットから供給された記録シー
ト30を各モードに応じた所定のタイミングで吸着コロ
トロン41部位へ搬送するシート搬送系である。
【0019】更に、符号50は転写工程の終了した記録
シート30を挿通させ、記録シート30上に未定着トナ
ー像を定着させる定着器であり、この実施例では、内部
にヒータが内蔵された加熱ロール51とこの加熱ロール
51に圧接配置される加圧ロール52とで構成され、上
記転写ドラム31からの記録シート30が案内プレート
53を介して定着器50へ搬送されるようになってい
る。また、符号54は定着器50を通過した記録シート
30を搬送するフューザ出口ロール、55は定着器50
を通過した記録シート30の後端検出用のフューザ出口
スイッチ、56は定着された記録シート30が収容され
る排出トレイ、57は排出トレイ56へ記録シート30
を送出するための出口ロールである。
【0020】以上のように構成されたカラー複写機で
は、先ず、ユーザーがコピーのスタートスイッチを操作
すると、原稿222の走査がなされ、感光体ドラム20
上にはブラックKに対応した静電潜像の書き込みが行わ
れる。一方、ロータリー現像ユニット23ではブラック
現像器23Kが感光体ドラム20との対向位置に設定さ
れ、上記静電潜像はブラック現像器23Kによってその
書き込みタイミングから少し遅れて現像される。そし
て、このようにして形成されたブラックKのトナー像
は、転写ドラム31に保持された記録シート30に転写
される。また、ブラック現像器23Kによる現像工程が
終了すると、転写ドラム31が1回転サイクルを終了す
る迄の間に現像器の交換が行われ、ロータリ現像ユニッ
ト23の90°回転によってイエロー現像器23Yが感
光体ドラム20との対向位置に設定される。
【0021】以降は転写ドラム31の1回転サイクル毎
にこれら動作が繰り返され、その度毎にイエローY、マ
ゼンタM及びシアンCのトナー像が感光体ドラム20か
ら転写ドラム31に保持された記録シート30に転写さ
れ、記録シート30上には4色のトナー像による重ね合
わせトナー像が形成される。そして、シアンCのトナー
像の転写が終了した記録シート30はそのまま転写ドラ
ム31から剥離され、定着器50を経て排出トレイ56
に排出される。
【0022】図2はこのカラー複写機の制御系を示すブ
ロック図である。先ず、スキャナー部22において、C
CDセンサ226で読み取られた画像データは増幅器6
0で適当なレベルまで増幅された後、A/D変換器61
で8ビットのデジタル信号に変換される。そして、シェ
ーディング補正、ギャップ補正の後に濃度変換器62で
反射率データから濃度データに変換され、画像処理部に
送られる。
【0023】画像処理部に送られた画像データは、先ず
色変換部63でカラー複写機としての基本的な画像処
理、すなわち色信号変換、墨再生(UCR)、MTF処
理等が行われ、ブラック、イエロー、シアン及びマゼン
タの画像データに変換される。次に、各色の画像データ
は第1ガンマ補正64に送られ、各複写機のROS22
8及び画像形成部に固有の階調特性に合わせて色階調の
補正がなされる。
【0024】次に、画像データは第2ガンマ補正65に
送られるが、ここでは環境要因の変化によって画像濃度
が変動するのを避けるため、画像データの入出力比の補
正がなされる。補正に必要なデータは感光体ドラム20
上に形成された基準パッチの濃度を濃度検出センサ28
で検出することによって作成されるが、その具体的な作
成方法については後に詳述する。
【0025】このようにして第2ガンマ補正65が終了
した画像データは、D/A変換器68でアナログデータ
に変換された後、比較器69で三角波発生器70から送
出される所定周期の信号と比較され、パルス幅変調によ
る二値の画像データに変換される。具体的には、図3に
示すように、入力されたアナログ画像データを三角波と
比較し、アナログ画像データが三角波より大きい部分を
「0」、小さい部分を「1」として画像データの二値化
を行っている。そして、この二値画像データは光学部の
レーザドライバ71に送られ、画像データが「0」の時
にROS228の半導体レーザ228aがオフ操作さ
れ、画像データが「1」の時にオン操作される。
【0026】また、画像処理部には、感光体ドラム20
上に基準パッチを形成する際にその画像信号を発生する
パッチ信号発生手段72が設けられており、コントロー
ラ74の制御信号に応じて画像面積率の異なる数種類の
基準パッチデータを生成する。前述のアナログ画像デー
タ及び基準パッチデータはコントローラ74によって制
御されるセレクタ73に入力され、いずれか一方のデー
タのみが上記比較器69で三角波と比較されて二値化さ
れる。
【0027】一方、画像形成部には、電位計27及び濃
度検出センサ28の検出信号に基づいて感光体ドラム上
20に形成されるトナー像の濃度を一定に制御するため
のコントローラ74、このコントローラ74の制御信号
に応じて帯電器21のグリッド電圧VGを変更する帯電
器制御部75、やはりコントローラ74の制御信号に応
じてロータリー現像ユニット23の各現像器に印加する
現像バイアス電圧VBを変更する現像バイアス制御部7
6が設けられている。また、ロータリー現像ユニット2
3の各現像器に対してはトナー供給装置77が接続され
ており、コントローラ74の制御信号に応じてトナー補
給が行われるようになっている。更に、上記コントロー
ラ74は光学部のレーザ光量制御部78に対しても制御
信号を送出しており、レーザドライバ71を介して半導
体レーザ228aの発光量が調整されるようになってい
る。
【0028】次に、このように構成された本実施例の複
写機における具体的な画像濃度制御方法について説明す
るが、画像濃度の制御は大きく分けて、複写機の電源投
入時あるいは既に電源が投入されていてもコピージョブ
が4時間以上行われなかった時に行われる初期設定制御
と、コピージョブ開始後に所定のコピー枚数毎(例え
ば、20コピー)に行われる再設定制御とに分類され
る。前者の初期設定制御は長時間複写機を放置した際の
温度・湿度等の環境変化によって画像濃度が目標とする
濃度から大きく外れるのを防止することを目的としてお
り、係る制御が必要か否かは定着器50の温度等に基づ
いて判断される。一方、後者の再設定制御はコピージョ
ブの開始に伴う現像器23内のトナーの帯電率の変化に
よって画像濃度が変動するのを防止することを目的とし
て行われる。
【0029】第一実施例 以下、前述のカラー複写機における画像濃度制御の第一
実施例について説明する。 ◎初期設定制御 複写機のコピースタートスイッチが操作されると、先
ず、画像形成部のコントローラ74は定着器50の温度
に基づいて初期設定制御が必要か否かをチェックし、係
る制御が必要と判断した場合には、前述の第2ガンマ補
正で用いる補正データを新たに作成するための初期設定
モードを実行する。
【0030】初期設定モードがスタートすると、コント
ローラ74はパッチ信号発生手段72に対して基準パッ
チデータの発生を要求し、第2セレクタ73に対しては
基準パッチデータの選択を要求する。これにより、基準
パッチデータは二値化されてレーザドライバ71に供給
され、既に説明した通常の画像形成プロセスと同様にし
て感光体ドラム20上に基準パッチが形成される。この
とき、コントローラ74は画像面積率(Cin)0%、5
%、、10%、15%、30%及び50%の基準パッチ
データの発生を順次要求し、感光体ドラム20上に形成
されたこれら基準パッチの濃度を前述の濃度検出センサ
28で検出する。ここで、画像面積率の低い基準パッチ
を画像面積率の高い基準パッチよりも多く形成したの
は、記録画像の再現性には低濃度部(ハイライト部)の
再現性が重要であり、低濃度部の画像濃度制御に重点を
置く必要性が高いからである。
【0031】次に、コントローラ74は濃度検出センサ
28の検出信号から各基準パッチの出力濃度を読み取
り、この値を予め定めておいた各画像面積率における基
準濃度と比較する。そして、各基準パッチの出力濃度と
上記基準濃度との濃度差を算出し、この濃度差に基づい
て以下に示すテーブル(表1)から画像面積率(Cin
の補正データを作成する。
【0032】
【表1】
【0033】表1中において、各画像面積率(Cin)に
ついて掲げられている数値は補正後の画像面積率を示す
階調数である。すなわち、この複写機では画像信号が8
ビットのデジタル信号として第2ガンマ補正65に入力
されるので、画像濃度に関するその階調数は0〜255
までの256階調であり、画像面積率50%の画像信号
が第2ガンマ補正65に入力される場合にその階調数は
128、画像面積率100%の画像信号が入力される場
合にその階調数は255である。
【0034】この表1は画像面積率Cinに応じた階調数
で第2ガンマ補正65に入力される画像信号の補正階調
数を示しており、濃度差3〜−3の場合は入力階調数と
補正階調数が同一となる。また、負の値の濃度差は基準
パッチの濃度が基準濃度よりも薄かったことを示してお
り、その値が大きくなるにつれて補正階調数は大きくな
る。一方、正の値の濃度差は基準パッチの濃度が基準濃
度よりも濃かったことを示しており、その値が大きくな
るにつれて補正階調数は小さくなる。
【0035】従って、Cin=0%の基準パッチの濃度差
が4であったとすれば、コントローラ74は補正階調数
−5を選択し、Cin=30%の基準パッチの濃度差が−
6であったとすれば、コントローラ74は補正階調数6
9を選択する。但し、前述のように階調数は0〜255
なので、選択された補正階調数が0未満の場合は0へ、
256以上の場合は255へ変換される。そして、この
ような手順により、コントローラ74は各基準パッチの
画像面積率における補正値を選択する。
【0036】尚、本実施例ではCin=100%の基準パ
ッチを形成しなかったが、係る基準パッチは濃度検出セ
ンサで正確に濃度を検出することができず、また、高濃
度部の濃度差は中濃度部の濃度差と略比例関係にあるこ
とが実験的に把握されているので、ここではCin=50
%の基準パッチの濃度差をCin=100%の基準パッチ
の濃度差として用いた。
【0037】基準パッチの各画像面積率について補正値
の選択が終了したならば、コントローラ74は係る数点
の補正値を用い、基準パッチを形成しなかった画像面積
率(入力階調数)についての補間値を決定する。ここ
で、コントローラ74が各基準パッチの画像面積率につ
いて以下の表2に示すような補正値を選択していると仮
定する。
【0038】
【表2】
【0039】すなわち、上段の画像面積率を有する画像
信号が第2ガンマ補正65に入力されると、その出力階
調数は下段に示す階調数に補正されるのであるが、図4
はこの関係をプロットしたグラフである。補間値の決定
に当たっては、コントローラ74がグラフ上に示された
補正値から破線で示す正規曲線をスプライン補間等によ
って演算し、これによって補間値を決定するのが理想的
である。しかし、係る演算は複雑であり長時間を要する
ことから、図5のグラフ(実線)に示すが如く、互いに
隣接する補正値の間の補間値を一次近似により演算する
こととした。
【0040】そして、以上の手順によって補正値及び補
間値からなる補正データの作成が終了すると、コントロ
ーラ74は係る補正データを第2ガンマ補正65にセッ
トする。尚、このような補正データの作成はY,M,
C,Kの全ての色について繰り返し行われ、その度毎に
感光体ドラム20上には画像面積率の異なる複数の基準
パッチが繰り返し形成される。
【0041】これにより、初期設定モードが終了して実
際にコピージョブがスタートすると、第2ガンマ補正に
入力された画像信号の階調数は図5のグラフ(実線)の
ように補正されることとなり、長時間複写機を放置した
ことによる環境変動に拘わらず、所望する出力濃度の記
録画像をファーストコピーから得ることができる。
【0042】◎再設定制御 一方、コントローラ74はコピージョブがスタートする
と20コピー毎に再設定モードを実行し、パッチ信号発
生手段72に対してCin=50%の基準パッチデータの
発生を要求する。これによって感光体ドラム20上には
基準パッチが形成され、コントローラ74は濃度検出セ
ンサ28の検出信号から係る基準パッチの出力濃度を読
み取ると共に、この値を予め定めておいたCin=50%
の基準濃度と比較する。そして、比較によって算出され
た濃度差に基づき、前出の表1からCin=50%の補正
値を求める。また、Cin=100%の補正値もCin=5
0%の濃度差に基づいて求める。
【0043】次に、コントローラ74は初期設定モード
で求めたCin=50%,100%の補正値をこの再設定
モードで求めた新たな補正値と置き換えると共に、初期
設定モードと同一の手法を用いてCin=30〜50%、
50%〜100%の補間値を演算し、第2ガンマ補正6
5にセットされた補正データを書き換える。
【0044】例えば、Cin=50%の基準パッチの濃度
差が4〜5であったとすると、Cin=50%の補正階調
数は118、Cin=100%の補正階調数は240とな
るので、書き換えられた補正データは図5中に破線で示
すものとなる。
【0045】補正データが書き換えられると再設定モー
ドは終了し、コピージョブが継続されるが、以降のコピ
ージョブにおいて第2ガンマ補正65は書き換えられた
最新の補正データによって画像信号の階調数を補正す
る。これにより、コピーショブ実行中の画像濃度の変動
を抑えることができ、一定した画像濃度の記録画像を得
ることができる。
【0046】また、この再設定モードではCin=50%
の基準パッチのみを形成して第2ガンマ補正に用いる補
正データを書き換えているので、初期設定モードに要す
る時間よりも遥かに短い時間で補正データを書き換える
ことができる。従って、コピージョブの中断時間を極め
て短く抑えることができ、コピージョブ時間の短縮を図
ることができるものである。
【0047】尚、コピージョブ中の画像濃度の変動は現
像器23内のトナー量の変動、感光体ドラム20の帯電
電位の変動、ROS228による感光体ドラム20の露
光量の変動等が主な要因であり、低濃度部の画像濃度は
ほとんど変動しないことが実験から把握されている。従
って、再設定モードでは、Cin=0%、5%、10%、
15%、30%の基準パッチを形成することなく第2ガ
ンマ補正65の補正データの書き換えを行い、これによ
ってコピージョブの中断時間の短縮化を図った。
【0048】第二実施例 次に、画像濃度制御の第二実施例について説明する。こ
の第二実施例における初期設定制御は前述の第一実施例
のそれと全く同じである。従って、ここでは初期設定制
御の説明は省略して再設定制御についてのみ説明する。
【0049】◎再設定制御 初期設定モードが終了してコピージョブがスタートする
と、やはり20コピー毎に再設定モードが実行され、第
一実施例と同様にCin=50%の基準パッチが感光体ド
ラム20上に形成される。コントローラ74は係る基準
パッチの出力濃度と基準濃度とを比較してその濃度差を
算出すると共に、この濃度差に基づいて以下の表3から
画像データの補正係数を選択する。
【0050】
【表3】
【0051】次に、コントローラ74は初期設定モード
で作成した補正データ、すなわち各画像面積率について
決定されている出力階調数(図5に示す実線グラフ)に
対する上記係数の積を演算し、第2ガンマ補正65にセ
ットされている補正データをこの演算値に書き換える。
例えば、Cin=50%の基準パッチの濃度差が4〜5で
あったとすると、表3から選択される係数は1.2とな
り、初期設定モードの終了段階で階調数38であった補
正データは階調数38×1.2=46に書き換えられる
【0052】そして、補正データが書き換えられると再
設定モードは終了し、以降のコピージョブでは書き換え
られた最新の補正データを用いて第2ガンマ補正が実行
される。これにより、第一実施例と同様、コピージョブ
実行中の画像濃度の変動を有効に抑えることができると
共に、コピージョブ時間の短縮化を図ることができるも
のである。
【0053】第三実施例 次に、画像濃度制御の第三実施例について説明する。 ◎初期設定制御 この実施例においても前述の第一実施例と同じ判断に基
づいて初期設定モードが実行されると、感光体ドラム2
0上にCin=0%、5%、10%、15%、30%、5
0%の各基準パッチが形成され、コントローラ74は各
基準パッチの出力濃度と基準濃度との濃度差を算出す
る。ここまでは第一実施例と全く同一である。
【0054】但し、この実施例では算出した濃度差に基
づいて画像信号の階調数を補正するのではなく、感光体
ドラム20上における静電潜像のコントラスト電位を補
正するようにした。このため、先ずは算出した各基準パ
ッチの濃度差の平均値を求め、以下の表4から感光体ド
ラム上における目標暗電位VHS、目標露光部電位VLS
現像バイアス電位VBを決定する。例えば、各基準パッ
チの濃度差の平均値が4であれば、目標暗電位VHS=6
00V、目標露光部電位VLS=200V、現像バイアス
電位VB=450Vとなる。
【0055】
【表4】
【0056】次に、コントローラ74は図6に示すフロ
ーチャートに従い、選択した目標暗電位VHSと目標露光
部電位VLSを実現するための帯電器21のグリッド電位
GS、ROS228のレーザ光量LDSを決定する。
【0057】フローチャートに沿って説明すると、先
ず、コントローラ74は帯電器制御部75に制御信号を
送出し、異なるグリッド電圧VG1、VG2で感光体ドラム
20を帯電させる。そして、電位計27を用いてその時
の暗電位VH1、VH2を測定し(ST1)、目標暗電位V
HSを得るのに必要なグリッド電位VGSを以下の式で計算
する(ST2)。
【0058】
【数1】
【0059】次に、ST2で求めたグリッド電位VGS
用いて感光体ドラム20を帯電させる一方、コントロー
ラ74はパッチ信号発生手段72に対して基準パッチデ
ータの発生を要求する。これにより、基準パッチデータ
は二値化されてレーザドライバ71に供給され、感光体
ドラム20上には基準パッチデータに対応した静電潜像
が形成される。このとき、コントローラ74はレーザ光
量制御部78に対して制御信号を送出し、二通りのレー
ザ光量LD1、LD2を用いてROS22に感光体ドラム2
0を露光させる。そして、電位計27を用いて各々の基
準パッチについて露光部電位VL1、VL2を測定し(ST
3)、目標露光部電位VLSを得るのに必要なレーザ光量
DSを以下の式で計算する(ST4)。
【0060】
【数2】
【0061】そして、このようにして算出されたグリッ
ド電位VGSを帯電器制御部75へ、レーザ光量LDSをレ
ーザ光量制御部78へ、現像バイアス電位VBを現像バ
イアス制御部76へ夫々設定し(ST5)、初期設定モ
ードは終了する。尚、このようなグリッド電位VGS、レ
ーザ光量LDS、現像バイアス電位VBの決定はY,M,
C,Kの全ての色について繰り返し行われ、後にコピー
ジョブがスタートしたならば、Y,M,C,Kの各色ト
ナー像を作成する度毎にVGS、LDS、VBが切り替えら
れる。また、いずれか一色についてのみVGS、LDS、V
Bを決定し、その値を全ての色について適用しても構わ
ない。
【0062】◎再設定制御 一方、コピージョブがスタートすると、やはり20コピ
ー毎に再設定モードが実行され、Cin=30%、50%
の二種類の基準パッチが感光体ドラム20上に形成され
る。コントローラ74はこれら基準パッチの出力濃度と
基準濃度との濃度差を算出した後、以下に示す表5から
in=30%の濃度差を用いて新たな現像バイアス電位
VBを決定する一方、Cin=50%の濃度差を用いて新
たな目標暗電位VHS、目標露光部電位VLSを決定する。
【0063】
【表5】
【0064】そして、コントローラ74はこの新たに選
択された目標暗電位VHS、目標露光部電位VLSを実現す
るために初期設定モードと同様の方法によって帯電器2
1のグリッド電位VGS、ROS228のレーザ光量LDS
を決定し、決定したならばグリッド電位VGSを帯電器制
御部75へ、レーザ光量LDSをレーザ光量制御部78
へ、現像バイアス電位VBを現像バイアス制御部76へ
夫々設定する。これにより再設定モードは終了する。
【0065】この実施例においても、初期設定制御では
画像面積率の異なる複数の基準パッチを形成し、各画像
面積率における濃度差に基づいて感光体ドラム20の帯
電電位やROS228による露光量等の作像条件を決定
しているので、その時の温度、湿度等の環境に応じて画
像濃度を精度良く制御することができる一方、再設定制
御では画像面積率30%及び50%の基準パッチのみを
形成して初期設定制御で決定された作像条件を補正して
いるので、コピージョブの中断時間を可及的に短く抑え
つつ画像濃度の変動を防止することができる。
【0066】尚、この再設定モードでCin=30%の濃
度差を用いて現像バイアス電位VBを補正するのは、記
録画像の再現性のうち低濃度部のそれがVHS〜VBの電
位差に大きな影響を受けるからであり、また、Cin=5
0%の濃度差を用いて目標暗電位VHS及び目標露光部電
位VLSを補正するのは、高濃度部の再現性がVHS〜V LS
の電位差に大きな影響を受けるからである。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の画像
濃度制御方法及びその装置によれば、一連の記録画像の
形成動作の開始前では、入力濃度の異なる複数の基準パ
ッチを像担持体上に形成することで、作像条件をそのと
きの環境や画像形成装置の状態に応じて精度良く補正す
ることができる一方、画像形成動作の合間では、画像形
成動作の開始前よりも少ない数の基準パッチのみ形成す
ることで、既に最適に補正されていた作像条件に対して
画像形成装置の状態変化に応じて適宜修整を加えること
ができるので、コピージョブあるいはプリントジョブに
おいてはその最初から最後まで画像濃度を精度良く制御
することができると共に、係るジョブの中断時間を可及
的に短く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像濃度制御方法が適用されるカラ
ー複写機を示す概略構成図である。
【図2】 実施例に係るカラー複写機の制御系を示すブ
ロック図である。
【図3】 実施例に係る比較器の作用を示す説明図であ
る。
【図4】 本発明の画像濃度制御方法の第一実施例にお
いて初期設定制御で決定された入力階調数の補正値を示
すグラフである。
【図5】 第一実施例において決定された入力階調数の
補正データを示すものであり、実線は初期設定制御で決
定した補正データを、破線は再設定モードで決定した補
正データを示すものである。
【図6】 本発明の画像濃度制御方法の第三実施例にお
いて、帯電器のグリッド電位、ROSのレーザ光量を決
定するためのプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
20…感光体ドラム、27…電位計、28…光センサ、
74…コントローラ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−11645(JP,A) 特開 平6−198973(JP,A) 特開 平3−267953(JP,A) 特開 昭54−86353(JP,A) 特開 昭63−208368(JP,A) 特開 平7−95406(JP,A) 特開 平7−84426(JP,A) 特開 平4−267273(JP,A) 特開 平7−137346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/04 G03G 15/043 G03G 21/00 370 - 512

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号の入力濃度に応じた出力濃度の
    記録画像を像担持体上に形成する作像手段を備えた画像
    形成装置における画像濃度制御方法であって、 一連の記録画像形成動作の開始前に入力濃度の異なる複
    数の基準パッチを上記作像手段に形成させると共に、像
    担持体上におけるこれら基準パッチの出力濃度を測定す
    る第一工程と、前工程の測定結果から各基準パッチの入
    出力における濃度差を算出し、これら算出値に基づいて
    記録画像の形成に係る作像条件を補正する第二工程と、
    記録画像の形成動作の合間に第一工程よりも少ない基準
    パッチを上記作像手段に形成させ、像担持体上における
    その出力濃度を測定する第三工程と、前工程で形成され
    た基準パッチの入出力における濃度差を算出し、この算
    出値に基づいて第二工程で補正された作像条件を再補正
    する第四工程とからなることを特徴とする画像濃度制御
    方法。
  2. 【請求項2】 上記第二工程において補正される作像条
    件が画像信号であり、算出した各基準パッチの入出力濃
    度差から所望の出力濃度に対する画像信号の補正値を決
    定することを特徴とする請求項1記載の画像濃度制御方
    法。
  3. 【請求項3】 画像信号の補正値の決定は、各基準パッ
    チの入力濃度における補正値を決定した後、これら補正
    値のうちから互いに隣接する入力濃度の補正値を用い、
    当該入力濃度間の補間値を一次近似により演算すること
    を特徴とする請求項2記載の画像濃度制御方法。
  4. 【請求項4】 画像信号の入力濃度に応じた出力濃度の
    記録画像を像担持体上に形成する作像手段を備えた画像
    形成装置の画像濃度制御装置であって、 一連の記録画像形成動作の開始前に入力濃度の異なる複
    数の基準パッチを上記作像手段に形成させ、像担持体上
    におけるこれら基準パッチの出力濃度を濃度検出センサ
    に測定させる初期設定モード実行手段と、画像形成動作
    の合間に上記初期設定モードよりも少ない基準パッチを
    上記作像手段に形成させ、像担持体上におけるその出力
    濃度を濃度検出センサに測定させる再設定モード実行手
    段と、上記初期設定モードの測定結果から各基準パッチ
    の入出力における濃度差を算出し、この算出値に基づい
    て記録画像の形成に係る作像条件の補正値を決定する一
    方、上記再設定モードで形成された基準パッチの入出力
    における濃度差を算出し、この算出値に基づいて上記補
    正値を再補正する補正値演算手段と、この補正値演算手
    段によって得られた最新の補正値を用いて記録画像の形
    成に係る作像条件を補正する濃度補正手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像濃度制御装置。
  5. 【請求項5】 上記濃度補正手段において補正される作
    像条件が画像信号であり、上記補正値演算手段は算出し
    た各基準パッチの入出力濃度差から所望の出力濃度に対
    する画像信号の補正値を決定することを特徴とする請求
    項4記載の画像濃度制御装置。
  6. 【請求項6】 上記補正値演算手段における画像信号の
    補正値の決定は、各基準パッチの入力濃度における補正
    値を決定し、これら補正値のうちから互いに隣接する入
    力濃度の補正値を用いてこれら入力濃度間の補間値を一
    次近似により演算することを特徴とする請求項5記載の
    画像濃度制御装置。
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