JP3429841B2 - 放射線増感紙及びその製造方法 - Google Patents

放射線増感紙及びその製造方法

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勉 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線増感紙(以下、
単に「増感紙」という)に関する。更に詳しくは、溶液
塗布により形成された保護層を有していて、鮮鋭度が高
く且つ耐久性に優れている増感紙及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】増感紙は例えば医療診断を目的とするX
線写真撮影等の医療用放射線撮影や物質の非破壊検査を
目的とする工業用放射線撮影等の分野において、撮影系
の感度を向上させるためにX線フィルムに密着して使用
されている。
【0003】特に、医療診断においては精密な診断のた
めに増感紙の鮮鋭度の一層の改善が求められている。そ
のため、例えば、蛍光体層中の結合剤樹脂の量を減少さ
せることにより増感紙の鮮鋭度の改善を図る等の改良が
検討されている。
【0004】しかしながら、保護層形成用樹脂を含む溶
液(以下、「保護層塗布液」という)を蛍光体層表面に
塗布して保護層を形成する場合においては、蛍光体層中
の結合剤樹脂量が少ないと、蛍光体層上に保護層塗布液
を塗布した際に保護層塗布液が蛍光体層中へ浸透してし
まって保護層が形成されなかったり、また蛍光体層から
泡が発生するといった問題があり、そのために膜質が均
一で耐久性に優れた保護層を有する増感紙を得ることは
困難であった。また、保護層塗布液の蛍光体層への浸透
を考慮して多量の保護層塗布液を塗布すると、得られる
増感紙の鮮鋭度が低下する等の問題があり、溶液塗布に
より形成された保護層を有する増感紙においては、蛍光
体層中の結合剤樹脂量を少ないままに維持することによ
り鮮鋭度を向上させることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、増感
紙の表面に保護層塗布液を塗布して保護層を形成する場
合において、保護層塗布液が蛍光体層に浸透するのを防
止し、蛍光体層中の結合剤樹脂量を少ないままに維持し
て鮮鋭度特性を向上させ、しかも耐久性の優れた増感紙
並びにその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は増感紙の写
真特性を向上させるために、蛍光体層中の結合剤樹脂量
を低減化した場合の保護層塗布溶液の蛍光体層中への浸
透や蛍光体層からの泡発生等の問題の対策について種々
検討してきた。その結果、蛍光体層上に保護層塗布液を
直接塗布して所望の厚みを有する保護層を形成するので
はなく、保護層塗布液を塗布する前に、予め樹脂及び有
機溶剤を含む溶液(以下、「樹脂溶液」と言う)を蛍光
体層上に少量塗布することによって保護層よりも薄い樹
脂層からなる薄層を設けておき、その上に保護層塗布液
を塗布するようにすれば、結合剤量を減少させた蛍光体
層上に保護層を形成する場合においても、蛍光体層中へ
の保護層塗布溶液の浸透や泡の発生が起こらず、結果と
して鮮鋭度が高く、且つ耐久性の優れた増感紙が得られ
ることを見出した。
【0007】すなわち、本発明の増感紙は、支持体と、
該支持体上に形成された蛍光体層と、該蛍光体層上に樹
脂溶液を塗布することによって形成された樹脂層と、該
樹脂層上に保護層形成用樹脂を含む溶液を塗布すること
によって形成された保護層とを有することを特徴とす
る。
【0008】又、本発明の増感紙の製造方法は、予め形
成された蛍光体層の上に、樹脂及び有機溶剤を含む樹脂
溶液を塗布し、これを乾燥して樹脂層を形成し、次いで
その上に保護層形成用樹脂を含む溶液を塗布し、乾燥し
て保護層を形成することを特徴とする。
【0009】以下本発明を更に詳しく説明する:本発明
の増感紙は、蛍光体の塗布液を支持体上に塗布し、乾燥
して得た蛍光体層上に樹脂溶液を塗布し、乾燥して樹脂
層を形成させた後、その樹脂層の上に保護層塗布液を塗
布し、乾燥することによって保護層を形成する他は、従
来の増感紙に準じて製造される。
【0010】本発明の増感紙に使用される支持体として
は、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪
酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リアミド、ポリイミド、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリ
マー、ポリカーボネートなどの樹脂をフィルム状に成形
したもの、バライタ紙、レジンコート紙、通常の紙、ア
ルミニウム合金箔などが用いられる。なお、本発明の増
感紙の支持体として上述のようなプラスチックフィルム
または紙を使用する場合は、これらにカーボンブラック
などの光吸収物質または二酸化チタン、炭酸カルシウム
などの光反射性物質を練り込むなどしてこれらを予め混
入しておいてもよい。
【0011】一般的な増感紙の製造方法としては、蛍光
体を硝化綿等の結合剤樹脂と共に適当量混合し、さらに
これに有機溶剤を加えて適当な粘度の蛍光体塗布液を調
製し、この塗布液をナイフコーターやロールコーター等
によって支持体上に塗布し、乾燥して蛍光体層を形成す
る。なお、蛍光体層中に残留する結合剤樹脂の量は、蛍
光体100重量部に対して結合剤樹脂が1〜10重量部
であることが写真鮮鋭度の面から好ましく、蛍光体10
0重量部に対して結合剤樹脂が1〜6重量部であること
がより好ましい。
【0012】また、増感紙の中には蛍光体層と支持体と
の間に光反射層、光吸収層あるいは金属箔層を有する構
造のものがあり、その場合には予め支持体上に光反射
層、光吸収層あるいは金属箔層を設けておき、この上に
前記蛍光体塗布液を塗布、乾燥することにより蛍光体層
を形成する。
【0013】前記結合剤樹脂としては、硝化綿以外に酢
酸セルロース、エチルセルロース、ポリビニルブチラー
ル、線状ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン−塩化ビニルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコ
ポリマー、ポリアルキル−(メタ)アクリレート、ポリ
カーボネート、ポリウレタン、セルロースアセテートブ
チレート、ポリビニルアルコール、ゼラチン、デキスト
リン等のポリサッカライド、アラビアゴムなど、従来よ
り増感紙の結合剤樹脂として知られているものであれ
ば、特に制限はない。
【0014】また、蛍光体塗布液の調製に使われる有機
溶剤としては、例えばエタノール、メチルエチルエーテ
ル、酢酸ブチル、エチルエーテル、キシレンなどがあ
る。なお、蛍光体塗布液には必要に応じてフタル酸、ス
テアリン酸などの分散剤や燐酸トリフェニル、フタル酸
ジエチルなどの可塑剤を添加しても良い。
【0015】本発明の増感紙の蛍光体層に用いられるX
線用蛍光体としては、Gd22 S:Tb、Y22
S:Tb、(Gd,Y)22 S:Tb、(Gd,Y)
22S:Tb:Tm、La22 S:Tb、CaWO4
、CdWO4 、BaSO4 :Pb、ZnS:Ag、B
aFCl:Eu、LaOBr:Tm、LaOBr:T
b、GdTaO4 :Tb、Gd23 ・Ta25 ・B
23 :Tb、YTaO4、YTaO4 :Tm、YTa
4 :Nb、HfO2 :Ti、HfP27 :Cuのよ
うな、X線の励起により高輝度に発光する蛍光体であれ
ばいずれも使用することができる。
【0016】本発明の増感紙においては、蛍光体層の乾
燥後の蛍光体塗布重量を30mg/cm2 未満にすると
写真感度が低下し、また逆に200mg/cm2 より多
くすると、感度は飽和して上昇しないのに対し、逆に鮮
鋭度が低下するため、実用的な写真感度と鮮鋭度を維持
するためには、蛍光体塗布重量は蛍光体層の乾燥後の重
量基準で30〜200mg/cm2 とすることが望まし
い。
【0017】上述のようにして支持体上に形成した蛍光
体層の上に樹脂及び有機溶剤を含む樹脂溶液を塗布し、
乾燥して蛍光体層の表面に樹脂の薄膜を形成する。この
樹脂層の乾燥後の厚さがおよそ0.3μmより小である
と、この上に保護層塗布液を塗布した時の蛍光体層への
保護層塗布液の浸透や泡の発生の防止効果が不十分であ
って樹脂層形成の効果があまり期待できず、逆に樹脂層
の乾燥後の厚さがおよそ2.0μmより大であると、得
られる増感紙の鮮鋭度の低下をきたすので好ましくな
い。従って、樹脂層の形成に際しては樹脂溶液の塗布量
を保護層塗布液の塗布量より出来るだけ少なくし、乾燥
後の樹脂層の厚さを0.3μm〜2.0μmとするのが
望ましい。
【0018】樹脂層形成用の樹脂としては前記結合剤樹
脂と同様の樹脂が用いられるが、保護層塗布液の蛍光体
層への浸透や泡の発生を防止するためには、樹脂層の上
に塗布される保護層塗布液を構成する有機溶剤の種類や
保護層塗布液の粘度等を考慮して、樹脂溶液に用いられ
る樹脂や有機溶剤の種類、樹脂液の粘度等は適宜選択さ
れる。即ち、樹脂溶液中の低沸点溶剤の配合割合を多く
したり、樹脂溶液の塗布量を少なくして塗布から乾燥ま
での時間を出来るだけ短くしたり、用いられる樹脂溶液
の粘度を保護層塗布液の粘度に比べて高くしておくこと
により、多孔質な蛍光体層表面の空隙部が塗布された樹
脂により充填され、その後に塗布される保護層塗布液の
蛍光体層内部への浸透が防止される。更に、二液硬化性
樹脂を用いる等、保護層塗布液に用いられる有機溶剤に
よって溶解され難い樹脂を選択することによっても保護
層塗布液の蛍光体層への浸透や泡の発生が防止される。
【0019】また、本発明の増感紙においては、同じく
保護層塗布液の蛍光体層への浸透や泡の発生を防止する
ために、樹脂溶液中に撥水剤を混合することがより好ま
しい。本発明において用いられる撥水剤とは、シランオ
リゴマー、シランモノマー、シリコーン系等のような、
表面の接触角を著しく大きくさせる性質を有し、樹脂層
を形成する上記樹脂よりも分子量が小さくほとんど粘性
を持たないものを言い、樹脂層を形成する上記樹脂とは
区別される。樹脂溶液中に混合される撥水剤としては、
樹脂溶液が蛍光体層上に塗布された際に、蛍光体層表面
の接触角を著しく大きくし、且つ透明性を有するもので
あればいかなるものも用いることができるが、好ましく
はシリコーン化合物であり、更に好ましくは、アルキル
アルコキシシラン化合物である。
【0020】次いで、蛍光体層の表面に形成された樹脂
層からなる薄層上に保護層を形成する。保護層は酢酸セ
ルロースをはじめとする保護層形成用樹脂に有機溶剤を
加えて適当な粘度の保護層塗布液を調製し、この塗布液
をナイフコーターやロールコーター等によって前記樹脂
層上に塗布し、乾燥して保護層とする。なお、乾燥後の
保護層の厚みは鮮鋭度の点からは薄いほど望ましく、物
理的耐久性の面からは厚いほど良いが、2〜10μmで
あることが望ましい。
【0021】保護層形成用の樹脂としては、酢酸セルロ
ース、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレ
ート等のセルロース誘導体、ポル塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー等のビニル
系樹脂、フルオロエステル等のフッ素系樹脂、ポリカー
ボネート、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリ
レート、ポリビニルホルマール、ポリウレタンなどの樹
脂が使用可能であるが本発明はこれらに限定されるもの
ではなく、保護層となり得るものであればどのような樹
脂でも同様の効果が得られる。
【0022】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
【0023】実施例1 Gd22 S:Tb蛍光体100重量部に対し、硝化綿
(結合剤樹脂)5重量部および有機溶剤を混合し、蛍光
体塗布液を調製した。初めに、この蛍光体塗布液を、表
面に酸化チタン光反射層を有するポリエチレンテレフタ
レート支持体上に、乾燥後の蛍光体塗布重量が60mg
/cm2 となるようにナイフコーターを用いて均一に塗
布し、乾燥して蛍光体層を作製した。次いでこの蛍光体
層上に硝化綿、アセトン及び酢酸ブチルからなる樹脂溶
液を、ナイフコーターを用いて均一に塗布し、乾燥して
1.1μmの厚みの樹脂層を形成した。次にこの樹脂層
の表面に酢酸セルロースをアセトン及び酢酸ブチルの混
合溶液に溶かして得られた保護層塗布液を、乾燥後の膜
厚がおよそ6μmとなるように均一に塗布し、乾燥し
て、透明保護層を形成し、増感紙(1)を得た。
【0024】実施例2 蛍光体塗布液として、Gd22 S:Tb蛍光体100
重量部に対し、硝化綿(結合剤樹脂)3重量部および有
機溶剤の混合液を用いて蛍光体層を作製し、硝化綿を含
む樹脂溶液中に硝化綿100重量部に対して、撥水剤と
してアルキルアルコキシシラン50重量部を混合した樹
脂溶液を用いて樹脂層を形成する以外は実施例1と同様
にして増感紙(2)を得た。
【0025】比較例1、2 比較のため、支持体上に形成した蛍光体層上に樹脂溶液
を塗布しない以外は実施例1と同様にして比較例1の増
感紙{増感紙(R1)}を作成した。
【0026】更に、Gd22 S:Tb蛍光体100重
量部に対し、硝化綿(結合剤)15重量部と有機溶剤と
を混合してなる蛍光体塗布液を用いる以外は比較例1の
増感紙(R1)と同様にして比較例2の増感紙{増感紙
(R2)}を作成した。
【0027】このようにして作製された各増感紙の保護
層の厚み、耐表面汚染性、及び鮮鋭度の評価結果を各増
感紙の樹脂層の厚さ及び蛍光体層中の蛍光体/結合剤樹
脂の重量比と共に表1に示す。
【0028】なお、保護層の厚み及び樹脂層の厚みは走
査型電子顕微鏡にて増感紙断面を観察することにより求
めた。耐表面汚染性は、保護層表面に付着させたロウ鉛
筆(三菱鉛筆製「ダーマトグラフ」紺色)による汚れを
エチルアルコールを浸したガーゼで拭き取った時の拭き
取り易さで評価した。更に、鮮鋭度については空間周波
数2.0本/mmにおけるMTFを測定し、その相対値
で表した。
【0029】
【表1】
【0030】表1からわかるように、比較例1の増感紙
(R1)は保護層塗布液の浸透により乾燥後、保護層が
ほとんど形成されていないため耐汚染性が悪かったのに
対し、蛍光体層と保護層との間に樹脂層を設けた実施例
1の増感紙(1)は、保護層塗布液の蛍光体層への浸透
が無かったため十分な厚みの保護層が形成されており、
耐汚染性が優れていた。
【0031】更に、樹脂層に撥水剤としてアルキルアル
コキシシランを混合した実施例2の増感紙(2)は、結
合剤/蛍光体の重量比を3/100まで低下したにもか
かわらず保護層塗布液の蛍光体層への浸透が無かったた
め十分な厚みの保護層が形成されており鮮鋭度が大幅に
向上した。
【0032】一方比較例2の増感紙(R2)は蛍光体層
中の結合剤樹脂量が多いため蛍光体層の空隙が樹脂によ
って充填され、保護層塗布液が浸透せず、均質な保護層
が形成されたが、蛍光体層中の結合剤樹脂分量が多かっ
たため、相対鮮鋭度が実施例1の増感紙(1)に比べ著
しく劣っていた。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の増感紙は
溶液塗布により形成された保護層を有する従来の増感紙
と比較して、蛍光体層中における結合剤樹脂の含有比率
を小さくしても均一な保護層の形成が可能なため、増感
紙の鮮鋭度と耐久性をより高めることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 勉 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オ プトニクス株式会社 小田原工場内 (72)発明者 小池 信明 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オ プトニクス株式会社 小田原工場内 (56)参考文献 特開 平4−158300(JP,A) 特開 平7−333398(JP,A) 特開 平6−347598(JP,A) 特開 平2−143200(JP,A) 特開 平2−116799(JP,A) 特開 昭63−278000(JP,A) 特開 昭59−224600(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21K 4/00 G03C 5/17

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、該支持体上に形成された蛍光
    体層と、該蛍光体層上に樹脂溶液を塗布することによっ
    て形成された樹脂層と、該樹脂層上に保護層形成用樹脂
    を含む溶液を塗布することによって形成された保護層と
    を有することを特徴とする放射線増感紙。
  2. 【請求項2】 上記樹脂層が上記保護層より厚さが薄
    く、且つ上記樹脂層の厚さが0.3μm〜2.0μmで
    あることを特徴とする請求項1記載の放射線増感紙。
  3. 【請求項3】 上記樹脂層中に撥水剤が含有されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の放射線増感紙。
  4. 【請求項4】 上記蛍光体層中の結合剤樹脂量が蛍光体
    100重量部に対して1〜10重量部であることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の放射線増感紙。
  5. 【請求項5】 予め形成された蛍光体層の上に、樹脂及
    び有機溶剤を含む樹脂溶液を塗布し、これを乾燥して樹
    脂層を形成し、次いでその上に保護層形成用樹脂を含む
    溶液を塗布し、乾燥して保護層を形成することを特徴と
    する放射線増感紙の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記樹脂溶液の塗布量及び上記保護層形
    成用樹脂を含む溶液の塗布量が、上記樹脂層が上記保護
    層より厚さが薄くなり、且つ上記樹脂層の厚さが0.3
    μm〜2.0μmとなる量であることを特徴とする請求
    項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記樹脂溶液が撥水剤を追加含有するこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記樹脂層の樹脂が、上記保護層形成用
    樹脂を含む溶液によって溶解されることのない樹脂であ
    ることを特徴とする請求項5、6又は7記載の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 上記樹脂溶液の粘度が上記保護層形成用
    樹脂を含む溶液の粘度より高いことを特徴とする請求項
    5、6又は7記載の製造方法。
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